JP7252436B2 - 金型 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の本発明に係る金型は、溶融樹脂が充填されるランナー及びキャビティを備えた第一型と、前記キャビティと対向する対向面に、配線を備えたセンサーフィルムを固定可能な固定部が形成された第二型と、前記固定部の外周に沿って形成され、前記第一型と前記第二型とを型閉じした状態で、前記固定部及び前記ランナーに挟まれる位置に配置される壁状の突起と、を備え、前記第二型には、前記突起に隣接して排気孔が形成されている。
図1には、本発明の実施形態に係る金型を用いて製造される樹脂成形品10が示されている。樹脂成形品10は、静電容量方式のタッチパネルである。樹脂成形品10は、センサーフィルム12と、樹脂製の被覆材40と、を備えて形成されている。
センサーフィルム12は、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)樹脂又はPC(ポリカーボネート)樹脂等で形成されたシート状部材である。
被覆材40は、後述する射出成形用金型80のキャビティC(図3参照)に溶融樹脂を射出することで形成される。被覆材40には、後述するランナー樹脂40R及びスプール樹脂40Sとの切断部に、ゲート切断部40Cが形成されている。
図2(A)には、樹脂成形品10を製造するための射出成形用金型80(以下、金型80と称す)を形成する固定型82が示されており、図2(B)には、固定型82に対して接離する方向へ移動可能な可動型86が示されている。図2(A)には固定型82のパーティング面82Aを正面視した状態が示されており、図2(B)には可動型86のパーティング面86Aを正面視した状態が示されている。なお、固定型82は本発明における第一型の一例であり、可動型86は本発明における第二型の一例である。
図2(A)及び図3(A)~(C)に示すように、固定型82のパーティング面82Aには、可動型86から離れる方向へ凹んだキャビティ部84が形成されている。キャビティ部84には、スプールSから供給された溶融樹脂を、キャビティCへ供給するランナーRが接続されている。なお、キャビティC及びランナーRは、固定型82と可動型86とを型閉じすることで形成される空間である。キャビティ部84は、凹みの底面や壁面を指す。また、キャビティC及びランナーRの境界のことを、ゲートと称す。ゲートは、ランナーRに対して小断面とされている場合がある。
図2(B)に示すように、可動型86のパーティング面86Aには、センサーフィルム12の本体部12A(図1参照)を固定する固定面(本体固定部86AB)が形成されている。
樹脂成形品10を製造するには、まず、図4(A)に示すように、金型80における可動型86にセンサーフィルム12を設置し、固定型82と可動型86とを型閉じする。型閉じした状態では、図3(A)に示すように、センサーフィルム12における引出部12Bが、固定型82(固定溝84F)と可動型86(引出部固定部86AC)とによって挟まれて配置される。また、センサーフィルム12における本体部12Aが、可動型86の本体固定部86ABに接して配置される。
本発明の実施形態に係る金型80では、図2(B)に示すように、可動型86のパーティング面86A(本体固定部86AB及び引出部固定部86AC)にセンサーフィルム12を固定できる。パーティング面86Aにおける境界部86ABCの外周には壁状の突起88が形成されており、この突起88は、固定型82と可動型86とを型閉じすると、境界部86ABCと固定型82のランナーRとの間に配置される。
本発明の実施形態に係る金型80においては、図2(B)に示すように、突起88は、可動型86のパーティング面86Aにおいて、センサーフィルム12の境界部12AB(図1参照)を固定する境界部86ABCの外周に沿って配置されているが、本発明の実施形態はこれに限らない。
82 固定型(第一型)
84 キャビティ部(キャビティ)
84A キャビティ部(キャビティ)
86 可動型(第二型)
86AB 本体固定部(第一固定部、固定部)
86AC 引出部固定部(第二固定部、固定部)
86ABC 境界部
88 突起
88A 突起
88B 突起
90 排気孔
R ランナー
Claims (3)
- 溶融樹脂が充填されるランナー及びキャビティを備えた第一型と、
前記キャビティと対向する対向面に、配線を備えたセンサーフィルムを固定可能な固定部が形成された第二型と、
前記固定部の外周に沿って形成され、前記第一型と前記第二型とを型閉じした状態で、前記固定部及び前記ランナーに挟まれる位置に配置される壁状の突起と、
を備え、
前記固定部は、
前記第一型と型閉じされた状態の前記第二型を正面視した状態において、
前記キャビティの内側に位置する第一固定部と、
前記第一固定部から面内方向に沿って突出し前記第一型との間に前記センサーフィルムを配置可能な第二固定部と、を備え、
前記突起は、前記第一固定部と、前記第二固定部との境界部の外周に沿って形成されている、
金型。 - 溶融樹脂が充填されるランナー及びキャビティを備えた第一型と、
前記キャビティと対向する対向面に、配線を備えたセンサーフィルムを固定可能な固定部が形成された第二型と、
前記固定部の外周に沿って形成され、前記第一型と前記第二型とを型閉じした状態で、前記固定部及び前記ランナーに挟まれる位置に配置される壁状の突起と、
を備え、
前記第二型には、前記突起に隣接して排気孔が形成されている、
金型。 - 前記キャビティは曲面を備え、
前記突起は、前記第一型と前記第二型とを型閉じした状態で、前記固定部の外周に亘って配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の金型。
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