JP4116464B2 - 電装ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、電装ユニットおよび画像形成装置に関し、さらに詳しくは、電装ユニットの配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置や印刷機などの画像形成装置においては、画像形成処理に用いられる装置の駆動部やこの駆動部に対する動作制御部として種々の電装部品を有する回路が形成された電装基板、いわゆるプリント基板を用いることが多い。
プリント基板には入出力端子としてコネクタが用いられ、ハーネス(配線)を介して必要な信号の入出力が行われる。
【0003】
従来、プリント基板を装置内に排紙値する構成としては、複数のコネクタを並置し、各コネクタあるいはこれの近傍にガイド部材を設けてプリント基板を挿脱可能にしたプリント基板用ラック構造が知られている(例えば、特許文献1)。
並置されているコネクタに挿入されるプリント基板には、基板に設けられている素子および回路の入出力部を基板におけるコネクタへの挿入部に纏めて構成する場合の他に、プリント基板に形成されている回路基板にコネクタを設けこのコネクタからハーネスを接続する構成もある(例えば、特許文献2)。
さらに、プリント基板に対する電磁波遮蔽の目的で、ボックス内にプリント基板を収納し、ボックス自体を装置に対して挿脱可能に設け、ボックスと装置側との電気的接続を可能にした構成も提案されている(例えば、特許文献3)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−196263号公報(段落「000」欄、図1)
【特許文献2】
特開2001−353264号公報(段落「0018」欄、図7,8)
【特許文献3】
特開2002−185154号公報(段落「0041」欄、図7)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
プリント基板は、その機能からして、各種画像形成処理機器の近傍に位置している場合があり、このような構成において画像形成処理機器をメンテナンスを行うためにプリント基板が邪魔になることもある。このため、プリント基板を取り外して画像形成処理機器への手の差し込み空間を設ける必要がある場合には、プリント基板用ラックに装着されているプリント基板を一々取り外すことが必要となり、メンテナンス作業が面倒となる。
【0006】
一方、電装ボックスとした場合には、ボックス内に収納されている基板のコネクタの着脱操作が面倒となる場合がある。
例えば、プリント基板は、省スペース化および外部からの電磁波の漏れを防止する必要があるために、例えば、図5に示すように、複数のプリント基板A1,A2,A3が三方の壁部を構成するように衝立状に並べてボックス状としたボックス状プリント基板A0を構成する場合がある。
三方に位置する各プリント基板A1,A2,A3には、それぞれ回路パターンに応じてその入出力部にコネクタBが取り付けられており、このコネクタBには外部からのハーネスCの端末に接続されている外部コネクタDが着脱できるようになっている。なお、図5においては、一つのコネクタを対象としてハーネスを示し、他のコネクタに関しては省略してある。
【0007】
図5に示したボックス状プリント基板A0は、図6に示すように、例えば、これら基板を用いる画像形成装置などの壁板Eにおける装着位置として設けられている開口E1部内に装着されるようになっている。
ボックス状プリント基板A0が装着される画像形成装置側の開口E1周辺部には、画像形成処理機器Fが近接して配置されていることがあり、この状態でこれら機器Fを、図5中、符号S、Rで示す方向に着脱してメンテナンスを行う場合がある。
メンテナンスに際して、メンテナンス対象の機器F近傍に位置するボックス状プリント基板A0が機器Fの挿脱路上に存在して邪魔になることがある。そこで、ボックス状プリント基板A0を取り外すことになるが、ボックス状プリント基板A0を装着開口E1から取り外す際には、ボックス状空間を構成している各プリント基板A1〜A3に接続されているコネクタを抜き取らねばならない。
【0008】
しかし、各プリント基板に装備されているコネクタBへのハーネスCは、その挿脱位置が一様でない場合があり、基板同士で囲繞する空間内で抜くことができるコネクタや空間外で抜き取りが必要となるコネクタもある。
【0009】
空間外でハーネスの接続を行う構成の場合には、近隣に位置する画像形成処理機器との干渉によりハーネスが破断したりする虞があり、また、空間内でコネクタを抜き取る場合には次のような問題がある。
空間内でコネクタを抜き取るには、コネクタが装備されている各プリント基板によってボックス状空間内が外部と遮蔽されているために外部から手を差し入れにくい。そこで、手を差し入れるためにプリント基板を分解して取り外されたプリント基板に隣接するプリント基板のコネクタに手が届くようにすることが必要となるが、このような分解作業を必要とする場合にはメンテナンス作業とは別の作業が必要となることでメンテナンス作業の効率および作業性が悪くなる。
【0010】
本発明の目的は、上記従来の電装ユニットにおける問題に鑑み、電装品に要求される電磁波漏洩などの弊害を極力抑えながらコネクタの着脱操作性を改善してメンテナンス性を向上させることができる構成を備えた電装ユニットおよび画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、形成されている回路パターンにおける入出力部にコネクタを装備した電装基板を複数直角方向に衝立状に並べることでボックス状の空間を構成した電装ユニットにおいて、上記衝立状に並べてある電装基板の内側表面に上記コネクタを配置して上記電装基板で囲繞される空間内で上記コネクタの挿脱できる構成として、上記衝立状に並べてある電装基板の一つは、その一部を欠如して外部から上記電装基板で囲繞される空間内に手を差し入れることができるスペースが設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項2記載の発明は、上記コネクタは、上記空間内に手を差し入れることができるスペース内に纏められて配置されていることを特徴としている。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記電装基板に装備されているコネクタは、上記空間内に差し入れられる手による挿脱方向を上記電装基板で囲繞される空間に対して同じ方向に設定されて配置されていることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明は、上記ボックス状の空間を構成する複数の電装基板のうちで、直角な関係にある電装基板の一方は一部が欠如され、その欠如部から他方の電装基板の一部が外部に露出され、その露出端部にコネクタが配置されていることを特徴としている。
【0016】
請求項5記載の発明は、上記露出端部に配置されているコネクタは、該ユニットを構成する電装基板がこれを装着される筐体に対する挿脱方向と同じ方向に挿脱方向が設定されて配置されていることを特徴としている。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のうちの一つに記載の電装ユニットを画像形成装置に備えていることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図園により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電装ユニットが適用される画像形成装置を示しており、図1に示す画像形成装置は、潜像担持体への画像形成が可能な複写機を示しているが、本発明にいう画像形成装置は、これに限らず、プリンタやファクシミリ装置あるいは印刷機を含んでいる。
【0019】
図1において画像形成装置1は、画像形成部1Aと両面搬送ユニット1Bとを組み合わせることが可能な構成とされており、画像形成部1Aには、画像形成処理機器として用いられるドラム状の感光体2が回転可能に配置されている。
感光体2の周囲には、回転過程において画像形成処理を実行するための機器としての帯電装置3,書き込み装置4,現像装置5,転写装置6およびクリーニング装置7がそれぞれ配置されている。
転写装置6を除く他の装置はハウジング構造とされたプロセスカートリッジPC内に装備されており、画像形成装置1の本体外郭をなす筐体100内に対して図1を示す紙面と直角な方向で着脱可能に設けられている。
【0020】
転写装置6の近傍には、給紙装置8に装備されている給紙カセット8Aから繰り出される記録シートの給紙路9が設けられており、さらに転写装置6を通過した記録シートが通過する位置には定着装置10および定着装置10を通過した記録シートを排出する排紙装置11が設けられている。
排紙装置11を通過した記録シートは、筐体100の上面に形成されている排紙トレイ100A上に排出される。
【0021】
給紙装置8には、給紙カセット8Aの他に手差しトレイ8Bが備えられており、給紙カセット8Aおよび手差しトレイ8Bから繰り出された記録シートが転写装置6の手前に配置されているレジストローラ8Cによって転写タイミングを設定されて転写位置に向け繰り出されるようになっている。
【0022】
図1に示す画像形成装置1では、記録シートの両面を対象とした画像形成を行える構成が備えられている。
記録シートの両面に画像形成を行うための構成として、画像形成装置1の筐体100に対して着脱可能な両面搬送ユニット1Bが用いられる。
図1において両面搬送ユニット1Bは、定着装置6から排出された記録シートを反転させるスイッチバック搬送路1B1と、スイッチバック搬送路1B1に連続してレジストローラ8Cに向けて記録シートを給送する再循環搬送路1B2とを備えており、両面への画像形成時には定着装置10から排出された記録シートをスイッチバック搬送路1B1に持ち来したうえで再循環搬送路1B2を介して記録シートを反転させてレジストローラ8Cに向け給送することができる。
【0023】
以上のような構成の画像形成装置1には、プロセスカートリッジPCが支持される筐体壁部に、図2に示す構成を備えた電装ユニット12が挿脱可能に設けられている。
図2において電装ユニット12は、筐体壁部に設けられている装着開口(図示されず)に対して、矢印Sで示す方向に挿入されて装着され、矢印と反対方向(便宜上、図号Rで示す)に引き出されることで装着開口から抜き出すことができる部材であり、互いに直角方向で衝立状に並べられてボックス状の空間を構成する電装基板12A、12B、12Cを備えている。
【0024】
電装基板12A〜12Cには、表面に形成されている回路パターンの入出力部にコネクタ13A〜13Cが取り付けられており、これら各コネクタ13A〜13Cに対しては、外部からのハーネス(図示されず)に設けられているコネクタ14A〜14Cが接続されるようになっている。
【0025】
電装基板12A〜12Cに装備されているコネクタ13A〜13Cは、電装ユニット12の引き出し方向Rで前方側に位置する電装基板12Cを除く他の電装基板12A、12Bに設けられているコネクタ13A、13Bの全てが電装基板12A〜12Cにより囲繞されているボックス状空間側の表面に設けられている。特に、図2において符号Pで示す範囲に集中させて纏めた状態で各コネクタ13A、13Bが配置されている。
電装基板12Cに装備されているコネクタ13Cは、電装ユニット12の引き出し方向に沿って挿脱できる位置、つまり、この場合には、引き出し方向前方に相当する表面に設けられている。
【0026】
上述した符号Pで示す範囲は、電装ユニット12の外部から手を差し入れることができるスペースとして設けられており、このスペースは、電装ユニット12を引き出しあるいは装填する際にコネクタを抜き取りあるいは装着を意味する挿脱のために用いられるコネクタ抜き取り作業スペースに相当している。
【0027】
上記スペースに対して外部から手を差し入れるための構成として、図2に示す実施形態では、電装ユニット12の引き出し方向前方に位置する電装基板12Cの上部を他の電装基板12A、12Bよりも低くする構成が用いられている。これにより、電装基板で囲繞されているボックス状空間内のコネクタ抜き取り作業スペースPと外部とは電装基板12Cの上部の開放空間を通して連通可能である。なお、図2においては、コネクタ抜き取り作業スペースPに関して電装基板12C側の開放空間から奥行きを含めて示してある。
【0028】
本実施形態は以上のような構成において、例えば、プロセスカートリッジPCの交換時にこれの近傍に位置している電装ユニット12が引き出される。
電装ユニット12の引き出しに際しては、電装基板12A〜12Cに装備されているコネクタの接続が解除されるが、このためのコネクタの抜き取りは、電装基板12Cの上部に位置する開放空間からボックス状空間内へ手を差し入れることで行われる。つまり、電装ユニット12の引き出し方向と同じ向きにコネクタを引き抜くことができる電装基板12Cのコネクタ13Cおよび14Cは、電装ユニット12の外部から直接操作することができ、電装基板12A、12Bに装備されているコネクタ13A、13Bからのコネクタ14A、14Bの抜き取りは、ボックス状空間内で行うことができる。従って、ボックス状空間内で所定スペースに集約させてコネクタが配置され、さらには、このスペース内へ手を差し入れる空間が設けられているので、電装基板12A、12Bに装備されているコネクタの抜き取りに際しては、電装基板12Cを分解することなく行うことが可能となるとともに、限定された範囲での抜き取り作業で済むことになる。
【0029】
次に、本発明の実施形態の別例について説明する。
図3に示す実施形態は、コネクタ抜き取り作業スペース(便宜上、符号P’で示す)が、電装ユニット(便宜上、符号120で示す)の引き出し方向前方に位置する電装基板120Cの上部の一部を欠如して設けたことを特徴とし、さらに、コネクタ抜き取り作業スペースP’(便宜上、図2に示した場合と同様に、奥行きを含めて示してある)に配置されているコネクタの抜き取り方向を同じにしたことを特徴としている。
図3において、ボックス状空間を構成する電装基板120A〜120Cのうちで、電装ユニット120の引き出し方向前方に位置する電装基板120Cの上部は一部が切り欠かれて欠如されており、この欠如部(便宜上、符号120C1で示す)がボックス状空間内のコネクタ抜き取り作業スペースP’と外部とを連通する開放空間として設けられている。
【0030】
電装基板120A〜120Cに装備されているコネクタのうちで、電装基板120Cの欠除部120C1に隣接している電装基板120Aに装備されているコネクタ121Aは、欠除部120C1の範囲に纏められて露出する位置に配置され、ハーネスの端末に取り付けられているコネクタ123Aが電装ユニット120の引き出し方向Rと同じ方向に抜き取れる挿脱方向で配置されている。
【0031】
一方、ボックス状空間に対面する電装基板120Bに装備されているコネクタ121Bは、電装基板120Cの欠除部120C1に対面して構成されるコネクタ抜き取り作業スペースP’の範囲内でハーネスの端末に取り付けられているコネクタ123Bが電装ユニット120の引き出し方向と同じ方向に抜き取れる挿脱方向で配置されている。電装基板120Cに装備されているコネクタ121Cは、図2に示した場合と同様な接続方向で配置されている。
【0032】
本実施形態は以上のような構成であるので、コネクタを抜き取る際には、図2に示した場合と同様に電装基板120Cを分解することなくコネクタ抜き取り作業スペースP’内への手の差し入れが可能となり、しかもそのスペースP’内でのみ抜き取りをすませることができる。しかも、各コネクタの抜き取り方向は全て電装ユニット120の引き出し方向Rと同じであるので、コネクタ抜き取りのための作業位置が常に同じとなり、作業姿勢を無理に変化させることをなくして作業性を改善することができる。
【0033】
一方、コネクタ抜き取り作業スペースP’と外部とを連通して手を差し入れるための構成が電装基板120Cの一部を切り欠くだけであるので、電装基板120Cでの欠除部分が少なくてすみ、これにより電磁波の漏洩を極力抑えることが可能となる。
【0034】
次に本発明の実施形態に係る他の例を説明する。
図4に示す実施形態は、直角な関係にある電装基板の一方の一部を欠如させ、その欠如部から他方の電装基板の一部が露出し、その露出端部に電装ユニットの引き出し方向と同じ方向への接続方向が設定されたコネクタが設けられていることを特徴としている。
【0035】
図4において、電装ユニット(便宜上、符号150で示す)の引き出し方向前方に位置する電装基板150Cは、その上部および下部の一部が切り欠かれて欠如部150C1,150C2がそれぞれ形成されている。
電装基板150Cと直角な関係にある電装基板150Aの一部は、電装基板150Cの下部に位置する欠除部150C1から外部に露出しており、その露出端部(便宜上、符号150A1で示す)には、挿脱方向のうちで、抜き取り方向が電装ユニット150の引き出し方向Rと同じ方向となるようにコネクタ151Aが配置されている。従って、欠除部150C1を介して外部とボックス状空間とが連通する開放空間は、コネクタ151Aからハーネス側のコネクタ152Aを抜き取るための作業スペースP10を構成している。
【0036】
電装基板150Cにおける上部で切り欠かれた欠除部(便宜上、符号150C2で示す)は、図3に示した場合と同様な機能を有しており、ボックス状空間に対面する電装基板150Bに装備されているコネクタ151Bからコネクタ152Bを抜き取るための作業スペースP11と外部とを連通する開放空間を構成している。
欠除部150C2に隣接している電装基板150A側のコネクタ151A’は、図3に示した場合と同様に、欠除部150C2の範囲内に配置され、ハーネス側のコネクタ152A’の抜き取り方向が電装ユニット150の引き出し方向Rと同じ方向となる挿脱方向で配置されている。
【0037】
本実施形態は以上のような構成において、ハーネス側のコネクタを抜き取る場合、電装基板150Cに形成されている欠除部150C1においては、外部に露出している電装基板150Aの露出端部150A1の位置で、また欠除部150C2においてはこの欠除部150C2の範囲内およびこの範囲からボックス状空間内のコネクタ抜き取り作業スペースP11に手を差し入れてそれぞれ電装ユニット150の引き出し方向と同じ方向にコネクタを抜き取ることができる。これにより、電装基板150C側の欠除部150C1,150C2の位置に対応して電装基板150A側のコネクタを配置しているので、ボックス状空間内のコネクタ抜き取り作業スペースでの抜き取り対象となるコネクタの数を少なくすることができ、手を差し入れての作業を少なくして作業性を改善することができる。
【0038】
以上のような各実施形態においては、いずれも、コネクタの配置構成を工夫することにより抜き取り作業を含む挿脱作業性を改善できるので、プロセスカートリッジ交換などの際の手間を省いて作業の簡略化が可能となり、プロセスカートリッジなどの画像形成処理機器に対するメンテナンス性を改善することができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1および2記載の発明によれば、電装基板で囲繞される空間内でコネクタの挿脱が行える構成として、電装基板の一部を欠如して外部からコネクタが位置する空間内部に手を差し入れるスペースを設けていることにより、電装基板を分解することなくコネクタが位置する空間内での抜き取り操作が可能となることで分解作業による作業性悪化を防止することが可能となり、しかも、電装基板の一部のみが欠如されるだけであるので、電磁波の漏洩も少ない状態に抑えることが可能となる。さらに、各コネクタが手を差しれるスペース内に纏めて配置されることにより、コネクタの抜き取りに際しての作業範囲を限定して作業効率を高めることが可能となる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、電装基板に装備されているコネクタの挿脱方向が電装基板に囲繞される空間に対して同じ方向となるように各コネクタが配置されているので、挿脱方向の違いに応じた手の差し入れ部を設ける必要がない。これにより、空間内への手の差し入れスペース、つまり操作用スペースを小さくして電装基板からの電磁波の漏洩範囲を小さくすることができる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、直角な関係にある電装基板の一方の一部が欠如され、その欠如部から他方の電装基板に一部が露出し、その露出部にコネクタが配置されているので、コネクタの取り外しの際に電装基板を分解することなく外部から露出しているコネクタをそのまま引き抜くことができる。これにより、分解に要する手間を省いてボックス状空間を構成する電装基板を外部に取り出すことができるようになる。
【0042】
請求項5記載の発明によれば、露出している端部に配置されているコネクタの挿脱方向を、ボックス上空間を構成する電装基板が筐体に対して挿脱される方向と同じにしているので、電装ユニットそのものの挿脱作業方向とコネクタ挿脱方向とが同じであることにより挿脱作業を同じ側から行えることになり、異なる方向での作業と違って作業性を向上させることが可能となる。しかも、異なる方向とした場合と違って、電装ユニットの挿脱方向以外への作業用スペースが不要となり、さらには、コネクタの配置位置スペースも挿脱方向のみでよいことから小さくできる。これにより、電装ユニットの配置スペースを小さくして筐体内での占有スペースを小さくすることが可能となる。
【0043】
請求項6記載の発明によれば、電装ユニットに設けられているコネクタの取り出し作業性を向上して電装ユニットの挿脱作業性を改善できることにより画像形成処理機器のメンテナンスに要する手間を省いて作業効率を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電装ユニットが適用される画像形成装置の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電装ユニットの要部構成を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る電装ユニットの他の例を説明するための模式図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電装ユニットの別例を説明するための模式図である。
【図5】電装ユニットの従来構成の一例を説明するための模式図である。
【図6】図5に示した電装ユニットが筐体側に装着される状態を説明する雨の模式図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
12,120,150 電装ユニット
12A、12B、12C 電装基板
13A、13B、13C 電装基板側のコネクタ
14A、14B、14C ハーネス側のコネクタ
P コネクタ抜き取り作業スペース
Claims (6)
- 形成されている回路パターンにおける入出力部にコネクタを装備した電装基板を複数直角方向に衝立状に並べることでボックス状の空間を構成した電装ユニットにおいて、
上記衝立状に並べてある電装基板の内側表面に上記コネクタを配置して上記電装基板で囲繞される空間内で上記コネクタの挿脱できる構成として、上記衝立状に並べてある電装基板の一つは、その一部を欠如して外部から上記電装基板で囲繞される空間内に手を差し入れることができるスペースが設けられていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1記載の電装ユニットにおいて、
上記コネクタは、上記空間内に手を差し入れることができるスペース内に纏められて配置されていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1または2記載の電装ユニットにおいて、
上記電装基板に装備されているコネクタは、上記空間内に差し入れられる手による挿脱方向を上記電装基板で囲繞される空間に対して同じ方向に設定されて配置されていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1乃至3のうちの一つに記載の電装ユニットにおいて、
上記ボックス状の空間を構成する複数の電装基板のうちで、直角な関係にある電装基板の一方は一部が欠如され、その欠如部から他方の電装基板の一部が外部に露出され、その露出端部にコネクタが配置されていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項4記載の電装ユニットにおいて、
上記露出端部に配置されているコネクタは、該ユニットを構成する電装基板がこれを装着される筐体に対する挿脱方向と同じ方向に挿脱方向が設定されて配置されていることを特徴とする電装ユニット。 - 請求項1乃至5のうちの一つに記載の電装ユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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