JP4537466B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4537466B2
JP4537466B2 JP2008065847A JP2008065847A JP4537466B2 JP 4537466 B2 JP4537466 B2 JP 4537466B2 JP 2008065847 A JP2008065847 A JP 2008065847A JP 2008065847 A JP2008065847 A JP 2008065847A JP 4537466 B2 JP4537466 B2 JP 4537466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
cable
unit
image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008065847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009222887A (ja
Inventor
泰輔 兵頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008065847A priority Critical patent/JP4537466B2/ja
Priority to US12/185,360 priority patent/US8068754B2/en
Publication of JP2009222887A publication Critical patent/JP2009222887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4537466B2 publication Critical patent/JP4537466B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、シート材に画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に関する。
従来から、デジタル複写機、ファクシミリ、またはそれらとプリンタとを組合わせた複合機(MFP)などの画像形成装置として、プリンタ部とスキャナ部とが分割されてユニット化されたものが知られている。スキャナ部の操作のために、通常は、スキャナ部が画像形成部の上部に配置された構成をとっている。プリンタ部はシート材に画像を形成する画像形成手段を有し、スキャナ部は原稿の画像を読み取る画像読取手段を有する。
このような画像形成装置においては、メンテナンスやシート材の詰まり処理(ジャム処理)、プロセスカートリッジの交換などの作業を容易にするために、プリンタ部に対してスキャナ部が開閉可能に構成されている。これらのプリンタ部とスキャナ部は、ケーブルにより電気的に接続されている。
たとえば、複写機においては、原稿圧板に原稿用紙のオートフィーダ(ADF)を有するシートスルー式のスキャナ部が、フラットべッド式のスキャナ部を有するプリンタ部に対して開閉するものが知られている。このような複写機では、スキャナ部とプリンタ部を結ぶ電線類が、装置背面でケーブルにより連結され、剥き出しの状態になっている。
このようにスキャナ部とプリンタ部をつなぐケーブルが画像形成装置外部に露出していると、外観上好ましくなく、さらに、ユーザが誤ってケーブル類を引っ張り、破損させてしまう可能性もある。また、静電気による電気部品破損の可能性もある。静電気対策のために、シールドケーブルを使用する方法もあるが、デザイン的に好ましくない。
このようなケーブルの露出の問題を解決する手段として、例えば、特許文献1に記載されたような画像形成装置が知られている。
この特許文献1に記載の画像形成装置は、図11に示すように、スキャナ部100とプリンタ部102とを有し、スキャナ部100がヒンジ部101を介してプリンタ部102に開閉自在に連結されている。
プリンタ部102の内部には、画像形成手段として、感光体ドラム104を含む現像カートリッジ105が設けられている。感光体ドラム104には、レーザ露光装置106によって、スキャナ部100で読み込まれた画像情報が静電像として書き込まれ、現像カートリッジ105により現像されてトナー画像が形成される。このトナー画像がシート材収納カセット106から給紙されるシート材Pに転写され、定着装置107にて加圧、加熱されて定着されるようになっている。
メンテナンス時には、ヒンジ部101を中心にスキャナ部100を回転させて開き、スキャナ部100とプリンタ部102の開口部から、プリンタ部102の内部にアクセスして各種作業が行われる。
スキャナ部100とプリンタ部102はケーブル103によって電気的に連結されている。このケーブル103は、ヒンジ部101の近傍に設けられた筒状部材110内に配線され、ケーブル類を画像形成装置内に収めるようになっている。
特開2005−258025号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、ケーブル103をヒンジ部101近傍の筒状部材110の内部に配線するという構造上、下記のような問題があった。
ケーブル103が筐体と一体の筒状部材110内部に納められているので、スキャナ部100とプリンタ部102の組立や分解作業においては、ケーブル103をその都度を筒状部材110から外さなければならない。しかし、ヒンジ部101近くの狭い空間で、ケーブル103を筒状部材110から外す作業は困難である。また、ケーブル103を覆っている部品類の合体及び取り外しという繁雑な作業を余儀なくされ、作業性が悪いという問題があった。
一方、ケーブル103が覆われているのは、回動軸を有するヒンジ部101付近のみで、ケーブル103が接続される電気基板はプリンタ部102の内部に配置されている(図示せず)。そのため、ヒンジ部101近くの筒状部材110から装置内部の電気基板までの間のケーブルの露出を防ぎ、静電気対策を行うためには、電気基板に至るまでの間、別の被覆手段を設ける必要がある。
本発明の目的は、画像読取部と画像形成部間のケーブルの露出を防ぎ、しかもケーブルへのアクセスが容易で、組立作業や分解作業の作業性向上とメンテナンスの容易化を実現し得る画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、シート材に画像を形成する画像形成部と、原稿を読み取る画像読取部と前記画像読取部と前記画像形成部とを電気的に接続するケーブルと前記ケーブルを前記画像形成部に接続するため前記画像形成部に設けられたコネクタ部と、を有し、前記画像読取部が軸回りに回動することで前記画像形成部に対して開閉可能となる画像形成装置であって、前記ケーブルは前記軸の近傍で画像読取部側の部分と画像形成部側の部分とに折り返され、前記ケーブルの画像形成部側の部分は、前記軸から離れる方向に沿って設けられ前記コネクタ部に接続されており、前記画像形成部には、前記ケーブルの画像形成部側の部分及び前記コネクタ部を覆い前記ケーブルと装置外部の空間との距離を確保するためのケーブルカバーが着脱自在に設けられ、前記ケーブルカバーは、前記画像読取部が前記画像形成部に対して閉じられた状態では取り外しできず、前記画像読取部が前記画像形成部に対して開かれた状態では前記軸から離れる方向であって前記ケーブルの画像形成部側の部分に沿うように取り外し可能であることを特徴とする。
本発明によれば、画像読取部と画像形成部間のケーブルの露出を防いで静電気対策を行うことができ、しかもケーブルへのアクセスが容易で、組立作業や分解作業の作業性向上とメンテナンスの容易化を実現することができる。
以下に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1、図2、図5及び図6は、本実施例1に係る画像形成装置の基本的な構成を示している。図1は本発明の実施例1に係る画像形成装置の開状態の全体構造を示す斜視図、図2は図1の画像形成装置を背面側から見た一部破断斜視図、図5は図1の装置の閉状態の
背面図、図6は図1の装置の開状態の背面図である。
図において、1Aは画像形成装置全体を示すもので、この画像形成装置1Aは、原稿を読み取る画像読取部としてのスキャナ部1と、シート材に画像を形成する画像形成部としてのプリンタ部2と、を有している。
プリンタ部2の内部には、特に図示しないが、画像形成手段として、従来と同様に、感光体ドラムを含む現像カートリッジを備えている。感光体ドラムには、レーザ露光装置によって、スキャナ部で読み込まれた画像情報が静電像として書き込まれ、現像カートリッジにより現像されてトナー画像が形成される。このトナー画像がシート材収納カセットから給紙されるシート材に転写され、定着装置にて加圧、加熱されて定着されるようになっている。もっとも、画像形成手段としては、このような感光体ドラムを用いるものに限らず、シート材にインクの液滴を付着させて画像を形成するようなプリンタでもよく、要するにシート材上に画像を形成するものであればよい。
スキャナ部1はプリンタ部2の上部に配置され、ヒンジ部3を回動中心として、プリンタ部2に対して回動させて開閉する構成となっている。このスキャナ部1をプリンタ部2に対して相対的に上方に回動させて開くことにより、スキャナ部1とプリンタ部2間の開口部からプリンタ部2の内部にアクセスすることが可能になる。不図示の現像カートリッジの交換やジャム処理などを行う場合には、スキャナ部1を上方に開き、スキャナ部1とプリンタ部2の開口部から、プリンタ部2の内部にアクセスして行うようになっている。
スキャナ部1は、フラットベッド式スキャナ部1aと、原稿圧板に原稿のオートフィーダ(ADF)を有するシートスルー式スキャナ部1bとから構成されている。スキャナ部1は、ヒンジ部3a,3bの回動軸を中心にプリンタ部2に対して所定の角度だけ開閉可能に設けられている。ヒンジ部の符号については、図1では、左右のヒンジ部を区別して3a,3bと付しているが、以下の記載で、特に区別しない場合には、添字a,bを付さないで、単にヒンジ部3と表記するものとする。
ヒンジ部3の回動軸は、プリンタ部2及びスキャナ部1を水平に置いた際に水平となる軸である。このヒンジ部3の近傍には、スキャナ部1の開閉動作をサポートするダンパ機構(図示せず)が設置されている。
スキャナ部1とプリンタ部2とは、ケーブル4により電気的に接続されている。ケーブル4の一端はスキャナ部1に設けられた電気基板(図示せず)に、ケーブル4の他端がプリンタ部2に設けられた電気基板(図示せず)に接続される。これにより、スキャナ部1とプリンタ部2の間において電気信号の送受信が行われ、たとえば、スキャナ部1により読み取られた画像情報がプリンタ部2に送信される。
プリンタ部2には、図5,図6に示すように、コネクタ部7が設けられている。このコネクタ部7に、ケーブル4の一端に設けられたケーブル端子41が着脱自在に接続される。
コネクタ部7は、図7に拡大して示すように、プリンタ部2の背面側に配設された電気基板である中継基板5に設けられている。中継基板5は、プリンタ部2の内部背面側に配設されており、シールド部材(図示せず)などの部品から上方に一部が突出している。この突出部5aのヒンジ部3と対向する側にコネクタ部7が設けられている。
突出部5aには、中継基板5およびコネクタ部7を組立時やメンテナンス時における別部品との接触や塵埃から保護するために、コネクタカバー8が設けられている。コネクタカバー8には、ケーブル4をコネクタ部7に着脱するときの妨げにならないように、ヒン
ジ部3側に向かって開く開口部9が設けられている。
コネクタカバー8の形状は、図7の形状に対して、図3に示すように、開口部9が上方に広げられたような形状となっていてもよく、特に限定されるものではない。
ケーブル4、中継基板5の突出部5aおよびコネクタ部7は、プリンタ部2に対してスキャナ部1を閉じた閉状態においては、図5に示すように、画像形成装置1A内部に収まった状態になる。
次に、プリンタ部2とスキャナ部1とを接続するケーブル4のはい回し構成について説明する。
ケーブル4は、スキャナ部1の回動中心であるヒンジ部3の回動軸の近傍であって画像形成装置1Aの内部側で、画像読取部側の部分であるスキャナ部側のケーブル部分4aと画像形成部側部分であるプリンタ部側のケーブル部分4bとに折り返されている。ケーブル4のプリンタ部側のケーブル部分4bは、ヒンジ部3の回動軸から離れる方向に配線されてコネクタ部7に至る構成となっている。また、スキャナ部側のケーブル部分4aも、ヒンジ部3の回動軸から離れる方向に配線されて、スキャナ部1に設けられたコネクタ部7に接続される。ただし、スキャナ部側のケーブル部分4aの配線はこれに限られるものではなく、ケーブル4がヒンジ部3の回動軸の近傍で折り返される構成であればよい。
プリンタ部側のケーブル部分4bは、中継基板5のコネクタ部7に対して直角に挿入され、スキャナ部1の回動中心であるヒンジ部3の回動軸側に水平方向に伸長される。さらに、ケーブル4は、ヒンジ部3の回動軸の近傍の折り返し部4cにおいて180度向きを変えられ、スキャナ部側のケーブル部分4aにつながっている。このスキャナ部側のケーブル部分4aも、スキャナ部1の分割面となる底面に沿ってヒンジ部3から離れる方向に伸びている。そして、スキャナ部側の端子42が、スキャナ部1におけるコントロール基板(図示せず)等の電気基板に接続される。
このように、ケーブル4を、プリンタ部2の中継基板5の基板面に対して直角になるように接続させ、プリンタ部側のケーブル部分4bをプリンタ部2の開口面に対して水平に配線している。これにより、ケーブル4のはい回しに必要な上下方向のスペースを最小限にすることが可能となっている。
また、図8に示すように、ケーブル4のスキャナ部側のケーブル部分4aとプリンタ部側のケーブル部分4bが、上下方向に重ならないように、ヒンジ部3の回転軸に対して直交方向にオフセットさせてもよい。
ヒンジ部3の回転軸に対して直交方向は、この実施例では、ユーザの使用状態に基づいた方向で記載すると、前後方向に対応する。オフセット量(W)は、プリンタ部2およびスキャナ部1の寸法に基づいて、最適な値となるように適宜設定可能である。
ケーブル4をオフセットさせて折り返すことにより、上下方向のスペースを節約することができる。また、スキャナ部1を開閉させる時に、ケーブル4を曲げるのみならず、ねじる動きを持たせることができるので、スキャナ部1の開閉を繰り返した時にケーブル4へのストレスを小さくすることができる。
本発明の特徴は、プリンタ部2に、コネクタ部7及びケーブル4を覆うケーブルカバー10を、着脱自在に設けたものである。この実施例では、ケーブルカバー5は、ケーブル4のうち、スキャナ部1からコネクタ部7に至る部分、すなわち、ケーブルの折り返し部4cと、プリンタ部側のケーブル部分4bを覆う構成となっている。図3に示すように、コネクタ部7がコネクタカバー8で覆われている場合には、コネクタカバー8まで全体を覆う構成としている。
また、ケーブル4、中継基板5の突出部5aおよびコネクタ部7は、プリンタ部2に対してスキャナ部1を閉じた閉状態においては、図5に示すように、ケーブルカバー5に覆われ、画像形成装置1A内部に収まった状態になる。このとき、ケーブルカバー5は、プリンタ部2に対する着脱が禁止されている。したがって、閉状態においては、ケーブルカバー5によってケーブル4と外部空間との距離を確保でき、静電気による電気部品の損傷を防止することができる。
プリンタ部2に対してスキャナ部1を開いて開状態にすると、図6に示すように、ケーブルカバー5は、プリンタ部2に対して取り外し可能となる。したがって、開状態においては、ケーブルカバー5を取り外しさえすれば他に外装部品や周囲の部品を取り外すことなく、ケーブル4をコネクタ部7に対して着脱させることができる。
図3は、このケーブルカバー10の取り外し状態を示す部分斜視図、図4は図3のケーブルカバー10を反対側から見た斜視図である。
ケーブルカバー10は、外側板部10aと、外側板部10aとの所定の間隔を隔てて設けられる内側板部10bと、外側板部10aと内側板部10bの上縁部間を連結する上板部10cとを備えた構成となっている。
ケーブルカバー10の外側板部10aと内側板部10b間の間隔は、コネクタ部7を覆うコネクタカバー8を収納可能な間隔に設定される。ケーブルカバー10の高さは、ケーブル4の折り返し部4cを覆う高さに設定されている。
ケーブル4は、電気基板が装着される装置の背面側に片寄せて配設されており、ケーブルカバー5の外側板部10aは、図2,図3及び図5に示すように、装置の外装である背面カバー21の一部を兼ねている。
この実施例では、プリンタ部2の背面カバー21の上端部に、ケーブルカバー10の分だけ切欠き22が設けられている。切欠き22は水平端縁22aと、コネクタ側の垂直端縁22bと、それらの間を繋ぐ円弧形状端縁22cを有している。
背面カバー21は、左右のカバー21a、21bに分割されており、切欠き22は、左右のカバー21a,21bに跨って設けられている。この切欠き22にケーブルカバー10の外側板部10aが嵌まり込み、ケーブルカバー5の外側板部10aの表面が背面カバー21の表面とほぼ面一に構成される。
外側板部10aは、ヒンジ部3に対して直交方向に延びる横長矩形状の板状部で、そのコネクタ側端縁10a3は、垂直端縁と垂直端縁から円弧状に延びた円弧形状端縁とからなっている。このコネクタ側端縁10a3は、切欠き22の垂直端縁22bと円弧形状端縁22cに接するか近接するように構成されている。
また、外側板部10aのコネクタ側端縁10a3の上端部近傍には、固定用ねじ穴10dが設けられている。この例では、固定用ネジ穴10dは、コネクタ側端縁10a3と上側縁10a1との角部付近に設けられている。
内側板部10bは、屈曲部10b1を介して、ヒンジ部側部分10b2と、コネクタ側部分10b3に区分され、ヒンジ部側部分10b2がコネクタ部側部分10b3よりも内側に張り出している。コネクタ部側部分10b3の上半部10b4が外側板部10aとの間隔が下方に向かって幅広となるように傾斜する傾斜面、下半部10b5が垂直面となっている。
スキャナ部1が閉じた際には、折り返されたスキャナ部側のケーブル部分4aは、上板部10cの上面に沿って収納される。
ケーブルカバー10は、プリンタ部2に対して、スキャナ部1を開いた状態でスキャナ部1の回動中心であるヒンジ部3の回動軸から離れる方向に移動可能に支持されている。
この実施例では、ケーブルカバー10とプリンタ部2との間に、ケーブルカバー10をヒンジ部3の回動軸から離れる方向に移動させることにより互いに離脱する差込係合部13が設けられている。この差込係合部13は、ケーブルカバー10をヒンジ部3の回動軸に対して近づける方向に移動させることにより互いに係合する。
差込係合部13は、図4(A)に示すように、ケーブルカバー10の外側板部10aと内側板部10bそれぞれのヒンジ部側端部に設けられた差込凸部11a,11bと、プリンタ部2側に設けられた差込受け部12a,12bとによって構成されている。ケーブルカバー10の外側板部10aと内側板部10bのヒンジ部側端部には、たとえば、図4(B)に示すように、差込凸部11a,11bが突出する基部11a1,11b1が設けられている。
差込凸部11a,11bと差込受け部121,12bは、ケーブルカバー10がヒンジ部3の回動軸に対して近づく方向に移動して差込まれ、離れる方向に移動して離脱するように構成されている。図示例では差込凸部11a,11bはヒンジ部3側に向けて矩形状に突出しており、差込受け部12a,12bは凹形状となっている。
図3の矢印Aは、ケーブルカバー5の取り外し方向を示している。同図に示すように、スキャナ部1を開いた状態で、スキャナ部1の開閉支点軸となるヒンジ部3の回動軸から離れる方向に取り外される、すなわち、ヒンジ部3の回転中心に対して直交する方向に取り外される。
この例では、ケーブルカバー10の外側板部10aは、背面カバー21の切欠き22にはまりこむ構成なので、取り外し方向Aは、垂直端縁22bに沿って持ち上げられた後にその上端角部を乗り越えるように、水平線に対して所定角度斜め上方である。
固定する際には、ケーブルカバー10の差込凸部11a,11bを差込受け部12a,12bに差し込むことで、ヒンジ部側端部が支持され、コネクタ部側の端部がねじ10eでプリンタ部2に固定される。差込凸部11と差込受部12との嵌合によって、ケーブルカバー5におけるヒンジ部側端部の上下方向と左右方向(ヒンジ部3の回動軸に対して平行方向)の位置決めがなされる。
取り外しの際には、固定端部7のねじ10eを1つ外し、ケーブルカバー10をヒンジ部3から離れる方向に移動させることにより、差込凸部11が受け部12から外れる。このとき、スリット22の垂直端縁22bの上端角部は、コネクタ側端縁10a3の円弧形状端縁に沿ってスムーズに乗り越えることができる。
したがって、スキャナ部1の開閉角度が転倒防止のために制限されていても、ケーブルカバー5をケーブル4とほぼ平行に、かつヒンジ部3の回動軸から離れる方向に引き出すことにより容易に取り外すことができる。
上記構成の画像形成装置においては、スキャナ部1を開くことで、プリンタ2内部へのアクセスが可能になり、現像カートリッジ(CRG)の交換や、シート材のジャム処理、メンテナンス作業等を行う。
ケーブル4を外す場合には、スキャナ部1を開いた状態で、まず、ケーブルカバー10を外し、次いで、コネクタ部7からケーブル4の端子41を抜き取る。また、ケーブル4を接続する場合には、スキャナ部1を開いた状態で、ケーブル4の端子41をコネクタ部7に差込み、ケーブルカバー5を取り付ければよい。したがって、外装部品や周囲の部品を取り外すことなくケーブル4を着脱することができる。
ケーブルカバー5の着脱作業において、ケーブルカバー5によってケーブル4と外部空間との距離を確保でき、静電気による電気部品の損傷を防止することができる。また、スキャナ部1の開閉支点となるヒンジ部3の回動軸付近からコネクタ部7に至るまでの静電気対策は、ケーブルカバー5の部品一つで行うことができる。したがって、スキャナ部1の着脱作業における操作性も向上し、コスト面でも有利になる。さらに、ケーブルカバー5を取り外す際にも、ケーブル4に干渉することなくケーブルカバー5を取り外すことができ、組立作業も容易である。
図9及び図10は、本発明の実施例2に係る画像形成装置のケーブルカバーの支持構造を示している。画像形成装置全体構成は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
ケーブルカバー10の構成は基本的に実施例1と同一であり、以下の説明では主として支持機構について説明し、同一の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略するものとする。
この実施例2では、ケーブルカバー10とプリンタ部2の間に、プリンタ部2に設けられた互いに平行の一対のレール31a,31bと、ケーブルカバー10に設けられるボス32a,32bとが設けられている。ボス32a,32bがレール31a、31bに沿って移動自在に係合されるレール係合部を構成する。レール31a、31bは、ヒンジ部3に対して直交する方向に互いに平行に敷設されている。ボス31a,31bは、ケーブルカバー10の、外側板部10aと内側板部10bのヒンジ部側の端部に突設されており、レール31a,31bに設けられた長手方向に延びる長孔に移動自在に係合している。ケーブルカバー10を取り付けた状態は、図2及び図5と同様であり、コネクタ側端部の固定部をネジによりプリンタ部2に固定する構成となっている。
図9の矢印A、Bは、ケーブルカバー10の取り外し方向を示している。すなわち、ケーブルカバー10のコネクタ側端部の固定ネジを外し、ケーブルカバー10をボス32a,32bを中心に、コネクタ側端部を上方に回転させる(図中矢印B方向)。それと同時に、ボス32a,32bをレール31a,31bに沿って、ヒンジ部3の回動軸から離れる方向(図中A方向)に移動させる。
本実施例2においては、ケーブルカバー10の移動方向が、A方向及びB方向の2方向となるため、スキャナ開閉角度がより小さい構成にも対応できる。また、ケーブルカバー10のボス部32a、32bは、レール31a,31bによって案内されるので、容易に取り付け位置に達し、作業性もよい。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各種の変形が可能である。例えば、プリンタ部の上部にスキャナ部を開閉可能に設けた構成を採用したが、この発明の技術的思想に基づいて相対的に逆の構成を採用することも可能である。すなわち、スキャナ部に対してプリンタ部を上部に配置するような構成を採用しても良い。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の開状態の全体構造を示す斜視図である。 図1の画像形成装置を背面側から見た一部破断斜視図である。 図1の画像形成装置のケーブルカバーの取り外し状態を示す部分斜視図である。 (A)は図3のケーブルカバーを反対側から見た斜視図、(B)は(A)の部分斜視図である。 図1の装置の閉状態での背面図である。 図1の装置の開状態での背面図である。 図6のコネクタ部とケーブル端子の関係を示す要部拡大断面図である。 図1のケーブルの水平方向の折り返し例を示す上面図である。 図8の本発明の実施例2に係る画像形成装置に用いられるケーブルカバーの構成例を示す斜視図である。 図9のケーブルカバーを反対側から見た斜視図である。 従来技術に係る画像形成装置を示す断面図である。
符号の説明
1 スキャナ部(画像読取部)
2 プリンタ部(画像形成部)
3,3a,3b ヒンジ部
4 ケーブル
4a スキャナ部側のケーブル部分
4b プリンタ部側のケーブル部分
4c 折り返し部
7 コネクタ部
10 ケーブルカバー

Claims (8)

  1. シート材に画像を形成する画像形成部と、
    原稿を読み取る画像読取部と
    前記画像読取部と前記画像形成部とを電気的に接続するケーブルと
    前記ケーブルを前記画像形成部に接続するため前記画像形成部に設けられたコネクタ部と、
    を有し、前記画像読取部が軸回りに回動することで前記画像形成部に対して開閉可能となる画像形成装置であって、
    前記ケーブルは前記軸の近傍で画像読取部側の部分と画像形成部側の部分とに折り返され、前記ケーブルの画像形成部側の部分は、前記軸から離れる方向に沿って設けられ前記コネクタ部に接続されており
    前記画像形成部には、前記ケーブルの画像形成部側の部分及び前記コネクタ部を覆い前記ケーブルと装置外部の空間との距離を確保するためのケーブルカバーが着脱自在に設けられ、
    前記ケーブルカバーは、前記画像読取部が前記画像形成部に対して閉じられた状態では取り外しできず、前記画像読取部が前記画像形成部に対して開かれた状態では前記軸から離れる方向であって前記ケーブルの画像形成部側の部分に沿うように取り外し可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ケーブルの画像形成部側の部分は、前記画像形成部における前記画像読取部と対向する部分に略沿って設けられ、前記画像形成部における前記画像読取部と対向する部分に略沿った方向において、前記コネクタ部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コネクタ部が設けられた基板を前記画像形成部に有し、
    前記コネクタ部に対する前記ケーブルの着脱方向は前記基板の面に対して直角であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ケーブルカバーと前記画像形成部との間には、前記ケーブルカバーを前記軸に対し
    て近づける方向に移動させることにより係合し、前記ケーブルカバーを前記軸から離れる方向に移動させることにより係合が解除される差込係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記画像形成部にはレールが設けられ、前記レールに移動自在に係合するレール係合部が前記ケーブルカバーには設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ケーブルカバーは装置の外装を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ケーブルカバーは、前記ケーブルの画像形成部側の部分を前記画像読取部と対向する方向で覆う部分と、前記ケーブルの画像形成部側の部分を前記画像読取部と対向する方向に垂直な方向で両側から覆う部分を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像読取部を前記画像形成部に対して閉じた状態で前記画像形成部と前記画像読取部が対向する方向からみると、前記ケーブルの画像読取部側の部分と前記ケーブルの画像形成装置側の部分とが重ならないようになっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2008065847A 2007-08-06 2008-03-14 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4537466B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008065847A JP4537466B2 (ja) 2008-03-14 2008-03-14 画像形成装置
US12/185,360 US8068754B2 (en) 2007-08-06 2008-08-04 Image forming apparatus equipped having a hinge portion that connects an image forming portion and image reading portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008065847A JP4537466B2 (ja) 2008-03-14 2008-03-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009222887A JP2009222887A (ja) 2009-10-01
JP4537466B2 true JP4537466B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=41239756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008065847A Expired - Fee Related JP4537466B2 (ja) 2007-08-06 2008-03-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4537466B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5843443B2 (ja) * 2010-12-27 2016-01-13 シャープ株式会社 画像形成装置
JP5853645B2 (ja) * 2011-11-28 2016-02-09 株式会社リコー 画像形成装置
JP6274437B2 (ja) * 2014-11-27 2018-02-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像取装置及び画像形成装置
JP6031581B2 (ja) * 2015-11-17 2016-11-24 シャープ株式会社 画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131907A (ja) * 1998-10-28 2000-05-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2001063178A (ja) * 1999-08-30 2001-03-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2002246773A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 電装基板の取り付け構造および画像形成装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10123888A (ja) * 1996-10-25 1998-05-15 Copyer Co Ltd 画像形成装置
JP3767138B2 (ja) * 1997-11-26 2006-04-19 村田機械株式会社 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131907A (ja) * 1998-10-28 2000-05-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2001063178A (ja) * 1999-08-30 2001-03-13 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2002246773A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 電装基板の取り付け構造および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009222887A (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140132652A1 (en) Image Forming Apparatus
JP4702477B2 (ja) 画像記録装置
US10264149B2 (en) Information processing device and image forming apparatus
JP2007067811A (ja) 画像形成装置
JP4537466B2 (ja) 画像形成装置
JP2018064156A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP2005258025A (ja) 画像形成装置
JP2012189813A (ja) ノイズ除去部材用保持部材、画像形成装置および画像形成システム
JP2007003660A (ja) 画像形成装置
JP5910925B2 (ja) 画像形成装置
JP4476674B2 (ja) 画像形成装置
JP2009204996A (ja) 画像入出力装置及び操作装置
US8068754B2 (en) Image forming apparatus equipped having a hinge portion that connects an image forming portion and image reading portion
JP6379882B2 (ja) 読取装置
JP5156600B2 (ja) 電線保護構造及びこれを備えた画像形成装置
JP2009058947A (ja) 画像形成装置
JP2005084410A (ja) 電装基板支持構造および画像形成装置
JP4937586B2 (ja) 画像形成装置
JP2017211490A (ja) 画像形成装置
JP5182569B2 (ja) 画像形成装置
JP2009169121A (ja) 画像形成装置
JP6593317B2 (ja) 画像形成装置
JP4940812B2 (ja) 画像形成装置
JP7334475B2 (ja) 画像形成装置
US20170105302A1 (en) Support member connection mechanism and electrical apparatus including the same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100617

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4537466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees