JP2008272069A - 締結具、これを備えた長尺体、携帯機器、時計、装身具 - Google Patents

締結具、これを備えた長尺体、携帯機器、時計、装身具 Download PDF

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Abstract

【課題】締結、締結解除の操作が容易で、被締結部材の耐久品質に優れた締結具、およびこれを備えた長尺体などの提供。
【解決手段】本発明の締結具は、長尺体としてのバンド11,12の所定位置にそれぞれ取り付けられる第1部材3Aと第2部材3Bとを備える。この締結具によれば、バンド11,12を長さ方向反対側に相対的にスライドさせるだけで、係合ボタン321が係合凹部411に係合してバンド11,12の装着が終了する。また、係合ボタン321が係合凹部411に係合された状態でバンド11,12を締める方向にスライドさせると、係合ボタン321が係合凹部411から外れ、バンド11,12の締結が解除される。このように、バンド11,12をスライドさせるだけで締結および締結解除の操作が可能であり、バンド11,12に部分的に負荷が掛からないため、バンド11,12の耐久品質を向上させることができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、バンド等の被締結部材を締結する締結具に関する。また、この締結具を備えた長尺体や、この長尺体を備えた携帯機器、時計、および装身具などに関する。
従来、時計バンドの開放端同士を締結するタイプの中留として、例えばつく棒(突棒)が突設されバンドに回動自在に設けられるフレームと、ばね力でつく棒を係止するプッシュ中留部材とを備えたものが知られている(特許文献1)。
このような中留のつく棒は、フレームから立ち上がる小径部と、小径部から膨出した大径部とを有する。そして、中留を留める際には、つく棒をバンドの孔に挿通し、バンドの孔から突出したつく棒の大径部をプッシュ中留部材の穴に係合させる。
特開平10−28605号公報
しかしながら、特許文献1のような中留には、次のような課題がある。
(1)腕への着脱の都度、バンドの孔につく棒を抜き挿ししなくてはならず、バンドの孔からつく棒を抜く際に、つく棒の大径部がバンド裏面側でバンド孔の周縁に引っ掛かるので、バンド孔の近傍が傷みやすい。具体的に、バンドで装着された時計の携帯時にはバンドの剛性によって引張力が作用するため、つく棒の軸とバンド孔の中心とがずれてつく棒の小径部がバンド孔の内周面に当接し、バンド孔の周縁に大径部が引っ掛かった状態からつく棒を抜くため、バンド孔の近傍が傷みやすい。
このように、バンド孔の位置でつく棒とプッシュ中留部材とを係合させる構成では、着脱時にバンドの一部分のみに負荷が掛かるため、バンドの耐久性が低い。
(2)つく棒をバンド孔に挿入する際に、つく棒とバンド孔との位置の見当を付けづらいため、装着操作が困難である。すなわち、バンドの開放端同士を締結する場合はバンドとバンドとの位置決めが必要であり、一方のバンドに設けられたつく棒と他方のバンドの孔との位置を合わせなくてはならないが、つく棒がフレームの裏側に隠れて見えづらい。
なお、特許文献1とは反対側の位置につく棒が設けられた構成、例えば腕に当接するプレート部材などにつく棒が突設され、このプレートにバンドを被せるようにしてバンド孔につく棒を挿通させる構成の場合なども、バンドの裏側につく棒が隠れるため、つく棒とバンド孔との位置を合わせづらいという事情は変わらず、装着操作が困難である。
また、バンドには複数の孔が形成されており、腕への着脱の都度、所定の孔につく棒を挿通できるとは限らないため、締結時のバンドの長さが所望の長さとならない場合がある。
そこで、本発明の目的は、締結操作および締結解除の操作が容易で、かつバンド等の被締結部材の耐久品質に優れた締結具、この締結具を備えた長尺体、およびこの長尺体を備えた携帯機器、時計、並びに装身具を提供することにある。
本発明の締結具は、2つの被締結部材にそれぞれ配設される第1部材と第2部材とを備え、前記被締結部材同士が相対的に反対側にスライドされた際に前記第1部材と前記第2部材とが係合することにより結合する締結具であって、前記第1部材は、前記一方の被締結部材における前記スライドされる方向と交差する方向の両側にそれぞれ設けられ開口部が形成された側壁と、これらの側壁を連結する連結部とを有する第1取付部材と、前記第1取付部材の側壁の内側から外側へと付勢されるボタンを有し、前記ボタンが前記開口部を貫通することにより、前記第1取付部材との間に前記一方の被締結部材を挟むボタンユニットと、を備え、これらの前記第1取付部材および前記ボタンユニットは、前記一方の被締結部材の所定位置に取り付けられ、前記第2部材は、前記他方の被締結部材における前記スライドされる方向と交差する方向の両側にそれぞれ設けられて当該被締結部材の所定位置に取り付けられる側壁を有する第2取付部材を備え、前記第2取付部材の側壁は、前記被締結部材同士がスライドされた際に当該側壁の内側から前記ボタンが係合される係合凹部を有し、前記ボタンが前記係合凹部に係合された状態において、当該ボタンが前記係合凹部に係合される際のスライド方向と同じ方向に、前記被締結部材が更にスライド可能とされていることを特徴とする。
以下では、便宜上、被締結部材のことをバンドと称するが、本発明における被締結部材はバンドに限らない。すなわち、本発明の締結具は、被締結部材同士がスライドされた際に第1部材と第2部材とが係合する構造に特徴を有しており、被締結部材の形状等は、スライド可能である限り、任意に構成できる。また、以下では、便宜上、被締結部材のスライド方向をバンドの長さ方向、被締結部材のスライド方向と交差する方向をバンドの幅方向、ということがある。
なお、被締結部材は、部材の部分であってもよい。
本発明において、一方のバンド(被締結部材)に第1部材を取り付ける際は、第1取付部材とボタンユニットとの間に当該バンドを挟み、ボタンを第1取付部材の側壁の内側(バンドの幅方向内側)に押し込んだ状態でボタンユニットを第1取付部材の側壁間に配置し、側壁の開口部から第1取付部材の側壁の外側(バンドの幅方向外側)にボタンを突出させる。
なお、第1取付部材およびボタンユニットは、適宜な手段によってバンドの所定位置に取り付けられている。例えば、これらの第1取付部材およびボタンユニットの一方に、他方との間にバンドを押圧保持する突起やくさびなどが設けられていてもよい。
また、他方のバンドに第2部材を取り付ける際は、第2取付部材の各側壁を適宜な手段によって当該バンドの所定位置に取り付ける。例えば、他方のバンドの幅方向(バンドのスライド方向と交差する方向)に沿って設けられた棒状部材の両端部をそれぞれ第2取付部材の側壁に取り付ける。
このように本発明では、各バンドの所定位置に第1部材と第2部材とがそれぞれ取り付けられており、第1部材が取り付けられたバンドと第2部材が取り付けられたバンドとを相対的に反対側にスライドさせて第1部材と第2部材とを近接させることにより、ボタンが係合凹部に係合され、締結が終了する。
すなわち、第1部材および第2部材によってバンド同士の締結位置が規定されているため、締結時のバンド同士の位置決めは不要であり、バンドのスライド操作だけで、バンド装着の都度、所望のバンド長さで、バンドの締結操作を簡単に行うことができる。
一方、スライド操作によってボタンが係合凹部に係合された状態から、同じスライド方向にバンドを更にスライドさせることにより、ボタンが係合凹部から外れ、バンド同士を離間させることが可能となるので、バンドの締結を解除する操作も簡単に行うことができる。
加えて、本発明では、スライド操作のみによって締結、締結解除の操作が可能であり、バンドを着脱する都度、バンドの孔につく棒が挿通される従来例のようにバンドに部分的に負荷が掛からないため、バンドの耐久品質を向上させることができる。
本発明の締結具では、前記ボタンおよび前記第2取付部材の側壁の少なくとも一方には、前記被締結部材同士のスライドにより前記ボタンと前記第2取付部材の側壁とが当接した際に前記第1取付部材の側壁の内側に向かって分力が作用する方向に傾斜する斜面が形成されていることが好ましい。
ここで、前記斜面は、傾斜角度が一定の直線的なテーパ形状とされていてもよいし、傾斜角度が一定でない曲面形状(R形状)とされていてもよい。
この発明によれば、バンドの締結時には、バンドのスライドによってボタンが第2取付部材の側壁に当接した際に、前記斜面を介した分力によってボタンがバンド幅方向内側に押されるので、係合凹部にボタンが円滑に案内される。
また、バンドの締結解除時には、バンドのスライドによってボタンが係合凹部の周縁に当接した際に、前記斜面を介した分力によってボタンがバンド幅方向内側に押されるので、係合凹部からボタンが外れ易くなる。
以上により、バンドのスライド操作が一層容易となる。
本発明の締結具では、前記ボタンにおける前記被締結部材のスライド方向で前記第2部材側とは反対側の端部は、前記スライド方向に対して略直角に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、被締結部材においてスライド方向に引っ張り力が作用しても、ボタンの略直角とされた部分が係合凹部の周縁に押圧されるので、ボタンが係合凹部から外れない。
本発明の締結具では、前記ボタンは、前記係合凹部に係合された状態で前記第2取付部材の側壁の外側に突出していない、または略突出していないことが好ましい。
前述のように本発明では、ボタンが係合凹部に係合された状態から更にバンドをスライドさせる操作によって締結解除が行われるため、締結解除時に、ボタンを付勢力に抗して押す操作(プッシュ操作)が不要となる。このため、ボタンが第2取付部材の側壁の外側に突出していない、または略突出していない構成としても、取扱性に支障をきたさず、このような構成によって、第2取付部材の側壁の外側からボタンが不用意に押されて係合凹部から外れることを防止できる。また、このような構成によって、バンドが腕などに装着された場合にボタンの先端部で衣服の袖口等を傷めることも防止できる。
なお、ボタンが「略突出していない」とは、第2取付部材の側壁の外側からボタンが押されにくい程度に、また、衣服を傷めない程度に、第2取付部材の側壁の外側にボタンが僅かに突出している状態をいう。
本発明の締結具では、前記第2取付部材は、前記被締結部材同士のスライドにより前記ボタンが前記係合凹部から外れた際に前記第1取付部材の側壁に当接される当接部を有し、前記当接部は、前記第2取付部材の側壁の内側に突出するように形成されていることが好ましい。
この発明によれば、第1取付部材の側壁が第2取付部材の当接部に当接するまでバンドをスライドさせることにより、締結解除を行うことが可能となる。つまり、当接部が度当たりとなるため、締結解除の操作が一層容易となる。
本発明の締結具では、前記一方の被締結部材は、当該被締結部材の装着対象に装着される際に前記ボタンユニットの前記装着対象とは反対側に配置され、前記被締結部材同士は、前記一方の被締結部材を前記他方の被締結部材に載せた状態でスライドされることが好ましい。
この発明によれば、一方のバンドを他方のバンドに載せ、一方のバンドを他方のバンド側に引っ張るようにしてスライドさせることにより、ボタンが係合凹部に係合される。これにより、片手で簡単にバンドの締結操作を行うことができる。
なお、バンドの装着対象は、例えば腕であり、バンドの厚み方向において、装着対象側から、第2取付部材の底部、ボタンユニット、一方のバンド、第1取付部材の連結部の順に配置される。
本発明の締結具では、前記第1部材の連結部、および前記ボタンユニットの一方は、他方に向かって突出する突起を有し、前記突起は、前記一方の被締結部材に形成された孔に挿入されることが好ましい。
この発明によれば、突起がバンドの孔に挿入されることにより、第1取付部材およびボタンユニットに対するバンドの平面位置が決まるので、第1取付部材およびボタンユニットをバンドの所定位置に確実に取り付けることが可能となる。
なお、突起の径は一定とされていてよい。
本発明の締結具では、前記第2部材は、筒体に挿入された棒状部材がばねにより出没自在とされたばね棒を有し、前記第2取付部材の側壁は、前記ばね棒によって前記他方の被締結部材に取り付けられていることが好ましい。
この発明によれば、第2取付部材がばね棒によってバンドに着脱自在に取り付けられるので、バンド交換が容易となる。
本発明の長尺体は、前述の締結具を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、前述した締結具を備えるため、前述と同様の作用および効果を享受できる。
本発明の携帯機器は、前述の長尺体を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、前述した締結具を有する長尺体を備えるため、前述と同様の作用および効果を享受できる。
ここで、携帯機器としては、情報機器、通信機器、メモリカード、カメラ、計測機器などを例示できる。
本発明の時計は、前述の長尺体を備え、前記長尺体は、時計の外装ケースに連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、前述した締結具を有する長尺体を備えるため、前述と同様の作用および効果を享受できる。
ここで、前記長尺体は、時計バンドであることが好ましい。
なお、時計バンドの材質等は問わず、時計バンドは、革製バンド、布製バンド、樹脂製バンド、金属製バンド等であってよい。
本発明の装身具は、前述の長尺体を備え、この長尺体により装着されることを特徴とする。
この発明によれば、前述した締結具を有する長尺体を備えるため、前述と同様の作用および効果を享受できる。
以上の本発明によれば、簡単な操作で締結および締結解除の操作を行うことができ、かつバンド等の被締結部材に部分的に負荷が掛からないため被締結部材の耐久性を大きく向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
〔1.全体構成〕
図1は、本実施形態に係る腕時計1の側面図である。この時計1は、図示しない時計体と、時計体を収納する外装ケース2と、このケース2の6時側と12時側とにそれぞれ連結される革製の時計バンド11,12とを備え、バンド11とバンド12とは、締結具としての中留3によって締結されている。
〔2.中留の構成〕
図2は、中留3の斜視図である。中留3は、締結時のバンド長さ調整用の複数の係合孔111が形成された6時側バンド11に取り付けられる第1部材3Aと、12時側バンド12に取り付けられる第2部材3Bとを備え、これらの第1、第2部材3A,3Bが互いに係合されることにより、バンド11,12が締結されている。図2は、第1部材3Aと第2部材3Bとが係合しバンド11,12が締結された状態を示し、図3は、第1部材3Aと第2部材3Bとの係合が解除された状態を示す。
本実施形態では、6時側バンド11および12時側バンド12のいずれも、帯状の長尺体であるが、本実施形態の中留3で締結可能な時計バンドは、このような帯状体に限らず、適宜な長尺体であってよい。
ここで、長尺体とは、幅寸法よりも長さ寸法が上回っており長さ方向を有する部材をいい、長尺体には、帯状体や板状体などが含まれる。
なお、中留3で締結可能な時計バンドは、長尺体に限らず、例えば、時計の外装ケースに連結されるブロック状の連結部と、この連結部から外装ケースとは反対側に延出する延出部とを備え、延出部に中留の部材が配設されるものなどであってもよい。
また、6時側バンドと12時側バンドとは必ずしも同様の形状に構成されていなくてもよい。すなわち、その一方が長尺体とされ、他方が長尺体でない任意の形状とされていてもよい。
〔3.第1部材の構成〕
図3に示すように、第1部材3Aは、6時側バンド11の幅方向に沿って設けられる第1取付部材20と、この第1取付部材20との間に6時側バンド11を挟み、かつ係合ボタン321を有するボタンユニット30とを備えている。
〔3−1.第1取付部材の構成〕
図4は、第1取付部材20を示す。第1取付部材20は、バンド11(図3)の幅方向両側でバンド11の厚み方向にほぼ沿ってそれぞれ起立する側壁21,21と、これらの側壁21,21を連結する連結部22とを有して断面略コ字状に形成されている。
側壁21,21にはそれぞれ、略矩形状の開口部211が貫通形成されている。
〔3−2.ボタンユニットの構成〕
図5は、ボタンユニット30を示す。また、図6は、ボタンユニット30の内部を示し、図7は、ボタンユニット30の一部断面側面図である。なお、図6では、ボタンユニット30のボタンユニット枠31を破断している。
図5、図6に示すように、ボタンユニット30は、図4の第1取付部材20の側壁21,21間に配置されるボタンユニット枠31と、ボタンユニット枠31の両端の開口からそれぞれ突出するボタン部材32,32と、ボタンユニット枠31の底面に固定されボタンユニット枠31の上面から突出する突起33とを有して構成されている。
ボタンユニット枠31は、図5に示すように、金属薄板を用いた曲げ加工により断面略長方形状に形成され、その薄板端部の突き合わせ部には、突起33を通す孔311が形成されている。
また、図6、図7に示すように、ボタンユニット枠31の底面の一部が切り起こされることにより、各ボタン部材32をそれぞれ係止するストッパ312が形成されている。
各ボタン部材32は、図6に示すように、先端側に切欠320および係合ボタン321を有する板状の部材とされている。これらのボタン部材32,32は、圧縮コイルばね324,324によってボタンユニット枠31の両端の開口の内側から外側に向かって付勢されており、各ボタン部材32にそれぞれ形成された貫通孔325に前記ストッパ312が挿入されることにより、当該ボタン部材32,32はボタンユニット枠31に係止されている。
コイルばね324,324はそれぞれ、ボタンユニット枠31の両側面部側で、ボタン部材32,32のそれぞれに形成された切欠326,326の間に配置されている。
係合ボタン321は、第1取付部材20(図4)の側壁21に形成された開口部211の内側から外側に突出する。この係合ボタン321は、開口部211の高さよりも若干小さい厚さで、かつ開口部211の幅よりも若干小さい幅で形成されている。
ここで、ストッパ312が挿入される前記貫通孔325の寸法は、両側の係合ボタン321,321をバンド11(図3)の幅方向内側に押し込んだ際に、側壁21,21の内面間の寸法よりも係合ボタン321,321の先端間の寸法が小さくなり開口部211から各係合ボタン321が外れる係合ボタン321の最大押し込み量を実現する寸法で形成されている。
なお、係合ボタン321をコイルばね324のばね力に抗して押していない状態では、コイルばね324のばね力により、ストッパ312が貫通孔325の内壁に当接していることが好ましい。これにより、係合ボタン321の遊びをなくすことができる。
ここで、係合ボタン321におけるボタンユニット枠31の側面側の部分は、バンド11(図3)の長さ方向と幅方向との両方に対して斜めに形成されたR形状の斜面321Aとされている。一方、係合ボタン321の切欠320側の立ち上がり部321Bは、バンド11の長さ方向に対して略直角に形成されている。
突起33は、バンド11(図3)の係合孔111の径と略同径の円柱形状とされ、ボタンユニット枠31の底面にかしめ固定されている。なお、かしめ固定に限らず、突起33は、例えばレーザ溶接などによってボタンユニット枠31の底面に固定されていてもよい。この突起33は、ボタンユニット枠31の上面から突出しており、バンド11に形成された複数の係合孔111の1つに挿入されるが、その高さはバンド11の厚みと同じである必要はない。
〔3−3.第1部材のバンドへの取付〕
図8、図9は、第1取付部材20およびボタンユニット30の6時側バンド11への取付態様を示す。このバンド11の表面側には第1取付部材20が配置され、腕に接触する側であるバンド11の裏面側にはボタンユニット30が配置され、これら第1取付部材20とボタンユニット30との間にバンド11が介装される。なお、第1取付部材20とボタンユニット30とは、締結時のバンドの長さに応じて選択された所定の係合孔111の位置でバンド11に取り付けられる。
この第1取付部材20およびボタンユニット30をバンド11に取り付ける際は、図8に示すように所定の係合孔111に突起33を挿入し、両方の係合ボタン321,321をバンド11の幅方向内側に押し込んだ状態で側壁21,21間にボタンユニット30を配置し、図9のように、側壁21の開口部211から係合ボタン321を突出させる。
ここで、バンド11は第1取付部材20とボタンユニット30との間に挟まれており、第1取付部材20とボタンユニット30との間で突起33が係合孔111に挿入されているため、突起33は係合孔111から抜け出ず、第1取付部材20およびボタンユニット30に対するバンド11の平面位置が決まる。すなわち、第1取付部材20およびボタンユニット30がバンド11の所定位置に固定されることになる。
なお、第1取付部材20およびボタンユニット30のバンド11への取付位置を調整する際には、係合ボタン321,321を側壁21,21の内側に押し込んで開口部211から外す。そして、突起33をバンド11に形成された他の係合孔111に挿入してから、係合ボタン321,321を押し込んで開口部211から突出させればよい。
〔4.第2部材の構成〕
次に、12時側バンド12(図3)に取り付けられる第2部材3Bの構成を説明する。
図10は、第2部材3Bの分解斜視図である。第2部材3Bは、12時側バンド12に取り付けられる断面略コ字状の第2取付部材40と、ばね棒50とを有して構成されている。
ばね棒50は、バンド12の端部の革が巻かれて形成された孔121に挿通される筒体51と、筒体51の両端部にそれぞれ挿入され筒体51内部のばねによって筒体51の端部から出没自在とされた棒状部材52,52とを有している。
第2取付部材40は、バンド12の幅方向両側でバンド12の厚み方向にほぼ沿ってそれぞれ起立する側壁41,41と、これらの側壁41,41間をバンド12の裏面側で連結する底部42と、ばね棒50が取り付けられるばね棒取付部43,43とを有して断面略コ字状に形成されている。
側壁41とばね棒取付部43との間には、側壁41の内側に突出する段差状の当接部44が形成されている。
各側壁41には、前述のボタンユニット30(図9)の係合ボタン321が挿入される係合凹部411が形成されている。この係合凹部411は、側壁41においてばね棒取付部43から離間した位置に形成されている。
ここで、側壁41,41の内側面間の寸法は、ばね棒取付部43,43の内側面間の寸法よりも大きく、かつ第1取付部材20(図9)の側壁21,21の内側面間の寸法よりも若干大きくなっている。なお、各側壁41は、バンド11,12の締結時、前述の第1取付部材20(図9)の側壁21の外側に配置される。また、バンド12の長さ方向における側壁41の寸法は、バンド11の長さ方向における第1取付部材20(図9)の寸法よりも所定寸法大きくなっている。
各ばね棒取付部43には、ばね棒50の棒状部材52が係止される孔431が形成されており、ばね棒取付部43,43の内側面間の寸法は、バンド12の幅と略同程度とされている。
図11は、第2取付部材40をばね棒50によってバンド12に取り付けた状態を示す。第2取付部材40をバンド12に取り付ける際は、バンド12の孔121(図10)にばね棒50を通し、棒状部材52,52を筒体51の内部に没入させた状態でばね棒50の両端側に第2取付部材40のばね棒取付部43,43を配置し、各棒状部材52をそれぞればね棒取付部43の孔431に係止させる。
〔5.中留によるバンドの締結操作〕
次に、図12、図13を参照し、中留3でバンド11,12を締結して時計1を腕(装着対象)に装着する操作について説明する。
図12は、6時側バンド11を長さ方向(矢印方向)に沿ってスライドさせる状態を示す。この図12に示すように、6時側バンド11の端部を12時側バンド12の表面に載せ、第1取付部材20を軽く押さえながら6時側バンド11を12時側バンド12側にスライドさせる。これにより、6時側バンド11と12時側バンド12とが相対的に反対側にスライドされる。なお、第2取付部材40の底部42にボタンユニット30の底面を載せるようにするとスライドさせ易い。
このように6時側バンド11を12時側バンド12に対してスライドさせていくと、第1部材3Aと第2部材3Bとが近接し、図13に示すように、係合ボタン321が第2取付部材40の係合凹部411に側壁41の内側から係合され、これによってバンド11,12は締結される。
ここで、バンド11のスライド操作により、係合ボタン321の斜面321Aが側壁41の端部に当たり、バンド11の長さ方向に作用する力の分力によって係合ボタン321がバンド11の幅方向内側に押されるので、当該係合ボタン321は側壁41の係合凹部411に円滑に案内される。
このように係合ボタン321が係合凹部411に係合された状態において、係合ボタン321は第2取付部材40の側壁41の外側に突出していない。また、係合ボタン321の立ち上がり部321B(図12)は、バンド11の長さ方向に対して略直角となっている。
図14を参照し、バンド11,12の締結を解除する操作を説明する。バンド11,12の締結を解除する際は、12時側バンド12を押さえつつ、6時側バンド11をバンド11,12が締まる方向、すなわち図12に示した締結時と同じスライド方向に、第1取付部材20の側壁21が当接部44に当たるまでスライドさせる。なお、係合ボタン321が係合凹部411に係合された状態において、第1取付部材20の側壁21の端部と第2取付部材40の当接部44とが離間しており、この離間した寸法分、バンド11,12がスライド可能とされている。
このバンド11,12同士のスライドに伴って第1取付部材20と第2取付部材40とが相対移動し、係合ボタン321,321が係合凹部411から外れることにより、少しのスライド量でバンド11、12を離間させることができる。
ここで、バンド11のスライド操作により、係合ボタン321の斜面321Aが係合凹部411の周縁部に当たり、バンド11の長さ方向に作用する力の分力によって係合ボタン321がバンド11の幅方向内側に押されるので、係合ボタン321が係合凹部411から外れ易くなる。
〔6.本実施形態の効果〕
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
(1)時計バンド11,12の中留3は、バンド11,12の所定位置にそれぞれ取り付けられる第1部材3Aと第2部材3Bとを備え、バンド11,12を締める方向にスライドさせるだけで、係合ボタン321が係合凹部411に係合してバンド11,12の装着が終了するので、バンド装着の都度、所望のバンド長さで、バンド11,12の締結操作を簡単に行うことができる。
また、係合ボタン321が係合凹部411に係合された状態からバンド11,12を更にスライドさせることにより、バンド11,12の締結を解除する操作も簡単に行うことができる。
そのうえ、バンド11,12をスライドさせるだけで、締結および締結解除の操作が可能であり、バンド11,12に部分的に負荷が掛からないため、バンド11,12の耐久品質を向上させることができる。
(2)第1取付部材20とボタンユニット30との間に6時側バンド11が介装され、第1取付部材20とボタンユニット30との間で突起33がバンド11の係合孔111に挿入されることにより、第1取付部材およびボタンユニットをバンドの所定位置に確実に取り付けることが可能となる。
(3)係合ボタン321の斜面321Aを介した分力により、バンド11,12の締結時には係合ボタン321が係合凹部411に円滑に挿入され、バンド11,12の締結解除時には係合ボタン321が係合凹部411から外れ易くなる。これにより、バンド11,12のスライド操作をより容易に行うことができる。
(4)係合ボタン321の立ち上がり部321Bがバンド11,12のスライド方向に対して略直角に形成されているため、バンド11,12を装着した状態で時計1を携帯する際などにバンド11,12に引っ張り力が作用しても、係合ボタン321が係合凹部411から外れない。
(5)係合ボタン321が係合凹部411に係合された状態において、係合ボタン321が第2取付部材40の側壁の外側に突出していないので、側壁41の外側から係合ボタン321が不用意に押されて係合凹部411から外れることを防止できる。また、このような構成により、係合ボタン321の先端部で衣服の袖口等を傷めることも防止できる。
(6)第1取付部材20の側壁21に当接部44が形成され、この当接部44がバンド11,12をスライドさせて締結を解除する際の度当たりとなるため、バンド11,12の締結解除の操作が一層容易となる。
(7)6時側バンド11を12時側バンド12に載せ、6時側バンド11を12時側バンド12側にスライドさせることにより、片手で簡単にバンド11,12の締結操作を行うことができる。
(8)第2部材3Bは、第2取付部材40とばね棒50とに分解できるので、バンド12を容易に交換することができる。
[本発明の変形例]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、各種の改良および変形が可能である。
図15は、本発明の変形例に係る第2取付部材40´を示す。前記実施形態では、係合ボタン321に斜面321Aが形成されていたが、このような斜面が形成されるのは、図15に示すように、第2取付部材40´の側壁41であってもよい。
図16は、本発明の他の変形例に係る第2取付部材40”を示す。図16に示すように、係合ボタン321と第2取付部材40”の側壁41との両方に、斜面が形成されていてもよい。図15に示した第2取付部材40´の各側壁41にはそれぞれ、斜面としてのテーパ面412が形成されており、図16に示した第2取付部材40”の各側壁41にはそれぞれ、斜面としてのテーパ面412,413が形成されている。この点を除いて、第2取付部材40´、40”は、前述の第2取付部材40(図11)と同様に構成されている。
テーパ面412は、側壁41の係合凹部411におけるばね棒取付部43とは反対側の端部から、側壁41の端部にかけて形成されている。また、テーパ面413は、テーパ面412と同じ側に傾斜し、係合凹部411のばね棒取付部43側の端部からばね棒取付部43に向かって形成されている。
バンド締結時には、テーパ面412を介した分力により、係合ボタン321(図12)が押されるため、係合ボタン321を係合凹部411に容易に係合させることができる。そして、バンドの締結解除時には、テーパ面413を介した分力により、係合ボタン321(図12)が押されるため、係合ボタン321を係合凹部411から容易に外すことができる。
また、前記各実施形態において、バンド11の係合孔111に挿入される突起33はボタンユニットに設けられていたが、これに限らず、第1取付部材の連結部にこのような突起が形成されていてもよい。
本発明において、バンド等の被締結部材に孔が形成されていることと、この孔に挿入される突起を第1取付部材またはボタンユニットが有していることは必須構成ではないが、このように突起が孔に挿入される構成とすることにより、第1取付部材およびボタンユニットを一方の被締結部材に容易にかつ確実に固定することができる。
前記各実施形態では、ボタンユニット枠31の底面から立ち上がるストッパ312によってボタン部材32をボタンユニット枠31に係止していたが、このようなストッパ312の代わりに、例えば、ボタンユニット枠31からボタン部材32の貫通孔325に突出するように設けられたねじなどによって、ボタン部材32をボタンユニット枠31に係止してもよい。
なお、本発明の締結具は、スライド可能な被締結部材同士を締結する各種用途に利用できる。前記各実施形態のバンド11,12は外装ケース2にそれぞれ設けられた別部材であったが、これに限らず、バンド11,12は繋がった一つの部材であってもよい。
また、前記各実施形態では、時計バンドに適用された締結具としての中留を示したが、本発明の締結具は各種の装身具にも適用できる。
ここで、装身具としては、腰や腕などに巻くベルトやバンド、首に巻くチョーカー、衣服の留め具などが挙げられる。このほか、本発明の締結具は、鞄、袋物、履物などの各種物品にも適用できる。
さらに、本発明の締結具は2つの被締結部材同士を締結するが、複数の締結具を使用することによって3つ以上の被締結部材を締結することが可能となる。例えば、円弧状などの3つ以上の部品でブレスレットタイプの時計バンドが構成される場合などは、隣合う部品と部品とを本発明の締結具で締結することが可能となる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る時計および時計バンドを示す側面図。 前記実施形態における時計バンドの中留を示す斜視図。 前記実施形態の中留が備える第1部材と第2部材とを外した状態を示す図。 前記第1部材が有する第1取付部材の斜視図。 前記第1部材が有するボタンユニットの斜視図。 前記ボタンユニットの内部を示す図。 前記ボタンユニットの一部断面側面図。 第1取付部材およびボタンユニットの6時側バンドへの取付態様を示す図。 第1取付部材およびボタンユニットが6時側バンドに取り付けられた状態を示す図。 前記第2部材の分解斜視図。 前記第2部材を12時側バンドに取り付けた状態を示す図。 前記実施形態の中留におけるバンドの締結操作を示す図。 前記実施形態の中留によってバンドが締結された状態を示す図。 前記実施形態の中留におけるバンドの締結解除の操作を示す図。 本発明の変形例に係る第2取付部材を示す図。 本発明の他の変形例に係る第2取付部材を示す図。
符号の説明
1・・・時計、2・・・外装ケース、3・・・中留(締結具)、3A・・・第1部材、3B・・・第2部材、11・・・6時側バンド(一方の被締結部材)、12・・・12時側バンド(他方の被締結部材)、20・・・第1取付部材、21・・・側壁、22・・・連結部、30・・・ボタンユニット、31・・・ボタンユニット枠、32・・・ボタン部材、33・・・突起、40,40´,40”・・・第2取付部材、41・・・側壁、42・・・底部、44・・・当接部、50・・・ばね棒、111・・・係合孔、211・・・開口部、321・・・係合ボタン(ボタン)、321A・・・斜面、321B・・・立ち上がり部(略直角に形成された部分)、411・・・係合凹部、412・・・テーパ面(斜面)、413・・・テーパ面(斜面)。

Claims (13)

  1. 2つの被締結部材にそれぞれ配設される第1部材と第2部材とを備え、前記被締結部材同士が相対的に反対側にスライドされた際に前記第1部材と前記第2部材とが係合することにより結合する締結具であって、
    前記第1部材は、
    前記一方の被締結部材における前記スライドされる方向と交差する方向の両側にそれぞれ設けられ開口部が形成された側壁と、これらの側壁を連結する連結部とを有する第1取付部材と、
    前記第1取付部材の側壁の内側から外側へと付勢されるボタンを有し、前記ボタンが前記開口部を貫通することにより、前記第1取付部材との間に前記一方の被締結部材を挟むボタンユニットと、を備え、これらの前記第1取付部材および前記ボタンユニットは、前記一方の被締結部材の所定位置に取り付けられ、
    前記第2部材は、
    前記他方の被締結部材における前記スライドされる方向と交差する方向の両側にそれぞれ設けられて当該被締結部材の所定位置に取り付けられる側壁を有する第2取付部材を備え、
    前記第2取付部材の側壁は、前記被締結部材同士がスライドされた際に当該側壁の内側から前記ボタンが係合される係合凹部を有し、
    前記ボタンが前記係合凹部に係合された状態において、当該ボタンが前記係合凹部に係合される際のスライド方向と同じ方向に、前記被締結部材が更にスライド可能とされている
    ことを特徴とする締結具。
  2. 請求項1に記載の締結具において、
    前記ボタンおよび前記第2取付部材の側壁の少なくとも一方には、前記被締結部材同士のスライドにより前記ボタンと前記第2取付部材の側壁とが当接した際に前記第1取付部材の側壁の内側に向かって分力が作用する方向に傾斜する斜面が形成されている
    ことを特徴とする締結具。
  3. 請求項1または2に記載の締結具であって、
    前記ボタンにおける前記被締結部材のスライド方向で前記第2部材側とは反対側の端部は、前記スライド方向に対して略直角に形成されている
    ことを特徴とする締結具。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の締結具において、
    前記ボタンは、前記係合凹部に係合された状態で前記第2取付部材の側壁の外側に突出していない、または略突出していない
    ことを特徴とする締結具。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の締結具において、
    前記第2取付部材は、前記被締結部材同士のスライドにより前記ボタンが前記係合凹部から外れた際に前記第1取付部材の側壁に当接される当接部を有し、
    前記当接部は、前記第2取付部材の側壁の内側に突出するように形成されている
    ことを特徴とする締結具。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の締結具において、
    前記一方の被締結部材は、当該被締結部材の装着対象に装着される際に前記ボタンユニットの前記装着対象とは反対側に配置され、
    前記被締結部材同士は、前記一方の被締結部材を前記他方の被締結部材に載せた状態でスライドされる
    ことを特徴とする締結具。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の締結具において、
    前記第1部材の連結部、および前記ボタンユニットの一方は、他方に向かって突出する突起を有し、
    前記突起は、前記一方の被締結部材に形成された孔に挿入される
    ことを特徴とする締結具。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の締結具において、
    前記第2部材は、筒体に挿入された棒状部材がばねにより出没自在とされたばね棒を有し、
    前記第2取付部材の側壁は、前記ばね棒によって前記他方の被締結部材に取り付けられている
    ことを特徴とする締結具。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の締結具を備えた
    ことを特徴とする長尺体。
  10. 請求項9に記載の長尺体を備えた
    ことを特徴とする携帯機器。
  11. 請求項9に記載の長尺体を備え、
    前記長尺体は、時計の外装ケースに連結されている
    ことを特徴とする時計。
  12. 請求項11に記載の時計において、
    前記長尺体は、時計バンドである
    ことを特徴とする時計。
  13. 請求項9に記載の長尺体を備え、この長尺体により装着される
    ことを特徴とする装身具。
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