JP3524803B2 - 帯状装身具の中留 - Google Patents

帯状装身具の中留

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JP3524803B2
JP3524803B2 JP04938999A JP4938999A JP3524803B2 JP 3524803 B2 JP3524803 B2 JP 3524803B2 JP 04938999 A JP04938999 A JP 04938999A JP 4938999 A JP4938999 A JP 4938999A JP 3524803 B2 JP3524803 B2 JP 3524803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計バンドやブ
レスレット等の帯状装身具の中留に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具の中留としては、実開昭5
4−41270号公報、及び実開平6−66329号公
報に開示された技術がある。
【0003】実開昭54−41270号公報に開示され
た従来の中留を、図12と図13に示す。錠止機構10
0は、一方のバンド101が通過する本体部102を備
える。本体部102は、断面略凹形状をした枠体であ
る。本体部102と他方のバンド108の間に、本体部
102に対して折り畳み可能な折り畳み部、すなわち下
板105、中板107、および連結枠110が連結され
る。詳しくは、下板105が、本体部102に連結ピン
103を介して回転自在に支持される。下板105のか
かる回転軸近傍には、押圧突起104が形成される。中
板107が、下板105に連結ピン106を介して回転
自在に支持される。そして、連結枠110が、中板10
7に喰付ピン111を介して回転自在に支持され、かつ
他方のバンド108に連結ピン109を介して連結され
る。
【0004】また、折り畳み部105、107、および
110と、本体部102との施錠と解錠とを行うロック
機構として、喰付ピン111と係合片113が開示され
る。詳しくは、折り畳み部を本体部102に対して折り
畳むと、喰付ピン111が本体部102に形成された係
合片113に係脱可能に係合する。このとき、押圧突起
104が一方のバンド101を押圧し、バンド101の
移動を抑止する。ところで、下板105が回動すると、
押圧突起104が一方のバンド101より離間して、バ
ンド101が不用意に移動してしまう。よって、かかる
下板105の回動を抑止する手段も開示される。かかる
手段は、下板105の外縁が、本体部102に形成され
たダボ112を乗り越えることで達成される。よって、
下板105は、図12の上方向へは容易に回動しなくな
る。
【0005】次に、実開平6−66329号公報に開示
された従来の中留を、図14と図15に示す。中留機構
120は、折り畳み部である表カバー124と、本体部
122との施錠と解錠とを行うロック機構を開示する。
中留機構120は、一方のバンド121が挿通される本
体部122と、他方のバンド123に連結される表カバ
ー124と掛止フック125とを備える。本体部122
の底板135より立ち上がる一対の側壁126それぞれ
に、一対の孔126aが対向して穿設される。また、断
面形状矩形の筒体である収納部(ガイドハウジング)1
27内部に、一対のプッシュボタン128と一対のスプ
リング(図示せず)が収納される。一対のプッシュボタ
ン128の押圧部128Aが孔126aから突出するよ
うに、収納部127は本体部122内に収められる。か
くして、プッシュボタン128それぞれが、本体部12
2に滑動可能に配置される。プッシュボタン128は、
弾性手段である前記スプリングによって、本体部122
の外方に付勢される。
【0006】さらに、本体部122は、側板126間に
固定された係合ピン129、および支持ピン130を有
する。係合ピン129には、掛止フック125が引っか
けられる。該支持ピン130には、バンド固定フック1
31が回動可能に取付けられる。バンド固定フック13
1は、側板126にバンド厚み方向に沿って移動可能に
係止される押圧板134を介して、一方のバンド121
を押圧する。よって、一方のバンド121が、本体部1
22に対して任意の位置に固定される。
【0007】表カバー124の裏面には、略T字形をし
たフック部132が突出する。かかるフック部132
は、前記スプリングによって付勢された一対のプッシュ
ボタン128の係合部(図示せず)に係合され、表カバ
ー124と本体部122とが施錠される。また、プッシ
ュボタン128の押圧部128Aを、前記スプリングの
付勢に抗して本体部122の内方に押圧すると、プッシ
ュボタン128の係合部とフック部132とが離間し
て、表カバー124と本体部122とが解錠される。こ
のとき、表カバー124が本体部122に対して自動的
に開くように、表カバー124を開く方向に付勢する撥
ね上げ手段であるコイルスプリング133が設けられ
る。かかるコイルスプリング133は、表カバー12
4、他方のバンド123、およびバンド固定フックを同
軸に連結する連結軸に巻回される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た実開昭54−41270号公報に開示された中留にあ
っては、下記の問題点があったため、容易にバンドの長
さ調整ができなかった。 (1) 係止突片104の押圧のみでは、一方のバンド
101を本体部102に充分に保持できなかった。よっ
て、一方のバンド101が本体部102から不用意に抜
脱することがあった。 (2) 下板105の望ましくない回動を防ぐために、
本体部102の内方にダボ112を形成しなければなら
ない。そのため、ダボ112を形成する加工負荷を要す
るばかりか、ダボ112が本体部102の美観を損ねて
いた。また、ダボ112との係合により、下板105が
傷ついたり、甚だしくは変形してしまった。 (3) 他方のバンド108が湾曲に対して強い反発力
を有する素材から成る場合、かかる反発力に抗して下板
105と中板107を本体部102に折り畳んだ状態に
維持しつつ、連結枠110を枠体102に施錠しなけれ
ばならない。かかる操作は、下板105と中板107を
押さえるのに強い力を要するため、容易ではなかった。
【0009】また、上記した実開平6−66329号に
記載の装身具の中留にあっては、ロック機構に下記の問
題点があった。 (4) 表カバー124を撥ね上げる撥ね上げ手段であ
る、表カバー124と本体部122との間で撓められる
コイルスプリング133が、中留機構120の外方から
視認され、装身具の美観を甚だ損ねていた。 (5) 表カバー124、他方のバンド123、および
バンド固定フックの連結を外さなければ、コイルスプリ
ング133を取り外すことができなかった。よって、表
カバー124の開閉の繰り返しに起因して、コイルスプ
リング133の弾発力が弱くなった場合、コイルスプリ
ング133を新しいものと容易に交換できなかった。
【0010】本発明は、かかる従来の中留の問題点に着
目して成されたものである。本発明の目的とするところ
は、主として下記の通りである。 (1)一方のバンドを本体部に確実に保持させること。 (2)下板の望ましくない回動を防ぐために、加工が容
易で、かつ中留の美観を損ねない手段を提供すること。 (3)折り畳み部と本体部との施錠を容易にすること。 (4)折り畳み部を撥ね上げる撥ね上げ手段として、中
留の美観を損ねない手段を提供すること。 (5)折り畳み部を撥ね上げる撥ね上げ手段として、撥
ね上げる部品の交換が容易な手段を提供すること。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の特徴は、請求項1に記載される通りであ
る。特に、「前記折り畳み部と前記本体部とが施錠され
た状態で、前記フック部が前記本体部に挿通された前記
一方のバンドを前記本体部に押しつけるように押圧する
手段を備えること」を特徴とする。
【0012】かかる構成によって、ロック機構により折
り畳み部と本体部とを施錠すると、プッシュボタンと係
合した折り畳み部のフック部が、一方のバンドを押圧す
る。よって、フック部と本体部との間で一方のバンドが
挟持される。これにより、一方のバンドが本体部から不
用意に抜脱する危険性が削減され、確実に一方のバンド
を本体部に保持することができる。
【0013】また、本発明の別の特徴は、請求項2に記
載される通りである。特に、「前記フック部を前記プッ
シュボタンより離脱する方向に付勢する撥ね上げ手段
を、前記本体部における前記プッシュボタンの裏側に位
置して備えること」を特徴とする。
【0014】かかる構成によって、撥ね上げ手段がプッ
シュボタンに隠されるため、撥ね上げ手段を付設しても
中留の美観を損ねることがない。また、従来のように、
折り畳み部と連関して付設されていないので、折り畳み
部を解体することなく、撥ね上げ手段を容易に交換でき
る。
【0015】また、本発明の別の特徴は、請求項3に記
載される通りである。特に、「前記押圧突起と前記ロッ
ク機構とを当接させることにより、前記押圧突起が前記
一方のバンドを押圧する位置から前記一方のバンドより
離間する位置へ向かう前記下板の2方向の回動のうち、
どちらか一方の回動を抑止する手段を備えること」を特
徴とする。
【0016】かかる構成によって、ロック機構が下板の
回動を抑止する手段と協働する。ロック機構が下板の回
動を抑止する手段を兼ねる。よって、従来のように、下
板の回動を抑止するための部材や加工を、中留に余分に
加える必要が無いため、中留の美観を損ねることがな
い。かつ、部品点数や工数が削減され、容易に、かつ安
価に中留を製造することができる。さらに、押圧突起を
ロック機構に当接させたので、折り畳み部が傷ついた
り、変形したりすることがない。
【0017】また、本発明のさらに別の特徴は、請求項
4に記載される通りである。特に、「前記ロック機構に
よる施錠の前に、前記中板と前記本体部とを係合させる
手段を備えること」を特徴とする。
【0018】かかる構成により、下板と中板を本体部に
折り畳んだとき、中板と本体部とを係合させて、下板と
中板を折り畳んだ状態に容易に維持することができる。
これにより、表カバーを施錠する操作が容易になる。か
かる構成は、他方のバンドが湾曲に対して強い反発力を
有する場合に特に効果を奏する。
【0019】また、ロック機構は、折り畳み部に突設さ
れたフック部と、本体部に滑動可能に取り付けられ、本
体部の外方より押圧可能に配置されるプッシュボタン
と、該プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、プ
ッシュボタンに設けられる係合部と、折り畳み部を本体
部に対して折り畳むと、弾性手段に付勢された係合部が
フック部と係合して、折り畳み部と本体部とが錠止され
る手段とを含むことが好ましい。かかる構成により、折
り畳み部を本体部に対して折り畳むだけで、折り畳み部
と本体部とが錠止されるばかりか、プッシュボタンを本
体部の内方に指圧すれば、折り畳み部と本体部とが容易
に解錠される。
【0020】また、フック部が、本体部にバンドの厚み
方向に沿って移動可能に配置される押さえ板を介して、
一方のバンドを押圧することが好ましい。かかる構成に
より、フック部が一方のバンドを傷つけることが無い。
【0021】また、撥ね上げ手段が、本体部にバンドの
厚み方向に沿って移動可能に配置される押さえ板の表側
に配置されることが好ましい。かかる構成によって、押
さえ板を交換するだけで、撥ね上げ手段を交換すること
ができる。これは、メインテナンス時の撥ね上げ手段の
交換や、撥ね上げ力の変更を容易にする。
【0022】また、フック部が、撥ね上げ手段を介し
て、一方のバンドを押圧する手段を含むことが好まし
い。さらにまた、撥ね上げ手段が、押さえ板の表側に配
置されるバネ部であることが好ましい。
【0023】かかる構成により、フック部がバネ部を撓
ませることにより、撥ね上げるための弾発力がフック部
に付加されると共に、フック部がバネ部と押さえ板を介
して一方のバンドを押圧し、一方のバンドが本体部に保
持される。よって、フック部を撥ね上げる手段が、一方
のバンドを本体部に保持させる手段をも兼ねるため、部
品点数や加工負荷を減らすことができる。また、折り曲
げ加工により、押さえ板にバネ部を一体に加工すれば、
さらに部品点数や工数が削減されるので好ましい。
【0024】また、ロック機構は、プッシュボタンの収
納する収納部材を備え、押圧突起と収納部とを当接させ
る手段を含むことが好ましい。かかる構成により、押圧
突起をロック機構に当接させようとも、 プッシュボタ
ンの滑動を妨げることが無い。よって、ロック機構を安
定して作動させることができる。
【0025】また、下板は裏面に屈曲する屈曲部を備
え、押圧突起と屈曲部双方が一方のバンドを押圧する手
段を含むことが好ましい。かかる構成により、より強固
に一方のバンドを本体部に保持できる。
【0026】また、屈曲部が、本体部にバンドの厚み方
向に沿って移動可能に配置される押さえ板を介して、一
方のバンドを押圧する手段を含むことが好ましい。かか
る構成により、一方のバンドの傷つくことがない。
【0027】また、中板と表カバーとの連結軸の端部を
バンドの幅方向に沿って中板より突出させ、本体部に形
成された凹部、あるいは貫通孔にいずれかに連結軸の端
部を挿入して、中板と本体部とを係合させる手段を含む
ことが好ましい。かかる構成により、中板と表カバーと
の連結軸が、中板と本体部とを係合させる手段を兼ねる
ので、部品点数や加工負荷を減らすことができる。
【0028】また、連結軸がバネ棒であり、バネ棒のピ
ボット部を本体部に係合させる手段を含むことが好まし
い。かかる構成により、中板と本体部とが弾性的に係合
するので、中板と本体部との係合、および係合の解除を
円滑にすることができる。
【0029】また、撥ね上げ手段の弾発力の大きさを調
整する調整手段を含むことが好ましい。このとき、本体
部にバンドの厚み方向に沿って移動可能に配置される押
さえ板を少なくとも2数備え、最も表側に位置する前記
押さえ板に撥ね上げ手段が配置されることが好ましい。
そして、調整手段は、押さえ板の厚みを変更する手段、
または押さえ板の数量を変更する手段のいずれかで達成
される。また、かかる手段は、様々な厚みを有するバン
ドに装着できる中留を実現する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図8に基づいて詳細に説明する。本実施の形態は、
腕時計バンド用の中留である。
【0031】本発明による腕時計バンド用の中留1は、
一方のバンド9が挿通される本体部2と、該本体部2と
他方のバンド10との間に連結され、本体部2に対して
折り畳み可能な折り畳み部5とを備える。そして、該折
り畳み部5が本体部2に対して折り畳まれた状態で、折
り畳部5と本体部2との施錠と解錠とを行うロック機構
3とを備えて構成される。
【0032】図2に示すように、本体部2は表カバー
8、枠体20よりなる。該枠体20は、底板21の両側
に、バンドの幅方向に対向する一対の側壁22が一体に
立設されて成る。また、底板21の表側を向く面、すな
わち、図2における上を向く底面に、二つの凸部21a
がバンドの幅方向に沿って突設される。かかる凸部21
aは、後述で明らかになるように、一方のバンド9の裏
面に凹設した複数の溝9aに係合して、本体部2に対す
る一方のバンド9の位置決めを行う。また、一対の側壁
22それぞれに、窓23、係止孔24、および連結孔2
5がそれぞれ対向して穿設される。さらに図3において
も明示されるように、一対の側壁22の内壁に、半球状
の窪みである凹部26が対向して凹設される。
【0033】押さえ板4は、図4aに示すように撥ね上
げ手段を担うバネ板40と、その下側にあり一方のバン
ド9を押圧固定する押圧板43を、重ねて構成される。
バネ板40は、挿入部40Aとバネ部41を備える。挿
入部40Aは、バンドの長手方向の一端を表側に折り曲
げて形成される。バネ部41は、バンドの幅方向に沿っ
て板40に形成された二条のスリットの間の部分を、表
側に円弧状に湾曲して形成される。従って、バネ部41
は、板40より円弧状に突出されて表裏方向に弾性的に
撓む。さらに、板40は、その基部においてバンド幅方
向に突出する一対の係止突起42を備える。また、押圧
板43は、上記したバネ板40と平面視でほぼ同一形状
を有する板である。バネ板40と同じく、表側に折り曲
げて形成した挿入部43Aと、一対の係止突起44を基
部に備える。
【0034】バネ板40の一対の係止突起42と、押圧
板43の一対の係止突起44も、重ねられる。係止突起
42、43それぞれが、枠体20の一対の係止孔24に
上下方向に隙間を残して挿入される。係止突起42、4
3は、係止孔24の内部を上下方向に沿って移動可能と
される。従って、押さえ板4は、バンド厚み方向に沿っ
て移動可能に枠体20に配置される。押さえ板4と枠体
20の底板21との間には、一方のバンド9が押さえ板
4を押し上げつつ挿通可能な空間が形成される。押圧板
43を取り付けたままに、バネ板40のみを取り外すこ
とができる。
【0035】一方、図1、および図5に示すように、折
り畳み部5は、中板6、および下板7より成る。下板7
の基部に一方のバンド9を押圧する押圧部70が備えら
れる。この押圧部70には、両端に小径部14a(図
3)を設けた連結ピン14を挿通する挿通部73が形成
されている。更に押圧部70に接近して下板7の裏側に
屈曲した屈曲部74(図8)が形成されている。連結ピ
ン14を挿通部73に挿通した状態で、枠体20の側壁
22間に押圧部70を挿入し、小径部14aそれぞれを
連結孔25それぞれに嵌合させ、下板7が枠体20に回
動自在に取り付けられる。
【0036】押圧部70は、下板7よりほぼ直角に下方
に突出する押圧突起72を備える。
【0037】中板6と下板7は、それぞれの端部に設け
た連結部を連結ピン11により連結することにより、互
いに回動自在に連結される。また、中板6の先端に、バ
ンド幅方向に対向する一対の連結部61が形成される。
表カバー8の連結部81が連結部61の間に配置され、
バネ棒12が連結部81、61に連通され、表カバー8
と中板6がバネ棒12を回転軸として回動自在に連結さ
れる。このとき、バネ棒12の両端に配置されるピボッ
ト部12aが、中板6の連結部61よりバンド幅方向に
突出する。ピボット部12aは、バネ棒12内部に収納
されたスプリングコイルによって、バネ棒12より弾性
的に出没する。
【0038】図1に示すように、表カバー8の裏面に、
突出する略T字形状を成すフック部80が備えられる。
フック部80の先端には、バンド幅方向に突出する係止
部80aが形成される。係止部80aの先端には、フッ
ク部80の先端に向かうにつれて幅が狭くなるように形
成された傾斜面80bが備えられる。
【0039】中板6の連結部61に近接して、中板6の
縁辺より立ち上がる一対の連結片62が形成される。他
方のバンド10の一端を連結片62の間に配置し、連結
片62それぞれに穿設された連結孔63と、他方のバン
ド10の連結孔10aに連結ピン13を連通し、中板6
と他方のバンド10が回動自在に連結される。
【0040】図1乃至図3に示すように、ロック機構3
は、本体部2に設けた錠止機構30と、折り畳部5の一
端に設けた表カバー8のフック部80との施錠と解錠を
する機構である。錠止機構30は、一対のプッシュボタ
ン35、該プッシュボタン35を付勢する弾性手段であ
る一対のスプリング19、および該プッシュボタン35
とスプリング19を収納するガイドハウジング31を備
える。ガイドハウジング31は、略矩形の箱体で側壁2
2に固定され枠体20の一対の窓23に開口している。
ガイドハウジング31は上下方向に貫通する。フック挿
通孔31a、31b(図3a、3b)が形成されてい
る。
【0041】該ガイドハウジング31内に、一対のプッ
シュボタン35が点対称に配置される。プッシュボタン
35は、バンド幅方向に滑動可能に取り付けられる。プ
ッシュボタン35の間には、一対のスプリング19が配
設されている。プッシュボタン35は側壁22の、窓2
3より外方に突出する操作部26を有し、スプリング1
9によって、外方に付勢されている。
【0042】プッシュボタン35は、内端部の一側に係
合突起37、外側面にガイド凹部38、内端部にスプリ
ング19を収納する凹部39を有する。係合突起37
は、バンド幅方向に傾斜した案内傾斜面37a(図4
a)を有する。係合突起37それぞれは、バンド幅方向
に対向し、ガイドハウジング31のフック挿通孔31
a、31b内に位置している。尚、このような配置によ
りバネ部41はガイドハウジング31によって隠され外
部から見えないようになっている。スプリング19は、
図3aに示すように一方のプッシュボタン35の凹部3
9と他方のプッシュボタン35の係合突起37との間の
空間に収納されている。ガイドハウジング31のバンド
幅方向の側壁32、33に、一対の抜け止め突片34が
点対称に形成され、ガイドハウジング31の内方に折り
曲げられて突出する。抜け止め突片34は、プッシュボ
タン35のガイド凹部38内に挿入され、プッシュボタ
ン35のストロークを規制し、またプッシュボタン35
の抜け止めとなっている。
【0043】下板7は図5に示すように軸14を中心と
して回動できるが、本発明においては、図6に示すよう
に閉じた時、押圧突起72の側面71がハウジング31
に当り、それ以上回動しないように構成されている。以
上のように構成された本発明による腕時計バンド用の中
留の使用方法について、図3乃至図7を参照して説明す
る。まず、バンド9への中留の固定方法について説明す
る。図5に示すように、下板7を連結ピン14を中心と
して、図中矢印ホ方向に起立させると、押圧突起72の
先端は押さえ板4より離れ、押さえ板4が開放される。
次に、バンド9の先端部を押さえ板4の挿入部43Aで
案内させながら、枠体20の底板21と押さえ板4の間
に差し込むと、バンド9により、押さえ板4は押し上げ
られる。バンド9の複数の溝9aの中から、使用者の手
首の太さに適する溝に、凸部21aと係合させ、枠体2
0に対するバンド9の位置決めが成される。
【0044】次に、下板7を矢印イ方向に回動させる
と、押圧突起72の先端が、押さえ板4を押圧する。従
って、押さえ板4により、バンド9が底板21に押圧さ
れ、枠体20がバンド9に固定される。この状態におい
て、図6に示すように、押圧突起72のガイドハウジン
グ31側の側面部71がガイドハウジング31に当接
し、下板7がそれ以上回転しないように止められる。
【0045】下板7の停止位置において、押圧突起72
は、押さえ板4の面に対してほぼ垂直となるように配置
され、押さえ板4を最も強く押圧し、枠体20はバンド
9に強固に固定される。
【0046】下板7は図6において矢印ニの方向には回
転できないので、下板7のそれ以上の回動により、バン
ド9が解除され、枠体20より抜脱することがない。ま
た、押圧突起72を錠止機構30に当接させるように構
成したので、特別の加工をする必要がない。
【0047】次に、図6に示すように、中板6を矢印ロ
方向に折り畳むように回動させ、バネ棒12のピボット
部12aが、枠体20の一対の側壁22の内壁によっ
て、バネ棒12内部に没入される。そして、ピボット部
12aが凹部26に位置した時、バネ棒12内部に収め
られたスプリングの付勢により、ピボット部12aは凹
部26内に突出して、従って凹部26に係合し、図1に
示す状態となる。
【0048】このように、連結軸であるバネ棒12を枠
体20に弾性的に係合させたので、少ない部品点数で板
6、7を枠体20に係合させることができる。
【0049】次に、折り畳み部5とロック機構3との施
錠と解錠の方法を述べる。図7に示すように表カバー8
を、矢印ハ方向に回動させると、図4(a)に示すよう
に、フック部80が、ガイドハウジング31のフック挿
通孔31aに挿入され、一対の傾斜面80bがプッシュ
ボタン35の対向する案内傾斜面37aに当接して係合
突起37を外方へ押し開く。さらに表カバー8を回動さ
せると、フック部80が案内傾斜面37aを通過し、フ
ック挿通孔31bから突出する。ここで表カバー8を押
す力を強めると図4(b)に示すようにプッシュボタン
35はスプリング19により戻されフック部80の係合
部80aが係合突起37に当接する。かくて、図7に示
すように中留が錠止めされる。
【0050】このような錠止状態において、図4(b)
に示すように、フック部80は、押さえ板4のバネ部4
1を押圧して撓ませている。従って、バネ部41によ
り、フック部80はプッシュボタン35への当接が維持
される。更に、フック部80は、バネ部41を介して押
さえ板4を押圧し、枠体20のバンド9に圧接される。
これにより、強固にバンド9が枠体20に保持される。
【0051】折り畳み部5とロック機構3とを解錠する
には、図3(b)及び図4(c)に示すように、一対の
プッシュボタン35の押圧部36を、親指と人差し指で
挟んで、スプリング19の付勢に抗し押圧すると、一対
のプッシュボタン35の係合突起37がフック部80の
係合部80aより外れる。そして、撓められたバネ部4
1が弾力により、フック部80が撥ね上げられ、フック
挿通孔31aより脱出し、表カバー8が枠体20に対し
て自動的に開く。かくて、ロック機構3が解錠される。
【0052】バンド9の長さを調節するには、先ず、中
板6を図6に示す矢印ニ方向に回動させ、バネ棒12の
一対のピボット部12aを、内方に押し込ませて、凹部
26より外し、さらに側壁22より外す。次に、下板7
を図5に示す矢印ホ方向に回動させると、押圧部70の
押圧突起72が押さえ板4から離れ、押さえ板4が解除
される。従って、中留本体2を移動させバンドの有効長
さを調節することができる。
【0053】更に図7に示すように、錠止状態におい
て、下板7の屈曲部74が押さえ板4を押圧するので、
バンド9を底板21に押圧固定する。このように、押圧
突起72と屈曲部74双方で一方のバンド9を押圧する
ので、さらに強固にバンド9が枠体20に保持される。
【0054】次に図9乃至図11に示す本発明の第二の
実施形態について説明する。この実施形態における表カ
バー、中板、下板は第一の実施形態と同じ構造であるの
で、それと同一符号を付して説明を省略する。中留本体
部は、表カバー8、枠体150、ガイドハウジング15
1、押さえ板152を有し、ガイドハウジング151内
に一対のプッシュボタン153及び一対のスプリング1
54が設けられている。プッシュボタンとスプリング1
54の構造及び作用は第一の実施形態と同じであるので
説明を省略する。
【0055】押さえ板152はバネ板155と押圧板1
56とよりなり、両板共、前部において突起157、1
58が形成され、之が枠体150の側壁160の前部に
設けられた上下方向の長孔161に係合している。バネ
板155はその一側において、一端から延び先端は自由
となったバネ部162を有する。このバネ部は前例と同
じく円弧状に上方に突出している。
【0056】一方、ガイドハウジング151は、図9、
図10に示すように下側板には孔ではなく、スリット1
63が形成され、図10に示すようにバネ部162がこ
のスリット内に入っている。操作は第一の実施形態と同
じである。本実施形態は、突起157、158が夫々バ
ネ板155と押圧板156の前部に設けられ、長孔16
1も之に対向して側壁160の前部に設けられているこ
と、及びガイドハウジングの下側板にスリット163が
形成されバネ部162がその中に入っていることを特徴
とする。
【0057】第一の実施形態では、突起42、44がバ
ネ板40、押圧板43の基部に設けられているので、下
板7の押圧突起72によって押さえ板4が押圧される
と、板4の前部が持ち上げられ、バンド9との間に隙間
ができその中に砂等が入る、と言う問題がある。之に対
し、第二の実施形態では、支点となる突起157、15
8及び長孔161が押さえ板152及び側壁160の前
部に設けられているので、押さえ板が持ち上げられるこ
とはない。
【0058】また、バネ部162がガイドハウジングの
スリット163内に位置しているので、バネ部の高さ分
だけ中留の厚さを薄くできる。また、スリットの壁に囲
まれているので、バネ部のがたつき及び蛇行が抑止され
る。
【0059】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よる装身具の中留によれば、下記の効果を奏する。 (1)一方のバンドを本体部に確実に保持できる。 (2)下板の望ましくない回動を防ぐために、加工が容
易で、かつ中留の美観を損ねない手段を提供できる。 (3)折り畳み部と本体部との施錠が容易である。 (4)折り畳み部を撥ね上げる撥ね上げ手段として、中
留の美観を損ねない手段を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における装身具の中留
の表カバーを開いた状態の斜視図である。
【図2】同装身具の中留の分解斜視図である。
【図3】(a)は、同装身具の中留の切断平面図であ
る。(b)は、同装身具の中留のプッシュボタンの押圧
状態を示す切断平面図である。
【図4】(a)は、同装身具の中留のロック片の作動状
態を示す断面図である。(b)は、同装身具の中留のロ
ック片の固定状態を示す断面図である。(c)は、同装
身具の中留のロック片の開放状態を示す断面図である。
【図5】同装身具の中留の各部を開放状態にした開閉操
作を示す側面図である。
【図6】同装身具の中留の一方のバンドを固定状態にし
た開閉操作を示す側面図である。
【図7】同装身具の中留の表カバーをロック状態にした
開閉操作を示す側面図である。
【図8】同装身具の中留の表カバーをロック状態にした
一部拡大側面図である。
【図9】本発明の第二の実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図10】側面図である。
【図11】ガイドハウジングの切断平面図である。
【図12】従来の装身具の中留の一部破断した側面図で
ある。
【図13】同装身具の中留の平面図である。
【図14】他の従来例の装身具の中留の表カバーを開い
た状態の斜視図である。
【図15】同装身具の中留の断面図である。
【符号の説明】
1 中留機構 2 本体部 3 ロック機構 4 押さえ板 5 折り畳み部 6 中板 7 下板 8 表カバー 9 一方のバンド 9a 溝 10 他方のバンド 10a、25、63 連結孔 11、13、14 連結ピン 12 バネ棒 12a ピボット部 19 スプリング 20 枠体 21 底板 21a 凸部 22 側壁 23 窓 24 係止孔 26 凹部 30 錠止機構 31 ガイドハウジング 32、33 側壁 34 抜け止め突片 35 プッシュボタン 36 押圧部 37 係合突起 37a 案内傾斜面 38 ガイド凹部 39 凹部 40 バネ板 41 バネ部 42、44 係止突起 43 押圧板 43A、40A 挿入部 61、81 連結部 62 連結片 70 押圧部 71 側面部 72 押圧突起 73 挿通部 74 屈曲部 80 フック部 80a 係止部 80b 傾斜面 100 中留機構 101 一方のバンド 102 本体部 103 連結ピン 104 係止突起 105 外板 106 連結ピン 107 中板 108 他方のバンド 109 連結ピン 110 連結枠 111 喰付ピン 112 ダボ 113 係合片 120 中留機構 121 一方のバンド 122 本体部 123 他方のバンド 124 表カバー 125 掛止フック 126 側壁 126a 孔 127 収納部(ガイドハウジング) 128 プッシュボタン 128A 押圧部 129 係合ピン 130 支持ピン 131 バンド固定フック 132 フック部 133 コイルスプリング 134 押圧板 135 底板 150 枠体 151 ガイドハウジング 152 押さえ板 153 プッシュボタン 154 スプリング 155 バネ板 156 押圧板 157、158 突起 160 側壁 161 長孔 162 バネ部 163 スリット

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のバンドが挿通される本体部と、該
    本体部と他方のバンドとの間に連結され、前記本体部に
    対して折り畳み可能な折り畳み部と、該折り畳み部が前
    記本体部に対して折り畳まれた状態で、前記折り畳み部
    と前記本体部との施錠と解錠とを行うロック機構と、を
    備えた中留であって、前記ロック機構は、 前記折り畳み部に突設されたフック部と、 前記本体部に滑動可能に取り付けられ、前記本体部の外
    方より押圧可能に配置されるプッシュボタンと、 該プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、 前記プッシュボタンに設けられる係合部と、 前記折り畳み部を前記本体部に対して折り畳むと、前記
    弾性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合
    して、前記折り畳み部と前記本体部とが錠止される手段
    と、を含み、前記折り畳み部と前記本体部とが施錠され
    た状態で、前記フック部が前記本体部に挿通された前記
    一方のバンドを前記本体部に押しつけるように押圧する
    手段を備えることを特徴とする帯状装身具の中留。
  2. 【請求項2】 一方のバンドが挿通される本体部と、該
    本体部と他方のバンドとの間に連結され、前記本体部に
    対して折り畳み可能な折り畳み部と、該折り畳み部が前
    記本体部に対して折り畳まれた状態で、前記折り畳み部
    と前記本体部との施錠と解錠とを行うロック機構と、を
    備えた中留であって、前記ロック機構は、 前記折り畳み部に突設されたフック部と、 前記本体部に滑動可能に取り付けられ、前記本体部の外
    方より押圧可能に配置されるプッシュボタンと、 該プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、 前記プッシュボタンに設けられる係合部と、 前記折り畳み部を前記本体部に対して折り畳むと、前記
    弾性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合
    して、前記折り畳み部と前記本体部とが錠止される手段
    と、を含み、前記フック部を前記プッシュボタンより離
    脱する方向に付勢する撥ね上げ手段を、前記本体部にお
    ける前記プッシュボタンの裏側に配置させることを特徴
    とする帯状装身具の中留。
  3. 【請求項3】 一方のバンドが挿通される本体部と、該
    本体部と他方のバンドとの間に連結され、前記本体部に
    対して折り畳み可能な折り畳み部と、該折り畳み部の下
    板に形成され、前記本体部との連結軸を越えて突出し、
    前記下板の回動により前記一方のバンドを前記本体部に
    押しつけるように押圧できるうに配置される押圧突起
    と、前記折り畳み部が前記本体部に対して折り畳まれた
    状態で、前記折り畳み部と前記本体部との施錠と解錠と
    を行うロック機構と、を備えた中留であって、前記押圧
    突起と前記ロック機構とを当接させることにより、前記
    押圧突起が前記一方のバンドを押圧する位置から前記一
    方のバンドより離間する位置へ向かう前記下板の2方向
    の回動のうち、どちらか一方の回動を抑止する手段を備
    えることを特徴とする帯状装身具の中留。
  4. 【請求項4】 一方のバンドが挿通される本体部と、該
    本体部に回動可能に連結される下板と、該下板に回動可
    能に連結され、他方のバンドが取り付けられる中板と、
    該中板に回動可能に連結される表カバーと、前記下板、
    前記中板、および前記表カバーが前記本体部に対して折
    り畳まれた状態で、前記表カバーと前記本体部との施錠
    と解錠とを行うロック機構と、を備えた中留であって、
    前記ロック機構による施錠の前に、前記中板と前記本体
    部とを係合させる手段を備えることを特徴とする帯状装
    身具の中留。
  5. 【請求項5】 前記ロック機構は、前記折り畳み部に突
    設されたフック部と、前記本体部に滑動可能に取り付け
    られ、前記本体部の外方より押圧可能に配置されるプッ
    シュボタンと、該プッシュボタンを外方に付勢する弾性
    手段と、前記プッシュボタンに設けられる係合部と、前
    記折り畳み部を前記本体部に対して折り畳むと、前記弾
    性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合し
    て、前記折り畳み部と前記本体部とが錠止される手段
    と、を含む請求項3、あるいは4のいずれかに記載の帯
    状装身具の中留。
  6. 【請求項6】 前記フック部が、前記本体部に前記バン
    ドの厚み方向に沿って移動可能に配置される押さえ板を
    介して、前記一方のバンドを押圧する手段を含む請求項
    1に記載の帯状装身具の中留。
  7. 【請求項7】 前記撥ね上げ手段が、前記本体部に前記
    バンドの厚み方向に沿って移動可能に配置される押さえ
    板の表側に配置される請求項2に記載の帯状装身具の中
    留。
  8. 【請求項8】 前記フック部が、請求項7に記載の前記
    撥ね上げ手段を介して、前記一方のバンドを押圧する手
    段を含む請求項6に記載の帯状装身具の中留。
  9. 【請求項9】 前記撥ね上げ手段が、前記押さえ板の表
    側に配置されるバネ部である請求項7、あるいは8のい
    ずれかに記載の帯状装身具の中留。
  10. 【請求項10】 前記ロック機構は、前記プッシュボタ
    ンの収納する収納部材を備え、前記押圧突起と前記収納
    部とを当接させる手段を含む請求項3、あるいは5のい
    ずれかに記載の帯状装身具の中留。
  11. 【請求項11】 前記下板は裏面に屈曲する屈曲部を備
    え、前記押圧突起と前記屈曲部双方が前記一方のバンド
    を押圧する手段を含む請求項3に記載の帯状装身具の中
    留。
  12. 【請求項12】 前記本体部に前記バンドの厚み方向に
    沿って移動可能に配置される押さえ板を介して、前記一
    方のバンドを押圧する手段を含む請求項11に記載の帯
    状装身具の中留。
  13. 【請求項13】 前記中板と前記表カバーとの連結軸の
    端部を前記バンドの幅方向に沿って前記中板より突出さ
    せ、前記本体部に形成された凹部、あるいは貫通孔にい
    ずれかに前記連結軸の端部を挿入して、前記中板と前記
    本体部とを係合させる手段を含む請求項4に記載の帯状
    装身具の中留。
  14. 【請求項14】 前記連結軸がバネ棒であり、バネ棒の
    ピボット部を前記本体部に係合させる手段を含む請求項
    13に記載の帯状装身具の中留。
  15. 【請求項15】 前記撥ね上げ手段の弾発力の大きさを
    調整する調整手段を含む請求項2に記載の帯状装身具の
    中留。
  16. 【請求項16】 前記本体部に前記バンドの厚み方向に
    沿って移動可能に配置される押さえ板を少なくとも2数
    備え、最も表側に位置する前記押さえ板に前記撥ね上げ
    手段が配置される請求項6、7、8、9、12、あるい
    は15のいずれかに記載の帯状装身具の中留。
  17. 【請求項17】 前記調整手段は、前記押さえ板の厚み
    を変更する手段、または前記押さえ板の数量を変更する
    手段のいずれかである請求項16に記載の帯状装身具の
    中留。
  18. 【請求項18】 請求項1、2、3、あるいは4に記載
    の中留を備える腕時計。
  19. 【請求項19】 一方のバンドが挿通される本体部と、
    該本体部と他方のバンドとの間に連結され、前記本体部
    に対して折り畳み可能な折り畳み部と、該折り畳み部が
    前記本体部に対して折り畳まれた状態で、前記折り畳み
    部と前記本体部との施錠と解錠とを行うロック機構と、
    前記ロック機構が、 前記折り畳み部に突設されたフック部と、 ガイドハウジングと、 前記ガイドハウジングに摺動可能に取り付けられ、前記
    本体部の外方より押圧可能に配置されるプッシュボタン
    と、 該プッシュボタンを外方に付勢する弾性手段と、 前記プッシュボタンに設けられる係合部と、 前記折り畳み部を前記本体部に対して折り畳むと、前記
    弾性手段に付勢された前記係合部が前記フック部と係合
    して、前記折り畳み部と前記本体部とが錠止される手段
    と、を有することと、前記フック部を前記プッシュボタ
    ンより離脱する方向に付勢する撥ね上げ手段を、前記本
    体部における前記プッシュボタンの裏側に配置させるこ
    とと、前記ガイドハウジングは下側板にスリットを有す
    ることと、前記撥ね上げ手段が前記スリット内に挿入さ
    れていること、とよりなる帯状装身具の中留。
  20. 【請求項20】 前記フック部により押されて前記一方
    のバンドに押圧される押さえ板を設けたことを特徴とす
    る請求項19に記載の帯状装身具の中留。
  21. 【請求項21】 前記本体部が一対の側壁を有し、押さ
    え板が前部において側壁にバンドの厚さ方向に移動でき
    るように支持されたことを特徴とする帯状装身具の中
    留。
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