JP7243378B2 - 情報処理装置のためのコンピュータプログラム、情報処理装置、及び、情報処理装置によって実行される方法 - Google Patents

情報処理装置のためのコンピュータプログラム、情報処理装置、及び、情報処理装置によって実行される方法 Download PDF

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Description

本明細書では、プリンタにおける着色剤の残量に関する残量情報を取得する情報処理装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、小容量カートリッジ内のトナーの残量を示すゲージと、大容量カートリッジ内のトナーの残量を示すゲージと、を含む表示画面を表示する画像形成装置が開示されている。
特開2004-5088号公報
上記の特許文献1では、トナーを現像手段に供給するための方式が異なる複数種のプリンタが存在することについて何ら想定されていない。
本明細書では、着色剤を印刷実行部に供給するための方式が異なる第1種及び第2種のプリンタが存在する場合に、第1種及び第2種のプリンタのそれぞれにおける着色剤の残量に関する通知を適切に実行可能な技術を提供する。
本明細書では、情報処理装置のためのコンピュータプログラムを開示する。当該コンピュータプログラムは、前記情報処理装置のコンピュータを、第1種のプリンタから、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第1の残量情報を取得する第1の取得部であって、前記第1種のプリンタは、第1の印刷実行部と、第1のカートリッジから前記第1の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクと、を備える、前記第1の取得部と、前記第1種のプリンタとは異なる第2種のプリンタから、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第2の残量情報を取得する第2の取得部であって、前記第2種のプリンタは、第2の印刷実行部を備えると共に、第2のカートリッジから前記第2の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクを備えず、前記第1種のプリンタ及び前記第2種のプリンタのそれぞれは、当該プリンタにおける着色剤の残量が印刷不可残量に到達する場合に、印刷を実行可能な状態から実行不可能な状態に変化する、前記第2の取得部と、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の残量に到達したことを示す第1の通知情報を通知する第1の通知部であって、前記第1の残量は、前記第1のカートリッジ内に着色剤が残存せず、かつ、前記タンク内に着色剤が残存している状態における残量である、前記第1の通知部と、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第2の通知情報を通知する第2の通知部と、取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第2の残量に到達したことを示す場合に、前記第2の残量に到達したことを示す第3の通知情報を通知する第3の通知部と、取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第4の通知情報を通知する第4の通知部と、として機能させる。
上記の構成では、着色剤が第1のカートリッジからタンクを介して第1の印刷実行部に供給される第1種のプリンタと、着色剤が第2のカートリッジからタンクを介さずに第2の印刷実行部に供給される第2種のプリンタと、が存在する状況を想定している。このような状況において、情報処理装置は、第1種及び第2種のプリンタのそれぞれにおける着色剤の残量に応じて、第1、第2、第3、及び、第4の通知情報を通知することができる。特に、情報処理装置は、第1の通知情報を通知するので、第1種のプリンタの状態が、第1のカートリッジ内に着色剤が残存せず、かつ、タンク内に着色剤が残存している状態であることを通知することができる。このような新規な通知が実行されるので、第1種及び第2種のプリンタのそれぞれにおける着色剤の残量に関する通知を適切に実行することができる。
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。また、上記のコンピュータプログラムによって実現される情報処理装置そのもの、及び、情報処理装置によって実行される方法も新規で有用である。また、情報処理装置と、第1種及び第2種のプリンタのそれぞれと、を備えるシステムも新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 各プリンタの構成を示す。 サブタンクモデルのプリンタのインク供給部の構成を示す。 カートリッジモデルのプリンタのインク供給部の構成を示す。 管理データベースの一例を示す。 メイン処理のフローチャートを示す。 管理画面及び設定画面の一例を示す。 管理データベース更新処理のフローチャートを示す。 通知処理のフローチャートを示す。 具体的なケースを説明するための説明図である。 第2実施例を説明するための説明図である。 第3実施例の設定画面の一例を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、管理サーバ10と、複数のプリンタ100a~100cと、を備える。管理サーバ10及び各プリンタ100a等は、LAN(Local Area Networkの略)6に接続されており、LAN6を介して相互に通信可能である。LAN6は、有線LANでもよいし無線LANでもよい。
(管理サーバ10の構成)
管理サーバ10は、各プリンタ100a等から情報を取得して、当該情報を管理する。特に、管理サーバ10は、各プリンタ100a等におけるインクの残量が少なくなると、その旨を通知する機能を有する。管理サーバ10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース16と、制御部30と、を備える。
操作部12は、ユーザによって操作されるキーボード及びマウスを備える。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェース16は、LAN6に接続されている。LAN6は、無線LANでもよいし有線LANでもよい。制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36,38に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。
OSプログラム36は、管理サーバ10の基本的な処理を実現するためのプログラムである。管理アプリケーション38は、複数のプリンタ100a~100cのそれぞれから当該プリンタに関するプリンタ情報を取得して、プリンタ情報を利用した処理を実行するためのプログラムである。管理アプリケーション38は、例えば、各プリンタ100a等と共に出荷されるメディアから管理サーバ10にインストールされる。メモリ34は、さらに、管理データベース40を備える。管理データベース40の内容については後述する。なお、以下では、管理データベース40のことを「管理DB40」と記載する。
(各プリンタ100a~100cの構成(図2))
各プリンタ100a~100cは、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち図示省略のPC等の周辺装置)である。なお、各プリンタ100a等は、印刷機能に加えて、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を実行可能な多機能機であってもよい。
図2に示されるように、プリンタ100aは、操作部112と、表示部114と、ネットワークインターフェース116と、制御部130と、印刷実行部160aと、インク供給部170aと、を備える。
操作部112は、ユーザによって操作される複数のキーを備える。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェース116は、LAN6に接続されている。制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。CPU132は、メモリ134に記憶されているプログラム136に従って、様々な処理を実行する。メモリ134は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。印刷実行部160aは、インクジェット方式の印刷機構を備える。本実施例では、印刷実行部160aは、1色のインク(例えばブラック(K))を利用して印刷を実行するモノクロ印刷機構である。インク供給部170aには、インクカートリッジ200aが装着される。インク供給部170aは、インクカートリッジ200aから印刷実行部160aにインクを供給する。以下では、インクカートリッジのことを「CTG(Cartridgeの略)」と記載することがある。
メモリ134は、さらに、プリンタ名「Pa」とモデル名「Ma」とインク情報140aとを記憶する。プリンタ名「Pa」は、プリンタ100aに割り当てられている名称である。モデル名「Ma」は、プリンタ100aのモデルを示す名称である。インク情報140aは、プリンタ100aにおけるインクの残量に関する情報であり、総枚数TOaとタンク枚数TAaと残枚数REaとを含む。インク情報140aの内容については後述する。
他のプリンタ100b,100cは、それぞれ、プリンタ100aのインク供給部170aとは異なるインク供給部170b,170cを備える点を除いて、プリンタ100aと同様の構成を備える。図2では、各プリンタ100b,100cの一部の構成要素(例えば、操作部、表示部等)を図示省略している。
プリンタ100bは、印刷実行部160bと、CTG200bが装着されるインク供給部170bと、符号省略の制御部内のメモリと、を備える。当該メモリは、プリンタ名「Pb」とモデル名「Mb」とインク情報140bとを記憶する。インク情報140bは、プリンタ100aのインク情報140aと同様に、総枚数TObとタンク枚数TAbと残枚数REbとを含む。
プリンタ100cは、印刷実行部160cと、CTG200cが装着されるインク供給部170cと、符号省略の制御部内のメモリと、を備える。当該メモリは、プリンタ名「Pc」とモデル名「Mc」とインク情報140cとを記憶する。インク情報140cは、総枚数TOcと残枚数REcとを含むが、タンク枚数を含まない。
(プリンタ100aのインク供給部170aの構成;図3)
続いて、図3を参照して、プリンタ100aのインク供給部170aの構成を説明する。図3(A)に示されるように、インク供給部170aは、装着部172aと、インク供給口174aと、サブタンク175aと、インク流路部176aと、を備える。
装着部172aは、CTG200aが着脱可能に装着されるホルダである。インク供給口174aは、装着部172aに装着されたCTG200aのインク出口204aに接続される。インク出口204aは、CTG200aの底面の近傍に設けられている。サブタンク175aは、CTG200aから印刷実行部160aに供給されるインクを収容する。サブタンク175aは、サブタンク175aの上面に設けられている連通口177aを備える。連通口177aは、サブタンク175aの内部及び外部を連通する。インク流路部176aの一端は、サブタンク175aの底面において、サブタンク175aに接続される。インク流路部176aの他端は、印刷実行部160aに接続される。
インク供給部170aが上記の構成を備えるので、CTG200a内のインクは、インク出口204a及びインク供給口174aを介してサブタンク175aに供給される。そして、サブタンク175a内のインクは、インク流路部176aを介して印刷実行部160aに供給される。以下では、このようなサブタンク(例えば175a)を備えるプリンタ(例えば100a)のことを「サブタンクモデルのプリンタ」と呼ぶ。また、サブタンクを備えないプリンタのことを「カートリッジモデル(即ちCTGモデル)のプリンタ」と呼ぶ。
新品のCTG200aが装着部172aに装着されると、CTG200a内のインクの一部はサブタンク175a内に移動する。そして、CTG200a内のインクの液面ISmの高さと、サブタンク175a内のインクの液面ISsの高さと、が一致する(図3(A)参照)。その後、印刷実行部160aによって印刷が実行されてインクが消費されると、各液面ISm,ISsの高さが一致している状態が維持されたまま、各液面ISm,ISsが低下する。そして、各液面ISm,ISsがCTG200aの下端の位置EL(以下では「エンプティレベルEL」と呼ぶ)に到達すると、CTG200a内にインクが残存しない状態になる(図3(B)参照)。ここで、CTG200a内にインクが残存しない状態は、CTG200aからサブタンク175aへのインクの移動が無くなる状態を意味し、CTG200aの内面に多少のインクが付着している状態を含む。サブタンクモデルのプリンタ100aでは、CTG200a内にインクが残存しない状態でCTG200aを交換することができるので、インクの無駄が発生しない。
CTG200a内にインクが残存しなくても、サブタンク175a内にインクが残存している場合には、印刷実行部160aは、印刷を継続することができる。そして、プリンタ100aは、CTG200aが交換されることなくサブタンク175a内にインクが残存しない状態になると、印刷を実行可能な状態から印刷を実行不可能な状態に変化する。
また、装着部172aは、CTG200aのICチップ206aに接触する接点173aを備える。プリンタ100aのCPU132は、接点173aを介して、ICチップ206a内の情報を読み出すことができる。当該情報は、総枚数TOaを含む。総枚数TOaは、新品のCTG200aに収容されるインク量(以下では「初期量」と呼ぶ)を利用して印刷を実行可能な印刷物の枚数である。総枚数TOaは、初期量を単位インク量で除することによって得られる。単位インク量は、印刷物一枚の印刷に利用される平均的なインク量である。
ここで、図3(A)の状態から図3(B)の状態に変化した際のサブタンク175a内のインク量のことを「境界インク量」と呼ぶ。即ち、境界インク量は、CTG200a内のインクの液面ISmがエンプティレベルELに到達した際のサブタンク175a内のインク量である。換言すると、境界インク量は、CTG200a内のインクがゼロである状態でサブタンク175a内に収容可能な最大のインク量である。また、以下では、境界インク量を利用して印刷を実行可能な印刷物の枚数のことを「タンク枚数」と呼ぶ。境界インク量及びタンク枚数は、サブタンクの構造及びサイズに依存する。プリンタ100aのタンク枚数TAaは、プリンタ100aの境界インク量を単位インク量で除することによって得られる。
上述したように、プリンタ100aのCPU132は、CTG200aから総枚数TOaを読み出すと、総枚数TOaをメモリ134内に記憶する(図2参照)。また、プリンタ100aのメモリ134は、タンク枚数TAaを予め記憶している(図2参照)。また、メモリ134に記憶される残枚数REa(図2参照)は、CTG200a及びサブタンク175a内に残存するインクを利用して印刷を実行可能な印刷物の枚数であり、総枚数TOaから累積印刷枚数を減算することによって得られる。累積印刷枚数は、CTG200aが交換されてから印刷が実行された印刷物の枚数である。CPU132は、印刷実行部160aによって印刷が実行される毎に、総枚数TOaから累積印刷枚数を減算して新たな残枚数REaを算出し、メモリ134内の古い残枚数REaに代えて新たな残枚数REaを記憶する。
(プリンタ100bのインク供給部170bの構成)
プリンタ100bは、プリンタ100aと同様に、サブタンクモデルのプリンタである。ただし、プリンタ100bのインク供給部170bは、プリンタ100aのインク供給部170aとは異なる。
具体的には、まず、インク供給部170bに装着可能なCTG200bの内部空間のサイズは、CTG200aの内部空間のサイズとは異なる。従って、CTG200b内のインクの初期量は、CTG200a内のインクの初期量とは異なる。このために、プリンタ100bの総枚数TOb(図2参照)は、プリンタ100aの総枚数TOaとは異なる。本実施例では、総枚数TObは、総枚数TOaよりも大きい。
また、インク供給部170bのサブタンク(図示省略)のサイズは、インク供給部170aのサブタンク175aのサイズとは異なる。従って、プリンタ100bの境界インク量は、プリンタ100aの境界インク量とは異なる。このために、プリンタ100bのタンク枚数TAb(図2参照)は、プリンタ100aのタンク枚数TAaとは異なる。本実施例では、タンク枚数TAbは、タンク枚数TAaよりも大きい。
(プリンタ100cのインク供給部170cの構成;図4)
続いて、図4を参照して、プリンタ100cのインク供給部170cの構成を説明する。プリンタ100cは、サブタンクを備えないCTGモデルのプリンタである。図4(A)に示されるように、インク供給部170cは、装着部172cと、インク供給口174cと、インク流路部176cと、を備える。
装着部172c、インク供給口174cは、それぞれ、プリンタ100aの装着部172a、インク供給口174aと同様である(図3(A)参照)。また、接点173cは、接点173aと同様である。サブタンクが存在しないので、インク流路部176cの一端は、インク供給口174cに接続される。インク流路部176cの他端は、印刷実行部160cに接続される。
インク供給部170cに装着可能なCTG200cの内部空間のサイズは、CTG200aの内部空間のサイズとは異なる。従って、CTG200c内のインクの初期量は、CTG200a内のインクの初期量とは異なる。このために、プリンタ100cの総枚数TOc(図2参照)は、プリンタ100aの総枚数TOaとは異なる。本実施例では、総枚数TOcは、総枚数TOaよりも小さい。なお、プリンタ100cにはサブタンクが設けられていないので、タンク枚数が存在しない。CTG200cのインク出口204c、ICチップ206cは、それぞれ、CTG200aのインク出口204a、ICチップ206a(図3(A)参照)と同様である。
CTGモデルのプリンタ100cでは、サブタンクが設けられていない。このために、プリンタ100cは、CTG200c内にインクが残存しなくなる前に、印刷を実行可能な状態から印刷を実行不可能な状態に変化する。その理由は、以下のとおりである。即ち、CTG200c内のインクの残量が僅かになると、印刷実行部160cに接続されているインク流路部170cに空気が入り込み、この結果、印刷実行部160cに供給されるインク内に空気が混入し得る。この場合、印刷実行部160cは、印刷を適切に実行することができない。このために、インク内に空気が混入しない残量と、インク内に空気が混入し得る残量と、の境界がエンプティレベルELcに設定される。即ち、エンプティレベルELcは、CTG200c内のインクの残量がゼロになるエンプティレベルELよりも高い位置に設定される。図4(B)は、CTG200c内のインクの液面ISがエンプティレベルELcに到達した状態を示す。この状態になると、プリンタ100cは、印刷を実行可能な状態から印刷を実行不可能な状態に変化する。プリンタ100cが印刷を実行不可能な状態に変化すると、印刷を行なうためにはCTG200cの交換が必要になる。
上述したように、本実施例では、管理サーバ10の管理対象のプリンタとして、サブタンクモデルのプリンタ100a,100bと、CTGモデルのプリンタ100cと、が存在する。そこで、管理サーバ10は、これらのモデルのプリンタにおけるインクの残量に関する様々な通知を実行する。これにより、モデルに応じた適切な通知を実行することができる。これを実現するために、管理サーバ10は、次に説明する管理DB40を利用して、後述の図6等の処理を実行する。
(管理DB40内の情報の内容;図5)
続いて、図5を参照して、管理サーバ10の管理DB40内の情報について説明する。管理DB40は、1以上のプリンタに対応する1以上の管理情報を含む。1以上の管理情報のそれぞれは、プリンタ名と、モデル名と、インク供給モデルと、3つの枚数と、3つの残率と、3つの通知フラグと、3つの済フラグと、2つの通知アドレスと、が関連付けられた情報である。3つの枚数は、総枚数TOと、タンク枚数TAと、残枚数REと、を含む。3つの残率は、総残率と、CTG残率と、タンク残率と、を含む。3つの通知フラグは、Low通知フラグと、空CTG通知フラグと、印刷不可通知フラグと、を含む。3つの済フラグは、Low済フラグと、空CTG済フラグと、印刷不可済フラグと、を含む。2つの通知アドレスは、Low通知アドレスと、空通知アドレスと、を含む。
プリンタ名とモデル名と3つの枚数とは、各プリンタ100a~100cから取得されることによって、管理DB40内に記述される。インク供給モデルは、サブタンクモデル及びCTGモデルのどちらかを示す情報である。各プリンタ100a,100bからタンク枚数が取得される場合には、サブタンクモデルを示す情報がインク供給モデルの欄に記述され、プリンタ100cからタンク枚数が取得されない場合には、CTGモデルを示す情報がインク供給モデルの欄に記述される。また、3つの残率は、3つの枚数に基づいて算出されることによって、管理DB40内に記述される。
総残率は、プリンタに残存する全てのインクの残率である。サブタンクモデルでもCTGモデルでも、総残率は、数式「100×残枚数RE/総枚数TO」によって算出される。
CTG残率は、プリンタのCTG内に残存するインクの残率である。サブタンクモデルでは、残枚数RE>タンク枚数TAである場合、即ち、CTG内にインクが残存している場合には、CTG残率は、数式「100×(残枚数RE-タンク枚数TA)/(総枚数TO-タンク枚数TA)」によって算出される。一方、残枚数RE≦タンク枚数TAである場合、即ち、CTG内にインクが残存していない場合には、CTG残率は0%である。また、CTGモデルでは、CTG残率は、数式「100×残枚数RE/総枚数TO」によって算出される。即ち、CTGモデルでは、CTG残率と総残率とが等しい。
タンク残率は、サブタンクモデルのプリンタにおいて、サブタンク内に残存するインクの残率である。残枚数RE>タンク枚数TAである場合、即ち、CTG内にインクが残存している場合には、タンク残率は100%である。一方、残枚数RE≦タンク枚数TAである場合、即ち、CTG内にインクが残存していない場合には、タンク残率は、数式「100×残枚数RE/タンク枚数TA」によって算出される。なお、CTGモデルのプリンタにはサブタンクが存在しないので、タンク残率の欄はブランクである。
3つの通知フラグのそれぞれは、通知情報を通知することを示す「ON」と、通知情報を通知しないことを示す「OFF」と、のどちらかの値に設定される。各通知フラグは、デフォルトでは「OFF」に設定されており、各プリンタ100a~100cの管理者(即ち管理サーバ10のユーザ)から指示が与えられる場合に、「OFF」から「ON」に変更される。
Low通知フラグ「ON」は、総残率が管理者によって指定される値以下になる場合に、Low通知情報を通知することを意味する。空CTG通知フラグ「ON」は、CTG残率が0%になる場合、即ち、CTG内にインクが残存しない状態になる場合に、空CTG通知情報を通知することを意味する。また、印刷不可通知フラグ「ON」は、総残率が0%になる場合、即ち、印刷を実行不可能な状態になる場合に、印刷不可通知情報を通知することを意味する。
3つの済フラグのそれぞれは、通知情報を通知済みであることを示す「ON」と、通知情報を通知済みでないことを示す「OFF」と、のどちらかの値に設定される。各通知フラグは、デフォルトでは「OFF」に設定されており、CTGが装着された後に通知情報が通知される場合に、「OFF」から「ON」に変更される。また、各通知フラグは、通知情報が通知された後にCTGが交換される場合に、「ON」から「OFF」に変更される。
Low済フラグ「ON」は、Low通知情報を通知済みであることを意味する。空CTG済フラグ「ON」は、空CTG通知情報を通知済みであることを意味する。また、印刷不可済フラグ「ON」は、印刷不可通知情報を通知済みであることを意味する。
なお、CTGモデルでは、CTG残率が0%になると総残率が0%になる。このため、空CTG通知情報と印刷不可通知情報とのどちらか一方のみを通知すれば足りるので、本実施例では、印刷不可通知情報のみを通知することを採用する。従って、CTGモデルの管理情報では、空CTG通知フラグの欄及び空CTG済フラグの欄は、「ON」と「OFF」との間で変更されることなく、ブランクの状態である。
Low通知アドレスは、Low通知情報を示す電子メールの送信先のアドレスである。即ち、Low通知アドレスは、Low通知情報の通知先である。また、空通知アドレスは、空CTG通知情報を示す電子メール及び印刷不可通知情報を示す電子メールの送信先のアドレスである。即ち、空通知アドレスは、空CTG通知情報及び印刷不可通知情報の通知先である。
(メイン処理;図6)
続いて、図6を参照して、管理サーバ10のCPU32が管理アプリケーション38に従って実行するメイン処理の内容を説明する。CPU32は、管理アプリケーション38が管理者によって起動されると、図6の処理を開始する。
S10では、CPU32は、所定タイミングが到来することを監視する。本実施例では、所定タイミングは、管理アプリケーション38が起動されたタイミングと、所定時刻(例えば1時間おきの時刻)が到来したタイミングと、を含む。変形例では、所定タイミングは、管理者から所定の指示が与えられたタイミングであってもよい。CPU32は、所定タイミングが到来する場合に、S10でYESと判断してS12に進む。
S12では、CPU32は、LAN6に接続されている各プリンタ100a~100cからプリンタ情報を取得する。プリンタ情報は、プリンタ名と、モデル名と、インク情報と、を含む。具体的には、CPU32は、プリンタ情報の送信を要求する要求信号をブロードキャストによってLAN6に送信する。これにより、CPU32は、各プリンタ100a~100cから要求信号に対する応答としてプリンタ情報を受信することによって、プリンタ情報を取得する。
S20では、CPU32は、管理データベース更新処理(図8参照)を実行する。当該処理は、S12で取得されたプリンタ情報を利用して、管理DB40内の情報を更新する処理である。
S22では、CPU32は、S20で更新された管理DB40内の情報を利用して、管理画面を表示部14に表示する。図7は、管理画面300の一例を示す。管理画面300は、プリンタテーブルと、残量オブジェクト320a~320cと、設定ボタン330と、を含む。設定ボタン330は、設定画面400を表示させるためのボタンである。
プリンタテーブルでは、チェックボックス310a~310cと、プリンタ名と、モデル名と、が関連付けられている(即ち直線状に並んでいる)。各チェックボックス310a等は、デフォルトでは非チェック状態(図示省略)であり、管理者によって選択されるとチェック状態(図7の状態)に変更される。少なくとも1つのチェックボックス310a等がチェックされている状態で設定ボタン330が選択されると、当該チェックボックスに対応するプリンタのための通知情報を通知するのか否かに関する設定を実行するための設定画面400が表示される。
各残量オブジェクト320a~320cは、各プリンタ名及び各モデル名に関連付けられており(即ち直線状に並んでいる)、関連するプリンタにおけるインクの残量を示す。プリンタ名「Pa」に関連する残量オブジェクト320aは、プリンタ100aにおけるインクの残量を示し、CTG200a内のインクの残量を示す帯形状を有するCTGオブジェクト321aと、サブタンク175a内のインクの残量を示す帯形状を有するタンクオブジェクト322aと、を含む。各オブジェクト321a,322aでは、塗りつぶされている領域が、インクが残存することを示し、塗りつぶされていない領域が、インクが残存しないことを示す。以下では、前者の領域のことを「残存領域」と呼ぶ。残量オブジェクト320aは、管理DB40内のプリンタ100aの各種情報(即ち、総枚数TOa、タンク枚数TAa、CTG残率、及び、タンク残率)に基づいて生成される。
具体的には、CPU32は、まず、数式「基準長さL×(総枚数TOa-タンク枚数TAa)/総枚数TOa)」を利用して、CTGオブジェクト321aの長さを算出する。また、CPU32は、数式「基準長さL×タンク枚数TAa/総枚数TOa」を利用して、タンクオブジェクト322aの長さを算出する。次いで、CPU32は、数式「CTGオブジェクト321aの長さ×プリンタ100aのCTG残率」を利用して、CTGオブジェクト321aの残存領域の長さを算出する。また、CPU32は、数式「タンクオブジェクト322aの長さ×プリンタ100aのタンク残率」を利用して、タンクオブジェクト322aの残存領域の長さを算出する。
次いで、CPU32は、CTGオブジェクト321aの長さを有する帯形状の矩形オブジェクトのうち、CTGオブジェクト321aの残存領域の長さに対応する領域を塗りつぶす。これにより、CTGオブジェクト321aが完成する。また、CPU32は、タンクオブジェクト322aの長さを有する帯形状の矩形オブジェクトのうち、タンクオブジェクト322aの残存領域の長さに対応する領域を塗りつぶす。これにより、タンクオブジェクト322aが完成する。そして、CPU32は、CTGオブジェクト321aとタンクオブジェクト322aとの間に僅かな隙間が形成されるように、CTGオブジェクト321aを右側に配置すると共に、タンクオブジェクト322aを左側に配置する。これにより、残量オブジェクト320aが完成する。上記のように、残量オブジェクト320aに隙間が存在するので、管理者は、プリンタ名「Pa」を有するプリンタ100aがサブタンクモデルであることを容易に知ることができる。
プリンタ名「Pb」に関連する残量オブジェクト320bは、プリンタ100bにおけるインクの残量を示し、CTGオブジェクト321bと、タンクオブジェクト322bと、を含む。残量オブジェクト320bは、残量オブジェクト320aと同様の手法で、管理DB40内のプリンタ100bの各種情報(即ち、総枚数TOb、タンク枚数TAb、CTG残率、及び、タンク残率)に基づいて表示される。
プリンタ名「Pc」に関連する残量オブジェクト320cは、プリンタ100cにおけるインクの残量を示し、CTGオブジェクト321cを含む。プリンタ100cがCTGモデルであるので、残量オブジェクト320cは、タンクオブジェクトを含まない。CPU32は、数式「基準長さL×プリンタ100cのCTG残率」を利用して、CTGオブジェクト321cの残存領域の長さを算出する。そして、CPU32は、基準長さLを有する帯形状の矩形オブジェクトのうち、CTGオブジェクト321cの残存領域の長さに対応する領域を塗りつぶす。これにより、CTGオブジェクト321c(即ち残量オブジェクト320c)が完成する。残量オブジェクト320cには隙間が存在しないので、管理者は、プリンタ名「Pc」を有するプリンタ100cがCTGモデルであることを容易に知ることができる。
CPU32は、上記の各残量オブジェクト320a~320cを生成すると、各残量オブジェクト320a,320bの隙間と、残量オブジェクト320cの左端と、が基準ライン340上に位置するように、各残量オブジェクト320a~320cを配置する。このように各残量オブジェクト320a~320cが配置されるので、管理者は、各プリンタ100a~100cを比較しながら、各プリンタ100a~100cの構造及びインクの残量を容易に把握することができる。
図6のS22で管理画面300が表示されると、CPU32は、S30において、通知処理を実行する(図9参照)。通知処理は、通知情報を通知するための処理である。S30が終了すると、S10の監視に戻る。
CPU32は、S10の監視と並行して、S50において、管理画面300内の設定ボタン330が選択されることを監視する。CPU32は、設定ボタン330が選択される場合に、S50でYESと判断してS52に進む。
S52では、CPU32は、設定画面を表示部14に表示する。図7は、設定画面400の一例を示す。設定画面400は、管理画面300内のチェック状態を有するチェックボックスに対応するプリンタ(以下では「対象プリンタ」と呼ぶ)について、通知情報を通知するのか否かに関する設定を実行するための画面である。
設定画面400では、チェックボックス410aと、文字列「Low通知(1~50%)」と、残量入力欄420と、アドレス入力欄430aと、が関連付けられている(即ち直線状に並んでいる)。また、設定画面400では、チェックボックス410bと、文字列「空通知」と、アドレス入力欄430bと、が関連付けられている(即ち直線状に並んでいる)。設定画面400は、さらに、OKボタン440とキャンセルボタン450とを含む。
各チェックボックス410a,410bは、デフォルトでは非チェック状態(図示省略)であり、管理者によって選択されるとチェック状態(図7の状態)に変更される。少なくとも1つのチェックボックス410a等がチェックされている状態でOKボタン440が選択されると、管理DB40内の対象プリンタの管理情報に含まれる3つの通知フラグのうちの少なくとも1つが「OFF」から「ON」に変更される。
残量入力欄420には、チェックボックス410aがチェックされている状態で、管理者によって所望の残量(即ち残率)が入力される。当該残量は、1~50%の数値範囲の中から指定され、Low通知情報を通知するための総残率TOの閾値である。即ち、対象プリンタの総残率TOが管理者によって指定された残量に一致する場合に、対象プリンタのためのLow通知情報が通知される。以下では、残量入力欄420に入力される残量のことを「Low通知残率」と呼ぶ。このように、本実施例では、管理者は、Low通知残率を指定することができる。このために、管理サーバ10は、管理者が望むLow通知残率に応じたLow通知情報を通知することができる。
上述したように、設定画面400では、Low通知残率が管理者によって指定され得る。ここで、管理画面300において、3つのチェックボックス310a~310cの全てがチェックされている状態で設定ボタン330が選択され、その後、設定画面400において、Low通知残率として20%が入力される状況を想定する。この場合、3つのプリンタ100a~100cのそれぞれが対象プリンタであり、3つのプリンタ100a~100cのいずれについても、総残率が20%に到達すると、Low通知情報が通知される。即ち、設定画面400は、複数のサブタンクモデルのプリンタ100a,100bに共通するLow通知残率を管理者に指定させるための画面である。管理者は、プリンタ100a,100bのそれぞれのLow通知残率を一括で指定することができるので、各プリンタ100a,100bのためのLow通知残率を容易に指定することができる。また、設定画面400は、サブタンクモデルのプリンタ100aとCTGモデルのプリンタ100cとに共通するLow通知残率を管理者に指定させるための画面である。管理者は、サブタンクモデルのプリンタ100aとCTGモデルのプリンタ100cのそれぞれのLow通知残率を一括で指定することができるので、各プリンタ100a,100cのためのLow通知残率を容易に指定することができる。
アドレス入力欄430aには、チェックボックス410aがチェックされている状態で、Low通知アドレスとして所望の電子メールアドレスが管理者によって入力される。例えば、Low通知アドレスとして、CTG販売業者に割り当てられている電子メールアドレスが指定される。この場合、Low通知情報を示す電子メールがCTG販売業者に送信されるので、Low通知情報がCTG販売業者に通知される。これにより、CTG販売業者は、対象プリンタのCTG内のインクがもうすぐ無くなることを知ることができ、新品のCTGを管理者に発送することができる。
アドレス入力欄430bには、チェックボックス410bがチェックされている状態で、空通知アドレスとして所望の電子メールアドレスが管理者によって入力される。例えば、空通知アドレスとして、管理者に割り当てられている電子メールアドレスが指定される。この場合、空CTG通知情報又は印刷不可通知情報を示す電子メールが管理者の端末装置に送信されるので、空CTG通知情報又は印刷不可通知情報が管理者に通知される。これにより、管理者は、サブタンクモデルの対象プリンタのCTG内のインクが無くなったこと、又は、対象プリンタが印刷を実行不可能な状態に変化したこと、を知ることができ、対象プリンタのCTGを交換することができる。
上述したように、設定画面400では、Low通知アドレスと、Low通知アドレスとは異なる空通知アドレスと、が管理者によって指定され得る。このために、管理者は、各通知情報の通知先を変えることができ、各通知情報をその内容に応じた通知先に通知することができる。
図6のS52で設定画面400が表示されると、CPU32は、S60において、設定画面400内のOKボタン440が選択されたのか否かを判断する。CPU32は、OKボタン440が選択される場合に、S60でYESと判断してS62に進み、キャンセルボタン450が選択される場合に、S60でNOと判断し、S62及びS64をスキップしてS10及びS50の監視に戻る。
S62では、CPU32は、管理DB40内の少なくとも1つの通知フラグを変更する。具体的には、CPU32は、設定画面400内のチェックボックス410a(即ち「Low通知」)がチェックされた場合には、対象プリンタがサブタンクモデル及びCTGモデルのどちらであるのかに関わらず、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知フラグを「OFF」から「ON」に変更する。この際に、CPU32は、Low通知フラグ「ON」に関連付けて、管理者によって指定されたLow通知残率を記述する。また、CPU32は、設定画面400内のチェックボックス410b(即ち「空通知」)がチェックされた場合には、対象プリンタのインク供給モデルに応じた通知フラグを「OFF」から「ON」に変更する。具体的には、CPU32は、対象プリンタがサブタンクモデルである場合には、対象プリンタの管理情報に含まれる空CTG通知フラグ及び印刷不可通知フラグの双方を「OFF」から「ON」に変更する。また、CPU32は、対象プリンタがCTGモデルである場合には、対象プリンタの管理情報に含まれる印刷不可通知フラグを「OFF」から「ON」に変更する。
即ち、S62では、対象プリンタがサブタンクモデルであり、かつ、2つのチェックボックス410a,410bの双方がチェックされた場合には、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知フラグ、空CTG通知フラグ、及び、印刷不可通知フラグの全てが「OFF」から「ON」に変更される。また、対象プリンタがCTGモデルであり、かつ、2つのチェックボックス410a,410bの双方がチェックされた場合には、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知フラグ及び印刷不可通知フラグが「OFF」から「ON」に変更される。
また、設定画面400内のチェックボックス410a(即ち「Low通知」)がチェックされなかった場合には、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知フラグが「OFF」に維持される。この場合、Low通知情報が対象プリンタに通知されない。また、設定画面400内のチェックボックス410b(即ち「空通知」)がチェックされなかった場合には、対象プリンタの管理情報に含まれる空CTG通知フラグ及び印刷不可通知フラグが「OFF」に維持される。この場合、空CTG通知情報及び印刷不可通知情報が対象プリンタに通知されない。このように、管理者は、設定画面400において、Low通知情報、空CTG通知情報、及び、印刷不可通知情報のうちのいずれを通知するのかを選択することができる。このために、管理サーバ10は、管理者が望む種類の通知情報を通知することができる。
S64では、CPU32は、管理DB40内に通知アドレスを記憶する。具体的には、CPU32は、設定画面400内のチェックボックス410a(即ち「Low通知」)がチェックされた場合には、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知アドレスの欄に指定済みのLow通知アドレスを記憶する。また、CPU32は、設定画面400内のチェックボックス410b(即ち「空通知」)がチェックされた場合には、対象プリンタの管理情報に含まれる空通知アドレスの欄に指定済みの空通知アドレスを記憶する。S64が終了すると、S10及びS50の監視に戻る。
(管理データベース更新処理;図8)
続いて、図8を参照して、図6のS20で実行される管理データベース更新処理の内容を説明する。S100では、CPU32は、図6のS12で取得された1個以上のプリンタ情報の中から1個のプリンタ情報を選択する。以下では、ここで選択されたプリンタ情報のことを「選択プリンタ情報」と呼ぶ。
S110では、CPU32は、選択プリンタ情報に含まれるプリンタ名(以下では「選択プリンタ名」と呼ぶ)を管理DB40に記憶済みであるのか否かを判断する。CPU32は、選択プリンタ名を記憶済みであると判断する場合(S110でYES)にはS120に進み、選択プリンタ名を記憶済みでないと判断する場合(S110でNO)にはS150に進む。
S120では、CPU32は、選択プリンタ名を含む管理情報(以下では「選択管理情報」と呼ぶ)に含まれる総枚数、タンク枚数、及び、残枚数のそれぞれの欄に、選択プリンタ情報に含まれる総枚数、タンク枚数、及び、残枚数のそれぞれを記憶する。
S122では、CPU32は、選択管理情報に含まれるインク供給モデルがサブタンクモデルであるのか否かを判断する。CPU32は、インク供給モデルがサブタンクモデルであると判断する場合(S122でYES)にはS124に進み、インク供給モデルがCTGモデルであると判断する場合(S122でNO)にはS126に進む。
S124では、CPU32は、選択管理情報に含まれる総枚数、タンク枚数、及び、残枚数を利用して、総残率、CTG残率、及び、タンク残率を算出する。そして、CPU32は、選択管理情報に含まれる総残率、CTG残率、及び、タンク残率のそれぞれの欄に、算出済みの総残率、算出済みのCTG残率、及び、算出済みのタンク残率のそれぞれを記憶する。
S126では、CPU32は、選択管理情報に含まれる総枚数及び残枚数を利用して、総残率及びCTG残率を算出する。そして、CPU32は、選択管理情報に含まれる総残率及びCTG残率のそれぞれの欄に、算出済みの総残率及び算出済みのCTG残率のそれぞれを記憶する。
S130では、CPU32は、S124又はS126で総残率が更新された場合には、更新後の総残率が更新前の総残率よりも大きいのか否かを判断する。ここで、更新後の総残率が更新前の総残率よりも大きいということは、前回の図8の処理と今回の図8の処理との間に、選択プリンタ名を有するプリンタにおいて、古いCTGに代えて新品のCTGが装着されたことを意味する。CPU32は、更新後の総残率が更新前の総残率よりも大きいと判断する場合(S130でYES)、即ち、新品のCTGが装着された場合には、S132に進む。一方、CPU32は、更新後の総残率が更新前の総残率以下であると判断する場合(S130でNO)、即ち、新品のCTGが装着されていない場合には、S132をスキップしてS140に進む。また、CPU32は、S124又はS126で総残率が更新されなかった場合にも、S130でNOと判断してS140に進む。
なお、変形例では、各プリンタ100a~100cは、CTGが交換された後にプリンタ情報を管理サーバ10に初めて送信する際に、CTG交換情報を含むプリンタ情報を管理サーバ10に送信してもよい。この場合、CPU32は、S130において、選択プリンタ情報がCTG交換情報を含むのか否かを判断し、CTG交換情報を含むと判断する場合(S130でYES)にはS132に進み、CTG交換情報を含まないと判断する場合(S130でNO)にはS140に進む。この構成によると、各プリンタ100a~100cにおいて、新品のCTGが装着されずに、他のプリンタで使用済みである中古のCTGが装着される場合にも、CPU32は、CTGが交換されたのか否かを適切に判断することができる。
S132では、CPU32は、選択管理情報に含まれる3つの済フラグの中に「ON」を示す済フラグが存在する場合には、当該済フラグを「ON」から「OFF」に変更する。このように、済フラグが「OFF」に変更されるので、CPU32は、新たに装着されたCTGのための通知情報を適切に通知することができる。S132が終了すると、S140に進む。
また、S150では、CPU32は、新たな管理情報を管理DB40に記憶する。具体的には、CPU32は、まず、選択プリンタ情報に含まれるプリンタ名及びモデル名を記憶する。また、CPU32は、選択プリンタ情報がタンク枚数を含む場合には、インク供給モデルとしてサブタンクモデルを記憶し、選択プリンタ情報がタンク枚数を含まない場合には、インク供給モデルとしてCTGモデルを記憶する。次いで、CPU32は、インク供給モデルがサブタンクモデルである場合には、総枚数、タンク枚数、及び、残枚数を記憶する。一方、CPU32は、インク供給モデルがCTGモデルである場合には、総枚数及び残枚数を記憶する。
S152~S156は、S122~S126と同様である。S170では、CPU32は、S150で記憶された新たな管理情報に含まれる各フラグとして「OFF」を記憶する。具体的には、CPU32は、インク供給モデルがサブタンクモデルである場合には、新たな管理情報に含まれるLow通知フラグ、空CTG通知フラグ、及び、印刷不可通知フラグとして「OFF」を記憶する。一方、CPU32は、インク供給モデルがCTGモデルである場合には、新たな管理情報に含まれるLow通知フラグ及び印刷不可通知フラグとして「OFF」を記憶する。この場合、空CTG通知フラグ及び空CTG済フラグはブランク状態で維持される。S170が終了すると、S140に進む。
S140では、CPU32は、図6のS12で取得された全てのプリンタ情報をS100で選択済みであるのか否かを判断する。CPU32は、全てのプリンタ情報を選択済みであると判断する場合(S140でYES)には、図8の処理を終了する。一方、CPU32は、全てのプリンタ情報を選択済みでないと判断する場合(S140でNO)には、S100に戻り、他のプリンタ情報を選択する。
(通知処理;図9)
続いて、図9を参照して、図6のS30で実行される通知処理の内容を説明する。S200では、CPU32は、管理DB40内の1個以上の管理情報の中から1個の管理情報を選択する。以下では、ここで選択された管理情報のことを「選択管理情報」と呼ぶ。
S210では、CPU32は、選択管理情報に含まれるLow通知フラグが「ON」であるのか否かを判断する。CPU32は、Low通知フラグが「ON」であると判断する場合(S210でYES)にはS212に進み、Low通知フラグが「OFF」であると判断する場合(S210でNO)にはS230に進む。
S212では、CPU32は、選択管理情報に含まれるLow済フラグが「OFF」であるのか否かを判断する。CPU32は、Low済フラグが「OFF」であると判断する場合(S212でYES)にはS220に進み、Low済フラグが「ON」であると判断する場合(S212でNO)にはS230に進む。このように、Low済フラグが「ON」である場合、即ち、Low通知情報を通知済みである場合には、S220及びS222の処理が実行されない。このために、CTGが装着されてから当該CTGが交換されるまでの間に、Low通知情報が複数回に亘って通知されることを抑制することができる。この点は、後述の空CTG通知情報及び印刷不可通知情報についても同様である。
S220では、CPU32は、選択管理情報に含まれる総残率が、選択管理情報に含まれるLow通知残率以下であるのか否かを判断する。CPU32は、総残率がLow通知残率以下であると判断する場合(S220でYES)にはS222に進み、総残率がLow通知残率より大きいと判断する場合(S220でNO)にはS230に進む。
S222では、CPU32は、選択管理情報に含まれるLow通知アドレス宛にLow通知情報を示す電子メールを送信する。Low通知情報は、例えば、選択管理情報に含まれるプリンタ名と、選択管理情報に含まれるモデル名と、プリンタの総残率がLow通知残率に到達したことを示すメッセージ(例えば「プリンタにおけるインクの残量が20%になりました。」)と、を含む。
S224では、CPU32は、選択管理情報に含まれるLow済フラグを「OFF」から「ON」に変更する。
S230、S232は、それぞれ、選択管理情報に含まれる空CTG通知フラグ、空CTG済フラグが利用される点を除いて、S210、S212と同様である。S240では、CPU32は、選択管理情報に含まれるCTG残率が0%であるのか否かを判断する。CPU32は、CTG残率が0%であると判断する場合(S240でYES)にはS242に進み、CTG残率が0%より大きいと判断する場合(S240でNO)にはS250に進む。
S242では、CPU32は、選択管理情報に含まれる空通知アドレス宛に空CTG通知情報を示す電子メールを送信する。空CTG通知情報は、例えば、選択管理情報に含まれるプリンタ名と、選択管理情報に含まれるモデル名と、サブタンクモデルのプリンタのCTG残率が0%に到達したことを示すメッセージ(例えば「サブタンクモデルのプリンタのCTG内のインクがなくなりました。CTGを交換してください。」)と、を含む。
S244では、CPU32は、選択管理情報に含まれる空CTG済フラグを「OFF」から「ON」に変更する。
S250、S252は、それぞれ、選択管理情報に含まれる印刷不可フラグ、印刷不可済フラグが利用される点を除いて、S210、S212と同様である。S260では、CPU32は、選択管理情報に含まれる総残率が0%であるのか否かを判断する。CPU32は、総残率が0%であると判断する場合(S260でYES)にはS262に進み、総残率が0%より大きいと判断する場合(S260でNO)にはS270に進む。
S262では、CPU32は、選択管理情報に含まれる空通知アドレス宛に印刷不可通知情報を示す電子メールを送信する。印刷不可通知情報は、例えば、選択管理情報に含まれるプリンタ名と、選択管理情報に含まれるモデル名と、プリンタの総残率が0%に到達したことを示すメッセージ(例えば「プリンタのインクがなくなったのでプリンタが印刷できません。CTGを交換してください。」)と、を含む。
S264では、CPU32は、選択管理情報に含まれる空CTG済フラグを「OFF」から「ON」に変更する。
S270では、CPU32は、管理DB40内の全ての管理情報をS200で選択済みであるのか否かを判断する。CPU32は、全ての管理情報を選択済みであると判断する場合(S270でYES)には、図9の処理を終了する。一方、CPU32は、全ての管理情報を選択済みでないと判断する場合(S270でNO)には、S200に戻り、他の管理情報を選択する。
(具体的なケース;図10)
続いて、図10を参照して、図6、図8、及び、図9の処理によって実現される具体的なケースを説明する。本ケースでは、各プリンタ100a~100cに対応する全ての通知フラグとして「ON」が記憶されており、各プリンタ100a~100cに共通のLow通知残率として20%が記憶されている(図6のS62)。また、各プリンタ100a~100cに共通のLow通知アドレスとしてCTG販売業者の電子メールが記憶されており、各プリンタ100a~100cに共通の空通知アドレスとして管理者の電子メールが記憶されている(S64)。
まず、サブタンクモデルのプリンタ100aに関する通知について説明する。プリンタ100aの総枚数、タンク枚数は、それぞれ、1000、100である。新品のCTGがプリンタ100aに装着されると、プリンタ100aの残枚数は1000である。
プリンタ100aにおいて印刷が実行された結果として、残枚数が200になる。この場合、プリンタ100aについて、総残率として20%(=100×残枚数200/総枚数1000)が算出され、CTG残率として11%(=100×(残枚数200-タンク枚数100)/(総枚数1000-タンク枚数100))が算出され、タンク残率として100%(「RE>TAの場合」参照)が算出される(図5の数式、図8のS124)。総残率がLow通知残率20%に到達するので(図9のS220でYES)、Low通知情報がCTG販売業者に通知される(S222)。このために、CTG販売業者は、プリンタ100aのためのCTGを発送することができる。
その後、プリンタ100aにおいて印刷がさらに実行された結果として、残枚数が100になる。この場合、プリンタ100aについて、総残率として10%(=100×残枚数100/総枚数1000)が算出され、CTG残率として0%が算出され(「RE≦TAの場合」参照)、タンク残率として100%(=100×残枚数100/タンク枚数100)が算出される(図5の数式、図8のS124)。CTG残率が0%に到達するので(図9のS240でYES)、空CTG通知情報が管理者に通知される(S242)。このために、管理者は、プリンタ100aのCTGを交換することができる。
仮に、空CTG通知情報が管理者に通知された後に、プリンタ100aのCTGが交換されないと、以下の事象が起こり得る。即ち、プリンタ100aにおいて印刷がさらに実行された結果として、残枚数が0になる。この場合、プリンタ100aについて、総残率として0%(=100×残枚数0/総枚数1000)が算出され、CTG残率として0%(「RE≦TAの場合」参照)が算出され、タンク残率として0%(=100×残枚数0/タンク枚数100)が算出される(図5の数式、図8のS124)。総残率が0%に到達するので(図9のS260でYES)、印刷不可通知情報が管理者に通知される(S262)。このために、管理者は、プリンタ100aのCTGを交換することができる。
続いて、サブタンクモデルのプリンタ100bに関する通知について説明する。プリンタ100bの総枚数、タンク枚数は、それぞれ、1200、300である。新品のCTGがプリンタ100bに装着されると、プリンタ100bの残枚数は1200である。
プリンタ100bにおいて印刷が実行された結果として、残枚数が300になる。この場合、プリンタ100bについて、総残率として25%(=100×残枚数300/総枚数1200)が算出され、CTG残率として0%が算出され(「RE≦TAの場合」参照)、タンク残率として100%(=100×残枚数300/タンク枚数300)が算出される(図5の数式、図8のS124)。CTG残率が0%に到達するので(図9のS240でYES)、空CTG通知情報が管理者に通知される(S242)。
仮に、空CTG通知情報が管理者に通知された後にプリンタ100bのCTGが交換されないと、以下の事象が起こり得る。即ち、プリンタ100bにおいて印刷がさらに実行された結果として、残枚数が240になる。この場合、プリンタ100bについて、総残率として20%(=100×残枚数240/総枚数1200)が算出され、CTG残率として0%が算出され(「RE≦TAの場合」参照)、タンク残率として80%(=100×残枚数240/タンク枚数300)が算出される(図5の数式、図8のS124)。総残率がLow通知残率20%に到達するので(図9のS220でYES)、Low通知情報がCTG販売業者に通知される(S222)。即ち、プリンタ100aについては、Low通知情報が先に通知され、CTG通知情報が後に通知されるが、プリンタ100bについては、CTG通知情報が先に通知され、Low通知情報が後に通知される。
その後、プリンタ100bにおいて印刷がさらに実行された結果として、残枚数が0になる。この場合、プリンタ100bについて、総残率として0%(=100×残枚数0/総枚数1200)が算出され、CTG残率として0%が算出され(「RE≦TAの場合」参照)、タンク残率として0%(=100×残枚数0/タンク枚数300)が算出される(図5の数式、図8のS124)。総残率が0%に到達するので(図9のS260でYES)、印刷不可通知情報が管理者に通知される(S262)。
続いて、CTGモデルのプリンタ100cに関する通知について説明する。プリンタ100cの総枚数は、800である。新品のCTGがプリンタ100cに装着されると、プリンタ100cの残枚数は800である。
プリンタ100cにおいて印刷が実行された結果として、残枚数が160になる。この場合、プリンタ100cについて、総残率として20%(=100×残枚数160/総枚数800)が算出され、CTG残率として20%(=100×残枚数160/総枚数800)が算出される(図5の数式、図8のS126)。総残率がLow通知残率20%に到達するので(図9のS220でYES)、Low通知情報がCTG販売業者に通知される(S222)。このために、CTG販売業者は、プリンタ100cのためのCTGを発送することができる。
その後、プリンタ100cにおいて印刷がさらに実行された結果として、残枚数が0になる。この場合、プリンタ100cについて、総残率として0%(=100×残枚数0/総枚数800)が算出され、CTG残率として0%(=0×残枚数0/総枚数800)が算出される(図5の数式、図8のS126)。この場合、総残率が0%に到達するので(図9のS260でYES)、印刷不可通知情報が管理者に通知される(S262)。このために、管理者は、プリンタ100cのCTGを交換することができる。
(第1実施例の効果)
本実施例では、インクがCTG200a,200bからサブタンク175aを介して印刷実行部160a,160bに供給されるサブタンクモデルのプリンタ100a,100bと、インクがカートリッジ200cからサブタンクを介さずに印刷実行部160cに供給されるCTGモデルのプリンタ100cと、が存在する状況を想定している。このような状況において、管理サーバ10は、サブタンクモデルのプリンタ100a,100bについては、CTG残率が0%に到達する場合に空CTG通知情報を通知し(図9のS242)、総残率が0%に到達する場合に印刷不可通知情報を通知する(S262)。また、管理サーバ10は、CTGモデルのプリンタ100cについては、総残率がLow通知残率に到達する場合にLow通知情報を通知し(S222)、総残率が0%に到達する場合に印刷不可通知情報を通知する(S262)。このように、管理サーバ10は、サブタンクモデル及びCTGモデルのプリンタ100a~100cのそれぞれにおけるインクの残量に応じて、各種の通知情報を通知することができる。特に、管理サーバ10は、空CTG通知情報を通知するので、サブタンクモデルの各プリンタ100a,100bの状態が、各CTG200a,200b内にインクが残存せず、かつ、サブタンク175a内にインクが残存している状態であることを通知することができる。このような新規な通知が実行されるので、サブタンクモデル及びCTGモデルのプリンタ100a~100cのそれぞれにおけるインクの残量に関する通知を適切に実行することができる。
また、図10に示されるように、管理サーバ10は、サブタンクモデルのプリンタ100aについて、総残率がLow通知残率(即ち20%)に到達する場合にLow通知情報を通知し、その後、CTG残率が0%に到達する場合に空CTG通知情報を通知する。即ち、空CTG通知情報が通知される前に、Low通知情報が通知される。従って、CTG販売業者がLow通知情報に応じて新品のCTGを発送した後に、プリンタ100aのCTG残率が0%に到達する可能性が高く、この結果、プリンタ100aのCTG残率が0%になる際に、新品のCTGが管理者の手元に届いている可能性が高い。このために、管理者は、空CTG通知情報に応じて、プリンタ100aのCTG200aを迅速に交換することができる。
(対応関係)
管理サーバ10、サブタンクモデルのプリンタ100a、CTGモデルのプリンタ100cが、それぞれ、「情報処理装置」、「第1種のプリンタ」、「第2種のプリンタ」の一例である。印刷実行部160a、サブタンク175a、CTG200a、印刷実行部160c、CTG200cが、それぞれ、「第1の印刷実行部」、「タンク」、「第1のカートリッジ」、「第2の印刷実行部」、「第2のカートリッジ」の一例である。また、複数のプリンタ100a,100bが、「複数の第1種のプリンタ」の一例である。
インクが、「着色剤」の一例である。インク情報140a、インク情報140cが、それぞれ、「第1の残量情報」、「第2の残量情報」の一例である。総残率0%が、「印刷不可残量」の一例である。総残率が0%よりも大きい状態におけるCTG残率0%が、「第1の残量」の一例である。Low通知残率(例えば20%)が、「第2の残量」及び「第3の残量」の一例である。空CTG通知情報が、「第1の通知情報」の一例である。印刷不可通知情報が、「第2の通知情報」及び「第4の通知情報」の一例である。Low通知情報が、「第3の通知情報」及び「第5の通知情報」の一例である。設定画面400が、「残量指定画面」、「通知先指定画面」、及び、「選択画面」の一例である。空通知アドレス、Low通知アドレスが、それぞれ、「第1の通知先」、「第2の通知先」の一例である。
図6のS12の処理が、「第1の取得部」及び「第2の取得部」によって実行される処理の一例である。S52の処理が、「第1の表示制御部」、「第2の表示制御部」、及び、「第3の表示制御部」によって実行される処理の一例である。図9のS222の処理が、「第3の通知部」及び「第5の通知部」によって実行される処理の一例である。S242の処理が、「第1の通知部」によって実行される処理の一例である。S262の処理が、「第2の通知部」及び「第4の通知部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例;図11)
続いて、図11を参照して、第2実施例を説明する。本実施例では、図6のS62の処理の内容が第1実施例とは異なる。第1実施例では、対象プリンタがサブタンクモデルであり、かつ、図7の設定画面400内の2つのチェックボックス410a,410bの双方がチェックされた場合には、対象プリンタの管理情報に含まれるLow通知フラグ、空CTG通知フラグ、及び、印刷不可通知フラグの全てが「ON」に変更される。これに対し、本実施例では、上記の場合に、印刷不可通知フラグが「ON」に変更されるが、Low通知フラグ及び空CTG通知フラグのうちの一方のみが「ON」に変更される。即ち、本実施例では、サブタンクモデルのプリンタについて、Low通知情報及び空CTG通知情報の一方のみしか通知されない。
具体的には、CPU32は、対象プリンタがサブタンクモデルであり、かつ、図7の設定画面400内の2つのチェックボックス410a,410bの双方がチェックされた場合には、まず、管理DB40から、対象プリンタの管理情報に含まれる総枚数及びタンク枚数を取得する。次いで、CPU32は、取得済みのタンク枚数に一致する残枚数が存在する場合における総残率を算出する。例えば、取得済みの総枚数が1000であり、かつ、取得済みのタンク枚数が100である場合には、CPU32は、取得済みのタンク枚数100に一致する残枚数100である場合における総残率10%(=100×残枚数100/総枚数1000)を算出する。以下では、このようにして算出される総残率のことを「特定総残率」と呼ぶ。特定総残率は、CTG残率が0%であり、かつ、タンク残率が100%である状態における総残率である。即ち、CTG内にインクが残存している状態からインクが残存しない状態に変化した際の総残率である。
次いで、CPU32は、特定総残率がLow通知残率よりも大きいのか否かを判断する。この判断は、プリンタにおけるインクが減っていく過程において、Low通知情報を通知するタイミングと、空CTG通知情報を通知するタイミングと、どちらが先に到来するのかを判断することに等しい。CPU32は、特定総残率がLow通知残率よりも大きい場合、即ち、空CTG通知情報を通知するタイミングがLow通知情報を通知するタイミングよりも先に到来する場合には、空CTG通知フラグを「ON」に変更し、Low通知フラグを「OFF」に維持する。一方、CPU32は、特定総残率がLow通知残率以下である場合、即ち、Low通知情報を通知するタイミングが空CTG通知情報を通知するタイミングよりも先に到来する場合には、Low通知フラグを「ON」に変更し、空CTG通知フラグを「OFF」に維持する。
(具体的なケース;図11)
続いて、本実施例によって実現される具体的なケースを説明する。本ケースでは、プリンタ100a~100cのそれぞれが対象プリンタであり、かつ、図7の設定画面400内の2つのチェックボックス410a,410bの双方がチェックされる状況を想定している。この場合、プリンタ100aについては、特定総残率がLow通知残率以下であるので、Low通知フラグ及び印刷不可通知フラグが「ON」であり、空CTG通知フラグが「OFF」である(S62)。また、プリンタ100bについては、特定総残率がLow通知残率よりも大きいので、空CTG通知フラグ及び印刷不可通知フラグが「ON」であり、Low通知フラグが「OFF」である(S62)。その他の状況については、第1実施例の図10のケースと同様である。
プリンタ100aにおいて印刷が実行された結果として、残枚数が200になる。この場合、プリンタ100aについて、総残率として20%(=100×残枚数200/総枚数1000)が算出される(図5の数式、図8のS124)。プリンタ100aのLow通知フラグが「ON」であり(図9のS210でYES)、かつ、総残率がLow通知残率20%に到達するので(S220でYES)、Low通知情報がCTG販売業者に通知される(S222)。
その後、プリンタ100aにおいて印刷がさらに実行された結果として、プリンタ100aのCTG残率が0%に到達する。ただし、プリンタ100aの空CTG通知フラグが「OFF」であるので(図9のS230でNO)、空CTG通知情報が通知されない。この点が図10のケースとは異なる。その後、プリンタ100aの総残率が0%に到達する場合の処理については、図10のケースと同様である。
また、プリンタ100bにおいて印刷が実行された結果として、残枚数が300になる。この場合、プリンタ100bについて、CTG残率として0%が算出される(図5の数式、図8のS124)。プリンタ100bのCTG通知フラグが「ON」であり(図9のS230でYES)、かつ、CTG残率が0%に到達するので(S240でYES)、空CTG通知情報が管理者に通知される(S242)。
その後、プリンタ100bにおいて印刷がさらに実行された結果として、プリンタ100bの総残率が20%に到達する。ただし、プリンタ100bのLow通知フラグが「OFF」であるので(図9のS210でNO)、Low通知情報が通知されない。この点が図10のケースとは異なる。その後、プリンタ100bの総残率が0%に到達する場合の処理については、図10のケースと同様である。また、プリンタ100cに関する処理については、図10のケースと同様である。
(第2実施例の効果)
本実施例によると、管理サーバ10は、特定総残率が管理者によって指定されるLow通知残率以下である場合には、Low通知情報を通知するが、空CTG通知情報を通知しない(図11のプリンタ100a参照)。一方、管理サーバ10は、特定総残率がLow通知残率より大きい場合には、空CTG通知情報を通知するが、Low通知情報を通知しない(図11のプリンタ100b参照)。即ち、管理サーバ10は、Low通知情報を通知するタイミングと空CTG通知情報を通知するタイミングとのうちの早く到来するタイミングに対応する通知情報を通知する。このために、管理サーバ10は、管理者によって指定されるLow通知残率に応じて、Low通知情報又は空CTG通知情報を選択的に通知することができる。
(第3実施例;図12)
続いて、図12を参照して、第3実施例を説明する。本実施例では、図6のS52で表示される設定画面400の内容が第1実施例とは異なる。本実施例では、管理画面300内の複数のチェックボックス310a~310cのうちの1つのチェックボックスしかチェックすることができない。即ち、1個の対象プリンタしか選択することができない。CPU32は、1つのチェックボックスがチェックされている状態で設定ボタン330が選択されると(S50でYES)、設定画面400を表示部14に表示する(S52)。
CPU32は、対象プリンタがサブタンクモデルである場合には、設定画面400内のチェックボックス410b(即ち「空通知」)が選択されると、対象プリンタの特定総残率(第2実施例参照)を算出し、算出済みの特定総残率を示すメッセージを設定画面400内に追加で表示する。CPU32は、例えば、対象プリンタがプリンタ100aである場合には、特定総残率10%を示すメッセージを表示する。また、CPU32は、例えば、対象プリンタがプリンタ100bである場合には、特定総残率25%を示すメッセージを表示する。
なお、CPU32は、対象プリンタがCTGモデルである場合には、上記のメッセージを追加で表示しなくてもよいし、CTG内のインクが無くなった際の総残率が0%であることを示すメッセージを追加で表示してもよい。
(第3実施例の効果)
本実施例によると、管理サーバ10は、サブタンクモデルの対象プリンタに応じた特定総残率(例えば図12の10%又は25%)を表示することができる。これにより、管理者は、対象プリンタにおいてCTG内のインクが無くなった際の総残率を知ることができる。これにより、管理者は、例えば、対象プリンタの特定総残率に応じたLow通知残率を指定することができる。管理者は、例えば、Low通知情報が先に通知され、かつ、空CTG通知情報が後に通知されるように、特定総残率よりも大きいLow通知残率を指定することができる。
(対応関係)
特定総残率を示すメッセージを表示する処理が、「第4の表示制御部」によって実行される処理の一例である。プリンタ100a、プリンタ100bが、それぞれ、「第1のプリンタ」、「第2のプリンタ」の一例である。特定総残率10%、25%が、それぞれ、「第1の値」、「第2の値」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)管理サーバ10は、図9のS220において、総残率を利用する代わりに、残枚数が所定枚数以下であると判断する場合(S220でYES)に、Low通知情報を通知してもよい(S222)。また、管理サーバ10は、S240において、CTG残率を利用する代わりに、残枚数がタンク枚数以下であると判断する場合(S240でYES)に、空CTG通知情報を通知してもよい(S242)。また、管理サーバ10は、S260において、総残率を利用する代わりに、残枚数がゼロであると判断する場合(S260でYES)に、印刷不可通知情報を通知してもよい(S262)。本変形例では、所定枚数、タンク枚数、ゼロが、それぞれ、「第2の残量(又は第3の残量)」、「第1の残量」、「印刷不可残量」の一例である。
(変形例2)管理サーバ10は、図6のS12において、各プリンタ100a等から総枚数TO、タンク枚数TA、及び、残枚数REを取得する代わりに、各プリンタ100a等から当該プリンタにおけるインクの残量に関する他の情報を取得してもよい。例えば、各プリンタ100a等に装着される各CTGは、CTG内の液位を検出するセンサを備え、当該液位に基づいてCTG内のインク残量を算出可能であってもよい。また、サブタンクモデルのプリンタ100a等は、サブタンク175a内の液位を検出するセンサを備え、当該液位に基づいてサブタンク175a内のインク残量を算出可能であってもよい。この場合、管理サーバ10は、サブタンクモデルのプリンタ100a等から、新品のCTG内に収容されるインクの総量(単位は例えばcc、ml、cm等)と、サブタンク175a内のインク残量と、CTG内のインク残量と、を取得する。また、管理サーバ10は、CTGモデルのプリンタ100cから、新品のCTG内に収容されるインクの総量と、CTG内のインク残量と、を取得する。この構成によっても、管理サーバ10は、総残率とCTG残率とタンク残率とを算出可能であり、それらの残率を利用した処理を実行可能である。また、別の変形例では、サブタンクモデルのプリンタ100a等は、総残率とCTG残率とタンク残率とを算出可能であってもよい。また、CTGモデルのプリンタ100cは、総残率とCTG残率とを算出可能であってもよい。この場合、管理サーバ10は、サブタンクモデルのプリンタ100a等から、総残率とCTG残率とタンク残率とを取得する。また、管理サーバ10は、CTGモデルのプリンタ100cから、総残率とCTG残率とを取得する。一般的に言うと、「第1(又は第2)の残量情報」は、第1種(又は第2種)のプリンタにおける着色剤の残量に関する情報であればよい。
(変形例3)図9のS240において、管理サーバ10は、CTG残率が0%であるのか否かを判断する代わりに、タンク残率が100%より小さい所定値(例えば90%)であるのか否かを判断してもよい。本変形例では、タンク残率が上記の所定値である場合の残量が「第1の残量」の一例である。
(変形例4)各プリンタ100a等は、総残率が0%よりも大きい所定値(例えば5%)に到達する場合に、印刷を実行可能な状態から印刷を実行不可能な状態に変化してもよい。本変形例では、総残率が上記の所定値である場合の残量が「印刷不可残量」の一例である。なお、第1種のプリンタの印刷不可残量と第2種のプリンタの印刷不可残量とは、同じ値(例えば総残率0%)であってもよいし、異なる値(例えば総残率0%と総残率5%)であってもよい。
(変形例5)サブタンクモデルのプリンタ100a等について、図9のS210~S224の処理が実行されなくてもよい。即ち、サブタンクモデルのプリンタ100a等について、Low通知情報が通知されなくてもよい。本変形例では、「第5の通知部」を省略可能である。
(変形例6)管理サーバ10のLow通知残率は、ユーザによって指定される値でなくてもよく、予め決められている値(例えば20%等)であってもよい。この場合、設定画面400は、残量入力欄420を含まなくてもよい。本変形例では、「第1の表示制御部」を省略可能である。
(変形例7)管理サーバ10は、各通知情報を示す電子メールを送信することによって、各通知情報を通知しなくてもよく、例えば、各通知情報を管理画面300に表示することによって、各通知情報を通知してもよい。この場合、設定画面400は、アドレス入力欄430a,430bを含まなくてもよい。本変形例では、「第2の表示制御部」を省略可能である。
(変形例8)管理サーバ10は、各通知情報を通知するのか否かをユーザに選択させることなく、各通知情報を必ず通知する構成を採用してもよい。この場合、設定画面400は、チェックボックス410a,410bを含まなくてもよい。本変形例では、「第3の表示制御部」及び「第4の表示制御部」を省略可能である。
(変形例9)各プリンタ100a~100cは、モノクロ印刷機構の代わり、カラー印刷機構(例えばCMYKの4色を利用した印刷機構)を備えてもよい。この場合、管理サーバ10は、図6のS12において、各色に対応する情報(即ち、総枚数、タンク枚数、及び、残枚数)を取得し、各色に対応する情報を利用して、各色に対応する通知情報を通知してもよい。
(変形例10)各プリンタ100a~100cは、インクジェット方式の印刷機構の代わり、レーザ方式の印刷機構を備えてもよい。この場合、各プリンタ100a~100cには、トナーを収容するトナーカートリッジが装着される。サブタンクモデルのプリンタ100a等は、トナーカートリッジから印刷実行部に供給されるトナーを収容するサブタンクを備える。本変形例では、トナーが「着色剤」の一例である。
(変形例11)上記の各実施例では、図6、図8、及び、図9の各処理がソフトウェア(即ち管理アプリケーション38)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、6:LAN、10:管理サーバ、12:操作部、14:表示部、16:ネットワークインターフェース、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:管理アプリケーション、40:管理データベース、100a~100c:プリンタ、112:操作部、114:表示部、116:ネットワークインターフェース、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、136:プログラム、140a~140c:インク情報、160a~160c:印刷実行部、170a~170c:インク供給部、175a:サブタンク、200a~200c:インクカートリッジ

Claims (13)

  1. 情報処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置のコンピュータを、
    第1種のプリンタから、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第1の残量情報を取得する第1の取得部であって、前記第1種のプリンタは、第1の印刷実行部と、第1のカートリッジから前記第1の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクと、を備える、前記第1の取得部と、
    前記第1種のプリンタとは異なる第2種のプリンタから、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第2の残量情報を取得する第2の取得部であって、前記第2種のプリンタは、第2の印刷実行部を備えると共に、第2のカートリッジから前記第2の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクを備えず、前記第1種のプリンタ及び前記第2種のプリンタのそれぞれは、当該プリンタにおける着色剤の残量が印刷不可残量に到達する場合に、印刷を実行可能な状態から実行不可能な状態に変化する、前記第2の取得部と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の残量に到達したことを示す第1の通知情報を通知する第1の通知部であって、前記第1の残量は、前記第1のカートリッジ内に着色剤が残存せず、かつ、前記タンク内に着色剤が残存している状態における残量である、前記第1の通知部と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第2の通知情報を通知する第2の通知部と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第2の残量に到達したことを示す場合に、前記第2の残量に到達したことを示す第3の通知情報を通知する第3の通知部と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第4の通知情報を通知する第4の通知部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  2. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記第1の残量よりも大きい第3の残量に到達したことを示す場合に、前記第3の残量に到達したことを示す第5の通知情報を通知する第5の通知部であって、前記第3の残量は、前記第1のカートリッジ内に着色剤が残存している状態における残量である、前記第5の通知部として機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    予め決められている数値範囲の中から所望の残量を前記情報処理装置のユーザに指定させるための残量指定画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    前記第5の通知部は、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が指定済みの前記所望の残量である前記第3の残量に到達したことを示す場合に、前記第5の通知情報を通知する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記第1の取得部は、複数の前記第1種のプリンタのそれぞれから、当該第1種のプリンタにおける着色剤の残量に関する前記第1の残量情報を取得し、
    前記第1の通知部は、前記複数の第1種のプリンタのそれぞれについて、当該第1種のプリンタから取得済みの前記第1の残量情報が、当該第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の通知情報を通知し、
    前記第2の通知部は、前記複数の第1種のプリンタのそれぞれについて、当該第1種のプリンタから取得済みの前記第1の残量情報が、当該第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記第2の通知情報を通知し、
    前記残量指定画面は、前記複数の第1種のプリンタに共通する前記所望の残量を前記ユーザに指定させるための画面であり、
    前記第5の通知部は、前記複数の第1種のプリンタのそれぞれについて、当該第1種のプリンタから取得済みの前記第1の残量情報が、当該第1種のプリンタにおける着色剤の残量が指定済みの前記所望の残量である前記第3の残量に到達したことを示す場合に、前記第5の通知情報を通知する、請求項3に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記残量指定画面は、前記第1種のプリンタと前記第2種のプリンタとに共通する前記所望の残量を前記ユーザに指定させるための画面であり、
    前記第3の通知部は、取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が指定済みの前記所望の残量である前記第2の残量に到達したことを示す場合に、前記第3の通知情報を通知する、請求項3又は4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    予め決められている数値範囲の中から所望の残量を前記情報処理装置のユーザに指定させるための残量指定画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、
    前記第1の残量が指定済みの前記所望の残量以下であり、かつ、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が指定済みの前記所望の残量に到達したことを示す場合に、前記所望の残量に到達したことを示す第5の通知情報を通知する第5の通知部と、として機能させ、
    前記第1の残量が指定済みの前記所望の残量よりも大きい場合に、前記第5の通知情報は通知されず、
    前記第1の通知部は、前記第1の残量が指定済みの前記所望の残量よりも大きく、かつ、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の通知情報を通知し、
    前記第1の残量が指定済みの前記所望の残量以下である場合に、前記第1の通知情報は通知されない、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    第1の通知先と第2の通知先とを前記情報処理装置のユーザに指定させるための通知先指定画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる第2の表示制御部として機能させ、
    前記通知先指定画面において、前記第1の通知先と、前記第1の通知先とは異なる前記第2の通知先と、が指定される場合に、
    前記第1の通知部は、前記第1の通知情報を指定済みの前記第1の通知先に通知し、
    前記第5の通知部は、前記第5の通知情報を指定済みの前記第2の通知先に通知する、請求項2から6のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記通知先指定画面において、前記第1の通知先と、前記第1の通知先とは異なる第2の通知先と、が指定される場合に、
    前記第2の通知部は、前記第2の通知情報を指定済みの前記第1の通知先に通知し、
    前記第3の通知部は、前記第3の通知情報を指定済みの前記第2の通知先に通知し、
    前記第4の通知部は、前記第4の通知情報を指定済みの前記第1の通知先に通知する、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記第1の通知情報を通知するのか否かを前記情報処理装置のユーザに選択させるための選択画面を前記情報処理装置の表示部に表示させる第3の表示制御部として機能させ、
    前記第1の通知部は、前記選択画面において前記第1の通知情報を通知することが選択され、かつ、取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の通知情報を通知し、
    前記選択画面において前記第1の通知情報を通知しないことが選択される場合に、前記第1の通知情報は通知されない、請求項1から8のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記選択画面において前記第1の通知情報を通知することが選択される場合に、前記第1の残量を前記表示部に表示させる第4の表示制御部として機能させる、請求項9に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記第4の表示制御部は、
    前記第1種のプリンタである第1のプリンタであって、前記第1の残量が第1の値である前記第1のプリンタのための前記選択画面において前記第1の通知情報を通知することが選択される場合に、前記第1の残量として第1の値を前記表示部に表示させ、
    前記第1種のプリンタである第2のプリンタであって、前記第1の残量が前記第1の値とは異なる第2の値である前記第2のプリンタのための前記選択画面において前記第1の通知情報を通知することが選択される場合に、前記第1の残量として前記第2の値を前記表示部に表示させる、請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  12. 情報処理装置であって、
    第1種のプリンタから、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第1の残量情報を取得する第1の取得部であって、前記第1種のプリンタは、第1の印刷実行部と、第1のカートリッジから前記第1の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクと、を備える、前記第1の取得部と、
    前記第1種のプリンタとは異なる第2種のプリンタから、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第2の残量情報を取得する第2の取得部であって、前記第2種のプリンタは、第2の印刷実行部を備えると共に、第2のカートリッジから前記第2の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクを備えず、前記第1種のプリンタ及び前記第2種のプリンタのそれぞれは、当該プリンタにおける着色剤の残量が印刷不可残量に到達する場合に、印刷を実行可能な状態から実行不可能な状態に変化する、前記第2の取得部と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の残量に到達したことを示す第1の通知情報を通知する第1の通知部であって、前記第1の残量は、前記第1のカートリッジ内に着色剤が残存せず、かつ、前記タンク内に着色剤が残存している状態における残量である、前記第1の通知部と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第2の通知情報を通知する第2の通知部と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第2の残量に到達したことを示す場合に、前記第2の残量に到達したことを示す第3の通知情報を通知する第3の通知部と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第4の通知情報を通知する第4の通知部と、
    を備える、情報処理装置。
  13. 情報処理装置によって実行される方法であって、
    第1種のプリンタから、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第1の残量情報を取得する第1の取得工程であって、前記第1種のプリンタは、第1の印刷実行部と、第1のカートリッジから前記第1の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクと、を備える、前記第1の取得工程と、
    前記第1種のプリンタとは異なる第2種のプリンタから、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量に関する第2の残量情報を取得する第2の取得工程であって、前記第2種のプリンタは、第2の印刷実行部を備えると共に、第2のカートリッジから前記第2の印刷実行部に供給される着色剤を収容するためのタンクを備えず、前記第1種のプリンタ及び前記第2種のプリンタのそれぞれは、当該プリンタにおける着色剤の残量が印刷不可残量に到達する場合に、印刷を実行可能な状態から実行不可能な状態に変化する、前記第2の取得工程と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第1の残量に到達したことを示す場合に、前記第1の残量に到達したことを示す第1の通知情報を通知する第1の通知工程であって、前記第1の残量は、前記第1のカートリッジ内に着色剤が残存せず、かつ、前記タンク内に着色剤が残存している状態における残量である、前記第1の通知工程と、
    取得済みの前記第1の残量情報が、前記第1種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第2の通知情報を通知する第2の通知工程と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量よりも大きい第2の残量に到達したことを示す場合に、前記第2の残量に到達したことを示す第3の通知情報を通知する第3の通知工程と、
    取得済みの前記第2の残量情報が、前記第2種のプリンタにおける着色剤の残量が前記印刷不可残量に到達したことを示す場合に、前記印刷不可残量に到達したことを示す第4の通知情報を通知する第4の通知工程と、
    を備える、方法。
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