JP7251063B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関するものである。
画像形成装置の一例が、特開2005-84410号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載された画像形成装置では、メンテナンス作業時に筐体の内部に対して外部からアクセス可能にするために、電装基板などが収められた収納ケースが、筐体の一方の端に設けられた軸のまわりに、筐体内から外側に向けて揺動されて張り出される構成となっている。
特開2005-84410号公報
特許文献1に記載された画像形成装置では、収納ケースには複数の電装基板、記憶装置が設置されているので、収納ケースは長い寸法のものとなり、収納ケースを開放した場合、筐体の外に大きく張り出すこととなる。収納ケースを開放するためには筐体の外側に大きくスペースを開けておかなければならない。
また、特許文献1では、収納ケースに設置された電装基板に対して、収納ケースの外から他の電装基板が接続されることとなっているが、必要に応じて開閉することもある収納ケースにおいてこの接続および解除がどのように行なわれるのか明確ではない。
そこで、本発明は、メンテナンス作業時に筐体の外側に必要とするスペースをなるべく抑えることができ、かつ、基板同士の接続および解除を円滑に行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく画像形成装置は、被メンテナンス領域を有する筐体と、第1基板を支持する第1基板支持部と、第2基板を支持する第2基板支持部とを備える。上記第1基板支持部は、上記筐体に設けられた第1回動軸の周りに回動可能であることによって上記被メンテナンス領域のうち第1部分に対して開閉可能である。上記第2基板支持部は、上記第1回動軸とは別に上記第1回動軸と平行に上記筐体に設けられた第2回動軸の周りに回動可能であることによって上記被メンテナンス領域のうち上記第1部分とは異なる第2部分に対して開閉可能である。上記第1基板支持部と上記第2基板支持部との両方を閉状態とすることによって、上記第1基板と上記第2基板とは重なり合うことなく隣接し、上記第1基板支持部と上記第2基板支持部は、上記被メンテナンス領域を閉鎖する。
本発明によれば、メンテナンス作業時に筐体の外側に必要とするスペースをなるべく抑えることができ、かつ、基板同士の接続および解除を円滑に行なうことができる。
本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の第1の向きから見た斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の第2の向きから見た斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の背面図である。 本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を開放した状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を開放した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置の基板同士の接続を解除した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置の変形例の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置の変形例の基板同士の接続を解除した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態3における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態4における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態4における画像形成装置の基板同士の接続を解除した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態5における画像形成装置に備わる回動規制部の第1の状態での断面図である。 本発明に基づく実施の形態5における画像形成装置に備わる回動規制部の平面図である。 本発明に基づく実施の形態5における画像形成装置に備わる回動規制部の孔の平面図である。 本発明に基づく実施の形態5における画像形成装置の第2の状態での断面図である。 本発明に基づく実施の形態6における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態6における画像形成装置の変形例の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。 本発明に基づく実施の形態7における画像形成装置の背面の被メンテナンス領域を閉鎖した状態の模式図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1~図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置101の外観の一例を図1に示す。画像形成装置101は、筐体1と、筐体1の上側に設置された上部装置19と、筐体1の正面側に張り出すように配置された操作部10とを備える。上部装置19は、たとえば原稿を自動的に送り込むための装置であってもよい。操作部10はタッチパネルを備えていてもよい。図1に示した上部装置19および操作部10の位置、形状、サイズはあくまで一例として示したものであって、このとおりとは限らない。
画像形成装置101を異なる向きから見たところを図2に示す。筐体1の背面には外装パネル18が取り付けられている。外装パネル18は着脱可能となっている。外装パネル18の位置、形状、サイズはあくまで一例として示したものであって、このとおりとは限らない。
画像形成装置101から外装パネル18を取り外して、図1における矢印91の向きに見たところを図3に示す。図3では、画像形成装置101の筐体1の後ろ側の面が見えている。画像形成装置101は筐体1を備える。筐体1に、第1基板支持部11と、第2基板支持部12とが取り付けられている。第1基板支持部11および第2基板支持部12は、扉のように開けることができる。第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けた状態の斜視図を図4に示す。筐体1は被メンテナンス領域1aを有する。被メンテナンス領域1aの向かって左半分は第1部分51となっており、向かって右半分は第2部分52となっている。第1基板支持部11および第2基板支持部12を閉鎖し、第1基板31と第2基板32との間の接続がなされている状態の詳細を図5に示す。第1基板支持部11には第1基板31が取り付けられている。第2基板支持部12には第2基板32が取り付けられている。図5において、第1基板31は、第1基板支持部11の手前側に取り付けられていてもよく、奥側に取り付けられていてもよい。第1基板31は、第1基板支持部11の厚みの内部に取り付けられていてもよい。第2基板32と第2基板支持部12との間の関係も同様である。以下の実施の形態においても同様である。
図5では、説明の便宜のため、上部装置19は図示省略されている。以下の図においても同様である。図5では、第1基板支持部11と第2基板支持部12との間に隙間が空いているように描かれているが、これは、第1基板支持部11と第2基板支持部12との間で直接接続が行なわれていないことを示すための便宜的なものである。実際には第1基板支持部11と第2基板支持部12との間は、隙間があってもなくてもよい。以下の図においても同様である。
画像形成装置101は、接続部17を備える。接続部17はコネクタ15とコネクタ16とを含む。コネクタ15は第1基板31に設けられている。コネクタ16は第2基板32に設けられている。第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けるためには、接続部17の接続を解除する必要がある。
第1基板支持部11の第2基板支持部12から遠い側の辺には軸部7が設けられている。第2基板支持部12の第1基板支持部11から遠い側の辺にも同様に軸部7が設けられている。ここでは軸部7はL字形の部材として示しているが、これはあくまで一例であって他の形状であってもよい。第1基板支持部11および第2基板支持部12の外周には複数の固定部4が設けられている。固定部4においては、筐体1に対してネジ留めが行なわれる。第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けるためには、全ての固定部4におけるネジによる係止を解除する必要がある。
第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けた状態の詳細を図6に示す。開けた状態では、被メンテナンス領域1aの中にメンテナンスの対象部分3が露出している。画像形成装置101の内部の駆動系または電気部品のメンテナンスを行なう際には、このように対象部分3を露出させてメンテナンスを行なう。
本実施の形態における画像形成装置101は、被メンテナンス領域1aを有する筐体1と、第1基板31を支持する第1基板支持部11と、第2基板32を支持する第2基板支持部12とを備える。第1基板支持部11は、筐体1に設けられた第1回動軸41の周りに回動可能であることによって被メンテナンス領域1aのうち第1部分51に対して開閉可能である。第2基板支持部12は、第1回動軸41とは別に第1回動軸41と平行に筐体1に設けられた第2回動軸42の周りに回動可能であることによって被メンテナンス領域1aのうち第1部分51とは異なる第2部分52に対して開閉可能である。
第1基板支持部11と第2基板支持部12との両方を閉状態とすることによって、第1基板31と第2基板32とは重なり合うことなく隣接し、第1基板支持部11と第2基板支持部12は、被メンテナンス領域1aを閉鎖する。
(作用・効果)
本実施の形態では、第1基板支持部11と第2基板支持部12とが左右両側にそれぞれ別々に回動して開くので、メンテナンス作業時に筐体の外側に必要とするスペースをなるべく抑えることができ、かつ、基板同士の接続および解除を円滑に行なうことができる。
本実施の形態では、被メンテナンス領域1aの閉鎖状態では、第1基板31と第2基板32とは重なり合うことなく隣接しているので、これら両者の間の接続部を外部から操作することが容易となる。
なお、本実施の形態で示したように、第1基板支持部11および第2基板支持部12が被メンテナンス領域1aを閉鎖した状態においては、第1基板31の第1回動軸41から遠い側の端と第2基板32の第2回動軸42から遠い側の端とが接続されることが好ましい。この構成を採用することにより、接続部を作業者にとってアクセスしやすい位置に配置することができる。
本実施の形態で示したように、第1基板支持部11および第2基板支持部12が被メンテナンス領域1aを閉鎖した状態から第1基板支持部11および第2基板支持部12のうち少なくとも一方を開ける際には、第1基板31と第2基板32との間の接続を先に解除しない限り開けることができない構成であることが好ましい。この構成を採用することにより、接続を解除する前に基板支持部を開けようとする作業ミスを減らすことができる。
(実施の形態2)
(構成)
図7~図8を参照して、本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置102は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置101と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置102においては、第1基板31を第1基板支持部11に対してスライドさせるか、第2基板32を第2基板支持部12に対してスライドさせるかの少なくともいずれか一方が可能であり、このスライドによって、第1基板31と第2基板32との間の接続が切り離される。
第1基板支持部11および第2基板支持部12が被メンテナンス領域1aを閉鎖し、第1基板31と第2基板32との間の接続がなされている状態を図7に示す。図7においては、第1基板31は第1基板支持部11に対してスライド可能となっており、第2基板32は第2基板支持部12に対してスライド可能となっている。被メンテナンス領域1aを開放しようとする場合には、まず、矢印95,96に示すように、第1基板31および第2基板32をスライドさせる。その結果、図8に示す状態になる。すなわち、第1基板31および第2基板32をスライドさせることによって、コネクタ15,16が互いに遠ざかり、接続部17における接続が解除される。
言い換えれば、第1基板31および第2基板32のうち少なくとも一方を他方から遠ざかる向きにスライドさせることによって、第1基板31と第2基板32との間の接続が解除される。
図7に示す状態では、固定部21は第1基板31によって覆い隠されており、固定部22は第2基板32によって覆い隠されている。しかし、図8に示す状態では、固定部21,22は露出している。この状態では、作業者は固定部21,22に対する操作を行なうことができる。第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けるためには固定部4の他に固定部21,22のネジ留めを解除する必要があるので、第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けるためには、作業者は基板の配置を図7の状態から図8の状態に移行させる必要がある。図8に示す状態からは、矢印92に示すように第1基板支持部11を回動させることができ、矢印93に示すように第2基板支持部12を回動させることができる。こうすることによって被メンテナンス領域1aを開放することができる。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明したような効果を得ることができる。本実施の形態では、基板支持部を動かさずに基板のみをスライドさせることで、接続部17を切り離したりつないだりすることができるので、作業者にとって作業が容易となる。
本実施の形態で示したように、第1基板支持部11および第2基板支持部12の少なくとも一方に対して、閉状態で固定する固定部21,22が設けられており、第1基板31と第2基板32とが接続されている状態では、固定部21,22は隠されており、第1基板31および第2基板32のうちいずれか一方をスライドさせることによって固定部21,22が露出して固定部21,22に対する操作が可能となることが好ましい。この構成を採用することにより、基板同士の接続が解除されていない状態では、固定部21,22への操作は行なえないので、基板同士の接続がまだ解除されていない状態で、作業者が誤って第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けてしまうことを防止することができる。
(変形例)
本実施の形態における画像形成装置の変形例として、図9~図10に示す画像形成装置103も考えられる。画像形成装置103において、第1基板支持部11および第2基板支持部12が被メンテナンス領域1aを閉鎖し、第1基板31と第2基板32との間の接続がなされている状態を図9に示す。図9においては、第2基板32は第2基板支持部12に対してスライド可能となっている。第1基板31は第1基板支持部11に対してスライド可能となっていなくてもよい。図9に示す状態から第2基板32を矢印96に示すようにスライドさせることによって、第1基板31と第2基板32との間の接続が切り離され、画像形成装置103は図10に示す状態となる。図9に示す状態では、固定部22,23は第2基板32によって覆い隠されていたが、図10に示す状態では、固定部22,23が露出し、固定部22,23に対する操作が可能となっている。図10に示す状態からは、矢印92に示すように第1基板支持部11を回動させることができ、その後、矢印93に示すように第2基板支持部12を回動させることができる。こうすることによって被メンテナンス領域1aを開放することができる。
(実施の形態3)
(構成)
図11を参照して、本発明に基づく実施の形態3における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置104は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置101と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置104では、第1基板支持部11および第2基板支持部12の外周の一部において、固定部4の代わりに引掛け部5が設けられている。固定部4はネジ留めによって係止される部分である一方、引掛け部5は横向きの凹部に横向きの突起を引っ掛けることによって係止される部分である。引掛け部5においては、ネジ留めはされていない。他の場所にある固定部4におけるネジ留めを解除すれば、作業者が第1基板支持部11または第2基板支持部12を横向きに移動させることによって、引掛け部5における係止を容易に解除することができる。
(作用・効果)
本実施の形態では、第1基板支持部11および第2基板支持部12の外周の一部に引掛け部5が採用されているので、作業に要する時間を短縮することができ、作業効率を上げることができる。
(実施の形態4)
(構成)
図12~図13を参照して、本発明に基づく実施の形態4における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置105は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置101と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置105においては、第1基板支持部11および第2基板支持部12の少なくとも一方を、第1基板支持部11と第2基板支持部12とが互いに遠ざかる向きにスライドさせることによって、第1基板31と第2基板32との間の接続が解除される。第1基板支持部11および第2基板支持部12が被メンテナンス領域1aを閉鎖し、第1基板31と第2基板32との間の接続がなされている状態を図12に示す。図12においては、固定部24は第2基板32によって覆い隠されている。第1基板31は第1基板支持部11に対してスライド可能でなくてもよい。第2基板32は第2基板支持部12に対してスライド可能でなくてもよい。第2基板32と第2基板支持部12とが合わさったものは一体的にスライド可能となっている。図12に示す状態から、第2基板32と第2基板支持部12とが合わさったものを矢印98に示すようにスライドさせることによって、図13に示す状態になる。第1基板31と第2基板32との間の距離が広がり、コネクタ15,16による接続は解除される。図13に示す状態では、固定部24が露出している。この状態では、固定部24に対する操作をすることが可能である。
図13に示す状態からは、矢印92に示すように第1回動軸41の周りに第1基板支持部11を回動させることができ、矢印93に示すように第2回動軸42の周りに第2基板支持部12を回動させることができる。こうすることによって被メンテナンス領域1aを開放することができる。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明したような効果を得ることができる。この構成を採用することにより、基板と基板支持部との間にスライド機構を設ける必要がなくなる。
本実施の形態で示したように、第1基板支持部11および第2基板支持部12の少なくとも一方に対して、閉状態で固定する固定部24が設けられており、第1基板31と第2基板32とが接続されている状態では、固定部24は隠されており、第1基板支持部11および第2基板支持部12のうちいずれか一方をスライドさせることによって固定部24が露出して固定部24に対する操作が可能となる構成であることが好ましい。この構成を採用することにより、基板同士の接続が解除されていない状態では、固定部24への操作は行なえないので、基板同士の接続がまだ解除されていない状態で、作業者が誤って第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けてしまうことを防止することができる。
(実施の形態5)
(構成)
図14~図17を参照して、本発明に基づく実施の形態5における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置においては、第1基板支持部11および第2基板支持部12の少なくとも一方に対応して、図14に示すような回動を規制する回動規制部45が設けられており、第1基板支持部11および第2基板支持部12の少なくとも一方をスライドさせることにより、回動規制部45による規制が解除される。回動規制部45は、軸部7近傍に設けられるものである。これまでの実施の形態で説明したいずれかの画像形成装置であっても、基板支持部をスライドさせて初めて基板支持部が回動可能となるように設定すべきである場合には、回動規制部45を採用することができる。
図14は、回動規制部45を拡大した断面図である。上から見たところを図15に示す。軸支持部8が孔6を有している。ここで示す例では、孔6は貫通孔であるが、必ずしも貫通孔でなくてもよい。貫通していない凹部によっても回動規制部を実現することはできる。孔6の形状のみに注目したところを図16に示す。孔6は第1空間部6aと第2空間部6bとを含む。第1空間部6aは略円形である。第2空間部6bは線状である。図16に示すように、第1空間部6aと第2空間部6bとは連通している。図14に示すように、軸部7の鉛直方向に延びる部分は孔6を貫通している。図14に示す状態では、軸部7は第2空間部6bに位置しており、この状態では、この軸部7に連なる基板支持部は回動することができない。図14および図15に示すように軸部7が矢印99に示すように移動することによって、軸部7は第1空間部6aに到達し、その結果、この軸部7に連なる基板支持部が回動可能となる。図15に示すように第1空間部6aは内部で軸部7が回動することが可能な程度の大きさの径を有する。軸部7が第1空間部6aにある状態で側方から見た断面図を図17に示す。
言い換えれば、前記第1回動軸および前記第2回動軸の少なくとも一方は、この回動軸に対応する基板支持部がスライドすることによって前記基板支持部が回動可能な状態と回動不可能な状態とを切り替えることができる。
本実施の形態で示した回動規制部45の構造を考慮すれば、以下のように表現することもできる。第1回動軸41および第2回動軸42の少なくとも一方は、前記基板支持部の軸部7を孔6に収容して保持する構造となっている。孔6は、内部で軸部7が回動可能なように広がった空間を有する第1空間部6aと、軸部7が内部で回動できないように狭くなっている第2空間部6bとを有する。第1空間部6aと第2空間部6bとは、軸部7が相互に移動可能なように連通している。
(作用・効果)
本実施の形態では、回動規制部45の働きにより、基板支持部の回動を規制することができるので、基板支持部によって被メンテナンス領域1aが閉鎖されている状態からは、まず基板支持部をスライドさせなければ基板支持部を開放することができないようにすることができる。こうすることで、作業者が手順を誤って基板支持部を開放することを防ぐことができる。
なお、軸部7の鉛直方向に延在する部分は、孔6の長さより長くしておくことが好ましい。なぜなら、このようにしておけば、軸部7が多少傾いても即座には孔6から抜けにくいからである。
(実施の形態6)
(構成)
図18を参照して、本発明に基づく実施の形態6における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置106は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置101と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置106においては、第1基板31と第2基板32との接続は、着脱可能な仲介部品13によってなされており、第1基板支持部11および第2基板支持部12は仲介部品13が付けられている状態では開けることができず、仲介部品13を取り外すことによって、開けることが可能となる。
ここで示す例では、仲介部品13は板状の部品である。これはあくまで一例であって、仲介部品13は他の形状の部品であってもよい。第1基板31はコネクタ25を備える。第1基板31と仲介部品13とは、コネクタ25を介して接続されている。第2基板32はコネクタ26を備える。第2基板32と仲介部品13とは、コネクタ26を介して接続されている。仲介部品13は、固定部9を備える。固定部9においては、仲介部品13は、筐体1に対してネジ留めされている。
仲介部品13を取り外した状態では、第1基板支持部11および第2基板支持部12は、矢印92,93に示すように回動させることができる。
(作用・効果)
本実施の形態では、第1基板31と第2基板32との接続は、着脱可能な仲介部品13によってなされているので、仲介部品13を取り外すことによって、第1基板31と第2基板32との接続が解除されることとなる。仲介部品13を取り外さなければ第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けることはできないので、第1基板31と第2基板32との接続がなされたままの状態で第1基板支持部11および第2基板支持部12を開ける状況は起こり得ない。したがって、基板同士の接続がまだ解除されていない状態で、作業者が誤って第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けてしまうことを防止することができる。
(変形例)
本実施の形態における画像形成装置の変形例として、図19に示す画像形成装置107も考えられる。画像形成装置107においては、仲介部品はハーネス35である。第1基板支持部11および第2基板支持部12は、それぞれハーネス固定部36を備える。図19に示す例では、2本のハーネス35が用いられているが、ハーネス35の数は2以外であってもよい。複数本のハーネスがある場合には、ハーネスがいずれも同じ長さであるとは限らず、異なる長さのハーネスを組み合わせて用いてもよい。
第1基板31に対するノイズの影響を軽減させるためには基板同士を直接接続することが好ましいが、基板同士が離れていてもこのようにハーネス35を用いて接続することが可能である。第1基板31はコネクタ27を備える。第2基板32はコネクタ28を備える。ハーネス35は、コネクタ27とコネクタ28とを結ぶように配置されている。ハーネス35の中間部分の通過位置は、ハーネス固定部36によって規制される。
この構成を採用することにより、仲介部品としてのハーネス35をまず取り外さなければ第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けることができない。ハーネス35を取り外すことは、基板同士の接続を解除することに他ならない。したがって、画像形成装置107においては、基板同士の接続がまだ解除されていない状態で、作業者が誤って第1基板支持部11および第2基板支持部12を開けてしまうことを防止することができる。
(実施の形態7)
(構成)
図20を参照して、本発明に基づく実施の形態7における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置108は、基本的な構成に関しては、実施の形態1で説明した画像形成装置101と同様であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態における画像形成装置108においては、第1基板31は画像処理基板であり、着脱可能なシールドケース37内に格納されている。
(作用・効果)
本実施の形態においても、実施の形態1で説明したような効果を得ることができる。さらに本実施の形態では、第1基板31が画像処理基板であるので、外部からのノイズの影響をなるべく遮断すべきであるところ、第1基板31はシールドケース37内に格納されているので、ノイズをほぼ遮断することができる。シールドケース37は着脱可能であるので、第1基板31のメンテナンス作業を行ないたい場合には、シールドケース37を取り外して行なえばよい。
なお、ここでは、実施の形態1で説明した画像形成装置101の構成をベースに、シールドケース37を備える例を示したが、他の実施の形態で説明した画像形成装置の構成をベースに、シールドケース37を備える構成としてもよい。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、これまで画像形成装置として説明してきたものは、複写機、プリンタ、FAX送受信機のいずれかの機能を備えたものであってもよい。また、これらのうちの複数の機能を兼ね備えたものであってもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 筐体、1a 被メンテナンス領域、3 対象部分、4,9 固定部、5 引掛け部、6 孔、6a 第1空間部、6b 第2空間部、7 軸部、8 軸支持部、10 操作部、11 第1基板支持部、12 第2基板支持部、13 仲介部品、15,16 コネクタ、17 接続部、18 外装パネル、19 上部装置、21,22,23,24 固定部、25,26,27,28 (仲介部品と接続するための)コネクタ、31 第1基板、32 第2基板、35 ハーネス、36 ハーネス固定部、37 シールドケース、41 第1回動軸、42 第2回動軸、45 回動規制部、51 第1部分、52 第2部分、91,92,93,95,96,97,98,99 矢印、101,102,103,104,105,106,107,108 画像形成装置。

Claims (7)

  1. 被メンテナンス領域を有する筐体と、
    第1基板を支持する第1基板支持部と、
    第2基板を支持する第2基板支持部とを備え、
    前記第1基板支持部は、前記筐体に設けられた第1回動軸の周りに回動可能であることによって前記被メンテナンス領域のうち第1部分に対して開閉可能であり、
    前記第2基板支持部は、前記第1回動軸とは別に前記第1回動軸と平行に前記筐体に設けられた第2回動軸の周りに回動可能であることによって前記被メンテナンス領域のうち前記第1部分とは異なる第2部分に対して開閉可能であり、
    前記第1基板支持部と前記第2基板支持部との両方を閉状態とすることによって、前記第1基板と前記第2基板とは重なり合うことなく隣接し、前記第1基板と前記第2基板とは接続可能であり、前記第1基板支持部と前記第2基板支持部は、前記被メンテナンス領域を閉鎖し、
    前記第1基板支持部および前記第2基板支持部の少なくとも一方に対して、閉状態で筐体に対して固定する固定部が設けられており、前記第1基板と前記第2基板とが接続されている状態では、前記固定部は隠されており、前記第1基板および前記第2基板のうちいずれか一方をスライドさせることによって前記固定部が露出して前記固定部に対する解除操作が可能となる、画像形成装置。
  2. 前記第1基板支持部および前記第2基板支持部が前記被メンテナンス領域を閉鎖した状態においては、前記第1基板の前記第1回動軸から遠い側の端と前記第2基板の前記第2回動軸から遠い側の端とが接続される、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1基板支持部および前記第2基板支持部が前記被メンテナンス領域を閉鎖した状態から前記第1基板支持部および前記第2基板支持部のうち少なくとも一方を開ける際には、前記第1基板と前記第2基板との間の接続を先に解除しない限り開けることができない、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1基板を前記第1基板支持部に対してスライドさせるか、前記第2基板を前記第2基板支持部に対してスライドさせるかの少なくともいずれか一方が可能であり、このス
    ライドによって、前記第1基板と前記第2基板との間の接続が切り離される、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1基板および前記第2基板のうち少なくとも一方を他方から遠ざかる向きにスライドさせることによって、前記第1基板と前記第2基板との間の接続が解除される、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1基板と前記第2基板との接続は、着脱可能な仲介部品によってなされており、前記第1基板支持部および前記第2基板支持部は前記仲介部品が付けられている状態では開けることができず、前記仲介部品を取り外すことによって、開けることが可能となる、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1基板は画像処理基板であり、着脱可能なシールドケース内に格納されている、請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
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