JP7236602B2 - コントロールケーブルの連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車等において遠隔操作のために用いられるコントロールケーブルを途中で分割して連結するためのコントロールケーブルの連結構造に関する。
下記特許文献1には、長いコントロールケーブルを途中で分割して連結(中継接続)するためのコントロールケーブルの中継接続装置が開示されている。この中継接続装置は、第1の導管に第1の内索が挿通された第1のコントロールケーブルと、第2の導管に第2の内索が挿通された第2のコントロールケーブルと、第1の導管が固定された第1の結合ケースと、第2の導管が固定されると共に第1の結合ケースに対して嵌着可能とされた第2の結合ケースと、第1の内索の端部が係合された第1の結合ピースと、第2の内索の端部が係合された第2の結合ピースと、を備えている。第1のコントロールケーブルは、第1の結合ケースに隣接するシリンダ部を有しており、当該シリンダ部内を第1及び第2の結合ピースがスライド可能とされている。
第1の結合ピースには、第1の内索が係合された側とは反対側に開口した孔が形成されており、第2の結合ピースの外周には、爪が形成されている。上記孔に第2の結合ピースが軸方向に嵌め込まれると、第1のコントロールケーブルと第2のコントロールケーブルとが同軸状に接続されると共に、上記孔の周囲に形成された突起部に上記爪が係合して抜けなくなる。また、上記のように第1の結合ピースの孔に第2の結合ピースが嵌め込まれる際には、第1の結合ケースに設けられた規制手段によって、上記シリンダ部に対する第1及び第2の結合ピースのスライド動作が規制される構成になっている。
上記の規制手段は、第1の結合ピースのスライド動作の規制時に、上記シリンダ部の内面に突き出すように構成された突起を有しており、上記シリンダ部は、第1の結合ピースのスライド動作の規制解除時に、上記突起が嵌まり込む嵌合くぼみを有している。第1の結合ケースを第2の結合ケースに嵌着させる際には、第2の結合ケースの底面が、第2の結合ピースと当接することにより、第2の結合ピースのスライド動作が規制される。また、規制手段の突起は、第1の結合ケースと第2の結合ケースとの嵌着時及び第1の結合ピースと第2の結合ピースとの係合時に、第1の結合ピースのコントロールケーブル側端部に当接することにより、第1及び第2の結合ピースのスライド動作を一時的に規制する。そして、第1の結合ケースと第2の結合ケースとの嵌着完了後及び第1の結合ピースと第2の結合ピースの係合完了後には、前記突起が前記嵌合くぼみに嵌まり込むことにより、上記規制を解除して第1及び第2の結合ピースがシリンダ部内をスライド可能となる。これにより、第1及び第2の結合ピースを介して連結された第1及び第2の内索が、第1及び第2の導管内をスライド可能となる。
特許第4933750号公報
上記の先行技術では、第1の結合ピースに形成された孔に、第2の結合ピースを軸方向に嵌め込んで抜けないようにするために、第1又は第2の結合ピースに弾性変形可能な爪を形成する必要がある。このため、爪が形成される結合ケースが複雑な形状となり、1部品で構成することが困難になるため、部品点数が多くなり、製造コストが増加する。また、上記の爪が係合する突起部などが形成される結合ピースも複雑な形状となり、加工が困難になるため、これによっても製造コストが増加する。さらに、第1のコントロールケーブルと第2のコントロールケーブルとを連結する際には、第2の結合ケースを第1の結合ケースに嵌着させる力に加え、第2の結合ピースを第1の結合ピースに嵌め込む力が必要になるため、連結作業の負担が増えるという問題もある。
本発明は上記事実を考慮し、内索同士を連結するための部品を簡素な形状にすることができると共に、連結作業の負担を軽減することができるコントロールケーブルの連結構造を得ることを目的とする。
第1の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第1の導管に第1の内索が挿通された第1のコントロールケーブルと、第2の導管に第2の内索が挿通された第2のコントロールケーブルと、前記第1の導管の端部が長手方向一端部に係止された長尺な第1のケースと、前記第2の導管の端部が係止されると共に、前記第1のケースに対して前記第2の導管の径方向に重ね合わされて組み付けられ、当該組み付け状態で前記第1及び第2の導管が同軸状に配置される第2のケースと、前記第2の内索の端部に取り付けられたケーブルエンドと、前記第1の内索の端部が係止され、前記第1のケースに対して前記第1のケースの長手方向にスライド可能に支持されると共に、前記組み付け状態で前記ケーブルエンドが前記第2の導管とは反対側から係合されて前記第2の内索が連結されるスライダと、を備えている。
第1の態様のコントロールケーブルの連結構造では、第1の導管に第1の内索が挿通された第1のコントロールケーブルは、第1の導管の端部が第1のケースの長手方向一端部に係止されると共に、第1の内索の端部がスライダに係止されている。また、第2の導管に第2の内索が挿通された第2のコントロールケーブルは、第2の導管の端部が第2のケースに係止されると共に、第2の内索の端部にケーブルエンドが取り付けられている。第2のケースは、第1のケースに対して第2の導管の径方向に重ね合わされて組み付けられる。これにより、第1の導管と第2の導管とが第1のケース及び第2のケースを介して連結されて同軸状に配置される。また、上記のスライダは、第1のケースに対して第1のケースの長手方向にスライド可能に支持されており、第2のケースが第1のケースに組み付けられた状態では、ケーブルエンドがスライダに対して第2の導管とは反対側から係合されて、第2の内索がスライダに連結される。これにより、第1の内索と第2の内索とがスライダ及びケーブルエンドを介して連結される。
ここで、上記のケーブルエンドは、例えば単なるニップルエンドであればよく、上記のスライダは、第1の内索を係止可能でかつ上記のケーブルエンドを第2の導管とは反対側から係合可能なものであればよい。したがって、これらのスライダ及びケーブルエンド(すなわち内索同士を連結するための部品)を簡素な形状にすることができる。しかも、ケーブルエンドをスライダに対して第2の導管とは反対側から係合させて第2の内索をスライダに連結する構成であるため、第2の内索をスライダに連結させる際に力を入れる必要がなくなる。その結果、上記各導管及び上記各内索の連結の際には、第2のケースを第1のケースに組み付けるための力を加えれば足りるようになるので、連結作業の負担を軽減することができる。
第2の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第1の態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記組み付けの際には、前記第2のケースが有する両側壁の内側に前記第1のケースが嵌め込まれることで、前記第1のケースの両側面に形成された嵌合部が前記両側壁に形成された被嵌合部に嵌合する。
第2の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースが第1のケースに組み付けられる際には、第2のケースが有する両側壁の内側に第1のケースが嵌め込まれることで、第1のケースの両側面に形成された嵌合部(例えば凸部)が上記両側壁に形成された被嵌合部(例えば孔)に嵌合する。これにより、第1のケースに対する第2のケースの組み付け状態を、簡素な構成で維持することができる。
第3の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第1の態様又は第2の態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記スライダには、前記スライダのスライド方向を長手とする長穴が形成されており、前記組み付けの際に前記ケーブルエンドが前記長穴内に挿入されると共に、前記長穴は、前記ケーブルエンドよりも前記スライド方向の寸法が大きく設定されている。
第3の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースが第1のケースに組み付けられる際には、第2の内索の端部に取り付けられたケーブルエンドが、スライダに形成された長穴内に挿入(収容)される。この長穴は、スライダのスライド方向を長手としており、ケーブルエンドよりも上記スライド方向の寸法が大きく設定されている。これにより、ケーブルエンドをスライダの長穴内に挿入する際に、ケーブルエンドとスライダとに上記スライド方向の位置のばらつきがあっても、ケーブルエンドをスライダの長穴内に挿入し易くなる。
第4の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第3の態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記第2のケースには、前記第2の内索の端部が挿通された挿入ガイド部が形成されており、前記組み付けの際には、前記挿入ガイド部によって前記ケーブルエンドが前記長穴内への挿入を案内される。
第4の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースには、第2の内索の端部が挿通された挿入ガイド部が形成されている。この第2のケースが第1のケースに組み付けられる際には、第2の内索の端部に取り付けられたケーブルエンドが、上記の挿入ガイド部によってスライダの長穴内への挿入を案内される。これにより、ケーブルエンドをスライダの長穴内に一層挿入し易くなる。
第5の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第1の態様第4の態様の何れか1つの態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記第2のケースには、前記第2の導管とは反対側に開口した組付案内部が形成されており、前記組み付けの際には、前記組付案内部内に前記第1のケースの長手方向他端部が挿入され、当該挿入状態で前記第2のケースが前記第1のケースに対して前記径方向に回転される。
第5の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースが第1のケースに組み付けられる際には、先ず第2のケースに形成された組付案内部内に、第1のケースの長手方向他端部が挿入される。これにより、第1のケースに対する第2のケースの相対的な位置ずれが制限される。そして、当該位置ずれ制限状態(上記の挿入状態)で第2のケースが第1のケースに対して第2の導管の径方向に回転されることにより、第2のケースが第1のケースに対して第2の導管の径方向に重ね合わされて組み付けられる。このように構成されているので、第2のケースが第1のケースに対して第2の導管の径方向に直線的に重ね合わされて組み付けられる場合と比較して、組み付けが容易になる。
第6の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第5の態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記挿入状態では、前記第1及び第2のケースのうちの一方に形成された突起が他方に形成された窪みに係合し、当該係合部分が前記回転の中心となる。
第6の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースに形成された組付案内部内に、第1のケースの長手方向他端部が挿入された状態では、第1及び第2のケースのうちの一方に形成された突起が他方に形成された窪みに係合する。この係合部分は、第2のケースが第1のケースに対して第2の導管の径方向に回転される際の回転中心となる。これにより、第2のケースが第1のケースに対して回転される際に、回転中心がずれないようにすることができる。
第7の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第1の態様第6の態様の何れか1つの態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記スライダのスライドを制限する制限位置と前記制限を解除する解除位置との間で変位可能に前記第1のケースに取り付けられたストッパを備えている。
第7の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第2のケースが第1のケースに組み付けられる際には、ストッパを制限位置に位置させることで、第1のケースに対するスライダのスライドを制限することができる。これにより、第2の内索の端部をスライダの挿入溝に挿入し易くなる。また、第1のケースへの第2のケースの組み付け完了後に、上記のストッパを制限位置から解除位置へと変位させれば、上記のスライド制限が解除される。これにより、スライダを介して連結された第1及び第2の内索がスライド可能となる。
第8の態様のコントロールケーブルの連結構造は、第7の態様のコントロールケーブルの連結構造において、前記ストッパが前記制限位置から前記解除位置へと変位される際に、前記第2のケースが前記第1のケースに対して組み付け完了直前の位置に位置する場合、前記ストッパに設けられた係合部が、前記第2のケースに係合して前記第2のケースを前記第1のケースに対する組み付け完了位置へと変位させるように構成されている。
第8の態様のコントロールケーブルの連結構造によれば、第1のケースに対する第2のケースの組み付け作業時に、組み付け不良があり、第2のケースが第1のケースに対して組み付け完了直前の位置に位置する場合でも、上記組み付け作業後にストッパが制限位置から解除位置へと変位されることで、ストッパに設けられた係合部が第2のケースに係合して第2のケースを第1のケースに対する組み付け完了位置へと変位させる。これにより、上記の組み付け不良を解消することができる。
以上説明したように、本発明に係るコントロールケーブルの連結構造によれば、内索同士を連結するための部品を簡素な形状にすることができると共に、連結作業の負担を軽減することができる。
本発明の実施形態に係るコントロールケーブルの連結構造において、第2のケースとしてのケーシングエンドが第1のケースとしてのケーシングに組み付けられる前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るコントロールケーブルの連結構造を示す分解斜視図である。 図1の一部を拡大しかつケーシングを透視した状態で示す斜視図である。 ケーシングエンドを含む周辺の構成をケーシングエンドの裏側から見た斜視図であり、ケーシングエンドの一部を破断した状態で示す図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け途中の状態を示す部分断面図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け完了状態を示す部分断面図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け完了後に、ストッパが解除位置から制限位置へと変位された状態を示す部分断面図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け時に、ストッパが制限位置に位置していた場合の状況を示す部分断面図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け時に、両者の上下方向の位置ずれを吸収可能な構成について説明するための部分断面図である。 ケーシングへのケーシングエンドの組み付け時に、両者の左右方向の位置ずれを吸収可能な構成について説明するための部分断面図である。
以下、図1~図10を用いて、本発明の実施の形態に係るコントロールケーブルの連結構造10(以下、単に「連結構造10」と称する場合がある)について説明する。なお、各図においては、図面を見易くする関係から、一部の符号を省略している場合がある。また便宜上、各図中に適宜示される矢印FR、RH、UPを、それぞれ連結構造10の前方、右方、上方とする。連結構造10の前後方向、左右方向、上下方向は、それぞれ連結構造10の長手方向、幅方向、厚さ方向と一致している。以下、単に前後左右上下の方向を用いて説明する場合、連結構造10に対する方向を示すものとする。但し、上記の前後左右上下の方向は、連結構造10の使用状態での方向とは無関係である。
(構成)
図1~図4に示されるように、本実施形態に係るコントロールケーブルの連結構造10は、第1のコントロールケーブル12と、第2のコントロールケーブル18と、第1のケースとしてのケーシング24と、第2のケースとしてのケーシングエンド54と、カバー86と、スライダ90と、ケーブルエンド84と、ストッパ106とを備えている。この連結構造10は、例えば自動車等において遠隔操作のために用いられる長いコントロールケーブルを途中で分割して連結(中継接続)するための構造である。上記の遠隔操作としては、例えば運転席からトランクリッドやフューエルリッドを開放したり、リヤハッチ側からリヤシートのシートバックを倒したりするための操作が挙げられる。なお、この実施形態は、上記各構成要素を備えたコントロールケーブルの実施形態としても捉えることができる。
第1のコントロールケーブル12は、ここではリモート側(例えばリヤハッチの付近)に接続されるケーブルとされており、第1の導管(アウタケーブル)14と、第1の導管14内に挿通された第1の内索(インナケーブル)16とによって構成されている。第1の導管14の一端部(上記リモート側とは反対側の端部)には、円筒状の金属キャップ14Aが加締め等の手段で取り付けられている。第2のコントロールケーブル18は、ここでは操作対象側(例えばリヤシート)に接続されるケーブルとされており、第2の導管(アウタケーブル)20と、第2の導管20内に挿通された第2の内索(インナケーブル)22とによって構成されている。
ケーシング24は、例えば樹脂によって形成されたものであり、連結構造10の前後方向を長手とする長尺状をなしている。このケーシング24は、前壁26、後壁28、左壁30、右壁32及び底壁34を有しており、上方側に向けて開口した箱状をなしている。また、このケーシング24は、後壁28よりも若干前方側に配置された仕切壁36を有している。仕切壁36は、左壁30、右壁32及び底壁34に一体に接続されており、後壁28に対して間隙を隔てて前方側から対向している。
前壁26は、上方側へ向かうほど前後方向の厚みが前方側へ向かって増加するように形成されている。また、前壁26は、前方側へ向かうほど左右方向の寸法が縮小するように形成されており、前壁26の左右両側面には、前方側へ向かうほど互いに接近するように傾斜した左右一対のテーパー面26Aが形成されている。前壁26の左右方向中央部には、上方側が開放された挿通溝38が形成されている。この挿通溝38は、前壁26を前後方向に貫通している。また、前壁26の上端部において、挿通溝38の左右両側には、前方側へ突出した左右一対の突起40が形成されている。
後壁28の左右方向中央部には、上方側が開放された嵌合溝42が形成されており、仕切壁36の左右方向中央部には、上方側が開放された挿通溝44が形成されている。嵌合溝42は、後壁28を前後方向に貫通しており、挿通溝44は、仕切壁36を前後方向に貫通している。後壁28と仕切壁36との間には、第1の導管14の金属キャップ14Aが嵌合され、第1の導管14における金属キャップ14Aの隣接部(金属キャップ14Aよりも小径な部分)が嵌合溝42に嵌合される。これにより、第1の導管14の一端部がケーシング24の長手方向一端部(後端部)に係止される。また、上記の挿通溝44には、第1の内索16が挿入され、第1の内索16の一端側がケーシング24内に挿入(収容)された状態となる。
左壁30及び右壁32の長手方向中間部には、左右方向の外側へ突出しかつ上下方向に延びる前後一対の突条46がそれぞれ形成されている。これらの突条46は、底壁34よりも下側まで延びている。また、左壁30及び右壁32にはそれぞれ、前後一対の突条46の間において、左壁30及び右壁32を貫通した貫通孔48が形成されている。これらの貫通孔48は、左右方向視で矩形状をなしている。また、左壁30及び右壁32にはそれぞれ、前後一対の突条46よりも前方側において、左右方向の外側へ突出しかつ前後方向に延びる嵌合凸部50が形成されている。これらの嵌合凸部50は、本発明における「嵌合部」に相当しており、ケーシング24の左右両側面に形成されている。これらの嵌合凸部50は、ケーシングエンド54に対応している。さらに、左壁30及び右壁32にはそれぞれ、前後一対の突条46よりも後方側において、左右方向の外側へ突出しかつ前後方向に延びる前後一対の嵌合凸部52が形成されている。これらの嵌合凸部52は、カバー86に対応している。
ケーシングエンド54は、例えば樹脂によって形成されたものであり、連結構造10の前後方向を長手とする長尺状をなしている。但し、ケーシングエンド54の長手方向寸法は、ケーシング24の長手方向寸法と比較して十分に小さく設定されている。このケーシングエンド54は、天壁56、前壁58、左壁60及び右壁62を有しており、後方側及び下方側に向けて開口した箱状をなしている。天壁56の後端部には、左壁60及び右壁62よりも後方側へ突出した突片部56Aが設けられている。
前壁58の左右方向中央部には、前方側へ突出した導管係止部64が形成されている。この導管係止部64は、ケーシングエンド54の長手方向を軸方向とする円筒状をなしており、前方側へ向けて開口している(図5~図9参照)。この導管係止部64内には、第2の導管20(図5~図9では図示省略)の一端部(前述した操作対象側とは反対側の端部)が嵌合される。第2の導管20の一端部は、例えば図示しないリング状の加締め金具によって導管係止部64に加締められて係止されている。
また、前壁58の左右方向中央部には、後方側へ突出した挿入ガイド部68が形成されている。この挿入ガイド部68は、ケーシングエンド54の長手方向を軸方向とする略円筒状をなしており、前述した挿通溝38内に上方側から挿入可能とされている。挿入ガイド部68には、挿入ガイド部68を前後方向に貫通した内索挿通孔70が形成されている。この内索挿通孔70は、導管係止部64と同軸状に形成されており、導管係止部64内に連通されている。この内索挿通孔70には、第2の内索22の一端側が挿通されている。これにより、第2の内索22の一端側が挿入ガイド部68に保持されている。第2の内索22の一端部には、円柱状のケーブルエンド84が同軸的に固定され(取り付けられ)ている。このケーブルエンド84は、ニップルエンドであり、第2の内索22よりも大径に形成され、ケーシングエンド54内(左壁60と右壁62との間)に配置されている。なお、ケーブルエンド84は、第2の内索22に固定されたものである必要はなく、第2の内索22に対して第2の内索22の他端側へスライド可能に取り付けられたものでもよい。また、前壁58の上端部の後面には、前方側へ窪んだ窪み72(図5~図8参照)が形成されている。この窪み72は、前述した左右一対の突起40に対応している。
左壁60及び右壁62は、ケーシングエンド54の左右の側壁を構成している。左壁60及び右壁62の前後方向中間部には、左壁60及び右壁62を貫通しかつ前後方向に延びる嵌合孔74がそれぞれ形成されている。これらの嵌合孔74は、本発明における「被嵌合部」に相当しており、前述した嵌合凸部50に対応している。
さらに、ケーシングエンド54の前部には、後方側(第2の導管20とは反対側)に開口した組付案内部76が形成されている。組付案内部76は、左壁60及び右壁62の前部から下側へ延びる左壁78及び右壁80と、左壁78及び右壁80の下端部を左右方向に繋いだ下壁82とによって構成されている。左壁78及び右壁80は、左右方向視で略三角形状をなしており、後方側へ向かうほど上下方向寸法が下方側へ向かって拡大するように形成されている。下壁82は、前方側へ向かうほど上方側へ向かうように傾斜しており、端部が前壁58の下端部に一体に接続されている。
上記構成のケーシングエンド54は、ケーシング24の前部(前後一対の突条46よりも前方側の部位)に対して上方側から重ね合わされて組み付けられる構成になっている(図1に示される白抜きの矢印参照)。ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられた状態(以下、単に「組み付け状態」と称する場合がある)では、第1の導管14と第2の導管20とが同軸状に配置されると共に、ケーシング24を介して互いに反対側に配置される構成になっている。また、上記の組み付け状態では、嵌合凸部50が嵌合孔74内に嵌合することで、上記の組み付け状態が維持される構成になっている。
図1~図3に示されるカバー86は、例えば樹脂によって形成されたものであり、連結構造10の前後方向を長手とする長尺状をなしている。このカバー86は、天壁及び左右の側壁を有しており、下方側及び前後方向両側に向けて開口した箱状(樋状)をなしている。カバー86の天壁には、カバー86の左右の側壁よりも前方側へ突出した突片部86Aが設けられている。また、カバー86の左右の側壁にはそれぞれ、これらの側壁を左右方向に貫通しかつ前後方向に延びる前後一対の嵌合孔88が形成されている。これらの嵌合孔88は、前述した嵌合凸部52に対応している。上記構成のカバー86は、ケーシング24の後部(前後一対の突条46よりも後方側の部位)に対して上方側から重ね合わされて組み付けられる構成になっている。また、カバー86がケーシング24に組み付けられた状態では、嵌合凸部52が嵌合孔88内に嵌合することで、ケーシング24に対するカバー86の組み付け状態が維持される構成になっている。
図1~図3に示されるスライダ90は、例えば金属によって形成されたものであり、連結構造10の前後方向を長手とする長尺矩形の枠状をなしている。具体的には、このスライダ90は、図2に示されるように、前後方向に互いに対向しかつ左右方向に延在した前壁部92及び後壁部94と、前壁部92及び後壁部94の左端部を前後方向に繋いだ左壁部96と、前壁部92及び後壁部94の右端部を前後方向に繋いだ右壁部98とによって構成されている。
このスライダ90の長手方向寸法は、ケーシング24の長手方向寸法と比較して十分に小さく設定されている。具体的には、このスライダ90の長手方向寸法は、ケーシング24の左壁30及び右壁32に形成された貫通孔48の前縁部から前壁26の後面までの距離と同等に設定されている。このスライダ90は、ケーシング24の前壁26と仕切壁36との間(すなわちケーシング24内)に収容されており、ケーシング24に対してケーシング24の長手方向にスライド可能に支持されている。このスライダ90の中央部には、スライダ90のスライド方向を長手とする長尺矩形の長穴100が形成されている。この長穴100は、スライダ90を上下方向に貫通している。この長穴100は、ケーブルエンド84よりも前後方向(スライダ90のスライド方向)の寸法が十分に大きく設定されている。
スライダ90の後壁部94の左右方向中央部には、後方側へ円柱状に突出した内索係止部102が形成されている。この内索係止部102には、第1の内索16の一端部が係止(固定)されている。第1の内索16の一端部は、例えばスライダ90がダイカスト成形される際に、一体成形によりスライダ90に固定される構成になっている。また、スライダ90の前壁部92の左右方向中央部には、上方側が開放された挿入溝104が形成されている。この挿入溝104は、前壁部92を前後方向に貫通しており、スライダ90がケーシング24内の前部に位置する状態(スライダ90の前面がケーシング24の前壁26に当接又は近接して対向した状態;以下同様)では、ケーシング24の挿通溝38に連続して配置される。これらの挿通溝38内及び挿入溝104内には、前述した挿入ガイド部68を上方側から挿入可能とされている。また、挿通溝38及び挿入溝104の溝幅(左右方向の寸法)は、挿入ガイド部68の左右方向の寸法よりも若干大きく設定されており、挿通溝38内及び挿入溝104内への挿入ガイド部68の挿入力はゼロ又は十分に小さく設定されている。
図1~図3、図5~図8に示されるストッパ106は、例えば樹脂によって形成されたものであり、前後方向視で下側が開放された略逆U字状をなしている。具体的には、このストッパ106は、左右方向に互いに対向しかつ上下方向に延在した左右一対の脚部108と、左右一対の脚部108の上端部を左右方向に繋いだ連結部110とによって構成されている。この連結部110は、本発明における「係合部」に相当する。左右一対の脚部108は、ケーシング24の左壁30及び右壁32に形成された前後一対の突条46間に挿入されており、ストッパ106は、ケーシング24に対して上下方向にスライド(変位)可能とされている。
左右一対の脚部108の下端部には、互いに接近する側へ突出した突出部108Aがそれぞれ形成されている。これらの突出部108Aは、ストッパ106が図1、図3、図5、図6に示される制限位置に位置する状態では、ケーシング24に形成された貫通孔48内に嵌合する。この状態では、ストッパ106が制限位置に保持されると共に、各突出部108Aの先端側がケーシング24の内側に突出する。各突出部108Aは、スライダ90がケーシング24内の前部に位置する状態では、スライダ90の後面に対して後方側から当接又は近接して対向する。このため、スライダ90がケーシング24内の前部に位置する状態で、ストッパ106が制限位置に配置されると、ケーシング24に対するスライダ90のスライドが制限される構成になっている。また、ストッパ106が制限位置に位置する状態では、ストッパ106の連結部110がケーシング24に対して上方側に離間して配置される構成になっている。なお、上記のスライド制限は、ケーシング24に対するスライダ90のスライドが一定の範囲に制限される場合の他、スライダ90がケーシング24に対してスライド不能とされる場合を含む。
一方、ストッパ106が図7、図8に示される解除位置に位置する状態では、各突出部108Aの上面がケーシング24の下面の左右両端部に引っ掛かる。この状態では、各突出部108Aがケーシング24内に突出しなくなり、ストッパ106によるスライダ90の上記スライド制限が解除される構成になっている。また、ストッパ106が解除位置に位置する状態では、ストッパ106が制限位置に位置する状態よりも、連結部110がケーシング24に接近する。この状態では、左壁30及び右壁32の上面と連結部110の下面との距離が、前述した突片部56A、86Aの厚さ寸法と同等になるように構成されている。
(連結方法)
次に、上記構成の連結構造10における第1のコントロールケーブル12と第2のコントロールケーブル18との連結方法について説明する。この連結構造10では、第1のコントロールケーブル12と第2のコントロールケーブル18とが連結される前は、スライダ90がケーシング24内の前部に位置する状態でストッパ106が制限位置に配置されており、ケーシング24にはカバー86(図5及び図6では図示省略)が組み付けられている。その状態で、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に重ね合わされて組み付けられる。この組み付けの際には、先ずケーシングエンド54の組付案内部76内にケーシング24の長手方向他端部(前壁26側の端部)が挿入され、ケーシング24に形成された突起40がケーシングエンド54に形成された窪み72に係合される(図9参照)。
なお、上記の挿入の際には、図9に示されるように、ケーシングエンド54の天壁56及び組付案内部76の下壁82によって、ケーシング24とケーシングエンド54との上下方向の位置ずれを吸収できるようになっている(図9の矢印H1及び矢印H2参照)。また、上記の挿入の際には、図10に示されるように、ケーシング24に形成された左右一対のテーパー面26Aによって、ケーシング24とケーシングエンド54との左右方向の位置ずれを吸収できるようになっている(図10の矢印W1及び矢印W2参照)。
そして、上記の挿入状態で、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に回転されることにより、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に重ね合わされて組み付けられる(図6参照)。この組み付けの際には、第2の内索22の一端部がスライダ90の挿入溝104内に挿入されると共に、第2の内索22の一端部に取り付けられたケーブルエンド84がスライダ90の長穴100内に挿入される。このケーブルエンド84がスライダ90における挿入溝104の縁部(前壁部92)に対して第2の導管20とは反対側から係合する(引っ掛かる)ことで、第2の内索22がスライダ90に連結される。また、上記の組み付け状態では、嵌合凸部50が嵌合孔74内に嵌合することで、上記の組み付け状態が維持される。
なお、上記回転の際には、突起40と窪み72との係合部分が回転中心とされる。また、上記回転の際には、ケーシングエンド54の突片部56Aがストッパ106に当たらないように構成されている(図5の仮想線VL参照)。また、上記のようにケーシングエンド54がケーシング24に重ね合わされる際には、第2の内索22の端部に取り付けられたケーブルエンド84が、ケーシングエンド54に設けられた挿入ガイド部68によって、スライダ90が長穴100内への挿入を案内される構成、すなわち挿入ガイド部68がケーブルエンド84を長穴100内に挿入可能な前後方向の位置に保持する構成になっている。
次いで、ストッパ106が解除位置へと押し込まれる(図7参照)。この状態では、ストッパ106によるスライダ90のスライド制限が解除され、スライダ90を介して連結された第1及び第2の内索22がスライド可能となる。また、この状態では、嵌合凸部52が嵌合孔88内に嵌合することで、ケーシング24に対するカバー86の組み付け状態が維持されると共に、ケーシングエンド54の突片部56Aとカバー86の突片部86Aとが、ストッパ106の連結部110とケーシング24との間に挟まれて保持される。
なお、ケーシング24へのケーシングエンド54の組み付け時に、ストッパ106が制限位置に位置していた場合、図8に示されるように、ケーシングエンド54の突片部56Aがストッパ106の連結部110に当たることで、ケーシングエンド54がケーシング24に対して組み付け不良の状態となるため、作業者に異常を認識させることができる。また、本実施形態では、ケーシング24に対するケーシングエンド54の組み付け作業時に組み付け不良があり、ケーシングエンド54がケーシング24に対して組み付け完了直前の位置(嵌合凸部50が嵌合孔74内に嵌合する直前の位置)に位置する場合でも、上記組み付け作業後にストッパ106が制限位置から解除位置へと変位されることで、上記の組み付け不良が解消される構成になっている。具体的には、制限位置から解除位置へと変位されるストッパ106の連結部110が、上記組み付け不良状態のケーシングエンド54の突片部56Aに係合して当該ケーシングエンド54をケーシング24に対する組み付け完了位置(図6及び図7に示される位置)へと変位させる構成になっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のコントロールケーブルの連結構造10では、第1の導管14に第1の内索16が挿通された第1のコントロールケーブル12は、第1の導管14の端部が第1の結合ケースの長手方向一端部に係止されると共に、第1の内索16の端部がスライダ90に係止されている。また、第2の導管20に第2の内索22が挿通された第2のコントロールケーブル18は、第2の導管20の端部がケーシングエンド54に係止されると共に、第2の内索22の端部にケーブルエンド84が取り付けられている。ケーシングエンド54は、ケーシング24に対して第2の導管20の径方向に重ね合わされて組み付けられる。これにより、第1の導管14と第2の導管20とがケーシング24及びケーシングエンド54を介して連結されて同軸状に配置される。また、上記のスライダ90は、ケーシング24に対してケーシング24の長手方向にスライド可能に支持されると共に、挿入溝104を有している。この挿入溝104には、上記組み付けの際に第2の内索22の端部が径方向に挿入される。そして、ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられた状態では、上記挿入溝104の縁部にケーブルエンド84が第2の導管20とは反対側から係合されることで、第2の内索22がスライダ90に連結される。これにより、第1の内索16と第2の内索22とがスライダ90及びケーブルエンド84を介して連結される。
ここで、上記のケーブルエンド84は、単なるニップルエンドであり、上記のスライダ90は、第1の内索16を係止可能でかつケーブルエンド84を第2の導管20とは反対側から係合可能なものであればよい。したがって、これらのスライダ90及びケーブルエンド84(すなわち内索16、22同士を連結するための部品)を簡素な形状にすることができる。しかも、ケーブルエンド84をスライダ90に対して第2の導管20とは反対側から係合させて第2の内索22をスライダ90に連結する構成であるため、第2の内索22をスライダ90に連結させる際に力を入れる必要がなくなる。その結果、上記各導管14、20及び上記各内索16、22の連結の際には、ケーシングエンド54をケーシング24に組み付けるための力を加えれば足りるようになるので、連結作業の負担を軽減することができる。また、背景技術の欄で説明したコントロールケーブルの中継接続装置では、第1の結合ケースと第2の結合ケースとの軸を完全に合わせないと両者を嵌着させることができないが、本実施形態では、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に重ね合わされて組み付けられるので、上記のように軸を完全に合わせる場合と比較して、組み付けが容易である。
また、本実施形態では、ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられる際には、ケーシングエンド54が有する両側壁の内側にケーシング24が嵌め込まれることで、ケーシング24の両側面に形成された嵌合部(例えば凸部)が上記両側壁に形成された被嵌合部(例えば孔)に嵌合する。これにより、ケーシング24に対するケーシングエンド54の組み付け状態を、簡素な構成で維持することができる。
さらに、本実施形態では、ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられる際には、第2の内索22の端部に取り付けられたケーブルエンド84が、スライダ90に形成された長穴100内に挿入(収容)される。この長穴100は、スライダ90のスライド方向を長手としており、ケーブルエンド84よりも上記スライド方向の寸法が大きく設定されている。これにより、ケーブルエンド84をスライダ90の長穴100内に挿入する際に、ケーブルエンド84とスライダ90とに上記スライド方向の位置のばらつきがあっても、ケーブルエンド84をスライダ90の長穴100内に挿入し易くなる。
また、本実施形態では、ケーシングエンド54には、第2の内索22の端部が挿通された挿入ガイド部68が形成されている。このケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられる際には、第2の内索22の端部に取り付けられたケーブルエンド84が、上記の挿入ガイド部68によってスライダ90の長穴100内への挿入を案内される。これにより、ケーブルエンド84をスライダ90の長穴100内に一層挿入し易くなる。
また、本実施形態では、ケーシングエンド54には、第2の導管20とは反対側に開口した組付案内部76が形成されている。そして、ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられる際には、先ず上記の組付案内部76内にケーシング24の長手方向他端部が挿入される。これにより、ケーシング24に対するケーシングエンド54の相対的な位置ずれが制限される。そして、当該位置ずれ制限状態(上記の挿入状態)でケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に回転されることにより、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に重ね合わされて組み付けられる。このように構成されているので、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に直線的に重ね合わされて組み付けられる場合(上側から下側へ向けて直線的に組み付けられる場合)と比較して、組み付けが容易になる。
また、本実施形態では、ケーシングエンド54に形成された組付案内部76内に、ケーシング24の長手方向他端部が挿入された状態では、ケーシング24に形成された突起40がケーシングエンド54に形成された窪み72に係合する。この係合部分は、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に回転される際の回転中心となる。これにより、ケーシングエンド54がケーシング24に対して回転される際に、回転中心がずれないようにすることができるので、組み付けが一層容易になる。
さらに、本実施形態では、ケーシングエンド54がケーシング24に組み付けられる際には、ストッパ106を制限位置に位置させることで、ケーシング24に対するスライダ90のスライドを制限することができる。これにより、例えば上記組み付けの際に、第1のコントロールケーブル12が想定以上に曲げられた場合でも、スライダ90がケーシング24の後部側(仕切壁36側)へ引き込まれることを防止できるので、第2の内索22の端部をスライダ90の挿入溝104に挿入し易くなる。また、ケーシング24へのケーシングエンド54の組み付け完了後に、上記のストッパ106を制限位置から解除位置へと変位させれば、上記のスライド制限が解除される。これにより、スライダ90を介して連結された第1及び第2の内索22がスライド可能となる。
また、本実施形態では、ケーシング24に対するケーシングエンド54の組み付け作業時に、組み付け不良があり、ケーシングエンド54がケーシング24に対して組み付け完了直前の位置に位置する場合でも、上記組み付け作業後にストッパ106が制限位置から解除位置へと変位されることで、ストッパ106に設けられた係合部がケーシングエンド54に係合してケーシングエンド54をケーシング24に対する組み付け完了位置へと変位させる。これにより、上記の組み付け不良を解消することができる。
なお、上記実施形態は、ストッパ106を備えた構成にしたが、これに限らず、ストッパ106を備えない構成にしてもよい。その場合でも、上記組み付け作業の際にスライダ90がケーシング24内の前部に位置していれば、第2の内索22の一端部をスライダ90の挿入溝104に挿入することができる。また仮に、スライダ90がケーシング24内の前部に位置していなかった場合でも、作業者が指等でスライダ90をケーシング24内の前部にスライドさせることができるので、スライダ90がケーシング24内の前部に位置する状態で上記の組み付けを行うことができる。その場合、ケーシングエンド54をケーシング24に組み付けた後で、カバー86をケーシング24に組み付けるようにすれば、作業者が指等でスライダ90をスライドさせ易くなる。
また、上記実施形態では、ケーシングエンド54がケーシング24に対して回転されて組み付けられる際に、ケーシング24に形成された突起40とケーシングエンド54に形成された窪み72に係合し、当該係合部分が上記回転の中心となる構成にしたが、これに限るものではない。上記の突起40及び窪み72を省略し、ケーシングエンド54がケーシング24に対して第2の導管20の径方向に直線的に重ね合わされて組み付けられる構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、スライダ90に挿入溝104が形成された構成にしたが、これに限らず、挿入溝104が省略された構成にしてもよい。その場合、スライダ90には、ケーシングエンド54とケーシング24との組み付け状態で、ケーブルエンド84が第2の導管20とは反対側から係合される係合部が設けられる構成になる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 コントロールケーブルの連結構造
12 第1のコントロールケーブル
14 第1の導管
16 第1の内索
18 第2のコントロールケーブル
20 第2の導管
22 第2の内索
24 ケーシング(第1のケース)
40 突起
50 嵌合凸部(嵌合部)
54 ケーシングエンド(第2のケース)
68 挿入ガイド部
72 窪み
74 嵌合孔(被嵌合部)
76 組付案内部
84 ケーブルエンド
90 スライダ
100 長穴
106 ストッパ
110 連結部(係合部)

Claims (7)

  1. 第1の導管に第1の内索が挿通された第1のコントロールケーブルと、
    第2の導管に第2の内索が挿通された第2のコントロールケーブルと、
    前記第1の導管の端部が長手方向一端部に係止された長尺な第1のケースと、
    前記第2の導管の端部が係止されると共に、前記第1のケースに対して前記第2の導管の径方向に重ね合わされて組み付けられ、当該組み付け状態で前記第1及び第2の導管が同軸状に配置される第2のケースと、
    前記第2の内索の端部に取り付けられたケーブルエンドと、
    前記第1の内索の端部が係止され、前記第1のケースに対して前記第1のケースの長手方向にスライド可能に支持されると共に、前記組み付け状態で前記ケーブルエンドが前記第2の導管とは反対側から係合されて前記第2の内索が連結されるスライダと、
    を備え
    前記スライダには、前記スライダのスライド方向を長手とする長穴が形成されており、前記組み付けの際に前記ケーブルエンドが前記長穴内に挿入されると共に、前記長穴は、前記ケーブルエンドよりも前記スライド方向の寸法が大きく設定されており、
    前記第2のケースには、前記第2の内索の端部が挿通された挿入ガイド部が形成されており、前記組み付けの際には、前記挿入ガイド部によって前記ケーブルエンドが前記長穴内への挿入を案内され、
    前記第1のケースには、前記挿入ガイド部が挿入される挿通溝が形成されており、前記スライダには、前記挿入ガイド部が挿入される挿入溝が形成されているコントロールケーブルの連結構造。
  2. 前記組み付けの際には、前記第2のケースが有する両側壁の内側に前記第1のケースが嵌め込まれることで、前記第1のケースの両側面に形成された嵌合部が前記両側壁に形成された被嵌合部に嵌合する請求項1に記載のコントロールケーブルの連結構造。
  3. 前記第2のケースには、前記第2の導管とは反対側に開口した組付案内部が形成されており、前記組み付けの際には、前記組付案内部内に前記第1のケースの長手方向他端部が挿入され、当該挿入状態で前記第2のケースが前記第1のケースに対して前記径方向に回転される請求項1又は請求項2に記載のコントロールケーブルの連結構造。
  4. 前記挿入状態では、前記第1及び第2のケースのうちの一方に形成された突起が他方に形成された窪みに係合し、当該係合部分が前記回転の中心となる請求項3に記載のコントロールケーブルの連結構造。
  5. 前記スライダのスライドを制限する制限位置と前記制限を解除する解除位置との間で変位可能に前記第1のケースに取り付けられたストッパを備えた請求項1~請求項4の何れか1項に記載のコントロールケーブルの連結構造。
  6. 前記ストッパが前記制限位置から前記解除位置へと変位される際に、前記第2のケースが前記第1のケースに対して組み付け完了直前の位置に位置する場合、前記ストッパに設けられた係合部が、前記第2のケースに係合して前記第2のケースを前記第1のケースに対する組み付け完了位置へと変位させるように構成された請求項5に記載のコントロールケーブルの連結構造。
  7. 第1の導管に第1の内索が挿通された第1のコントロールケーブルと、
    第2の導管に第2の内索が挿通された第2のコントロールケーブルと、
    前記第1の導管の端部が長手方向一端部に係止された長尺な第1のケースと、
    前記第2の導管の端部が係止されると共に、前記第1のケースに対して前記第2の導管の径方向に重ね合わされて組み付けられ、当該組み付け状態で前記第1及び第2の導管が同軸状に配置される第2のケースと、
    前記第2の内索の端部に取り付けられたケーブルエンドと、
    前記第1の内索の端部が係止され、前記第1のケースに対して前記第1のケースの長手方向にスライド可能に支持されると共に、前記組み付け状態で前記ケーブルエンドが前記第2の導管とは反対側から係合されて前記第2の内索が連結されるスライダと、
    前記スライダのスライドを制限する制限位置と前記制限を解除する解除位置との間で変位可能に前記第1のケースに取り付けられたストッパと、
    を備え、
    前記ストッパが前記制限位置から前記解除位置へと変位される際に、前記第2のケースが前記第1のケースに対して組み付け完了直前の位置に位置する場合、前記ストッパに設けられた係合部が、前記第2のケースに係合して前記第2のケースを前記第1のケースに対する組み付け完了位置へと変位させるように構成されたコントロールケーブルの連結構造。
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