JP7232318B2 - 加熱器具および燻煙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱器具および燻煙装置に関する。
水を用いて発煙させる装置が知られている。
例えば、特許文献1は、発煙剤を収容した容器本体と、加水発熱剤を収容した発熱用容器とを、発熱用容器を内側に組み合わせ、加水発熱剤と発煙剤との間に着火薬を介装すると共に、加水発熱剤の発熱に必要な量の水を供給する手段を備え、加水発熱剤への給水、発熱により着火薬が燃焼し、これにより発煙剤が加熱されて発煙化が開始するようにしたことを特徴とする発煙装置を開示している。
特許文献2は、水が封入されている第1容器、酸化カルシウムを含有する発熱剤が封入されている第2容器、燻煙剤を収納している第3容器、および針などの第1容器および第2容器の開封を容易にするための手段を含むことを特徴とする燻煙剤を燻煙するための装置を開示している。第2容器は第3容器の中に収納されていて、第1容器は第2容器および第3容器から離れた場所に保管されている。燻煙を行うときに、第1容器を第2容器の上部シールの上におき、第1容器および第2容器の開封を容易にするための手段である針を第1容器および第2容器の上部シールを貫通するように押し込む。これにより第1容器内の水が第2容器内に流れ込み、水と発熱剤とを反応によって熱が発生するようである。
特開平1-117740号公報 特開2000-60405号公報
本発明の課題は、燻煙剤用加熱器具および燻煙装置を提供することである。
本発明は以下の形態を包含する。
〔1〕 有底筒状体、固定具、透水シート、および発熱剤を有し、 前記固定具は、前記有底筒状体の空洞内に落として前記有底筒状体を蓋することができる大きさの平板部を有し、該平板部には水の通り抜けが可能な孔が少なくとも一つ設けられており且つ蓋された前記有底筒状体の空洞内に向かって突き出したスペーサ部が少なくとも一つ設けられており、 前記発熱剤が前記有底筒状体の空洞に収納されていて、 前記透水シートは、前記有底筒状体内に収容された前記発熱剤と前記固定具との間に、前記固定具のスペーサ部に前記透水シートが当接可能に配置されている、加熱器具。
〔2〕 〔1〕に記載の加熱器具、燻煙剤、および筒状本体容器を有し、 前記筒状本体容器内に前記燻煙剤と前記加熱器具とが封入されている、燻煙装置。
本発明の加熱器具は、発熱剤と水との反応が適度にコントロールされ、急発熱による過度な水蒸気の発生が抑制される。
本発明の加熱器具の一形態の断面を示す図である。 本発明加熱器具を構成する固定具の一形態の上面を示す図である。 図2に示した固定具の側面を示す図である。 本発明の加熱器具を構成する有底筒状体の一形態の側面を示す図である。 有底筒状体に発熱剤を装填した状態を示す図である。 有底筒状体に装填された発熱剤の上に通水シートを被せた状態を示す図である。 通水シートの上に固定具を取り付けた状態(本発明の加熱器具の一形態)を示す図である。 本発明の燻煙装置を構成する内蓋の一形態を示す図である。 図8に示した内蓋を構成する上内蓋の断面を示す図である。 図8に示した内蓋を構成する下内蓋の断面を示す図である。 図7に示した加熱器具に図8に示した内蓋を取り付けた状態を示す図である。 本発明の燻煙装置を構成する筒状本体容器の一形態の封止前の状態を示す図である。 図12に示した筒状本体容器に図11に示した内蓋を取り付けた加熱器具を装填した状態を示す図である。 筒状本体容器に加熱器具および燻煙剤を封入した状態を示す図である。 本発明の燻煙装置の一形態の断面を示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施形態を説明するが、本発明は図面に描かれたものだけに限定されない。
本発明の加熱器具は、有底筒状体、固定具、透水シート、および発熱剤を有する。
有底筒状体11は、図4に示すような頂部に開口のある容器である。有底筒状体は、その全体形状が、円筒または角筒であることができる。均等な伝熱の観点から円筒が好ましい。有底筒状体の底は、図4に示す形状に限られず、平底、丸底、ペタロイド底などであってもよい。有底筒状体は、熱伝導性の高い材料で形成されていることが好ましい。例えば、スチール(例えば、ステンレス鋼)、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などを挙げることができる。図5に示すように、有底筒状体の空洞に発熱剤14を収納する。図4に示す有底筒状体は、頂部の縁の部分に鍔(または、羽とも言う。)が設けられている。その鍔5は、後述する内蓋の所定の孔に嵌め込んだときに、有底筒状体を吊り支えることができる。
発熱剤14は、水との反応により発熱する物質であれば特に限定されない。発熱剤として、例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、酸化鉄などを挙げることができる。これらのうち、酸化カルシウムが好ましい。酸化カルシウム(生石灰)は、石灰の焼成の仕方によって、軟焼生石灰と硬焼生石灰とが得られる。硬焼生石灰は軟焼生石灰よりも水との反応速度が遅い。初期の発熱量を抑え、その後緩やかに熱を発するような発熱パターンを指向する場合や、軟焼生石灰と混ぜ合わせて反応速度を調節する場合に、硬焼生石灰は好適である。軟焼生石灰は水との反応速度が速い。本発明においては軟焼生石灰を主成分として含む発熱剤を用いることが好ましい。
発熱剤は、その形状によって特に限定されないが、水との接触しやすさなどの観点から顆粒を成したものが好ましい。顆粒の大きさは、篩にて、1~5mmであることが好ましい。発熱剤の使用量は、燻煙に必要な熱を発生できる量であれば、特に限定されず、好ましくは5~50gである。発熱剤の見かけ体積は、有底筒状体の容積に対して、1/3~2/3であることが好ましい。よって、有底筒状体の大きさは、発熱剤の使用量、大きさ、形状などに応じて、適宜、設定することができる。
透水シート13は、水を通すものであれば、特に制限されない。例えば、織布、不織布などを挙げることができる。透水シートは、発熱剤の発する熱に耐え得るものであれば、その材料において特に制限されない。透水シートの材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨン、パルプ、コットンなどを挙げることができる。不織布は、その製造方法によって制限されず、例えば、スパンボンド、メルトブロー、サーマルボンド、ケミカルボンド、スパンレース、ニードルパンチなどを挙げることができる。透水シートは、その厚さが、好ましくは0.1~1.0mmである。透水シートは、有底筒状体に収納された発熱剤の上を覆うことができる大きさであれば特に限定されない。例えば、透水シートは、図6のように、発熱剤の収納された有底筒状体の筒壁の内面に当接する程度の大きさを有することができる。
固定具12は平板部を有する。図2及び図3に示す固定具は、平板部の外縁から立ち上がる側壁部7をさらに有しているものである。また、図示しないが、固定具は、平板部と平板部の外縁に嵌められたガスケットとを有しているものであってもよい。
平板部には、水の通り抜けが可能な孔(通水孔)6が少なくとも一つ設けられている。そして、平板部には、蓋された前記有底筒状体の空洞内に向かって突き出したスペーサ部8が少なくともひとつ設けられている。スペーサ部は、透水シート13が平板部に密着して通水孔を塞ぐことを防止できるものであれば、形状、構造などにおいて、特に制限されない。図3に示す固定具においては、前記通水孔6のうちの少なくともひとつの縁が、蓋された有底筒状体の空洞内に向かって突き出してスペーサ部8をかたちづくっている。このようなスペーサ部8が透水シート13に当接可能であり、透水シートが平板部に密着して孔を塞ぐことを防止できる。これにより、水が、固定具の平板部の孔から、滞りなく、透水シートを経て、発熱剤の収納された空洞に、流れ落ちるようにできる。
平板部は、有底筒状体の空洞内に落として有底筒状体を蓋する(図7)ことができる大きさを有する。固定具は、平板部の外縁が、図2に示す固定具においては側壁部が、有底筒状体の筒壁の内面に当接するような大きさになるように設計されていることが好ましい。このように設計された固定具は、有底筒状体の空洞内で発熱剤が揺れ動くのを抑制できる。
固定具は、発熱剤の発する熱に耐え得るものであれば、その材料において特に制限されない。例えば、スチール(例えば、ステンレス鋼)、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属材料;紙、プラスチックなどの有機材料などを挙げることができる。
有底筒状体の頂部の開口は、必要に応じてフィルム等で蓋をしてもよい。蓋に用いるフィルムとしては、防湿シートが好ましい。有底筒状体の頂部の開口をフィルムで蓋することによって、外気からの吸湿、燻煙剤との反応などによる、発熱剤の劣化を防止できる。蓋に用いるフィルムとしては、合成樹脂製フィルム、ラミネート加工されたアルミニウムフィルムなどを挙げることができる。蓋に用いるフィルムは、その厚さが、好ましくは10~100μmである。
本発明の燻煙装置30は、本発明の加熱器具10、燻煙剤32、および筒状本体容器31を有するものである。
本発明の燻煙装置においては、燻煙剤32と加熱器具10とが、筒状本体容器31内に、封入されている。筒状本体容器は、その全体形状が、円筒または角筒であることができる。均等な伝熱の観点から円筒が好ましい。筒状本体容器は、加熱器具によって加えられる熱に耐え得るものであれば、その材料において特に制限されない。例えば、スチール(例えば、ステンレス鋼)、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属材料;紙、プラスチックなどの有機材料などを挙げることができる。筒状本体容器の天面は、缶オープナーで切り開けることができる蓋で封をされていてもよいが、プルタブ式イージーオープンエンドの蓋、ステイオンタブ式イージーオープンエンドの蓋などで封をされていることが好ましい。イージーオープンエンドは、図14に示すようなフルオープンエンドであることが好ましい。
燻煙剤は、加熱によって煙霧質となるものである。煙霧質は、固体や液体の微粒子が気体中に分散してコロイド状態にあるものである。煙霧質における粒子の大きさは0.1~10μm程度である。
燻煙剤には、薬剤が含まれていてもよい。薬剤としては、例えば、殺虫剤、忌避剤、誘引剤、昆虫成長調節剤などの害虫駆除剤、抗菌剤、殺菌剤、防カビ剤などの微生物駆除剤、芳香剤、消臭剤などを挙げることができる。
害虫駆除剤としては、例えば、ペルメトリン、アレスリン、レスメトリン、サイフェノトリン、プラレスリン、ビフェントリン、プロフルトリン、フルバリネート、フェノトリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、エトフェンプロックスなどのピレスロイド系薬剤、フェニトロチオン、ジクロルボス(DDVP)、ダイアジノン、プロチオホス、バイテックスなどの有機リン系薬剤、プロポクスル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ(BPMC)などのカーバメイト系薬剤、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ビストリフルロンなどのベンゾイルフェニルウレア系薬剤、アセタミプリド、イミダクロプリド、チアメトキサムなどのネオニコチノイド系薬剤、フルベンジアミド、クロラントラニリプロールなどのジアミド系薬剤、テブフェンピラド、トルフェンピラドなどの電子伝達系I阻害剤などを挙げることができる。微生物駆除剤としては、例えば、トリフルミゾール、シフルフェナミド、テトラクロロイソフタロニトリル(TPN)、イプロジオン、メパニピリム、プロシミドン、バイレトン、モレスタンなどの農薬用殺菌剤、チアベンダゾール(TBZ)、サイアベンダゾール、3-ヨード-2-プロピニルブチルカーバメート(IPBC)、IF-1000などの環境衛生用殺菌剤、銀イオンなどを挙げることができる。これらの薬剤は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。燻煙剤中の薬剤の量は、例えば、0.1~50質量%である。
燻煙剤には、必要に応じて、発熱性基剤、発熱助剤、安定化剤、結合剤、賦形剤、香料、色素などの添加剤が含まれていてもよい。
発熱性基剤としては、例えば、燃焼剤、有機発泡剤などを挙げることができる。燃焼剤としては、塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、硝酸カリウム等の酸化剤と、澱粉、乳糖、セルロース等燃焼性物質との混合物、ニトロセルロースなどが挙げられる。有機発泡剤として、炭酸ガスや窒素ガスなどを発生するものが好ましく用いられる。有機発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、p,p’-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、N,N’-ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニトリルなどを挙げることができる。
発熱助剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、尿素などを挙げることができる。
安定化剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、エポキシ化合物(エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油など)などを挙げることができる。
結合剤としては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプン、デキストリン、ヒドロキシプロピルスターチ、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウムなどを挙げることができる。
賦形剤としては、例えば、クレー(含水ケイ酸アルミニウム)、タルク、珪藻土、カオリン、ベントナイト、ホワイトカーボン、炭酸カルシウムなどを挙げることができる。
筒状本体容器に装填される燻煙剤の量は、燻煙の対象とする空間の規模、燻煙剤中の薬剤の種類や量などを勘案して適宜決定することができる。例えば、10~13m2(6~8畳)の部屋等に対して10~12.5g程度、30~250m2の施設園芸設備等では10~100g程度、40~900m2の倉庫等では120~600g程度とすることができる。
燻煙剤は、一般に、粉状、粒状、タブレット状などの形を成した固形製剤として調製される。固形製剤は、目的とする剤形に応じて、公知の製造方法を用いて調製することができる。例えば、粒状の製剤とする場合は、押出し造粒法、圧縮造粒法、撹拌造粒法、転動造粒法、流動層造粒法など、公知の造粒物の製造方法により製造できる。
本発明の燻煙装置は、内蓋33をさらに有してもよい。内蓋の構造および形状は、目的に応じて適宜設計することができる。たとえば、図8に示すような内蓋を用いることができる。内蓋は、筒状本体容器に封入された加熱器具10を固定する、燻煙剤が突沸によって飛び出さないようにする、煙霧質の吐き出し量を調整するなどのために用いられる。
図8に示す内蓋33は、図9に示す上内蓋33aと図10に示す下内蓋33bとで構成されている。上内蓋と下内蓋は、入れ子になるようにわずかに口径の異なる、深さの浅い、有底筒状体である。図8に示す内蓋は、上内蓋の底面が内蓋の天面となり且つ下内蓋の底面が内蓋の底面になるように入れ子に重ねている。
下内蓋は、その底面の中央に加熱器具をはめ込むための孔(嵌合孔)35が設けられている。また、下内蓋は、その底面の周に近い側に煙霧質を流出させるための孔(燻煙孔)37が少なくともひとつ設けられている。
一方、上内蓋は、その底面(内蓋の天面)の中央に、加熱器具に水を流し入れるために孔(注水孔)36が設けられており、注水孔の近傍は注いだ水が孔に向かって流れるように傾斜し凹んでいる。さらに、上内蓋は、その底面の周に近い側に下内蓋の燻煙孔を通ってきた煙霧質を外に流出させるための孔(燻煙孔)37が少なくともひとつ設けられている。
下内蓋に設けられた燻煙孔と上内蓋に設けられた燻煙孔とは、下内蓋と上内蓋を入れ子になるように重ねたときに、位置が、相互に対応していてもよいし、対応していなくてもよい。
本発明の燻煙装置は、筒状本体容器内に所定量の水の収納された容器(水袋)がさらに封入されていてもよい。例えば、水袋を上内蓋33aの注水孔36近傍の凹み部に載せておくことができる。
図15に示す燻煙装置30は、熱伝導板をさらに有する。熱伝導板は、加熱器具からの熱を筒状本体容器の内の全体に均一に熱を伝えることができるものであれば、その形状や構造において、特に限定されない。図15に示す燻煙装置に設けられた熱伝導板は、加熱器具の底に当接された凸部34aと平板部34bとからなる。加熱器具からの熱が、凸部を通って平板部に熱伝導し、平板部から燻煙剤の下部に熱伝達される。
本発明の燻煙装置は、筒状本体容器の天面を開いた後、注水孔36から水を加熱器具10の中に注入すると、煙霧質を吐き出す。なお、フィルムで加熱器具の有底筒状体の頂部の開口を蓋した場合、注水の前に、該フィルムを剥がすかまたはフィルムに尖端を有するもので穴を穿つかする。
注入する水には、エチレングリコールなどのポリオール類、過マンガン酸カリウムなどの酸化剤が溶解されていてもよい。これらの水への添加によって、発生する煙霧質の色の濃さ、煙霧質の発生量、煙霧質が発生し続ける時間(発煙継続時間)を制御することができることもある。
水は、計量スポイトや計量カップ等で量って所定量を注入してもよいし、所定量の水の収納された容器(水袋)を針やカッターなどで穴を穿って注入してもよい。また、筒状本体容器の天面のイージーオープンエンドの蓋を開いたと同時に水袋に穴を穿つ機構を設けて水を加熱器具10の中に注入してもよい。
10:加熱器具
11:有底筒状体
5:鍔(または羽)
12:固定具
6:通水孔
8:スペーサ部
4:平板部(底部)
7:側壁部
13:透水シート
14:発熱剤
30:燻煙装置
31:筒状本体容器
31b:フルオープンエンドの蓋の付いた天面
32:燻煙剤
33:内蓋
33a:上内蓋
33b:下内蓋
35:嵌合孔
36:注水孔
37:燻煙孔
34:熱伝導板
34a:凸部
34b:平板部

Claims (2)

  1. 有底筒状体、固定具、透水シート、および発熱剤を有し、
    前記固定具は、前記有底筒状体の空洞内に入り前記有底筒状体を蓋することができる大きさの平板部を有し、該平板部には水の通り抜けが可能な孔が少なくとも一つ設けられており且つ蓋された前記有底筒状体の空洞内に向かって突き出したスペーサ部が少なくとも一つ設けられており、
    前記発熱剤が前記有底筒状体の空洞内に収納されていて、
    前記透水シートは、前記有底筒状体内に収容された前記発熱剤と前記固定具との間に、前記固定具のスペーサ部に前記透水シートが当接可能に配置されている、
    加熱器具。
  2. 請求項1に記載の加熱器具、燻煙剤、および筒状本体容器を有し、
    前記筒状本体容器内に前記燻煙剤と前記加熱器具とが封入されている、
    燻煙装置。
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