JP7248535B2 - ロックボルトの打設方法並びにロックボルト打設装置およびこれを備えるロックボルト打設作業車 - Google Patents

ロックボルトの打設方法並びにロックボルト打設装置およびこれを備えるロックボルト打設作業車 Download PDF

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Description

本発明は、ロックボルトを打設する技術に関する。
ロックボルトは、トンネル施工、鉱山坑道掘削および補強土作業等の工事において、トンネル、坑道壁面および切土などの補強を目的として打設される(例えば特許文献1参照)。
特開2010-144349号公報
しかし、厚い軟弱地盤に対しては、一層の安定を図るために、一のロックボルト孔に対してより深い位置にまでロックボルトによる補強を施すことが望まれる。
そこで、本発明は、一のロックボルト孔に対してより深い位置にまでロックボルトによる補強を施すことが可能な、ロックボルトの打設方法並びにロックボルト打設装置およびこれを備えるロックボルト打設作業車を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るロックボルトの打設方法は、一のロックボルト孔に対して複数のロックボルトを打設するロックボルトの打設方法であって、前記一のロックボルト孔に第一のロックボルトを打設する第一の打設工程と、前記第一のロックボルトを打設後に、該第一のロックボルトの後端に第二のロックボルトを機械によって接ぎ足すロックボルト接続工程と、前記ロックボルト接続工程で接続された状態の前記第一のロックボルトおよび前記第二のロックボルトを、前記一のロックボルト孔のより深い位置まで前記第一のロックボルトの先端が位置するように打設する第二の打設工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るロックボルト打設装置は、本発明の一態様に係るロックボルトの打設方法に用いられるロックボルト打設装置であって、前記一のロックボルト孔の軸線に沿ってロックボルトを押し込むことで打設する打設機構と、該打設機構で打設された状態の一のロックボルトの後端に他のロックボルトを接続するロックボルト接続機構と、を有する打設装置本体と、複数のロックボルトを収容するロックボルトマガジンと、該ロックボルトマガジンに収容されたロックボルトを前記打設装置本体に受け渡すロックボルト受渡機構と、を有するロックボルト供給装置と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るロックボルト打設作業車は、本発明の一態様に係るロックボルト打設装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、一のロックボルト孔に対して、複数本のロックボルトを相互に接続してより深い位置にまで打設できる。そのため、より深い位置までロックボルトによる補強を施すことが可能になる。
ここで、通常工法として、一本物の長尺ロックボルトで施工する場合もあるものの、長尺な故に大きなスペースを必要とし、その取り回しが大変になるという問題がある。また、通常、複数本のロックボルトを相互に接続する場合、一本目のロックボルトの打設が終了した時点で、補助作業者が、次のロックボルトを手で持って打設位置付近に行き、手作業で、一本目のロックボルト後端に二本目のロックボルト先端を接続する方法が考えられる。しかし、ロックボルトの打設位置付近は落石のおそれがあるため、極力、人を近づかせない措置をとることが望ましい。
これに対し、本発明によれば、第一のロックボルトの後端に、第二のロックボルトを機械によって接ぎ足すので、ロックボルトの打設位置付近に人が近づくことなく、ロックボルト接続工程を含むロックボルトの打設作業を安全に、効率良く且つ確実に施工できる。
上述のように、本発明によれば、より深い位置にまでロックボルトによる補強を施すことができる。
本発明の一態様に係るロックボルト打設作業車の一実施形態の説明図であって、同図(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 本発明の一態様に係るロックボルト打設装置の一実施形態の説明図であって、同図(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 本発明の一態様に係るロックボルト打設装置の一実施形態の背面図である。 ロックボルトマガジンに収容されたロックボルトを打設装置本体に受け渡す受渡機構の説明図であって、同図(a)はロックボルトの把持状態、(b)は開放状態を示している。 ロックボルトマガジンに収容されたロックボルトを打設装置本体に受け渡す受渡機構の説明図である。 図1に示すロックボルト打設作業車によるロックボルト打設作業の説明図(a)~(f)である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
本実施形態のロックボルト打設作業車は、例えばトンネル工事等でロックボルトを打設するために、さく孔作業および打設作業に使用される作業車両である。本実施形態のロックボルト打設作業車10は、図1に示すように、前後に走行用の車輪7、8およびアウトリガ9を有する走行可能な台車1を備える。
台車1には、車体前側の上部にオペレータキャビン6が設けられ、車体後側の上部に駆動部2が設けられている。オペレータキャビン6は、ロックボルト孔のさく孔およびそのロックボルト孔へのロックボルト打設に必要な作業を行うための操作部(不図示)を有する。
台車1は、車体の左右前側部から前方に張り出す二基のブーム3A、3Bを有する。各ブーム3A、3Bは、いずれも旋回、起伏および伸縮が可能に構成されている。本実施形態では、一方(同図での台車1右側)のブーム3Bがさく孔機用とされ、他方((同図での台車1左側)のブーム3Aが打設機用とされている。
各ブーム3A、3Bの先端には、同様の構成を有するガイドシェル5A、5Bが傾動可能にそれぞれ支持されている。各ブーム3A、3Bには、それぞれのガイドシェル5A、5Bを所定方向に移動可能にするために、同調回路を有する油圧駆動機構が設けられている。
また、各ブーム3A、3Bには、それぞれのガイドシェル5A、5Bを自在に旋回させるための旋回用アクチュエータが設けられ、各ブーム3A、3Bの移動とともに、対応するガイドシェル5A、5Bをトンネル内の所定の空間位置に移動可能になっている。
各ガイドシェル5A、5Bの先端側には、フートパット25および開閉式のセントラライザ17がそれぞれ装着されている。各ガイドシェル5A、5Bには、公知の油圧式のドリフタが、さく孔機用のドリフタ4Bおよび打設機用のドリフタ4Aとしてそれぞれ搭載されており、穿孔時および打設時に、対応するガイドシェル5A、5B上をフィードされる。
すなわち、本実施形態のロックボルト打設作業車10は、台車1の右前側部から前方に張り出すブーム3Bには、ドリフタ4Bを含むさく孔装置50が装備されている。さく孔装置50は、ロックボルト孔をさく孔により穿孔するための装置である。
さく孔装置50は、穿孔用ロッド18先端のビット19でロックボルト孔を穿孔可能に構成され、通常のドリルジャンボ等の作業車両に搭載されるさく孔装置と同様のものである。そのため、詳細な説明は省略する。
一方、本実施形態では、車体の左前側部から前方に張り出すブーム3Aには、ロックボルト打設装置30が装備されている。本実施形態のロックボルト打設装置30は、図2に示すように、台車1左側の、ガイドシェル5A、ドリフタ4Aおよびセントラライザ17等により構成される打設装置本体と、ロックボルト供給装置40と、を備えて構成される。
詳しくは、ロックボルト打設装置30の、打設装置本体を構成するドリフタ4Aには、ガイドシェル5Aの長手方向に沿って延びる打設用ロッド21が、その基端側を回転可能に挿着される。打設用ロッド21の先端には、後述するロックボルト供給装置40により、所定長のロックボルトB1、B2がスリーブSを介して順に接続されるようになっている。
打設装置本体は、通常のドリルジャンボ等の作業車両に搭載されるさく孔装置と同様の構成を有する。つまり、打設装置本体は、台車1左側のガイドシェル5A先端部のセントラライザ17が、ロックボルトB1、B2の先端部を、ロックボルト孔Hの軸線CX上に支持するようになっている。
そして、打設装置本体は、ドリフタ4Aから打設用ロッド21を介して、接続されているロックボルトB1、B2に打撃力と回転力を伝達すると共に、送り機構でドリフタ4Aに送り力を付与してロックボルト孔にロックボルトB1、B2を押し込み可能になっている。
これにより、岩盤に対して、台車1右側のさく孔装置50によって形成されたロックボルト孔H内に、台車1左側のロックボルト打設装置30によって、複数のロックボルトB1、B2を順に押し込むことで、複数のロックボルトB1、B2を打設する打設機構が構成されている。
ここで、本実施形態のロックボルト打設装置30は、上記ロックボルト供給装置40が、ドリフタ4Aを搭載したガイドシェル5Aの左側部に、同じガイドシェル5Aに並行して設けられている。
詳しくは、ロックボルト供給装置40は、ジョイント式ロックボルトBJ(図6(f)参照)を構成する各ロックボルトB1,B2を、打設装置本体を構成するドリフタ4Aに供給するための装置である。
ロックボルト供給装置40は、ドリフタ4Aを搭載したガイドシェル5Aの前後に互いに離隔して設けられたロックボルト受渡機構である一対のロックボルトキャリア48と、複数のロックボルトB1,B2を収容する一対のロックボルトマガジン41と、を備える。
一対のロックボルトマガジン41は、一対のロックボルトキャリア48よりも軸方向の外側に対をなして配置されている。一対のロックボルトマガジン41は、ガイドシェル5Aの側部から張り出すマガジン支持アーム49の先端に、ロックボルトB1、B2の両端部をそれぞれが支持するように装着される。一対のロックボルトマガジン41は、マガジン駆動モータ45の駆動によって、支軸まわりに所定角度の回転をするようになっている。
一対のロックボルトキャリア48は、いずれも同様の構造を有しており、図2(c)に示すように、上下方向(ガイドシェル5とドリフタ4Aとの並ぶ方向)に延びるロックボルトキャリアブーム42をそれぞれ有する。ガイドシェル5の側部には、ヨーク47が、ガイドシェル5Aとロックボルトマガジン41との間の位置に装着されている。
そして、各ロックボルトキャリアブーム42は、自身の基端部に、ガイドシェル5Aに装着されたヨーク47側に向けて張り出す腕部42aを有し、この腕部42aの先端が、ヨーク47の中心に対してピン43でそれぞれ枢支されている。
各ロックボルトキャリアブーム42は、ヨーク47の内蔵する駆動機構(不図示)によってピン43を中心に回動可能であり、これにより、継足すロックボルトB1、B2を、ロックボルトマガジン41側のクランプ位置(図5の右側の回動位置)およびドリフタ4側の接続位置(図5の左側の回動位置)にそれぞれ移動するようになっている。
さらに、各ロックボルトキャリア48は、図4に示すように、ロックボルトB1、B2を把持するためのクランプフック44と、そのクランプフック44を開閉する油圧シリンダ46とをそれぞれ有し、これにより、ロックボルトマガジン41に収容されたロックボルトB1,B2を、ドリフタ4A側に受け渡すロックボルト受渡機構が構成されている。
そして、打設装置本体を構成する、台車1左側のドリフタ4Aは、ロックボルトB1、B2相互を接続するロックボルト接続機構としても機能し、ドリフタ4Aの回転と送りを利用して、ロックボルトB1、B2のねじ込みが可能であり、特に、二本目のロックボルトB2を、打設途中状態の一本目のロックボルトB1の後端に継ぎ足し可能になっている。
本実施形態のロックボルト打設装置30は、これにより、厚い軟弱地盤に対して、ロックボルト孔Hの所要打設長が一本目のロックボルトB1の長さよりも長く必要な場合に、打設作業の際に、複数のロックボルトB1、B2相互の継足しを行えるようになっている。これにより、一のロックボルト孔Hに対して、より深い位置にまで複数のロックボルトB1,B2による補強を施すことを可能としている。
以下、本実施形態のロックボルト打設作業車10を用いたロックボルトの打設作業について、図6を参照しつつ説明する。
複数のロックボルトB1,B2の一連の打設作業を行なって、トンネルTの内周壁WにロックボルトBを打設する際は、まず、打設位置の近傍にロックボルト打設作業車10を移動させ、前後のアウトリガ9を張り出して台車1の安定を確保する。
次いで、さく孔装置50によってロックボルト孔Hを穿孔する。ロックボルト孔Hを穿孔する際は、台車1の右前側部から前方に張り出す穿孔用のブーム3Bを移動させ、同ブーム3Bのガイドシェル5BをトンネルTの内周壁Wに対向させ、ロックボルト孔Hの必要な位置に位置決めする。
次いで、トンネルTの内周壁Wに、ブーム3B先端のガイドシェル5B先端側のフートパット25の外側面を当接させて着岩状態とし、ドリフタ4Bを駆動して穿孔用ロッド18を回転させつつ、ガイドシェル5B上でドリフタ4Bをフィードして、所定長のロックボルト孔Hを穿孔する。穿孔作業は、オペレータがオペレータキャビン6内で制御する。
これにより、穿孔用ロッド18先端のビット19でロックボルト孔Hの穿孔を行なうことができる。ロックボルト孔Hの穿孔が終わると、穿孔用のブーム3Bを短縮してブーム3Bのガイドシェル5Bを下げるとともに、これに替えて、台車1の左前側部から前方に張り出す打設作業用のブーム3Aを所望位置に伸長し、同ブーム3Aのガイドシェル5Aを持ち上げて、ロックボルト打設装置30をロックボルト孔Hの近傍に移動させる。
ここで、一対のロックボルトマガジン41には、少なくとも、一本目のロックボルトB1と、二本目のロックボルトB2と、が予め装填されている。打設時は、ロックボルトキャリア48を駆動して、図6(a)に示すように、一本目のロックボルトB1をロックボルトマガジン41から取り出し、打設作業用のドリフタ4Aの打設用ロッド21に接続する。そして、同図(b)に示すように、打設作業用のドリフタ4Aを前進させて、一本目のロックボルトB1をロックボルト孔Hに打設する(第一の打設工程)。
以下、二本目のロックボルトB2をドリフタ4A側に移動し、一本目のロックボルトB1の後端に追加して打設する動作およびその作用効果について説明する。
まず、図6(c)に示すように、一本目のロックボルトB1の後端をセントラライザ17でクランプし、打設作業用のドリフタ4Aを後退させてドリフタ4Aから一本目のロックボルトB1を切り離す。次いで、ロックボルト打設作業車10のオペレータは、図4(b)に示すように、クランプフック44を開いた状態で、ロックボルトキャリアブーム42をロックボルトマガジン41側に移動する。
オペレータは、マガジン駆動モータ45を駆動してロックボルトマガジン41を回転させて、追加する二本目のロックボルトB2をクランプフック44に対向するクランプ位置まで移動させる。次いで、図4(a)に示すように、クランプフック44を閉じて二本目のロックボルトB2を保持し、二本目のロックボルトB2をロックボルトキャリアブーム42の回動によりロックボルトマガジン41から取り出す。
次いで、オペレータは、図5に示すように、一対のロックボルトキャリア48を同図反時計方向に回動させて、二本目のロックボルトB2を、打設作業用のドリフタ4Aの中心(さく孔軸線CX)の装着位置に移動する。
オペレータは、ドリフタ側の装着位置では、打設作業用のドリフタ4Aの回転および送りを利用して、接続すべき二本目のロックボルトB2を打設用ロッド21に接続する。オペレータは、図4(b)に示すように、クランプフック44を開いて二本目のロックボルトB2の把持状態を開放し、図5に回動のイメージを示すように、ロックボルトキャリアブーム42をロックボルトマガジン41側(同図時計方向)に回動して退避させる。
次いで、オペレータは、図6(d)に示すように、打設作業用のドリフタ4Aの回転および送りを利用してねじ込み及びねじ切りを行い、接続すべきロックボルトB2の先端を一本目のロックボルトB1の後端にスリーブSを介して継ぎ足す。一本目のロックボルトB1の後端に二本目のロックボルトB2の先端を接続することにより、同図(e)に示すように、一体となったジョイント式ロックボルトBJが構成される(ロックボルト接続工程)。
次いで、オペレータは、同図6(e)から(f)に示すように、打設作業用のドリフタ4Aを前進させて、ジョイント式ロックボルトBJをロックボルト孔Hに押し込むことで、ロックボルト孔Hのより深い位置まで、第一のロックボルトB1の先端が位置するように打設する(第二の打設工程)。
ロックボルト孔Hへのジョイント式ロックボルトBJの挿入が終わると、次のロックボルト孔Hの位置までロックボルト打設装置30を移動させる。以下、同様の打設作業を繰り返して、所定数のジョイント式ロックボルトBJの打設を行う。最後に、ナットおよび座金でジョイント式ロックボルトBJを固定し、モルタル等の定着剤による仕上げ施工を施して長尺なジョイント式ロックボルトBJが打設される。
このようにして、本実施形態のロックボルト打設装置30を備えるロックボルト打設作業車10は、厚い軟弱地盤層に対して、複数のロックボルトB1,B2を接続して深く打設する場合における、複数のロックボルトB1,B2の接ぎ工程を確実に行える。
特に、本実施形態のロックボルト打設装置30を備えるロックボルト打設作業車10によれば、ロックボルト供給装置40を有するので、ロックボルトの打設位置付近に人が近づくことなく、複数のロックボルトB1、B2の接ぎ工程を含むジョイント式ロックボルトBJの打設作業を安全に効率良く、且つ確実に施工できる。また、ロックボルト打設装置30自体もコンパクトに構成できるので、省スペース化に寄与する。
以上説明したように、本実施形態のロックボルト打設装置30およびこれを備えるロックボルト打設作業車10によれば、ロックボルトの打設位置付近に人が近づくことなく、複数のロックボルトB1,B2の接ぎ工程を含むジョイント式ロックボルトBJの打設作業を安全に効率良く、且つ確実に施工できる。
なお、本発明に係るロックボルト打設装置並びにこれを備えるロックボルト打設作業車は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、図1では、ロックボルト孔Hを穿孔するためのドリフタ4Bと、ロックボルト打設装置を構成するドリフタ4Aと、を別個のブーム3B、3Aにそれぞれ装備している例を示したが、これに限らず、さく孔装置50用と、ロックボルト打設装置30用と、を一体型とし、一のブーム3にて一のドリフタ4を兼用するように装備することができる。
また、本発明に係るロックボルト打設作業車の構成についても、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。例えば、作業車は、トンネル工事におけるロックボルトの打設作業を行うための車両であれば、ドリルジャンボ等の種々の作業車に適用できる。
1 台車
2 駆動部
3A、3B ブーム
4A、4B ドリフタ
5A、5B ガイドシェル
6 オペレータキャビン
7,8 車輪
9 アウトリガ
10 作業車(ロックボルト打設作業車)
17 セントラライザ
18 穿孔用ロッド
19 ビット
21 打設用ロッド
25 フートパット
30 ロックボルト打設装置
40 ロックボルト供給装置
41 ロックボルトマガジン
42 ロックボルトキャリアブーム
42a 腕部
43 ピン
44 クランプフック
45 マガジン駆動モータ
46 油圧シリンダ
47 ヨーク
48 ロックボルトキャリア
49 マガジン支持アーム
50 さく孔装置
BJ ジョイント式ロックボルト
B1、B2 ロックボルト
CX ロックボルト孔軸線
H ロックボルト孔
S スリーブ
T トンネル
W 内周壁

Claims (3)

  1. 作業用のブーム装置として二つのブーム装置を限って備え、一方のブーム装置にはさく孔専用のさく孔装置を装備するとともに、他方のブーム装置にはロックボルト打設専用のロックボルト打設装置を装備するロックボルト打設作業車を用い、前記さく孔装置でさく孔された一のロックボルト孔に対して複数のロックボルトを前記ロックボルト打設装置で打設するロックボルトの打設方法であって、
    前記ロックボルト打設装置による打設工程は、
    前記一のロックボルト孔に第一のロックボルトを打設する第一の打設工程と、
    前記第一のロックボルトを打設後に、該第一のロックボルトの後端に第二のロックボルトを機械によって接ぎ足すロックボルト接続工程と、
    前記ロックボルト接続工程で接続された状態の前記第一のロックボルトおよび前記第二のロックボルトを、前記一のロックボルト孔のより深い位置まで前記第一のロックボルトの先端が位置するように打設する第二の打設工程と、
    を含むことを特徴とするロックボルトの打設方法。
  2. 請求項1に記載のロックボルトの打設方法に用いられる前記ロックボルト打設装置であって、
    前記一のロックボルト孔の軸線に沿ってロックボルトを押し込むことで打設する打設機構と、該打設機構で打設された状態の一のロックボルトの後端に他のロックボルトを接続するロックボルト接続機構と、を有する打設装置本体と、
    複数のロックボルトを収容するロックボルトマガジンと、該ロックボルトマガジンに収容されたロックボルトを前記打設装置本体に受け渡すロックボルト受渡機構と、を有するロックボルト供給装置と、
    を備えることを特徴とするロックボルト打設装置。
  3. 作業用のブーム装置として二つのブーム装置を限って備え、一方のブーム装置にはさく孔専用のさく孔装置を装備するとともに、他方のブーム装置にはロックボルト打設専用のロックボルト打設装置を装備するロックボルト打設作業車であって、
    前記ロックボルト打設装置として、請求項2に記載のロックボルト打設装置を備えることを特徴とするロックボルト打設作業車。
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