JP4702477B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像記録装置に関する。
従来より、紙等の被記録媒体に記録を行うプリンタ機能を備えた画像記録装置が知られている(特許文献1)。
このものは、記録紙に印字を行って画像を形成するプリンタエンジンと、電源基板、エンジン制御用の主基板を主体として構成されている。このうち主基板は画像記録装置の前後方向に沿って配されているのに対し、プリンタエンジンは画像記録装置の左右方向に沿って配置されており、主基板とプリンタエンジンとは平面視方向からみた場合に交差している。
特開2003−289406公報
本発明は、回路基板がノイズを受け難く、ノイズ対策として有効であり、正常な通信機能を果たすことが可能な画像記録装置を提供すること目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、被記録媒体に画像を記録する画像記録部並びに、この画像記録部を制御する回路基板を有する制御ユニットを内部に収容させる筐体を備えた画像記録装置であって、前記制御ユニットは前記筐体のいずれかのコーナ部に配されるとともに、このコーナ部と対角をなして位置する他のコーナ部に送受信用のアンテナを有する通信ユニットが配されており、筐体の上面には原稿の画像情報を読み取り可能な画像読み取り部が前記筐体上面の一側縁部をヒンジとして回動可能に装着されるとともに、同画像読み取り部に操作信号入力用の回路基板を有する操作ユニットが付設されたものにおいて、前記制御ユニットは前記筐体における前記ヒンジが設けられた側の側壁に隣接して配されるとともに、前記ヒンジ部分は前記制御ユニットと前記操作ユニットとの間を繋ぐケーブルの配索経路としてあるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記制御ユニットを構成する前記回路基板は金属製のシールド部材により取り囲まれていることころに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記シールド部材は対向面間に前記回路基板を収容させる一対のシールドケースによって分割構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
装置の小型化を進めると筐体内には、種々の電子部品等が近接した状態で配置されることとなる。仮に、制御ユニットと通信ユニットとが近接していると回路基板がノイズを受け正常に機能しなくなる恐れがあるが、請求項1の発明によれば、通信ユニットと制御ユニットとが筐体の対角上に位置して離間した配置となっているから、ノイズ対策として正常な通信機能を果たすのに有効である。また、ヒンジ部分がケーブルの配索経路となっているから読み取り部の開閉(ヒンジを中心とする回動動作)に伴ってケーブルに無理な引っ張り力が作用することが少ない。また、制御ユニットはヒンジに隣接された構成であるからでケーブルの配索経路も最短で済む。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、回路基板はシールドされているから電気的な放射ノイズを遮蔽出来る。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、シールド部材は分割構成されているから取り外し、装着が容易であるし、仕様によっては周辺部品との干渉を回避するために、いずれか一方のシールドケースのみを使用するといった使用方法もとることが出来る。
本発明の一実施形態を図1ないし図12を参照して説明する。
図1は本実施形態に適用された複合機(本発明の画像記録装置に相当する)10の斜視図であって、この複合機10はファクシミリ機能に加え、通話機能を有し、更に、パーソナルコンピュータ等の接続によるスキャナ機能、プリンタ機能を備えている。尚、以下の説明において、図1の手前側を前側とし、左右方向に関しても図1の向きを基準に説明する。
複合機10はプリンタを構成する各装置を内部に収容するケース本体(本発明の筐体に相当する)21の上部側にフラットベット式のスキャナ装置(本発明の画像読み取り部に相当する)130を配してなる。スキャナ装置130の前部側には操作用のキーやタッチパネルを備え、電話番号の入力操作等を行うための操作パネル140が配されている。
スキャナ装置130はケース本体21の上面の側縁(図2における左側の側縁)に設けられるヒンジ24を介してケース本体21に接続されており、図1に示すようにケース本体21の上部に重なった姿勢から、図2に示すようにヒンジ24を中心として横開きするようになっている。また、ケース本体21側には図示しない保持具が設けられている。保持部はスキャナ装置130の底面に係止することで、スキャナ装置130を横開き姿勢に保持するよう機能する。
ケース本体21の側壁(図2における左側)の外面側には送受話器本体(以下、親機とする)Dが配されており、通話が可能となっている。このように親機Dをケース本体21の左側に配すことで、例えばジャム時の記録紙除去、インクカートリッジの交換等を行う場合には、左手で親機Dを持って通話相手から除去、交換方法に関して指示を受けつつ、右手で作業を行うことが出来るようになっている。本実施形態において親機Dは、スキャナ装置130が横開き姿勢にあるときに、同スキャナ装置130と干渉をしない範囲内、すなわち製品のばらつき等を考慮してもスキャナ装置130との間に隙間が保有される設定とした上で、なるべく上側に装着されている。このように親機Dをなるべくケース本体21の上部側に配置するのは、親機Dを使用する場合の使用性を考慮したものである。
また、図1に示すようにケース本体21の後部側の右側縁部には通信ユニット81が縦向きに装着されている。通信ユニット81は合成樹脂製のケーシング82を備え、内部に通信基板83が収容されている。この通信基板83は他の送受信器(以下、子機とする)との間を無線接続するためのものであって、送受信用のアンテナ83Aを有している。
このように、複合機10には直付けの親機Dとコードレスの子機とが設けられており、用途に応じてこれら両送受話器(親機、子機)を選択的に使用でき、更には、これら両送受話器間において通話も出来るようになっている。詳細には後述するが、ケース本体21のコーナ部のうち通信基板83が配されてコーナ部21Bと対角をなすコーナー部21Aには、各装置の駆動を電気的に制御するためのメイン基板(本発明の回路基板に相当)61が配されている。このように、メイン基板61と通信基板83とを離間させて配置することで、メイン基板61にノイズがのらないようにしてある。
次に、プリンタ装置20について説明する。
本実施形態のプリンタ装置20はインクジェット式であって、おおまかには記録紙に画像を記録する記録ユニット(本発明の画像記録部に相当する、図5参照)41、記録ユニット41に記録紙(本発明の被記録媒体に相当)を供給する供給部31、メイン基板61から構成されている。
まず、供給部31について説明すると、図1に示すようにケース本体21の中央下部には前後に貫通するトレイ収納部22が設けられており、そこには、供給トレイ32が前方より脱抜可能に嵌め合わされている。供給トレイ32は合成樹脂製であって板状をなすとともに、前部側の左右両縁部からはアーチ型をなすガイド片33が設けられており、トレイ上にセットされた記録紙の上方を覆うようになっている。このガイド片33は記録紙の左右方向に関する位置決め機能並びに、排出トレイとしての機能も有している(後述)。
装着状態において供給トレイ32はその全体が、トレイ収納部22内に収納され供給トレイ32の先端位置とトレイ収納部22の前端位置とがほぼ合致するようになっている。また、この状態においてガイド片33の上面部とトレイ収納部22の天井壁22Aとの間には、隙間が設けられている(図5参照)。
図5に示すように、トレイ収納部22の奥面側には弧状をなすUターン用のプレート35が装着されている。一方、次述するエンジンフレーム45には、供給ローラ37がアーム36を介して下方に垂れた状態で軸支されている。この供給ローラ37は図示しない連結軸を介して駆動源となるモータに接続されるとともに、供給トレイ32上に載置された記録紙の上面に当接するようになっている。
そのため、モータを介して供給ローラ37が駆動すると供給トレイ32より記録紙がプリンタ装置20の前側から奥側(図5に示すR方向)に1枚ずつ送り出される。そして、送り出された記録紙はUターン用のプレート28を介して、下側から上側に180度反転される。その後、反転された記録紙はUターン用のプレート35の前部に配されるレジストローラ38A及びこれに従動して回転する従動ローラ38Bによって前方、すなわち記録ユニット41へと送り出される。
記録ユニット41は記録ヘッド42Aを有するキャリッジ42、プラテン44、モータに接続されたタイミングベルト49、並びにこれらを支持するためのエンジンフレーム45を主体として構成されている。エンジンフレーム45はケース本体21の後部側であって供給トレイ32の上方に配されている。エンジンフレーム45は金属製であって、図4に示すように箱型をなす本体部45Aの上部側にケース本体21の左右方向に伸びる一対のガイドプレート46、47を装着してなる。本体部45Aには供給ローラ37のアーム36が回動自在に軸止されるとともにプラテン44、廃液フォーム44Aが取りつけられている。
ガイドプレート46、47はいずれも金属製であって前後に並んで配されている。キャリッジ42は両ガイドプレート46、47間を前後に架設するようにして装着される。この装着状態においてはキャリッジ42に形成される各摺動突部(図示せず)が、前側のガイドプレート46の後部並びに後側のガイドプレート47の前部に当接する(以下、摺動部46A、47Aとする)。
モータ、ひいてはタイミングベルト49が駆動されると、各摺動突部が各摺動部46A、47Aに沿って摺動するとともにキャリッジ42はプリンタ装置20の左右方向に沿って往復動する。これにより、供給部31を介して記録ユニット41に送られた記録紙上には記録ヘッド42Aにより画像が記録される。
図5に示すように、トレイ収納部22の中央部であって、エンジンフレーム45の前部側には排出ローラ53が設けられている。この排出ローラ53は図示しない連動手段を介して前記モータと接続されており、画像が記録された記録紙をガイド片33上に排出する。このように、記録紙を供給する部分と排出される部分とが上下に堆積されている。しかも、専用の排出トレイを設けておらず、ガイド片33が排出トレイの機能を果たしている。従って、装置全体の低背化が可能となる。尚、ガイド片33及び排出ローラ53が本発明の排出部に相当するものである。
また、図6に示すように供給トレイ32の右側方(同図において上側)には記録ヘッドクリーニング用のメンテナンス機構M及びカートリッジホルダ55が前後に並んで配されている。カートリッジホルダ55は上向きに開口する箱型をなすとともに、内部には4色分のインクカートリッジ56が収容されている。これら各インクカートリッジ56と記録ヘッド42Aとの間が送液チューブ57によって繋がれており、記録ヘッド42Aからインクが吐出されるとインクカートリッジ56から記録ヘッド42Aにインクが供給されるようになっている。このように、記録ヘッド42Aとインクカートリッジ56を分離して配置することで、装置全体の低背化を図るようにしている(図4参照)。
一方、供給トレイ32の左側方(図6における下側)には電源供給部91並びにネットワーク基板95が配されるようになっている。そして、ケース本体21の前部側であって供給トレイ32の上方位置は平らな座面部25(図5参照)とされており、そこにはメイン基板61が配置されている。
メイン基板61は記録ヘッド42Aの駆動方向に沿って伸びる横長のほぼ矩形形状をなすとともに、後述する鉄板製のシールドケース70によって覆われている。装着状態において、メイン基板61はほぼ記録ユニット41を構成するキャリッジ42、記録ヘッド42Aの設けられた高さ範囲内(図6に示すA寸法内)にある。このようにメイン基板61と記録ユニット41を同じ高さ範囲内で並べて配置すれば、上下に積み重ねて配置する場合に比較して、装置の低背化を図ることができる。
メイン基板61上には電子部品I並びに各種コネクタが装着されている。より具体的に説明すると、図7における手前側に設けられる2つのコネクタは共にメディアカード接続用のコネクタ62、63である。これらコネクタ62、63はメイン基板61に対して各種のメディアカード(本発明の記憶媒体に相当する)150が嵌合される嵌合面62A、63Aを前方に向けた状態で装着されている。
一方、ケース本体21の前面には、図10に示すように前面カバー27が装着されるようになっている。この前面カバー27にはコネクタ62、63の嵌合面62A、63Aに連なる差し込み口27A、27Bが開口している。この差し込み口27A、27Bよりメディアカード150を差し込むと、メディアカード150がコネクタ62、63に嵌め合わされてメイン基板61に対して電気的に接続されるようになっている。
このように、コネクタ62、63はメイン基板61に直付けされているから、ハーネスを必要としない。そのため、コストの低減、組立性向上、品質の安定を図ることが出来る。また、前面カバー27の前面に差し込み口27A、27Bが開口しているから、メディアカード150の取り付けも簡単に出来る。尚、コネクタ62、63が本発明の記憶媒体を接続可能なコネクタに相当するものである。
また、メイン基板61の奥側の右側部には、パソコン等の外部機器接続用のUSBコネクタ66及びLAN接続用のLANコネクタ65が併設されるとともに、基板奥側のやや左側部寄りの位置にはネットワーク基板接続用のコネクタ67が取りつけられている。詳細な説明については割愛するが、基板上にはこれらコネクタの他にも複数のコネクタが基板の外縁に沿って設けられている。
図7に示すように、シールドケース70はメイン基板61の上方を取り囲むアッパケース71と、メイン基板61の下方を取り囲むロアケース73とから構成されている。ロアケース73はほぼメイン基板61の形状に倣った矩形状をなす一方、アッパケース71は外周の後部、並びに右側部が大きく内側に切り欠かれている。この切り欠かれた部分は、装着状態においてコネクタを露出させ挿抜を行うための逃がしである。
以上のことから、メイン基板61はコネクタ部分を除くほぼ全体が両ケース71、73によって覆われることとなる。また、これら両ケース71、73の外縁部分には側方に張り出す突縁71A、73Aが複数形成されているが、これは、両ケース71、73をねじ止めするための取り付け縁である。
尚、シールドケース70並びにメイン基板61及びその実装品が本発明の制御ユニットに相当し、コネクタ65、66が本発明の待ち受け側コネクタに相当する。
このように、メイン基板61をシールドケース70によって覆うことで電波等の電磁波に起因するノイズ対策としている。ところで、ノイズの障害源としては主として電源供給部91、通信基板83が挙げられるが、このうち通信基板83はアンテナ83Aを備えており、そこからは電波の送受信が行われるため特に強いノイズ源となる。そのため、両基板61、83が近接した配置にあるとメイン基板61がノイズを受け正常に機能しなくなる恐れがあるが、本実施形態ではケース本体前側の左コーナ部21Aにメイン基板61を配する一方、通信基板83をこれとは対角をなす位置、すなわちケース本体後部の右コーナ部21Bに配している。従って、メイン基板61が通信基板83から離れて位置することとなるから通信基板83からの影響を受け難く、ノイズ対策として有効であり、正常な通信機能が果たされる。
また、図3に示すように、スキャナ装置130の前部側には基板収容部145が設けられており、そこには操作基板86が収容されている。この操作基板86はメイン基板61のほぼ真上に位置するとともに、両基板61、86間がケーブル87によって電気的に接続されている。このケーブル87はスキャナ装置130のヒンジ24を配索経路としている。このような構成とすることで、スキャナ装置130全体の開閉に伴ってケーブル87に無理な引っ張り力が作用することが低減される。また、メイン基板61はヒンジ24に隣接された構成であるからでケーブル87の配索経路も最短で済む。
次に、図8を参照してネットワーク基板95並びに電源供給部91について説明する。
電源供給部91は縦長なブロック状をなすとともに、内部に電源回路を実装した電源基板92を収容しており商用のAC電源からCPU、メモリ等の電源として使用されるDC5Vと、モータ等のアクチュエータを作動させるためのDC30Vを発生させるようになっている。電源基板92とメイン基板61との間、或いは電源基板92とモータとの間はそれぞれ電線(図示せず)によって接続されており、電源基板92で発生した電圧がメイン基板61、モータに対してそれぞれ印加されるようになっている。
一方、ネットワーク基板95は電話回線を通じて有線通信を行うための基板であって、本実施形態においては2つのモジュラーコネクタ96、すなわち電話回線接続用、外付け送受話器用のモジュラーコネクタを備えてなる。これにより、他のファクシミリ装置とのデータ通信及び、外付け送受話器を使用しての通話が可能となる。
ところで、図8及び図9に示すように、電源供給部91、ネットワーク基板95は共に金属製の取り付け板(本発明の取り付け部材に相当する)101に装着されてユニット化(以下、電源ユニット100とする)されている。取り付け板101はケース本体21の前後方向に伸びる平板状をなす基部102を備えるとともに、その後端側から側縁部にかけて側壁103を設けている。
取り付け板101に対しては前側に電源供給部91が装着され、後部側にネットワーク基板95が装着されるとともに、これら電源供給部91及びネットワーク基板95にそれぞれ専用の保護カバー(本発明の被覆部材に相当する)105、108が設けられている。
各保護カバー105、108は金属製であって、電源供給部91並びにネットワーク基板95の露出部分を取り囲むような略箱形をなしており、装着状態においては、取り付け板101とともに電源供給部91並びにネットワーク基板95のほぼ全体を取り囲むようになっている。
ネットワーク基板用の保護カバー108のうち、モジュラーコネクタ96と対面する位置にはそれぞれ逃がし孔108Aが形成されるとともに、電源供給部91と対面する側面には長円状の開口108Bが設けられている。この開口108Bからはメイン基板接続用の電線(図示せず)が引き出されるようになっている。一方、電源供給部91用の保護カバー105には複数のパンチ孔106が設けられているが、これは電源供給部91によって発生する熱が内部に籠もらないように通気するためのものである。
このように、保護カバー105、108によって両基板91、95を取り囲むことで基板91、95の保護を図っている。加えて、万が一漏電等によってこれら基板91、95が発火した場合であっても、保護カバー105、108が発火の拡がりを抑制(防止)するよう機能する。また、詳細には図示していないが、このような保護カバーはメイン基板61における奥側左側部寄りのコネクタ、すなわちネットワーク基板接続用のコネクタ67にも設けられている。
一方、ケース本体21の底面であって、図9における手前側には電源ユニット100とほぼ同じ大きさの開口(図示せず)がケース本体21の前後方向に沿って設けられており、そこから電源ユニット100がケース本体21内に装着されるようになっている。このようにケース本体21の底面側から取り付けを行う構成とすることで、メンテナンスを行う際に他の装置等を取り外さなくても、電源ユニット100のみを取り外すことが出来るようになっている。また、仕様展開(100V或いは200V)が容易に出来る。
ケース本体21の側壁のうちネットワーク基板95のモジュラコネクタ96と対面する部分には逃がし孔21Dが設けられるとともに、その後方には、電源コード引きだし用のコード引きだし口21Fが開口している。装着状態においては、逃がし孔21Dがモジュラコネクタ96の前面に位置するようになっており、そこからモジュラジャックが差し込めるようになっている。
更に、装着状態においては、電源供給部91がメイン基板61のほぼ真下に位置するようになっている。このような配置とすることで、メイン基板61と電源基板92との間を繋ぐ電線の全長が短くなる。
また、図6に示すように、電源供給部91とネットワーク基板95との間には、親機Dの使用・未使用を検知するためのセンサ基板98が装着されている。
図10における110はプリンタ装置20全体の上面を覆う本体カバーである。本体カバー110は合成樹脂製であって、ケース本体21の開口上面をほぼ閉止可能な大きさに形成されている。本体カバー110の後部側には複数の通気孔111が設けられるとともに、カバーの幅方向に沿って開口112が設けられている。この開口112からはキャリッジ42の上端側が露出するようになっている。本体カバー110の前側の右側部であって、インクカートリッジ56と対向する部分には、ホルダ55に装着された4つのカートリッジ56を一括して挿通させるようなカートリッジ口114が開口している。
また、カートリッジ口114の側方(図10における上側)には、ケーブル配索用の座面116が設けられている。この座面116は本体カバー110の他の面との間に段差をもって形成されている。この段差部分のうちメイン基板61のコネクタ65、66と対面する部分は開口しており、そこはコネクタ差し込み口117とされている。
また、座面116の奥側からは、本体カバー110の右側壁面に沿うようにしてケーブル配索溝120が形成されている。このケーブル配索溝120は樋状をなすとともに本体カバー110の後端に達している。装着状態においては座面116のコネクタ差し込み口117がメイン基板61の各コネクタ65、66に連なり、ケーブル配索溝120の後端部分がケース本体21の奥壁に設けられるケーブル出口29と丁度合致するようになっている。
そのため、図11に示すように、本体カバー110をケース本体21に装着したままの状態でケーブルWの配索が可能となる。また、配索されたケーブルWはケーブル配索溝120内に収容されるから、スキャナ装置130の開閉を行う際に、ケース本体21とスキャナ装置130との間にケーブルWが挟まれてケーブルWを傷付けるといった事態を未然に防止することが出来る。また、装着状態においてはカートリッジ口114から各インクカートリッジ56が露出するようになっているから、本体カバー110を装着したままの状態で、インクカートリッジ56を取り替えることも出来る。
次に上カバー138の開閉により原稿を設置して原稿の画像を読みとるスキャナ装置130ついて簡単に説明する。スキャナ装置130は原稿台ガラス131、読み取りユニット133、スライダ135を主体として構成されている。原稿が載置される原稿台ガラス131の下面側には、コンタクトイメージセンサ等の読み取りセンサを備えた読み取りユニット133が配されている。この原稿台ガラス131と読み取りユニット133との間には前後一対のスライダ135が装着されており、これにて読み取りユニット133は複合機10の幅方向、すなわち図1における左右方向にスライド自在となる。また、読み取りユニット133の中央の下端部には下向きに開口する嵌合孔133Aが設けられ、そこに、複合機10の幅方向に沿って伸びるガイド軸137が嵌め合わされている。このガイド軸137は読み取りユニット133のスライド動作を案内するためのものである。
本実施形態によれば、メイン基板61は供給トレイ32の上方にあって、ほぼ記録ユニット41の高さ範囲内にあり、更に、同記録ユニット41と並べて配されている。このようにメイン基板61と記録ユニット41を並べて配置すれば、上下に積み重ねて配置する場合に比較して、装置の低背化を図ることができる。加えて、記録紙を供給する部分と排出される部分とが上下に堆積されているからから、更なる装置の低背化が実現される。更に、供給トレイ32は装着状態においては、ほぼ全体がトレイ収納部22内に収納され装置外への飛び出しがない。従って、奥行き方向に関しても装置の小型化が図られる。
また、装置の小型化を進めるとケース本体21内には、種々の電子部品等が近接した状態で配置されることとなる。
仮に、メイン基板61と通信基板83とが近接しているとメイン基板61がノイズを受けやすくなるが、メイン基板61はケース本体21の前側の左隅に配される一方、通信基板83はこれとは対角をなす部位、すなわちケース本体21の後側の右隅に配置されており、両基板61、83は離間した配置となっている。そのため、ノイズ対策に有効である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態によれば、シールドケース70によってメイン基板61の上下両面を取り囲む構成としたが、いずれか一方側の面のみを取り囲むものであってもよい。
(2)本実施形態によれば、電源ユニット100を覆う保護カバー105、108を金属製としたが、難燃性の合成樹脂製であってもよい。
(3)本実施形態によれば、供給トレイ32のガイド片33によって排出トレイを兼用させたが、専用の排出トレイを設けてもよい。
(4)本実施形態によれば、記録紙が排出される部分と供給トレイ32を上下に堆積させる構成としたが、供給トレイ32或いは排出される部分の上方にメイン基板61が配置されていればよく、例えば、供給トレイ32と排出される部分とが位置ずれ、或いは分離して配置されるものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る複合機の斜視図 スキャナ装置を開けた状態を表す正面図 操作基板の収容位置を表す斜視図 プリンタ装置を後方からみた斜視図 複合機の垂直断面図 各基板の配置を表す図 シールドケースの分解斜視図 プリンタ装置に電源ユニットを装着する前の状態を表す斜視図 電源ユニットの分解斜視図 本体カバー並びにプリンタ装置の斜視図 プリンタ装置の平面図 図11におけるA−A線断面図
32…供給トレイ(供給部)
41…記録ユニット(画像記録部)
61…メイン基板(回路基板)
83…通信基板

Claims (3)

  1. 被記録媒体に画像を記録する画像記録部並びに、この画像記録部を制御する回路基板を有する制御ユニットを内部に収容させる筐体を備えた画像記録装置であって、
    前記制御ユニットは前記筐体のいずれかのコーナ部に配されるとともに、このコーナ部と対角をなして位置する他のコーナ部に送受信用のアンテナを有する通信ユニットが配されており、
    前記筐体の上面には原稿の画像情報を読み取り可能な画像読み取り部が前記筐体上面の一側縁部をヒンジとして回動可能に装着されるとともに、同画像読み取り部に操作信号入力用の回路基板を有する操作ユニットが付設されたものにおいて、前記制御ユニットは前記筐体における前記ヒンジが設けられた側の側壁に隣接して配されるとともに、前記ヒンジ部分は前記制御ユニットと前記操作ユニットとの間を繋ぐケーブルの配索経路としてあることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御ユニットを構成する前記回路基板は金属製のシールド部材により取り囲まれていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記シールド部材は対向面間に前記回路基板を収容させる一対のシールドケースによって分割構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
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