JP7238260B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は生体情報測定装置に関し、より詳しくは、例えば手首などの棒状の被測定部位に装着される生体情報測定装置に関する。
従来、この種の生体情報測定装置としては、例えば特許文献1(特許第6172341号明細書)に開示されているように、被測定部位を取り巻くべき帯状のベルトと、上記ベルトの長手方向に関して基端部に配置された、生体情報を測定する要素を搭載した本体と、上記ベルトが環状になるように、上記ベルトの長手方向に関して上記基端部と反対側の先端部とを連結するためのバックルとを備えたものが知られている。
上記バックルは、上記ベルトの上記基端部の内面側で、上記ベルトの長手方向に対して交差する軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第1板枠部材を備え、この第1板枠部材は上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在している。また、上記バックルは、上記第1板枠部材の上記他端部に、上記軸と平行な軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第2板枠部材を備え、この第2板枠部材は上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在している。この第2板枠部材の上記他端部が上記ベルトの上記先端部に取り付け可能に構成されている。
上記生体情報測定装置の使用に際して、ユーザは、上記第2板枠部材の上記他端部を上記ベルトの上記先端部に取り付けて、上記ベルトを環状にする。上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とが互いに開いた状態で、ユーザは上記ベルトの環に手を通し、続いて、上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とを互いに折り畳む。これによって、ユーザは上記生体情報測定装置(ベルトと本体を含む)を手首に装着することができる。
特許第6172341号明細書
ところで、ユーザが上記生体情報測定装置を手首に取り付け又は手首から取り外す際に、つまり、上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とを互いに開いた状態で上記ベルトの環に手を通したり、上記ベルトの環から手を引き抜いたりする際に、ベルトの環の内面に手(拳)を擦る結果、上記第2板枠部材の上記他端部が上記ベルトの上記先端部に対して、調整済みの位置から上記ベルトの環が広がる向きに位置ずれすることがある。この結果、上記生体情報測定装置では、ユーザが元の取付位置(調整済みの位置)を見失う可能性がある。
そこで、この発明の課題は、上述のバックルを備えたタイプの生体情報測定装置であって、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置調整について改善された生体情報測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この開示の生体情報測定装置は、
棒状の被測定部位を取り巻いて装着される生体情報測定装置であって、
上記被測定部位を取り巻くべき帯状のベルトと、
上記ベルトの長手方向に関して基端部に配置された、生体情報を測定する要素を搭載した本体と、
上記ベルトが環状になるように、上記ベルトの長手方向に関して上記基端部と反対側の先端部とを連結するためのバックルとを備え、
上記ベルトの上記先端部の外面に、位置調節用のマークが設けられ、
上記バックルは、
上記ベルトの上記基端部の内面側で、上記ベルトの長手方向に対して交差する第1の軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第1板枠部材を備え、この第1板枠部材は上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在し、
上記第1板枠部材の上記他端部に、上記第1の軸と平行な第2の軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第2板枠部材を備え、この第2板枠部材はこの第2板枠部材の上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在し、この第2板枠部材の内面に沿って上記ベルトの上記位置調節用のマークが設けられている上記先端部が上記長手方向にスライド可能に構成されており、
上記第2板枠部材の上記他端部に、この第2板枠部材に一体に固定された板状の第1プレート部と、上記第1および第2の軸と平行な、この第2板枠部材の上記他端部の最先端に位置する回動軸の周りに回動可能に取り付けられた板状の第2プレート部とを備え、
上記第2プレート部は、上記第1プレート部の外面に重なったとき、上記第1プレート部を越えて上記第2板枠部材の上記一端部の側へ延在するはみ出し部分を有し、
上記はみ出し部分のうち、上記第1プレート部の外面に重なったとき内面となる側に、第1固定要素が設けられるとともに、上記ベルトの上記先端部の外面に、上記第1固定要素と係合し得る第2固定要素が設けられ、
上記第2プレート部が上記第1プレート部の外面に重なったとき、上記第1固定要素と上記第2固定要素との係合によって、上記第2板枠部材の上記他端部が上記ベルトの上記先端部に取り付けられるように構成されており、
上記第1プレート部のうち上記第2板枠部材の上記一端部に近い側の端辺の特定部分に、第1係合用突片が設けられるとともに、上記第2プレート部のうち上記第1係合用突片に対応する部分に、厚さ方向に関して上記第1係合用突片と重なって係合し得る第2係合用突片が設けられていることを特徴とする。
本明細書で、「基端部」、「先端部」、「一端部」、「他端部」は、それぞれ基端、先端、一端、他端自体に限られず、或る範囲の部分を指していてもよい。これに対して、「最先端」は、実質的に先端を指す。
また、「内面」とは、この生体情報測定装置が被測定部位を取り巻いて装着された状態で、被測定部位側となる面を指す。「外面」とは、この生体情報測定装置が被測定部位を取り巻いて装着された状態で、上記内面の反対側となる面を指す。
また、「生体情報」とは、血圧値、脈拍値、活動量、血中酸素濃度値などを広く含む。
この開示の生体情報測定装置では、上記被測定部位を取り巻くべき帯状のベルトの長手方向に関して基端部に生体情報を測定する要素を搭載した本体が配置され、上記ベルトが環状になるように、上記ベルトの長手方向に関して上記基端部と反対側の先端部とを連結するためのバックルを備える。さらに、上記バックルは、上記ベルトの上記先端部に取り付け可能な第2板枠部材と上記第2板枠部材及び上記本体に連結される第1板枠部材とを備える。
この生体情報測定装置をユーザが手首に装着する際には、例えば次の装着手順(a)~(c)で装着される。
(a) まず、上記本体と上記バックル30の第1板枠部材と第2板枠部材とが互いに開いた状態で、ユーザは、上記第2プレート部を上記第1プレート部に対して開いた状態(重なっていない状態)にする。これとともに、上記第2板枠部材の内面に沿って上記ベルトの上記位置調節用のマークが設けられている上記先端部を配する。この状態では、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部とは固定されていない。したがって、ユーザは上記第2板枠部材の内面に沿って上記ベルトの上記先端部を上記長手方向にスライドさせることができ、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置調整を容易に行うことができる。これにより、被測定部位の周囲長に丁度合うように、上記ベルトの環の長さが可変して設定され得る。この際、ユーザは、上記位置調節用のマークを基準として位置調整を行える。したがって、正確に、再現性良く位置調整を行える。
(b) このようにして上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置調整が終わると、続いて、ユーザは、上記第2プレート部を上記回動軸の周りに回転させて、上記第2プレート部を上記第1プレート部に対して閉じる。すると、上記はみ出し部分の内面となる側に設けられた第1固定要素が上記ベルトの上記先端部の外面に設けられた第2固定要素と係合する。これにより、第2板枠部材の上記他端部が上記ベルトの上記先端部に取り付けられる。このとき、上記第1プレート部のうち上記第2板枠部材の上記一端部に近い側の端辺の特定部分に設けられた第1係合用突片と、上記第2プレート部のうち上記第1係合用突片に対応する部分に設けられた第2係合用突片とが、厚さ方向に関して重なって係合する。したがって、上記第2プレート部が不用意に上記第1プレート部に対して開くことがなく、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との係合が維持される。これにより、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置ずれが防止される。
(c) この後、上記ベルトが環状になっており、かつ、上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とが互いに開いた状態で、ユーザが上記ベルトの環に手を通し、続いて、上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とを互いに折り畳む。これによって、ユーザは生体情報測定装置を容易に手首に装着することが可能となる。
また、一実施形態の生体情報測定装置では、上記ベルトの外面のうちこのベルトの幅方向に関して上記第1および第2係合用突片に対応する部分に、上記第1および第2係合用突片との干渉を避けるための断面凹状の溝が上記長手方向に沿って延在して設けられていることを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では、上記断面凹状の溝によって、上記ベルトの外面と上記第1および第2係合用突片との干渉が避けられる。この結果、この生体情報測定装置のうち上記本体、上記バックルおよび上記ベルトが重なる部分の厚さを全体として低減することが可能になる。
また、一実施形態の生体情報測定装置では、上記位置調節用のマークは、上記ベルトの外面の上記溝の底設けられていることを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では上記マークは、上記ベルトの先端部の外面に形成された断面凹状の溝の底に設けられている。したがって、この生体情報測定装置の使用に伴って、上記ベルトの外面が外部と接触等したとしても、上記マークが剥がれてしまうような事態を避け得る。


また、一実施形態の生体情報測定装置では、上記はみ出し部分の最先端に、上記第2プレート部を上記回動軸の周りに回動させるための操作用突起が設けられていることを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では、ユーザが上記はみ出し部分の最先端に設けられた操作用突起に指を掛けることによって、上記第2プレート部を上記回動軸の周りに容易に回動させることができる。
また、一実施形態の生体情報測定装置では、
上記第1プレート部の外面に第1ロック要素が設けられるとともに、上記第2プレート部のうち上記第1プレート部の外面と重なったとき上記第1ロック要素に対応する部分に切り欠きまたは開口が設けられ、
上記ベルトの上記基端部の内面側または上記第1板枠部材の上記一端部に第2ロック要素が設けられ、
上記第2プレート部が上記第1プレート部の外面に重なり、かつ、上記本体の内面、上記バックルの上記第1板枠部材および上記第2板枠部材が重なるように折り畳まれた装着状態で、上記第2プレート部の上記切り欠きまたは開口を通して、上記第1ロック要素と上記第2ロック要素とが互いに吸着および/または係合することを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では、上記本体と上記バックルの上記第1板枠部材と上記第2板枠部材とを互いに折り畳む際(上記装着手順(c))に、上記第2プレート部の上記切り欠きまたは開口を通して、上記第1ロック要素と上記第2ロック要素とが互いに吸着および/または係合する。これにより、上記バックルが不用意に開いてしまう事態が防止される。なお、これらの吸着および/または係合を解除するためのアンロック機構を含むのが望ましい。
また、一実施形態の生体情報測定装置では、上記第2固定要素は、上記ベルトの長手方向に関して上記第2板枠部材の上記他端部の取り付け位置を調整可能にするように、上記ベルトの長手方向に沿って複数並べて形成されていることを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では、上記第2固定要素は、上記ベルトの長手方向に沿って複数並べて形成されている。従って、ユーザが上記第1プレート部の内面に沿って上記ベルトの上記先端部を上記長手方向にスライドさせて、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置調整を行う際(上記装着手順(a))に、上記複数の第2固定要素のうち上記第2プレート部の第1固定要素が丁度合うものを選択できる。これにより、被測定部位の周囲長に丁度合うように、上記ベルトの環の長さを可変して設定できる。
また、一実施形態の生体情報測定装置では、上記第2板枠部材の上記他端部の幅方向に関して両側に、上記ベルトの上記先端部が上記第2板枠部材の内面に沿って挿入されるのを許容するとともに上記内面から離間するのを規制する一対のフック部が設けられていることを特徴とする。
この一実施形態の生体情報測定装置では、ユーザが上記第2板枠部材の内面に沿って上記ベルトの上記先端部を上記長手方向にスライドさせて、上記第2板枠部材の上記他端部と上記ベルトの上記先端部との位置調整を行う際(上記装着手順(a))に、上記一対のフック部は、上記ベルトの上記先端部が上記第2板枠部材の内面に沿って挿入されるのを許容するとともに上記内面から離間するのを規制する。この結果、上記第2板枠部材の内面から上記ベルトの上記先端部が離間することなく円滑にスライドする。したがって、位置調整を容易に行える。
なお、一実施形態の生体情報測定装置では、
上記第1板枠部材、上記第2板枠部材は、それぞれその部材を板面に対して貫通する第1開口部、第2開口部を有し、
上記第2プレート部が上記第1プレート部の外面に重なり、かつ、上記本体の内面、上記バックルの上記第1板枠部材および上記第2板枠部材が重なるように折り畳まれた装着状態で、上記第1板枠部材の第1開口部と上記第2板枠部材の第2開口部とが上記本体の厚さ方向に連なるのが望ましい。
この一実施形態の生体情報測定装置では、上記装着状態で、上記第1板枠部材の第1開口部と上記第2板枠部材の第2開口部とが上記本体の厚さ方向に連なるので、本体の内側に被測定部位を圧迫するための流体袋を配置する構成が可能となる。これにより、本体の内側に位置する被測定部位を圧迫する。
以上より明らかなように、この開示の生体情報測定装置によれば、上述のバックルを備えたタイプの生体情報測定装置であって、第2板枠部材の他端部とベルトの先端部との位置調整について改善できる。
本発明の一実施形態に係る生体情報測定装置の展開状態での外観を示す上面図である。 上記生体情報測定装置を図1AにおけるB-B線に沿って切断したときの縦断面図である。 上記生体情報測定装置を図1AにおけるA-A線に沿って切断したときの縦断面図である。 図1Cにおける生体情報測定装置の本体の一部を拡大して示す図である。 上記生体情報測定装置の底面図である。 上記生体情報測定装置を環状に構成したときの状態を示す斜視図である。 図3の生体情報測定装置をベルトの環に対して垂直な方向(側方)から見たところを示す図である。 上記生体情報測定装置の構造を説明するための分解斜視図である。 上記生体情報測定装置をなすバックルの構成を示す斜視図である。 上記バックルが折り畳まれた状態を側方から見たところを示す図である。 上記バックルをなす第1板枠部材と第2板枠部材とが開かれ、かつ、上記バックルをなす第1プレート部に対して第2プレート部が開かれた状態を示す斜視図である。 上記生体情報測定装置の装着に役立つベルト長さガイド部材の構成を示す図である。 上記ベルト長さガイド部材の使い方を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着する手順を説明する図である。 上記生体情報測定装置を手首に装着後、ユーザが生体情報測定の指示を入力する動作を説明する図である。 上記生体情報測定装置の内部の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 上記生体情報測定装置が実行する血圧測定処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(装置の全体構成)
図1Aは本発明の一実施形態に係る生体情報測定装置1の展開状態での外観を示す上面図であり、図1Bは図1AのB-B線に沿って切断したときの生体情報測定装置1の縦断面図であり、図1Cは図1AのA-A線に沿って切断したときの生体情報測定装置1の縦断面図である。図1Dは、図1Cにおける生体情報測定装置1の本体10の一部を拡大して示す断面図である。また、図2は図1の生体情報測定装置1の底面図である。図3は図1の生体情報測定装置1を環状に構成したときの状態を示す斜視図であり、図4は図3の生体情報測定装置1をベルト20の環に対して垂直な方向(側方)から見たところを示す図である。この生体情報測定装置1は、例えばユーザの手首90(図8F~図8H参照)のような棒状の被測定部位を取り巻いて装着され、血圧その他の生体情報を測定するための装置である。
図3、図4によって分かるように、生体情報測定装置1は、被測定部位を取り巻くべき帯状のベルト20と、ベルト20の長手方向に関して基端部aに配置された、血圧を測定する要素を搭載した本体10と、ベルト20が環状になるように、ベルト20の長手方向に関して基端部aと反対側の先端部bとを連結するためのバックル30とを備えている。この例では、ベルト20は血圧測定用カフとしての役割を担う。本体10には、表示器50と、操作部52の一部をなす電源スイッチ52Aとが搭載されている。
(ベルトの構成)
図2によって分かるように、ベルト20の内面側には、このベルト20の長手方向に沿って、血圧測定時に被測定部位を圧迫するための流体袋22が設けられている。図1Bによって分かるように、ベルト20は、流体袋22と、流体袋22の外面に沿って設けられ、この流体袋22の外側への膨張を抑制するための補強層23と、補強層23の外面に沿って設けられ、この補強層23を被覆する外周層24とを含む。従って、流体袋22の外側への膨張を抑制することができるので、被測定部位に対する圧迫効率を向上させることができ、血圧の測定精度をより高めることができる。一方、流体袋22の表面(装着時に内面となる)は、長手方向に沿って複数の凹凸を有し、被測定部位側へ容易に膨張できるようになっている。
また、ベルト20を構成する流体袋22、補強層23、外周層24はそれぞれエラストマー材料で形成されている。そのため、ベルト20は可撓性を有するので、手首90に巻き付けることが可能となりかつ汚れにくく水拭きが可能となる。
さらに、補強層23の硬度、外周層24の硬度、及び流体袋22の硬度の順に小さくなる。従って、流体袋22が膨張するときに補強層23が流体袋22の外側への膨張を抑制することができるので、被測定部位に対する圧迫効率を向上させることができる。従って、血圧の測定精度をより高めることができる。さらに、補強層23の外周に補強層23の硬度よりも小さい硬度を有する外周層24を被覆するので、ユーザがベルト20の外周層24を手に触れても柔らかい。
図1A、図1Cによって分かるように、ベルト20の長手方向に関して本体10が配置された基端部aとは異なる部位(この例では略中央部)に、操作部の一部をなす、生体情報測定の指示を入力するための血圧測定スイッチ52Bが配置されている。また、図5(分解図)中に示すように、流体袋22と補強層23との間に、本体10と血圧測定スイッチ52Bとを電気的に接続するFPCケーブル54が介挿されている。このように、本体10と血圧測定スイッチ52BとがFPCケーブル54によって電気的に接続されているので、ベルト20を薄厚に構成できる。なお、本実施形態では、ベルト20の長手方向に関して略中央部に操作部(この例では、血圧測定スイッチ52B)のみが配置されているが、本発明はこれに限定されず、通信部、表示部が配置されてもよい。
図1A、図1B及び図5によって分かるように、ベルト20の先端部bの外面には、このベルト20の幅方向に関して中央部に、断面凹状の溝26が長手方向に沿って延在して設けられている。この溝26の底に、ベルト20の先端部bの位置調節用の、1~10までの数字を表したマークMが設けられている(後述の図8A~図8E参照)。このベルト20の先端部bの外面のうち、幅方向に関して溝26の両側に相当する部分には、第2固定要素としての凹状の形状をもつ複数の被係合部25,25,…が設けられている。この例では、被係合部25は、幅方向に関して、溝26の両側に2個ずつ、計4個並べて配置されている。これらの4個の被係合部25が、このベルト20の長手方向に沿って、複数(この例では、多数)並べて配置されている。これにより、ベルト20の長手方向に関して第2板枠部材30bの他端部hの取り付け位置を調整可能になる。また、図2によって分かるように、ベルト20の基端部aの内面側(または、バックル30をなす後述の第1板枠部材30aの一端部dでもよい。)には、第2ロック要素としての磁石33が備えられている。これらの要素の働きについては、後述する。
(バックルの構成と機能)
図6A~図6Cは、バックル30の構成を示している。図6Aはバックル30が約30°程度開かれた状態、図6Bはバックル30が閉じられた状態、図6Cはバックル30が180°を超えて開かれた状態にそれぞれ相当している。
バックル30は、この例ではベルト20の基端部aの内面側で、ベルト20の長手方向に対して交差する軸cの周りに回動可能に一端部dで取り付けられた第1板枠部材30aを備え、この第1板枠部材30aは一端部dから反対側の他端部eへ板状に湾曲して延在する。第1板枠部材30aは一端部d近傍に、幅方向にまたがる梁部30a1を有する。この梁部30a1によって、バックル30(第1板枠部材30a)の剛性を高めることができる。また、バックル30は、第1板枠部材30aの他端部eに、軸cと平行な軸fの周りに回動可能に取り付けられた第2板枠部材30bを備え、この第2板枠部材30bは一端部gから反対側の他端部hへ板状に湾曲して延在する。後述するように、この第2板枠部材30bの他端部hがベルト20の先端部bに取り付け可能に構成されている。
第1板枠部材30a、第2板枠部材30bは、それぞれその部材を板面に対して貫通する第1開口部OP1、第2開口部OP2を有する。ここで、本体10の内面、バックル30の第1板枠部材30aおよび第2板枠部材30bが重なるように折り畳まれた状態では、第1板枠部材30aの第1開口部OP1と第2板枠部材30bの第2開口部OP2とが本体10の厚さ方向に連なる。
従って、本体10の内側に被測定部位を圧迫するように流体袋22を配置する構成が可能となる。
第1開口部OP1は第1板枠部材30aの他端部e側へ向かって開くとともに、第2開口部OP2は第2板枠部材30bの一端部g側へ向かって開いて、第1開口部OP1と第2開口部OP2とが連通している。つまり、第1板枠部材30aと第2板枠部材30bとは、略コの字状に形成され、互いに開口部が開いた側で連結されている。既述の流体袋22は、バックル30が折り畳まれた状態で、第1開口部OP1と第2開口部OP2とに対応する領域を通して本体10内に連通している。
この構成により、被測定部位としての手首90のうち、周方向に関して、本体10の内側に対応する部分からベルト20の先端部bへ向かって空間的に連続した領域を、流体袋22で圧迫することができる。従って、流体袋22と被測定部位との接触する面積をより大きくすることができるので、動脈への圧迫効率を向上させることができる。従って、血圧の測定精度をより高めることができる。
また、図1B、図1Cおよび図2によって分かるように、流体袋22は、長手方向に沿って、ベルト20の先端部bまで延在する。そして、本体10の内面、バックル30の第1板枠部材30aおよび第2板枠部材30bが重なるように折り畳まれた状態で、本体10の流体袋22が連通する部分はベルト20の流体袋22が延在する部分とオーバーラップする。
この構成により、ベルト20のうち長手方向に関して上記オーバーラップする領域は本体10のそれ以外の領域の厚さ分よりも大きい厚さ分だけ膨張する。従って、手首90に存する動脈がオーバーラップする領域以外の領域によって押されて逃げる距離が少なくなって、動脈を押しつぶすための余計な加圧量が減る。この結果、上記流体袋の加圧によって測定された血圧の測定値を真の値に近づけることができ、測定精度を高めることができる。なお、この動脈を押しつぶすための余計な加圧量を減らすことができる効果は、バックル30において、第1板枠部材30aの第1開口部OP1と第2板枠部材30bの第2開口部OP2とが省略された場合にも得られる。
図6Cに示すように、バックル30は、第2板枠部材30bの他端部hに、幅方向にまたがって、この第2板枠部材30bに一体に固定された板状の第1プレート部35と、軸c,fと平行な、他端部hの最先端に位置する回動軸jの周りを、矢印kで示すように回動可能に設けられた板状の第2プレート部36とを備えている。
第1プレート部35は、幅方向に関して中央部に、第2板枠部材30bが延在する方向に少し突出した島部35aを有している。この島部35aの外面のうち他端部hの最先端に相当する部分(この例では、バックル30が折り畳まれた状態で、図2中に示した第2ロック要素としての磁石33に対応する部分)に、第1ロック要素としての金属製の突起部31が設けられている。また、図6Cによって分かるように、第1プレート部35の一端部gに近い側の端辺35bの特定部分としての中央部に、厚さ方向に関して上方(図6B、図6Cにおいて)へ向かって断面L字状(図6B参照)に突起した第1係合用突片35cが設けられている。
図6Cによって分かるように、第2プレート部36は、第1プレート部35の外面に重なったとき、第1プレート部35を越えて一端部gの側へ延在するはみ出し部分36hを有している。はみ出し部分36hのうち、第1プレート部35の外面に重なったとき内面となる側に、第1固定要素としての凸状の形状である係合部32が設けられている。この例では、係合部32は、幅方向に関して、ベルト20の先端部bの外面に設けられた既述の被係合部25(例えば、図1A参照)に対応するように、幅方向に関して両側に2個ずつ、計4個並べて配置されている。この例では、はみ出し部分36hのうち、それぞれ2個の係合部32が設けられている2つの領域36i,36iは、板材の強度を増すために、例えばプレス加工によって、上方(図6Cにおいて)へ僅かに隆起されている(第2プレート部36の反対側の面では、例えば図8A中に符号36i′で示すように、この領域36iは窪みになっている。)。4個の係合部32は、第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態では、図6B、図1D中に示すように、第2板枠部材30bよりも下方(図6B、図1Dにおいて)へ突出する。したがって、4個の係合部32は、ベルト20の先端部bの外面に設けられた4個の被係合部25と係合し得る。これにより、図3、図4に示したように、第2板枠部材30bとベルト20の先端部bとを係合して、ベルト20を環状にすることができる。なお、第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態で、係合部32が下方へ突出する寸法は、凹状の被係合部25の底に当接して押圧する寸法に設定されている。
図6Cによって分かるように、第2プレート部36のうち、第1プレート部35の外面と重なったとき上述の突起部31に対応する部分には、この例では切り欠き(または、開口でもよい。)36dが設けられている。これにより、第2プレート部36が、回動軸jの周りに回動されて第1プレート部35の外面に重なったとき、突起部31と干渉するのを避けることができる。この結果、後述のように、本体10の内面、バックル30の第1板枠部材30aおよび第2板枠部材30bが重なるように折り畳まれた状態で、第2プレート部36の切り欠き36dを通して、第1ロック要素としての突起部31と第2ロック要素としての磁石33とが互いに吸着および/または係合することができる。
また、第2プレート部36のはみ出し部分36hの最先端をなす端辺36aの中央部に、第2プレート部36を回動軸jの周りに回動させるための操作用突起36sが設けられている。この例では、操作用突起36sは、第2プレート部36の外面側へ屈曲して突出している。これにより、ユーザが第2プレート部36の操作用突起36sに指を掛けることによって、第2プレート部36を回動軸の周りに容易に回動させることができる。
また、図6Cによって分かるように、第2プレート部36のうち上述の第1係合用突片35cに対応する部分に、厚さ方向に関して上方(図6Bでは下方)へ向かって断面円弧状に突起した第2係合用突片36c(図6B参照)が設けられている。これにより、第2プレート部36が回動軸jの周りに回転されて第1プレート部35の外面に重なるとき、厚さ方向に関して第2係合用突片36cと第1係合用突片35cとが重なって係合し得る。詳しくは、第2プレート部36が回動軸jの周りに回転されて第1プレート部35の外面に重なるとき、まず、図6B中に示す第2係合用突片36cの「円弧」が第1係合用突片35cの「L字」の上半分35c1に当接する。さらに、第2プレート部36がさらに回動軸jの周りに下方(図6Bにおいて)へ回転されると、第2係合用突片36cの「円弧」が第1係合用突片35cの「L字」の頂点35c2を乗り越えて、「L字」の下半分35c3に当接する状態になる。これにより、厚さ方向に関して第2係合用突片36cと第1係合用突片35cとが重なって係合する。この係合状態では、第2プレート部36は、不用意に第1プレート部35に対して開くことがない。したがって、第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態では、4個の係合部32が第2板枠部材30bよりも下方へ突出した状態が維持される。
さらに、第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態では、バックル30の第1板枠部材30aおよび第2板枠部材30bが重なるように折り畳まれるとき、第2プレート部36が第1板枠部材30a側から力を受けたとしても、その力によって、第2プレート部36は下方、すなわち、ベルト20の先端部bへ押し付けられる向きに回転しようとする。したがって、バックル30が折り畳まれるときに、第2プレート部36は、不用意に第1プレート部35に対して開くことがない。また、後述の血圧測定時にベルト20の流体袋22が加圧されて、第2プレート部36が本体10とベルト20との間で力を受けるとき、その力によって、第2プレート部36はベルト20の先端部bへ押し付けられる向きに回転しようとする。したがって、ベルト20の流体袋22が加圧されるときに、第2プレート部36は、不用意に第1プレート部35に対して開くことがない。なお、仮に第2プレート部36の回動の向きがこの例とは逆であれば、バックル締結時または加圧時に、第2プレート部36が不用意に第1プレート部35に対して開いてしまう可能性がある。
図6Bに示すように、第2プレート部36の第2係合用突片36cは、厚さ方向に関して下方、すなわち、ベルト20の先端部bが配される側へ向かって突起している。したがって、図1Dによって分かるように、第2係合用突片36cが、第1板枠部材30aの梁部30a1と併せて、本体10側と干渉するのを避け得る構成になっている。一方、既述のように、ベルト20の先端部bの外面には、幅方向に関して中央部(すなわち、第1係合用突片35cおよび第2係合用突片36cと対応する部分)に、断面凹状の溝26が長手方向に沿って延在して設けられている。したがって、この断面凹状の溝26によって、ベルト20の外面と第1係合用突片35cおよび第2係合用突片36cとの干渉が避けられる。この結果、この生体情報測定装置1のうち本体10、バックル30およびベルト20が重なる部分の厚さを全体として低減することが可能になる。
また、この断面凹状の溝26によって、第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態での、第2プレート部36の操作用突起36sとベルト20の先端部bの外面との間の厚さ方向の隙間が、広くなる。したがって、ユーザが第2プレート部36の操作用突起36sに指を引っ掛け易くなる。
なお、この例では、第1プレート部35、第2プレート部36のそれぞれ幅方向に関して特定部分としての中央部に第1係合用突片35c、第2係合用突片36cを配置し、それに応じて、ベルト20の外面のうち幅方向に関して中央部に断面凹状の溝26を配置しているが、これに限られるものではない。それらの要素を、幅方向に関して中央部以外の部分に、例えば、中央部と一方の縁部との間、中央部と他方の縁部との間に一対ずつ配置してもよい。
また、図6Aによって分かるように、第2板枠部材30bの他端部hの幅方向に関して両側に、断面L字状の一対のフック部34,34が設けられている。各フック部34は、第2板枠部材30bに対して垂直に下方(図6Aにおいて)へ板状に延在する側板部34aと、この側板部34aの下端から幅方向に関して中央側へ延在する先端板部34bとを有している。各側板部34aの上下方向寸法は、ベルト20の厚さ寸法よりも若干大きく設定されている。側板部34a,34aの間の間隔は、ベルト20の幅寸法よりも若干大きく設定されている。フック部34,34は、ベルト20の先端部bが第2板枠部材30bの内面に沿って挿入されるのを許容するとともに第2板枠部材30bの内面から離間するのを規制する。これにより、第2プレート部36が第1プレート部35に対して開いた状態で、ユーザが第2板枠部材30bの内面に沿ってベルト20の先端部bを長手方向にスライドさせて、第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの位置調整を行う際に、第2板枠部材30bの内面からベルト20の先端部bが離間することなく円滑にスライドする。
(装着手順)
図8A~図8Gは、ユーザが生体情報測定装置1を手首に装着する手順を示している。
この例では、装着に先だって、ユーザは、図7Aに示すような、ベルト長さガイド部材200を用意するものとする。このベルト長さガイド部材200は、円形状の頭部200aと、この頭部200aに連なって細長く延在する帯状部分200bとを備えている。頭部200aには、帯状部分200bを通して、ベルト長さガイド部材200を輪状にするためのスリット200sが形成されている。帯状部分200bの外面には、既述のベルト20の溝26の底に設けられたマークMに相当する位置に、1~10までの数字を表したマーク200mが対応して設けられている。図7Bに示すように、ユーザは、ベルト長さガイド部材200の環に手首90を通した状態にして、手首90の周囲長に丁度合うように、ベルト長さガイド部材200の環の長さを設定する。ここで、ユーザは、スリット200sの直近のマーク200mの数字(この例では、「5」である。これは、頭部200aに表示された矢印200yによって指し示されている。)を、確認して覚えておく。
(a) 第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの位置調整
装着に際して、図8A~図8Bに示すように、本体10とバックル30の第1板枠部材30aと第2板枠部材30bとが互いに開いた状態で、ユーザは、第2プレート部36の操作用突起36sに指を掛けることによって、矢印pで示すように第2プレート部36を回動軸jの周りに回転させる。これによって、第2プレート部36を第1プレート部35に対して開いた状態(重なっていない状態)にする。これとともに、第2板枠部材30bの一対のフック部34,34の間にベルト20の先端部bを挿入し、第2板枠部材30bの内面に沿ってベルト20の先端部bを配する。この状態では、第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとは固定されていない。しかも、フック部34,34は、ベルト20の先端部bが第2板枠部材30bの内面から離間するのを規制する。したがって、ユーザは第1プレート部35の内面に沿ってベルト20の先端部bを長手方向にスライドさせることができ、第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの位置調整を容易に行うことができる。ここで、図8Cに示すように、第1プレート部35の第1係合用突片35cの位置を、ベルト20の溝26の底に設けられたマークMのうち適切な数字(この例では、ベルト長さガイド部材200によって得られた「5」)に合わせる。このように、位置調節用のマークMを基準として位置調整を行うので、正確に、再現性良く位置調整を行える。これにより、手首90の周囲長に丁度合うように、ベルト20の環の長さを可変して設定できる。
(b) 第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの取り付け
このようにして第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの位置調整が終わると、続いて、図8Dに示すように、ユーザは、第2プレート部36の操作用突起36sに指を掛けることによって、矢印qで示すように第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なる向きに、第2プレート部36を回動軸jの周りに回転させる。さらに、この例では、図8Eに示すように、両手で第2プレート部36を押さえて、第1プレート部35に対して閉じる。すると、第2プレート部36の内面に設けられた第1固定要素としての4個の係合部32が、ベルト20の先端部bの外面に長手方向に沿って多数並べて配置された第2固定要素としての被係合部25,25,…のうち対応するもの(丁度合うもの)と係合する。これにより、第2板枠部材30bの他端部hがベルト20の先端部bに取り付けられる。このとき、第1プレート部35の第1係合用突片35cと、第2プレート部36の第2係合用突片36cとが、厚さ方向に関して重なって係合する(図6B、図1D参照)。したがって、第2プレート部36が不用意に第1プレート部35に対して開くことがなく、第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの係合が維持される。これにより、第2板枠部材30bの他端部hとベルト20の先端部bとの位置ずれが防止される。また、このように第2プレート部36が第1プレート部35の外面に重なった状態では、既述のように、第2プレート部36の内面に設けられた係合部32がベルト20の先端部bの外面に設けられた被係合部25の底に当接して押圧する。この結果、ベルト20の両縁が第2板枠部材30bのフック部34,34の先端板部34b,34bに当接して押圧する。これにより、ベルト20の両縁と第2板枠部材30bのフック部34,34の先端板部34b,34bとの間の隙間が無くなって、第2板枠部材30bの他端部hからベルト20の先端部bが外れ難くなる。
(c) バックル30の折り畳み
この後、図8Fに示すように、ベルト20が環状になっており、かつ、本体10とバックル30の第1板枠部材30aと第2板枠部材30bとが互いに開いた状態で、ユーザがベルト20の環に手を通す。続いて、ユーザは、本体10を手首90側に近づけて本体10の内面、バックル30の第1板枠部材30aおよび第2板枠部材30bが重なるように折り畳んでいく。すると、図8Gに示すように、第2プレート部36の切り欠き36dを通して、第1ロック要素としての突起部31と第2ロック要素としての磁石33とが互いに吸着および/または係合する(図1D参照)。これにより、バックル30が不用意に開いてしまう事態が防止される。このようにして、ユーザは生体情報測定装置1を容易に手首に装着することができる(装着状態)。
この例では、被係合部25は、ベルト20の幅方向に沿って複数(この例では、4個)並べて形成されている。従って、ベルト20が多少ねじられたとしても、係合部32と被係合部25との係合がはずれ難い。
この後、図8Hに示すように、ユーザが血圧測定スイッチ52Bを押すと血圧の測定が開始される。
この例では、本体10に、第1ロック要素としての突起部31と第2ロック要素としての磁石33との吸着および/または係合を解除するアンロック機構としてのリリースボタン19(図1A、図2、図5参照)が設けられている。図5に示すように、リリースボタン19にはスライド板19aが一体に形成されている。このリリースボタン19が本体10内へ向かって押されると、スライド板19aが図6B中に示す第1板枠部材30aの一端部dと第2板枠部材30bの他端部hとの間に楔のように入り込んで、突起部31と磁石33との吸着および/または係合を解除する。
なお、上の例では、第1固定要素として凸状の形状を用い第2固定要素として凹状の形状を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1固定要素として凹状の形状を用い第2固定要素として凸状の形状を用いてもよい。この場合においても同様の効果を得ることができる。
また、上の例では、装着に先だって、ユーザは、ベルト長さガイド部材200(図7A、図7B)を用いて、手首90の周囲長に丁度合うベルト長さガイド部材200の環の長さを求めるものとした。しかしながら、これに限られるものではない。ユーザは、ベルト20の先端部bの外面に設けられたマークMを用いて、手首90の周囲長に丁度合うマークMの数字を確認し、覚えておいてもよい。
(装置の内部構成)
図9は、生体情報測定装置1の制御系の内部構成を概略的に示している。本体10には、上述の表示器50と操作部52に加えて、CPU(Central Processing Unit)100と、メモリ51と、電源部53と、ピエゾ抵抗式の圧力センサ16と、流体袋22に流体としての空気を供給する圧電ポンプ(以下、「ポンプ」と呼ぶ。)17と、ポンプ17の吐出側の圧力(背圧)を調節するための弁18と、圧力センサ16からの出力を周波数に変換する発振回路160と、ポンプ17を駆動するポンプ駆動回路170と、弁18を駆動する弁駆動回路180とが搭載されている。圧力センサ16、ポンプ17、弁18は、本体内部に設けられたエア配管39とこのエア配管39に嵌合して連通するニップル38(図5参照)とを介して、ベルト20に内包された流体袋22と接続されている。これにより、圧力センサ16、ポンプ17、弁18と、流体袋22との間で、流体としての空気が流通するようになっている。
表示器50は、ディスプレイおよびインジケータ等を含み、CPU100からの制御信号に従って所定の情報を表示する。
操作部52では、電源スイッチ52Aは、電源部53をオンオフする指示を受け付ける。血圧測定スイッチ52Bは、血圧の測定開始の指示、および、メモリ51に記憶された血圧値の測定結果のデータを表示器50に表示させるための指示を受け付ける。これらのスイッチ52A、52Bは、ユーザによる指示に応じた操作信号をCPU100に入力する。
メモリ51は、生体情報測定装置1を制御するためのプログラム、生体情報測定装置1の各種機能を設定するための設定データ、血圧値の測定結果のデータを記憶する。また、メモリ51は、プログラムが実行されるときのワークメモリなどとして用いられる。
電源部53は、CPU100、圧力センサ16、ポンプ17、弁18、表示器50、メモリ51、発振回路160、ポンプ駆動回路170、および弁駆動回路180の各部に電力を供給する。
発振回路160は、圧力センサ16からのピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化に基づく電気信号値に基づき発振して、圧力センサ16の電気信号値に応じた周波数を有する周波数信号をCPU100に出力する。
CPU100は、メモリ51に記憶された生体情報測定装置1を制御するためのプログラムに従って圧力制御部として働いて、操作部52からの操作信号に応じて、ポンプ駆動回路170を介してポンプ17を駆動するとともに、弁駆動回路180を介して弁18を駆動する制御を行う。弁18は、流体袋22の空気を排出し、または封入して背圧を制御するために開閉される。また、CPU100は、圧力センサ16からの信号に基づいて、血圧値を算出し、表示器50およびメモリ51を制御する。
ポンプ17は、ベルト20に内包された流体袋22内の圧力(カフ圧Pc)を加圧するために、流体袋22に流体として空気を供給する。弁18は、流体袋22の空気を排出し、または封入してカフ圧Pcを制御するために開閉される。ポンプ駆動回路170は、ポンプ17をCPU100から与えられる制御信号に基づいて駆動する。弁駆動回路180は、弁18をCPU100から与えられる制御信号に基づいて開閉する。
圧力センサ16及び発振回路160は、カフ圧Pcを検出する圧力検出部として動作する。圧力センサ16は、例えば、ピエゾ抵抗式圧力センサであり、エア配管39を介して、ポンプ17、弁18およびベルト20に内包されている流体袋22に接続されている。この例では、発振回路160は、圧力センサ16からのピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化に基づく電気信号値に基づき発振して、圧力センサ16の電気信号値に応じた周波数を有する周波数信号をCPU100に出力する。
(血圧測定の動作)
以上のように構成された生体情報測定装置1の動作について以下に説明する。
図10は、生体情報測定装置1が実行する血圧測定処理を示すフローチャートである。一般的なオシロメトリック法に従って血圧を測定する場合、概ね、次のような動作が行なわれる。すなわち、ユーザの被測定部位(手首など)に予めカフを巻き付けておき、測定時には、ポンプ及び弁を制御して、カフ圧Pcを最高血圧より高く加圧し、その後徐々に減圧していく。この減圧する過程において、カフ圧Pcを圧力センサで検出し、被測定部位の動脈で発生する動脈容積の変動を脈波信号として取り出す。その時のカフ圧Pcの変化に伴う脈波信号の振幅の変化(主に立ち上がりと立ち下がり)に基づいて、最高血圧(収縮期血圧:Systolic Blood Pressure)と最低血圧(拡張期血圧:Diastolic Blood Pressure)とを算出する。
この生体情報測定装置1では、CPU100によって、図10のフローに従ってオシロメトリック法によりユーザの血圧値が測定される。
具体的には、電源スイッチ52AがONされた状態で血圧測定スイッチ52Bが押されると、図10に示すように、生体情報測定装置1は血圧測定を開始する。血圧測定開始に際して、CPU100は、処理用メモリ領域を初期化し、弁駆動回路180に制御信号を出力する。弁駆動回路180は、制御信号に基づいて、弁18を開放してベルト20の流体袋22内の空気を排気する。続いて、圧力センサ16の0mmHgの調整を行う制御を行う。
図10において、血圧測定を開始すると、まず、CPU100は、弁駆動回路180を介して弁18を閉鎖し、その後、ポンプ駆動回路170を介してポンプ17を駆動して、流体袋22に空気を送る加圧処理を行う。これにより、流体袋22を膨張させるとともにカフ圧Pcを徐々に加圧していく(ステップST101)。
カフ圧Pcが加圧されて所定の圧力に達すると(ステップST102でYES)、CPU100は、ポンプ駆動回路170を介してポンプ17を停止し、その後、弁駆動回路180を介して弁18を徐々に開放する制御を行う。これにより、流体袋22を収縮させるとともにカフ圧Pcを徐々に減圧していく(ステップST103)。
ここで、所定の圧力とは、ユーザの収縮期血圧よりも十分高い圧力(例えば、収縮期血圧+30mmHg)であり、予めメモリ51に記憶されているか、カフ圧Pcの加圧中にCPU100が収縮期血圧を所定の算出式により推定して決定する(例えば特開2001-70263号公報参照。)。
また、減圧速度については、カフの加圧中に目標となる目標減圧速度を設定し、その目標減圧速度になるようにCPU100が弁18の開口度を制御する(同公報参照。)。
上記減圧過程において、ベルト20を介して、カフ圧Pcを圧力センサ16が検出する。CPU100は、このカフ圧Pcに基づいて、オシロメトリック法により後述のアルゴリズムを適用して血圧値(収縮期血圧と拡張期血圧)を算出する(ステップST104)。なお、血圧値の算出は、減圧過程に限らず、加圧過程において行われてもよい。
血圧値を算出して決定すると(ステップST105でYES)、CPU100は、算出した血圧値を表示器50へ表示し(ステップST106)、血圧値をメモリ51へ保存する制御を行う(ステップST107)。
次に、CPU100は、弁駆動回路180を介して弁18を開放し、ベルト20の流体袋22内の空気を排気する制御を行う(ステップST108)。
この後、上記電源スイッチ52Aが押されると、血圧測定を終了する。
この生体情報測定装置1では、図4に示したように、バックル30によって、ベルト20の基端部aとベルト20の先端部bとがオーバーラップした状態で、被測定部位としての手首90に装着される。そのため、手の甲側の流体袋22の膨張度合い、すなわち厚さ方向への流体袋22の膨らみが大きくなるので脈波を精度良く検出することができる。したがって、血圧の測定精度が向上する。さらに、締結した状態でベルト20の先端部bが飛び出さずに見栄えが良くなる。
この生体情報測定装置1によって、血圧値以外の、脈拍値、活動量、血中酸素濃度値などの様々な生体情報を測定してもよい。
この生体情報測定装置1を手首90から取り外す場合は、ユーザは、バックル30の第1板枠部材30aと第2板枠部材30bとを開き、ベルト20の環を大きくした状態で、ベルト20から手首90を取り出す。
2回目の以降の装着の際は、バックル30の第1板枠部材30aと第2板枠部材30bとを開いた状態で、ベルト20の環に手首90を通し、バックル30を閉じればよい。したがって、ユーザは生体情報測定装置1を手首90に容易に装着することができる。
万一、第2板枠部材30bの他端部hがベルト20の先端部bに対して、調整済みの位置から位置ずれしたとしても、この生体情報測定装置1では、ベルト20の先端部bの外面にマークMが設けられている。したがって、ユーザは、マークMを基準として、第2板枠部材30bの他端部hをベルト20の先端部bの元の取付位置(調整済みの位置)に取り付けることができる。
また、マークMは、ベルト20の先端部bの外面に形成された断面凹状の溝26の底に設けられている。したがって、この生体情報測定装置1の使用に伴って、ベルト20の外面が外部と接触等したとしても、マークMが剥がれてしまうような事態を避け得る。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
1 生体情報測定装置
10 本体
20 ベルト
25 被係合部
30 バックル
30a 第1板枠部材
30b 第2板枠部材
31 突起部
32 係合部
33 磁石
34 フック部
35 第1プレート部
35c 第1係合用突片
36 第2プレート部
36c 第2係合用突片
36s 操作用突起

Claims (7)

  1. 棒状の被測定部位を取り巻いて装着される生体情報測定装置であって、
    上記被測定部位を取り巻くべき帯状のベルトと、
    上記ベルトの長手方向に関して基端部に配置された、生体情報を測定する要素を搭載した本体と、
    上記ベルトが環状になるように、上記ベルトの長手方向に関して上記基端部と反対側の先端部とを連結するためのバックルとを備え、
    上記ベルトの上記先端部の外面に、位置調節用のマークが設けられ、
    上記バックルは、
    上記ベルトの上記基端部の内面側で、上記ベルトの長手方向に対して交差する第1の軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第1板枠部材を備え、この第1板枠部材は上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在し、
    上記第1板枠部材の上記他端部に、上記第1の軸と平行な第2の軸の周りに回動可能に一端部で取り付けられた第2板枠部材を備え、この第2板枠部材はこの第2板枠部材の上記一端部から反対側の他端部へ板状に延在し、この第2板枠部材の内面に沿って上記ベルトの上記位置調節用のマークが設けられている上記先端部が上記長手方向にスライド可能に構成されており、
    上記第2板枠部材の上記他端部に、この第2板枠部材に一体に固定された板状の第1プレート部と、上記第1および第2の軸と平行な、この第2板枠部材の上記他端部の最先端に位置する回動軸の周りに回動可能に取り付けられた板状の第2プレート部とを備え、
    上記第2プレート部は、上記第1プレート部の外面に重なったとき、上記第1プレート部を越えて上記第2板枠部材の上記一端部の側へ延在するはみ出し部分を有し、
    上記はみ出し部分のうち、上記第1プレート部の外面に重なったとき内面となる側に、第1固定要素が設けられるとともに、上記ベルトの上記先端部の外面に、上記第1固定要素と係合し得る第2固定要素が設けられ、
    上記第2プレート部が上記第1プレート部の外面に重なったとき、上記第1固定要素と上記第2固定要素との係合によって、上記第2板枠部材の上記他端部が上記ベルトの上記先端部に取り付けられるように構成されており、
    上記第1プレート部のうち上記第2板枠部材の上記一端部に近い側の端辺の特定部分に、第1係合用突片が設けられるとともに、上記第2プレート部のうち上記第1係合用突片に対応する部分に、厚さ方向に関して上記第1係合用突片と重なって係合し得る第2係合用突片が設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 請求項1に記載の生体情報測定装置において、
    上記ベルトの外面のうちこのベルトの幅方向に関して上記第1および第2係合用突片に対応する部分に、上記第1および第2係合用突片との干渉を避けるための断面凹状の溝が上記長手方向に沿って延在して設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。
  3. 請求項2に記載の生体情報測定装置において、
    上記位置調節用のマークは、上記ベルトの外面の上記溝の底設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一つに記載の生体情報測定装置において、
    上記はみ出し部分の最先端に、上記第2プレート部を上記回動軸の周りに回動させるための操作用突起が設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一つに記載の生体情報測定装置において、
    上記第1プレート部の外面に第1ロック要素が設けられるとともに、上記第2プレート部のうち上記第1プレート部の外面と重なったとき上記第1ロック要素に対応する部分に切り欠きまたは開口が設けられ、
    上記ベルトの上記基端部の内面側または上記第1板枠部材の上記一端部に第2ロック要素が設けられ、
    上記第2プレート部が上記第1プレート部の外面に重なり、かつ、上記本体の内面、上記バックルの上記第1板枠部材および上記第2板枠部材が重なるように折り畳まれた装着状態で、上記第2プレート部の上記切り欠きまたは開口を通して、上記第1ロック要素と上記第2ロック要素とが互いに吸着および/または係合することを特徴とする生体情報測定装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1つに記載の生体情報測定装置において、
    上記第2固定要素は、上記ベルトの長手方向に関して上記第2板枠部材の上記他端部の取り付け位置を調整可能にするように、上記ベルトの長手方向に沿って複数並べて形成されていることを特徴とする生体情報測定装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか1つに記載の生体情報測定装置において、
    上記第2板枠部材の上記他端部の幅方向に関して両側に、上記ベルトの上記先端部が上記第2板枠部材の内面に沿って挿入されるのを許容するとともに上記内面から離間するのを規制する一対のフック部が設けられていることを特徴とする生体情報測定装置。
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