JP6014917B2 - 有害生物防除組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕 式(1)で示されるエステル化合物とアジピン酸ジエチルとを含有する有害生物防除組成物。
〔2〕 式(1)で示されるエステル化合物とアジピン酸ジエチルとの含有割合が重量比で4:1〜1:300である〔1〕に記載の有害生物防除組成物。
〔3〕 式(1)で示されるエステル化合物とアジピン酸ジエチルとの含有割合が重量比で1:1〜1:100である〔1〕に記載の有害生物防除組成物。
〔4〕 〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の有害生物防除組成物を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用する有害生物の防除方法。
本エステル化合物には、シクロプロパン環上に存在する2つの不斉炭素原子及びシクロプロパン環に置換している置換基の二重結合に由来する異性体が存在するが、本発明では活性な異性体を任意の比率で含有するものを使用することができる。
本エステル化合物としては、例えば、
[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−トランス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−シス−3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−トランス−3−((E)−2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−トランス−3−((Z)−2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート等が挙げられる。
双翅目害虫:アカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、タネバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、ミバエ類、ハモグリバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ノミバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ヌカカ類等。
網翅目害虫:チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等。
膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ等のハバチ類等。
隠翅目害虫:イヌノミ、ネコノミ、ヒトノミ等。
シラミ目害虫:ヒトジラミ、ケジラミ、アタマジラミ、コロモジラミ等。
等翅目害虫:ヤマトシロアリ、イエシロアリ等。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ、トビイロウンカ、セジロウンカ等のウンカ類、ツマグロヨコバイ、タイワンツマグロヨコバイ等のヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類、トコジラミ等のトコジラミ類、グンバイムシ類、キジラミ類等。
鞘翅目害虫:ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、ウエスタンコーンルートワーム、サザンコーンルートワーム等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ等のコガネムシ類、コクゾウムシ、イネミズゾウムシ、ワタミゾウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマシ類、イネドロオイムシ、キスジノミハムシ、ウリハムシ等のハムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等のエピラクナ属(Epilachna spp.)、ヒラタキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ等。
総翅目害虫:ミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ハナアザミウマ等。
直翅目害虫:ケラ、バッタ等。
ダニ類:コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のヒョウヒダニ類、ケナガコナダニ、ムギコナダニ等のコナダニ類、チリニクダニ、イエニクダニ、サナアシニクダニ等のニクダニ類、クワガタツメダニ、フトツメダニ等のツメダニ類、ホコリダニ類、マルニクダニ類、イエササラダニ類、ナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ等のハダニ類、フタトゲチマダニ等のマダニ類、トリサシダニ、ワクモ等のワクモ類。
(1)本エステル化合物とアジピン酸ジエチルとの混合物を、固体担体、液体担体、ガス状担体、餌等と混合し、必要であれば界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加・加工する方法。
(2)本エステル化合物とアジピン酸ジエチルとの混合物を、有効成分を含有していない基材に含浸する方法。
(3)本エステル化合物、アジピン酸ジエチル及び基材を混合した後に成形加工する方法。
これらの製剤には、本エステル化合物及びアジピン酸ジエチルを、合計量にして通常0.001〜98重量%含有する。
殺虫電気マットの基材としては、例えばコットンリンターを板状に固めたもの、及びコットンリンターとパルプとの混合物のフィリブルを板状に固めたものが挙げられる。
自己燃焼型燻煙剤の基材としては、例えば、硝酸塩、亜硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロース、エチルセルロース、木粉等の燃焼発熱剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、重クロム酸塩、クロム酸塩等の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、メラミン、小麦デンプン等の支燃剤、珪藻土等の増量剤及び合成糊料等の結合剤が挙げられる。
混用または併用することのできる他の害虫防除剤の有効成分としては、例えば以下のものが挙げられる。
(1)合成ピレスロイド化合物
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ベータ−シフルトリン(beta−cyfluthrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、エンペントリン(empenthrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、イミプロトリン(imiprothrin)、ペルメトリン(permethrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シグマ−サイパーメトリン(sigma−cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、フェノトリン(phenothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、アルファシペルメトリン(alpha−cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta−cypermethrin)、ラムダシハロトリン(lambda−cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma−cyhalothrin)、フラメトリン(furamethrin)、タウフルバリネート(tau−fluvalinate)、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルフェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等;
(2)有機リン化合物
アセフェート(acephate)、りん化アルミニウム(Aluminium phosphide)、ブタチオホス(butathiofos)、キャドサホス(cadusafos)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(ch1orfenvinphos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos−methyl)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、ダイアジノン(diazinon)、DCIP(dichlorodiisopropyl ether)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion:ECP)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、フェンチオン(fenthion:MPP)、フエニトロチオン(fenitrothion:MEP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホルモチオン(formothion)、りん化水素(Hydrogen phosphide)、イソフェンホス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オキシデプロホス(oxydeprofos:ESP)、パラチオン(parathion)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ピリミホスメチル(pirimiphos−methy1)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、キナルホス(quinalphos)、フェントエート(phenthoate:PAP)、プロフェノホス(profenofos)、プロパホス(propaphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclorfos)、サリチオン(salithion)、スルプロホス(sulprofos)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テトラクロルビンホス(tetrach1orvinphos)、テルブホス(terbufos)、チオメトン(thiometon)、トリクロルホン(trichlorphon:DEP)、バミドチオン(vamidothion)、フォレート(phorate)等;
(3)カーバメート化合物
アラニカルブ(alanycarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、BPMC、カルバリル(carbary1)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、クロエトカルブ(cloethocarb)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メトルカルブ(metolcarb)、メソミル(methomyl)、メチオカルブ(methiocarb)、NAC、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、XMC、チオジカルブ(thiodicarb)、 キシリルカルブ(xylylcarb)、アルジカルブ(aldicarb)等;
(4)ネライストキシン化合物
カルタップ(cartap)、ベンスルタップ(bensu1tap)、チオシクラム(thiocyclam)、モノスルタップ(monosultap)、ビスルタップ(bisultap)等;
(5)ネオニコチノイド化合物
イミダクロプリド(imidac1oprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアクロプリド(thiacloprid)、ジノテフラン(dinotefuran)、クロチアニジン(clothianidin)等;
(6)ベンゾイル尿素化合物
クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)、トリアズロン(triazuron)等;
(7)フェニルピラゾール化合物
アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fiproni1)、バニリプロール(vaniliprole)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)等;
(8)Btトキシン殺虫剤
バチルス・チューリンゲンシス菌由来の生芽胞および産生結晶毒素、並びにそれらの混合物;
(9)ヒドラジン化合物
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)等;
(10)有機塩素化合物
アルドリン(aldrin)、ディルドリン(dieldrin)、ジエノクロル(dienochlor)、エンドスルファン(endosulfan)、メトキシクロル(methoxychlor)等;
(11)天然系殺虫剤
マシン油(machine oil)、硫酸ニコチン(nicotine−sulfate);
(12)その他の殺虫剤
アベルメクチン(avermectin−B)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、シロマジン(cyromazine)、D−D(1,3−Dichloropropene)、エマメクチンベンゾエート(emamectin−benzoate)、フェナザキン(fenazaquin)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、ハイドロプレン(hydroprene)、メトプレン(methoprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ミルベマイシンA(milbemycin−A)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、スピノサッド(spinosad)、スルフラミド(sulfluramid)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリアゼメイト(triazamate)、フルベンジアミド(flubendiamide)、レピメクチン(lepimectin)、亜ひ酸(Arsenic acid)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、石灰窒素(Calcium cyanamide)、石灰硫黄合剤(Calcium polysulfide)、クロルデン(chlordane)、DDT、DSP、フルフェネリウム(flufenerim)、フロニカミド(flonicamid)、フルリムフェン(flurimfen)、ホルメタネート(formetanate)、メタム・アンモニウム(metam−ammonium)、メタム・ナトリウム(metam−sodium)、臭化メチル(Methyl bromide)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)、プロトリフェンビュート(protrifenbute)、スピロメシフェン(spiromesifen)、硫黄(Sulfur)、メタフルミゾン(metaflumizone)、スピロテトラマット(spirotetramat)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、スピネトラム(spinetoram)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、トラロピリル(tralopyril)等。
(1)本発明の有害生物防除組成物をそのまま有害生物又は有害生物の生息場所に処理する方法。
(2)本発明の有害生物防除組成物を水等の溶媒で希釈した後に、有害生物又は有害生物の生息場所に散布処理する方法。
この場合には、通常、乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等に製剤化された本発明の有害生物防除組成物を、本エステル化合物及びアジピン酸ジエチルの合計の濃度が合計で0.01〜1000ppmとなるように希釈する。
(3)本発明の有害生物防除組成物を有害生物の生息場所で加熱し、有効成分を揮散させる方法。
この場合、本エステル化合物及びアジピン酸ジエチルの施用量、施用濃度はいずれも本発明の有害生物防除組成物の形態、施用時期、施用場所、施用方法、有害生物の種類、被害状況等に応じて適宜定めることができる。
本発明の有害生物防除組成物を防疫用として施用する空間としては、例えばクローゼット、押入れ、和ダンス、食器棚、トイレ、浴場、物置、居間、食堂、倉庫、車内等が挙げられ、さらに野外の開放空間で施用することもできる。
製剤例1
本エステル化合物0.02部、アジピン酸ジエチル0.18部及びアイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)59.8部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。尚、本エステル化合物として、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=(1R)−トランス−3−(2−シアノ−1−プロペニル〔E/Z=1/9〕)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、本エステル化合物Aと記す。)を用いる。
本エステル化合物A0.01部、アジピン酸ジエチル0.09部及びアイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)39.9部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス) 60部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.06部及びアイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)59.92部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.1部、アジピン酸ジエチル0.9部、ミリスチン酸イソプロピル3部及びアイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)56部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.18部、アイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)8.8部、レオドールMO−60(オレイン酸グリセリル/プロピレングリコール、花王社製)0.8部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.2部を混合・溶解したものと、水50部とをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.06部、アイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)8.92部、レオドールMO−60(オレイン酸グリセリル/プロピレングリコール、花王社製)0.8部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.2部を混合・溶解したものと、水50部とをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.18部及びネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)49.8部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)50部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.06部及びネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)49.92部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)50部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.1部、アジピン酸ジエチル0.9部、ミリスチン酸イソプロピル6部及びネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)23部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)70部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.18部、ネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)5.8部およびミリスチン酸イソプロピル3部、並びに、レオドールMO−60(オレイン酸グリセリル/プロピレングリコール、花王社製)0.8部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.2部を混合・溶解したものと、水40部とをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)50部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチル0.06部、ネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)5.92部およびミリスチン酸イソプロピル3部、並びに、レオドールMO−60(オレイン酸グリセリル/プロピレングリコール、花王社製)0.8部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.2部を混合・溶解したものと、水40部とをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)50部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.1部、アジピン酸ジエチル0.9部、アイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)8部並びに、レオドールSP−O10(オレイン酸ソルビタン、花王社製)0.9部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.1部を混合・溶解したものと、水69.86部及び安息香酸ナトリウム0.14部を混合・溶解したものとをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)20部を充填してエアゾールを得る。
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(共重合体中のメタクリル酸メチルの割合:25重量%、商品名:アクリフトWK307、住友化学社製)28部、本エステル化合物A2.5部及びアジピン酸ジエチル2.5部を密閉式加圧ニーダ−(森山製作所製)を用いて溶融混錬し、得られる混連物を押出機から押し出しながらホットカットして、ペレットを得る。このペレット33部と直鎖状低密度ポリエチレン(エチレンの単独重合体)のペレット67部とを混合・混錬して樹脂混錬物を得る。次いで、該樹脂混錬物を押出成形機からネット成形用異形ダイスを介して押出し、延伸することにより、一辺が約5mmの略ひし形の網(網を形成するフィラメントの直径は約0.83mm、開孔率82%)で直径約7cmの円筒状となった成形体を得る。この成形体を長さ20cmに切断することで、害虫防除用組成物を得る。
本エステル化合物A20部、アジピン酸ジエチル5部、ニューカルゲンPS−P(ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム塩)3部、ニューカルゲンEX−70(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩/安息香酸ナトリウム)1部、ニューカルゲンSX−C(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩/ぼう硝)3部(ニューカルゲンシリーズ:竹本油脂社製)、上白糖(三井製糖社製)68部を粉砕混合することにより水性毒餌剤用粉状組成物を得る。
本エステル化合物A0.02部及びアジピン酸ジエチル0.18部を、イソプロピルアルコール24.8部に添加、混合し、エアゾール容器に注入した。更に該エアゾール容器に安息香酸アンモニウム−アンモニウム緩衝液(安息香酸アンモニウム1.0%w/w溶液に29%アンモニア水を加え、pH8.5に調製)30.0部を注入し、エアゾール原液を調製した。次に、該エアゾール容器にバルブを取り付けた後、該バルブを通じジメチルエーテル45.0部を加圧充填して、エアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部及びアジピン酸ジエチル0.06部を、イソプロピルアルコール24.92部に添加、混合し、エアゾール容器に注入した。該エアゾール容器に安息香酸アンモニウム−アンモニウム緩衝液(安息香酸アンモニウム1.0%w/w溶液に29%アンモニア水を加え、pH8.5に調製)30.0部を注入し、エアゾール原液を調製した。次に、該エアゾール容器にバルブを取り付けた後、該バルブを通じジメチルエーテル45.0部を加圧充填して、一液型エアゾールを得る。
本エステル化合物Aを20部、アジピン酸ジエチル70部及び[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート10部を混合して液剤を得る。
本エステル化合物Aを0.02部、アジピン酸ジエチルを0.18部、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートを0.02部、ミリスチン酸イソプロピル3部及びアイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)56.78部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物Aを0.02部、アジピン酸ジエチルを0.18部、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートを0.02部、ミリスチン酸イソプロピル6部及びネオチオゾール(流動パラフィン、中央化成社製)23.78部をエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル/液化石油ガス1/1混合物)70部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物Aを0.02部、アジピン酸ジエチルを0.18部、[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートを0.02部、アイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)8.78部並びに、レオドールMO−60(オレイン酸グリセリル/プロピレングリコール、花王社製)0.8部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.2部を混合・溶解したものと、水40部とをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)50部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチルを0.18部及び[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートを0.02部、アイソパーM(イソパラフィン系炭化水素、エクソンモービル有限会社製)8.78部並びに、レオドールSP−O10(オレイン酸ソルビタン、花王社製)0.9部及びレオドールTW−O120(ポリソルベート80、花王社製)0.1部を混合・溶解したものと、水69.86部及び安息香酸ナトリウム0.14部を混合・溶解したものをエアゾール容器に入れ、該エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)20部を充填してエアゾールを得る。
本エステル化合物A0.02部、アジピン酸ジエチルを0.18部及び[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)フェニル]メチル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート0.02部を、イソプロピルアルコール24.78部に添加、混合し、エアゾール容器に注入する。更に該エアゾール容器に安息香酸アンモニウム−アンモニウム緩衝液(安息香酸アンモニウム1.0%w/w溶液に29%アンモニア水を加え、pH8.5に調製)30.0部を注入し、エアゾール原液を調製する。次に、該エアゾール容器にバルブを取り付けた後、該バルブを通じジメチルエーテル45.0部を加圧充填して、エアゾールを得る。
本発明組成物(1)及び(2)、並びに、比較組成物(3)及び(4)の各々の所定量を脱臭灯油(アイソパーM、エクソンモービル有限会社製)で希釈し、本エステル化合物Aが0.00625%(wt/v)の液状組成物100部を調製した。
ポリエチレンカップ(下部直径10.6cm、上部直径12cm、高さ7cm)にイエバエ成虫10頭(雄雌各5頭)を放飼し、16メッシュのナイロンゴースで蓋をした。該カップを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の底部に設置した。該カップ上面より30cmの高さから上記液状組成物0.5mlをスプレーガンを用いて噴霧した(噴霧圧力0.9kg/cm2)。噴霧後ただちに該カップを該試験用チャンバーから取り出し、一定時間後にノックダウンした虫数をカウントし、ノックダウン率を求めた(2反復平均)。その結果を表3に示す。
本発明組成物(1)及び(2)、並びに、比較組成物(3)〜(5)の各々の所定量を脱臭灯油(アイソパーM、エクソンモービル有限会社製)で希釈し、本エステル化合物Aが0.00625%(wt/v)の液状組成物100部を調製した。
チャバネゴキブリ成虫10頭(雄雌各5頭)を内壁にバターを塗った試験用コンテナー(直径8.75cm、高さ7.5cm、底面16メッシュ金網張り)内に放飼し、該コンテナーを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の底部に設置した。該コンテナー上面より60cmの高さから上記液状組成物1.5mlをスプレーガンを用いて噴霧した(噴霧圧力0.42kg/cm2)。噴霧から30秒後に該コンテナーを該試験用チャンバーから取り出し、一定時間後にノックダウンした虫数をカウントし、ノックダウン率を求めた(2反復平均)。その結果を表4に示す。
本発明組成物(1)及び(2)、並びに、比較組成物(2)の各々の所定量をジクロロメタン10部で希釈、溶解し、更に脱臭灯油(アイソパーM、エクソンモービル有限会社製)を加えて、、本エステル化合物Aが0.00625%(wt/v)の液状組成物100部を調製した。
ポリエチレンカップ(下部直径10.6cm、上部直径12cm、高さ7cm)にイエバエ成虫10頭(雄雌各5頭)を放飼し、16メッシュのナイロンゴースで蓋をした。該カップを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の底部に設置した。該カップ上面より30cmの高さから上記液状組成物0.5mlをスプレーガンを用いて噴霧した(噴霧圧力0.9kg/cm2)。噴霧後ただちに該カップを該試験用チャンバーから取り出し、一定時間後にノックダウンした虫数をカウントし、ノックダウン率を求めた(2反復平均)。その結果を表5に示す。
本発明組成物(1)及び(2)、並びに、比較組成物(1)及び(2)の各々の所定量をジクロロメタン10部で希釈、溶解し、更に脱臭灯油(アイソパーM、エクソンモービル有限会社製)を加えて、本エステル化合物Aが0.00625%(wt/v)の液状組成物100部を調製した。
チャバネゴキブリ成虫10頭(雄雌各5頭)を内壁にバターを塗った試験用コンテナー(直径8.75cm、高さ7.5cm、底面16メッシュ金網張り)内に放飼し、該コンテナーを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の底部に設置した。該コンテナー上面より60cmの高さから上記液状組成物1.5mlをスプレーガンを用いて噴霧した(噴霧圧力0.9kg/cm2)。噴霧から30秒後に該コンテナーを該試験用チャンバーから取り出し、一定時間後にノックダウンした虫数をカウントし、ノックダウン率を求めた(2反復平均)。その結果を表6に示す。
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