JP2011144151A - ハチ類行動停止組成物 - Google Patents

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JP2011144151A JP2010007954A JP2010007954A JP2011144151A JP 2011144151 A JP2011144151 A JP 2011144151A JP 2010007954 A JP2010007954 A JP 2010007954A JP 2010007954 A JP2010007954 A JP 2010007954A JP 2011144151 A JP2011144151 A JP 2011144151A
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嘉人 田中
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Abstract

【課題】ハチ類に対して優れた効力を有するハチ類行動停止組成物を提供する。
【解決手段】4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを有効成分として含有するハチ類行動停止組成物;及び該ハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の行動停止方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、ハチ類行動停止組成物及びハチ類の行動停止方法に関する。
従来、ハチ類を防除するために、特定の化合物を有効成分とするハチ用エアゾール等がハチ類防除剤として用いられている。これらのハチ類防除剤をハチ類に施用することにより、施用されたハチ類をノックダウンさせ、その後施用されたハチ類を死に至らしめることができる。しかしながら、ハチ類防除剤を施用後、ハチ類を死に至らしめるまでに一定の時間が必要であり、この間に、ハチ類はノックダウン症状を伴いつつも一時的に興奮状態になることがある。興奮状態のハチ類は攻撃的になるため、施用者が不用意に近づいた場合、刺される可能性がある。また、興奮状態のハチが一時的にノックダウンから回復し、施用者に接近、飛来し、施用者に対して攻撃行動を示す可能性がある。ハチ類防除剤を用い、ハチ類がノックダウンした際に、ハチ類を興奮状態から瞬時に行動停止状態にすることができれば、刺咬や毒液の放出などの攻撃行動が行われないため、施用者の安全上好ましく、このような特徴を有する剤の開発が望まれていた。
また、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートが害虫防除効力を有することが知られている(特許文献1参照。)。
特開2004−2363号公報
本発明は、優れた効力を有するハチ類の攻撃行動停止組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、ハチ類に対する優れた行動停止効力を有する組成物を見出すべく検討の結果、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、本エステル化合物と記す。)を有効成分として含有する組成物が優れた行動停止効力を有することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下の発明に係るものである。
[1]4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを有効成分として含有するハチ類行動停止組成物。
[2][1]に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の行動停止方法。
[3][1]に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の攻撃行動停止方法。
[4][1]に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の飛来行動停止方法。
本発明のハチ類行動停止組成物を用いることにより、ハチ類の行動を停止させることができる。
本エステル化合物とは、例えば特開2004−2363号公報に記載される化合物であり、該公報に記載される方法により製造することができる。
本エステル化合物には、シクロプロパン環上に存在する2つの不斉炭素原子及び二重結合に由来する異性体が存在するが、本発明にはその各々および任意の異性体比率である化合物を用いることができる。
本発明のハチ類行動停止組成物が行動停止効力を有するハチ類としては、例えばアシナガバチ類、スズメバチ類、アリガタバチ類等が挙げられる。
具体的には例えば、フタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)、トガリフタモンアシナガバチ(Polistes riparius)、セグロアシナガバチ(Polistes jadwigae)、キアシナガバチ(Polistes rothneyi)、キボシアシナガバチ(Polistes mandarinus)、コアシナガバチ(Polistes snelleni)、ヤマトアシナガバチ(Polistes japonicus)等のアシナガバチ類、オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)、キイロスズメバチ(Vespa simillima)、コガタスズメバチ(Vespa analis insularis)、モンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata)、ヒメスズメバチ(Vespa ducalis)、クロスズメバチ(Vespula flaviceps lewisii)、シダクロスズメバチ(Vespula shidai)、キオビホオナガスズメバチ(Dilichovespula media)等のスズメバチ類、アリガタバチ類、クマバチ、ベッコウバチ、ジガバチ、ドロバチ等の膜翅目害虫が挙げられる。
本発明のハチ類行動停止組成物は、本エステル化合物をそのまま用いてもよいが、通常は下記のような製剤として使用する。その製剤としては、例えば油剤、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤(水中懸濁剤、水中乳濁剤等)、マイクロカプセル剤、ゲル剤、粉剤、粒剤、錠剤、コーティング製剤、エアゾール剤、炭酸ガス製剤、加熱蒸散剤(殺虫線香、電気殺虫マット、吸液芯型加熱蒸散殺虫剤等)、ピエゾ式殺虫製剤、加熱燻煙剤(自己燃焼型燻煙剤、化学反応型燻煙剤、多孔セラミック板燻煙剤等)、非加熱蒸散剤(樹脂蒸散剤、紙蒸散剤、不織布蒸散剤、編織物蒸散剤、昇華性錠剤等)、及び、煙霧剤(フォッキング等)が挙げられる。
製剤化の方法としては、例えば以下の方法を挙げることができる。
(1)本エステル化合物を、固体担体、液体担体、ガス状担体、餌等と混合し、必要であれば界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加・加工する方法。
(2)本エステル化合物を、有効成分を含有していない基材に含浸する方法。
(3)本エステル化合物及び基材を混合した後に成形加工する方法。
これらの製剤には、本エステル化合物を通常、0.001〜95重量%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)等の微粉末及び粒状物、常温で固体の物質(2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン、ナフタリン、p−ジクロロベンゼン、樟脳、アダマンタン等)、並びに羊毛、絹、綿、麻、パルプ、合成樹脂(例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体等のエチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン−ビニルカルボン酸共重合体;エチレン−テトラシクロドデセン共重合体;プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂;ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリブタジエン、ポリスチレン;アクリロニトリル−スチレン樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、スチレン−共役ジエンブロック共重合体、スチレン−共役ジエンブロック共重合体水素添加物等のスチレン系エラストマー;フッ素樹脂;ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレエート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアクリルサルフォン、ポリアクリレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン、発泡エチレン等の多孔質樹脂)、ガラス、金属、セラミック等の1種または2種以上からなるフェルト、繊維、布、編物、シート、紙、糸、発泡体、多孔質体及びマルチフィラメントが挙げられる。
液体担体としては、例えば芳香族または脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)、及び水が挙げられる。
ガス状担体としては、例えばブタンガス、フロンガス、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、及び炭酸ガスが挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類、アルキルアリールエーテル類のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類及び糖アルコール誘導体が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、及びBHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)が挙げられる。
殺虫線香の基材としては、例えば木粉、粕粉等の植物性粉末とタブ粉、スターチ、グルティン等の結合剤との混合物が挙げられる。
殺虫電気マットの基材としては、例えばコットンリンターを板状に固めたもの、及びコットンリンターとパルプとの混合物のフィリブルを板状に固めたものが挙げられる。
自己燃焼型燻煙剤の基材としては、例えば、硝酸塩、亜硝酸塩、グアニジン塩、塩素酸カリウム、ニトロセルロース、エチルセルロース、木粉等の燃焼発熱剤、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、重クロム酸塩、クロム酸塩等の熱分解刺激剤、硝酸カリウム等の酸素供給剤、メラミン、小麦デンプン等の支燃剤、珪藻土等の増量剤及び合成糊料等の結合剤が挙げられる。
化学反応型燻煙剤の基材としては、例えば、アルカリ金属の硫化物、多硫化物、水硫化物、酸化カルシウム等の発熱剤、炭素質物質、炭化鉄、活性白土等の触媒剤、アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニトロペンタメチレンテトラミン、ポリスチレン、ポリウレタン等の有機発泡剤、及び、天然繊維片、合成繊維片等の充填剤が挙げられる。
樹脂蒸散剤等の基材に用いられる樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体等のエチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン−ビニルカルボン酸共重合体;エチレン−テトラシクロドデセン共重合体;プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂;ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリブタジエン、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、スチレン−共役ジエン共重合体、スチレン−共役ジエンブロック共重合体水素添加物等のスチレン系エラストマー;フッ素樹脂;ポリメタクリル酸メチル等のアクリル酸樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアクリルサルフォン、ポリアリレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタンが挙げられ、これらの基材は、単独で用いても2種以上の混合物として用いても良く、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂蒸散剤は、本エステル化合物を上記基材中に混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得ることができる。得られた樹脂製剤は、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の形状に加工することもできる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
本発明のハチ類行動停止組成物は、本エステル化合物の他に、他の忌避剤、害虫防除剤等を混用または併用してもよい。
混用または併用することのできる他の害虫防除剤の有効成分としては、例えば
(1)有機リン系化合物
アセフェート(acephate)、ブタチオホス(butathiofos)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(ch1orfenvinphos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos−methyl)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion:ECP)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、フェンチオン(fenthion:MPP)、フエニトロチオン(fenitrothion:MEP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホルモチオン(formothion)、イソフェンホス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オキシデプロホス(oxydeprofos:ESP)、パラチオン(parathion)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ピリミホスメチル(pirimiphos−methy1)、ピリダフェンチオン(pyridafenthion)、キナルホス(quinalphos)、フェントエート(phenthoate:PAP)、プロフェノホス(profenofos)、プロパホス(propaphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclorfos)、サリチオン(salithion)、スルプロホス(sulprofos)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テトラクロルビンホス(tetrach1orvinphos)、テルブホス(terbufos)、チオメトン(thiometon)、トリクロルホン(trichlorphon:DEP)、バミドチオン(vamidothion)、フォレート(phorate)、カズサホス(cadusafos)等;
(2)カーバメート系化合物
アラニカルブ(alanycarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、BPMC、カルバリル(carbary1)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、クロエトカルブ(cloethocarb)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メトルカルブ(metolcarb)、 メソミル(methomyl)、メチオカルブ(methiocarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、XMC、チオジカルブ(thiodicarb)、 キシリルカルブ(xylylcarb)、アルジカルブ(aldicarb)等;
(3)合成ピレスロイド系化合物
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ベンフルスリン(benfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta−cyfluthrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(ethofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、イミプロトリン(imiprothrin)、ペルメトリン(permethrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シグマ−サイパーメスリン(sigma−cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、フェノトリン(phenothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、アルファシペルメトリン(alpha−cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta−cypermethrin)、ラムダシハロトリン(lambda−cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma−cyhalothrin)、フラメトリン(furamethrin)、タウフルバリネート(tau−fluvalinate)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)、ジメフルトリン(dimefluthrin)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル (EZ)−(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−プロプ−1−エニルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (EZ)−(1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−プロプ−1−エニルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル (1RS,3RS;1RS,3SR)−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、プロトリフェンビュート(protrifenbute)等;
(4)ネライストキシン系化合物
カルタップ(cartap)、ベンスルタップ(bensu1tap)、チオシクラム(thiocyclam)、モノスルタップ(monosultap)、ビスルタップ(bisultap)等;
(5)ネオニコチノイド系化合物
イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、アセタミプリド(acetamiprid)、チアメトキサム(thismethoxam)、チアクロプリド(thiacloprid)、ジノテフラン(dinotefuran)、クロチアニジン(clothianidin)等;
(6)ベンゾイル尿素系化合物
クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)等;
(7)フェニルピラゾール系化合物
アセトプロール(acetoprole)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fiproni1)、バニリプロール(vaniliprole)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)等;
(8)Btトキシン系殺虫剤
バチルス・チューリンゲンシス菌由来の生芽胞および産生結晶毒素、並びにそれらの混合物;
(9)ヒドラジン系化合物
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)等;
(10)有機塩素系化合物
アルドリン(aldrin)、ディルドリン(dieldrin)、クロルデン(chlordane)、DDT、ジエノクロル(dienochlor)、エンドスルファン(endosulfan)、メトキシクロル(methoxychlor)等;
(11)天然系殺虫剤
マシン油(machine oil)、硫酸ニコチン(nicotine−sulfate);
(12)その他の害虫防除剤
アベルメクチン(avermectin−B)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、クロルフェナピル(chlorphenapyr)、シロマジン(cyromazine)、DCIP(dichlorodiisopropyl ether)、D−D(1, 3−Dichloropropene)、エマメクチンベンゾエート(emamectin−benzoate)、フェナザキン(fenazaquin)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、ハイドロプレン(hydroprene)、メトプレン(methoprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ミルベマイシンA(milbemycin−A)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、スピノサッド(spinosad)、スルフルラミド(sulfluramid)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリアザメート(triazamate)、フルベンジアミド(flubendiamide)、レピメクチン(lepimectin)、りん化アルミニウム(Aluminium phosphide)、亜ひ酸(Arsenous oxide)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、石灰窒素(Calcium cyanamide)、石灰硫黄合剤(Calcium polysulfide)、DSP、フロニカミド(flonicamid)、フルリムフェン(flurimfen)、ホルメタネート(formetanate)、りん化水素(Hydrogen phosphide)、メタム・アンモニウム(metam−ammonium)、メタム・ナトリウム(metam−sodium)、臭化メチル(Methyl bromide)、オレイン酸カリウム(Potassium oleate)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルフォキサフロール(sulfoxaflor)、硫黄(Sulfur)、メタフルミゾン(metaflumizone)、スピロテトラマット(spirotetramat)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、スピネトラム(spinetoram)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、トラロピリル(tralopyril)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、アセキノシル(acequinocyl)、アミトラズ(amitraz)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenaate)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロルベンジレート(chlorobenzilate)、CPCBS(chlorfenson)、クロフェンテジン(clofentezine)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ケルセン(ジコホル:dicofol)、エトキサゾール(etoxazole)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、プロパルギット(propargite:BPPS)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(Pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テトラジホン(tetradifon)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、アミドフルメット(amidoflumet)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、
下記式(A)
「式中、Xa1はメチル基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表し、Xa2はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、C−Cハロアルキル基又はC−Cハロアルコキシ基を表し、Xa3はフッ素原子、塩素原子又は臭素原子を表し、Xa4は置換されていてもよいC−Cアルキル、置換されていてもよいC−Cアルケニル、置換されていてもよいC−Cアルキニル、置換されていてもよいC−Cシクロアルキルアルキル又は水素原子を表し、Xa5は水素原子又はメチル基を表し、Xa6は水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表し、Xa7は水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表す。」
で示されるいずれかの化合物、下記式(B)
「式中、Xb1はXb2−NH−C(=O)基、Xb2−C(=O)−NH−CH2基、Xb3−S(O)基、置換されていてもよいピロール−1−イル基、置換されていてもよいイミダゾール−1−イル基、置換されていてもよいピラゾール−1−イル基又は置換されていてもよい1,2,4−トリアゾール−1−イル基を表し、Xb2は2,2,2−トリフルオロエチル基等の置換されていてもよいC−Cハロアルキル基又はシクロプロピル基等の置換されていてもよいC−Cシクロアルキル基を表し、Xb3はメチル等の置換されていてもよいC−Cアルキル基を表し、Xb4は水素原子、塩素原子、シアノ基又はメチル基を表す。」で示されるいずれかの化合物、下記式(C)

「式中、Xc1は3,3,3−トリフルオロプロピル基等の置換されていてもよいC−Cアルキル基、2,2,2−トリクロロエトキシ基等の置換されていてもよいC−Cアルコキシ基、4−シアノフェニル基等の置換されていてもよいフェニル基又は2−クロロ−3−ピリジル基等の置換されていてもよいピリジル基を表し、Xc2はメチル基又はトリフルオロメチルチオ基を表し、Xc3はメチル基又はハロゲン原子を表す。」
で示されるいずれかの化合物等が挙げられる。
本発明のハチ類行動停止方法は、本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類又はハチ類の生息場所(植物体、土壌、家屋内等、巣)に施用することにより、施用されたハチ類を興奮状態から瞬時に行動停止状態にさせ、飛来行動、施用者への接近行動、刺咬や毒液放出等の攻撃行動を防止することができる。
本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類又はハチ類の生息場所(植物体、土壌、家屋内等、巣)に施用することにより、ノックダウン症状を伴いつつも一時的に興奮状態になったハチ類を瞬時に行動停止状態にさせ、施用者が接近した場合の刺咬や毒液放出等の攻撃行動を防止することができる。
本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類又はハチ類の生息場所(植物体、土壌、家屋内等、巣)に施用することにより、ノックダウン症状から一時的に回復した興奮状態のハチを瞬時に行動停止状態にさせ、飛来行動、施用者への接近行動、刺咬や毒液放出等の攻撃行動を防止することができる。
本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類の生息場所、特に巣に施用することにより、内部のハチ類を行動停止状態にさせ、巣外部へとハチ類が出ることを防止することができる。
本発明のハチ類行動停止方法における行動停止状態とは、例えばハチ類の行動が沈静または停止した状態であり、具体的には、ハチ類の翅、脚、針も含め、動きが観察されない状態が挙げられる。
本発明のハチ類行動停止組成物の施用方法としては、具体的には、例えば以下の方法が挙げられ、本発明のハチ類行動停止組成物の形態、使用場所等に応じて適宜選択できる。
(1)本発明のハチ類行動停止組成物をそのままハチ類又はハチ類の生息場所に処理する方法。
(2)本発明のハチ類行動停止組成物を水等の溶媒で希釈した後に、ハチ類又はハチ類の生息場所に散布処理する方法。
この場合には、通常、乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等に製剤化された本発明のハチ類行動停止組成物を、本エステル化合物の濃度が0.01〜10000ppmとなるように希釈する。
(3)本発明のハチ類行動停止組成物をケロシン等の溶媒で希釈した後に、噴射剤を加え、ハチ類又はハチ類の生息場所に散布処理する方法。
この場合には、通常、エアゾール剤等に製剤化された本発明のハチ類行動停止組成物を、本エステル化合物の濃度が0.01〜10000ppmとなるように調整する。
(4)本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類の生息場所で加熱し、有効成分を揮散させる方法。
この場合、本エステル化合物の施用量、施用濃度はいずれも本発明のハチ類行動停止組成物の形態、施用時期、施用場所、施用方法、ハチ類の種類、被害状況等に応じて適宜定めることができる。
なお、本発明のハチ類行動停止組成物をハチ類又はハチ類の生息場所(植物体、土壌、家屋内等、巣)に施用することにより、ハチ類を行動停止状態にさせた後、ハチ類を死に至らしめることもできる。
本発明のハチ類行動停止組成物を防疫用として用いる場合は、その施用量は空間に適用するときは、本エステル化合物の量として通常0.0001〜1000mg/m3であり、平面に適用するときは0.0001〜1000mg/m2である。殺虫線香、電気殺虫マット等はその製剤形態に応じて加熱により有効成分を揮散させて施用する。樹脂蒸散剤、紙蒸散剤、不織布蒸散剤、編織物蒸散剤、昇華性錠剤等は例えば施用する空間にそのまま放置する、および、該製剤を送風下に設置することにより使用できる。
本発明のハチ類行動停止組成物を防疫用として施用する空間としては、主に野外の開放空間が挙げられ、さらに屋内空間、例えばクローゼット、押入れ、和ダンス、食器棚、トイレ、浴場、物置、居間、食堂、倉庫、車内、軒下等で施用することもできる。
以下、製剤例及び試験例等により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これ
らの例に限定されるものではない。
まず、本発明のハチ類行動停止組成物の製剤例を示す。尚、実施例において、特に明記しない限り、部は質量部を意味する。
製剤例1
本エステル化合物9.9部を、キシレン 37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド 37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル 9.1部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 6部を加え、よく撹拌混合して、乳剤を得る。
製剤例2
本エステル化合物40部に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土 23部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例3
本エステル化合物3.3部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5部、ベントナイト 30部およびクレー 56.7部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して、粒剤を得る。
製剤例4
本エステル化合物5.5部、合成含水酸化珪素微粉末 1部、凝集剤としてドリレスB(三共製)1部およびクレー 7部を乳鉢でよく混合した後に、ジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー 85.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例5
本エステル化合物11部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩を半分量含むホワイトカーボン 35部及び水 54部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例6
本エステル化合物0.15部を、イソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)99.85部に混合して、油剤を得る。
製剤例7
本エステル化合物0.15部とアレスリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例8
本エステル化合物0.15部とベータシフルトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例9
本エステル化合物0.15部とビフェントリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例10
本エステル化合物0.15部とシフルトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例11
本エステル化合物0.15部とシハロトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例12
本エステル化合物0.15部とシペルメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例13
本エステル化合物0.15部とエンペントリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例14
本エステル化合物0.15部とデルタメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例15
本エステル化合物0.15部とフェンプロパトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例16
本エステル化合物0.15部とフルメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例17
本エステル化合物0.15部とペルメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例18
本エステル化合物0.15部とテフルトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例19
本エステル化合物0.15部とトラロメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例20
本エステル化合物0.15部とトランスフルトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例21
本エステル化合物0.15部とテトラメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例22
本エステル化合物0.15部とフェノトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例23
本エステル化合物0.15部とシフェノトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例24
本エステル化合物0.15部とアルファシペルメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例25
本エステル化合物0.15部とフラメトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例26
本エステル化合物0.02部とメトフルトリン0.01部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.97部に混合して、油剤を得る。
製剤例27
本エステル化合物0.05部とジメフルトリン0.05部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例28
本エステル化合物0.15部とプロフルトリン0.1部とを、ジクロロメタン10部に溶解し、これをイソパラフィン溶剤(アイソパーM、エクソン化学登録商標名)89.75部に混合して、油剤を得る。
製剤例29
本エステル化合物0.15部およびネオチオゾール(中央化成株式会社)49.85部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル 25部及びLPG 25部を充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより、油性エアゾールを得る。
製剤例30
本エステル化合物0.55部、BHT 0.01部、キシレン 5部、脱臭灯油 3.44部および乳化剤{アトモス300(アトラスケミカル社登録商標名)}1部からなる混合物と、蒸留水 50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例31
0.5cm(厚さ)×69cm(長さ)×0.2cm(幅)のハニカム構造の紙細工片を一方の端から巻いて、直径5.5cm、高さ0.2cmの略円柱状の担体を作製する。本エステル化合物5.5部をアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記担体に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、紙蒸散剤を得る。
製剤例32
立体編地(商品名:フュージョン、型番:AKE69440、販売元:旭化成せんい株式会社、厚さ:4.3mm、目付:321g/m2、ポリアミド製)を直径5cmの略円形状に裁断する。本エステル化合物5.5部をアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記の裁断した立体編地に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、編織物蒸散剤を得る。
製剤例33
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部、本エステル化合物2.2部を、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、更に40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却
して、樹脂蒸散剤を得る。
製剤例34
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部、本エステル化合物2.2部を、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、更に40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂蒸散剤を得る。
製剤例35
本エステル化合物5.5部をアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して、紙蒸散剤を得る。
製剤例36
本エステル化合物3.3部をアセトン 14.6部に溶解し溶液を得る。この溶液に、酸化亜鉛 0.2部、α澱粉 1.0部及びアゾジカルボンアミド 42.8部を加え、更に水38.1部を加えて混練し、押出機で顆粒状に成形、乾燥させる。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記本発明化合物を含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例37
酸化亜鉛 0.5部、α澱粉 2部およびアゾジカルボンアミド 97.5部を混合し、こ
こに水を加えて混練し、混練物を押出機で顆粒状に成形し、乾燥して顆粒を得る。この顆
粒2gに、本エステル化合物0.638gを含有するアセトン溶液を均一に含浸させた後、乾燥して顆粒を得る。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例38
本エステル化合物0.55gをアセトン20mlに溶解し、該溶液を蚊取り線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の重量比で混合)99.4gおよび緑色色素 0.3gの混合物に加え、均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して、殺虫線香を得る。
製剤例39
本エステル化合物11部、クエン酸アセチルトリブチル39.5部、アジピン酸イソノニル 39.5部、青色色素 5部および香料 5部を混合して得られる溶液を、3.4cm×2.1cm、厚さ0.22cmの電気マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて、電気殺虫マットを得る。
製剤例40
本エステル化合物0.11部を、脱臭灯油99.89部に溶解して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより、吸液芯型加熱蒸散殺虫剤用の部品を得る。
製剤例41
本エステル化合物0.22部およびネオチオゾール(中央化成株式会社)49.78部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル 25部及びLPG 25部を充填し、振とうを加え、全量噴射型エアゾール用アクチュエータを装着することにより、エアゾール剤を得る。
次に、本発明のハチ類行動停止組成物がハチ類に対して優れた行動停止効力を有することを試験例として示す。
試験例1
4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=(1R)−トランス
−3−(2−シアノ−1−プロペニル(E/Z=1/9))−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート 0.1部、ネオチオゾール(中央化成株式会社製) 49.9部をエアゾール缶に入れ、缶にバルブ部分を取付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(ジメチルエーテル25部、液化石油ガス25部) を充填してエアゾール(以下、本ハチ類行動停止組成物(1)と記す。)を得た。コガタスズメバチ5頭を金属製ケージ(下部25cm×25cm、高さ25cm)内に放した。該ケージを床から下部までの高さが約1mになる場所に天井から吊り下げた。該ケージ中央部から約1m離れた場所から該ケージ中央部に向けて本ハチ類行動停止組成物(1)を4秒間噴霧した。噴霧5分後に行動停止(翅、脚、針も含め、ハチの動きが観察されない状態)した虫数をカウントした。その結果、行動停止率は100%であった。
本発明のハチ類行動停止組成物を用いることにより、ハチ類を行動停止させることができる。

Claims (4)

  1. 4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル=3−(2−シアノ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートを有効成分として含有するハチ類行動停止組成物。
  2. 請求項1に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の行動停止方法。
  3. 請求項1に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の攻撃行動停止方法。
  4. 請求項1に記載のハチ類行動停止組成物の有効量を、ハチ類またはハチ類の生息場所に施用することを特徴とするハチ類の飛来行動停止方法。
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