JP2008176610A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】プリント設定の編集の適用範囲を適切かつ容易に設定することである。
【解決手段】表示部３１と、操作部３０と、プリントジョブのジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、複数のページチケット編集の適用範囲から選択可能なページチケット編集の適用範囲を判別し、当該判別したページチケット編集の適用範囲を表示部３１に表示させ、当該表示されたページチケット編集の適用範囲から操作部３０を介して選択入力されたページチケットの適用範囲をその編集内容とともに当該ページチケットに設定する制御基盤１０と、を備える。
【選択図】図２

Description

本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関する。

従来、複写機等の画像形成装置においてプリントジョブを実行するにあたり、そのプリントジョブのプリント内容の設定を編集してプリント実行する構成が実施されている。

例えば、現在のページ、１つおきのページ、全てのページ、任意の複数ページのいずれかを選択して、それらのページに同じプリント設定を一度の設定操作で行う構成が考えられている（例えば、特許文献１、２参照）。また、物理ページ（プリントページ）、論理ページ（原稿ページ）にウォーターマーク、アノテーションの設定を行う構成が考えられている（例えば、特許文献３参照）。また、端末装置側で、章単位又はページ単位にプリント設定を行う構成が考えられている（例えば、特許文献４参照）。
特開２００５−３１１４７８号公報 特開２００６−１６３７７４号公報 特開２００４−５５７６号公報 特開２００３−１６２４０７号公報

プリント内容の編集がなされると、ジョブ単位の編集の設定情報はジョブチケットに更新され、ページ単位の編集の設定情報がページチケットに更新される。ページ単位のプリント内容の編集を行う場合に、その編集を適用する適用範囲（物理ページ、原稿ページ、章単位等）を設定する必要があるが、ジョブチケットの設定内容（設定済の内容）及びページチケットの編集内容（編集中の内容）により、設定可能な適用範囲が制限される場合がある。

しかし、従来の構成では、設定可能な適用範囲をユーザ自身が判別して設定せねばならず、設定操作の負担が大きくなるおそれがあった。

本発明の課題は、プリント設定の編集の適用範囲を適切かつ容易に設定することである。

上記の課題を解決するために、請求項１に記載の発明の画像処理装置は、
表示部と、
操作入力を受け付ける操作部と、
プリントジョブのジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、複数のページチケット編集の適用範囲から選択可能なページチケット編集の適用範囲を判別し、当該判別したページチケット編集の適用範囲を前記表示部に表示させ、当該表示されたページチケット編集の適用範囲から前記操作部を介して選択入力された適用範囲をその編集内容とともに当該ページチケットに設定する制御部と、を備えることを特徴とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の画像処理装置において、
前記複数のページチケット編集の適用範囲は、原稿ページ、出力ページ、表裏一括、章一括、排出記録媒体束一括、カバー記録媒体一括及び挿入記録媒体一括のうち少なくとも２つを含むことを特徴とする。

請求項３に記載の発明は、請求項２に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、記録媒体の一面上に複数のページ画像をプリントし、且つページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定でない場合に、前記原稿ページを、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項４に記載の発明は、請求項２又は３に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、ページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定でない場合に、前記出力ページを、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項５に記載の発明は、請求項２から４のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、編集対象ページが両面プリントである場合、当該編集対象ページが挿入記録媒体である場合、当該編集対象ページがカバー記録媒体である場合、又はページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定である場合に、前記表裏一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項６に記載の発明は、請求項２から５のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、編集対象ジョブが章分け設定されている場合に、前記章一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項７に記載の発明は、請求項２から６のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、編集対象ジョブがサブセット設定されている場合に、前記排出記録媒体束一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項８に記載の発明は、請求項２から７のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、編集対象ページがカバー記録媒体である場合に、前記カバー記録媒体一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項９に記載の発明は、請求項２から８のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記制御部は、編集対象ページが挿入記録媒体である場合に、前記挿入記録媒体一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする。

請求項１０に記載の発明の画像形成装置は、
請求項１から９のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
画像データを記録媒体に記録して画像形成する画像形成部と、を備え、
前記制御部は、前記設定されたジョブチケット及びページチケットに応じて、前記プリントジョブの画像データを前記画像形成部に画像形成させることを特徴とする画像形成装置。

請求項１に記載の発明によれば、プリント設定の編集の適用範囲を適切かつ容易に設定することである。

請求項２に記載の発明によれば、原稿ページ、出力ページ、表裏一括、章一括、カバー記録媒体一括及び挿入記録媒体一括の少なくとも一つをページチケット編集の適用範囲として選択できる。

請求項３に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として原稿ページを適切に判別できる。

請求項４に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として出力ページを適切に判別できる。

請求項５に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として表裏一括を適切に判別できる。

請求項６に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として章一括を適切に判別できる。

請求項７に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として排出記録媒体束一括を適切に判別できる。

請求項８に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲としてカバー記録媒体一括を適切に判別できる。

請求項９に記載の発明によれば、選択可能なページチケット編集の適用範囲として挿入記録媒体一括を適切に判別できる。

請求項１０に記載の発明によれば、ページチケット編集の適用範囲を適切に設定してプリントジョブの画像形成ができる。

以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。

先ず、図１及び図２を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図１に、本実施の形態における画像形成装置１の断面構成を示す。

図１に示すように、複写機である画像形成装置１は、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）１９、画像読取部２０、操作部３０、プリンタ部４０、給紙ユニット５０、後処理ユニット６０を備えて構成される。本実施の形態では、画像形成装置１を複写機として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、ＭＦＰ（Multi Function Peripheral）、プリンタ等、他の画像形成装置としてもよい。

画像読取部２０は、自動原稿搬送部であるＡＤＦ（Auto Document Feeder）部２１、スキャナ部２２を備える。ＡＤＦ部２１は、原稿台に載置された原稿を搬送してスキャナ部２２に送り出し、スキャナ部２２は、搬送された原稿を光走査してラインイメージセンサＣＣＤ（Charge Coupled Device）により光電変換して原稿画像を読み取る。画像読取部２０により読み取られた原稿画像データには、各種画像処理が施され、プリント用画像データとしてプリンタ部４０に出力される。また、ＨＤＤ１９は、後述する制御基盤１０に含まれ、プリント前又はプリント後の画像データ等の情報を読み書き自在に記憶する。

操作部３０は、表示部３１、数字ボタンやプリント開始を指示するためのスタートボタン等の各種機能ボタンを備える。表示部３１は、ＬＣＤ（Liquid Crystal Display）とＬＣＤ上を覆うように設けられたタッチパネルとから構成され、各種操作画面や各種処理結果、設定内容等を表示する。

プリンタ部４０は、電子写真方式の画像形成を行うものであり、給紙ユニット５０から給紙された記録媒体としての記録用紙に画像形成を行う画像形成部４１等を備える。画像形成部４１は、像担持体である感光ドラム、感光ドラムの帯電を行う帯電部、画像データに基づいて感光ドラム表面を露光走査する露光部、感光ドラム上の静電潜像を現像する現像部、感光ドラム上に形成されたトナー像を記録用紙に転写する転写部、感光ドラム上の残トナーを除去するクリーニング部、記録用紙上に形成されたトナー像を定着させる定着部から構成される。本実施の形態では、電子写真方式を適用した例を説明するが、これに限らず、インクジェット方式、熱昇華方式等、他のプリント方式を適用することとしてもよい。

給紙ユニット５０は、記録用紙を格納する給紙トレイ５１〜５４の４つの給紙トレイを備えて構成される。なお、本実施の形態では、４つの給紙トレイを備えることとしたが、その数は特に限定しない。各給紙トレイ５１〜５４には、普通紙、裏紙、再生紙、上質紙等の紙種、色及びサイズが異なる記録用紙を収容することが可能である。また、記録媒体としては、ＯＨＰシート等、他の記録媒体でもよい。

後処理ユニット６０は、画像形成された記録用紙にソート処理、パンチ（穴開け）処理、ステイプル処理等の各種後処理を施し、小冊子の作成や製本を行うことが可能である。

次に、図２を参照して、画像形成システム１αの構成を示す。図２に、画像形成システム１αの構成を示す。図２に示すように、画像形成システム１αは、画像形成装置１と、外部機器としてのＰＣ（Personal Computer）２と、を備えて構成される。また、図２には、画像形成装置１の内部構成を示す。

図２に示すように、画像形成装置１は、本体部１ａ、プリントコントローラ１ｂ、給紙ユニット５０（給紙トレイ５４）、後処理ユニット６０から構成され、プリントコントローラ１ｂのＬＡＮ ＩＦ（Local Area Network InterFace）７２を介してＬＡＮ上のＰＣ２と相互にデータの送受信が可能に接続される。

まず、本体部１ａについて説明する。
本体部１ａは、制御基盤１０、画像読取部２０、操作部３０、プリンタ部４０、給紙ユニット５０（給紙トレイ５１〜５３）等から構成される。なお、図１で説明した各部と同一の構成部には、同一の符号を付してその説明を省略する。

制御基盤１０は、制御部１１、不揮発メモリ１２、読取処理部１３、圧縮ＩＣ（Integrated Circuit）１４、ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５、画像メモリ１６、伸長ＩＣ１７、書込処理部１８、ＨＤＤ１９、から構成される。

制御部１１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＡＭ（Random Access Memory）等から構成され、不揮発メモリ１２に格納されている各種処理プログラムを読み出してＲＡＭ上に展開し、当該プログラムとＣＰＵとの協働により画像形成装置１の各部の処理動作を統括的に制御する。

制御部１１は、編集／確認プログラムにより、操作部３０を介してジョブチケットをユーザに設定させて更新するとともに、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に応じて、ページチケット編集で選択可能な適用範囲を判別し、その選択可能な適用範囲を有するページチケット編集画面を表示部３１に表示し、操作部３０を介して適用範囲をユーザに設定させてページチケットを更新する。

また、制御部１１は、原稿の読み取り又は複写のジョブ実行の際に、画像読取部２０に原稿の読み取りを行わせて画像データを取得し、操作部３０を介してユーザに入力された設定情報等に基づいてジョブチケット及びページチケットを生成し、ジョブのデータ（画像データ、ジョブチケット、ページチケット）を画像メモリ１６に記憶する。

不揮発メモリ１２は、制御部１１における画像形成処理等の各種処理プログラム及び各種プログラムで使用する値等のデータを記憶する。特に、不揮発メモリ１２には、編集／確認プログラムを記憶する。

読取処理部１３は、画像読取部２０から入力されるアナログ画像信号に、シェーディング補正処理、Ａ／Ｄ変換処理を行ってデジタル画像データを生成する。生成された画像データは、圧縮ＩＣ１４に出力される。

圧縮ＩＣ１４は、入力された画像データに圧縮処理を施してＤＲＡＭ制御ＩＣ１５に出力する。

ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５は、制御部１１からの指示に従って、圧縮ＩＣ１４による画像データの圧縮処理及び伸長ＩＣ１７による圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ１６への画像データの入出力制御を行う。例えば、ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５は、画像読取部２０により読み取られた画像データの保存が指示されると、読取処理部１３から入力された画像データの圧縮処理を圧縮ＩＣ１４により実行させて、圧縮画像データを画像メモリ１６の圧縮メモリ１６ａに格納させる。また、ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５は、圧縮メモリ１６ａに格納された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ１６ａから圧縮画像データを読み出し、伸長ＩＣ１７により伸長処理を実行させてページメモリ１６ｂに格納させる。そして、ページメモリ１６ｂから非圧縮画像データを読み出して書込処理部１８に出力する。ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５は、画像形成部４１による画像形成後に、画像形成済みの画像データを圧縮メモリ１６ａ及びページメモリ１６ｂから削除する。

画像メモリ１６は、ＤＲＡＭ（Dynamic RAM）から構成され、圧縮メモリ１６ａ、ページメモリ１６ｂを備える。圧縮メモリ１６ａは、圧縮画像データを格納するためのメモリであり、ページメモリ１６ｂは、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリである。画像形成装置１に実装されるメモリとして、記憶容量が異なる複数種類のメモリが想定されており、それら複数種類のメモリのうち、いずれかが画像形成装置１に実装されている。

伸長ＩＣ１７は、入力される圧縮画像データに伸長処理を施す。

書込処理部１８は、ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５から入力されたプリント対象の画像データに基づいて、画像形成のためのプリント用画像データを生成し、プリンタ部４０に出力する。

ＨＤＤ１９は、スキャナ部２２で読み取って生成したジョブのデータやプリントコントローラ１ｂを介してＰＣ２から受信したジョブのデータ等の情報を蓄積記憶・保存しておくための記憶装置である。

画像読取部２０は、ＡＤＦ部２１、スキャナ部２２、読取制御部２３等から構成され、画像形成装置１に画像データを入力する入力手段である。読取制御部２３は、制御部１１からの指示に従って、ＡＤＦ部２１、スキャナ部２２を制御して原稿面の光走査を実行させ、読み取られたアナログ画像信号を読取処理部１３に出力する。

操作部３０は、表示部３１と一体型に構成されるタッチパネル、操作部制御部３２、各種機能ボタンから構成される。操作部制御部３２は、各種機能ボタン又はタッチパネルにより操作された操作信号を制御部１１に出力する。また、操作部制御部３２は、制御部１１からの指示に従って、表示部３１に各種操作画面や、各種処理結果を表示させる。例えば、操作部制御部３２は、後述するジョブチケット設定画面やページチケット編集画面を表示部３１に表示させる。

次に、プリントコントローラ１ｂの各部について説明する。
プリントコントローラ１ｂは、画像形成装置１をネットワークプリンタとして使用する場合に、ＬＡＮに接続されるＰＣ２から送信された画像データを画像形成装置１に入力する入力手段である。

プリントコントローラ１ｂは、図２に示すように、コントローラ制御部７１、ＬＡＮ ＩＦ７２、ＤＲＡＭ制御ＩＣ７３、画像メモリ７４から構成される。

コントローラ制御部７１は、プリントコントローラ１ｂの各部の動作を統括的に制御し、ＬＡＮを介してＰＣ２から入力される画像データを画像形成装置１の動作状態に応じてプリントジョブとして出力する。

ＬＡＮ ＩＦ７２は、ＮＩＣ（Network Interface Card）やモデム等のＬＡＮと接続するための通信インターフェイスであり、ＰＣ２からＬＡＮを介してプリント対象の画像データを受信する。受信された画像データは、ＤＲＡＭ制御ＩＣ７３に出力される。

ＤＲＡＭ制御ＩＣ７３は、ＬＡＮ ＩＦ７２により受信された画像データの画像メモリ７４への格納や、画像メモリ７４からの画像データの読み出しを制御する。また、ＤＲＡＭ制御ＩＣ７３は、ＤＲＡＭ制御ＩＣ１５とＰＣＩバスで接続されており、コントローラ制御部７１からの指示に従って、プリント対象の画像データを画像メモリ７４から読み出してＤＲＡＭ制御ＩＣ１５に出力する。

画像メモリ７４は、ＤＲＡＭから構成され、入力された画像データを一時的に格納する。

ＰＣ２は、ユーザ操作等により、プリントするプリントジョブのデータを生成してＬＡＮを介して画像形成装置１に送信する。プリントジョブのデータは、当該ジョブの画像データと、当該ジョブの加工情報やプリントの指示設定情報等を含むプリント設定データを有するジョブチケットと、ページ毎のプリント設定データを有するページチケットと、を含む。ここでは、外部機器としてＰＣ２を説明するが、これに限定されるものではなく、サーバ装置、ＰＤＡ等の携帯機器等、他の外部機器としてもよい。

画像形成装置１において、ＰＣ２からＬＡＮを介して受信されるジョブデータ（画像データ、ジョブチケット及びページチケット）は、画像メモリ１６に記憶されるものとする。また、画像読取部２０、ＰＣ２から入力されるジョブのデータは、画像メモリ１６のページメモリ１６ｂに、ジョブの画像データ、ジョブチケット及びページチケットが記憶された後、圧縮ＩＣ１４によりその画像データが圧縮され、圧縮メモリ１６ａに、圧縮画像データ、ジョブチケット及びページチケットが記憶される。

次に、図３〜図１２を参照して、画像形成装置１の動作を説明する。図３に、編集／確認処理の流れを示す。図４（ａ）に、編集／確認処理の適用範囲選択可否判別処理の流れを示す。図４（ｂ）に、適用範囲選択可否判別処理の原稿ページ選択可否判別処理の流れを示す。図５（ａ）に、適用範囲選択可否判別処理の出力ページ選択可否判別処理の流れを示す。図５（ｂ）に、適用範囲選択可否判別処理の表裏一括選択可否判別処理の流れを示す。図６（ａ）に、適用範囲選択可否判別処理の章一括選択可否判別処理の流れを示す。図６（ｂ）に、適用範囲選択可否判別処理の排紙束一括選択可否判別処理の流れを示す。図７（ａ）に、適用範囲選択可否判別処理のカバー紙一括選択可否判別処理の流れを示す。図７（ｂ）に、適用範囲選択可否判別処理の挿入紙一括選択可否判別処理の流れを示す。

図８に、ジョブチケット設定画面１００を示す。図９に、出力イメージ画面１１０を示す。図１０に、出力イメージ画面１１０上のページチケット編集画面１２０を示す。図１１に、ページチケット編集画面１２０上のページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０を示す。図１２に、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０上の原稿ページ適用範囲選択画面１４０を示す。

編集／確認処理は、ジョブチケット及びページチケットの編集入力を受け付けるとともに、その編集によるプリントの画面イメージと、ページチケット編集の選択可能な適用範囲とを表示する処理である。ユーザは、ジョブチケット及びページチケットの編集操作を行うとともに、編集後のプリントの画面イメージ及び選択可能な適用範囲を目視により確認する。

予め、ＰＣ２において、プリントジョブのデータ（画像データ、ジョブチケット、ページチケット）が生成されてＬＡＮを介して画像形成装置１に送信される。そして、画像形成装置１において、その画像データが圧縮され、ＰＣのプリントジョブのデータ（圧縮画像データ、ジョブチケット、ページチケット）が画像メモリ１６の圧縮メモリ１６ａに保存されているものとする。あるいは、画像読取部２０により原稿が読み取られて画像データが取得され、操作部３０を介してユーザにより入力されたプリント設定入力情報に基づいて、ジョブチケット、ページチケットが生成され、その画像データが圧縮され、そのプリントジョブのデータ（圧縮画像データ、ジョブチケット、ページチケット）が圧縮メモリ１６ａに保存されているものとする。

そして、操作部３０を介するユーザの編集／確認処理の実行指示の入力をトリガとして、制御部１１において、不揮発メモリ１２から読み出されてＲＡＭに展開された編集／確認プログラムと、ＣＰＵとの協働で編集／確認処理が実行される。

先ず、圧縮メモリ１６ａからジョブチケットが読み出されて、ジョブチケット編集画面が表示部３１に表示されて、操作部３０を介してジョブチケットの編集入力が受け付けられ、その編集データに基づいてジョブチケットが変更され、変更したジョブチケットが圧縮メモリ１６ａに保存される（ステップＳ１）。例えば、図８に示すジョブチケット設定画面１００が表示部３１に表示されて、操作部３０を介するジョブチケットの設定・編集操作により、ジョブ全体に適用する各種設定入力が行われる。例えば、部数、プリント面等の基本情報と、プリントする用紙設定と、プリント紙の表裏調整と、カバー紙設定、挿入紙設定、とじしろ設定等の応用設定と、後処理設定と、排紙トレイの設定と、の少なくとも一つの設定入力が行われる。そして、その設定入力内容に基づいてジョブチケットが更新されて保存される。

そして、圧縮メモリ１６ａからジョブチケット、ページチケット及び（圧縮）画像データが読み出されて、ジョブチケット及びページチケットに応じた画像データの出力イメージ画面が表示部３１に表示される（ステップＳ２）。例えば、図９に示す出力イメージ画面１１０が表示される。出力イメージ画面１１０は、２ｉｎ１で“重要”のスタンプが重畳されたジョブデータの出力イメージ１１１を有する例である。

そして、操作部３０を介してページチケット編集指示入力がなされたか否かにより、ページチケットを編集するか否かが判別される（ステップＳ３）。ステップＳ３では、例えば、図９に示す出力イメージ画面１１０のページ編集ボタン１１２が押下操作されたか否かにより判別される。ページチケットを編集しない場合（ステップＳ３；ＮＯ）、編集／確認処理が終了される。

ページチケットを編集する場合（ステップＳ３；ＹＥＳ）、ページチケットを編集するためのページチケット編集画面が表示部３１に表示され、操作部３０を介してページチケットの編集入力が受け付けられる（ステップＳ４）。ステップＳ４では、例えば、図１０に示すページチケット編集画面１２０が表示される。ページチケット編集画面１２０は、適用範囲ボタン１２１と、用紙サイズボタン１２２と、用紙種類ボタン１２３と、色ボタン１２４と、スタンプボタン１２５と、とじしろボタン１２６と、ＯＫボタン１２７と、キャンセルボタン１２８と、を有する。

用紙サイズボタン１２２、用紙種類ボタン１２３、色ボタン１２４、スタンプボタン１２５、とじしろボタン１２６は、例えば、押下されることで、各種設定内容の設定入力画面が現れてその設定内容の入力が可能になる。適用範囲ボタン１２１は、記録用紙の設定の適用範囲の設定の入力用のボタンである。ページチケット編集画面１２０では、設定済のスタンプ“重要”を“至急”に変更する例である。

用紙サイズボタン１２２は、記録用紙の用紙サイズ（Ａ３等）の入力用のボタンである。用紙種類ボタン１２３は、記録用紙の用紙種類（普通紙等）の入力用のボタンである。色ボタン１２４は、記録用紙の色（白等）の入力用のボタンである。スタンプボタン１２５は、記録用紙に押すスタンプ（“重要”等）の入力用のボタンである。とじしろボタン１２６は、記録用紙のとじしろの数値入力用のボタンである。ＯＫボタン１２７は、ページチケット編集画面１２０における編集内容の確定入力用のボタンである。キャンセルボタン１２８は、ページチケット編集画面１２０における編集内容のキャンセル入力用のボタンである。

図３に戻り、ステップＳ４において、ページチケットにおける設定内容の編集入力が受け付けられると、適用範囲選択判別処理が実行される（ステップＳ５）。適用範囲選択判別処理は、ステップＳ４の編集内容に応じて、その編集内容を反映する選択可能な適用範囲を判別する処理である。

そして、ステップＳ５で判別された選択可能な適用範囲が選択入力可能なページチケット編集内容適用範囲選択画面が表示部３１に表示され、操作部３０を介して、適用範囲の入力が受け付けられる（ステップＳ６）。ステップＳ６において、例えば、図１０のページチケット編集画面１２０の適用範囲ボタン１２１が押下されると、図１１に示すページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０が表示される。ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０は、原稿ページボタン１３１と、出力ページボタン１３２と、表裏一括ボタン１３３と、章一括ボタン１３４と、排紙束一括ボタン１３５と、カバー紙一括ボタン１３６と、挿入紙一括ボタン１３７と、ＯＫボタン１３８と、キャンセルボタン１３９と、を有する。

原稿ページボタン１３１は、編集内容を反映する原稿ページ範囲の入力用のボタンである。また、出力ページの設定とは異なり、複数画像を１枚の記録用紙に出力する場合の原稿ページの適用範囲の設定用である。出力ページボタン１３２は、編集内容を反映する出力ページ範囲の入力用のボタンである。表裏一括ボタン１３３は、編集内容を反映する表ページ、裏ページ範囲の入力用のボタンである。章一括ボタン１３４は、編集内容を反映する章範囲の入力用のボタンである。排紙束一括ボタン１３５は、編集内容を反映する排紙束範囲の入力用のボタンである。カバー紙一括ボタン１３６は、編集内容を反映するカバー紙範囲の入力用のボタンである。ＯＫボタン１３８は、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０における編集内容の確定入力用のボタンである。キャンセルボタン１３９は、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０における編集内容のキャンセル入力用のボタンである。

原稿ページボタン１３１が押下されると、図１２に示す原稿ページ適用範囲選択画面１４０が表示される。例えば、２ｉｎ１が設定されている場合、原稿ページ適用範囲選択画面１４０は、左ページ選択ボタン１４１と、右ページ選択ボタン１４２と、両ページ選択ボタン１４３と、を有する。左ページ選択ボタン１４１は、編集内容を反映する原稿ページ範囲を左ページに設定する入力用のボタンである。右ページ選択ボタン１４２は、編集内容を反映する原稿ページ範囲を右ページに設定する入力用のボタンである。両ページ選択ボタン１４３は、編集内容を反映する原稿ページ範囲を左右の両ページに設定する入力用のボタンである。

出力ページボタン１３２、表裏一括ボタン１３３、章一括ボタン１３４、排紙束一括ボタン１３５、カバー紙一括ボタン１３６、挿入紙一括ボタン１３７についても、それぞれが選択入力可能な状態で押下されると、適用範囲を設定するための設定画面が表示されて、具体的な適用範囲の設定入力が可能となる。

そして、ステップＳ４で入力されたページチケットの設定内容と、ステップＳ７で入力されたページチケットの適用範囲とを反映したページチケットが生成されて、圧縮メモリ１６ａに保存され（ステップＳ７）、ステップＳ２に移行される。

図４〜図７を参照して、ステップＳ５の適用範囲選択可否判別処理を説明する。ステップＳ４の実行後、図４（ａ）に示すように、原稿ページ選択可否判別処理が実行される（ステップＳ１０）。そして、出力ページ選択可否判別処理が実行される（ステップＳ２０）。そして、表裏一括選択可否判別処理が実行される（ステップＳ３０）。そして、章一括選択可否判別処理が実行される（ステップＳ４０）。そして、排紙束一括選択可否判別処理が実行される（ステップＳ５０）。そして、カバー紙一括選択可否判別処理が実行される（ステップＳ６０）。そして、挿入紙一括選択可否判別処理が実行され（ステップＳ７０）、適用範囲選択可否判別処理が終了され、ステップＳ６に移行される。

ステップＳ１０の原稿ページ選択可否判別処理は、図４（ｂ）に示すように、先ず、ステップＳ１で設定されたジョブチケットの設定内容及びステップＳ４で編集中のページチケットの編集内容に基づいて、編集対象ページが、Ｎｉｎ１、Ｎリピート、無線綴じ又は小冊子のプリントに設定されているか否かが判別される（ステップＳ１１）。ステップＳ１１は、１枚の記録用紙にページ画像を複数プリントするか否かの判別である。編集対象ページがＮｉｎ１等に設定されている場合（ステップＳ１１；ＹＥＳ）、紙種関連ページチケットの編集であるか（ページチケットの編集内容が紙種関連の設定であるか）否かが判別される（ステップＳ１２）。

紙種関連ページチケットの編集でない場合（ステップＳ１２；ＮＯ）、原稿ページボタン１３１が押下可能に設定され（ステップＳ１３）、原稿ページ選択可否判別処理を終了し、ステップＳ２０に移行される。紙種関連ページチケットの編集である場合（ステップＳ１２；ＹＥＳ）、原稿ページボタン１３１が押下不可能に設定され（ステップＳ１４）、原稿ページ選択可否判別処理が終了され、ステップＳ２０に移行される。

編集対象ページがＮｉｎ１等に設定されていない場合（ステップＳ１１；ＮＯ）、原稿ページボタン１３１が押下不可能に設定され（ステップＳ１５）、原稿ページ適用範囲選択可否判別処理が終了され、ステップＳ２０に移行される。

ステップＳ２０の出力ページ選択可否判別処理は、図５（ａ）に示すように、先ず、紙種関連ページチケットの編集であるか否かが判別される（ステップＳ２１）。

紙種関連ページチケットの編集でない場合（ステップＳ２１；ＮＯ）、出力ページボタン１３２が押下可能に設定され（ステップＳ２２）、出力ページ選択可否判別処理が終了され、ステップＳ３０に移行される。紙種関連ページチケットの編集である場合（ステップＳ２１；ＹＥＳ）、出力ページボタン１３２が押下不可能に設定され（ステップＳ２３）、出力ページ選択可否判別処理が終了され、ステップＳ３０に移行される。

ステップＳ３０の表裏一括選択可否判別処理は、図５（ｂ）に示すように、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、編集対象ページが、両面プリント、挿入紙若しくはカバー紙のプリントに設定されているか、又は紙種関連ページチケットの編集であるか、否かが判別される（ステップＳ３１）。ステップＳ３１は、出力する記録用紙単位の設定か否かの判別である。

編集対象ページが両面プリント等である又は紙種関連ページチケットの編集である場合（ステップＳ３１；ＹＥＳ）、表裏一括ボタン１３３が押下可能に設定され（ステップＳ３２）、表裏一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ４０に移行される。編集対象ページが両面プリント等でなく、紙種関連ページチケットの編集でない場合（ステップＳ３１；ＮＯ）、表裏一括ボタン１３３が押下不可能に設定され（ステップＳ３３）、表裏一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ４０に移行される。

ステップＳ４０の章一括選択可否判別処理は、図６（ａ）に示すように、ジョブチケットの設定内容に基づいて、編集対象ジョブが章分けジョブであるか否かが判別される（ステップＳ４１）。

章分けジョブである場合（ステップＳ４１；ＹＥＳ）、章一括ボタン１３４が押下可能に設定され（ステップＳ４２）、章一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ５０に移行される。章分けジョブでない場合（ステップＳ４１；ＮＯ）、章一括ボタン１３４が押下不可能に設定され（ステップＳ４３）、章一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ５０に移行される。

ステップＳ５０の排紙束一括選択可否判別処理は、図６（ｂ）に示すように、ジョブチケットの設定内容に基づいて、編集対象のジョブがサブセット設定ジョブであるか否かが判別される（ステップＳ５１）。サブセット設定ジョブとは、１つのジョブ内の部分束毎に後処理（ステイプル、パンチ穴等）等の設定がされているジョブをいう。

サブセット設定ジョブである場合（ステップＳ５１；ＹＥＳ）、排紙束一括ボタン１３５が押下可能に設定され（ステップＳ５２）、排紙束一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ６０に移行される。サブセット設定ジョブでない場合（ステップＳ５１；ＮＯ）、排紙束一括ボタン１３５が押下不可能に設定され（ステップＳ５３）、排紙束一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ６０に移行される。

ステップＳ６０のカバー紙一括選択可否判別処理は、図７（ａ）に示すように、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、編集対象ページがカバー紙のプリントに設定されているか否かが判別される（ステップＳ６１）。

編集対象ページがカバー紙に設定されている場合（ステップＳ６１；ＹＥＳ）、カバー紙一括ボタン１３６が押下可能に設定され（ステップＳ６２）、カバー紙一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ７０に移行される。編集対象ページがカバー紙に設定されていない場合（ステップＳ６１；ＮＯ）、カバー紙一括ボタン１３６が押下不可能に設定され（ステップＳ６３）、カバー紙一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ７０に移行される。

ステップＳ７０の挿入紙一括選択可否判別処理は、図７（ｂ）に示すように、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、編集対象ページが挿入紙に設定されているか否かが判別される（ステップＳ７１）。例えば、挿入紙を全て黄色の記録用紙にする設定であるか否かである。

編集対象ページが挿入紙に設定されている場合（ステップＳ７１；ＹＥＳ）、挿入紙一括ボタン１３７が押下可能に設定され（ステップＳ７２）、挿入紙一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ６に移行される。編集対象ページが挿入紙に設定されていない場合（ステップＳ７１；ＮＯ）、挿入紙一括ボタン１３７が押下不可能に設定され（ステップＳ７３）、挿入紙一括選択可否判別処理が終了され、ステップＳ６に移行される。

例えば、ステップＳ６において、図１２に示すページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０が表示される。ここでは、ジョブチケットの設定内容が、記録用紙サイズ（Ａ３）、両面プリント、２ｉｎ１であり、ページチケットの編集内容が、スタンプ“重要”付加である場合を考える。このとき、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０において、原稿ページボタン１３１、出力ページボタン１３２及び表裏一括ボタン１３３が押下可能な状態であり、章一括ボタン１３４、排紙束一括ボタン１３５、カバー紙一括ボタン１３６及び挿入紙一括ボタン１３７が網掛けに表示され、その押下が不可能な状態とされる。

次いで、図１３を参照して、ページチケット編集画面の他の具体例を説明する。図１３（ａ）に、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ａを示す。図１３（ｂ）に、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ｂを示す。

例えば、ジョブチケットの設定内容が、記録用紙サイズ（Ａ３）、両面プリント、２ｉｎ１、章分けジョブであり、ページチケットの編集内容が、記録用紙を全て黄色にする（紙種関連ページチケットの編集）である場合に、ステップＳ６において、図１３（ａ）に示すページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ａが表示部３１に表示される。ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ａでは、表裏一括ボタン１３３及び章一括ボタン１３４が押下可能な状態となり、原稿ページボタン１３１、出力ページボタン１３２、排紙束一括ボタン１３５、カバー紙一括ボタン１３６及び挿入紙一括ボタン１３７が網掛け表示となり、その選択押下が不可能となる。

また、例えば、ジョブチケットの設定内容が、記録用紙サイズ（Ａ３）、両面プリント、表カバー紙有り、裏カバー有りであり、ページチケットの編集内容が、カバー紙画像を上方向に１０ｍｍシフトする（紙種関連ページチケットの編集でない）場合に、ステップＳ６において、図１３（ｂ）に示すページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ｂが表示部３１に表示される。ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ｂでは、出力ページボタン１３２、表裏一括ボタン１３３及びカバー紙一括ボタン１３６が押下可能な状態であり、原稿ページボタン１３１、章一括ボタン１３４、排紙束一括ボタン１３５及び挿入紙一括ボタン１３７が網掛け表示となり、その選択押下が不可能となる。

編集／確認処理によりジョブチケット及びページチケットが確定した後に、操作部３０を介するユーザのプリント実行指示入力等に応じて、画像形成装置１において、制御部１１により、圧縮メモリ１６ａに記憶された圧縮画像データ、ジョブチケット及びページチケットが読み出され、伸長ＩＣ１７により圧縮画像データが伸長され、読み出したジョブチケット及びページチケットに応じて伸長後の画像データの画像がプリンタ部４０等により記録用紙にプリントされる。

以上、本実施の形態によれば、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に応じて、ページチケット編集の選択可能な適用範囲を判別し、その判別結果に応じて表示部３１にページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０を表示し、ユーザがページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０を参照して選択可能なページチケットの編集の適用範囲を操作部３０を介して選択入力する。このため、ジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に応じて、プリント設定の編集の適用範囲を適切かつ容易に設定できる。

また、原稿ページ、出力ページ、表裏一括、章一括、カバー紙一括及び挿入紙一括の少なくとも一つをページチケット編集の適用範囲として選択できる。また、記録用紙の一面上に複数のページ画像をプリントし、且つページチケットに紙種関連の編集が施されていない場合に、原稿ページを選択可能として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として原稿ページを適切に判別できる。

また、紙種関連ページチケットの編集が施されていない場合に、出力ページを選択可能として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として出力ページを適切に判別できる。また、編集対象ページが両面プリントである場合、同じく挿入紙である場合、同じくカバー紙である場合、又は紙種関連ページチケットの編集が施されている場合に、表裏一括を選択可能として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として表裏一括を適切に判別できる。

また、編集対象ジョブが章である場合、編集対象ページが挿入紙である場合、当該編集対象ページがカバー紙である場合、又は紙種関連ページチケットの編集が施されている場合に、章一括を選択可能として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として章一括を適切に判別できる。また、編集対象ジョブがサブセット設定されている場合に、排紙束一括を選択可能として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として排紙束一括を適切に判別できる。

また、編集対象ページがカバー紙である場合に、カバー紙一括を選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲としてカバー紙一括を適切に判別できる。また、編集対象ページが挿入紙である場合に、挿入紙紙一括を選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別するので、選択可能なページチケット編集の適用範囲として挿入紙一括を適切に判別できる。

また、ページチケットの編集の適用範囲を適切に設定してプリントジョブの画像形成ができる。

なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像処理装置及び画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。

上記実施の形態では、ジョブチケット設定内容及びページチケット編集内容からページチケット編集の設定可能な適用範囲を判別する構成を画像形成装置１で行う構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、適用範囲の判別及びジョブチケット、ページチケットの設定を、ＰＣ、プリントサーバ等の画像処理装置で行い、その設定されたジョブチケット、ページチケットのプリントジョブを画像形成装置が実行する構成としてもよい。

また、以上の実施の形態における画像形成装置１を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

本発明に係る実施の形態における画像形成装置１の断面構成を示す図である。 画像形成システム１αの内部構成を示す図である。 編集／確認処理を示すフローチャートである。 （ａ）は、編集／確認処理の適用範囲選択可否判別処理を示すフローチャートである。（ｂ）は、適用範囲選択可否判別処理の原稿ページ選択可否判別処理を示すフローチャートである。 （ａ）は、適用範囲選択可否判別処理の出力ページ選択可否判別処理を示すフローチャートである。（ｂ）は、適用範囲選択可否判別処理の表裏一括選択可否判別処理を示すフローチャートである。 （ａ）は、適用範囲選択可否判別処理の章一括選択可否判別処理を示すフローチャートである。（ｂ）は、適用範囲選択可否判別処理の排紙束一括選択可否判別処理を示すフローチャートである。 （ａ）は、適用範囲選択可否判別処理のカバー紙一括選択可否判別処理を示すフローチャートである。（ｂ）は、適用範囲選択可否判別処理の挿入紙一括選択可否判別処理を示すフローチャートである。 ジョブチケット設定画面１００を示す図である。 出力イメージ画面１１０を示す図である。 出力イメージ画面１１０上のページチケット編集画面１２０を示す図である。 ページチケット編集画面１２０上のページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０を示す図である。 ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０上の原稿ページ適用範囲選択画面１４０を示す図である。 （ａ）は、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ａを示す図である。（ｂ）は、ページチケット編集内容適用範囲選択画面１３０ｂを示す図である。

符号の説明

１α 画像形成システム
１ 画像形成装置
１ａ 本体部
１０ 制御基盤
１１ 制御部
１２ 不揮発メモリ
１３ 読取処理部
１４ 圧縮ＩＣ
１５ ＤＲＡＭ制御ＩＣ
１６ 画像メモリ
１７ 伸長ＩＣ
１８ 書込処理部
１９ ＨＤＤ
２０ 画像読取部
２１ ＡＤＦ部
２２ スキャナ部
２３ 読取制御部
３０ 操作部
３１ 表示部
３２ 操作部制御部
４０ プリンタ部
５０ 給紙ユニット
５１〜５４ 給紙トレイ
６０ 後処理ユニット
１ｂ プリントコントローラ
７１ コントローラ制御部
７２ ＬＡＮ ＩＦ
７３ ＤＲＡＭ制御ＩＣ
７４ 画像メモリ
２ ＰＣ

Claims (10)

1. 表示部と、
   操作入力を受け付ける操作部と、
   プリントジョブのジョブチケットの設定内容及びページチケットの編集内容に基づいて、複数のページチケット編集の適用範囲から選択可能なページチケット編集の適用範囲を判別し、当該判別したページチケット編集の適用範囲を前記表示部に表示させ、当該表示されたページチケット編集の適用範囲から前記操作部を介して選択入力された適用範囲をその編集内容とともに当該ページチケットに設定する制御部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
2. 前記複数のページチケット編集の適用範囲は、原稿ページ、出力ページ、表裏一括、章一括、排出記録媒体束一括、カバー記録媒体一括及び挿入記録媒体一括のうち少なくとも２つを含むことを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記制御部は、記録媒体の一面上に複数のページ画像をプリントし、且つページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定でない場合に、前記原稿ページを、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
4. 前記制御部は、ページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定でない場合に、前記出力ページを、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２又は３に記載の画像処理装置。
5. 前記制御部は、編集対象ページが両面プリントである場合、当該編集対象ページが挿入記録媒体である場合、当該編集対象ページがカバー記録媒体である場合、又はページチケットの編集内容が記録媒体の種類に関する設定である場合に、前記表裏一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の画像処理装置。
6. 前記制御部は、編集対象ジョブが章分け設定されている場合に、前記章一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２から５のいずれか一項に記載の画像処理装置。
7. 前記制御部は、編集対象ジョブがサブセット設定されている場合に、前記排出記録媒体束一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２から６のいずれか一項に記載の画像処理装置。
8. 前記制御部は、編集対象ページがカバー記録媒体である場合に、前記カバー記録媒体一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２から７のいずれか一項に記載の画像処理装置。
9. 前記制御部は、編集対象ページが挿入記録媒体である場合に、前記挿入記録媒体一括を、選択可能なページチケット編集の適用範囲として判別することを特徴とする請求項２から８のいずれか一項に記載の画像処理装置。
10. 請求項１から９のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    画像データを記録媒体に記録して画像形成する画像形成部と、を備え、
    前記制御部は、前記設定されたジョブチケット及びページチケットに応じて、前記プリントジョブの画像データを前記画像形成部に画像形成させることを特徴とする画像形成装置。

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