JP7227819B2 - キャリア材及びそれを用いた加熱プレス方法 - Google Patents
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Description
1.加熱プレス用途に用いられるキャリア材であって、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、エッチング処理されており、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とするキャリア材。
2.前記アルミニウム基材は、表面に凹凸を有しており、凸部が浮島状に存在し、凹部が前記アルミニウム基材の平面方向において連続的につながった状態で存在する、上記項1に記載のキャリア材。
3.前記アルミニウム基材の片面又は両面に更に樹脂フィルムが積層されている、上記項1又は2に記載のキャリア材。
4.キャリア材を用いた加熱プレス方法であって、前記キャリア材は、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、エッチング処理されており、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とする加熱プレス方法。
本発明のキャリア材は加熱プレス用途に用いられるキャリア材であって、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とする。
本発明の加熱プレス方法は、キャリア材を用いた加熱プレス方法であって、
前記キャリア材は、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とする。すなわち、加熱プレスに際して本発明のキャリア材を加熱プレス機の上下のダイと被加圧物との間に介在させることを特徴とする。
アルミニウム箔(材質1N30軟質箔、厚み:9μm)/ウレタン系接着剤(3.5g/m2)/PETフィルム(厚み:38μm)構成のアルミニウム回路基板(単位を構成している以外の「/」は層間を示す。)を被加圧物として準備した。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値0.13kPaのエッチング処理されていないアルミニウム箔を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値1.9kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で20秒エッチング処理「処理1」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値2.9kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で30秒エッチング処理「処理2」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値7.4kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で50秒エッチング処理「処理3」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値8.6kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で60秒エッチング処理「処理4」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値13kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で70秒エッチング処理「処理5」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値19kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で90秒エッチング処理「処理6」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
アルミニウム箔(材質1N30軟質箔、厚み:9μm)/ウレタン系接着剤(3.5g/m2)/PETフィルム(厚み:38μm)構成のアルミニウム回路基板を準備し、その上下に、接着用としてアドマー(登録商標)フィルム(東セロ製VE-300、厚み:30μm)、更に上下に回路パッケージ用を想定してナイロン12フィルム(ダイセルバリューコーティング製、厚み:30μm)を重ねたものを被加圧物として準備した。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値0.13kPaのエッチング処理されていないアルミニウム箔を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値0.67kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(日本蓄電器工業株式会社製コンデンサ陰極用箔30CB、厚み30μm)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値1.9kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で20秒エッチング処理「処理1」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値2.9kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で30秒エッチング処理「処理2」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値7.4kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で50秒エッチング処理「処理3」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値8.6kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で60秒エッチング処理「処理4」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値13kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で70秒エッチング処理「処理5」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
加圧用アルミニウム箔として表面平滑度がスムースター値19kPaのエッチング処理されたアルミニウム箔(10体積%塩酸水溶液で90秒エッチング処理「処理6」したもの)を用いて加熱プレスを行った。
2.コントラストがダークな部分(難溶解部分(凸部))
3.コントラストがダークな部分(難溶解部分(浮島状凸部))
4.コントラストがライトな部分(溶解性部分(凹部))
Claims (4)
- 加熱プレス用途に用いられるキャリア材であって、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、エッチング処理されており、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とするキャリア材。 - 前記アルミニウム基材は、表面に凹凸を有しており、凸部が浮島状に存在し、凹部が前記アルミニウム基材の平面方向において連続的につながった状態で存在する、請求項1に記載のキャリア材。
- 前記アルミニウム基材の片面又は両面に更に樹脂フィルムが積層されている、請求項1又は2に記載のキャリア材。
- キャリア材を用いた加熱プレス方法であって、前記キャリア材は、
(1)少なくともアルミニウム基材を有し、
(2)前記アルミニウム基材は、エッチング処理されており、スムースター法により測定した表面平滑度が2.6kPa以上である、
ことを特徴とする加熱プレス方法。
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- 2019-03-27 JP JP2019061564A patent/JP7227819B2/ja active Active
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