《大部品と中部品と小部品の定義》
本発明に係る連結玩具は、他の部品と連結可能な複数の部品として、体積(外形寸法に基づく体積を指すものとする)が大>中>小の関係を有する大部品(第1の部品)と中部品(第2の部品)と小部品(第3の部品)とを含んでいる。大部品と中部品は空洞部(第1の空洞部、第2の空洞部)をそれぞれ有し、中部品は大部品の第1の空洞部内に配置された状態とすることが可能であり、小部品は大部品の第1の空洞部内に配置された状態とすることが可能であるとともに中部品の第2の空洞部内に少なくとも一部分が配置された状態とすることが可能である。
より具体的には、大部品には複数の部品のうちで体積が最も大きな部品が該当し、中部品には複数の部品のうちで体積が大部品の体積よりも小さな上限値と当該上限値よりも小さな下限値との範囲に属する部品が該当し、小部品には複数の部品のうちで体積が前記範囲の下限値未満の部品が該当する。前記範囲の上限値と下限値には大部品およびその空洞部と中部品およびその空洞部と小部品のそれぞれの外形が影響するため、当該上限値と下限値を百分率等の共通数値で表すことはできないが、大部品の空洞部に配置されることが可能な最も大きな部品体積を前記範囲の上限値の目安とすることができ、小部品の少なくとも一部が配置されることが可能な空洞部を有する部品体積を前記範囲の下限値の目安とすることができる。
《第1実施形態》
図1および図2は第1実施形態に係る連結玩具10に関するものであって、図1(A)および図1(B)は所定の形象物を表す形態が得られる前の状態(連結前状態)を示し、図2(B)は所定の形象物を表す形態が得られた後の状態(連結後状態)を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図2(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図1(A)~図1(C)および図2(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具10は、図1に示した1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を備えており、これらの部品を適宜連結することにより、図1(A)および図1(B)に示した連結前状態から図2(B)に示した連結後状態に変化させてキャラクター等の所定の形象物を表す形態(連結形態)を得ることができる。
大部品LP11(第1の部品)は、本実施形態においては、キャラクター等の頭部に相当するものであり、分離可能な2個の部品DP11およびDP12から成り、外観が球状を成し、球状の空洞部LP11a(第1の空洞部)を内部に有し、円柱状の凸部から成り、他の部品に連結可能に取り付ける取付部LP11b(第1の取付部)を下端部に有している。
2個の部品DP11およびDP12は、外観が半球状を成し、半球状の空洞部DP11aおよびDP12aを内部に有し、半円柱状の凸部から成る部位DP11bおよびDP12bを下端部に有しており、一方の部品DP11の開放端に嵌め込み可能な環状凸部DP12cを他方の部品DP12の開放端に有している。すなわち、一方の部品DP11の開放端に他方の部品DP12の環状凸部DP12cを嵌め込むことにより、空洞部DP11aおよびDP12aによって空洞部LP11aが形成され、部位DP11bおよびDP12bによって取付部LP11bが形成される。
中部品MP11(第2の部品)は、本実施形態においては、キャラクター等の胴部に相当するものであり、外観が円柱状を成し、円柱状の空洞部MP11aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP11b(第1の被取付部)を上端部に有している。取付部MP11bには、大部品LP11の取付部LP11bが着脱可能に連結することで取り付けられる。本実施形態においては、取付部LP11bを円柱状の凸部で形成し、取付部MP11bを円柱状の孔で形成しているため、取付部MP11bへの取付部LP11bの取り付けは、取付部MP11bに取付部LP11bを嵌め込むことで可能となる。また、中部品MP11は、円柱状の孔から成り他の部品を連結可能に取り付ける取付部MP11c(第2の取付部)を右面部に有し、円柱状の孔から成り他の部品を連結可能に取り付ける取付部MP11d(第2の取付部)を左面部に有し、円柱状の孔から成り他の部品を連結可能に取り付ける2個の取付部MP11eおよびMP11f(第2の取付部)を下端部に有している。
4個の小部品SP11~SP14(第3の部品)のうちの小部品SP11およびSP12は、本実施形態においては、キャラクター等の腕部に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP11aおよびSP12a(第3の被取付部)を端部に有している。取付部SP11aおよびSP12aには、中部品MP11の取付部MP11cおよび取付部MP11dが着脱可能に連結することで取り付けられる。本実施形態においては、取付部MP11c、MP11dを円柱状の孔で形成し、取付部SP11a、SP12aを円柱状の凸部で形成しているため、取付部SP11a、SP12aへの取付部MP11c、MP11dの取り付けは、取付部SP11a、SP12aに取付部MP11c、MP11dを嵌め込むことで可能となる。
4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP13およびSP14は、本実施形態においては、キャラクター等の脚部に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP13aおよびSP14a(第3の取付部)を端部に有している。取付部SP13aおよびSP14aは、中部品MP11の取付部MP11eおよびMP11fに着脱可能に連結することで取り付けられる。本実施形態においては、取付部MP11e、MP11fを円柱状の孔で形成し、取付部SP13a、SP14aを円柱状の凸部で形成しているため、取付部SP13a、SP14aへの取付部MP11e、MP11fの取り付けは、取付部SP13a、SP14aに取付部MP11e、MP11fを嵌め込むことで可能となる。
図1(A)および図1(B)に示した連結前状態において、中部品MP11は、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能であり、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることが可能である。換言すると、中部品MP11は、大部品LP11の空洞部LP11a内に収容可能であり、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に収容可能である。本実施形態においては、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11aに対して十分小さいため、小部品SP11~SP14の各々の全体が中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態としているが、そのような場合に限らず、小部品SP11~SP14の何れかの大きさが所定の大きさよりも大きい場合には、小部品SP11~SP14の何れか部品の少なくとも一部分が中部品MP11の空洞部MP11a内に配置され、他部分が中部品MP11の空洞部MP11a外であって、大部品大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることも可能である。中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の配置は、取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。また、小部品SP11~SP14は、小部品SP11~SP14の何れかの大きさが大きい場合には、取付部MP11bの孔を通じて小部品SP11~SP14の何れかの一部分が中部品MP11の空洞部MP11a外に配置された状態とすることが可能である。大部品LP11の空洞部LP11aに中部品MP11が配置された状態において、中部品MP11の回りに余剰の隙間がある場合には、大部品LP11の空洞部LP11aの一部である当該隙間に4個の小部品SP11~SP14のうちの1個、2個または3個が配置された状態とすることも可能である。すなわち、4個の小部品SP11~SP14は、一部が中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とし、他部が中部品MP11の空洞部MP11a外であって部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能である。換言すると、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内および大部品LP11の空洞部LP11a内の少なくとも一方に収容可能である。
前述の1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を用いて図2(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図1(C)に示したように、大部品LP11を構成する部品DP11およびDP12を分離して中部品MP11を取り出し、中部品MP11を上下反転させて当該中部品MP11から小部品SP11~SP14を取り出す。中部品MP11と小部品SP11~SP14を取り出した後の部品DP11およびDP12は、図1(A)および図1(B)に示した連結前状態の大部品LP11の形に戻す。
続いて、図2(A)に示したように、大部品LP11の取付部LP11b(円柱状の凸部)に、中部品MP11の取付部MP11b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、中部品MP11の取付部MP11cおよびMP11d(円柱状の孔)に、小部品SP11およびSP12の取付部SP11aおよびSP12a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結するとともに、中部品MP11の取付部MP11eおよびMP11f(円柱状の孔)に、小部品SP13およびSP14の取付部SP13aおよびSP14a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。
図示を省略したが、図2(B)に示した連結形態はキャラクター等の所定の形象物を摸したものであるため、大部品LP11の表面に目や鼻や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、中部品MP11と小部品SP11~SP14の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、大部品LP11の前に現れる縦線(部品DP11およびDP12の境界線)を嫌う場合には、前記の色付け箇所や凹凸等の位置を予め変更しておくとともに、連結過程で大部品LP11の連結向きを上から見て90度変えるようにしてもよい。
このように、前述の連結玩具10によれば、図1(A)および図1(B)に示した連結前状態において、少なくとも4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることができるため、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具10に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具10の興趣性を向上させることができる。
《第2実施形態》
図3および図4は第2実施形態に係る連結玩具20に関するものであって、図3(A)および図3(B)は連結前状態を示し、図4(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図4(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図3(A)~図3(C)および図4(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具20は、第1実施形態(連結玩具10)の改良タイプであり、図3に示した1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を備えており、図3(A)および図3(B)に示した連結前状態から図4(B)に示した連結後状態に変化させて人またはキャラクターを摸した連結形態を得ることができる。
この連結玩具20が第1実施形態(連結玩具10)と構成を異にするところは、
・大部品LP11が、分離可能な3個の部品DP11~DP13から成る点
・円柱状の孔から成る開口部LP11cが大部品LP11の上端部に設けられていて、3
個の部品DP11~DP13のうちの部品DP13が当該開口部LP11cを閉塞可能
であり、かつ、着脱可能である蓋部品である点
・大部品LP11の開口部LP11cを通じて中部品MP11の空洞部MP11aへの小
部品SP11~SP14の挿入および取り出しが可能である点
にある。
補足すれば、図3(C)に示したように、2個の部品DP11およびDP12は、半円柱状の凹みDP11cおよびDP12cを上端部に有している。すなわち、一方の部品DP11の開放端に他方の部品DP12の環状凸部DP12cを嵌め込むことにより、凹みDP11cおよびDP12cによって開口部LP11cが形成される。部品DP13は、円柱状の凸部から成る嵌め込み部DP13aを下端部に有しており、当該嵌め込み部DP13aは大部品LP11の開口部LP11cに着脱可能に嵌め込むことができる。
図3(A)および図3(B)に示した連結前状態において、中部品MP11は、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能であり、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることが可能である。中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入は、取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。また、中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入は、大部品LP11の空洞部LP11a内に中部品MP11が配置された状態とした後に大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)および取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うことも可能である。大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態の中部品MP11の回りに余剰の隙間がある場合には、当該隙間に4個の小部品SP11~SP14のうちの1個、2個または3個が配置された状態とすることも可能である。
前述の1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を用いて図4(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図3(C)に示したように、大部品LP11を構成する部品DP11~DP13を分離して中部品MP11を取り出し、中部品MP11を上下反転させて当該中部品MP11から小部品SP11~SP14を取り出す。中部品MP11と小部品SP11~SP14を取り出した後の部品DP11~DP13は、図3(A)および図3(B)に示した連結前状態の大部品LP11の形に戻す。
続いて、図4(A)に示したように、大部品LP11の取付部LP11b(円柱状の凸部)に、中部品MP11の取付部MP11b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、中部品MP11の取付部MP11cおよびMP11d(円柱状の孔)に、小部品SP11およびSP12の取付部SP11aおよびSP12a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結するとともに、中部品MP11の取付部MP11eおよびMP11f(円柱状の孔)に、小部品SP13およびSP14の取付部SP13aおよびSP14a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。
図示を省略したが、図4(B)に示した連結形態はキャラクター等の所定の形象物を摸したものであるため、大部品LP11の表面に目や鼻や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、中部品MP11と小部品SP11~SP14の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、大部品LP11の前に現れる縦線(部品DP11およびDP12の境界線)を嫌う場合には、前記の色付け箇所や凹凸等の位置を予め変更しておくとともに、連結過程で大部品LP11の連結向きを上から見て90度変えるようにしてもよい。さらに、部品DP13は頭髪や帽子等を表すものとして利用してもよい。
このように、前述の連結玩具20によれば、図3(A)および図3(B)に示した連結前状態において、少なくとも4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることができるため、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具20に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具20の興趣性を向上させることができる。
また、前述の連結玩具20によれば、中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入を、大部品LP11の空洞部LP11a内に中部品MP11が配置された状態とした後に大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)から取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うこともできるため、図4(B)に示した連結後状態から図3(A)および図3(B)に示した連結前状態に戻す作業の選択肢を増やすことができる。
《第3実施形態》
図5および図6は第3実施形態に係る連結玩具30に関するものであって、図5(A)および図5(B)は連結前状態を示し、図6(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図6(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図5(A)~図5(C)および図6(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具30は、第1実施形態(連結玩具10)の改良タイプであり、図5に示した1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を備えており、図5(A)および図5(B)に示した連結前状態から図6(B)に示した連結後状態に変化させてキャラクター等の所定の形象物を摸した連結形態を得ることができる。
この連結玩具30が第1実施形態(連結玩具10)と構成を異にするところは、
・大部品LP11が、2個の部品DP11およびDP12を一体化した形となっている点
(分離可能な部品は第2実施形態(連結玩具20)で説明した部品DP13のみ)
・円柱状の孔から成る開口部LP11cが大部品LP11の上端部に設けられていて、部
品DP13が当該開口部LP11cを閉塞可能であり、かつ、着脱可能である蓋部品で
ある点
・大部品LP11の開口部LP11cを通じて空洞部LP11aへの中部品MP11の挿
入および取り出しが可能である点
にある。
補足すれば、図5(C)に示したように、部品DP13は、円柱状の凸部から成る嵌め込み部DP13aを下端部に有しており、当該嵌め込み部DP13aは大部品LP11の開口部LP11cに着脱可能に嵌め込むことができる。
図5(A)および図5(B)に示した連結前状態において、中部品MP11は、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能であり、4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることが可能である。大部品LP11の空洞部LP11aへの中部品MP11の挿入は、開口部LP11c(円柱状の孔)を通じて行うことができ、中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入は、取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。また、中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入は、大部品LP11の空洞部LP11a内に中部品MP11が配置された状態とした後に大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)および取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うことも可能である。ちなみに、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態の中部品MP11の回りに余剰の隙間がある場合には、当該隙間に4個の小部品SP11~SP14のうちの1個,2個または3個が配置された状態とすることも可能である。
前述の1個の大部品LP11と1個の中部品MP11と4個の小部品SP11~SP14を用いて図6(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図5(C)に示したように、部品DP13を分離してから大部品LP11を上下反転させて当該大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)を通じて中部品MP11を取り出し、中部品MP11から小部品SP11~SP14を取り出す。中部品MP11と小部品SP11~SP14を取り出した後の部品DP13は、図5(A)および図5(B)に示した連結前状態の大部品LP11の形に戻す。
続いて、図6(A)に示したように、大部品LP11の取付部LP11b(円柱状の凸部)に、中部品MP11の取付部MP11b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、中部品MP11の取付部MP11cおよびMP11d(円柱状の孔)に、小部品SP11およびSP12の取付部SP11aおよびSP12a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結するとともに、中部品MP11の取付部MP11eおよびMP11f(円柱状の孔)に、小部品SP13およびSP14の取付部SP13aおよびSP14a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。
図示を省略したが、図6(B)に示した連結形態はキャラクター等の所定の形象物を摸したものであるため、大部品LP11の表面に目や鼻や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、中部品MP11と小部品SP11~SP14の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、部品DP13は頭髪や帽子等を表すものとして利用してもよい。
このように、前述の連結玩具30によれば、図5(A)および図5(B)に示した連結前状態において、少なくとも4個の小部品SP11~SP14は、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることができるため、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具30に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具30の興趣性を向上させることができる。
また、前述の連結玩具30によれば、大部品LP11の空洞部LP11aへの中部品MP11の挿入を大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)を通じて行うことができ、しかも、中部品MP11の空洞部MP11aへの4個の小部品SP11~SP14の挿入を、大部品LP11の空洞部LP11a内に中部品MP11が配置された状態とした後に大部品LP11の開口部LP11c(円柱状の孔)から取付部MP11b(円柱状の孔)を通じて行うこともできるため、図6(B)に示した連結後状態から図5(A)および図5(B)に示した連結前状態に戻す作業の選択肢を増やすことができる。
《第4実施形態》
図7および図8は第4実施形態に係る連結玩具40に関するものであって、図7(A)および図7(B)は連結前状態を示し、図8(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図8(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図7(A)~図7(C)および図8(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具40は、第1実施形態(連結玩具10)の改良タイプであり、図7に示した1個の大部品LP11と2個の中部品MP11およびMP12と4個の小部品SP11~SP14を備えており、図7(A)および図7(B)に示した連結前状態から図8(B)に示した連結後状態に変化させてキャラクター等の所定の形象物を摸した連結形態を得ることができる。
この連結玩具40が第1実施形態(連結玩具10)と構成を異にするところは、
・1個で構成していた中部品MP11を、2個の中部品MP11およびMP12として構
成した点
にある。
補足すれば、図7(C)に示したように、2個の中部品MP11およびMP12のうちの中部品MP11は、キャラクター等の所定の形象物の胴部に相当するものであり、外観が円柱状を成し、下端が開放した円柱状の空洞部MP11aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP11bを上端部に有している。取付部MP11bは、大部品LP11の取付部LP11bに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。また、中部品MP11は、円柱状の孔から成る取付部MP11cを右面部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP11dを左面部に有している。ちなみに、空洞部MP11aの開放端は取付部(符号省略)を兼用している。
図7(C)に示したように、2個の中部品MP11およびMP12のうちの中部品MP12は、キャラクター等の所定の形象物の脚上部に相当するものであり、外観が円柱状を成し、上端が開放した空洞部MP12aを内部に有している。また、中部品MP12は、空洞部MP12aの開放端に、中部品MP11の取付部(符号省略、空洞部MP11aの開放端)に嵌め込み可能な環状凸部から成る取付部MP12b(第3の取付部)を有している。さらに、中部品MP12は、円柱状の孔から成る2個の取付部MP12cおよびMP12d(第2の取付部)を下端部に有している。
図7(A)および図7(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP11およびMP12のうちの中部品MP11は、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能であり、中部品MP12は、一部分が中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることが可能であり、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とされた部分以外の他部分は、MP11の空洞部MP11a外であって大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能である。また、4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP12は、一部分は中部品MP12の空洞部MP12a内に配置された状態とすることが可能であり、中部品MP11の空洞部MP12a内に配置された状態とされた部分以外の他部分はMP11の空洞部MP12a外であって中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態とすることが可能である。さらに、4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP11、SP13およびSP14は、大部品LP11の空洞部LP11a内配置された状態の中部品MP11の回りにある隙間に配置された状態とすることが可能である。中部品MP11の空洞部MP11aへの中部品MP12と小部品SP12の挿入は、取付部(符号省略、空洞部MP11aの開放端)を通じて行うことができる。ちなみに、中部品MP11の空洞部MP11a内に配置された状態の中部品MP12の周囲または中部品MP12の空洞部MP12aに余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP11、SP13およびSP14のうちの1個が配置された状態とすることも可能である。
前述の1個の大部品LP11と2個の中部品MP11およびMP12と4個の小部品SP11~SP14を用いて図8(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図7(C)に示したように、大部品LP11を構成する部品DP11およびDP12を分離して中部品MP11と小部品SP11、SP13およびSP14を取り出し、中部品MP11を上下反転させて当該中部品MP11から中部品MP12と小部品SP12を取り出す。中部品MP11およびMP12と小部品SP11~SP14を取り出した後の部品DP11およびDP12は、図7(A)および図7(B)に示した連結前状態の大部品LP11の形に戻す。
続いて、図8(A)に示したように、大部品LP11の取付部LP11b(円柱状の凸部)に、中部品MP11の取付部MP11b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結し、中部品MP11の取付部(符号省略、空洞部MP11aの開放端)に、中部品MP12の取付部MP12bを嵌め込んで連結する。また、中部品MP11の取付部MP11cおよびMP11d(円柱状の孔)に、小部品SP11およびSP12の取付部SP11aおよびSP12a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結するとともに、中部品MP12の取付部MP12cおよびMP12d(円柱状の孔)に、小部品SP13およびSP14の取付部SP13aおよびSP14a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。
図示を省略したが、図8(B)に示した連結形態はキャラクター等の所定の形象物を摸したものであるため、大部品LP11の表面に目や鼻や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、中部品MP11およびMP12と小部品SP11~SP14の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、大部品LP11の前に現れる縦線(部品DP11およびDP12の境界線)を嫌う場合には、前記の色付け箇所や凹凸等の位置を予め変更しておくとともに、連結過程で大部品LP11の連結向きを上から見て90度変えるようにしてもよい。
このように、前述の連結玩具40によれば、図7(A)および図7(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP11およびMP12のうちの一方の中部品MP11の空洞部MP11a内に他方の中部品MP12の一部や少なくとも1個の小部品SP12が配置された状態とすることが可能であるため、大部品LP11の空洞部LP11a内に配置された状態とすることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具40に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具40の興趣性を向上させることができる。
なお、図示を省略したが、前述の連結玩具40に、第2実施形態(連結玩具20)と第3実施形態(連結玩具30)に示した大部品LP11の構成(3部品構成または2部品構成)を採用してもよい。
《第5実施形態》
図9および図10は第5実施形態に係る連結玩具50に関するものであって、図9(A)および図9(B)は連結前状態を示し、図10(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図10(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図9(A)~図9(C)および図10(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具50は、図9に示した1個の大部品LP21と1個の中部品MP21と4個の小部品SP21~SP24を備えており、図9(A)および図9(B)に示した連結前状態から図10(B)に示した連結後状態に変化させることにより、所定の形象物として雪だるまを摸した連結形態を得ることができる。
大部品LP21は、本実施形態においては、雪だるまの胴部に相当するものであり、分離可能な2個の部品DP21およびDP22から成り、外観が球状を成し、球状の空洞部LP21aを内部に有し、円柱状の凸部から成る台座部LP21bを下端部に有し、円柱状の凸部から成る取付部LP21cを上端部に有している。
2個の部品DP21およびDP22は、外観が半球状を成し、半球状の空洞部DP21aおよびDP22aを内部に有し、半円柱状の凸部から成る部位DP21bおよびDP22bを下端部に有し、半円柱状の凸部から成る部位DP21cおよびDP22cを上端部に有しており、一方の部品DP21の開放端に嵌め込み可能な環状凸部DP22dを他方の部品DP22の開放端に有している。すなわち、一方の部品DP21の開放端に他方の部品DP22の環状凸部DP12cを嵌め込むことにより、空洞部DP21aおよびDP22aによって空洞部LP21aが形成され、部位DP21bおよびDP22bによって台座部LP21bが形成され、部位DP21cおよびDP22cによって取付部LP21cが形成される。また、大部品LP21は、円柱状の孔から成る取付部LP21dを右面部に有し、円柱状の孔から成る取付部LP21eを左面部に有している。
中部品MP21は、本実施形態においては、雪だるまの頭部に相当するものであり、外観が球状を成し、球状の空洞部MP21aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP21bを下端部に有している。取付部MP21bは、大部品LP21の取付部LP21cに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。また、中部品MP21は、円柱状の孔から成る取付部MP21cを上端部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP21dを前面部(図9(C)では右面部)に有している。
4個の小部品SP21~SP24のうちの小部品SP21は、本実施形態においては、雪だるまの帽子部に相当するものであり、中部品MP21の空洞部MP21aに挿入できるように左右方向寸法よりも前後方向寸法が小さく、円柱状の凸部から成る取付部SP21aを下端部に有している。取付部SP21aは、中部品MP21の取付部MP21cに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
4個の小部品SP21~SP24のうちの小部品SP22は、本実施形態においては、雪だるまの鼻部に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP22aを端部に有している。取付部SP22aは、中部品MP21の取付部MP21dに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
4個の小部品SP21~SP24のうちの小部品SP23およびSP24は、本実施形態においては、雪だるまの腕部に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP23aおよびSP24aを端部に有している。取付部SP23aおよびSP24aは、大部品LP21の取付部LP21dおよびLP21eに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
図9(A)および図9(B)に示した連結前状態において、中部品MP21は、大部品LP21の空洞部LP21a内に配置された状態とすることが可能である。また、4個の小部品SP21~SP24のうちの小部品SP21、SP22およびSP24は、中部品MP22の空洞部MP21a内に配置された状態とすることが可能である。さらに、4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP23は、大部品LP21の空洞部LP21a内に配置された状態の中部品MP21の回りにある隙間に配置された状態とすることが可能である。中部品MP21の空洞部MP21aへの小部品SPP21、SP22およびSP24の挿入は、取付部MP21b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。ちなみに、大部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態の中部品MP21の周囲に余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP21、SP22およびSP24のうちの1個または2個が配置された状態とすることも可能である。
前述の1個の大部品LP21と1個の中部品MP21と4個の小部品SP21~SP24を用いて図10(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図9(C)に示したように、大部品LP21を構成する部品DP21およびDP22を分離して中部品MP21と小部品SP23を取り出し、中部品MP21から小部品SP21、SP22およびSP14を取り出す。中部品MP21と小部品SP21~SP24を取り出した後の部品DP21およびDP22は、図9(A)および図9(B)に示した連結前状態の大部品LP21の形に戻す。
続いて、図10(A)に示したように、大部品LP21の取付部LP21c(円柱状の凸部)に、中部品MP21の取付部MP21b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、大部品L21の取付部MP21dおよびMP21e(円柱状の孔)に、小部品SP23およびSP24の取付部SP23aおよびSP24a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。さらに、中部品MP21の取付部MP21c(円柱状の孔)に、小部品SP21の取付部SP21a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結するとともに、中部品MP21の取付部MP21d(円柱状の孔)に、小部品SP22の取付部SP22a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。図10(A)には、図9(C)と同様に、中部品MP21の前面部が右を向いているものを描いているため、図10(B)に示したように、連結過程で中部品MP21の連結向きを上から見て90度変えて、小部品SP22が中部品MP21の前に来るようにする。
図示を省略したが、本実施形態において、図10(B)に示した連結形態は雪だるまを摸したものであるため、中部品MP21の表面に鼻部(小部品SP22)を除く目や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、大部品LP21と小部品SP21~SP24の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。
このように、前述の連結玩具50によれば、図9(A)および図9(B)に示した連結前状態において、少なくとも3個の小部品SP21、SP22およびSP23は、中部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態とすることが可能であるため、大部品LP21の空洞部LP21a内に配置されることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具50に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具50の興趣性を向上させることができる。
《第6実施形態》
図11および図12は第6実施形態に係る連結玩具60に関するものであって、図11(A)および図11(B)は連結前状態を示し、図12(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図12(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図11(A)~図11(C)および図12(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具60は、第5実施形態(連結玩具50)の改良タイプであり、図11に示した1個の大部品LP11と2個の中部品MP21およびMP22と4個の小部品SP21~SP24を備えており、図11(A)および図11(B)に示した連結前状態から図12(B)に示した連結後状態に変化させて雪だるまを摸した連結形態を得ることができる。
この連結玩具60が第5実施形態(連結玩具50)と構成を異にするところは、
・中部品MP21とは別の中部品MP22を有する点
・大部品LP21の取付部LP21dおよびLP21eを、中部品MP21に移
した点(取付部MP21cおよびMP21dを参照)
・中部品MP21の取付部MP21cおよびMP21dを、中部品MP22に移
した点(取付部MP22cおよびMP22dを参照)
にある。
補足すれば、図11(C)に示したように、2個の中部品MP21およびMP22のうちの中部品MP21は、胴上部に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部MP21eを上端部に有している。
図11(C)に示したように、2個の中部品MP21およびMP22のうちの中部品MP22は、雪だるまの頭部に相当するものであり、外観が球状を成し、球状の空洞部MP22aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP22bを下端部に有している。取付部MP22bは、中部品MP21の取付部MP21eに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
図11(A)および図11(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP21およびMP22のうちの中部品MP21は、大部品LP21の空洞部LP21a内に配置された状態とすることが可能である。また、中部品MP22は、中部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態とすることが可能である。さらに、4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP24は、一部分が中部品MP22の空洞部MP22a内に配置された状態とすることが可能であり、他部分が中部品MP22の空洞部MP22a外であって中部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態とすることが可能である。さらに、4個の小部品SP11~SP14のうちの小部品SP21およびSP22は、中部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態とすることが可能であり、小部品SP23は、大部品LP21の空洞部LP21a内に配置された状態の中部品MP21の回りにある隙間に配置された状態とすることが可能である。中部品MP22の空洞部MP22aへの小部品SP24の挿入は、取付部MP22b(円柱状の孔)を通じて行うことができ、中部品MP21の空洞部MP21aへの中部品MP22と小部品SP21およびSP22の挿入は、取付部MP21b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。ちなみに、中部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態の中部品MP22の周囲に余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP21~SP23のうちの1個が配置された状態とすることも可能である。また、大部品MP21の空洞部MP21a内に配置された状態の中部品MP21の周囲に余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP21およびSP22のうちの1個が配置された状態とすることも可能である。
前述の1個の大部品LP21と2個の中部品MP21およびMP22と4個の小部品SP21~SP24を用いて図12(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図11(C)に示したように、大部品LP21を構成する部品DP21およびDP22を分離して中部品MP21と小部品SP23を取り出し、中部品MP21から中部品MP22と小部品SP21、SP22およびSP24を取り出す。中部品MP21およびMP22と小部品SP21~SP24を取り出した後の部品DP21およびDP22は、図11(A)および図11(B)に示した連結前状態の大部品LP21の形に戻す。
続いて、図12(A)に示したように、大部品LP21の取付部LP21c(円柱状の凸部)に、中部品MP21の取付部MP21b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、中部品MP21の取付部LP21e(円柱状の凸部)に、中部品MP22の取付部MP22b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。さらに、中部品MP21の取付部MP21cおよびMP21d(円柱状の孔)に、小部品SP23およびSP24の連結部SP23aおよびSP24a(円柱状の凸部)をそれぞれ嵌め込んで連結する。さらに、中部品MP22の取付部MP22c(円柱状の孔)に、小部品SP21の取付部SP21a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結するとともに、中部品MP22の取付部MP22d(円柱状の孔)に、小部品SP22の取付部SP22a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。図12(A)には、図11(C)と同様に、中部品MP21の前面部が右を向いているものを描いているため、図12(B)に示したように、連結過程で中部品MP22の連結向きを上から見て90度変えて、小部品SP22が中部品MP22の前に来るようにする。
図示を省略したが、本実施の形態において、図12(B)に示した連結形態は雪だるまを摸したものであるため、中部品MP22の表面に鼻部(小部品SP22)を除く目や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、大部品LP21と中部品MP21と小部品SP21~SP24の表面にも他と区別するための色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、大部品LP21の前に現れる縦線(部品DP21およびDP22の境界線)を嫌う場合には、前記の色付け箇所や凹凸等の位置を予め変更しておくとともに、連結過程で大部品LP21の連結向きを上から見て90度変えるようにしてもよい。
このように、前述の連結玩具60によれば、図11(A)および図11(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP21およびMP22のうちの一方の中部品MP21の空洞部MP21a内に他方の中部品MP22と少なくとも3個の小部品SP21、SP22およびSP23が配置された状態とすることが可能であるため、大部品LP21の空洞部LP21aに配置されることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具60に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具60の興趣性を向上させることができる。
《第7実施形態》
図13および図14は第7実施形態に係る連結玩具70に関するものであって、図13(A)および図13(B)は連結前状態を示し、図14(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図14(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図13(A)~図13(C)および図14(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具70は、図13に示した1個の大部品LP31と2個の中部品MP31およびMP32と2個の小部品SP31およびSP32を備えており、図13(A)および図13(B)に示した連結前状態から図14(B)に示した連結後状態に変化させることにより、所定の形象物としてコーン型アイスクリームを摸した連結形態を得ることができる。
大部品L31は、1段目のアイスクリーム部に相当するものであり、分離可能な3個の部品DP31~DP33から成り、外観が球状を成し、球状の空洞部LP31aを内部に有し、円柱状の凸部から成る取付部LP31bを下端部に有し、環状凸部から成る取付部LP31cを上端部に有している。
2個の部品DP31およびDP32は、半球状の空洞部DP31aおよびDP32aを内部に有し、半円柱状の凸部から成る部位DP31bおよびDP32bを下端部に有し、半環状凸部から成る部位DP31cおよびDP32cを上端部に有しており、一方の部品DP31の開放端に嵌め込み可能な環状凸部DP32dを他方の部品DP32の開放端に有している。すなわち、一方の部品DP31の開放端に他方の部品DP32の環状凸部DP32cを嵌め込むことにより、空洞部DP31aおよびDP32aによって空洞部LP31aが形成され、部位DP31bおよびDP32bによって取付部LP31bが形成され、部位DP31cおよびDP32cによって取付部LP31cが形成される。部品DP33は、円柱状の凸部から成る嵌め込み部DP33aを下端部に有し、円柱状の孔から成る支持部DP33bを上端部に有しており、嵌め込み部DP33aは大部品LP31の取付部LP31cに着脱可能に嵌め込むことができる。すなわち、部品DP33は、大部品LP21の取付部LP31cを閉じる着脱可能な蓋部品である一方、連結後の連結玩具(図14を参照)を支持可能な台座部品として使用可能である
2個の中部品MP31およびMP32のうちの中部品MP31は、2段目のアイスクリーム部に相当するものであり、外観が球状を成し、球状の空洞部MP31aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP31bを下端部に有している。取付部MP31bは、大部品LP31の取付部LP31cに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。また、中部品MP31は、円柱状の孔から成る取付部MP31cを右面部に有している。
2個の中部品MP31およびMP32のうちの中部品MP32は、コーン上部に相当するものであり、外観が円錐台状を成し、円錐台状の空洞部MP32aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP32bを上端部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP32cを下端部に有している。取付部MP32bは、大部品LP31の取付部LP31bに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
2個の小部品SP31およびSP32の小部品SP31は、コーン下部に相当するものであり、外観が円錐台状を成し、円柱状の凸部から成る取付部SP31aを上端部に有し、円柱状の凸部から成る取付部SP31bを下端部に有している。取付部SP31aは、中部品MP32の取付部MP32cに着脱可能に嵌め込んで連結することができ、取付部MP31bは、部品DP33の支持部DP33bに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
2個の小部品SP31およびSP32の小部品SP32は、本実施形態においては、ウエハースやスプーン等に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP32aを端部に有している。取付部SP32aは、中部品MP31の取付部MP31cに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
図13(A)および図13(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP31およびMP32のうちの中部品MP31は、大部品LP31の空洞部LP31a内に配置された状態とすることが可能であり、中部品MP32は、中部品MP31の空洞部MP31a内に配置された状態とすることが可能である。また、2個の小部品SP31およびSP32のうちの小部品SP31は、一部分が中部品MP32の空洞部MP32a内に配置された状態とすることが可能であり、他部分が中部品MP32の空洞部MP32a外であって中部品MP31の空洞部MP31a内に配置された状態とすることが可能である。さらに、2個の小部品SP31およびSP32のうちの小部品SP32は、中部品MP31の空洞部MP31a内に配置された状態とすることが可能である。中部品MP32の空洞部MP32aへの小部品SP31の挿入は、取付部MP32b(円柱状の孔)を通じて行うことができ、中部品MP31の空洞部MP31aへの中部品MP32と小部品SP32の挿入は、取付部MP31b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。ちなみに、中部品MP31の空洞部MP11a内に配置された状態の中部品MP32の周囲または中部品MP12の空洞部MP12aに余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP32が配置された状態とすることが可能である。
前述の1個の大部品LP31と2個の中部品MP31およびMP32と2個の小部品SP31およびSP32を用いて図14(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図13(C)に示したように、大部品LP31を構成する部品DP31~DP33を分離して中部品MP31を取り出し、中部品MP31を上下反転させて当該中部品MP31から小部品SP32と中部品MP32を取り出し、中部品MP32から小部品SP31を取り出す。中部品MP31およびMP32と小部品SP31およびSP32を取り出した後の部品DP31およびDP32(部品DP33を除く)は、図11(A)および図11(B)に示した連結前状態の大部品LP31の形に戻す。
続いて、図14(A)に示したように、大部品LP31の取付部LP31c(環状凸部)に、中部品MP31の取付部MP31b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、大部品LP31の取付部LP31b(円柱状の凸部)に、中部品MP32の取付部MP32b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結し、中部品MP32の取付部MP32c(円柱状の孔)に、小部品SP31の取付部SP31a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。さらに、中部品MP31の取付部MP31c(円柱状の孔)に、小部品SP32の取付部SP32a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。さらに、台座部品として使用可能な部品DP33の支持部DP33b(円柱状の孔)を、小部品SP31の取付部SP31b(円柱状の凸部)に嵌め込んで連結する。
図示を省略したが、本実施の形態においては、図14(B)に示した連結形態はコーン型アイスクリームを摸したものであるため、大部品LP31と中部品MP31と中部品MP32および小部品SP31と小部品SP32は異なる色を有することが好ましく、台座部品となる部品DP33もこれらと異なる色を有することが好ましく、アイスクリーム部に相当する大部品LP31と中部品MP31の表面にアイスクリーム相応の色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましく、コーン部に相当する中部品MP32および小部品SP31の表面にコーン相応の色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。また、大部品LP31の前に現れる縦線(部品DP31およびDP32の境界線)を嫌う場合には、連結過程で大部品LP31の連結向きを上から見て90度変えるようにしてもよい。
このように、前述の連結玩具70によれば、図13(A)および図13(B)に示した連結前状態において、2個の中部品MP31およびMP32のうちの一方の中部品MP31の空洞部MP31aに他方の中部品MP32と2個の小部品SP31およびSP32が配置された状態とすることができるため、大部品LP31の空洞部LP31aに配置されることが可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具70に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具70の興趣性を向上させることができる。
《第8実施形態》
図15および図16は第8実施形態に係る連結玩具80に関するものであって、図15(A)および図15(B)は連結前状態を示し、図16(B)は連結後状態を示す。以下の説明では、便宜上、連結後状態を示す図16(B)の手前側を前、奥側を後、左側を右、右側を左、上側を上、下側を下と表記し、図15(A)~図15(C)および図16(A)についてもこれらに準じて向きを表記する。
この連結玩具80は、図15に示した1個の大部品LP41と1個の中部品MP41と2個の小部品SP41およびSP42を備えており、図15(A)および図15(B)に示した連結前状態から図16(B)に示した連結後状態に変化させて所定の形象物として家屋を摸した連結形態を得ることができる。
大部品L41は、家屋の屋根を除く部分に相当するものであり、分離可能な2個の部品DP41およびDP42から成り、外観が円柱状を成し、円柱状の空洞部LP41aを内部に有し、円柱状の凸部から成る取付部LP41bを上端部に有している。また、大部品L41の表面には、玄関ドアに相当する可動部LP41cが開け閉めを擬似的に行えるように設けられている。さらに、大部品LP41は、円柱状の孔から成る取付部MP41dを左面部に有している。
2個の部品DP41およびDP42は、外観が半円柱状を成し、半円柱状の空洞部DP41aおよびDP42aを内部に有し、半円柱状の凸部から成る部位DP41bおよびDP42bを上端部に有しており、一方の部品DP41の開放端に嵌め込み可能な矩形状凸部DP42cを他方の部品DP42の開放端に有している。すなわち、一方の部品DP41の開放端に他方の部品DP42の矩形状凸部DP42cを嵌め込むことにより、空洞部DP41aおよびDP42aによって空洞部LP41aが形成され、部位DP41bおよびDP42bによって取付部LP41bが形成される。
中部品MP41は、家屋の屋根に相当するものであり、外観が円錐状を成し、円錐状の空洞部MP41aを内部に有し、円柱状の孔から成る取付部MP41bを下端部に有している。取付部MP41bは、大部品LP41の取付部LP41bに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。また、中部品MP41は、円柱状の孔から成る取付部MP41cを右面部に有している。
2個の小部品SP41およびSP42のうちの小部品SP41は、煙突に相当するものであり、外観が円柱状を成し、円柱状の凸部から成る取付部SP41aを端部に有している。取付部SP41aは、中部品MP41の取付部MP41cに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
2個の小部品SP41およびSP42のうちの小部品SP42は、人間に相当するものであり、円柱状の凸部から成る取付部SP42aを側部に有している。取付部SP42aは、大部品LP41の取付部MP41dに着脱可能に嵌め込んで連結することができる。
図15(A)および図15(B)に示した連結前状態において、中部品MP41は、大部品LP41の空洞部LP41a内に配置された状態とすることが可能である。また、2個の小部品SP41およびSP42のうちの小部品SP41は、大部品LP41の空洞部LP41a内に配置された状態の中部品MP41の回りにある隙間に配置された状態とすることが可能である。さらに、2個の小部品SP41およびSP42のうちの小部品SP42は、一部分が中部品MP41の空洞部MP41a内に配置された状態とすることが可能であり、他部分が中部品MP41の空洞部MP41a外であって大部品LP41の空洞部LP41a内に配置された状態とすることが可能である。中部品MP41の空洞部MP41aへの小部品SP42の挿入は、取付部MP41b(円柱状の孔)を通じて行うことができる。ちなみに、大部品LP41の空洞部LP41a内に配置された状態の中部品MP41の空洞部MP41aに余剰の隙間がある場合には、当該隙間に小部品SP41が配置された状態とすることが可能である。
前述の1個の大部品LP41と1個の中部品MP41と2個の小部品SP41およびSP42を用いて図16(B)に示した連結形態を得るときには、例えば、図15(C)に示したように、大部品LP41を構成する部品DP41およびDP42を分離して中部品MP41と小部品SP41を取り出し、中部品MP41を上下反転させて当該中部品MP41から小部品SP42を取り出す。中部品MP41と小部品SP41およびSP42を取り出した後の部品DP41およびDP42は、図15(A)および図15(B)に示した連結前状態の大部品LP41の形に戻す。
続いて、図16(A)に示したように、大部品LP41の取付部LP41b(円柱状の凸部)に、中部品MP41の取付部MP41b(円柱状の孔)を嵌め込んで連結する。また、中部品MP41の取付部MP41c(円柱状の孔)に、小部品SP41の取付部SP41a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。さらに、大部品LP41の取付部LP41d(円柱状の孔)に、小部品SP42の取付部SP42a(円柱状の凸部)を嵌め込んで連結する。ちなみに、大部品L41の表面に設けられた玄関ドアに相当する可動部LP41cは、図16(B)に示した連結形態において開け閉めを擬似的に行える。
図示を省略したが、本実施の形態においては、図16(B)に示した連結形態は家屋を摸したものであるため、大部品LP41と中部品MP41と小部品SP41は異なる色を有することが好ましく、人間を摸した小部品SP42の表面に目や鼻や口等を表す色付け箇所や凹凸等を設けることが好ましい。
このように、前述の連結玩具80によれば、図15(A)および図15(B)に示した連結前状態において、中部品MP41の空洞部MP41a内に小部品SP42の少なくとも一部分が配置された状態とすることが可能であるため、大部品LP41の空洞部LP41a内に配置された状態とする可能な部品の数および大きさの制限を緩和することができる。すなわち、前述の連結玩具80に適用した思想は、多種多様な連結形態を得る場合に極めて有用であり、連結玩具80の興趣性を向上させることができる。
なお、図示を省略したが、前述の連結玩具80における大部品LP41の外観を4角柱等の多角柱状とし、これに併せて中部品MP41の外観を4角柱等の多角錐状としてもよい。
《他の実施形態》
(1)前述の第1実施形態~第8実施形態には、大部品が1個、中部品が1個、小部品が複数個のものと、大部品が1個、中部品が複数個、小部品が複数個のものを例示したが、小部品が複数個の場合の個数と中部品が複数個の場合の個数は、中部品および小部品の全てが大部品の空洞部内に配置された状態とすることが可能であればその数に特段の制限はなく、適宜増減可能である。
(2)前述の第1実施形態~第8実施形態には、所定の形象物としてキャラクター等を摸した連結形態を得られるものと、雪だるまを摸した連結形態が得られるものと、コーン型アイスクリームを摸した連結形態が得られるものと、家屋を摸した連結形態が得られるものを例示したが、大部品、中部品および小部品の外形を変化させたり、中部品および小部品の個数を変化させたりすることにより、これら以外の形象物の連結形態を得ることも可能である。
(3)前述の第1実施形態~第8実施形態には、大部品、中部品および小部品に設けた取付部として孔および凸部の着脱可能な嵌め合いを利用したものを例示したが、孔は非貫通の穴であってもよく、着脱可能に連結することが可能であれば孔(穴)および凸部と異なるものを取付部として用いて連結することも可能である。
(4)前述の第1実施形態~第8実施形態には、中部品に複数個の小部品の取付部に対応した被取付部を設けたものと、大部品に複数個の小部品の一部の取付部に対応した被取付部を設け、かつ、中部品に複数個の小部品の他部の取付部に対応した被取付部を設けたものを示したが、第1実施形態~第8実施形態とは異なる連結形態を得る場合において大部品に複数個の小部品の取付部それぞれに対応した被取付部を設けてもよい。大部品に複数個の小部品の一部の取付部に対応した被取付部を設け、かつ、中部品に複数個の小部品の他部の取付部に対応した被取付部を設ける場合には、大部品の被取付部の大きさは、中部品の被取付部の大きさよりも小さくしておくことが望ましい。例えば、被取付部が孔(穴)で形成されている場合は、大部品の被取付部の孔(穴)の面積が中部品の被取付部孔(穴)の面積よりも小さく形成することが望ましい。そのように形成することにより、大部品内の空洞部に小部品が配置された状態として場合においてはも、小部品が大部品外に出ていくことが抑制され、また、所定の形象物を表す形態が得られる前の状態(連結前状態)における連結玩具の見映えを向上させることも可能となる。
(5)前述の第1実施形態~第8実施形態の連結玩具は、所定の形象物を表す形態が得られる前の状態(連結前状態)は、転動が可能な形態であれば、球状、円柱状、多角柱状でなくてもよい。転動可能な形態とすることで、例えば、自動販売機で販売可能な形態とすることが可能となる。
(6)前述の第1実施形態~第8実施形態の連結玩具の連結前状態においては、全体を合成樹脂製の透明フィルム等で覆ってもよい。例えば、透明フィルムで覆っておくことにより、自動販売機で販売する際に自動販売機の収容部内で他の連結玩具と接触したとしても、連結玩具の大部品の損傷を抑制することが可能となる。
(7)前述の第1実施形態~第8実施形態の連結玩具を自動販売機で販売しない場合には、転動可能な形態とする必要はないが、形態変化における興趣性の向上という観点においては、所定の形象物を表す形態が得られる前の状態(連結前状態)の形態として、直方体等の幾何学的な立体形状をとるようにすることが望ましい。連結前状態の形態を幾何学的な立体形状とすることで、連結玩具は、幾何学的な立体形状から所定の形象物を表す形状へと形態変化することが可能となり、連結玩具の形態変化による興趣性を向上させることができる。