JP2005000213A - 紐状体の留め具、および、紐状体の留め付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】雄部材2は、操作頭部20に続いて通し穴24の形成された中間部21を有し、中間部21に続き筒状をなす付勢部材3の収納部22を有し、この収納部22の開放端部に左右一対の脚部23、23を有している。雌部材1には、雄部材2の一対の脚部23、23間に位置して雄部材2の収納部22の内奥部22aとの間で付勢部材3を挟み込む付勢部材3の支持部11が形成されている。雄部材2の一対の脚部23、23にそれぞれ、留め具Tを使用対象物Mに係留させるように使用対象物Mに備え付けられる易操作用紐状体W’の挿通穴28が形成してある。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の物品に備えられる絞り紐や引き締め紐などの紐状体に対し、こうした紐状体におけるこうした紐状体が備えられた各種物品から引き出された部分に、その長さ方向に沿って移動可能で、かつ、所望の移動位置でこの紐状体に留め付くように取り付けられて用いられる留め具の改良、および、かかる留め具を含んで構成されるかかる紐状体の留め付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダー状部と、ピストン状部と、このピストン状部を付勢するバネとを備え、バネの付勢に抗してピストン状部を押し込んだ状態において連通し合うシリンダー状部の透孔とピストン状部の貫通孔とに挿し通された締ひもにこの押し込みを解くことによってバネの付勢力により留め付く係止装置として、特許文献1に示されるものがある。
【0003】
かかる係止装置にあってはまた、ピストン状部の下部辺に突出片が形成されていると共に、この突出片に引ひもの係合孔が設けられており、この係合孔に引ひもの一端を挿通した突出片をバネ内に入れ込ませた後、これをシリンダー状部内に挿入するようにしている。
【0004】
これにより、引ひもの引っ張りによってもピストン状部をバネの付勢に抗してシリンダー状部内に引き込ませることができ、この引っ張りによっても締ひもに対する係止装置の留め付けの解除が可能となっている。
【0005】
【特許文献1】
実公平5−2090号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献1記載の係止装置にあっては、かかる装置の使用される物品の製造の現場において、この装置自体のアッセンブリーもせざるを得ないものであった。すなわち、かかる装置は、前記係合孔に引ひもの一端を挿通した突出片をバネ内に入れ込ませた後、これをシリンダー状部内に挿入することによって初めてアッセンブリーができるものであるため、かかる装置の使用される物品の製造者などのユーザーにかかる装置のアッセンブリーも委ねざるを得ないものであり、こうしたユーザーに完成品としてかかる装置を提供することができないものであった。
【0007】
また、かかる装置にあっては、前記引ひもの一端が挿通される突出片が前記バネ内に入れ込まれる構造を採用しているため、かかるバネを小径化し難いものであり、このため装置自体のコンパクト化に限界を有するものであった。
【0008】
そこでこの発明は、この種の紐状体の留め具、および、この留め具を含んで構成される紐状体の留め付け構造において、留め具を構成する各部材を予め組み合わせた状態から、この留め具を構成する雄部材に対し、緊張させることによりこの雄部材を雌部材内に引き込む向きに移動させて紐状体(特許文献1における締ひもに相当する。)への留め付けを解除させる易操作用紐状体(特許文献1における引ひもに相当する。)を容易かつ適切に接続できるようにすると共に、かかる留め具をできる限りコンパクトに構成できるようにすることを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明あっては、紐状体の留め具が以下の(1)〜(8)の構成を備えたものとした。
(1)筒状をなす雌部材と、
(2)この雌部材の筒軸方向に沿って移動可能な状態でこの雌部材内に入れ込まれた雄部材と、
(3)雄部材を、雌部材の開放された筒一端からこの雄部材の操作頭部を突き出させる向きに付勢する付勢部材とを備えていると共に、
(4)雌部材と雄部材とには、付勢部材の付勢に抗した雄部材の所定の押し込み位置において連通し合って、紐状体を雌部材の筒軸方向に交叉する向きにして通し抜けさせる通し穴が設けられており、
(5)このように紐状体を通し抜けさせた状態から雄部材の押し込みを解くことによって付勢部材の付勢により紐状体に留め付け力を作用させる留め具であって、
(6)雄部材は、操作頭部に続いて通し穴の形成された中間部を有し、この中間部に続き筒状をなす付勢部材の収納部を有し、さらに、この収納部の開放端部に左右一対の脚部を有しており、
(7)雌部材には、雄部材の一対の脚部間に位置して雄部材の収納部の内奥部との間で付勢部材を挟み込むこの付勢部材の支持部が形成されており、
(8)しかも、雄部材の一対の脚部にそれぞれ、留め具を使用対象物に係留させるようにこの使用対象物に備え付けられる易操作用紐状体の挿通穴が形成してある。
【0010】
かかる構成によれば、雄部材の操作頭部側が付勢部材の付勢によって雌部材の筒一端からもっとも突き出されている状態から、この付勢に抗して操作頭部を利用して雄部材を雌部材内に押し込むことにより、雌部材の通し穴と雄部材の通し穴とが紐状体を抵抗なく通し抜け出きるように連通し合った状態を作り出すことができる。そして、この雄部材の押し込み状態において連通し合った雌部材の通し穴と雄部材の通し穴とに紐状体を挿通させることにより、紐状体を雌部材の筒軸方向に交叉する向きして留め具に挿し通すことができる。
【0011】
このように留め具に紐状体を挿し通した後、雄部材の押し込み操作を止めると、付勢部材の付勢によって雄部材はその通し穴を雌部材の通し穴と連通させ合わせないように、つまり雄部材の通し穴と雌部材の通し穴とを段違いとするように移動されることから、前記のように挿し通された紐状体は段違いとなった通し穴の穴縁部で挟み付けられ、紐状体に対して留め具が留め付けられる。
【0012】
このように紐状体に留め具が留め付けられた状態は、操作頭部を利用して雄部材を雌部材内に押し込むことにより再び解かれ、このように操作頭部を押し込ませた状態において、紐状体の長さ方向に沿って所望の位置まで留め具を移動させることが可能とされる。所望の位置まで留め具を移動させた後、再び雄部材の押し込み操作を止めることにより、この所望の位置において再び紐状体に留め具を留め付けさせることができる。
【0013】
また、かかる留め具にあっては、易操作用紐状体の挿通穴が雄部材の脚部に形成されていることから、留め具の使用対象物に備え付けられた易操作用紐状体をこの挿通穴を利用して雄部材に取り付けることができ、この易操作用紐状体の取り付けによってこの易操作用紐状体を介して留め具を使用対象物に係留させるようにすることができる。
【0014】
そしてこれにより、第一に、この易操作用紐状体を引っ張ることによっても紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体は雄部材に対し操作頭部と反対の脚部において取り付けられていることから、この易操作用紐状体を引っ張ることにより、付勢部材の付勢に抗する向きに雄部材を移動させることができ、この移動により紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。
【0015】
また、第二に、この易操作用紐状体を緊張させる向きに紐状体を引っ張ることによっても紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体は雄部材に対し操作頭部と反対の脚部において取り付けられていることから、この易操作用紐状体を緊張させる向きに紐状体を引っ張ることによっても、付勢部材の付勢に抗する向きに雄部材を移動させることができ、この移動により紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。
【0016】
かかる留め具にあっては、付勢部材が雄部材の収納部の内奥部と雌部材の支持部との間に挟み込み状に納められており、易操作用紐状体はこの支持部を間に納めてこの支持部の先に入り込むようになっている雄部材の一対の脚部に形成されている挿通穴に通されるようになっていることから、留め具をアッセンブリーした後に、この留め具を構成する雄部材に易操作用紐状体を適切に取り付けることができる。また、付勢部材の納められている箇所にはこの易操作用紐状体は入り込まないことから、付勢部材をコンパクト化することができ、これにより、留め具全体をコンパクトに構成させることができる。
【0017】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の紐状体の留め具における雌部材の支持部によって雌部材の内部空間が二つに仕切られたようになっていると共に、
雄部材の操作頭部の突き出し側と反対の側にある雌部材の筒他端とこの支持部の形成箇所との間にある雌部材の側部における対向位置にそれぞれ、易操作用紐状体の挿通穴が形成してあることを特徴としている。
【0018】
かかる構成によれば、雌部材の挿通穴を通じて雌部材内に組み込まれている雄部材の一対の脚部に形成された挿通穴に易操作用紐状体を容易に挿し通すことができる。
【0019】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の紐状体の留め具における雌部材の挿通穴が少なくとも雌部材の筒軸方向において易操作用紐状体の太さよりも穴幅を広くするように構成してあることを特徴としている。
【0020】
かかる構成によれば、易操作用紐状体が緊張した場合に、この雌部材の挿通穴の穴幅の範囲内において雄部材を雌部材内に引き込む向きに円滑に移動させることができ、この雄部材の移動によって紐状体と留め具との留め付けを適切に解除させることができる。
【0021】
また、請求項4記載の発明にあっては、紐状体の留め付け構造が、以下の(1)〜(3)の構成を備えたものとした。
(1)請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状体の留め具と、
(2)この留め具の使用対象物に備えられるこの留め具の留め付けられる紐状体と、
(3)雄部材の挿通穴又は雄部材の挿通穴と雌部材の挿通穴とに通されると共に、紐両端を使用対象物に止着された易操作用紐状体とを備えている。
【0022】
かかる構成によれば、第一に、この易操作用紐状体を引っ張ることによっても紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体は雄部材に対し操作頭部と反対の脚部において取り付けられていることから、この易操作用紐状体を引っ張ることにより、付勢部材の付勢に抗する向きに雄部材を移動させることができ、この移動により紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。
【0023】
また、第二に、この易操作用紐状体を緊張させる向きに紐状体を引っ張ることによっても紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体は雄部材に対し操作頭部と反対の脚部において取り付けられていることから、この易操作用紐状体を緊張させる向きに紐状体を引っ張ることによっても、付勢部材の付勢に抗する向きに雄部材を移動させることができ、この移動により紐状体に対する留め具の留め付け状態を解除させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図16に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0025】
なお、ここで図1は、実施の形態にかかる留め具Tの使用状態の一例および実施の形態にかかる紐状体Wの留め付け構造Kの一例を示しており、また、図2および図3は、紐状体Wに留め具Tが留め付けられた状態をそれぞれ示している。また、図4は、紐状体Wの留め付けを解いた状態を示している。
【0026】
また、図5および図6は、かかる留め具Tを一部を破断させた状態としてそれぞれ示しており、図5に対して図6は90度異なる位置からかかる留め具Tを視た状態として示している。
【0027】
また、図7ないし図10は、留め具Tを構成する雌部材1を、図11ないし図14は、留め具Tを構成する雄部材2を、それぞれ示している。
【0028】
また、図15は、留め具Tを構成する各部材を分離した状態として、図16は、これらの要部を断面にした状態として示している。
【0029】
この実施の形態にかかる紐状体Wの留め具Tは、かばん類や袋物の開口縁部を巡るように備えられた絞り紐や、衣服のフードの開放部を巡るように備えられた絞り紐や、ウエストバンドとして用いられる引き締め紐、手袋やブーツなどの履き口部を巡るように備えられた絞り紐などの紐状体Wに対し、こうした紐状体Wにおけるこうした紐状体Wが備えられた各種物品から引き出された部分Waに、その長さ方向に沿って移動可能で、かつ、所望の移動位置でこの紐状体Wに留め付くように取り付けられて用いられるものである。
【0030】
また、この実施の形態にかかる紐状体Wの留め付け構造Kは、かかる紐状体Wの留め具Tを含んで構成されるものであって、こうした紐状体Wにおける各種物品から引き出された部分Waの寸法を、この引き出し部分に対する留め具Tの留め付け位置を変えることにより変えて、こうした紐状体Wの巡らされた各所物品の開口などを引き絞ったり、開き出させたりするためなどに用いられる構造である。
【0031】
紐状体Wとしては、丸紐、平紐、各種のコードの他、いわゆるテープなどとも称される帯状体などを予定しており、本明細書における紐状体Wはこれらをすべて含む概念である。
【0032】
かかる留め具Tは、雌部材1と、雄部材2と、付勢部材3とを備えている。
【0033】
(雌部材1)
雌部材1は、筒状をなすように構成されている。
【0034】
図示の例にあっては、かかる雌部材1は、その筒軸に直交する向きの断面において、断面外郭形状および断面内郭形状をいずれも、ほぼ楕円形状とするように構成されている。すなわち、雌部材1は、幅狭側と幅広側とを持った扁平筒状をなすように構成されている。
【0035】
また、図示の例にあっては、かかる雌部材1の筒一端10は、完全に解放されており、この筒一端10からその内部に後述するように雄部材2が入れ込まれるようになっている。
【0036】
また、この雌部材1内には、後述する雄部材2の一対の脚部23、23間に位置して雄部材2の収納部22の内奥部22aとの間で付勢部材3を挟み込むこの付勢部材3の支持部11が形成されている。
【0037】
図示の例にあっては、かかる支持部11は、雌部材1の筒一端10と筒他端との間にあって、この雌部材1の内部空間を二つに仕切るようにして設けられている。
【0038】
具体的には、かかる支持部11は、雌部材1の筒軸に直交する向きの両面を備えると共に、両端をそれぞれ雌部材1の幅狭側の内壁に一体に接合させた細長い板状体として構成されている。
【0039】
また、かかる支持部11における長さ方向に沿った縁部の一方と雌部材1の幅広側の内壁の一方との間と、かかる支持部11における長さ方向に沿った縁部の他方と雌部材1の幅広側の内壁の他方との間にはそれぞれ、支持部11によっていわば仕切られた雌部材1の内部空間の一方と他方とを連通させる連通部12が形成されており、雌部材1の前記筒一端から脚部23の側を先にしてこの雌部材1内に入れ込まれる雄部材2は、この連通部12、12の一方に一対の脚部23、23の一方を入り込ませ、かつ、この連通部12、12の他方に一対の脚部23、23の他方を入り込ませるようになっている。
【0040】
図示の例にあっては、雌部材1の筒他端には、この筒他端から前記支持部11の全体を覗き込める大きさの細長い開口13が形成されており、雌部材1をプラスチック材料から射出成型によって形成するようにした場合に、この開口13を利用して抜き出される型によって支持部11を成形できるようにしてある。また、図示の例にあっては、支持部11は、雌部材1の筒他端に臨んだ側において、この支持部11の端部に等辺の一方を、また、雌部材1の幅狭側の内壁に等辺の他方を、それぞれ一体に接合させた二等辺三角形状をなすサポート板体14によって、この雌部材1の筒他端に臨んだ側において支えられるようになっている。
【0041】
かかる雌部材1における幅広側の側部のうち筒一端10と支持部11との間にある両側部にそれぞれ、付勢部材3の付勢に抗した雄部材2の所定の押し込み位置においてこの雄部材2に形成された通し穴24と連通し合って、紐状体Wを雌部材1の筒軸方向に交叉する向きにして通し抜けさせる通し穴15が設けられている。
【0042】
図示の例では、かかる通し穴15は、雌部材1の筒軸方向にある側を短寸側とし、かつ、この筒軸に直交する方向にある側を長寸側としたほぼ楕円形の貫通穴として構成されている。
【0043】
また、図示の例にあっては、かかる雌部材1における幅広側の側部のうち筒他端と支持部11との間にある両側部にそれぞれ、後述する操作用紐状体Wの挿通穴16が形成してある。
【0044】
図示の例では、かかる挿通穴16は、雌部材1の筒軸方向にある側を短寸側とし、かつ、この筒軸に直交する方向にある側を長寸側とした長方形状の貫通穴として構成されている。
【0045】
(雄部材2)
雄部材2は、前記雌部材1の筒軸方向に沿って移動可能な状態でこの雌部材1内に入れ込まれるように構成されている。
【0046】
図示の例では、かかる雄部材2は、雌部材1の筒軸方向に沿って移動可能とされる軸状の外観を有するように構成されている。すなわち、図示の例にあっては、雄部材2は、その軸線に直交する向きの断面外郭形状を、雌部材1の前記断面内郭形状に倣った楕円形状であって、この雌部材1の断面内郭形状となる楕円形よりもやや小径の楕円形とするように構成されている。
【0047】
かかる雄部材2は、操作頭部20と、中間部21と、収納部22と、一対の脚部23、23とを、操作頭部20、中間部21、収納部22、脚部23の順で一体に備えている。そして、雌部材1の筒一端10から脚部23の側を先にしてこの雌部材1内に入れ込まれるように構成されている。
【0048】
操作頭部20は、後述するように前記付勢部材3の付勢によって雌部材1の筒一端10から常時外方に突き出すようになっている。
【0049】
中間部21に、紐状体Wの通し穴24が形成されている。図示の例では、かかる通し穴24は、雄部材2の軸線方向にある側を短寸側とし、かつ、この軸線に直交する方向にある側を長寸側とした長方形状の貫通穴として構成されている。
【0050】
そして、この雄部材2の通し穴24が雌部材1の通し穴15に連通し合う位置まで、付勢部材3の付勢に抗して雄部材2を雌部材1内に押し込ませることにより、このように連通し合う通し穴15、24を通じて、紐状体Wを雌部材1の筒軸方向に交叉する向きにして通し抜けさせることができるようになっている。
【0051】
なお、図示の例にあっては、中間部21の通し穴24における収納部22側にある穴縁部に、雌部材1内への雄部材2の入れ込みに伴って雌部材1の通し穴15における筒一端10側にある穴縁部に掛合される抜け止め突部25が形成されている。すなわち、図示の例では、この入れ込みに伴ってこの抜け止め突部25が雌部材1の幅広側の内壁部に押しつけられて主として雌部材1側を一旦弾性変形させた後、この抜け止め突部25が雌部材1の通し穴15に入り込んだ雄部材2の入れ込み位置における雌部材1側の弾発によってこの抜け止め突部25が前記のように掛合されて雌部材1と雄部材2との組み合わせ状態が維持されるようになっている。図示の例では、この抜け止め突部25によって、付勢部材3の付勢によって雄部材2は雌部材1の筒一端10から操作頭部20の側を外方に常時突き出させるが、この抜け止め突部25が雌部材1の通し穴15に掛合される位置より先には突き出されないようになっている。(図5)
【0052】
収納部22は、付勢部材3を納める筒状をなすように構成されている。図示の例では、かかる収納部22は、中間部21に筒一端を一体に接合させると共に、筒他端を開放端部そして開放させた短寸の筒状体として構成されている。
【0053】
また、左右一対の脚部23、23は、かかる収納部22の開放端部における対向位置からそれぞれ、雄部材2の軸線に沿って突き出している。
【0054】
図示の例では、中間部21に筒一端を一体に接合させた筒体の筒他端から中間部21の側に向けて雄部材2の幅狭側の両側部においてそれぞれ、この筒体を割り欠く割欠き部26を形成させることにより、前記左右一対の脚部23、23を形成させるようにしている。
【0055】
また、図示の例にあっては、収納部22の内奥部22a、つまり、この収納部22と中間部21との連接箇所における脚部23の側に向けられた面部のほぼ中央に、この脚部23の側に向けて突き出す付勢部材3の組み込み用突部27が形成されている。
【0056】
また、かかる雄部材2の一対の脚部23、23にはそれぞれ、留め具Tをその使用対象物Mに係留させるようにこの使用対象物Mに備え付けられる易操作用紐状体W’の挿通穴28が形成してある。
【0057】
図示の例にあっては、かかる挿通穴28は、脚部23の末端部において、雄部材2の軸線に直交する向きに長く延びるように形成されたスリット状をなす貫通穴として構成されている。
【0058】
図示の例にあっては、雄部材2は収納部22の筒他端を雌部材1の支持部11に突き当てさせる位置まで雌部材1内に押し込めるようになっている。(図4)
【0059】
(付勢部材3)
付勢部材3は、雄部材2を、雌部材1の開放された筒一端10からこの雄部材2の操作頭部20を突き出させる向きに常時付勢する構成を備えている。
【0060】
図示の例では、かかる付勢部材3は、圧縮コイルバネ30として構成されている。そして、図示の例にあっては、かかるバネ30の一端からかかるバネ30の内方に雄部材2の収納部22の内奥部22aに形成された組み込み用突部27が入れ込まれると共に、このバネ30の他端が雌部材1の支持部11におけるこの雌部材1の筒一端10に向けられた面部によって支持されるようにしてあり、この支持部11と雄部材2の収納部22の内奥部22aとの間でバネ30が挟み込まれるようになっている。
【0061】
(機能)
雄部材2の操作頭部20側が付勢部材3の付勢によって雌部材1の筒一端10からもっとも突き出されている状態(図5、図6)から、この付勢に抗して操作頭部20を利用して雄部材2を雌部材1内に押し込むことにより、雌部材1の通し穴15と雄部材2の通し穴24とが紐状体Wを抵抗なく通し抜け出きるように連通し合った状態を作り出すことができる。(図4)そして、この雄部材2の押し込み状態において連通し合った雌部材1の通し穴15と雄部材2の通し穴24とに紐状体Wを挿通させることにより、紐状体Wを雌部材1の筒軸方向に交叉する向きして留め具Tに挿し通すことができる。
【0062】
このように留め具Tに紐状体Wを挿し通した後、雄部材2の押し込み操作を止めると、付勢部材3の付勢によって雄部材2はその通し穴24を雌部材1の通し穴15と連通させ合わせないように、つまり雄部材2の通し穴24と雌部材1の通し穴15とを段違いとするように移動されることから、前記のように挿し通された紐状体Wは段違いとなった通し穴15、24の穴縁部で挟み付けられ、紐状体Wに対して留め具Tが留め付けられる。(図3)
【0063】
このように紐状体Wに留め具Tが留め付けられた状態は、操作頭部20を利用して雄部材2を雌部材1内に押し込むことにより再び解かれ、このように操作頭部20を押し込ませた状態において、紐状体Wの長さ方向に沿って所望の位置まで留め具Tを移動させることが可能とされる。所望の位置まで留め具Tを移動させた後、再び雄部材2の押し込み操作を止めることにより、この所望の位置において再び紐状体Wに留め具Tを留め付けさせることができる。
【0064】
また、かかる留め具Tにあっては、易操作用紐状体W’の挿通穴28が雄部材2の脚部23に形成されていることから、留め具Tの使用対象物Mに備え付けられた易操作用紐状体W’をこの挿通穴28を利用して雄部材2に取り付けることができ、この易操作用紐状体W’の取り付けによってこの易操作用紐状体W’を介して留め具Tを使用対象物Mに係留させるようにすることができる。(図1)
【0065】
そしてこれにより、第一に、この易操作用紐状体W’を引っ張ることによっても紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体W’は雄部材2に対し操作頭部20と反対の脚部23において取り付けられていることから、この易操作用紐状体W’を引っ張ることにより、付勢部材3の付勢に抗する向きに雄部材2を移動させることができ、この移動により紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。
【0066】
また、第二に、この易操作用紐状体W’を緊張させる向きに紐状体Wを引っ張ることによっても紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体W’は雄部材2に対し操作頭部20と反対の脚部23において取り付けられていることから、この易操作用紐状体W’を緊張させる向きに紐状体Wを引っ張ることによっても、付勢部材3の付勢に抗する向きに雄部材2を移動させることができ、この移動により紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。
【0067】
かかる留め具Tにあっては、付勢部材3が雄部材2の収納部22の内奥部22aと雌部材1の支持部11との間に挟み込み状に納められており、易操作用紐状体W’はこの支持部11を間に納めてこの支持部11の先に入り込むようになっている雄部材2の一対の脚部23、23に形成されている挿通穴28に通されるようになっていることから、留め具Tをアッセンブリーした後に、この留め具Tを構成する雄部材2に易操作用紐状体W’を適切に取り付けることができる。また、付勢部材3の納められている箇所にはこの易操作用紐状体W’は入り込まないことから、典型的には、付勢部材3を圧縮コイルバネ30とした場合にあっては、このバネ30を必要最小限の太さとすることができ、留め具T全体をコンパクトに構成させることができる。
【0068】
具体的には、図示の例にあっては、留め具Tを構成する雄部材2の一対の脚部23、23に形成された挿通穴28に帯状をなす易操作用紐状体W’を挿通させた後、この易操作用紐状体W’の両端を使用対象物Mに縫着などして止着させることにより、この易操作用紐状体W’を介して使用対象物Mに留め具Tを係留状に連係させるようにしている。
【0069】
(その他の特徴)
図示の例にあってはまた、雌部材1の支持部11によって雌部材1の内部空間が二つに仕切られたようになっていると共に、
雄部材2の操作頭部20の突き出し側と反対の側にある雌部材1の筒他端とこの支持部11の形成箇所との間にある雌部材1の側部における対向位置にそれぞれ、易操作用紐状体W’の挿通穴16が形成してある。
【0070】
かかる構成によれば、雌部材1の挿通穴16を通じて雌部材1内に組み込まれている雄部材2の一対の脚部23、23に形成された挿通穴28に易操作用紐状体W’を容易に挿し通すことができる。
【0071】
図示の例にあっては、雄部材2の抜け止め突部25が雌部材1の通し穴15における筒一端10側にある穴縁部に掛合された状態(図5)においては、雄部材2の挿通穴28と雌部材1の挿通穴16とは連通し合わないようになっていることから、かかる易操作用紐状体W’の挿通は、付勢部材3の付勢に抗して雄部材2をこの雄部材2の挿通穴28と雌部材1の挿通穴16とが連通し合う位置まで押し込んでなされる。
【0072】
また、図示の例にあっては、雌部材1の挿通穴16が少なくとも雌部材1の筒軸方向において易操作用紐状体W’の太さよりも穴幅を広くするように構成してある。
【0073】
具体的には、図示の例にあっては、雌部材1の挿通穴16におけるこの雌部材1の筒一端10側にある穴縁部と筒他端側にある穴縁部との間の間隔が易操作用紐状体W’の太さより広くなるようになっている。
【0074】
かかる構成によれば、易操作用紐状体W’が緊張した場合に、この雌部材1の挿通穴16の穴幅の範囲内において雄部材2を雌部材1内に引き込む向きに円滑に移動させることができ、この雄部材2の移動によって紐状体Wと留め具Tとの留め付けを適切に解除させることができる。
【0075】
(紐状体Wの留め付け構造K)
以上に説明した紐状体Wの留め具Tと、
この留め具Tの使用対象物Mに備えられるこの留め具Tの留め付けられる紐状体Wと、
雄部材2の挿通穴又は雄部材2の挿通穴と雌部材1の挿通穴16とに通されると共に、紐両端を使用対象物Mに止着された易操作用紐状体W’とによって、こうした紐状体Wを備えた使用対象物Mに下記の機能を備えた紐状体Wの留め付け構造Kが備えさせられる。
【0076】
すなわち、第一に、この易操作用紐状体W’を引っ張ることによっても紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体W’は雄部材2に対し操作頭部20と反対の脚部23において取り付けられていることから、この易操作用紐状体W’を引っ張ることにより、付勢部材3の付勢に抗する向きに雄部材2を移動させることができ、この移動により紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。
【0077】
また、第二に、この易操作用紐状体W’を緊張させる向きに紐状体Wを引っ張ることによっても紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。すなわち、易操作用紐状体W’は雄部材2に対し操作頭部20と反対の脚部23において取り付けられていることから、この易操作用紐状体W’を緊張させる向きに紐状体Wを引っ張ることによっても、付勢部材3の付勢に抗する向きに雄部材2を移動させることができ、この移動により紐状体Wに対する留め具Tの留め付け状態を解除させることができる。
【0078】
例えば、紐状体Wが各種物品の開放部などの絞り紐として機能するものである場合、易操作用紐状体W’の紐両端をこの開放部のやや下方に位置される各種物品の外面部に止着させるようにする。(図1)図1における下方に向けて易操作用紐状体W’を引っ張れば留め具Tを構成する雄部材2は雌部材1内に引き込まれ、また、図1における上方に向けて紐状体Wを引っ張っても易操作用紐状体W’は緊張され同様に留め具Tを構成する雄部材2は雌部材1内に引き込まれる。
【0079】
【発明の効果】
この発明にかかる紐状体の留め具、および、この留め具を含んで構成される紐状体の留め付け構造にあっては、留め具を構成する各部材を予め組み合わせた状態から、この留め具を構成する雄部材に対し、緊張させることによりこの雄部材を雌部材内に引き込む向きに移動させて紐状体への留め付けを解除させる易操作用紐状体を容易かつ適切に接続することができる。
【0080】
また、雄部材の付勢部材は、雄部材の一対の脚部間に位置する雌部材の支持部と雄部材の収納部の内奥部との間に挟み込み状に納められると共に、易操作用紐状体の挿通穴はこの雄部材の脚部に設けられていることから、付勢部材を支障なくコンパクト化することができ、これにより、かかる留め具自体もできる限りコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】留め具Tの使用状態および留め付け構造Kを示した側面構成図
【図2】留め具Tの使用状態を示した側面図(留め付け状態)
【図3】留め具Tの使用状態を示した断面図(留め付け状態)
【図4】留め具Tの使用状態を示した一部破断側面図(留め付けを解いた状態)
【図5】留め具Tの一部破断側面図
【図6】留め具Tの一部破断側面図(図5と90度異なる向き)
【図7】雌部材1の一部破断側面図
【図8】雌部材1の一部破断側面図(図7と90度異なる向き)
【図9】雌部材1の平面図
【図10】雌部材1の底面図
【図11】雄部材2の一部破断側面図
【図12】雄部材2の一部破断側面図(図11と90度異なる向き)
【図13】雄部材2の平面図
【図14】雄部材2の底面図
【図15】留め具Tの分離斜視構成図
【図16】留め具Tの一部破断分離斜視構成図
【符号の説明】
W 紐状体
W’ 易操作用紐状体
M 使用対象物
1 雌部材
10 筒一端
11 支持部
15 通し穴
2 雄部材
20 操作頭部
21 中間部
22 収納部
22a 内奥部
23 脚部
24 通し穴
3 付勢部材
Claims (4)
- 筒状をなす雌部材と、
この雌部材の筒軸方向に沿って移動可能な状態でこの雌部材内に入れ込まれた雄部材と、
雄部材を、雌部材の開放された筒一端からこの雄部材の操作頭部を突き出させる向きに付勢する付勢部材とを備えていると共に、
雌部材と雄部材とには、付勢部材の付勢に抗した雄部材の所定の押し込み位置において連通し合って、紐状体を雌部材の筒軸方向に交叉する向きにして通し抜けさせる通し穴が設けられており、
このように紐状体を通し抜けさせた状態から雄部材の押し込みを解くことによって付勢部材の付勢により紐状体に留め付け力を作用させる留め具であって、
雄部材は、操作頭部に続いて通し穴の形成された中間部を有し、この中間部に続き筒状をなす付勢部材の収納部を有し、さらに、この収納部の開放端部に左右一対の脚部を有しており、
雌部材には、雄部材の一対の脚部間に位置して雄部材の収納部の内奥部との間で付勢部材を挟み込むこの付勢部材の支持部が形成されており、
しかも、雄部材の一対の脚部にそれぞれ、留め具を使用対象物に係留させるようにこの使用対象物に備え付けられる易操作用紐状体の挿通穴が形成してあることを特徴とする紐状体の留め具。 - 雌部材の支持部によって雌部材の内部空間が二つに仕切られたようになっていると共に、
雄部材の操作頭部の突き出し側と反対の側にある雌部材の筒他端とこの支持部の形成箇所との間にある雌部材の側部における対向位置にそれぞれ、易操作用紐状体の挿通穴が形成してあることを特徴とする請求項1記載の紐状体の留め具。 - 雌部材の挿通穴が少なくとも雌部材の筒軸方向において易操作用紐状体の太さよりも穴幅を広くするように構成してあることを特徴とする請求項2記載の紐状体の留め具。
- 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紐状体の留め具と、
この留め具の使用対象物に備えられるこの留め具の留め付けられる紐状体と、
雄部材の挿通穴又は雄部材の挿通穴と雌部材の挿通穴とに通されると共に、紐両端を使用対象物に止着された易操作用紐状体とを備えていることを特徴とする紐状体の留め付け構造。
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