JP7252726B2 - 駆動装置、レンズ駆動装置及び電子機器 - Google Patents

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    • H02K33/18Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system with coil systems moving upon intermittent or reversed energisation thereof by interaction with a fixed field system, e.g. permanent magnets

Description

本発明の一態様は、カメラなどの撮像装置に採用されるレンズのアクチュエータなどに関する。
従来から、カメラなどの撮像装置には、永久磁石とコイル等によってレンズなどの光学部材を駆動するアクチュエータが含まれるものがある。このようなアクチュエータは、たとえば特許文献1~特許文献3などに開示されている。
特開2011-165272号公報 特開2016-9194号公報 特開2009-124842号公報
近年の撮像素子では、受光素子が高密度化しているため、レンズなどの光学部材の精密な位置制御が可能なアクチュエータが求められる。たとえば、特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、レンズを駆動するアクチュエータとして、ステッピングモータが用いられる。しかしながら、ステッピングモータを用いて精密な位置制御を行う場合、ステップによって分解能が制限されることがある。また、ステッピングモータのステップを高分解能化すると、光学部材の移動速度が遅くなることがある。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
固定部(7)と、
前記固定部に対して移動自在であって光学部材を保持する可動部(3F)と、
前記可動部と前記固定部との間に設けられる摺動部(4F)と、
前記固定部に対して前記可動部を移動させるボイスコイルモータ(8F)と、
前記可動部は、前記固定部へ付勢される、
駆動装置である。
上記構成の駆動装置によれば、ボイスコイルモータを用いることで、可動部を高速で移動させることができるとともに、分解能の制限を受けることなく可動部を自在な位置に移動させることができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記可動部を、磁力によって前記摺動部を介して前記固定部へ付勢させる付勢部(吸引マグネット14FL,吸引マグネット14FR,42)をさらに備える。
ステッピングモータの高分解能化を目的としてギア機構が設けられる場合、ギア同士の噛み合わせによってガタが発生することがある。上記構成の駆動装置によれば、可動部を、摺動部を介して固定部へ付勢させることで、可動部を固定部に対して滑らかに移動させることができる。また、可動部と固定部とが付勢部を介して物理的に連結されることなく可動部を付勢することができるので、付勢部によって可動部の滑らかな移動が損なわれることを防ぐことができる。また、磁力を用いることで、可動部の移動範囲が広い場合においても、均等に付勢することができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記固定部は、前記可動部の移動方向(z軸)に沿って延びる柱状部(48)を含み、
前記可動部は、前記柱状部と対向する対向部を有する。
上記構成の駆動装置によれば、柱状部の延伸方向に対する可動部の向きを安定させながら可動部を移動させることができる。
前記可動部は、前記柱状部が挿通される貫通孔を有し、
前記対向部は、前記貫通孔の内面である。
上記構成の駆動装置によれば、柱状部の延伸方向と直交する方向への可動部の移動を制限することができるので、たとえば、固定部と可動部との間にボールベアリングなどが摺動部として設けられる構成において、駆動装置が落下した際の衝撃によってボールベアリングが外れてしまうことを防ぐことができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記貫通孔は、前記可動部が付勢される方向(y軸)に延びる長孔である。
たとえば、可動部が付勢される方向について可動部の移動が制限された場合、摺動部と可動部または固定部との間に隙間が生じることがある。この場合、可動部、摺動部及び固定部が互いに密着せず、可動部の移動が不安定になることがある。上記構成の駆動装置によれば、可動部が付勢される方向に貫通孔が延びることで、当該方向について可動部の移動の制限を緩和することができるので、可動部、摺動部及び固定部を互いに密着させることができる。これにより、可動部を安定的に移動させることができる。また、たとえば、長孔の短軸と柱状部の外径との差を小さくすることで、長孔の長軸を回転軸とする可動部の回転を長孔と柱状部との接触によって抑制することができる。また、駆動装置の組み立て性を向上させることができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記摺動部は、ボールベアリング(31F)である。
上記構成の駆動装置によれば、駆動時の摩擦を低減することができるので、駆動装置の消費電力を低くすることができる。また、静止摩擦と動摩擦との差を小さくすることができるので、動き始めに要する力と動いているときに要する力との差を小さくすることができる。これにより、可動部の応答性を向上させることができる。
前記固定部は、前記ボールベアリングと接触し、前記可動部の移動方向に沿って延びる板部(42)を含む。
上記構成の駆動装置によれば、ボールベアリングを板部に沿って転がす簡易な構成で、可動部を安定かつ滑らかに移動させることができる。また、落下時の衝撃によって、ボールベアリングの座面が変形することを抑制することができるとともに、当該座面の磨耗を軽減して耐久性を向上させることができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記駆動装置は、複数の前記可動部(3F,3B)を備える。
上記構成の駆動装置によれば、複数の光学部材を互いに独立に移動させることができるので、たとえば、複数のレンズ系をそれぞれ独立に駆動させることで、電子機器におけるズーム機構及びオートフォーカス機構を良好に実現することができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記付勢部は、
前記可動部及び前記固定部のいずれか一方に設けられる第1の永久磁石(14FL,14FR)と、
他方に設けられる強磁性体(42L,42R)と、を含む。
上記構成の駆動装置によれば、付勢部の配置構成を効果的に簡素化することができるとともに、可動部と固定部とが付勢部を介して物理的に連結されることなく可動部を付勢することができるので、付勢部によって可動部の滑らかな移動が損なわれることを防ぐことができる。また、磁力を用いることで、可動部の移動範囲が広い場合においても、均等に付勢することができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記固定部は、前記ボールベアリングと接触し、前記可動部の移動方向に沿って延びる前記強磁性体の板部を含み、
前記第1の永久磁石は、前記可動部に設けられ、前記板部との間で発生する引力により前記可動部を前記固定部に付勢する。
上記構成の駆動装置によれば、可動部を固定部に付勢する構成を簡易に実現することができる。
上記駆動装置において、好ましくは、
前記固定部は、
環状のヨーク(43F,45F)を含み、
前記ボイスコイルモータは、
前記可動部に設けられ、前記ヨークが挿通されたコイル(12F)と、
前記ヨークの内周面に固定された第2の永久磁石(44F)と、を含む。
上記構成の駆動装置によれば、コイルに電流を与えることで、ヨークの周方向に沿った推進力をコイルに加えることができるので、可動部を高速かつ安定的に移動させることができる。
上記いずれかの駆動装置は、スマートフォン、カメラまたはプロジェクタなどに内蔵されるレンズ駆動装置に好適に適用される。
上記構成のレンズ駆動装置によれば、ボイスコイルモータを用いることで、可動部を高速で移動させることができるとともに、分解能の制限を受けることなく可動部を自在な位置に移動させることができる。
上記いずれかの駆動装置、または上記レンズ駆動装置は、スマートフォン、カメラまたはプロジェクタなどの電子機器に好適に適用される。
上記構成の電子機器によれば、ボイスコイルモータを用いることで、可動部を高速で移動させることができるとともに、分解能の制限を受けることなく可動部を自在な位置に移動させることができる。
図1は、本実施形態のVCMユニットの正面図である。 図2は、本実施形態のVCMユニットの平面図である。 図3は、本実施形態のVCMユニットの背面図である。 図4は、本実施形態のVCMユニットをシャフトガイド側から見た側面図である。 図5は、本実施形態のVCMユニットをベース部材側から見た側面図である。 図6は、本実施形態のVCMユニットの分解図である。 図7は、本実施形態のVCMユニットの正面図である。 図8は、本実施形態のVCMユニットの断面図である。 図9は、本実施形態のVCMユニットの断面図である。 図10は、本実施形態のVCMユニットの断面図である。 図11は、本実施形態のVCMユニットの断面図である。
本発明の駆動装置は、従来構成より高速で移動させつつ分解能の制限を受けることなく滑らかに動作可能にすることなどを目的として、固定部に対して移動自在であって光学部材を保持する可動部を、ボイスコイルモータによって固定部に対して移動させ、可動部と固定部との間に設けられる摺動部を介して可動部を固定部へ付勢させる構成としている点を特徴のひとつとする。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.本実施形態
(1)電子機器の構成例
(2)VCM(Voice Coil Motor)ユニットの構成例
2.発明の特徴
3.補足事項
<1.本実施形態>
<(1)電子機器の構成例>
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のVCMユニットの正面図である。図2は、本実施形態のVCMユニットの平面図である。図3は、本実施形態のVCMユニットの背面図である。図4は、本実施形態のVCMユニットをシャフトガイド側から見た側面図である。図5は、本実施形態のVCMユニットをベース部材側から見た側面図である。図6は、本実施形態のVCMユニットの分解図である。
図1~図6に示されるように、本実施形態の電子機器は、VCMユニット1、光学系(図示しない)、撮像素子(図示しない)、および本体(図示しない)を含んで構成される。VCMユニット1は、可動部3F,3B、摺動部4F,4B、固定部7、ボイスコイルモータ8F,8B、及びFPC(Flexible Printed Circuits)49を含んで構成される。以下、可動部3F,3Bの各々を、可動部3と称することがある。摺動部4F,4Bの各々を、摺動部4と称することがある。ボイスコイルモータ8F,8Bの各々を、ボイスコイルモータ8と称することがある。VCMユニット1は、本発明でいう「駆動装置」及び「レンズ駆動装置」の一具体例である。
各図面にはx軸、y軸、及びz軸を示している。レンズの光軸に平行な軸であって、シャフトガイド47から見てベース部材41へ向いている軸を「z軸」と定義する。言い換えると、「z軸」は、可動部3の移動する方向(以下、移動方向と称することがある。)に平行な軸であって、シャフトガイド47から見てベース部材41へ向いている軸である。つまり、「z軸」と「光軸」とは平行であるため、「光軸方向」、「z軸方向」及び「移動方向」は同じ方向である。z軸に垂直な軸であって、マグネット格納部41aから見てシャフト48へ向いている軸を「y軸」と定義する。また、z軸およびy軸の両方に垂直な軸であって、FPC49から見てシャフト48へ向いている軸を「x軸」と定義する。ここでは、x軸、y軸およびz軸は、右手系の3次元の直交座標を形成する。以下、z軸の矢印方向をz軸+側、矢印とは逆方向をz軸-側と呼ぶことがあり、その他の軸についても同様である。
<電子機器>
電子機器は、たとえば、スマートフォンもしくは携帯電話といった無線端末装置、カメラといった撮像装置、またはプロジェクタなどである。光学系は、たとえばレンズを格納する複数のレンズ鏡筒によって構成され、被写体からの光線を撮像素子に結像する。撮像素子は、被写体を撮像して画像を生成する。詳細には、撮像素子は、たとえば、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサであり、基板に設けられる。基板は、本体に固定される。なお、撮像素子はCCDまたはCMOSに限定されるものではなく、光電変換素子として機能するその他のイメージセンサに置き換えられてもよい。レンズは、本発明でいう「光学部材」の一具体例である。
<(2)VCMユニットの構成例>
<固定部7>
主に図6に示されるように、固定部7は、専用固定部5F,5B、及び共用固定部6を含んで構成される。専用固定部5Fは、バックヨーク43F、鉄心45F、及び緩衝部材46Fを含んで構成される。専用固定部5Bは、バックヨーク43B、鉄心45B、及び緩衝部材46Bを含んで構成される。共用固定部6は、ベース部材41、ベアリングシート42R,42L、シャフトガイド47及びシャフト48を含んで構成される。ボイスコイルモータ8Fは、コイル12F及び駆動マグネット44Fを含んで構成される。ボイスコイルモータ8Bは、コイル12B及び駆動マグネット44Bを含んで構成される。
以下、専用固定部5F,5Bの各々を、専用固定部5と称することがある。バックヨーク43F,43Bの各々を、バックヨーク43と称することがある。鉄心45F,45Bの各々を、鉄心45と称することがある。緩衝部材46F,46Bの各々を、緩衝部材46と称することがある。ベアリングシート42R,42Lの各々を、ベアリングシート42と称することがある。コイル12F,12Bの各々を、コイル12と称することがある。駆動マグネット44F,44Bの各々を、駆動マグネット44と称することがある。バックヨーク43及び鉄心45は、本発明でいう「ヨーク」の一具体例である。
<共用固定部6>
<ベース部材41>
図7は、本実施形態のVCMユニットの正面図である。図7は、図2の正面図にかくれ線を追加した図面である。図8~図11は、本実施形態のVCMユニットの断面図である。図8には、図7の切断線VIII-VIIIにおける断面図が示される。図9には、図7の切断線IX-IXにおける断面図が示される。図10には、図7の切断線X-Xにおける断面図が示される。図11には、図7の切断線XI-XIにおける断面図が示される。
主に図6及び図8~図11に示されるように、ベース部材41は、マグネット格納部41a、シャフト支持部41b及びシート格納部41hR,41hLを含んで構成される。本実施形態では、ベース部材41は、たとえば、樹脂または金属などによって形成され、電子機器の本体に固定される。詳細には、マグネット格納部41aは、z軸に平行に延びる略矩形の断面を有する部材である。マグネット格納部41aのy軸+側の面には、y軸+側に開いたコの字状の溝41gがz軸に平行に形成される。溝41gの底面には、y軸+側に向かって突出する凸部41d,41eが設けられる。凸部41eは、溝41gの底面の略中央に位置する。凸部41dは、凸部41eからz軸+側へ所定の間隔を空けた位置に位置する。凸部41dと凸部41eとの間には、専用固定部5Fを格納することが可能である。凸部41eとベース部材41のz軸-側の端部との間には、専用固定部5Bを格納することが可能である。
シート格納部41hR,41hLは、z軸に平行に延びる略矩形の断面を有する部材であり、マグネット格納部41aのy軸+側において溝41gを挟んで互いに対向するように設けられる。シート格納部41hR,41hLのy軸+側の面には、z軸に平行に延びる凹部41fR,41fLがそれぞれ設けられる。凹部41fR,41fLには、それぞれベアリングシート42R,42Lを格納することが可能である。
シャフト支持部41bは、凸部41dに対するz軸+側に設けられ、z軸に平行な貫通孔41cを有する。貫通孔41cは、シート格納部41hR,41hLよりy軸+側に位置し、シャフト48を挿通することが可能である。
<シャフトガイド47>
本実施形態では、シャフトガイド47は、たとえば、樹脂または金属などによって形成され、ベース部材41のz軸-側の端部に固定される。シャフトガイド47は、z軸に平行な貫通孔47cを有する。貫通孔47cは、シート格納部41hR,41hLよりy軸+側の位置であってベース部材41の貫通孔41cと対向する位置に設けられ、シャフト48を挿通することが可能である。
<シャフト48>
シャフト48は、可動部3の移動方向に沿って延びる柱状の部材である。本実施形態では、シャフト48は、たとえば、樹脂または金属などによって形成され、z軸に平行に延びる円柱形状の部材である。シャフト48は、両端がそれぞれ貫通孔41c及び貫通孔47cに挿通されて固定されることで、凸部41d及びシャフトガイド47によってz軸に平行に支持される。つまり、シャフト48は、シート格納部41hR,41hLに対するy軸+側に位置し、z軸に平行である。シャフト48は、本発明でいう「柱状部」の一具体例である。
<ベアリングシート42>
ベアリングシート42は、可動部3の移動方向に沿って延びる板状の部材である。本実施形態では、ベアリングシート42は、たとえば、鉄などの強磁性体の金属であり、z軸に平行に延びる略矩形の断面を有する板状の部材である。ベアリングシート42Rは、長手方向がz軸方向と平行になるようにシート格納部41hRの凹部41fRに固定される。ベアリングシート42Lは、長手方向がz軸方向と平行になるようにシート格納部41hLの凹部41fLに固定される。本実施形態では、ベアリングシート42R,42Lは、接着することでそれぞれ凹部41fR,41fLと密着する。なお、ベアリングシート42R,42Lは、それぞれ凹部41fR,41fLにインサート成型されてもよい。また、ベアリングシート42を柔らかい材料により形成することで、グリスなどの潤滑剤を用いた共振対策などと同様の効果を実現することができる。ベアリングシート42は、本発明でいう「板部」、「付勢部」及び「強磁性体」の一具体例である。
<専用固定部5>
専用固定部5Fは専用固定部5Bと同じ部品であるため、ここでは、専用固定部5Fについて代表的に説明し、専用固定部5Bについての説明を省略する。
<専用固定部5F>
<バックヨーク43F>
本実施形態では、バックヨーク43Fは、たとえば、鉄などの強磁性体の金属であり、主板部43Fa、側板部43Fb及び側板部43Fdを含んで構成される。主板部43Faは、略矩形の断面を有する板状の部材であり、y軸+側に向いた第1面と、y軸-側に向いた第2面と、を有する。側板部43Fbは、主板部43Faのz軸+側に設けられ、y軸+側に延びる板状の部材である。側板部43Fbのy軸+側の端部には、y軸+側に開いたコの字状の溝43Fcがz軸に平行に形成される。側板部43Fdは、主板部43Faのz軸-側に設けられ、y軸+側に延びる板状の部材である。側板部43Fdのy軸+側の端部には、y軸+側に開いたコの字状の溝43Feがz軸に平行に形成される。
<鉄心45F>
本実施形態では、鉄心45Fは、鉄によって形成された部材であり、主板部45Fa及び嵌め合い部45Fb、45Fcを含んで構成される。主板部45Faは、略矩形の断面を有し、z軸に平行に延びる板状の部材である。嵌め合い部45Fbは、主板部45Faのz軸+側の端部からz軸+側に延びる板状の部材であり、バックヨーク43Fの側板部43Fbにおける溝43Fcと嵌め合わすことが可能である。嵌め合い部45Fcは、主板部45Faのz軸-側の端部からz軸-側に延びる板状の部材であり、バックヨーク43Fの側板部43Fdにおける溝43Feと嵌め合わすことが可能である。なお、鉄心45Fは必ずしも純粋な鉄で形成されなくてもよく、合金で形成されてもよいし、鉄以外の磁性体で形成されてもよい。
<駆動マグネット44F>
本実施形態では、駆動マグネット44Fは、たとえば、y軸方向に着磁された板状の永久磁石であり、y軸+側に向いた第1面と、y軸-側に向いた第2面と、を有する。第1面及び第2面は、それぞれN磁極及びS磁極に磁化される。なお、第1面及び第2面は、それぞれS磁極及びN磁極に磁化されてもよい。駆動マグネット44は、本発明でいう「第2の永久磁石」の一具体例である。
<緩衝部材46F>
本実施形態では、緩衝部材46Fは、たとえば、略矩形の断面を有する板状の弾性体であり、x軸方向に延びる長孔46Faが略中央に形成される。本実施形態では、緩衝部材46Fは、たとえばゴムシートによって形成される。なお、緩衝部材46Fは、ゲルなどの弾性体や、エラストマー(ゴム状の弾性体)などで形成されてもよい。長孔46Faは、鉄心45Fの主板部45Faを挿通することが可能である。
<可動部3>
主に図6に示されるように、可動部3Fは、駆動枠11F、検出マグネット13F、及び吸引マグネット14FR,14FLを含んで構成される。可動部3Bは、駆動枠11B、検出マグネット13B、及び吸引マグネット14BR,14BLを含んで構成される。
以下、駆動枠11F,11Bの各々を、駆動枠11と称することがある。検出マグネット13F,13Bの各々を、検出マグネット13と称することがある。吸引マグネット14FR,14FL,14BR,14BLの各々を、吸引マグネット14と称することがある。
可動部3は、固定部7に対して移動自在であってレンズ鏡筒を保持する。詳細には、駆動枠11F,11Bは、固定部7に対してz軸に平行に移動することが可能であり、互いに対向するように設けられる。
<駆動枠11>
駆動枠11Fは駆動枠11Bと同じ部品であるため、ここでは、駆動枠11Fについて代表的に説明し、駆動枠11Bについての説明を省略する。
<駆動枠11F>
主に図6~図11に示されるように、駆動枠11Fは、枠板部11Fa、外側支持部11Fb,11Fc、中央側支持部11Fd,11Fe、突出部11Ff,11Fg、コイルボビン部11Fp、及び凹部11Fl,11Fmを含んで構成される。本実施形態では、駆動枠11Fは、たとえば、樹脂または金属などによって形成される。
<枠板部11Fa>
枠板部11Faは、シャフト48の中心を通る面であってyz面に平行な面である対称面(図示しない。)に対して対称な形状を有する。詳細には、枠板部11Faは、y軸方向に延びた板状の部材であり、z軸+側に向いた第1面と、z軸-側に向いた第2面と、を有する。枠板部11Faでは、レンズ収容孔11Fn及び長孔11Foが、z軸+側から第1面を見て、y軸+側からy軸-側にこの順で形成される(図10及び図11参照)。レンズ収容孔11Fnは、シャフト48に対するy軸+側に位置し、y軸方向に長い貫通孔である。レンズ収容孔11Fnは、レンズ鏡筒を収容することが可能である。長孔11Foは、可動部3Fが付勢される方向すなわちy軸方向に延び、シャフト48を挿通することが可能な貫通孔である。長孔11Foでは、x軸方向の径がシャフト48の直径より所定の公差だけ大きく、y軸方向の径がx軸方向の径より大きい。つまり、長孔11Foにシャフト48を挿通した状態においてy軸方向に隙間が生ずるため、枠板部11Faをy軸方向に当該隙間分移動させることが可能である。長孔11Foの内面は、本発明でいう「対向部」の一具体例である。
なお、本実施形態では、枠板部11Faに長孔11Foが形成される構成について説明したが、枠板部11Faに略円形の断面を有する貫通孔が形成される構成であってもよい。この場合において、貫通孔の内面は、シャフト48と対向する。また、たとえば、貫通孔の径がシャフト48の外径より若干大きいとき、貫通孔は、移動方向に直交する方向への駆動枠11Fの移動を規制しながら駆動枠11Fを移動方向へガイドするとともに、駆動枠11Fをシャフト48に沿って摺動させることができる。この場合、貫通孔及びシャフト48と後述する摺動部4Fとの一方が主に摺動し、他方が補助的に摺動するような構成となってもよい。また、たとえば、貫通孔の径がシャフト48の外径より十分に大きいとき、VCMユニット1が落下したときの衝撃を緩和する。また、枠板部11Faにおいて、貫通穴の代わりに、V字またはU字の断面を有する溝が形成される構成であってもよい。この場合、溝を形成する面は、シャフト48と対向する。また、溝を形成することで、枠板部11Faにおけるスペースを節約することができる。
<コイルボビン部11Fp>
コイルボビン部11Fpは、長孔11Foに対するy軸-側に位置する(図8及び図10参照)。コイルボビン部11Fpは、枠板部11Faの第1面からz軸+側に向かって突出し、長孔11Fqを有する筒状の部材である。長孔11Fqは、x軸方向に延び、鉄心45Fの主板部45Faを挿通することが可能な貫通孔である。
<外側支持部11Fc>
外側支持部11Fcは、枠板部11Faの第1面からz軸+側へ向かって延びる四角柱状の部材であり、コイル12F及びシャフト48に対するx軸+側に位置する。外側支持部11Fcのy軸-側の面では、y軸-側に開いた逆V字状の溝部11Fiがz軸に平行に形成される(図7、図9及び図10参照)。溝部11Fiのz軸方向の長さは、ボールベアリング31Fの直径より大きい。溝部11Fiの開口部のy軸方向の幅は、ボールベアリング31Fの直径より小さい。外側支持部11Fcは、ボールベアリング31Fのy軸+側の一部が溝部11Fiに嵌ることで、ボールベアリング31Fによって支持される。
<外側支持部11Fb>
外側支持部11Fbは、シャフト48の中心を通る面であってyz面に平行な対称面(図示しない。)に対して外側支持部11Fcと対称な部材である。具体的には、外側支持部11Fbは、枠板部11Faの第1面からz軸+側へ向かって延びる四角柱状の部材であり、コイル12F及びシャフト48に対するx軸-側に位置する。外側支持部11Fbのy軸-側の面では、y軸-側に開いた逆V字状の溝部11Fhがz軸に平行に形成される(図7及び図10参照)。溝部11Fhのz軸方向の長さは、ボールベアリング31Fの直径より大きい。溝部11Fhの開口部のy軸方向の幅は、ボールベアリング31Fの直径より小さい。外側支持部11Fbは、ボールベアリング31Fのy軸+側の一部が溝部11Fhに嵌ることで、ボールベアリング31Fによって支持される。
<中央側支持部11Fe>
中央側支持部11Feは、枠板部11Faの第2面からz軸-側へ向かって延びる四角柱状の部材である。中央側支持部11Feの断面形状は、外側支持部11Fcの断面形状と略同じである。中央側支持部11Feのy軸-側の面では、y軸-側に開いた逆V字状の溝部11Fkがz軸に平行に形成される(図7及び図9参照)。溝部11Fkのz軸方向の長さは、ボールベアリング31Fの直径より大きい。溝部11Fkの開口部のy軸方向の幅は、ボールベアリング31Fの直径より小さい。中央側支持部11Feは、ボールベアリング31Fのy軸+側の一部が溝部11Fkに嵌ることで、ボールベアリング31Fによって支持される。
<中央側支持部11Fd>
中央側支持部11Fdは、シャフト48の中心を通る面であってyz面に平行な対称面(図示しない。)に対して中央側支持部11Feと対称な部材である。具体的には、中央側支持部11Fdは、枠板部11Faの第2面からz軸-側へ向かって延びる四角柱状の部材である。中央側支持部11Fdの断面形状は、外側支持部11Fbの断面形状と略同じである。中央側支持部11Fdのy軸-側の面では、y軸-側に開いた逆V字状の溝部11Fjがz軸に平行に形成される(図7参照)。溝部11Fjのz軸方向の長さは、ボールベアリング31Fの直径より大きい。溝部11Fjの開口部のy軸方向の幅は、ボールベアリング31Fの直径より小さい。中央側支持部11Fdは、ボールベアリング31Fのy軸+側の一部が溝部11Fkに嵌ることで、ボールベアリング31Fによって支持される。
<突出部11Fg>
突出部11Fgは、外側支持部11Fcのシャフト48側において、外側支持部11Fcからy軸+側へ向かって延びる板状の部材である。突出部11Fgは、シャフト48に対するx軸+側に位置する(図10参照)。
<突出部11Ff>
突出部11Ffは、シャフト48の中心を通る面であってyz面に平行な対称面(図示しない。)に対して突出部11Fgと対称な部材である(図10参照)。具体的には、突出部11Ffは、外側支持部11Fbのシャフト48側において、外側支持部11Fbからy軸+側へ向かって延びる板状の部材である。突出部11Ffは、シャフト48に対するx軸-側に位置する。
<凹部11Fm>
凹部11Fmは、駆動枠11Fのy軸-側に設けられ、吸引マグネット14FLのy軸+側の一部を収容可能な穴である(図7、図9及び図11参照)。詳細には、凹部11Fmは、溝部11Fiと溝部11Fkとの間に設けられ、y軸+側に窪んだ略矩形状の穴である。
<凹部11Fl>
凹部11Flは、駆動枠11Fのy軸-側に設けられ、吸引マグネット14FRのy軸+側の一部を収容可能な穴である(図7及び図11参照)。詳細には、凹部11Flは、溝部11Fhと溝部11Fjとの間に設けられ、y軸+側に窪んだ略矩形状の穴である。凹部11Flの位置と凹部11Fmの位置とは、シャフト48の中心を通る面であってyz面に平行な対称面(図示しない。)について対称である。
<コイル12F>
本実施形態では、コイル12Fは、駆動枠11Fにおけるコイルボビン部11Fpを挿通可能な空芯部を有し、単一の線材が所定の巻回方向に巻回されて形成される(図8及び図10参照)。コイル12Fの外側の断面は、略矩形である。コイル12Fの線材にはたとえば自己融着線材が用いられており、製造時に加熱することで線材同士が接着され、コイル12Fの形状が保たれている。
<コイル12B>
本実施形態では、コイル12Bは、駆動枠11Bにおけるコイルボビン部11Bpを挿通可能な空芯部を有し、単一の線材が所定の巻回方向に巻回されて形成される(図8参照)。コイル12Bの外側の断面は、略矩形である。コイル12Bの線材にはたとえば自己融着線材が用いられており、製造時に加熱することで線材同士が接着され、コイル12Bの形状が保たれている。
<検出マグネット13F>
本実施形態では、検出マグネット13Fは、x軸方向に着磁された板状の永久磁石であり、x軸-側に向いた第1面と、x軸+側に向いた第2面と、を有する。第1面及び第2面は、それぞれN磁極及びS磁極に磁化される。なお、第1面及び第2面は、それぞれS磁極及びN磁極に磁化されてもよい。検出マグネット13Fは、駆動枠11Fにおける外側支持部11Fbのy軸+側の面に取り付けられる。この際、検出マグネット13Fの第2面が突出部11Ffのx軸-側の面と密着し、検出マグネット13Fのz軸-側の面が枠板部11Faの第1面と密着する。
<検出マグネット13B>
本実施形態では、検出マグネット13Bは、x軸方向に着磁された板状の永久磁石であり、x軸-側に向いた第1面と、x軸+側に向いた第2面と、を有する。第1面及び第2面は、それぞれN磁極及びS磁極に磁化される。なお、第1面及び第2面は、それぞれS磁極及びN磁極に磁化されてもよい。検出マグネット13Bは、駆動枠11Bにおける外側支持部11Bcのy軸+側の面に取り付けられる。この際、検出マグネット13Bの第2面が突出部11Bgのx軸-側の面と密着し、検出マグネット13Bのz軸+側の面が枠板部11Baの第1面と密着する。
<吸引マグネット14>
吸引マグネット14FLは吸引マグネット14FR,14BL,14BRと同じ部品であるため、ここでは、吸引マグネット14FLについて代表的に説明し、吸引マグネット14FR,14BL,14BRについての説明を省略する。本実施形態では、吸引マグネット14FLは、y軸方向に着磁された板状の永久磁石であり、y軸+側に向いた第1面と、y軸-側に向いた第2面と、を有する。第1面及び第2面は、それぞれN磁極及びS磁極に磁化される。なお、第1面及び第2面は、それぞれS磁極及びN磁極に磁化されてもよい。吸引マグネット14は、本発明でいう「付勢部」及び「第1の永久磁石」の一具体例である。
<摺動部4>
摺動部4Fは、4つのボールベアリング31Fを含んで構成される。摺動部4Bは、4つのボールベアリング31Bを含んで構成される。以下、ボールベアリング31F,31Bの各々を、ベアリング31と称することがある。摺動部4Fは摺動部4Bと同じ部品であるため、ここでは、摺動部4Fについて代表的に説明し、摺動部4Bについての説明を省略する。
<摺動部4F>
摺動部4Fは、可動部3Fを固定部7に対して摺動させる。本実施形態では、ボールベアリング31Fは、たとえば、表面に潤滑剤が塗布された球形の金属である。4つのボールベアリング31Fが、それぞれ、ベアリングシート42Rと溝部11Fhとの間、ベアリングシート42Rと溝部11Fjとの間、ベアリングシート42Lと溝部11Fiとの間、及びベアリングシート42Lと溝部11Fkとの間において転がることで、可動部3Fを支持しながら固定部7に対して滑らかに移動させる。なお、ボールベアリング31Fの表面には、潤滑剤が塗布されなくてもよい。また、たとえば、ボールベアリング31F、ベアリングシート42及びシャフト48に対して潤滑塗装、めっきまたはコーティング膜などの表面処理を行い、これらの表面に固体潤滑膜を形成してもよい。ボールベアリング31Fは、セラミックまたは樹脂によって形成されてもよい。
<FPC49>
主に図3~図6に示されるように、FPC49は、2つのホールセンサ50F、及び2つのホールセンサ50Bを含んで構成される。FPC49は、駆動枠11のx軸-側に設けられ、2つのホールセンサ50F及び2つのホールセンサ50Bを含む電子部品が搭載されたフレキシブル基板である。詳細には、FPC49は、シート格納部41hRのx軸-側の面に取り付けられる。2つのホールセンサ50Fは、検出マグネット13Fの第1面と対向するように設けられる。各ホールセンサ50Fは、磁束密度を検出し、検出結果を示す信号をFPC49へ出力する。駆動枠11Fのz軸方向への移動によって検出マグネット13Fが位置を変えると、ホールセンサ50Fにおける磁束密度が変化するため、ホールセンサ50Fが出力する信号に基づき、駆動枠11Fのz軸方向における位置を検出することが可能となる。
2つのホールセンサ50Bは、検出マグネット13Bの第1面と対向するように設けられる。ホールセンサ50Bは、磁束密度を検出し、検出結果を示す信号をFPC49へ出力する。駆動枠11Bのz軸方向への移動によって検出マグネット13Bが位置を変えると、ホールセンサ50Bにおける磁束密度が変化するため、ホールセンサ50Bが出力する信号に基づき、駆動枠11Bのz軸方向における位置を検出することが可能となる。なお、本実施形態では、2つのホールセンサ50Bを設ける構成について説明したが、1つのホールセンサ50Bを設ける構成であってもよい。また、2つのホールセンサ50Bが1つのパッケージに含まれる構成であってもよい。
FPC49では、2つのホールセンサ50F及び2つのホールセンサ50Bにより取得された電気信号が、FPC49に搭載された電子部品により所定の電気処理または信号処理が施されることで、駆動枠11F,11Bの位置を示すポジション情報が生成される。
<VCMユニット1の全体構成>
主に図6、図8及び図10に示されるように、コイル12Fは、駆動枠11Fに固定される。詳細には、コイル12Fは、たとえば、巻回方向が所定の方向になるように、空芯部がコイルボビン部11Fpにz軸+側から差し込まれ、枠板部11Faの第1面に接着される。同様に、コイル12Bは、駆動枠11Bに固定される。詳細には、コイル12Bは、たとえば、巻回方向が所定の方向になるように、空芯部がコイルボビン部11Bpにz軸-側から差し込まれ、枠板部11Baの第1面に接着される。
主に図6、図7、図9及び図11に示されるように、吸引マグネット14FR,14FLは、y軸+側の一部がそれぞれ凹部11Fl,11Fmに収容されることで、駆動枠11Fに固定される。同様に、吸引マグネット14BR,14BLは、y軸+側の一部がそれぞれ凹部11Bm,11Blに収容されることで、駆動枠11Bに固定される。
主に図6、図8及び図10に示されるように、鉄心45Fは、緩衝部材46Fの長孔46Fa及びコイルボビン部11Fpの長孔11Fqに挿通される。すなわち、コイル12Fには、鉄心45Fが挿通される。この際、緩衝部材46Fは、コイルボビン部11Fpに対するz軸+側に位置する。鉄心45Fの嵌め合い部45Fb,45Fcは、それぞれ溝43Fc,43Feに嵌め合わされた後、溶接される。この状態で、主板部43Fa、側板部43Fb、鉄心45F及び側板部43Fdによって磁気閉回路となる環状のヨークが形成される。駆動マグネット44Fは、この環状のヨークの内周面に固定される。詳細には、駆動マグネット44Fは、第2面とバックヨーク43Fの主板部43Faの第1面とが密着するようにバックヨーク43Fに固定される。また、駆動枠11Fは、鉄心45F及び長孔11Fqによってx軸方向の移動及びy軸方向の移動が制限されつつ、z軸方向に移動可能となる。
同様に、鉄心45Bは、緩衝部材46Bの長孔46Ba及びコイルボビン部11Bpの長孔11Bqに挿通される。すなわち、コイル12Bには、鉄心45Bが挿通される。この際、緩衝部材46Bは、コイルボビン部11Bpに対するz軸-側に位置する。鉄心45Bの嵌め合い部45Bb,45Bcは、それぞれ溝43Bc,43Beに嵌め合わされた後、溶接される。この状態で、主板部43Ba、側板部43Bb、鉄心45B及び側板部43Bdによって磁気閉回路となる環状のヨークが形成される。駆動マグネット44Bは、この環状のヨークの内周面に固定される。詳細には、駆動マグネット44Bは、第2面とバックヨーク43Bの主板部43Baの第1面とが密着するようにバックヨーク43Bに固定される。また、駆動枠11Bは、鉄心45B及び長孔11Bqによってx軸方向の移動及びy軸方向の移動が制限されつつ、z軸方向に移動可能となる。
主に図1、図6、図9及び図10に示されるように、シャフトガイド47は、貫通孔41cと貫通孔47cとが対向する状態でベース部材41のz軸-側の端部に固定される。専用固定部5Fは、共用固定部6に固定される。詳細には、専用固定部5Fの主板部43Faの第2面は、枠板部11Faの第2面とシャフトガイド47のz軸+側の面とが対向している状態で、ベース部材41の凸部41dと凸部41eとの間における溝41gの底面に接着される。この際、4つのボールベアリング31Fは、ベアリングシート42Rと溝部11Fhとの間、ベアリングシート42Rと溝部11Fjとの間、ベアリングシート42Lと溝部11Fiとの間、及びベアリングシート42Lと溝部11Fkとの間にそれぞれ設けられている。この状態において、吸引マグネット14FLとベアリングシート42Lとの間の磁気的な吸引力、及び吸引マグネット14FRとベアリングシート42Rとの間の磁気的な吸引力によって、駆動枠11Fは、y軸-側に付勢される。これにより、駆動枠11Fは、4つのボールベアリング31Fによって安定的に支持されるとともに、z軸方向に滑らかに運動することが可能となる。
同様に、専用固定部5Bは、共用固定部6に固定される。詳細には、専用固定部5Bの主板部43Baの第2面は、枠板部11Baの第2面とシャフト支持部41bのz軸-側の面とが対向している状態で、ベース部材41の凸部41eとシャフトガイド47との間における溝41gの底面に接着される。この際、4つのボールベアリング31Bは、ベアリングシート42Lと溝部11Bhとの間、ベアリングシート42Lと溝部11Bjとの間、ベアリングシート42Rと溝部11Biとの間、及びベアリングシート42Rと溝部11Bkとの間にそれぞれ設けられている。この状態において、吸引マグネット14BLとベアリングシート42Lとの間の磁気的な吸引力、及び吸引マグネット14BRとベアリングシート42Rとの間の磁気的な吸引力によって、駆動枠11Bは、y軸-側に付勢される。これにより、駆動枠11Bは、4つのボールベアリング31Bによって安定的に支持されるとともに、z軸方向に滑らかに運動することが可能となる。
シャフト48は、貫通孔41c、長孔11Fo、長孔11Bo及び貫通孔47cに挿通された状態で、シャフト支持部41b及びシャフトガイド47に固定される。これにより、駆動枠11F,11Bのzx面内の回転を抑制することができる。
主に図1及び図6に示されるように、コイル12Fに電流を与えることで、コイル12Fに円環電流が発生する。コイル12Fの円環電流が駆動マグネット44Fによる磁束密度に基づきローレンツ力を受けるため、コイル12Fは、z軸に平行な推力を受ける。当該推力の向きは、円環電流の方向によって切り替えることが可能である。つまり、コイル12Fの円環電流の向き及び大きさを調整することで、駆動枠11Fのz軸方向の運動を制御することができる。ポジション情報に基づき駆動枠11Fのz軸方向の位置を取得することができるので、駆動枠11Fのz軸方向の位置を自在に制御することができる。
同様に、コイル12Bに電流を与えることで、コイル12Bに円環電流が発生する。コイル12Bの円環電流が駆動マグネット44Bによる磁束密度に基づきローレンツ力を受けるため、コイル12Bは、z軸に平行な推力を受ける。当該推力の向きは、円環電流の方向によって切り替えることが可能である。つまり、コイル12Bの円環電流の向き及び大きさを調整することで、駆動枠11Bのz軸方向の運動を制御することができる。ポジション情報に基づき駆動枠11Bのz軸方向の位置を取得することができるので、駆動枠11Bのz軸方向の位置を自在に制御することができる。なお、コイル12への給電には、ブラシ、バネ接点(通電バネ)及び可撓性を有するフレキシブルプリント基板などが用いられる。
上記構成のVCMユニットによれば、ボイスコイルモータ8を用いることで、可動部3を高速で移動させることができるとともに、分解能の制限を受けることなく可動部3を自在な位置に移動させることができる。
<2.本発明の特徴>
ステッピングモータの高分解能化を目的としてギア機構が設けられる場合、ギア同士の噛み合わせによってガタが発生することがある。上記構成のVCMユニットでは、吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rは、磁力によって駆動枠11Fを、ボールベアリング31Fを介してベアリングシート42L,42Rへ付勢させるため、可動部3を固定部7に対して滑らかに移動させることができる。また、駆動枠11Fと固定部7とが吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rを介して物理的に連結されることなく駆動枠11Fを付勢することができるので、吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rによって駆動枠11Fの滑らかな移動が損なわれることを防ぐことができる。また、磁力を用いることで、駆動枠11Fの移動範囲が広い場合においても、均等に付勢することができる。
上記構成のVCMユニットでは、長孔11Foの内面が、駆動枠11Fの移動方向に沿って延びるシャフト48と対向するため、シャフト48の延伸方向に対する駆動枠11Fの向きを安定させながら駆動枠11Fを移動させることができる。
上記構成のVCMユニットでは、駆動枠11Fの移動方向に沿って延びるシャフト48が、駆動枠11Fの長孔11Foに挿通され、長孔11Foの内面とシャフト48とが対向するため、シャフト48の延伸方向と直交する方向への駆動枠11Fの移動をより制限することができる。これにより、たとえば、固定部7と駆動枠11Fとの間にボールベアリング31が設けられる構成において、VCMユニット1が落下した際の衝撃によってボールベアリング31が外れてしまうことを防ぐことができる。
たとえば、駆動枠11Fが付勢される方向について駆動枠11Fの移動が制限された場合、ボールベアリング31Fと駆動枠11Fまたはベアリングシート42との間に隙間が生じることがある。この場合、駆動枠11F、ボールベアリング31F及びベアリングシート42が互いに密着せず、駆動枠11Fの移動が不安定になることがある。上記構成のVCMユニットでは、長孔11Foが、駆動枠11Fが付勢される方向に延びるため、当該方向について駆動枠11Fの移動の制限を緩和することができる。これにより、駆動枠11F、ボールベアリング31F及びベアリングシート42を互いに密着させることができるので、駆動枠11Fを安定的に移動させることができる。また、たとえば、長孔11Foの短軸とシャフト48の外径との差を小さくすることで、長孔11Foの長軸を回転軸とする駆動枠11Fの回転を長孔11Foとシャフト48との接触によって抑制することができる。また、VCMユニット1の組み立て性を向上させることができる。
上記構成のVCMユニットでは、摺動部がボールベアリング31Fであるため、駆動時の摩擦を低減することができるので、VCMユニット1の消費電力を低くすることができる。また、静止摩擦と動摩擦との差を小さくすることができるので、動き始めに要する力と動いているときに要する力との差を小さくすることができる。これにより、駆動枠11Fの応答性を向上させることができる。
上記構成のVCMユニットでは、ベアリングシート42が、ボールベアリング31Fと接触し、駆動枠11Fの移動方向に沿って延びるため、ボールベアリング31Fをベアリングシート42に沿って転がす簡易な構成で、駆動枠11Fを安定かつ滑らかに移動させることができる。また、落下時の衝撃によって、ボールベアリング31Fの座面が変形することを抑制することができるとともに、当該座面の磨耗を軽減して耐久性を向上させることができる。また、ベアリングシート42ごとに2つのボールベアリング31Fを転がすことで、2つのボールベアリング31Fを同一平面で支持することができる。
上記構成のVCMユニットが、駆動枠11F,11Bを備えるため、2つのレンズ鏡筒を互いに独立に移動させることができるので、電子機器におけるズーム機構及びオートフォーカス機構を良好に実現するこができる。
上記構成のVCMユニットでは、吸引マグネット14FL,FRが駆動枠11Fに設けられ、ベアリングシート42L,42Rが固定部7に設けられるため、吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rの配置構成を効果的に簡素化することができる。また、駆動枠11Fと固定部7とが吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rを介して物理的に連結されることなく駆動枠11Fを付勢することができるので、吸引マグネット14FL,FR及びベアリングシート42L,42Rによって駆動枠11Fの滑らかな移動が損なわれることを防ぐことができる。また、磁力を用いることで、駆動枠11Fの移動範囲が広い場合においても、均等に付勢することができる。
上記構成のVCMユニットでは、ベアリングシート42L,42Rが、ボールベアリング31Fと接触し、駆動枠11Fの移動方向に沿って延び、吸引マグネット14FL,FRが、駆動枠11Fに設けられ、それぞれベアリングシート42L,42Rとの間で発生する引力により駆動枠11Fを固定部7に付勢する。これにより、駆動枠11Fを固定部7に付勢する構成を、簡易に実現することができる。
上記構成のVCMユニットでは、バックヨーク43及び鉄心45が環状のヨークを形成し、コイル12Fが、環状のヨークに挿通されて駆動枠11Fに設けられ、駆動マグネット44Fが、環状のヨークの内周面すなわち主板部43Faの第1面に固定される。これにより、コイル12Fに電流を与えることで、環状のヨークの周方向に沿った推進力をコイル12Fに加えることができるので、駆動枠11Fを高速かつ安定的に移動させることができる。
<3.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本実施形態の駆動装置では、レンズが「光学部材」の一具体例である構成について説明したが、ミラーなどが「光学部材」の一具体例となる構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置が、2つの可動部3を備える構成について説明したが、駆動装置は、1つまたは3つ以上の可動部3を備える構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置では、可動部3F,3Bのそれぞれに対応する専用固定部5F,5Bが設けられる構成について説明したが、可動部3F,3Bが1つの専用固定部5を共用する構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置では、可動部3F,3Bが共用固定部6を共用する構成について説明したが、可動部3F,3Bのそれぞれに対応する共用固定部6が設けられる構成であってもよい。具体的には、駆動装置では、たとえば、ベアリングシート42L,42Rの組(以下、シート組と称することがある。)が、可動部3F,3Bのそれぞれに対応して2つ設けられてもよい。しかしながら、可動部3F,3Bが1つのシート組を共用すると、ボールベアリング31F,31Bを同一面上で転がすことができるので、2つのレンズ鏡筒のチルト管理を容易に行うことができる。このため、可動部3F,3Bが1つのシート組を共用する構成が好ましい。また、駆動装置では、たとえば、シャフト48が、可動部3F,3Bのそれぞれに対応して2つ設けられてもよい。しかしながら、可動部3F,3Bが1つのシャフト48を共用すると、駆動枠11F,11Bを同一軸に沿って移動させることができるので、2つのレンズ鏡筒の光軸管理を容易に行うことができる。このため、可動部3F,3Bが1つのシャフト48を共用する構成が好ましい。
また、本実施形態の駆動装置では、ボールベアリング31が「摺動部」の一具体例である構成について説明したが、軸付きローラなどが「摺動部」の一具体例となる構成であってもよい。具体的には、たとえば、x軸に平行な回転軸を有する複数の軸付きローラをシート格納部41hL,41hRに設けることで、ローラの回転による駆動枠11Fの滑らかな移動を実現することができる。
また、本実施形態の駆動装置では、コイル12が可動部3に設けられ、駆動マグネット44が固定部7に設けられるムービングコイル型の駆動装置の構成について説明したが、コイル12が固定部7に設けられ、駆動マグネット44が可動部3に設けられるムービングマグネット型の駆動装置の構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置では、磁力によって可動部3を、摺動部4を介して固定部7へ付勢させる構成について説明したが、ばねなどの復元力によって可動部3を、摺動部4を介して固定部7へ付勢させる構成であってもよい。この場合、たとえば、貫通孔41c,47cをy軸方向に延びる長孔とし、シャフト48とベース部材41との間にコイルばねが設けられる。これにより、駆動枠11Fの長孔11Foがシャフト48によってy軸-側へ付勢されるので、駆動枠11Fを、ボールベアリング31Fを介して固定部7へ付勢させることができる。
また、本実施形態の駆動装置では、付勢部として機能する吸引マグネット14及びベアリングシート42がそれぞれ可動部3及び固定部7に設けられる構成について説明したが、付勢部として機能する永久磁石及び強磁性体がそれぞれ固定部7及び可動部3に設けられる構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置では、付勢部として磁力を用いて可動部3を固定部7に付勢する構成について説明したが、ばねなどの弾性体を用いて可動部3を固定部7に付勢する構成であってもよい。
また、本実施形態の駆動装置では、可動部3Fとシャフト支持部41bとの間において可動部3F及び可動部3Bをz軸-側へ付勢する第1の弾性体、または可動部3Bとシャフトガイド47との間において可動部3F及び可動部3Bをz軸+側へ付勢する第2の弾性体が設けられてもよい。第1の弾性体及び第2の弾性体は、たとえばコイルばねであり、その中心にシャフト48が挿通される。これにより、たとえば、コイル12への通電が行われない状態において、コイル12Fまたは12Bをシャフト支持部41bまたはシャフトガイド47に当接させることができる。これにより、駆動装置に加わる外力によって駆動枠11F,11Bがみだりに移動して駆動枠11同士が衝突することを防ぐことができる。
また、本実施形態の駆動装置では、第1の弾性体及び第2の弾性体の両方が設けられてもよい。これにより、たとえば、コイル12への通電が行われない状態において、互いに当接した状態の駆動枠11F,11Bをシャフト48の略中央に位置させることができる。これにより、駆動装置に加わる外力によって駆動枠11F,11Bがみだりに移動して駆動枠11同士が衝突することを防ぐことができる。
また、本実施形態の駆動装置では、可動部3Fと可動部3Bとの間において、可動部3F及び可動部3Bを光軸方向に沿って互いに反対向きに付勢する第3の弾性体が設けられてもよい。第3の弾性体は、たとえばコイルばねであり、その中心にシャフト48が挿通される。これにより、たとえば、コイル12への通電が行われない状態において、コイル12F,12Bをそれぞれ緩衝部材46F,46Bに当接させることができるので、駆動装置に加わる外力によって駆動枠11F,11Bがみだりに移動して駆動枠11同士が衝突することを防ぐことができる。
本発明は、デジタルカメラ、スマートフォンまたはプロジェクタにおけるレンズなどの光学部材の駆動用の駆動装置として好適に利用される。
1…VCMユニット
3F,3B…可動部
4F,4B…摺動部
5F,5B…専用固定部
6…共用固定部
7…固定部
8F,8B…ボイスコイルモータ
11F,11B…駆動枠
11Fa,11Ba…枠板部
11Fb~11Fc,11Bb~11Bc…外側支持部
11Fd~11Fe,11Bd~11Be…中央側支持部
11Ff~11Fg,11Bf~11Bg…突出部
11Fh~11Fk,11Bh~11Bk…溝部
11Fl~11Fm,11Bl~11Bm…凹部
11Fn,11Bn…レンズ収容孔
11Fo,11Bo…長孔
11Fp,11Bp…コイルボビン部
11Fq,11Bq…長孔
12F,12B…コイル
13F,13B…検出マグネット
14FR,14FL,14BR,14BL…吸引マグネット
31F,31B…ボールベアリング
41…ベース部材
41a…マグネット格納部
41b…シャフト支持部
41c…貫通孔
41d~41e…凸部
41fR,41fL…凹部
41g…溝
41hR,41hL…シート格納部
42R,42L…ベアリングシート
43F,43B…バックヨーク
43Fa,43Ba…主板部
43Fb,43Fd,43Bb,43Bd…側板部
43Fc,43Fe,43Bc,43Be…溝
44F,44B…駆動マグネット
45F,45B…鉄心
45Fa,45Ba…主板部
45Fb~45Fc,45Bb~45Bc…嵌め合い部
46F,46B…緩衝部材
46Fa,46Ba…長孔
47…シャフトガイド
47c…貫通孔
48…シャフト
49…FPC
50F,50B…ホールセンサ

Claims (9)

  1. 固定部と、
    前記固定部に対して移動自在であって光学部材を保持する複数の可動部と、
    前記可動部と前記固定部との間に設けられるボールベアリングと、
    前記固定部に対して前記可動部を移動させるボイスコイルモータと、を備え、
    前記可動部は、前記固定部に付勢され、
    前記固定部は、前記可動部の移動方向に沿って延びる柱状部、及び前記ボールベアリングと接触し、前記可動部の移動方向に沿って延びる板部を含み、
    前記可動部は、前記柱状部と対向する対向部を有し、
    前記柱状部及び前記板部は、それぞれ複数の前記可動部に跨るよう配置される、
    駆動装置。
  2. 前記可動部を、磁力によって前記ボールベアリングを介して前記固定部へ付勢させる付勢部をさらに備える、
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記可動部は、前記柱状部が挿通される貫通孔を有し、
    前記対向部は、前記貫通孔の内面である、
    請求項に記載の駆動装置。
  4. 前記貫通孔は、前記可動部が付勢される方向に延びる長孔である、
    請求項に記載の駆動装置。
  5. 前記付勢部は、
    前記可動部及び前記固定部のいずれか一方に設けられる第1の永久磁石と、
    他方に設けられる強磁性体と、を含む、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記固定部は、前記ボールベアリングと接触し、前記可動部の移動方向に沿って延びる前記強磁性体の板部を含み、
    前記第1の永久磁石は、前記可動部に設けられ、前記板部との間で発生する引力により前記可動部を前記固定部に付勢する、
    請求項に記載の駆動装置。
  7. 前記固定部は、
    環状のヨークを含み、
    前記ボイスコイルモータは、
    前記可動部に設けられ、前記ヨークが挿通されたコイルと、
    前記ヨークの内周面に固定された第2の永久磁石と、を含む、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の駆動装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の駆動装置を備える、
    レンズ駆動装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の駆動装置、または請求項に記載のレンズ駆動装置を備える、
    電子機器。
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