JP7229685B2 - ねじ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ねじ軸のねじ溝の剥離等の損傷を検出可能なねじ装置に関する。
ねじ装置は、ねじ軸と、ナットと、これらの間に介在するボール等の転動体と、を備える。ねじ軸には、ねじ溝が形成される。ナットには、ねじ軸のねじ溝に対向するねじ溝が形成される。転動体は、ねじ軸のねじ溝とナットのねじ溝との間に転がり可能に介在する。ナットには、リターンパイプ等の循環部品が取り付けられる。ナットに循環部品を取り付けることで、ねじ装置に転動体を循環させる循環回路を形成することができる。
ねじ装置は、回転運動を直線運動に変換する機械要素として使用される。ねじ軸及びナットのいずれか一方を回転させると、ねじ軸及びナットの他方が直線運動する。ねじ装置を例えば射出成型機やプレス機に使用する場合、ねじ装置には大きな軸方向荷重が働く。大きな軸方向荷重が働く環境下でねじ装置を長期間使用すると、ねじ軸のねじ溝の表面に剥離等の損傷が発生する場合がある。ねじ軸のねじ溝の表面を転動体が繰り返し転がるからである。
ねじ軸のねじ溝の損傷を検出するねじ装置として、特許文献1には、ナットにねじ軸のねじ溝の変位を検出するセンサを取り付けたねじ装置が開示されている。特許文献1に記載の発明において、ねじ軸及びナットのいずれか一方を回転させると、センサがねじ軸の上方をねじ溝に沿って螺旋方向に移動する。ねじ軸のねじ溝に剥離等の損傷が発生すると、ねじ軸のねじ溝とセンサとの間の距離が変化する。このため、センサが損傷の上方を通過するときにセンサの出力値が変化する。したがって、ねじ軸のねじ溝の損傷を検出することができる。
特開2004-12209号公報
しかしながら、特許文献1の発明において、センサがナットの軸方向の端部に設けられ、センサがねじ軸の循環回路の外側のねじ溝の変位を検出する。このため、特にナット又はねじ軸の軸方向のストロークが小さい場合、ナットに隠れるねじ軸のねじ溝の損傷を検出しにくいという課題がある。ナットに隠れるこの部分の損傷は、目視でも確認しにくい。
そこで本発明は、ナットに隠れるねじ軸のねじ溝の損傷を高い確率で検出することができるねじ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ねじ溝を有するねじ軸と、前記ねじ軸の前記ねじ溝に対向するねじ溝を有するナットと、少なくとも2つの循環回路が形成されるように、前記ナットに取り付けられる少なくとも2つの循環部品と、少なくとも2つの循環回路それぞれに収容される複数の転動体と、前記ナットに設けられ、隣り合う前記循環回路間における前記ねじ軸の前記ねじ溝の変位を検出するセンサと、を備え、前記センサは、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットの前記ねじ溝に入る本体部を有する第1保持体と、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ねじ軸の前記ねじ溝に入る本体部を有する第2保持体との間に挟まれるねじ装置である。
本発明の他の態様は、ねじ溝を有するねじ軸と、前記ねじ軸の前記ねじ溝に対向するねじ溝を有するナットと、少なくとも2つの循環回路が形成されるように、前記ナットに取り付けられる少なくとも2つの循環部品と、少なくとも2つの循環回路それぞれに収容される複数の転動体と、前記ナットに設けられ、隣り合う前記循環回路間における前記ねじ軸の前記ねじ溝の変位を検出するセンサと、を備え、前記センサは、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットのねじ山の頂きに接する延長部を有する第1保持体と、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットの前記ねじ山の頂きに接する延長部を有する第2保持体との間に挟まれるねじ装置である。
本発明によれば、ねじ装置に少なくとも二つの循環回路を形成し、センサが隣り合う循環回路間におけるねじ軸のねじ溝の変位を検出するので、ナットに隠れるねじ軸のねじ溝の損傷を高い確率で検出することができる。また、ナットの循環回路間にセンサが配置される大きな貫通穴を開けなくも、センサをナットに取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態のねじ装置の側面図である。 図2(a)は循環部品を取り外した本実施形態のねじ装置の斜視図であり、図2(b)は図2(a)のb部拡大図である。 図3(a)はセンサを取り付けた本実施形態のねじ装置の斜視図であり、図3(b)は図3(a)のb部拡大図である。 本発明の第2の実施形態のねじ装置の側面図である。 本発明の第2の実施形態のねじ装置の循環部品の側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態のねじ装置を詳細に説明する。ただし、本発明のねじ装置は、種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態のねじ装置10の側面図を示す。1はねじ軸、2はナット、3a,3bはこれらの間に介在する転動体としてのボール、4a,4bは循環部品としてのリターンパイプである。
ねじ軸1の外面には、螺旋状のねじ溝1aが形成される。ねじ溝1aの断面形状は、ゴシックアーチ状である。ボール3a,3bは、ねじ溝1a上を螺旋方向に転がり運動する。
ねじ軸1には、ボール3a,3bを介してナット2が組み付けられる。ナット2は、筒状である。ナット2の軸方向の一端部には、ナット2を相手部品に取りつけるためのフランジ2bが形成される。ナット2の内面には、ねじ軸1のねじ溝1aに対向する螺旋状のねじ溝2aが形成される。ねじ溝2aの断面形状は、ゴシックアーチ状である。ボール3a,3bは、ねじ溝2a上を螺旋方向に転がり運動する。5a,5bは、ナット2の軸方向の端部に取り付けられるシール装置である。
ナット2には、少なくとも2つの循環部品4a,4b(図1では2つの循環部品4a,4b)が取り付けられる。循環部品4a,4bは、パイプをU字状に曲げたパイプ式の循環部品である。循環部品4aの一端部6と他端部7は、ナット2に設けた貫通穴に挿入される。循環部品4aの一端部6と他端部7は、ナット2のねじ溝2aの一端部と他端部とに接続される。同様に、循環部品4bの一端部8と他端部9は、ナット2に設けた貫通穴に挿入され、ナット2のねじ溝2aの一端部と他端部とに接続される。循環部品4a,4bは、ねじ等の締結部材11によってナット2に取り付けられる。循環部品4aと循環部品4bは、ナット2に軸方向に位置をずらして配置される。
ナット2に循環部品4a,4bを取り付けることで、ねじ装置10には循環回路c1,c2が形成される。各循環回路c1,c2には、複数のボール3a,3bが収容される。各循環回路c1,c2は、ねじ軸1のねじ溝1aとナット2のねじ溝2aとの間の負荷路と、各循環部品4a,4b内の無負荷路と、を備える。ナット2のねじ溝2aの一端部まで転がったボール3aは、循環部品4aの一端部6に掬い上げられ、循環部品4a内の無負荷路を通過した後、循環部品4aの他端部7からナット2の数巻き手前のねじ溝2aの他端部に戻される。循環回路c2でも同様である。
なお、図1の例では、ナット2の一条のねじ溝2aに軸方向に位置をずらして2つの循環回路c1,c2を形成しているが、3以上の循環回路を形成することもできるし、ナット2の二条のねじ溝それぞれに軸方向に位置をずらして2以上の循環回路を形成することもできる。
図1に示すように、ナット2の隣り合う循環回路c1,c2間には、センサ12が配置される。循環回路c1,c2内にセンサ12を配置すると、センサ12がボール3a,3bに衝突する。このため、センサ12を循環回路c1,c2の外側に隣り合う循環回路c1,c2間に配置する。ナット2の軸方向の端部には、センサ12は配置されない。
センサ12は、渦電流式変位センサである。センサ12は、ねじ軸1のねじ溝1aの変位、すなわちセンサ12からねじ軸1のねじ溝1aまでの距離を検出する。センサ12からねじ溝1aまでの距離が近づくにつれ渦電流損失が大きくなり、それに伴い発信振幅が小さくなる。センサ12は、この発信振幅を整流して直流電圧を出力する。整流された直流電圧と距離とは略比例する。このため、センサ12が出力する直流電圧からセンサ12からねじ溝1aまでの距離を検出することができる。
ねじ軸1のねじ溝1aに剥離(ねじ溝1aの表面の剥がれ)、噛込み疵(ねじ溝1aとボール3a,3bとの間で異物を噛み込むことにより発生する疵)等の損傷が発生すると、センサ12が損傷の上方を通過するとき、センサ12が出力する直流電圧が変化する。このため、ねじ溝1aの損傷を検出することができる。センサ12が出力する直流電圧は、図示しないセンサ12のアンプ部やIC回路によってデジタルの変位情報に変換される。
センサ12が出力する変位情報は、故障診断装置14に入力される。故障診断装置14は、CPU、ROM、RAM、メモリ、インタフェース等を備えるコンピュータである。故障診断装置14は、センサ12が出力する変位情報を所定の閾値と比較して損傷の有無を判断する。なお、故障診断装置14は、センサ12の変位情報を機械学習して損傷の有無を判断することもできるし、センサ12の変位情報を人口知能を用いた深層学習(ディープラーニング)して損傷の有無を判断することもできる。損傷が発生した場合、故障診断装置14は、LAN、インターネット回線等の通信手段15を介してオペレータ16に損傷の発生を知らせる。
故障診断装置14は、ねじ装置10の近傍に配置することもできるし、クラウド上に配置することもできる。すなわち、IoTを導入し、送信機によってセンサ12の変位情報をLAN、インターネット回線等の通信手段15を介してクラウドに送信し、クラウド上に設けた故障診断装置14によって損傷の有無を判断することもできる。
図2は、ねじ装置10の分解斜視図であり、図3は、センサ12を取り付けたねじ装置10の斜視図である。21はセンサ12のコード、22はセンサ12のヘッド、31は第1保持体、32は第2保持体である。ナット2には、循環部品の両端部が挿入される貫通穴が形成される。図2のナット2には、6個の貫通穴23a,23b,24a,24b,25a,25bが示されていて、図2のナット2には、3つの循環部品が取り付けられる。センサ12は、ナット2の隣り合う循環回路間に配置される。
図3(b)に示すように、ヘッド22は、ねじ軸1のねじ溝1aとナット2のねじ溝2aとの間に配置される。ヘッド22は、ねじ溝1aの一方の壁面1a1に向けられて、一方の壁面1a1の変位を検出する。ねじ軸1のねじ溝1aには、2つの壁面1a1,1a2が存在する。射出成型機やプレス機にねじ装置10を使用する場合、主にねじ軸1のねじ溝1aの一方の壁面1a1に大きな軸方向荷重が働く。このため、ヘッド22は、ねじ軸1の一方の壁面1a1の変位を検出すればよい。
図2(b)に示すように、第1保持体31は、板状であり、本体部31aと、延長部31bと、を備える。本体部31aには、ヘッド22に形状を合わせた略半円筒状の保持面31a1が形成される。延長部31bには、第1保持体31をナット2に取り付けるためのねじ等の締結部材34が螺合するねじ穴が形成される。第2保持体32は、第1保持体31と略同一形状であり、第1保持体31を上下反転させた形状である。第2保持体32も第1保持体31と同様に、本体部32aと、延長部32bと、を備える。本体部32aには、ヘッド22に形状を合わせた略半円筒状の保持面32a1が形成される。
図3(b)に示すように、第1保持体31と第2保持体32は締結部材34,35によってナット2の内面に取り付けられる。ナット2の内面に取り付けた状態で、第1保持体31の延長部31bは、ナット2のねじ山に接し、本体部31aはナット2のねじ溝2aに入る。同様に、第2保持体32の延長部32bは、ナット2のねじ山に接し、本体部32aはねじ軸1のねじ溝1aに入る。ヘッド22は、第1保持体31と第2保持体32との間に挟まれる。ヘッド22は、接着剤によって第1保持体31と第2保持体32に固定される。センサ12のコード21は、ナット2の循環回路間の貫通穴37からナット2の外部に取り出される。
以上に本実施形態のねじ装置10の構成を説明した。本実施形態のねじ装置10によれば、以下の効果を奏する。
ねじ装置10に少なくとも二つの循環回路c1,c2を形成し、センサ12が隣り合う循環回路c1,c2間におけるねじ軸1のねじ溝1aの変位を検出するので、ナット2に隠れるねじ軸1のねじ溝1aの損傷を高い確率で検出することができる。
センサ12をナット2の隣り合う循環回路c1,c2間に配置するので、ナット2をコンパクトにすることができる。
センサ12をナット2の内面に取り付けられる第1保持体31とナット2の内面に取り付けられる第2保持体32との間に挟むので、ナット2の循環回路c1,c2間にセンサ12が配置される大きな貫通穴を開けなくも、センサ12をナット2に取り付けることができる。
センサ12が渦電流式変位センサであるので、ねじ軸1のねじ溝1a上の潤滑剤の影響を受けずに、ねじ軸1のねじ溝1aの変位を検出することができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態のねじ装置の側面図を示す。1はねじ軸、2はナット、3a,3bは転動体としてのボール、4a,4bは循環部品としてのリターンパイプ、12はセンサである。ねじ軸1、ナット2、ボール3a,3b、循環部品4a,4b、センサ12の構成は、第1の実施形態と同一であるので、同一の符号を附してその説明を省略する。
第1の実施形態では、センサ12が第1保持体31と第2保持体32との間に挟まれるのに対し、第2の実施形態では、センサ12を保持する保持部41が循環部品4aに取り付けられる。
図5は循環部品4aの側面図を示す。循環部品4aの腹部(中央部)には、保持部41が設けられる。保持部41は、樹脂の成形等により循環部品4aと一体に形成することもできるし、締結部材によって循環部品4aに取り付けることもできる。保持部41には、センサ12が保持される。ナット2には、保持部41に形状を合わせた穴が開けられる。保持部41は、ナット2のこの穴に嵌められる。循環部品4aは締結部材によってナット2に着脱可能である。センサ12は循環部品4aと共にナット2に着脱可能である。センサ12がねじ軸1のねじ溝1aの変位を検出するのは第1の実施形態と同一である。
第2の実施形態のねじ装置によれば、センサ12を保持する保持部41を循環部品4aに取り付けるので、センサ12をナット2に容易に取り付けることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の実施形態に変更可能である。
上記実施形態では、センサによってねじ軸の剥離、噛込み等の損傷を検出しているが、ねじ軸の摩耗、傾き等も検出することができる。
上記実施形態では、センサに円筒形のヘッドを持つ渦電流式変位センサを使用しているが、平面コイルと専用ICを基板に搭載した渦電流式変位センサを使用することもできる。
上記実施形態では、ナットの隣り合う循環回路間にセンサを配置し、ナットの軸方向の端部にセンサを配置していないが、ねじ軸のねじ溝の損傷を検出する確率を高くするために、ナットの軸方向の端部にもセンサを配置することもできる。
上記実施形態では、循環部品にパイプ式の循環部品を使用しているが、デフレクタ式の循環部品を使用することもできる。デフレクタ式の循環部品は、ナットのねじ溝の一端部まで転がったボールを、ねじ軸のねじ山を乗り越えさせて一巻き手前のナットのねじ溝に戻す。
1…ねじ軸、1a…ねじ軸のねじ溝、2…ナット、2a…ナットのねじ溝、3a,3b…ボール(転動体)、4a,4b…循環部品、10…ねじ装置、12…センサ、31…第1保持体、32…第2保持体、41…保持部、c1,c2…循環回路

Claims (4)

  1. ねじ溝を有するねじ軸と、
    前記ねじ軸の前記ねじ溝に対向するねじ溝を有するナットと、
    少なくとも2つの循環回路が形成されるように、前記ナットに取り付けられる少なくとも2つの循環部品と、
    少なくとも2つの循環回路それぞれに収容される複数の転動体と、
    前記ナットに設けられ、隣り合う前記循環回路間における前記ねじ軸の前記ねじ溝の変位を検出するセンサと、を備え
    前記センサは、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットの前記ねじ溝に入る本体部を有する第1保持体と、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ねじ軸の前記ねじ溝に入る本体部を有する第2保持体との間に挟まれるねじ装置。
  2. ねじ溝を有するねじ軸と、
    前記ねじ軸の前記ねじ溝に対向するねじ溝を有するナットと、
    少なくとも2つの循環回路が形成されるように、前記ナットに取り付けられる少なくとも2つの循環部品と、
    少なくとも2つの循環回路それぞれに収容される複数の転動体と、
    前記ナットに設けられ、隣り合う前記循環回路間における前記ねじ軸の前記ねじ溝の変位を検出するセンサと、を備え
    前記センサは、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットのねじ山の頂きに接する延長部を有する第1保持体と、前記ナットの内面に取り付けられ、前記ナットの前記ねじ山の頂きに接する延長部を有する第2保持体との間に挟まれるねじ装置。
  3. 前記センサは、前記ナットの隣り合う前記循環回路間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のねじ装置。
  4. 前記センサは、渦電流式変位センサであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のねじ装置。
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