JP7230656B2 - 画像形成装置、仕上がりイメージ表示方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、仕上がりイメージ表示方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、仕上がりイメージ表示方法、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1では、印刷等の画像形成処理を実行する際に、ユーザが指定した特定の印刷条件に応じて、印刷結果の仕上がりイメージをアニメーションでユーザに示す技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザが複数の印刷条件を設定した場合には、それぞれの印刷条件に対応するアニメーションを順次再生しており、ユーザが印刷結果を把握するのに時間を要する場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の印刷条件が設定された場合であっても短時間で印刷結果の仕上がりイメージを把握することができる画像形成装置、仕上がりイメージ表示方法、及びプログラムを提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷設定に基づく印刷の仕上がりイメージをアニメーションで表示する画像形成装置であって、印刷設定時に前記アニメーションを伴う複数の設定項目が設定された場合に、前記設定項目に対応するアニメーションの中で合成が可能なアニメーションを抽出するデータ処理手段と、抽出された前記アニメーションを合成する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、合成する複数のアニメーションにおける各要素の位置情報に基づいて、合成後の各要素の表示位置を決定する
本発明によれば、複数の印刷条件が設定された場合であっても短時間で印刷結果の仕上がりイメージを把握することができる。
図1は、実施形態にかかる画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる画像形成装置が備える制御部の機能構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる画像形成装置が備える操作部の機能構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる画像形成装置により表示される表示部の画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる画像形成装置が有する設定項目グループ管理テーブルの一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる画像形成装置が有する設定使用回数履歴テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる画像形成装置が表示する設定項目が表紙である場合のアニメーションの一例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる画像形成装置が表示する設定項目が章区切りである場合のアニメーションの一例を示す図である。 図9は、実施形態にかかる画像形成装置において表紙設定のアニメーション、章区切り設定のアニメーション、及びこれらを合成したアニメーションにおける各要素の速度パラメータを示す図である。 図10は、実施形態にかかる画像形成装置において表紙設定のアニメーション、章区切り設定のアニメーション、及びこれらを合成したアニメーションにおける各要素の座標位置を示す図である。 図11は、実施形態にかかる画像形成装置が表示する設定項目が表紙および章区切りである場合の合成されたアニメーションの一例を示す図である。 図12は、実施形態にかかる画像形成装置が実施するアニメーションの合成処理の手順の一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施形態にかかる画像形成装置が実行するアニメーションの合成処理の手順の一例を示すフロー図である。 図14は、実施形態にかかる画像形成装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。
以下、発明を実施するための最良の形態を、図面に従って説明する。
(画像形成装置のハードウェア構成例)
図1は、実施形態にかかる画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像形成装置10は、制御部100、操作部200、及びエンジン300を備える。画像形成装置10は、制御部100のネットワークインターフェース(I/F)103を介してネットワーク400に接続されている。1つのネットワーク400には複数の画像形成装置10が接続されてもよい。制御部100は、操作部I/F106を介して操作部200と接続され、エンジンI/F107を介してエンジン300と接続されている。
制御部100は、画像形成装置10全体の状態管理およびジョブの制御等を行う。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、プログラムROM(Read Only Memory)102、ネットワークI/F103、RAM(Radom Access Memory)104、不揮発性メモリ105、操作部I/F106、及びエンジンI/F107を備える。
CPU101は、画像形成装置10の全体を管理する演算装置である。CPU101は、例えばRAM104をワークエリア(作業領域)としてプログラムROM102に格納されたプログラムを実行することで、画像形成装置10全体の動作を制御し、画像形成装置10の機能を実現する。
プログラムROM102には、画像形成装置10の電源管理、及びジョブ制御に関連するプログラムが格納されている。
ネットワークI/F103は、外部のネットワーク400との通信を行う。
RAM104は、プログラムの実行領域であり、印刷画像イメージの展開等に使用される。
不揮発性メモリ105は、蓄積文書データの保存および画像イメージの展開に必要なデータを保存する。
操作部I/F106は、操作部200との通信を行う。
エンジンI/F107は、エンジン300との通信を行う。
エンジン300は、制御部100からの指令に応じて画像形成処理としての印刷処理を行う。つまり、エンジン300は、描画された画像を紙に転写して印刷を行う。また、エンジン300には、原稿をスキャンして読み取るスキャナが接続されていてもよい。スキャナは、読み取られた画像をエンジン300経由で制御部100へ供給する。画像形成装置10は、このほかファクシミリを備えていてもよい。
操作部200は、制御部100から独立したCPU201及び記憶領域を持ち、画像形成装置10が有する表示部206の表示に関する制御を行う。操作部200は、CPU201、プログラムROM202、制御部I/F203、RAM204、不揮発性メモリ205、及び表示部206を備える。
CPU201は、操作部200の全体を管理する演算装置である。CPU201は、例えばRAM204をワークエリア(作業領域)としてプログラムROM202に格納されたプログラムを実行することで、操作部200の動作を制御し、操作部200の画面表示制御機能を実現する。
プログラムROM202には、操作部200の画面表示制御機能に必要なプログラムが格納されている。当該プログラムは、表示部206からユーザが設定した内容に基づき、印刷結果の仕上がりイメージを例えばアニメーション表示させることができる。
制御部I/F203は、制御部100との通信を行う。
RAM204は、プログラムの実行領域である。
不揮発性メモリ205は、操作部200の起動時の初期値および設定可能な項目を保存する。
表示部206は、ユーザ操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報を表示するパネル等である。例えば、各種の情報としては、受け付けられた入力に応じた情報、画像処理装置10の動作状況を示す情報、設定状態を示す情報等が挙げられる。
(画像形成装置の機能構成例)
図2は、実施形態にかかる画像形成装置10が備える制御部100の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御部100は、データ処理部111、データ保管部112、通信部113、及び印刷部114を備える。これらのデータ処理部111、データ保管部112、通信部113、及び印刷部114は、上述のCPU101で実行されるプログラムにより実現される。
データ処理部111は、画像形成装置10の状態に応じて、画像形成装置10の動作を制御する。
データ保管部112は、スキャン画像等を保存する。
通信部113は、ネットワーク400を介して外部ホストとのデータのやり取りを行う。また、通信部113は、ネットワーク400を介してユーザPC(Personal Computer)との通信を行う。また、通信部113は、操作部200との通信を行う。
印刷部114は、エンジン300の制御を行う。印刷部114によるエンジン300の制御は通信部113を介して行われてもよい。
図3は、実施形態にかかる画像形成装置10が備える操作部200の機能構成の一例を示す図である。図3に示すように、操作部200は、データ処理部211、データ保管部212、通信部213、及び表示制御部214を備える。これらのデータ処理部211、データ保管部212、通信部213、及び表示制御部214は、上述のCPU101で実行されるプログラムにより実現される。
データ処理手段としてのデータ処理部211は、上述の表示部206から入力されたユーザ操作を解釈して操作部200の動作を制御する。表示部206からユーザが入力可能な操作としては、例えば印刷ジョブ等がある。このとき、ユーザは、印刷部数および仕上がり濃度等の印刷条件に係る各種設定をすることもできる。ユーザにより設定可能な印刷条件の設定項目の幾つかを以下に挙げる。
ユーザは、表示部206を介して表紙を設定することができる。表紙が設定されると、印刷物の1ページ目の前および最終ページの後ろの少なくともいずれかに表紙用の用紙が挿入される。または、印刷物の1ページ目および最終ページの少なくともいずれかが表紙用の用紙に印刷される。
ユーザは、表示部206を介して章区切りを設定することができる。章区切りが設定されると、ユーザが指定したページに章区切り用の用紙が挿入される。または、ユーザが指定したページが章区切り用の用紙に印刷される。
ユーザは、表示部206を介して折りを設定することができる。折りが設定されると、印刷した用紙が様々な形態に折られた後に排紙される。
ユーザは、表示部206を介して製本を設定することができる。製本設定においては、更に、ミニ本、週刊誌等の設定が可能である。製本が設定されると、複数枚の原稿がページ順になるように印刷される。例えば、設定がミニ本であれば、4枚の片面原稿または2枚の両面原稿が、用紙が折られた時にページ順になるよう印刷される。例えば、設定が週刊誌であれば、複数枚の片面原稿または両面原稿が、用紙が重ねて折られたときにページ順になるよう印刷される。
ユーザは、表示部206を介して拡大連写を設定することができる。拡大連写が設定されると、1ページが複数枚の用紙に分けて拡大印刷され、それらを貼り合わせることで、ポスターのような大判の印刷物を作成することができる。
データ保管部212は各種データを保存する。
通信部213は、制御部100と通信してデータのやり取りを行う。
表示制御手段としての表示制御部214は、パネル等である表示部206を制御する。また、表示制御部214は、ユーザからの入力をデータ処理部211に伝達する。
図4は、実施形態にかかる画像形成装置10により表示される表示部206の画面の一例を示す図である。図4に示すように、表示制御部214は、例えばユーザが各種の印刷条件を設定可能な設定領域206s、及び印刷ジョブを開始させるスタートボタン206e等を、表示部206に表示させる。
また、表示制御部214は、ユーザが印刷結果のイメージを掴めるよう仕上がりイメージが表示されるイメージ表示領域206fを、表示部206に表示させる。イメージ表示領域206fには、ユーザが印刷条件の設定を終えると、設定に応じた仕上がりイメージが例えばアニメーション表示される。
ここで、ユーザは、上述の表紙、章区切り、折り、製本、及び拡大連写等の各種設定のうちの幾つかを一括して設定できる場合がある。
ユーザは、例えば表示部206の設定ボタン206bからプログラムを呼び出すことで、所定の印刷設定を簡便に行うことができる。プログラムとは、ユーザが複数の設定値を1つの組み合わせとして登録しておくことができる機能である。印刷の際には、登録済みのプログラムの中から所望の組み合わせを有するプログラムを選択することで、印刷設定の入力を簡素化することができる。例えば、「表紙:ON」「章区切り:1章=1ページ目」の組み合わせが登録されたプログラムを選択することで、表紙と章区切りとが同時に設定される。
ユーザは、例えば表示部206のワンタッチジョブボタン206tを押下することで、お薦め設定一覧および設定履歴を表示させることができる。ただし、ワンタッチジョブによるお薦め設定一覧および設定履歴の表示は、上述の設定ボタン206bからも実行させることができる。
お薦め設定一覧には、例えば、出荷時にメーカにより登録されたユーザにお薦めする複数の印刷設定の組み合わせが登録されている。おすすめ設定としては、例えば印刷コストを削減するために「白黒」「両面集約」の組み合わせが設定されたエコ印刷等が挙げられる。お薦め設定一覧の中に、表紙と章区切りとが同時に設定される「表紙:ON」「章区切り:1章=1ページ目」の組み合わせが登録されていてもよい。
設定履歴には、ユーザが印刷設定を入力した後に印刷が実行された場合に、その印刷に適用された印刷設定の組み合わせが記憶されている。ユーザは、設定履歴から所望の印刷設定の組み合わせを有する履歴を選択することで、以前に使用した印刷設定の組み合わせを簡便に設定することができる。例えば、ユーザが以前、「表紙:ON」「章区切り:1章=1ページ目」の印刷設定の組み合わせで印刷を実行していた場合、設定履歴から当該印刷設定の組み合わせを選択することで、表紙と章区切りとが同時に設定される。
ユーザは、例えば表示部206のリセットボタン206rを押下することで、印刷設定を初期値に戻すことができる。または、ユーザが機能一覧画面から印刷を選択して印刷アプリケーションが起動されることによってもオートリセットが実行され、各種の印刷設定が初期値に戻る。なお、初期値はユーザによっても変更可能である。ユーザは、例えば、初期値を「表紙:ON」「章区切り:1章=1ページ目」の組み合わせなどとすることができる。
また、複数の印刷設定間の依存関係および排他関係によって、例えば、1つの設定項目の設定値を変更すると、他の1つ以上の設定項目の設定値が自動的に変更されることがある。これによって、複数の印刷設定が同時になされる。
また例えば、画像形成装置10は、ユーザが複数の設定項目の入力を音声で指定することができる機能を備えていてもよい。この場合にも、指定された複数の設定項目の設定値が同時に設定され得る。
(画像形成装置の動作例)
次に、図5~図12を用いて、実施形態の画像形成装置10の動作例について説明する。上述のように、画像形成装置10の表示部206には、例えばユーザ設定に応じた仕上がりイメージがアニメーション表示されるイメージ表示領域206fが表示される。操作部200の表示制御部214は、例えばユーザ設定が表紙であれば、イメージ表示領域206fにおいて、フロントページ等に表紙が挿入される図柄のアニメーションを表示する。
また、表示制御部214は、ユーザが複数の設定を一括して行った場合には、幾つかの条件を満たすことを前提に、それらの設定に関するアニメーションを合成して表示する。ここで、アニメーション合成に係る条件のうちの1つとしては、それらの設定に対応するアニメーションが互いに合成可能なものであることが挙げられる。アニメーションの合成可否は、例えば図5に示すテーブルにより管理される。
図5は、実施形態にかかる画像形成装置10が有する設定項目グループ管理テーブルT1の一例を示す図である。設定項目グループ管理テーブルT1は、例えば操作部200のデータ保管部212等に格納されている。
図5に示すように、設定項目グループ管理テーブルT1では、各設定項目が幾つかのグループにグループ分けされている。各設定項目のうち、同じグループに属する設定項目はアニメーションの合成が可能であることを意味する。例えば、折りと製本とは同じグループ「1」に属しており、データ処理部211は、これらに関するアニメーションは合成が可能であると判定する。また、表紙と章区切りとは同じグループ「3」に属しており、データ処理部211は、これらに関するアニメーションは合成が可能であると判定する。一方、例えば、表紙と拡大連写とは属するグループが異なっており、データ処理部211は、これらに関するアニメーションは合成ができないと判定する。
また、アニメーション合成に係る他の条件としては、ユーザが一括設定した設定項目の使用回数がいずれも所定の閾値以上であることが挙げられる。合成対象となる設定項目のそれぞれの使用回数が所定の閾値以上である場合には、データ処理部211は、これらの設定に対応するアニメーションを合成させるという判定をする。各設定項目の使用回数は、例えば図6に示すテーブルにより管理される。
図6は、実施形態にかかる画像形成装置10が有する設定使用回数履歴テーブルT2の一例を示す図である。設定使用回数履歴テーブルT2は、例えば操作部200のデータ保管部212等に格納されている。
図6に示すように、設定使用回数履歴テーブルT2では、各設定項目のこれまでの使用回数が示されている。ここで、アニメーション合成可否を判定するための閾値が「10」であり、ユーザAが「表紙」「章区切り」の組み合わせの一括設定を行ったとする。この場合、章区切りの使用回数は20回であり閾値以上であるものの、表紙の使用回数は5回であり閾値未満であるので、データ処理部211は、これらの設定に関するアニメーションの合成を行わないという判定をする。また、ユーザBが「表紙」「章区切り」の組み合わせの一括設定を行った場合には、表紙の使用回数が6回であり、章区切りの使用回数が8回であり、いずれも閾値未満であるので、データ処理部211は、これらの設定に関するアニメーションの合成を行わないという判定をする。一方、ユーザCが「表紙」「章区切り」の組み合わせの一括設定を行った場合には、表紙の使用回数が15回であり、章区切りの使用回数が30回であり、いずれも閾値以上であるので、データ処理部211は、これらの設定に関するアニメーションの合成を行うという判定をする。
なお、上述のネットワーク400に複数台の画像形成装置10が接続されている場合には、各々の画像形成装置10間において、所定のタイミングで設定使用回数履歴テーブルT2の同期処理を行う。同期処理のタイミングとしては、いずれかの画像形成装置10において、設定使用回数履歴テーブルT2が変更されるごとに行ってもよい。あるいは、予め設定された時刻または所定期間が経過するごとに行ってもよい。このように、複数の画像形成装置10間で設定使用回数履歴テーブルT2が同一であることを担保したうえで、各々の画像形成装置10において、各々に記憶されている設定使用回数履歴テーブルT2を参照してアニメーション合成の可否が判定される。
または、設定使用回数履歴テーブルT2は、ネットワーク400に接続されるサーバ装置に記憶されていてもよい。各々の画像形成装置10がユーザIDをサーバ装置に送信し、サーバ装置が送信されたユーザIDと設定使用回数履歴テーブルT2とに基づいてアニメーション合成可否の判定を行い、その判定結果を各々の画像形成装置10に返信してもよい。または、画像形成装置10が必要に応じてサーバ装置から設定使用回数履歴テーブルT2を取得して自ら判定を行うようにしてもよい。
操作部200のデータ処理部211により、ユーザが一括設定を行った複数の印刷設定に対応するアニメーションが合成可能であり、かつ、個々の印刷設定の当該ユーザによる使用回数が所定の閾値以上であると判定されると、表示制御部214はこれらの印刷設定に対応するアニメーションの合成処理を行う。ここでは、まず、合成前の個々の印刷設定に対応するアニメーションについて説明する。
図7は、実施形態にかかる画像形成装置10が表示する設定項目が表紙である場合のアニメーションの一例を示す図である。
図7に示すように、表示制御部214は、ステップ1で用紙をずらし、ステップ2で用紙の手前に表紙を挿入し、ステップ3で用紙の手前に表紙が挿入された状態でアニメーションを終了する。
より具体的には、表示制御部214は、複数枚の用紙を移動速度Vxで位置Δxだけ画面奥側(x方向)へとずらす(ステップ1)。それぞれの用紙の左上の角は、ステップ2の座標A~Dの位置となる。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt12でステップ1からステップ2へと画面を移行させる。したがって、ステップ1における用紙の移動速度Vxは以下の式を満たす。
Vx=Δx/Δt12
表示制御部214は、先頭の用紙の更に手前、画面上方の座標Hに左上の角がある表紙を、画面下方(z方向)へと速度Vzで位置Δzだけ移動させる(ステップ2)。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt23でステップ2からステップ3へと画面を移行させる。したがって、ステップ2における表紙の移動速度Vzは以下の式を満たす。
Vz=Δz/Δt23
表示制御部214は、表紙および複数の用紙の左上の角が、ステップ3の座標H,A~Dの位置に並ぶようにそれぞれの表紙および用紙を表示してアニメーションを終了する(ステップ3)。
図8は、実施形態にかかる画像形成装置10が表示する設定項目が章区切りである場合のアニメーションの一例を示す図である。
図8に示すように、表示制御部214は、ステップ1で用紙をずらし、ステップ2で複数の用紙の間に挿入紙を挿入し、ステップ3で用紙の間に挿入紙が挿入された状態でアニメーションを終了する。
より具体的には、表示制御部214は、先頭から1枚目および2枚目の用紙の位置を固定したまま、先頭から3枚目および4枚目の用紙を移動速度Vxで位置Δxだけ画面奥側(x方向)へとずらす(ステップ1)。それぞれの用紙の左上の角は、ステップ2の座標A~Dの位置となる。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt12でステップ1からステップ2へと画面を移行させる。したがって、ステップ1における用紙の移動速度Vxは以下の式を満たす。
Vx=Δx/Δt12
表示制御部214は、2枚目の用紙と3枚目の用紙との間、画面上方の座標Sに左上の角がある挿入紙を、画面下方(z方向)へと速度Vzで位置Δzだけ移動させる(ステップ2)。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt23でステップ2からステップ3へと画面を移行させる。したがって、ステップ2における挿入紙の移動速度Vzは以下の式を満たす。
Vz=Δz/Δt23
表示制御部214は、1枚目および2枚目の用紙、挿入紙、及び3枚目および4枚目の用紙の左上の角が、ステップ3の座標A,B,S,C,Dの位置に並ぶようにそれぞれの用紙および挿入紙を表示してアニメーションを終了する(ステップ3)。
以上のような個々の印刷設定に対応するアニメーションを合成する場合には、表示制御部214は、複数の用紙等の各要素の速度パラメータの和を算出する。個々のアニメーションにおける各要素の速度パラメータ、及びそれらの和をまとめたものを図9に示す。
図9は、実施形態にかかる画像形成装置10において表紙設定のアニメーション、章区切り設定のアニメーション、及びこれらを合成したアニメーションにおける各要素の速度パラメータを示す図である。
図9に示すように、ステップ1における表紙設定の1枚目および2枚目の用紙の速度パラメータはVxであり、ステップ1における章区切り設定の1枚目および2枚目の用紙の速度パラメータはゼロである。よって、合成されたアニメーションでは、ステップ1における1枚目および2枚目の用紙の移動速度をVxとすればよい。
ステップ1における表紙設定の3枚目および4枚目の用紙の速度パラメータはVxであり、ステップ1における章区切り設定の3枚目および4枚目の用紙の速度パラメータはVxである。よって、合成されたアニメーションでは、ステップ1における3枚目および4枚目の用紙の移動速度を2Vxとすればよい。
ステップ2における表紙設定の表紙の速度パラメータはVzであり、ステップ2における章区切り設定の挿入紙の速度パラメータはVzである。一方、表紙設定のアニメーションに挿入紙は含まれず、章区切り設定のアニメーションには表紙は含まれない。よって、合成されたアニメーションでは、ステップ2における表紙および挿入紙の移動速度をそれぞれVzとすればよい。
また、表示制御部214は、各要素を図9の数値に従って動かした場合のそれぞれの座標A~D,H,Sを算出する。個々のアニメーションにおける各座標A~D,H,Sの位置をまとめたものを図10に示す。
図10は、実施形態にかかる画像形成装置10において表紙設定のアニメーション、章区切り設定のアニメーション、及びこれらを合成したアニメーションにおける各要素の座標A~D,H,Sの位置を示す図である。
図10に示すように、ステップ1の開始時点において、表紙設定の1枚目の用紙の左上角の座標Aは(0,0,0)であり、2枚目の用紙の左上角の座標Bは(Δx,0,0)であり、3枚目の表紙の左上角の座標Cは(2Δx,0,0)であり、4枚目の表紙の左上角の座標Cは(3Δx,0,0)である。ステップ1の開始時点において、章区切り設定の1~4枚目の左上角の座標A~Dは表紙設定の1~4枚目の左上角の座標A~Dと等しい。よって、合成されたアニメーションにおける各座標A~Dもこれらと等しい。
また、ステップ1において、表紙および挿入紙は表示されておらず、これらの左上角の座標H,Sは存在しない。
ステップ2の開始時点において、表紙設定の1枚目の用紙の左上角の座標Aは(Δx,0,0)であり、2枚目の用紙の左上角の座標Bは(2Δx,0,0)であり、3枚目の表紙の左上角の座標Cは(3Δx,0,0)であり、4枚目の表紙の左上角の座標Cは(4Δx,0,0)である。ステップ2の開始時点において、章区切り設定の1枚目の用紙の左上角の座標Aは(0,0,0)であり、2枚目の用紙の左上角の座標Bは(Δx,0,0)であり、3枚目の表紙の左上角の座標Cは(3Δx,0,0)であり、4枚目の表紙の左上角の座標Cは(4Δx,0,0)である。よって、合成されたアニメーションにおける座標Aは(Δx,0,0)であり、座標Bは(2Δx,0,0)であり、座標Cは(4Δx,0,0)であり、座標Dは(5Δx,0,0)である。
また、ステップ2の開始時点において、表紙設定の表紙の左上角の座標Hは(0,0,Δz)であり、章区切り設定の挿入紙の左上角の座標Sは(2Δx,0,Δz)である。ここで、アニメーションを合成するにあたっては、表示制御部214は、座標Sのx座標を座標B,Cのx座標の平均を取って算出する。よって、合成されたアニメーションにおける座標Hは(0,0,Δz)であり、座標Sは(3Δx,0,Δz)である。
ステップ3の開始時点において、表紙設定および章区切り設定における座標A~Dに変化はない。よって、合成されたアニメーションにおける座標A~Dもステップ2の開始時点のままである。
また、ステップ3の開始時点において、表紙設定の表紙の左上角の座標Hは(0,0,0)であり、章区切り設定の挿入紙の左上角の座標Sは(2Δx,0,0)である。ここでも、アニメーションを合成するにあたって、表示制御部214が、座標Sのx座標を座標B,Cのx座標の平均を取って算出する。よって、合成されたアニメーションにおける座標Hは(0,0,0)であり、座標Sは(3Δx,0,0)である。ステップ3においては、開始時点の座標のままアニメーションが終了する。
図11は、実施形態にかかる画像形成装置10が表示する設定項目が表紙および章区切りである場合の合成されたアニメーションの一例を示す図である。
図11に示すように、表示制御部214は、ステップ1で用紙をずらし、ステップ2で用紙の手前に表紙を挿入しつつ、用紙の間に挿入紙を挿入し、ステップ3で用紙の手前に表紙が挿入され、用紙の間に挿入紙が挿入された状態でアニメーションを終了する。
より具体的には、表示制御部214は、1枚目および2枚目の用紙を移動速度Vxで位置Δxだけ画面奥側(x方向)へとずらし、3枚目および4枚目の用紙を移動速度2Vxで位置2Δxだけ画面奥側(x方向)へとずらす(ステップ1)。それぞれの用紙の左上の角は、ステップ2の座標A~Dの位置となる。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt12でステップ1からステップ2へと画面を移行させる。したがって、ステップ2における用紙の移動速度Vxは以下の式を満たす。
1枚目および2枚目の用紙の移動速度Vx=Δx/Δt12
3枚目および4枚目の用紙の移動速度2Vx=2Δx/Δt12
表示制御部214は、先頭の用紙の更に手前、画面上方の座標Hに左上の角がある表紙を、画面下方(z方向)へと速度Vzで位置Δzだけ移動させる。また、表示制御部214は、2枚目の用紙と3枚目の用紙との間、画面上方の座標Sに左上の角がある挿入紙を、画面下方(z方向)へと速度Vzで位置Δzだけ移動させる(ステップ2)。
なお、表示制御部214は、表示時間Δt23でステップ2からステップ3へと画面を移行させる。したがって、ステップ2における表紙および挿入紙の移動速度Vzは以下の式を満たす。
表紙および挿入紙の移動速度Vz=Δz/Δt23
表示制御部214は、表紙、1枚目および2枚目の用紙、挿入紙、並びに3枚目および4枚目の用紙の左上の角が、ステップ3の座標H,A,B,S,C,Dの位置に並ぶようにそれぞれの用紙および挿入紙を表示してアニメーションを終了する(ステップ3)。
図12は、実施形態にかかる画像形成装置10が実施するアニメーションの合成処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図12に示すように、データ処理部211は、ユーザ設定前の設定情報に基づき、表示制御部214に対して仕上がりイメージの表示要求を送信する(ステップS1)。表示制御部214は、データ処理部211からの仕上がりイメージの表示要求にしたがって、仕上がりイメージを表示部206に表示させる(ステップS2)。
ユーザは、所望の仕上がりとなるよう印刷設定を行う(ステップS3)。ここで、ユーザは、複数の印刷設定を行ったものとする。表示制御部214は、ユーザからの印刷設定を受け付けてデータ処理部211に送信する(ステップS4)。
データ処理部211は、設定項目グループ管理テーブルT1を参照し、ユーザによる複数の印刷設定に対応するアニメーションのうち、合成可能なものを抽出する(ステップS5)。
データ処理部211は、さらに、設定使用回数履歴テーブルT2を参照し、抽出されたアニメーションに対応する印刷設定うち、当該ユーザによる使用回数が所定の閾値以上となっているものを抽出する(ステップS6)。
データ処理部211は、抽出したアニメーション情報と共に、表示制御部214に対して仕上がりイメージの表示要求を送信する(ステップS7)。
表示制御部214は、データ処理部211からのアニメーション情報に基づいてアニメーションの合成処理を行う(ステップS8)。表示制御部214は、さらに、データ処理部211からの仕上がりイメージの表示要求にしたがって、仕上がりイメージを表示部206に表示させる(ステップS9)。
これにより、表示部206に合成後のアニメーションが表示される(ステップS10)。
なお、設定項目グループ管理テーブルT1に基づき合成可能な組から除外された印刷設定に対応するアニメーション、及び設定使用回数履歴テーブルT2に基づき使用回数が閾値未満であった印刷設定に対応するアニメーションは、単独で再生される。
(アニメーションの合成処理の例)
次に、図13を用いて、実施形態の画像形成装置10が実行する仕上がりイメージ表示処理としてのアニメーションの合成処理の例について説明する。図13は、実施形態にかかる画像形成装置10が実行するアニメーションの合成処理の手順の一例を示すフロー図である。
図13に示すように、表示制御部214は、ユーザによる印刷設定を受け付ける(ステップS101)。データ処理部211は、設定項目グループ管理テーブルT1を参照し、ユーザによる印刷設定の中に同じグループに属しており、アニメーションの合成が可能な組があるか否かを判定する(ステップS102)。合成可能な組が無ければ(ステップS102:No)、処理を終了する。
アニメーションの合成が可能な組がある場合には(ステップS102:Yes)、データ処理部211は、設定使用回数履歴テーブルT2を参照し、アニメーションの合成が可能な組に属する印刷設定のそれぞれの使用回数が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。全ての印刷設定の使用回数が閾値以上であれば(ステップS103:Yes)そのままステップS105に移行し、いずれかの印刷設定の使用回数が閾値未満であれば(ステップS103:No)、データ処理部211は、その印刷設定をアニメーションの合成対象から除外する(ステップS104)。
データ処理部211は、ユーザによる全ての印刷設定についての判定が終了したか否かを判定する(ステップS105)。全ての印刷設定についての判定が終了していれば(ステップS105:Yes)ステップS106に移行し、全ての印刷設定についての判定が終了していなければ(ステップS105:No)、データ処理部211は、ステップS102からの処理を繰り返す。
表示制御部214は、データ処理部211により抽出された印刷設定に対応するアニメーションを合成する(ステップS106)。表示制御部214は、データ処理部211が抽出した全ての組についてアニメーションが合成済みか否かを判定する(ステップS107)。全ての組についてアニメーションが合成済みであれば(ステップS107:Yes)処理を終了し、全ての組についてアニメーションが合成済みでなければ(ステップS107:No)、表示制御部214は、ステップS106の処理を繰り返す。
以上により、画像形成装置10が実行するアニメーションの合成処理が終了する。
(比較例)
印刷を実行する際、ユーザが設定した所定の印刷条件に応じて、印刷の仕上がりイメージをアニメーションでユーザに示す技術が開示されている。例えば、折り、拡大連写、表紙、章区切りなど静止画で仕上がりイメージを表現しにくい印刷条件の場合、アニメーションによる仕上がりイメージの提示はユーザにとって有益である。
しかしながら、ユーザが複数の印刷条件を設定した場合、それぞれの印刷条件に対応するアニメーションが順次再生され、アニメーションの合計再生時間が長時間化してしまう場合があった。これにより、ユーザが仕上がりイメージを把握するのにも時間を要してしまうことがあった。
実施形態の画像形成装置10によれば、ユーザによって複数の印刷条件が設定された場合に、各印刷条件に対応するアニメーションのパラメータに基づいて、1つのアニメーションに合成してユーザに示す。これにより、アニメーションの合計再生時間が短縮され、ユーザが仕上がりイメージを素早く把握することができる。
実施形態の画像形成装置10によれば、ユーザによる使用回数が所定の閾値未満の印刷設定に対応するアニメーションについては合成を行わず、単独で再生される。これにより、ユーザが通常あまり使わない印刷設定による仕上がり状況を確認しやすくなる。
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例ではあるが、具体的な構成、処理内容等は、実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
例えば、上記で説明した実施形態の各機能は、1または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、処理回路とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPCA(Field Programmable Gate Array)、及び従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
また例えば、上記で説明した実施形態の画像形成装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上記で説明した実施形態の画像形成装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記で説明した実施形態の画像形成装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、上述に示した図1の画像形成装置10は単なる一例であって、画像形成装置が異なるハードウェア構成を備えていてもよい。図14に、画像形成装置の他の例を示す。
図14は、実施形態にかかる画像形成装置90のハードウェア構成の他の例を示す図である。図14に示す画像形成装置90は、例えばコピー、スキャナ、ファクス、プリント等の機能を備える複合機(MFP:Multi Function Peripheral)として構成されている。
図14に示すように、画像形成装置90は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、及びネットワークI/F950を備えている。
コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び記憶部であるHD909を有している。NB903とSB904との間は、AGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続されている。
CPU901は、画像形成装置90の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとを備える。RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903と、PCIデバイス及び周辺デバイスとを接続するブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908、及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読み書きを制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。
コントローラ910は、画像形成装置90全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931またはプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置90では、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能である。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
ネットワークI/F950は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
10 画像形成装置
100 制御部
200 操作部
206 表示部
211 データ処理部
212 データ保管部
213 通信部
214 表示制御部
300 エンジン
400 ネットワーク
特開2010-067215号公報

Claims (7)

  1. 印刷設定に基づく印刷の仕上がりイメージをアニメーションで表示する画像形成装置であって、
    印刷設定時に前記アニメーションを伴う複数の設定項目が設定された場合に、前記設定項目に対応するアニメーションの中で合成が可能なアニメーションを抽出するデータ処理手段と、
    抽出された前記アニメーションを合成する表示制御手段と、を備え
    前記表示制御手段は、
    合成する複数のアニメーションにおける各要素の位置情報に基づいて、合成後の各要素の表示位置を決定する、
    画像形成装置。
  2. 前記データ処理手段は、
    前記印刷設定を行ったユーザによる前記設定項目の使用履歴を参照して、前記設定項目の使用回数が所定の閾値未満である場合には、抽出した前記アニメーションの中から前記使用回数が前記閾値未満の前記設定項目に対応するアニメーションを除外する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記データ処理手段により除外された前記アニメーションを単独で表示させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記アニメーションの中の各要素の速度パラメータの和を算出することにより前記アニメーションを合成する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記位置情報は、各要素の座標を含む、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 印刷設定に基づく印刷の仕上がりイメージをアニメーションで表示する画像形成装置における仕上がりイメージ表示方法であって、
    印刷設定時に前記アニメーションを伴う複数の設定項目が設定された場合に、前記設定項目に対応するアニメーションの中で合成が可能なアニメーションを抽出するステップと、
    抽出された前記アニメーションを合成するステップと、を含み、
    前記アニメーションを合成するステップでは、
    合成する複数のアニメーションにおける各要素の位置情報に基づいて、合成後の各要素の表示位置を決定する、
    仕上がりイメージ表示方法。
  7. 印刷設定に基づく印刷の仕上がりイメージをアニメーションで表示する画像形成装置を制御するコンピュータに、
    印刷設定時に前記アニメーションを伴う複数の設定項目が設定された場合に、前記設定項目に対応するアニメーションの中で合成が可能なアニメーションを抽出するステップと、
    抽出された前記アニメーションを合成するステップと、を実行させ
    前記アニメーションを合成するステップでは、
    合成する複数のアニメーションにおける各要素の位置情報に基づいて、合成後の各要素の表示位置を決定させる、
    プログラム。
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