JP3502199B2 - プッシュ中留のロック機構 - Google Patents

プッシュ中留のロック機構

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JP3502199B2
JP3502199B2 JP22130495A JP22130495A JP3502199B2 JP 3502199 B2 JP3502199 B2 JP 3502199B2 JP 22130495 A JP22130495 A JP 22130495A JP 22130495 A JP22130495 A JP 22130495A JP 3502199 B2 JP3502199 B2 JP 3502199B2
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俊洋 大澤
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕時計の時計バンド、
ブレスレット、ネックレス等の装身具のプッシュ中留構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の腕時計の時計バンドのプッシュ中
留構造を図20及び図21に示す。このプッシュ中留構
造にあっては、中留枠80のプッシュボタン装入部81
に、一端側から一方のプッシュボタン82が、他端側か
ら他方のプッシュボタン83がそれぞれ挿入してあっ
て、一方のプッシュボタン82の元側ばね受け部89A
と他方のプッシュボタン83の先側ばね受け部89Bと
の間及び一方のプッシュボタン82の先側ばね受け部8
9Bと他方のプッシュボタン83の元側ばね受け部89
Aとの間に、それぞれスプリング84が介装してあり、
これらのスプリング84の付勢力により一方及び他方の
プッシュボタン82、83は互いに離間されていて、一
方のプッシュボタン82のストッパ部88は一方の抜け
止めピン87Aに、他方のプッシュボタン83のストッ
パ部88は他方の抜け止めピン87Bにそれぞれ当接し
ている。
【0003】そして、一方及び他方のプッシュボタン8
2、83の係合部87は互いに対向していて、これらで
ボタン側係合部を構成している。また、プッシュボタン
82、83の押し部85Aが、プッシュボタン装入部8
1外方に突出する。
【0004】そして、前記中留枠80の一端部の連かん
駒連結部82Aに一方の時計バンド90を連かん駒90
Aを介して連結し、他端部の連かん駒連結部82Bにヒ
ンジ92を介して表板93を取り付け、この表板93の
裏面部に前記係合ピン94が取り付けてある。
【0005】そして、腕時計を手首に沿わせた後に、他
方の時計バンド95の端部の取付棒96を前記表板93
に引っ掛け、この表板93を折り畳んで表板93を嵌合
凹部97に嵌合して係合ピン94を孔部98に挿入し、
この係合ピン94を前記ボタン側係合部、すなわち一方
及び他方のプッシュボタン82、83の互いに対向する
係合部87に係合して、前記腕時計を手首に装着する。
【0006】また、前記腕時計を手首から外す場合に
は、一方及び他方のプッシュボタン82、83の押し部
85Aを親指と人差し指で挟んで内側に押すことによ
り、一方及び他方のプッシュボタン82、83をスプリ
ング84に抗して移動させることにより係合部87間を
開いて係合を解除し、表板93を外に開いて、係合ピン
94を孔部98より抜き出し取付棒96を表板93より
外す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
時計バンドのプッシュ中留構造にあっては、前記プッシ
ュボタン82、83のロックがないために、意図しない
外力によりプッシュボタン82、83が押圧されて係合
部87と係合ピン94との係合が解除されることがあ
り、腕時計が脱落し、破損、紛失してしまうという問題
点があった。
【0008】特に、ダイバーの潜水時、潜水時間を計測
する腕時計の脱落や紛失は、ダイバーの生命に係わるた
め、ダイバー用腕時計のプッシュ中留において、上記の
問題点を補え得る構造が望まれていた。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであり、その目的とするところは、意図しない外
力によりプッシュボタンが押圧されて中留機構の係合部
と係合部材の係合部との係合が解除されることを防ぎ、
延いては、装身具の脱落を防止することができるプッシ
ュ中留構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係わるプッシュ中留は、ケース本
体と、ケース本体に配置されるプッシュボタンと、ケー
ス本体に移動可能に配置されるロック部材と、を備え、
移動したロック部材がプッシュボタンに係合することに
より、プッシュボタンのプッシュ操作が規制されること
を特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
2の発明に係わるプッシュ中留は、ケース本体と、ケー
ス本体に形成されたプッシュボタン挿入部と、プッシュ
ボタン挿入部に挿入されるプッシュボタンと、ケース本
体に移動可能に配置されるロック部材と、を備え、移動
したロック部材がプッシュボタン挿入部内に突出してプ
ッシュボタンと係合することにより、プッシュボタンの
プッシュ操作が規制されることを特徴とする
【0012】また、上記目的を達成するために、請求項
3の発明に係わるプッシュ中留はケース本体と、ケース
本体に配置されるプッシュボタンと、ケース本体に移動
可能に配置されるロック部材と、ケース本体とロック部
材との間に配置されてロック部材をプッシュボタンに向
けて付勢する弾性部材と、を備え、弾性部材によって付
勢されたロック部材がプッシュボタンと係合することに
より、プッシュボタンのプッシュ操作が規制されること
を特徴とする
【0013】また、上記目的を達成するために、請求項
4の発明に係わるプッシュ中留は、ケース本体と、ケー
ス本体に配置されるプッシュボタンと、プッシュボタン
のばね受け部に配置されてプッシュボタンを付勢するス
プリングと、ケース本体に移動可能に配置されるロック
部材と、を備え、移動したロック部材がプッシュボタン
のばね受け部に係合することにより、プッシュボタンの
プッシュ操作が規制されることを特徴とする
【0014】また、上記目的を達成するために、請求項
5の発明に係わるプッシュ中留は、ケース本体と、ケー
ス本体の一端側から挿入される一方のプッシュボタン
と、ケース本体の他端側から挿入される他方のプッシュ
ボタンと、ケース本体に移動可能に配置されるロック部
材と、を備え、移動したロック部材が一方のプッシュボ
タンと他方のプッシュボタンとの間に位置することによ
り、プッシュボタンのプッシュ操作が規制されることを
特徴とする
【0015】また、上記目的を達成するために、請求項
6の発明に係わるプッシュ中留は、ケース本体と、ケー
ス本体に配置されるプッシュボタンと、ケース本体に形
成されたロック部材挿入凹部内に移動可能に配置される
ロック部材と、を備え、移動したロック部材がプッシュ
ボタンに係合することにより、プッシュボタンのプッシ
ュ操作が規制され、かつロック部材と係合してロック部
材の移動を規制するロック部材係合機構を、本体部にお
けるロック部材挿入凹部内に設けたことを特徴とする
【0016】また、発明に係わるプッシュ中留のロック
部材は、一方向の動きによりプッシュボタンに係合し且
つ他方向への動きによりプッシュボタンへの係合を解除
するようにしてもよい
【0017】また、発明に係わるプッシュ中留は、2つ
のプッシュボタンを備える両プッシュ中留とすることが
できる
【0018】また、発明に係わるプッシュ中留は、複数
折れ構成の中折れ部材を備える中留とすることができ
【0019】
【作用】かかる構成により、前記ロック部材を指先で操
作してこのロック部材を移動して前記プッシュボタンに
係合してプッシュボタンのロックを行うことにより、意
図しない外力によりプッシュボタンが押圧されて中留機
構の係合部と係合部材の係合部との係合が解除されるこ
とを防ぎ、延いては、装身具の脱落を防止する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明に係わるプッシ
ュ中留構造の実施例1の分解状態の斜視図、図2は同プ
ッシュ中留構造の平面図、図3は同プッシュ中留構造の
一部断面した側面図、図4は図2のA−A線に沿う断面
図である。
【0022】本発明に係わるプッシュ中留構造を組み付
けた装身具、例えばシングル・ロックタイプの時計バン
ド構造は、図1に示すように腕時計(図示せず)の一方
のバンド取付部(図示せず)に連結された一方の時計バ
ンド1と、腕時計の他方のバンド取付部(図示せず)に
連結された他方の時計バンド2と、中留機構(中留具)
3とから構成されている。そして、他方の時計バンド2
の端部には取付棒2Aが取り付けてある。
【0023】前記中留機構3は、ケース本体4と、係合
部である係合ピン6を有する係合部材である表板7と、
プッシュボタン機構部8と、ロック機構部9とを備えて
いる。
【0024】そして、前記ケース本体4は中留枠10と
蓋体11とを備えており、この中留枠10の一端部に
は、一方の時計バンド1の連かん駒1Aに連結される一
方の連かん駒連結部12Aが、他端部には他方の連かん
駒連結部(ヒンジ連結部)12Bがそれぞれ形成してあ
る。また、中留枠10の裏面部には凹陥部13が形成し
てあり、また、中留枠10の表面部には表板嵌合凹部1
4が形成してある。そして、この表板嵌合凹部14の中
央部には孔部15が形成してある。
【0025】また、前記凹陥部13の底面部には、前記
連かん駒連結部12A寄りで片側に偏位させてロック部
材挿入孔部16が形成してあり、また、前記凹陥部13
の底面部の前記連かん駒連結部12B寄りには、対角に
位置させて2本の抜け止めピン17A、17Bが取り付
けてある。そして、前記凹陥部13には蓋体11が嵌合
されていて、この蓋体11はかしめピン18により中留
枠10に固着されている。
【0026】すなわち、前記蓋体11の内面は2段の面
部11a、11cが形成されていて、1段目の面部11
aにはロック部材挿入凹部11bが形成してあり、ま
た、2段目の面部11cの対角位置にピン孔19A、1
9Bが形成してある。そして、前記蓋体11が凹陥部1
3に嵌合された状態では、前記抜け止めピン17A、1
7Bがピン孔19A、19Bに挿入される。
【0027】そして、前記凹陥部13と前記蓋体11の
面部11cとでプッシュボタン装入部20が形成してあ
り、このプッシュボタン装入部20は、中留機構3にお
いてバンド短手方向に貫通する孔状部である。また、前
記凹陥部13と前記蓋体11のロック部材挿入凹部11
bと前記ロック部材挿入孔部16とでロック機構装入部
21が形成してあり、このロック機構装入部21は、中
留機構3においてバンド長手方向に沿って形成された孔
状部であり、その一端は前記プッシュボタン装入部20
の内側に貫通して開口しており、且つ他端は上方に向け
て開口し、その開口部が前記ロック部材挿入孔部16に
なっている。そして、前記プッシュボタン装入部20内
には、対角に位置させて前記抜け止めピン17A、17
Bが配置されている。
【0028】そして、前記中留枠10の連かん駒連結部
12Bにはヒンジ5を介して前記表板7が取り付けられ
おり、この表板7は捩じりばね5Aにより常に拡開方向
に付勢されている。そして、前記表板7の裏面部に設け
た前記係合ピン6は軸部6aの先端に傘部6bを形成し
たものである。
【0029】前記プッシュボタン機構部8は一方及び他
方のプッシュボタン22、23と、2個のスプリング2
4とを備えており、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23は、図1に示すように端部に押部25Aを形成
したボタン本体25を有しており、このボタン本体25
の先部の一側には切欠き部26が形成してあって、この
切欠き部26の先側に円弧形状の係合部27が、切欠き
部26の元側にはストッパ部28がそれぞれ形成してあ
り、また、ボタン本体25には、一側に位置する元側ば
ね受け部29Aと他側に位置する先側ばね受け部29B
とが形成してある。
【0030】そして、プッシュボタン装入部20には、
一端側から一方のプッシュボタン22が、他端側から他
方のプッシュボタン23がそれぞれ挿入してあって、一
方のプッシュボタン22の元側ばね受け部29Aと他方
のプッシュボタン23の先側ばね受け部29Bとの間及
び一方のプッシュボタン22の先側ばね受け部29Bと
他方のプッシュボタン23の元側ばね受け部29Aとの
間に、それぞれ前記スプリング24が介装してあり、こ
れらのスプリング24の付勢力により一方及び他方のプ
ッシュボタン22、23は互いに離間されていて、一方
のプッシュボタン22のストッパ部28は一方の抜け止
めピン17Aに、他方のプッシュボタン23のストッパ
部28は他方の抜け止めピン17Bにそれぞれ当接して
いる。
【0031】そして、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23の係合部27は互いに対向していて、これらで
ボタン側係合部を構成している。また、プッシュボタン
22、23の押し部25Aが、プッシュボタン装入部2
0外方に突出している。そして、上記のように前記プッ
シュボタン装入部20に一方及び他方のプッシュボタン
22、23を挿入して組み立てた状態では、間隙をもっ
て相対する元側ばね受部29Aと先側ばね受部29Bと
の間の空間部分に、前記ロック機構部9におけるプッシ
ュボタン挿入部20の内側面の開口が臨んでいる。
【0032】また、前記ロック機構部9はロック部材3
0と弾性部材であるロック用スプリング(板ばね)31
とを備えており、ロック部材30は、ロック操作部32
の裏側にロック片33を突設したものであり、このロッ
ク片33はロック操作部32の先側部分32aと平行に
なされていて、この先側部分32aとロック片33との
間には隙間34が形成してある。
【0033】そして、前記ロック機構装入部21には前
記ロック機構部9が装着してある。すなわち、前記ロッ
ク部材30はロック部材挿入孔部16及びロック部材挿
入凹部11bに挿入されており、このロック部材30
は、前記隙間34の部分で前記ロック部材挿入孔部16
の縁部16Aに摺動可能に挿入されていて、前記ロック
片33は前記ロック部材挿入凹部11bの壁部に摺接し
ており、前記ロック操作部32はロック部材挿入孔部1
6内から上方に突出しており、ロック部材30は前記ロ
ック機構装入部21内をバンド長手方向に摺動可能であ
る。
【0034】そして、前記ロック部材挿入凹部11bに
前記ロック用スプリング31が介装してあって、このロ
ック用スプリング31のばね力により前記ロック部材3
0は前記プッシュボタン機構部8側に付勢されていて、
前記ロック片33の先端部が、前記ロック機構装入部2
1におけるプッシュボタン装入部20の内側面の開口よ
りこのプッシュボタン装入部20内に突出していて、一
方及び他方のプッシュボタン22、23の元側ばね受け
部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に空間部分に挿
入され、一方及び他方のプッシュボタン22、23をロ
ック状態にしている。
【0035】次に、上記のように構成されたプッシュ中
留構造を備えた時計バンド構造を有する腕時計の装着及
びこの装着の解除とを説明する。
【0036】まず、装身具である腕時計を手首に沿わせ
た後に、前記ロック部材30のロック操作部32を指先
で操作してこのロック部材30をロック用スプリング3
1に抗して移動してロック片33を、一方及び他方のプ
ッシュボタン22、23の元側ばね受け部29Aと先側
ばね受け部29Bとの間から除いて、一方及び他方のプ
ッシュボタン22、23のロックを解除した状態で、他
方の時計バンド2の端部の取付棒2Aを前記中留枠10
に連結された前記表板7に引っ掛け、この状態で、前記
表板7を折り畳んで、この表板7を表板嵌合凹部14に
嵌合して表板7に設けた係合ピン6を孔部15に挿入
し、この係合ピン6を前記ボタン側係合部、すなわち一
方及び他方の前記プッシュボタン22、23の互いに対
向する係合部27に係合して、前記腕時計を手首に装着
する。
【0037】前記係合ピン6の係合部27への係合は、
この係合ピン6の端部の傘部6bで、一方及び他方のプ
ッシュボタン22、23の係合部27間をバンド短手方
向に互いに離間するように押し開き、係合ピン6の軸部
6aが挿入されると一方及び他方のプッシュボタン2
2、23の係合部27が前記スプリング24の付勢力に
より閉じて係合ピン6の軸部6aに係合することで行わ
れる。
【0038】次に、前記ロック部材30のロック操作部
32の指先での操作を解除することによりロック部材3
0をロック用スプリング31のばね力で移動してロック
片33を、一方及び他方のプッシュボタン22、23の
元側ばね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に
挿入させて、一方及び他方のプッシュボタン22、23
のロックを行う。
【0039】また、前記腕時計を手首から外す場合に
は、前記ロック部材30のロック操作部32を指先で操
作してこのロック部材30をロック用スプリング31に
抗して移動してロック片33を、一方及び他方のプッシ
ュボタン22、23の元側ばね受け部29Aと先側ばね
受け部29Bとの間から除いて、一方及び他方のプッシ
ュボタン22、23のロックを解除する。
【0040】そして、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23の押し部25Aを親指と人差し指で挟んで内側
に押すことにより、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23を前記スプリング24に抗して移動させること
により前記係合部27間を開いて係合を解除し、前記表
板7を外に開いて、係合ピン6を孔部15より抜き出
し、前記取付棒2Aを表板7より外す。
【0041】上記した実施例1にあっては、意図しない
外力により、前記プッシュボタン22、23が押圧され
て前記係合部27と係合ピン6との係合が解除されるこ
とを防ぎ、延いては、装身具である腕時計の脱落を防止
することができる。また、前記腕時計の携帯者が前記ロ
ック部材30を移動させることにより、プッシュ操作の
規制とその解除を容易に行なうことができる。
【0042】しかも、前記ロック機構部9が、前記ロッ
ク部材30を前記プッシュボタン22、23側に付勢し
て前記プッシュボタン22、23に係合するロック用ス
プリング31を有することにより、前記ロック部材30
が、ロック用スプリング31によって押圧されることに
より、常にプッシュボタン22、23と係合しているの
で、プッシュ操作の規制を確実に行なうことができる。
また、携帯者は、腕時計を外すときのみ、前記ロック部
材30を移動させて他端側に指圧しつつ、プッシュ操作
を行えばよく、このプッシュ操作を容易なものにするこ
とができる。
【0043】(実施例2)本発明のプッシュ中留構造の
実施例2を図5に示す。この実施例2の場合、実施例1
のプッシュ中留構造にロック片係合機構35を設けたも
のである。
【0044】すなわち、前記ロック片係合機構35は、
前記蓋体11の面部11aに設けたばね穴36にロック
ピン保持部材37を圧入し、このロックピン保持部材3
7でロックピン38を移動可能に保持し、前記ばね穴3
6にスプリング39に挿入して、このスプリング39で
ロックピン38を外方に付勢し突出させ、且つ前記ロッ
ク部材30のロック操作部32の裏側に係合凹部40を
形成して構成してある。
【0045】そして、前記ロック部材30のロック操作
部32を指先で操作してこのロック部材30をロック用
スプリング31に抗して移動してロック片33を、一方
及び他方のプッシュボタン22、23の元側ばね受け部
29Aと先側ばね受け部29Bとの間から除いて、一方
及び他方のプッシュボタン22、23のロックを解除し
た場合に、前記係合凹部40に前記ロックピン38を係
合させて、前記ロック部材30をロック解除位置に保持
するようにしたものであり、他の作動は上記した実施例
1の場合と同様である。
【0046】上記のように前記ロック部材30をロック
解除位置に保持することができるので、前記ロック部材
30を指先で押さえて前記ロック部材30をロック解除
位置に保持する必要がなくなる。
【0047】(実施例3)本発明のプッシュ中留構造の
実施例3を図6に示す。この実施例3の場合、実施例2
のプッシュ中留構造におけるロック部材係合機構35と
同様なロック部材係合機構35を前記ロック部材挿入凹
部11bに設けると共に、前記ロック部材30のロック
片33の裏側に係合凹部42A、42Bを形成し、前記
ロック用スプリング31を排除したものである。
【0048】そして、前記ロック部材30のロック片3
3が、一方及び他方のプッシュボタン22、23の元側
ばね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に挿入
されたロック状態の場合には、前記係合凹部42Aに前
記ロックピン38が係合して前記ロック部材30がロッ
クされるし、前記ロック部材30のロック操作部32を
指先で操作してこのロック部材30を移動してロック片
33を、一方及び他方のプッシュボタン22、23の元
側ばね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間から
除いて、一方及び他方のプッシュボタン22、23のロ
ックを解除した場合に、前記係合凹部42Bに前記ロッ
クピン38を係合させて、前記ロック部材30をロック
解除位置に保持するようにしてあり、他の作動は上記し
た実施例1の場合と同様である。
【0049】上記のように前記ロック部材30をロック
位置及びロック解除位置に保持することができるので、
ロック用スプリング31が不要になり、前記ロック部材
30を指先で押さえて前記ロック部材30をロック解除
位置に保持する必要がなくなる。
【0050】(実施例4)本発明のプッシュ中留構造の
実施例4を図7乃至図9に示す。この実施例4の場合の
ロック部材係合機構35は、前記ロック部材30のロッ
ク片33の周部に形成したリング溝50にOリング51
を装着し、このOリング51を前記凹陥部13の底面部
と前記ロック部材挿入凹部11bに摺接して構成し、前
記ロック用スプリング31を排除したものである。他の
構成は上記した実施例1のプッシュ中留構造と同じであ
る。
【0051】そして、前記ロック部材30のロック片3
3が、一方及び他方のプッシュボタン22、23の元側
ばね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に挿入
されたロック状態の場合には、前記凹陥部13の底面部
と前記ロック部材挿入凹部11bに前記Oリング51が
摩擦で固定されて前記ロック部材30がロックされる
し、前記ロック部材30のロック操作部32を指先で操
作してこのロック部材30を摺動してロック片33を、
一方及び他方のプッシュボタン22、23の元側ばね受
け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間から除いて、
一方及び他方のプッシュボタン22、23のロックを解
除する。他の作動は上記した実施例1の場合と同様であ
る。
【0052】(実施例5)本発明のプッシュ中留構造の
実施例5を図10及び図11に示す。この実施例5の場
合のロック部材係合機構35は、前記蓋体11のロック
部材挿入凹部11bの底面部に嵌合部53を形成し、こ
の嵌合部53に、板ばね材を弯曲させて成る係合体54
を嵌合し、前記ロック部材30のロック片33の裏側
に、両端部に案内用の斜面55aを有する係合溝55を
形成して構成されている。この場合、前記嵌合溝部53
の両端面部には嵌合溝56が形成してあり、また、前記
係合体54の両端部には嵌合突起部57が形成してあっ
て、この嵌合突起部57を前記嵌合溝部53に嵌合して
前記係合体54が嵌合部53に係合されている。そし
て、前記ロック用スプリング31は無く、他の構成は上
記した実施例1のプッシュ中留構造と同じである。
【0053】そして、前記ロック部材30のロック片3
3が、一方及び他方のプッシュボタン22、23の元側
ばね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に挿入
されたロック状態の場合には、前記係合体54が係合溝
55に係合していないが、前記ロック部材30のロック
操作部32を指先で操作してこのロック部材30を移動
してロック片33を、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23の元側ばね受け部29Aと先側ばね受け部29
Bとの間から除いて、一方及び他方のプッシュボタン2
2、23のロックを解除すると、前記係合体54が係合
溝55に係合する。他の作動は上記した実施例1の場合
と同様である。
【0054】(実施例6)本発明のプッシュ中留構造の
実施例6を図12乃至図14に示す。この実施例6の場
合のロック部材係合機構35は、前記蓋体11のロック
部材挿入凹部11bに装着されたプラスチック製のロッ
ク片係合部材58を備えており、このロック片係合部材
58は平面視でコ字形状の部材本体59を有しており、
この部材本体59の一対の片部60の先部内側には係合
突起61が形成してあり、部材本体59の基部62の裏
側には固定用突起63が設けてある。また、前記ロック
部材挿入凹部11bの両側面には逃げ用凹部64が、ロ
ック部材挿入凹部11bの底面部には固定用凹部65が
それぞれ形成してある。そして、前記固定用凹部65に
固定用突起63を挿入してロック片係合部材58がロッ
ク部材挿入凹部11bに挿入してある。そして、前記ロ
ック部材30のロック片33の両側面には係合溝66が
設けてあり、また、前記ロック用スプリング31は無
く、他の構成は上記した実施例1のプッシュ中留構造と
同じである。
【0055】そして、前記ロック部材30のロック片3
3が一方及び他方のプッシュボタン22、23の元側ば
ね受け部29Aと先側ばね受け部29Bとの間に挿入さ
れたロック状態の場合には、前記ロック片係合部材58
の係合突起61が係合溝66に係合していないが、前記
ロック部材30のロック操作部32を指先で操作してこ
のロック部材30を移動してロック片33を、一方及び
他方のプッシュボタン22、23の元側ばね受け部29
Aと先側ばね受け部29Bとの間から除いて一方及び他
方のプッシュボタン22、23のロックを解除すると前
記係合突起61が係合溝66に係合する。他の作動は上
記した実施例1の場合と同様である。
【0056】(実施例7)本発明のプッシュ中留構造の
実施例7を図15乃至図17に示す。この実施例7は、
片プッシュタイプのプッシュ中留構造である。すなわ
ち、プッシュボタン機構部8は1個のプッシュボタン2
2と2個のスプリング24とを備えており、プッシュボ
タン装入部45はその端部が閉塞されていて、プッシュ
ボタン装入部45内にはバンド長手方向に離間してばね
受け部46、47が設けてあり、また、プッシュボタン
装入部45内には1本の抜け止めピン48が配置してあ
る。
【0057】そして、前記プッシュボタン装入部45内
に、プッシュボタン22が挿入してあって、このプッシ
ュボタン22の元側ばね受け部29Aと先側ばね受け部
29Bとばね受け部46、47との間に、それぞれスプ
リング24が介装してあり、これらのスプリング24の
付勢力によりプッシュボタン22のストッパ部28は前
記抜け止めピン48に当接していて、プッシュボタン2
2の押し部25Aが、プッシュボタン装入部45外方に
突出している。
【0058】そして、ロック機構装入部は実施例1にお
けるロック機構装入部21と同構成であり、ロック機構
装入部21にあっては、ロック用スプリング31のばね
力により前記ロック部材30は前記プッシュボタン機構
部8側に付勢されていて、前記ロック片33が、前記プ
ッシュボタン22の元側ばね受け部29Aと前記ばね受
け部46との間に挿入されて前記プッシュボタン22を
ロック状態にしている。
【0059】したがって、腕時計を手首に沿わせた後
に、前記ロック部材30のロック操作部32を指先で操
作してこのロック部材30をロック用スプリング31に
抗して移動してロック片33を、前記プッシュボタン2
2の元側ばね受け部29Aと前記ばね受け部46との間
から除いて、前記プッシュボタン22のロックを解除し
た状態で、他方の時計バンド2の端部の取付棒2Aを前
記中留枠10に連結された前記表板7に引っ掛け、この
状態で、前記表板7を折り畳んで、この表板7を表板嵌
合凹部14に嵌合して表板7に設けた係合ピン6を孔部
15に挿入し、この係合ピン6を前記プッシュボタン2
2の係合部27に係合して、前記腕時計を手首に装着す
る。
【0060】次に、前記ロック部材30のロック操作部
32の指先での操作を解除することによりロック部材3
0をロック用スプリング31のばね力で移動してロック
片33を、前記プッシュボタン22の元側ばね受け部2
9Aと前記ばね受け部46との間に挿入させて、前記プ
ッシュボタン22をロックする。
【0061】また、前記腕時計を手首から外す場合に
は、前記ロック部材30のロック操作部32を指先で操
作してこのロック部材30をロック用スプリング31に
抗して移動してロック片33を、前記プッシュボタン2
2の元側ばね受け部29Aと前記ばね受け部46との間
から除いて、前記プッシュボタン22のロックを解除す
る。
【0062】そして、プッシュボタン22の押し部25
Aを指で内側に押すことにより、プッシュボタン22を
前記スプリング24に抗して移動させることにより前記
係合部27を開いて係合を解除し、前記表板7を外に開
いて、係合ピン6を孔部15より抜き出し、前記取付棒
2Aを表板7より外す。
【0063】また、上記した実施例1乃至実施例7にお
いては、本発明のプッシュ中留構造をシングル・ロック
タイプの時計バンド構造に取り付けた場合を説明した
が、図18に示す三つ折り構成の中折れ部材67を有す
る時計バンド構造に取り付けてもよいし、二つ折り構成
の中折れ部材(図示せず)を有する時計バンド構造に取
り付けてもよいし、図19に示すように観音開き構成で
ある中折れ部材68を有する時計バンド構造に取り付け
てもよい。
【0064】三つ折り構成の中折れ部材67は、係合ピ
ン69を備えた中板70と、この中板70の一端部に回
動可能に連結された外板71とから構成されている。そ
して、前記中板70の他端部は一方の時計バンド1の端
部の連かん駒1Aに回転可能に連結されており、前記外
板71の端部は前記中留機構3の中留枠10の連かん駒
連結部12A(図1参照)に回動可能に連結されてい
る。中留枠10の連かん駒連結部12B(図1参照)は
他方に時計バンド2の端部の連かん駒2Bに回転可能に
連結されている。
【0065】このような三つ折り構成の中折れ部材67
にあっては、前記外板71を前記中板70側に折り畳ん
で、前記中板70に設けた前記係合ピン69を、前記中
留機構3の孔部15(図1参照)に挿入して、この係合
ピン69を前記ボタン側係合部、すなわち一方及び他方
のプッシュボタン22、23の互いに対向する係合部2
7に係合して、前記腕時計を手首に装着する。そして、
前記プッシュボタン22、23のロック作動は、上記し
た実施例1乃至実施例7におけるロック作動と同様であ
る。
【0066】また、観音開き構成である中折れ部材68
は、中折れ部材側係合部である係合ピン73を有する中
間板74の一端部に一方の開閉板75の一端部を、中間
板74の他端部に他方の開閉板76の一端部をそれぞれ
枢着して構成されており、この観音開き構成の中折れ部
材68の一方の開閉板75の他端部は一方の時計バンド
1の端部の連かん駒1Aに連結されており、他方の開閉
板76の他端部は前記中留機構3の中留枠10の連かん
駒連結部12A(図1参照)に枢着されいて、この中留
枠10の連かん駒連結部12B(図1参照)に他方の時
計バンド2の端部の連かん駒2Bが連結されている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、発明に係わるプ
ッシュ中留構造は、装身具の短手方向の側面より突出し
たプッシュボタンのプッシュ操作によりプッシュボタン
の係合部と係合部材の係合部との係合を解除できる中留
機構を備え、この中留機構に、プッシュボタンのプッシ
ュ操作を規制するロック機構部を設けたことにより、意
図しない外力により、プッシュボタンが押圧されて中留
機構の係合部と係合部材の係合部との係合が解除される
ことを防ぎ、延いては、装身具の脱落を防止することが
できる。
【0068】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、ロック機構部が、一方向の動きにより中留機構のプ
ッシュボタンに係合し且つ他方向への動きによりプッシ
ュボタンへの係合を解除するロック部材を有することに
より、装身具の携帯者がロック部材を移動させることに
より、プッシュ操作の規制とその解除を容易に行なうこ
とができる。
【0069】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、ロック機構部が、ロック部材プッシュボタン側に
付勢してロック部材プッシュボタンに係合する弾性部
材を有することにより、ロック部材が、弾性部材によっ
て押圧されることにより、常にプッシュボタンと係合し
ているので、プッシュ操作の規制を確実に行なうことが
できる。また、携帯者は、装身具を外すときのみ、ロッ
ク部材を移動させて他端側に指圧しつつ、プッシュ操作
を行えばよく、このプッシュ操作を容易なものにするこ
とができる。
【0070】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、プッシュ中留機構が、ロック部材を移動した位置に
係脱可能に係合するロック部材係合機構を有することに
より、ロック部材係合機構を一端側に設ければ、ロック
部材を一端側に移動すると、ロック部材係合機構により
ロック部材が係合されて動かなくなり、よって、プッシ
ュ操作の規制をより確実に行うことができる。
【0071】また、ロック部材係合機構を他端側に設け
れば、ロック部材を他端側に移動すると、ロック部材係
合機構によりロック部材が係合されて動かなくなり、よ
って、プッシュ操作の規制の解除をより確実に行うこと
ができる。また、ロック部材係合機構を一端側及び他端
側に設ければ、同様にプッシュ操作の規制とその解除を
より確実に行うことができる。
【0072】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、ロック部材プッシュボタン側に付勢してプッシュ
ボタンに係合する弾性部材を有すると共に、ロック部材
プッシュボタンに係合した位置でロック部材係合機構
によりロック部材を係合するようにしたにより、ロック
部材は、弾性部材によって、一端側に押圧されることに
より、常にプッシュボタンと係合してプッシュ操作を規
制しているので、携帯者は、装身具を外すときのみ、
ック部材を移動させて他端側に指圧しつつ、プッシュ操
作を行えばよい。また、ロック部材係合機構によりロッ
ク部材を他端側に係合し、その後、プッシュ操作を行え
ばよく、ロック部材とプッシュ操作を指で同時に行う必
要がなくなり、よって、プッシュ中留の操作をより簡便
で容易にすることができる。
【0073】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、中留機構が両プッシュ中留構成であることにより、
従来の中留構造とはほぼ同じ製品化が可能になる。
【0074】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、中留機構が片プッシュ中留構成であることにより、
従来の中留構造とはほぼ同じ製品化が可能になる。
【0075】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、中留機構を、中折れ部材が複数折れ構成である装身
具構成に設けたことにより、従来の中留構造とはほぼ同
じ製品化が可能になる。
【0076】また、発明に係わるプッシュ中留構造
は、中折れ部材が観音開き構成であることにより、従来
の中留構造とはほぼ同じ製品化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例1の
分解状態の斜視図である。
【図2】同プッシュ中留構造の平面図である。
【図3】同プッシュ中留構造の一部断面した側面図であ
る。
【図4】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図5】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例2の
一部断面した側面図である。
【図6】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例3の
一部断面した側面図である。
【図7】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例4の
平面図である。
【図8】同プッシュ中留構造の一部断面した側面図であ
る。
【図9】同プッシュ中留構造におけるロック部材の斜視
図である。
【図10】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例5
の平面図である。
【図11】同プッシュ中留構造における係合体の斜視図
である。
【図12】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例6
の一部省略した断面図である。
【図13】図12のB−B線に沿う断面図である。
【図14】同プッシュ中留構造におけるロック片係合部
材の斜視図である。
【図15】本発明に係わるプッシュ中留構造の実施例7
の平面図である。
【図16】同プッシュ中留構造の一部断面した側面図で
ある。
【図17】図15のC−C線に沿う断面図である。
【図18】本発明に係わるプッシュ中留構造を備えた三
つ折り構成の時計バンド構造の斜視図である。
【図19】本発明に係わるプッシュ中留構造を備えた観
音開き構成の時計バンド構造の斜視図である。
【図20】従来のプッシュ中留構造を備えた時計バンド
構造の一部省略した斜視図である。
【図21】従来のプッシュ中留構造の内部構成の平面図
である。
【符号の説明】
1 一方の時計バンド 2 他方の時計バンド 3 中留機構 6 係合ピン(係合部) 7 表板(係合部材) 8 プッシュボタン機構部 9 ロック機構部 10 中留枠 20 プッシュ装入部 22、23 プッシュボタン 27 係合部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体に配置されるプッシュボタンと、 ケース本体に移動可能に配置されるロック部材と、を備
    え、 移動したロック部材がプッシュボタンに係合することに
    より、プッシュボタンのプッシュ操作が規制されるプッ
    シュ中留。
  2. 【請求項2】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体に形成されたプッシュボタン挿入部と、 プッシュボタン挿入部に挿入されるプッシュボタンと、 ケース本体に移動可能に配置されるロック部材と、を備
    え、 移動したロック部材がプッシュボタン挿入部内に突出し
    てプッシュボタンと係合することにより、プッシュボタ
    ンのプッシュ操作が規制されるプッシュ中留。
  3. 【請求項3】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体に配置されるプッシュボタンと、 ケース本体に移動可能に配置されるロック部材と、 ケース本体とロック部材との間に配置されてロック部材
    をプッシュボタンに向けて付勢する弾性部材と、を備
    え、 弾性部材によって付勢されたロック部材がプッシュボタ
    ンと係合することにより、プッシュボタンのプッシュ操
    作が規制されるプッシュ中留。
  4. 【請求項4】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体に配置されるプッシュボタンと、 プッシュボタンのばね受け部に配置されてプッシュボタ
    ンを付勢するスプリングと、 ケース本体に移動可能に配置されるロック部材と、を備
    え、 移動したロック部材がプッシュボタンのばね受け部に係
    合することにより、プッシュボタンのプッシュ操作が規
    制されるプッシュ中留。
  5. 【請求項5】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体の一端側から挿入される一方のプッシュボタ
    ンと、 ケース本体の他端側から挿入される他方のプッシュボタ
    ンと、 ケース本体に移動可能に配置されるロック部材と、を備
    え、 移動したロック部材が一方のプッシュボタンと他方のプ
    ッシュボタンとの間に位置することにより、プッシュボ
    タンのプッシュ操作が規制されるプッシュ中留。
  6. 【請求項6】 プッシュボタンのプッシュ操作により、
    プッシュボタンの係合部と係合部材の係合部との係合を
    解除できるプッシュ中留であって、 ケース本体と、 ケース本体に配置されるプッシュボタンと、 ケース本体に形成されたロック部材挿入凹部内に移動可
    能に配置されるロック部材と、を備え、 移動したロック部材がプッシュボタンに係合することに
    より、プッシュボタンのプッシュ操作が規制され、 かつロック部材と係合してロック部材の移動を規制する
    ロック部材係合機構を、 本体部におけるロック部材挿入凹部内に設けたプッシュ
    中留。
  7. 【請求項7】 ロック部材が、一方向の動きによりプッ
    シュボタンに係合し且つ他方向への動きによりプッシュ
    ボタンへの係合を解除する請求項1から6のいずれかに
    記載のプッシュ中留。
  8. 【請求項8】 プッシュ中留が2つのプッシュボタンを
    備える両プッシュ中留である請求項1から6のいずれか
    に記載のプッシュ中留。
  9. 【請求項9】 プッシュ中留が複数折れ構成の中折れ部
    材を備える請求項1 から6のいずれかに記載のプッシュ
    中留。
  10. 【請求項10】 プッシュ中留が観音開き構成の中折れ
    部材を備える請求項1から6のいずれかに記載のプッシ
    ュ中留。
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