JP2005084410A - 電装基板支持構造および画像形成装置 - Google Patents

電装基板支持構造および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】メンテナンス時に実行される筐体内部を外部に露見させる構成を前提とした場合、メンテナンス作業が容易となると共に他の電装部への電磁障害の発生を防止できると共に、仕様変更などに応じた支持構造の変更がコスト上昇を招くことなく行える構成を備えた電装基板支持構造を提供する。
【解決手段】電装部品を装備した回路が構成されている電装基板の支持構造であって、各種電装基板のうちで、電磁波放射あるいは電磁波によるノイズの影響を受けやすい基板A1,A2同士を纏めて収容可能な収納ケース4と、収納ケース内4に位置する電装基板A1,A2と接続される電装基板B1,B2を接続するために収納ケース4における一面において着脱可能に設けられた中継部6とを備え、収納ケース4内に配置されている電装基板A1,A2とこれら電装基板A1,A2に対して収納ケース4外から接続する側の電装基板B1,B2とを中継部6を介して直接接続できる構成としたことを特徴する。
【選択図】図3

Description

本発明は電装基板支持構造および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、複数の電装基板を纏めて支持する構成およびこれを用いる画像形成装置の構成に関する。
複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置などの画像形成装置には、画像形成処理を実行するため、およびこの実行に用いられる機構部品の駆動系を作動させるための制御部が設けられている。
制御部には、種々のICなどの電装部品を有する回路が形成された電装基板、いわゆる、プリント基板が用いられ、このプリント基板のピン端子などを用いた出力端子からハーネスを介して必要な箇所に信号が送信される場合がある。
制御部は、画像形成装置内に装備されている既存の装置、つまり、潜像担持体である感光体やこれに対する帯電、書き込み、現像および転写、さらには感光体のクリーニング、定着の各工程での動作を集約して制御するメイン基板が装置内部の収容部に固定され、このメイン基板からハーネスを介して各部に配置されているコントロール基板に信号を送信する構成を採用することが多い。
メイン基板を構成する電装基板は、画像形成装置の筐体内で所定位置に纏めて配備され、その所定位置としては、抜き差ししやすいように筐体内の奥側ではなく外壁板近傍側となる外側の近くとされ、さらに、外側近くにおいて奥側に装備されている駆動装置類のメンテナンス時に駆動装置を外部に露呈させやすいように揺動可能に設けた構成がある(例えば、特許文献1)。
一方、電装基板はコンピュータ装置などから放射される電磁波によりその周辺装置が電磁障害や電波障害を受けるのを防止して誤動作が発生するのを防ぐことが必要である。このため、放射電波対策としてコネクタおよびこれに接続されるハーネスの取り出し部を除いてその他の部分、つまり、電装基板およびハーネス類の一部を密閉可能なシールドケースを用いる構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開平7−219404号公報(段落「0016」欄) 特開2001−85887号公報(段落「0017」欄)
電装基板を揺動可能に支持した場合、特に、放射電波対策を施すために電装基板をシールドケースに内装した状態でシールドケースを揺動自在に支持した構成とした場合には、図10において符号Aで示されているシールドケースにおいては、揺動ストロークを確保することおよびハーネス類の取り回しを簡単化する必要からハーネスの取り出し口が1カ所に集中しやすくなる。
図10においてシールドケースAは筐体側の揺動支持部Bに設けてある支軸Cを支点として筐体Bの外側に向け張り出す方向に揺動できるようになっており、この場合には、張り出しストロークが筐体奥側に配置されている駆動装置(図示されず)を外部に露見させることができるストロークを必要とする。このため、揺動端側にハーネスDの取り出し口A1を集中的に設けると、接続される位置に至るハーネスDの長さによってアンテナ機能が発揮されることがあり、これにより外部からのノイズの影響(電磁障害)を受けやすい状態となることで誤動作を発生しやすくなる虞がある。
一方、画像形成装置には、電装基板に装備されている電子部品を制御内容に応じて変更したりあるいは画像形成装置の仕様に応じて電装基板そのものを変更することがある。特に、画像形成装置には、複写機、プリンタあるいはファクシミリ装置を複合させて持ち合わせることができるものもあり、例えば、当初、複写機としての機能のみを持たせて出荷された画像形成装置に対して、原稿読みとり部としてのスキャナを組み合わせることでファクシミリ装置としての機能を複合させる場合などがあり、機能追加に応じた制御用のメイン基板をオプションとして増設することがある。このため、電装基板の仕様変更あるいは増設などに応じてその都度、筐体側での電装基板の支持部の構造を変更することが必要となり、電装基板の支持構造およびこれを用いる画像形成装置のコスト上昇を招く虞がある。
本発明の目的は、上記従来の電装基板支持構造における問題に鑑み、メンテナンス時に実行される筐体内部を外部に露見させる構成を前提とした場合、メンテナンス作業が容易となると共に他の電装部への電磁障害の発生を防止できると共に、仕様変更などに応じた支持構造の変更がコスト上昇を招くことなく行える構成を備えた電装基板支持構造および画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、電装部品を装備した回路が構成されている電装基板の支持構造であって、各種電装基板のうちで、電磁波放射あるいは電磁波によるノイズの影響を受けやすい基板同士を纏めて収容可能な収納ケースと、上記収納ケース内に位置する電装基板と接続される電装基板を接続するために上記収納ケースにおける一面において着脱可能に設けられた中継部とを備え、上記収納ケース内に配置されている電装基板とこれら電装基板に対して該収納ケース外から接続する側の電装基板とを上記中継部を介して直接接続できる構成としたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記中継部には、上記収納ケース内に配置されている電装基板および収納ケース外から接続する側の電装基板をそれぞれ挿脱できる構成が備えられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記中継部には、上記収納ケース内の電装基板と収納ケース外から接続する側の電装基板とを同一平面上に位置させた状態でそれぞれ電気的接続が可能な構成が備えられていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のうちの一つに記載の発明に加えて、上記収納ケース内および該収納ケース外にそれぞれ位置する電装基板が互いに対向する中継部には、上記両方の電装基板の中継用コネクタが設けられ、該中継用コネクタに各電装基板が挿入されることで直接接続されることを特徴としているる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明に加えて、上記収納ケース内および収納ケース外にそれぞれ位置する電装基板同士の対向位置には、上記中継用コネクタの挿入部への形態が相対的となる関係の端子用コネクタが設けられ、上記中継用コネクタとは関係なく直接、端子用コネクタ同士が接続できることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のうちの一つに記載の発明に加えて、上記収納ケースは、内部に収納されている電装基板の面部に対向する壁面が着脱可能な金属製のシールドケースが用いられることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明に加えて、上記収納ケースは、揺動可能に設けられていることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のうちの一つに記載の電装基板支持構造を画像形成装置に用いることを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明に加えて、上記電装基板支持構造に用いられる収納ケースは、画像形成装置の筐体内において駆動装置類が収納されている位置よりも外側に配置されて揺動可能に支持されていることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項8または9記載の発明に加えて、上記収納ケースは、筐体内の駆動装置を外部に露呈させる際に筐体外部に向け揺動され、画像形成処理時には筐体内に向けて揺動して定位置に位置決めされることを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項8乃至10のうちの一つに記載の発明に加えて、上記収納ケース外から接続される側の電装基板の一部が、上記収納ケースのよう同方向と相対する方向に揺動支持され、収納ケースと合わせて観音開きが可能な構成とされていることを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明に加えて、上記収納ケース外から接続される側の電装基板の一部は、上記収納ケース側の電装基板に接続されている電装基板に対して重畳する状態で配置されていることを特徴としている。
請求項13記載の発明は、請求項8乃至12のうちの一つに記載の発明に加えて、上記収納ケース外から接続される側の電装基板は、画像形成装置の機能変更に応じて設置されることを特徴としている。
請求項1乃至4記載の発明によれば、収納ケース内に収容される電装基板とこの電装基板に対して収納ケース外から接続する側の電装基板とを区分けして設けることにより収納ケースのサイズを小さくして揺動半径を小さくすることができる。これにより、収納ケースの設置スペースを小さくできる。しかも、収納ケース内の電装基板と収納ケース外から接続する側の電装基板とが中継部に有する中継用コネクタを介して直接接続できるので、ハーネスによる接続を低減することができる。これにより、揺動半径を有する収納ケース内の電装基板をハーネスにより接続した場合と違って、ハーネスによるアンテナ機能を生起させることがなく、電磁障害の発生を防止することが可能となる。さらに、収納ケース側および収納ケース外に位置する電装基板は同一平面上に位置することで直接基板同士を接続することができ、これにより、基板同士の接続に際して電磁障害を受けやすくなるハーネスを用いないようにすることができる。
請求項5記載の発明によれば、収納ケース内およびケース外にそれぞれ位置する電装基板同士の対向位置に中継部に設けてある中継用コネクタの挿入部への形態が相対的となる関係の端子用コネクタが設けられているので、中継用コネクタとは関係なく直接端子用コネクタ同士を用いて電装基板同士を接続することができる。これによりハーネスを用いない電装基板同士の電気的接続が可能となり、ハーネスを用いた場合に発生する虞のある電磁障害の影響をなくして誤動作の発生を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、収納ケースが金属製のシールドケースであるので、収納されている電装基板への電磁障害を抑制することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、収納ケースが揺動可能であるので、収納ケース自体を取り外すことなく作業位置に取り出すことが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、電装基板を収納している収納ケースを小型化して設置スペースを小さくできると共に電装基板の換装作業も収納ケースの壁面のみを着脱するだけの簡単な内容ですむことにより換装作業性を向上させることが可能となる。しかも、電装基板同士が直接接続されているので、電磁障害による電装基板での誤動作を防止して異常画像や稼働不良を未然に防止することが可能となる。
請求項9および10記載の発明によれば、収納ケースが筐体奥側に位置する駆動装置よりも外側に位置し、かつ、揺動することで駆動装置類を外部に露呈させることができるので、収納ケースを一々取り外して駆動装置を露呈させる場合と違って、作業負担を軽減して駆動装置類のメンテナンス作業を容易に行わせることが可能となる。
請求項11記載の発明によれば、収納ケースとこれに収納されている電装基板に接続する側に電装基板とが観音開き可能な構成であるので、筐体内部に位置する駆動装置類の露呈面積を大きくすることができることでメンテナンスの際の作業空間を大きくしてメンテナンス作業性を向上させることが可能となる。
請求項12記載の発明によれば、収納ケース外から収納ケース側の電装基板に接続する側の電装基板の一部が収納ケース外で重畳する状態で配置されているので、観音開きから閉じられた際の奥行き方向の設置スペースを有効に用いることができる。これにより、電装基板の接続方向での設置スペースが不用意に拡大するのを防止して装置の大型化を防止することが可能となる。
請求項13記載の発明によれば、収納ケース側の電装基板に接続する側の電装基板は画像形成装置の機能変更に応じて設置できるので、一々筐体の構造変更を行うことなく機能変更を可能にすることができる。
以下、図面に示す実施例により本発明の実施に係る最良の形態について説明する。
図1は、本発明実施例による電装基板取り付け構造が用いられる画像形成装置の外観図であり、同図に示す画像形成装置1は、出荷時の仕様として複写機能のみを発揮させるための構成が内部に設けられている。
図1において、符号Fで示す側がオペレータが対面する画像形成装置1の正面側であり、符号Rで示す側が背面側である。
画像形成装置1の正面側には、図2に示すように、画像形成に用いられる記録紙を収容した複数の給紙カセット2が出し入れ自在に設けられ、その上部には図示しないが、内部に感光体をはじめとする画像形成部が設けられている。
画像形成装置置1における画像形成部の上部には、図示しない原稿載置台を備えた原稿読み取り部3(図2参照)が設けられている。
画像形成装置1における側面には、図示しない排紙部が設けられており、この排紙部には、ソータなどの後処理装置を連結できるようになっている。
画像形成装置1は、周壁の一部が着脱可能であり、着脱できる周壁のない部、つまり筐体内部には、図3に示す原理構造を備えた収納ケース4が設けられている。
図3において、収納ケース4は、図示しないフレーム材に対して筐体の外側に対向する面板4Aが着脱可能な金属製のシールドケースを構成している。
収納ケース4は、筐体の奥側および外側に向かう方向(図示矢印方向)と直角な方向の一方端に設けられている支軸5により矢印R1で示す方向に揺動することができることにより、筐体の奥側を開閉することができる。なお、図3において符号R2は、収納ケース4の外部から接続する側の電装基板B1,B2が揺動可能に支持されている場合の揺動方向を示している。
収納ケース4の内部には、メイン基板A1、コントロール基板A2や記憶装置A3などの電磁波によるノイズの影響を受けると誤動作を生じやすい電装基板および電装機器が纏めて収容されている。
メイン基板A1は、画像形成処理に関する読みとり情報や書き込み情報の変換処理を始めとして画像形成処理に係る各機構部での検知信号などを取り込んで画像形成に必要な処理を行うためのプロセスコンピュータなどの電装部品を備えた回路基板であり、コントロール基板A2は、メイン基板A1からの出力信号に基づき各機構部での複写作業に必要な駆動制御を行うための回路基板である。さらに記憶装置A3は、シーケンスプログラムや取り込まれた情報の一時記憶を行うための部品として用いられる。
メイン基板A1,コントロール基板A2には、後述する中継部4Bに設けてある中継用コネクタ7,7’に挿脱可能な端子用コネクタ(図示されず)が取り付けてある。
中継部4Bは、収納ケース4における揺動端側の面が相当しており、電装基板の収容空間における筐体奥側および天井面を覆っている背面板4Cに対して締結により一体化される中継フレーム4Dと、この中継フレーム4Dに対して着脱可能な中継基板6とで構成されている。
中継基板6は収納ケース4内に収容されている電装基板(メイン基板、コントロール基板)A1,A2側の端子用コネクタを挿脱することで接続可能な中継用コネクタ7,7’を備えた接続ボード、いわゆる、マザーボードで構成されている。
一方、収納ケース4に対しては、収納ケース外から収納ケース4内の電装基板A1,A2に接続する側となる電装基板B1,B2が中継基板6の中継用コネクタ7,7’に接続できるようになっている。
収納ケース外から接続する側の電装基板B1,B2は、画像形成装置1の機能変更などに応じて増設される基板等が用いられ、本実施例では、複写機として用いられる原稿読み取り装置をスキャナとして用いて原稿内容を送信することができるファクシミリ機能を付加する場合のモデムを装備したファックスボードなどが用いられる。
収納ケース外から接続する側の電装基板B1,B2には、収納ケース4側に位置する電装基板A1,A2に対して直接接続できるように端子用コネクタ8,8’が装備されており、端子用コネクタ8,8’を中継基板6の中継用コネクタ7,7’に挿脱することで収納ケース4側の電装基板A1,A2と電気的接続できるようになっている。
収納ケース4内の電装基板A1,A2およびケース外に位置する電装基板B1,B2に設けてある端子用コネクタは、中継用コネクタ7,7’の挿入部への形態が相対的となる関係とされており、中継用コネクタ7,7’の表裏面に位置する挿入部がプラグおよびレセプタクルという相反する形態であると、一方の端子用コネクタがレセプタクル、そして他方の端子用コネクタがプラグという形態とされていることで電装基板同士の端子用コネクタ同士が直接挿脱できる。
中継基板6に有する中継用コネクタ7,7’は、その表裏面で収納ケース内およびケース外に位置する電装基板を挿脱できる構成であるので、ケース内外にそれぞれ位置する電装基板同士は、中継用コネクタ7,7’を介して同一平面上に位置されることになる。従って、中継用コネクタ7,7’を用いる場合および中継用コネクタを用いない場合のいずれにおいても収納ケース4の内外にそれぞれ位置する電装基板同士は、同一平面上で電気的接続されることになる。これにより、接続方向以外での電装基板の占有部分が発生することなく、しかも中継基板6を設けた場合あるいは設けない場合のいずれにおいても構造変更を行うことなく電装基板同士を直接接続することが可能となる。この結果、ハーネスを用いることなく電装基板同士を接続することができるので、ハーネスを用いた場合に発生する電磁障害の影響を回避することができる。
収納ケース外に位置する電装基板B1,B2は、筐体の内外方向に沿って積層、換言すれば一方に対して他方が重畳された状態で配置されており、しかも、その一方が収納ケース4の揺動方向と相対する方向に揺動できるように設けられている。これにより、図7に示すように、他方の電装基板B2が中継基板の中継用コネクタ7’に挿入されて収納ケース4と共に揺動した場合には、一方の電装基板B1を収納ケース4と相反する方向に揺動させることで観音開きが可能となり、筐体内の露呈面積を大きくすることができる。
以上のような原理構造に基づく詳細な構成を図4以下で説明すると次の通りである。
図4は、収納ケース4側の構成を示す図であり、同図において収納ケース4は、揺動支点となる支軸5を上下各端部に備えた揺動支持片50と、揺動支持片50に締結されるサイドフレーム51と、サイドフレーム51の上面および筐体奥側に相当する背面にそれぞれ締結されて収納ケース4における筐体奥側の面および上面をそれぞれ覆うことができる形状を備えて図4において符号4Cで示したものに相当する背面板52と、背面板52におけるサイドフレーム51側と反対側の側部において着脱可能に設けられている中継フレーム4Dと、中継フレーム4Dに着脱可能な中継基板5と、背面板52に対して着脱可能に設けられて収納ケース4における筐体外側の面を覆うことができるシールド板53,54を備えている。
中継基板6には、メイン基板A1およびコントロール基板A2(図3参照)が接続される中継用コネクタ7,7’が設けられている。
中継用コネクタ7,7’は中継基板6の厚さ方向両面、いわゆる、表裏両面にそれぞれ設けられており、各面での基板挿入構造がプラグとレセプタクルとをそれぞれ露呈させるようになっている。これにより、収納ケース4内の電装基板A1,A2に設けてある端子用コネクタおよび収納ケース外に位置する電装基板B1,B2に設けてある端子用コネクタ8,8’がそれぞれ相反する形態で中継用コネクタ7,7’に挿入され、さらに、中継用コネクタ7,7’を用いない場合には直接端子用コネクタ同士が同一平面上で接続できる。
収納ケース4内の電装基板A1,A2あるいは電装機器A3は、外部からの電磁ノイズの影響を受けにくい状態を維持されているが、回路を構成する電装部品の交換などの際には、シールド板53あるいは54を取り外すことで内部を露呈させることができる。なお、図4において電装機器の一つである記憶装置A3は、複数設けられる場合あるいは単体の場合いずれにおいても、支持ブラケット55により背面板52に固定されるようになっている。また、図4において背面板52およびシールド板53に設けてある多数の丸穴は、放熱用のラス穴である。
図5は、筐体内で収納ケース4および収納ケース外から接続される側の電装基板B1,B2の設置状態を示す図である。
同図において、筐体内に収められてフレームFに固定される収納ケース4に対して収納ケース外から接続する側の電装基板B1,B2は、予め、図6に示すように、中継基板6に有する中継用コネクタ7,7’に対して挿入されることにより収納ケース4内の電装基板A1,A2と電気的接続された状態とされる。
収納ケース4の内側および外側からそれぞれ中継基板6の中継用コネクタ7,7’に電装基板A1,A2およびB1,B2が電気的接続されると、コネクタ7,7’により電装基板が強固に保持されることになり、特別な支持部材を敢えて設けなくても安定した電気的接続が維持されることになる。
電装基板同士を電気的接続させた状態を維持する中継用コネクタ7,7’を備えた中継基板6は、筐体内から揺動させて外部に張り出した状態の収納ケース4に対して中継フレーム4Dに取り付けられることで収納ケース4の壁面の一部を構成することができる。
収納ケース4外から接続する側の電装基板B1,B2は、筐体内に収納ケース4が収められると、図5において符号57で示すシールド板によって覆われて外部からの電磁ノイズの影響が阻止されるようになっている。なお、図5において、二点鎖線で示す部材は、収納ケース4側および収納ケース外の電装基板をシールドするシールド板(図4において符号53,54で示す部材および図5において符号57で示す部材)が取り付けられている場合の状態を示している。
本実施例は以上のような構成であるから、電磁ノイズの影響により誤動作を生じやすい電装基板や電装機器は収納ケース4内に纏めることで電磁ノイズの影響を回避することができる。しかも、収納ケース4における一面は着脱可能なシールド板53,54によって覆われているので、これを取り外すだけで収納ケース4を分解することなく電装基板への電装部品の換装や基板自体の交換作業を行うことができる。
一方、収納ケース4外には、電磁ノイズの影響がさほど大きくない電装基板B1,B2を設けることで、収納ケース4の占有スペースを小さくすることができ、特に、支軸5を支点とする収納ケース4の揺動半径を小さくでき、さらに、収納ケース4の外側から接続する側の電装基板B1,B2と収納ケース4内の電装基板A1,A2とが中継基板6に有する中継用コネクタ7,7’を介して直接接続できるので、ハーネスを用いない電気的接続が可能となる。これにより、ハーネスを用いた場合に発生するアンテナ作用による電磁障害の虞がなく、電装基板での誤動作が殆どない状態に維持することができる。
筐体内に配備されている駆動装置類のメンテナンス時には、収納ケース4が筐体内から外側に向けて揺動されて張り出される。
図7は、この状態を示しており、同図において、収納ケース4は、揺動支持片50を揺動させることで筐体内の駆動装置類の配備位置を外部に露呈させることができる。これにより、収納ケース4を一々取り外す手間が不要となり、作業負担を軽減して駆動装置類のメンテナンス作業性を改善することができる。
一方、収納ケース4外から接続する側の電装基板B1,B2のうちで、駆動装置類が配備されている筐体奥側に位置する電装基板B1を収納ケース4とは相対方向に揺動支持することもできるので(図3において符号R2で示す方向への揺動)、この支持構造を採用した場合には、図7に示すように、収納ケース4側とこのケースの外側に位置する電装基板B1とが相反する方向に開放する観音開きが可能であるので、駆動装置(便宜上、図7において符号DRで示す)類の露呈面積を大きくすることができる。
また、この場合には、図7において収納ケース4が閉じられているときの電装基板B1の位置を二点鎖線で示すように、周の魚ケース内の電装基板途中形容コネクタ7’を介して接続されているケース外に位置する今一つの電装基板B2と重畳する位置関係を設定することにより、観音開きから閉じられた際の奥行き方向のデッドスペースを有効に利用して駆動装置DR類の露呈面積を大きく確保するための構成が得られる。
一方、画像形成装置の仕様変更や機能変更が行われる場合、例えば、中継基板6を用いない場合には、収納ケース4側の電装基板A1,A2と収納ケース4の外側に位置する電装基板B1,B2とが双方に有する端子用コネクタを介して直接接続される。この場合には、収納ケース4の内外に位置する電装基板同士が同一平面上に位置する関係とされているので、仕様変更や機能変更に応じた中継部の構造変更などを必要とすることなく直接接続が可能となり、ハーネスを用いないで済むことになる。
図8および図9は、中継基板6を用いる場合と用いない場合とを示す図であり、図8においては、中継フレーム4Dおよび中継基板6が用いられ、収納ケース4の内外に位置する電装基板同士が中継基板6に有する中継用コネクタ7,7’を用いて接続される。
一方、図9においては、中継基板6が取り除かれる状態が示されており、この場合には、中継フレーム4Dにおける中継基板6の設置スペースとして形成されている切除部分に対して電装基板A1,A2,B1,B2の端子用コネクタを直接位置させることができるので、各電装基板に装備されている端子用コネクタ同士を直接接続させることができる。特に電装基板同士は中継基板6の中継用コネクタ7,7’を介して同一平面上に位置するようになっているので、中継用コネクタ7,7’が存在しない場合でも、自身に装備されている端子用コネクタを介して同一平面上で接続される。これにより、中継用コネクタの存否に応じた構造を変更する必要をなくして構造変更を行う際のコスト上昇を抑制することができる。
図9では、収納ケース4内の電装基板A1に対してケース外に位置する電装基板B1が端子用コネクタ同士(図9では、便宜上、電装基板B1側の端子用コネクタのみが符号8で示してある)を直接挿入することでハーネスを用いることなく電気的接続される。このように、本実施例では、画像形成装置の仕様変更あるいは機能変更に際して、一々、筐体側の構造変更を行わなくても中継基板6のみを交換あるいは取り外すだけで変更に対応した電装基板を装備させることが可能となる。特に、収納ケース4の構造を変更することなく中継基板6の設置状態を選択するだけで機能や仕様の変更に対応することができ、筐体構造を変更する場合に比べてコストの上昇を防止することが可能となる。特に、画像形成装置での仕様や機能が変更されるような場合、あるいは将来に見込まれる機能のバージョンアップの際に変更される箇所として中継基板6を変更あるいは中継基板6の設置状態を選択するだけで、その他の電装基板A1,B1およびB2への仕様変更を強制させないでそれら電装基板A1,B1,B2を仕様に拘わらず仕様毎で共通に用いることができる。 また、中継フレーム4Dも交換できるので、電装基板の変更、特にサイズ変更などに合わせて中継フレーム4Dを交換するだけで収納ケース4の構造変更を行うことなく電装基板のサイズ変更に対応することも可能となる。
本発明実施例による電装基板支持構造が適用される画像形成装置を斜め後ろから見た外観図である。 図1に示した画像形成装置の正面図である。 本発明実施例による電装基板支持構造の原理構造を説明するための模式図である。 図3に示した原理構造に示された収納ケースの構成を示す分解斜視図である。 図3に示した原理構造に基づく電装基板の支持構造が筐体内に設置されている状態を示す図である。 図3に示した原理構造における収納ケース側およびケース外側に位置する電装基板の関係を示す図である。 図5に示した電装基板の支持構造の作用の一つを説明するための斜視図である。 図5に示した支持構造での一態様を示す図である。 図5に示した支持構造での他の態様を示す図である。 電装基板の支持構造の従来例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
4 収納ケース
4D 中継フレーム
6 中継基板
7,7’ 中継用コネクタ
50 揺動支持片
A1,A2 収納ケース内の電装基板
B1,B2 収納ケース外に位置する電装基板

Claims (13)

  1. 電装部品を装備した回路が構成されている電装基板の支持構造であって、
    各種電装基板のうちで、電磁波放射あるいは電磁波によるノイズの影響を受けやすい基板同士を纏めて収容可能な収納ケースと、
    上記収納ケース内に位置する電装基板と接続される電装基板を接続するために上記収納ケースにおける一面において着脱可能に設けられた中継部とを備え、
    上記収納ケース内に配置されている電装基板とこれら電装基板に対して該収納ケース外から接続する側の電装基板とを上記中継部を介して直接接続できる構成としたことを特徴とする電装基板支持構造。
  2. 請求項1記載の電装基板支持構造において、
    上記中継部には、上記収納ケース内に配置されている電装基板および収納ケース外から接続する側の電装基板をそれぞれ挿脱できる構成が備えられていることを特徴とする電装基板支持構造。
  3. 請求項1または2記載の電装基板支持構造において、
    上記中継部には、上記収納ケース内の電装基板と収納ケース外から接続する側の電装基板とを同一平面上に位置させた状態でそれぞれ電気的接続が可能な構成が備えられていることを特徴とする電装基板支持構造。
  4. 請求項1乃至3のうちの一つに記載の電装基板支持構造において、
    上記収納ケース内および該収納ケース外にそれぞれ位置する電装基板が互いに対向する中継部には、上記両方の電装基板の中継用コネクタが設けられ、該中継用コネクタに各電装基板が挿入されることで直接接続されることを特徴とする電装基板支持構造。
  5. 請求項4記載の電装基板支持構造において、
    上記収納ケース内および収納ケース外にそれぞれ位置する電装基板同士の対向位置には、上記中継用コネクタの挿入部への形態が相対的となる関係の端子用コネクタが設けられ、上記中継用コネクタとは関係なく直接、端子用コネクタ同士が接続できることを特徴とする電装基板支持構造。
  6. 請求項1乃至5のうちの一つに記載の電装基板支持構造において、
    上記収納ケースは、内部に収納されている電装基板の面部に対向する壁面が着脱可能な金属製のシールドケースが用いられることを特徴とする電装基板支持構造。
  7. 請求項6記載の電装基板支持構造において、
    上記収納ケースは、揺動可能に設けられていることを特徴とする電装基板支持構造。
  8. 請求項1乃至7のうちの一つに記載の電装基板支持構造を用いることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    上記電装基板支持構造に用いられる収納ケースは、画像形成装置の筐体内において駆動装置類が収納されている位置よりも外側に配置されて揺動可能に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8または9記載の画像形成装置において、
    上記収納ケースは、筐体内の駆動装置を外部に露呈させる際に筐体外部に向け揺動され、画像形成処理時には筐体内に向けて揺動して定位置に位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項8乃至10のうちの一つに記載の画像形成装置において、
    上記収納ケース外から接続される側の電装基板の一部が、上記収納ケースのよう同方向と相対する方向に揺動支持され、収納ケースと合わせて観音開きが可能な構成とされていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    上記収納ケース外から接続される側の電装基板の一部は、上記収納ケース側の電装基板に接続されている電装基板に対して重畳する状態で配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項8乃至12のうちの一つに記載の画像形成装置において、
    上記収納ケース外から接続される側の電装基板は、画像形成装置の機能変更に応じて設置されることを特徴とする画像形成装置。
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