JP7224810B2 - 固体燃料粉砕装置及びこれを備えた発電プラント並びに固体燃料粉砕の制御方法 - Google Patents

固体燃料粉砕装置及びこれを備えた発電プラント並びに固体燃料粉砕の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体燃料粉砕装置及びこれを備えた発電プラント並びに固体燃料粉砕の制御方法に関するものである。
従来、石炭燃料やバイオマス燃料等の固体燃料は、ミル(粉砕機)で所定粒径よりも小さい微粉状に粉砕して、燃焼装置へ供給される。ミルは、回転テーブルへ投入された石炭燃料やバイオマス燃料等の固体燃料を、回転テーブルとローラの間で噛み砕くことで粉砕し、回転テーブルの外周から供給される搬送ガスによって、粉砕されて微粉状となった燃料を分級機で粒径サイズの小さいものを選別し、ボイラへ搬送して燃焼装置で燃焼させている。火力発電プラントでは、ボイラで燃焼して生成された燃焼ガスとの熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気によりタービンを駆動することで発電が行なわれる。
ミルで粉砕された微粉状の粒子は、ミル上部に設置された回転分級機によって微粒と粗粒に分級される。微粒は回転分級機のブレード間を通過して後工程に送られ、粗粒は回転分級機のブレードに衝突して回転テーブルへ落下し、再度粉砕される。
ミルの運転中、ミル内に固体燃料の粉砕粒が厚く堆積すると、固体燃料の粉砕粒の自然酸化昇温等により、ミル着火の原因となることがあるため、ミル内の堆積を防止する必要がある。特許文献1には、粉砕テーブルの下方の空気供給ダクトに堆積した粉砕粒を、ノズルからアシストガスを噴射して吹き飛ばすことが開示されている。
また、石炭燃料を粉砕する場合は、石炭の粉砕粒である微粉炭の安息角(40~45°程度)以上の傾斜をミル内部に設け、微粉炭が自重により滑り落ちる構造としていた。
特開2018-51524号公報
近年は、従来の石炭燃料用ミルを用いてバイオマス燃料を粉砕するニーズが高まっている。しかしながら、バイオマス燃料の粉砕粒は石炭燃料の粉砕粒(微粉炭)と比較し、安息角が例えば10%~20%大きくなり、微粉炭用としては十分な傾斜角が有ってもバイオマス燃料の粉砕粒は傾斜部分から滑り落ちにくい場合がある。また、バイオマス燃料の粉砕粒は、石炭燃料の粉砕粒(微粉炭)に比べて粉砕した粒子径が大きいため、搬送用の一次空気の流れに淀みが生じる領域で沈降し易く、堆積が発生しやすい。また、狭隘部ではブリッジを起こし、堆積の起点ができやすい。特に、ローラを支持する支持アームとローラカバーとの間の隙間は狭く、バイオマス燃料の粉砕粒が堆積しやすい状態となる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、固体燃料の粉砕粒が堆積することを抑制できる固体燃料粉砕装置及びこれを備えた発電プラント並びに固体燃料粉砕の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置は、回転テーブルと、前記回転テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、前記粉砕ローラを支持する支持アームと、前記支持アームの外周側に設けられたローラカバーと、前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間にガスを供給するガス供給部と、を備えている。
回転テーブルと粉砕ローラとの間で固体燃料を粉砕することによって、固体燃料の粉砕粒が固体燃料粉砕装置の内部に広がり、粉砕粒の安息角以上の傾斜を有していない部位に粉砕粒が堆積しやすくなる。特に、支持アームとローラカバーとの間には安息角以上の傾斜が設けられていない部位が存在することがあり、あるいは、支持アームとローラカバーとの間が狭く粉砕粒がブリッジを形成し堆積の起点となるおそれがある。
これに対して、ガス供給部によって、支持アームとローラカバーとの間の空間にガスを供給することとした。これにより、支持アームとローラカバーとの間の固体燃料の粉砕粒の濃度が他の部位(例えば回転テーブル上部の領域)よりも大きくなる部分や、ガス流れに淀みが生じる領域があり、固体燃料の粉砕粒の堆積しやすい雰囲気になることを抑制することができる。また、供給したガスが堆積し始めた固体燃料の粉砕粒の一部を吹き飛ばすことにより、固体燃料の粉砕粒の堆積が進むことを抑制することができる。
ガス供給部から供給されるガスとしては、例えば空気が用いられる。
ガス供給部から供給されるガスの供給圧力は、例えば、2kPa以上10kPa(ゲージ圧)以下とされる。この供給流量は、固体燃料粉砕装置のパージエア(搬送用一次空気)の流量の0.1%以下とされているので、常にガス供給が可能であり、補機動力を新たに増加するレベルには無い。
固体燃料としては、例えば石炭燃料だけでなくバイオマス燃料も用いることができる。バイオマス燃料は、石炭燃料に比べて堆積しやすいので特に好適である。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ガス供給部は、吹出口を備えるノズルとされている。
ノズルに形成された吹出口からガスを所定範囲に分散して吹き出すことで、支持アームとローラカバーとの間の空間にガス流れを形成し、淀み領域を除去することができる。これにより、固体燃料の粉砕粒の沈降し易い雰囲気になることを抑制することができる。また、吹出口から吹き出されたガス流れによって、堆積した粉砕粒の一部を吹き飛ばすことにより固体燃料の粉砕粒の堆積が進むことを抑制することもできる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ノズルは、前記ローラカバーの一側壁部から該一側壁部に対向する他側壁部を貫通して取り付けられている。
ノズルは、ローラカバーの一側壁部から他側壁部に貫通して取り付けられ、両端支持とされている。これにより、ノズルを挿入して取り付けることが容易になるとともに、ノズルを両端部付近で安定して支持することができ、振動によるノズルの損傷等を防止することができる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記吹出口は、前記ノズルの長手方向に所定間隔を空けて複数設けられ、前記一側壁部および/または前記他側壁部に最も近い前記吹出口は、他の吹出口よりも開口面積が大きい。
吹出口をノズルの長手方向に所定間隔を空けて複数設けることで、支持アームとローラカバーとの間の空間により広くガス流れを形成して固体燃料の粉砕粒の堆積を抑制するする。なお、所定間隔と吹出口の開口面積は支持アームとローラカバーとの間の空間に広く行き渡るよう選定され、吹出口の開口面積の総和はノズルの断面積以下としている。また、ローラカバーの壁部の近傍に設けられた吹出口の開口面積を、他の吹出口よりも大きくした。これにより、壁部近傍に広い範囲にわたって流れを形成することができ、壁部に付着・堆積する粉砕粒を低減することができる。例えば、壁部近傍の吹出口は、壁部に沿う方向(例えばノズルの長手方向に直交する方向)に拡大された開口形状となっている。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ノズルは、前記ローラカバーに対して着脱可能とされている。
ノズルをローラカバーに対して着脱可能とすることで、バイオマス燃料を用いるときはノズルを取り付け、石炭燃料を用いるときは取り外すことができる。これにより、石炭燃料を用いる際にノズルが摩耗して消耗することを防止することができる。
ノズルを取り外した際には、ローラカバーに形成された取付穴を塞ぐ蓋部を取り付けることが好ましい。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ローラカバーに、前記ローラカバーから取り外した前記ノズルを保管するフックが設けられている。
ローラカバーから取り外したノズルを保管する保管部をローラカバーの近傍に設けることで、ノズルの着脱作業が容易となり、また、紛失を防止することができる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ノズルは、前記吹出口から吹き出されるガスの吹出方向を示した表示部を備えている。
ノズルを設置した際に固体燃料粉砕装置の外部から確認可能な位置に吹出方向を示した表示を設けることにより、ノズルをローラカバーに取り付ける際に吹出口の方向を目視で確認せずとも、正しい方向にノズルを向けることができる。これにより誤作業を防止し、作業が容易になる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記ノズルは、複数の前記ローラカバーに対してそれぞれ設けられている。
複数のローラカバーのそれぞれにノズルを設けることとしたので、それぞれのローラカバーと支持アームとの間の空間に粉砕粒が堆積することを防止できる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、それぞれの前記ノズルは、対応する前記ローラカバーに対して、同じ方向から挿入される。
それぞれのノズルを、ローラカバーに対して同じ方向から挿入するようにしたことにより、ノズル形状を共通化して、いずれのローラカバーに対しも取り付けることができコストの削減や作業の効率化が可能となる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、それぞれの前記ノズルは、流量調整弁を備えている。
それぞれのノズルに流量調整弁を設けることによって、各ノズルから吹き出されるガス流量を均一化することができる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記流量調整弁を制御する制御部と、前記ローラカバーと前記支持アームとの間の領域の温度を計測する温度計測部と、を備え、前記制御部は、前記温度計測部の温度が所定値を超えた場合に、前記流量調整弁の開度を増大させる。
ローラカバーと支持アームとの間の領域の温度が上昇した場合には、粉砕粒が堆積した可能性や、堆積した粉砕粒が酸化昇温している可能性がある。そこで、温度計測部の温度が所定値を超えた場合には流量調整弁の開度を増大させて多くのガスを供給して、固体燃料の粉砕粒の堆積をより抑制することとした。温度計測部の温度が所定値を下回った場合には、流量調整弁の開度を、開度増大前の初期値に戻すこととしても良い。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記回転テーブル及び前記粉砕ローラを収容するハウジングと、前記流量調整弁を制御する制御部と、前記ハウジングの内部へ搬送用一次ガスを供給する一次ガス供給部と、粉砕後の固体燃料が排出される粉砕後燃料排出部と、前記一次ガス供給部と前記粉砕後燃料排出部との差圧を得る差圧取得部と、を備え、前記制御部は、前記差圧取得部で得られた差圧が所定値以上の場合に、前記流量調整弁の開度を増大させる。
一次ガス供給部と粉砕後燃料排出部との差圧が所定値を超えると、内部で淀み領域の形成が増加されていると推定することができる。そこで、差圧取得部の差圧が所定値を上回った場合には流量調整弁の開度を増大させて多くのガスを供給して、固体燃料の粉砕粒の堆積をより抑制することとした。差圧取得部の差圧が所定値を下回った場合には、流量調整弁の開度を、開度増大前の初期値に戻すこととしても良い。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、各前記ノズルは、フレキシブル配管を介して、共通の供給配管に接続されている。
フレキシブル配管を用いて共通の供給配管に接続することとしたので、それぞれのノズルの設置位置や取り付け方向に対して、容易に配管を取り回して配管を接続することができる。また、フレキシブル配管とされているので、ミルの振動を吸収してノズルの損傷を抑制することができる。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置では、前記供給配管には、元弁が設けられている。
各ノズルに共通の供給配管に元弁を設けることで、ノズルを使用しないときに元弁を全閉にするだけで、ガス供給を遮断して、各ノズルを各ローラカバーから取り外す作業を効率化することができる。
また、本発明の一態様に係る発電プラントは、上記のいずれかに記載された固体燃料粉砕装置と、前記固体燃料粉砕装置にて粉砕された固体燃料を燃焼して蒸気を生成するボイラと、前記ボイラによって生成された蒸気を用いて発電する発電部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置の制御方法は、回転テーブルと、前記回転テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、前記粉砕ローラを支持する支持アームと、前記支持アームの外周側に設けられたローラカバーと、を備えた固体燃料粉砕装置の制御方法であって、前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間にガスを供給する。
さらに、本発明の一態様に係る固体燃料粉砕装置の制御方法では、前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間に供給されるガスの流量を調整することによって、前記ローラカバーと前記支持アームとの間の空間領域における粉砕粒の濃度を、回転テーブル上部の領域よりも小さくする。
ガス供給部によって、支持アームとローラカバーとの間の空間にガスを供給することとしたので、固体燃料の粉砕粒の堆積を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る発電プラントを示した概略構成図である。 図1のミルの平面図である。 ノズルをローラカバーに固定する構造を示した斜視図である。 ノズルに形成された各吹出口を示した側面図である。 ノズルに形成された壁部側吹出口を示した横断面図である。 ノズルに形成された中央側吹出口を示した横断面図である。 ノズルに形成された壁部側吹出口及び中央側吹出口を示した斜視図である。 ノズルの保管部を示した斜視図である。 ローラカバー内の温度に対するシールエアの吹き出し量を示したグラフである。 ミル差圧に対するシールエアの吹き出し量を示したグラフである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る発電プラント1は、固体燃料粉砕装置100と、蒸気を生成するボイラ200と、ボイラ200で生成された蒸気を用いて発電する発電部(図示せず)とを備えている。
固体燃料粉砕装置100は、一例として石炭燃料やバイオマス燃料等の固体燃料を粉砕し、微粉燃料を生成してボイラ200のバーナ部(燃焼装置)220へ供給する装置である。発電プラント1は、1台の固体燃料粉砕装置100を備えるものであるが、1台のボイラ200の複数のバーナ部220のそれぞれに対応して複数台の固体燃料粉砕装置100を備えるシステムとしてもよい。
固体燃料粉砕装置100は、ミル(粉砕部)10と、給炭機(燃料供給機)20と、送風部30と、状態検出部40と、制御部(判定部)50とを備えている。
なお、本実施形態では、上方とは鉛直上側の方向を、上部や上面などの「上」とは鉛直上側の部分を示している。また同様に「下」とは鉛直下側の部分を示している。
ボイラ200に供給する石炭燃料やバイオマス燃料等の固体燃料を微粉状の固体燃料である微粉燃料へと粉砕するミル10は、石炭燃料だけでなくバイオマス燃料も粉砕する形式とされている。
ここで、バイオマス燃料とは、再生可能な生物由来の有機性資源であり、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などであり、ここに提示したものに限定されることはない。バイオマス燃料は、バイオマスの成育過程において二酸化炭素を取り込むことから、地球温暖化ガスとなる二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルとされるため、その利用が種々検討されている。
ミル10は、ハウジング11と、回転テーブル12と、ローラ(粉砕ローラ)13と、駆動部14と、分級機16と、燃料供給部17と、分級機16を回転駆動させるモータ18とを備えている。
ハウジング11は、鉛直方向に延びる筒状に形成されるとともに、回転テーブル12とローラ13と分級機16と、燃料供給部17とを収容する筐体である。
ハウジング11の天井部42の中央部には、燃料供給部17が取り付けられている。この燃料供給部17は、バンカ21から導かれた固体燃料をハウジング11内に供給するものであり、ハウジング11の中心位置に上下方向に沿って配置され、下端部がハウジング11内部まで延設されている。
ハウジング11の底面部41付近には駆動部14が設置され、この駆動部14から伝達される駆動力により回転する回転テーブル12が回転自在に配置されている。
回転テーブル12は、平面視円形の部材であり、燃料供給部17の下端部が対向するように配置されている。回転テーブル12の上面は、例えば、中心部が低く、外側に向けて高くなるような傾斜形状をなし、外周部が上方に曲折した形状をなしていてもよい。燃料供給部17は、固体燃料(本実施形態では例えば石炭燃料やバイオマス燃料)を上方から下方の回転テーブル12に向けて供給し、回転テーブル12は供給された固体燃料をローラ13との間で粉砕するもので、粉砕テーブルとも呼ばれる。
固体燃料が燃料供給部17から回転テーブル12の中央へ向けて投入されると、回転テーブル12の回転による遠心力によって固体燃料は回転テーブル12の外周側へと導かれ、ローラ13との間に挟み込まれて粉砕される。粉砕された固体燃料は微粉燃料となり、一次ガス供給部(以下「一次空気流路」という。)100aから導かれた搬送用ガス(以下「一次空気」という。)によって上方へと巻き上げられ、分級機16へと導かれる。すなわち、回転テーブル12の外周側の複数箇所には、一次空気流路100aから流入する一次空気をハウジング11内の回転テーブル12の上方の空間に流出させる吹出口(図示省略)が設けられている。吹出口の上方にはベーン(図示省略)が設置されており、吹出口から吹き出した一次空気に旋回力を与える。ベーンにより旋回力が与えられた一次空気は、旋回する速度成分を有する気流となって、回転テーブル12上で粉砕された固体燃料をハウジング11内の上方の分級機16へと導く。なお、一次空気に混合した固体燃料の粉砕物のうち、所定粒径より大きいものは分級機16により分級されて、または、分級機16まで到達することなく、落下して回転テーブル12に戻されて、再び粉砕される。
ローラ(粉砕ローラ)13は、燃料供給部17から回転テーブル12に供給された固体燃料を粉砕する回転体である。ローラ13は、回転テーブル12の上面に押圧されて回転テーブル12と協働して固体燃料を粉砕する。
図1では、ローラ13が代表して1つのみ示されているが、回転テーブル12の上面を押圧するように、周方向に一定の間隔を空けて、複数のローラ13が対向して配置される。例えば、外周部上に120°の角度間隔を空けて、3つのローラ13が周方向に均等な間隔で配置される。この場合、3つのローラ13が回転テーブル12の上面と接する部分(押圧する部分)は、回転テーブル12の回転中心軸からの距離が等距離となる。
ローラ13は、ジャーナルヘッド45によって、上下に揺動可能となっており、回転テーブル12の上面に対して接近離間自在に支持されている。ローラ13は、外周面が回転テーブル12の上面に接触した状態で、回転テーブル12が回転すると、回転テーブル12から回転力を受けて連れ回りするようになっている。燃料供給部17から固体燃料が供給されると、ローラ13と回転テーブル12との間で固体燃料が押圧されて粉砕されて、微粉燃料となる。
ジャーナルヘッド45の支持アーム47は、その中間部が水平方向に延在する支持軸48によって支持されている。すなわち、支持アーム47は、ハウジング11の側面部に支持軸48を中心としてローラ上下方向に揺動可能に支持されている。支持アーム47の後方すなわち外周側には、ローラカバー52が設けられている。ローラカバー52は、ハウジング11に対して外周方向へ膨出するように設けられている。
支持アーム47の鉛直上側にある上端部には、押圧装置49が設けられている。押圧装置49は、ハウジング11に固定され、ローラ13を回転テーブル12に押し付けるように、支持アーム47等を介してローラ13に荷重を付与する。
駆動部14は、回転テーブル12に駆動力を伝達し、回転テーブル12を中心軸線回りに回転させる装置である。駆動部14は、回転テーブル12を回転させる駆動力を発生する。
分級機16は、ハウジング11の上部に設けられ、中空状の略逆円錐形状の外形を有している。分級機16は、その外周位置に上下方向に延在する複数のブレード16aを備えている。各ブレード16aは、分級機16の中心軸線周りに所定の間隔(均等間隔)を空けて並列に設けられている。分級機16は、ローラ13により粉砕された固体燃料を所定粒径(例えば、石炭では70~100μm、バイオマス燃料では0.6~1.0mm)よりも大きいもの(以下、所定粒径を超える粉砕された固体燃料を「粗粉燃料」という。)と所定粒径以下のもの(以下、所定粒径以下に粉砕された固体燃料を「微粉燃料」という。)に分級する装置である。分級機16のうち、全体が回転することによって分級する分級機16は、ロータリセパレータとも称されている。分級機16に対しては、モータ18によって回転駆動力が与えられる。
分級機16に到達した固体燃料の粉砕後燃料は、ブレード16aの回転により生じる遠心力と、一次空気の気流による向心力との相対的なバランスにより、大きな径の粗粉燃料は、ブレード16aによって叩き落とされ、回転テーブル12へと戻されて再び粉砕され、微粉燃料はハウジング11の天井部42にある出口19に導かれる。
分級機16によって分級された微粉燃料は、出口19から供給流路(粉砕後燃料排出部)100bへ排出され、一次空気とともに搬送される。供給流路100bへ流出した微粉燃料は、ボイラ200のバーナ部220へ供給される。
燃料供給部17は、ハウジング11の上端を貫通するように上下方向に沿って下端部がハウジング11内部まで延設されて取り付けられている。燃料供給部17の上部から投入された固体燃料は、回転テーブル12の略中央領域に供給される。燃料供給部17には、給炭機20から固体燃料が供給される。
給炭機20は、バンカ21と、搬送部22と、モータ23とを備える。搬送部22は、モータ23から与えられる駆動力によってバンカ21の直下にあるダウンスパウト部24の下端部から排出される固体燃料を搬送する。搬送部22によって搬送された固体燃料は、ミル10の燃料供給部17に導かれる。
通常、ミル10の内部には、粉砕した固体燃料である微粉燃料を搬送するための一次空気が供給されて、圧力が大気圧よりも高くなっている。バンカ21の直下にある上下方向に延在する管であるダウンスパウト部24には内部に燃料が積層状態で保持されていて、ダウンスパウト部24内に積層された燃料層により、ミル10側の一次空気と粉砕後燃料が逆流入しないようなシール性を確保している。ミル10へ供給する固体燃料の供給量は、モータ23によって搬送部22のベルトコンベアのベルト速度を調整することで行われても良い。
粉砕前のバイオマス燃料のチップやペレットは、石炭燃料(すなわち粉砕前の石炭の粒径は、例えば、粒径が2~50mm程度)に比べて、粒径が一定であり(ペレットのサイズは、例えば、直径6~8mm程度、長さは40mm以下程度)、かつ、軽量である。このため、バイオマス燃料がダウンスパウト部24内に貯留されている場合は、石炭燃料の場合に比べて、各バイオマス燃料間に形成される隙間が大きくなる。このように、ダウンスパウト部24内のバイオマス燃料のチップやペレットの間には隙間があることから、ミル10内部から吹き上げる一次空気と粉砕後燃料が各バイオマス燃料間に形成される隙間を通過して、ミル10内部の圧力が低下する可能性がある。また、一次空気がバンカ21の貯留部へと吹き抜けると、バイオマス燃料の搬送性の悪化や粉塵発生、ダウンスパウト部24の発火や、また、ミル10内部の圧力が低下すると、微粉燃料の搬送量が低下するなど、ミル10の運転に種々の問題が生じる可能性がある。このため、給炭機20から燃料供給部17の途中にロータリバルブ(図示省略)を設けて、一次空気と粉砕後燃料の吹き上げによる逆流入を抑制するようにしてもよい。
送風部30は、ローラ13により粉砕された固体燃料を乾燥させるとともに分級機16へ供給するための一次空気をハウジング11の内部へ送風する装置である。送風部30は、ハウジング11へ送風される一次空気を適切な温度に調整するために、熱ガス送風機30aと、冷ガス送風機30bと、熱ガスダンパ30cと、冷ガスダンパ30dとを備えている。
熱ガス送風機30aは、空気予熱器などの熱交換器(加熱器)から供給される熱せられた一次空気を送風する送風機である。熱ガス送風機30aの下流側には熱ガスダンパ30c(第1送風部)が設けられている。熱ガスダンパ30cの開度は制御部50によって制御される。熱ガスダンパ30cの開度によって熱ガス送風機30aが送風する一次空気の流量が決定する。
冷ガス送風機30bは、常温の外気である一次空気を送風する送風機である。冷ガス送風機30bの下流側には冷ガスダンパ(第2送風部)30dが設けられている。冷ガスダンパ30dの開度は制御部50によって制御される。冷ガスダンパ30dの開度によって冷ガス送風機30bが送風する一次空気の流量が決定する。
一次空気の流量は、熱ガス送風機30aが送風する一次空気の流量と冷ガス送風機30bが送風する一次空気の流量の合計の流量となり、一次空気の温度は、熱ガス送風機30aが送風する一次空気と冷ガス送風機30bが送風する一次空気の混合比率で決まり、制御部50によって制御される。
なお、熱ガス送風機30aが送風する一次空気に、ガス再循環通風機を介して電気集塵機など環境装置を通過したボイラ200から排出された燃焼ガスの一部を導き、混合気とすることで、一次空気流路100aから流入する一次空気の酸素濃度を調整してもよい。
本実施形態では、ハウジング11の状態検出部40により、計測または検出したデータを制御部50に送信する。本実施形態の状態検出部40は、例えば、差圧計測手段であり、一次空気流路100aからミル10内部へ一次空気が流入する部分及びミル10内部から供給流路100bへ一次空気及び微粉燃料が排出する出口19との差圧をミル10内の差圧(ミル差圧)として計測する。分級機16の分級性能により、ミル10内部を循環する固体燃料の微粉燃料の循環量の増減とこれに対するミル10内の差圧の上昇低減が変化する。すなわち、ミル10の内部に供給する固体燃料に対して、出口19から排出させる微粉燃料を調整して管理することができるので、微粉燃料の粒度がバーナ部220の燃焼性に影響しない範囲で、多くの微粉燃料をボイラ200に設けられたバーナ部220に供給することができる。
また、本実施形態の状態検出部40は、例えば、温度センサであり、ローラ13により粉砕された固体燃料を分級機16へ供給するための一次空気を、ハウジング11の内部に送風する送風部30により温度調整される一次空気のハウジング11での温度を検出して、上限温度を超えないように送風部30を制御する。なお、一次空気は、ハウジング11内において、粉砕物を乾燥しながら搬送することによって冷却されるので、ハウジング11の上部空間の温度は、例えば約60~80℃程度となる。
制御部50は、固体燃料粉砕装置100の各部を制御する装置である。制御部50は、例えば、駆動部14に駆動指示を伝達することによりミル10の運転に対する回転テーブル12の回転を制御することができる。制御部50は、例えば分級機16のモータ18へ駆動指示を伝達して回転数を制御することで、分級性能を調整することにより、ミル10内の差圧を適正化して微粉燃料の供給を安定化させることができる。また、制御部50は、例えば給炭機20のモータ23へ駆動指示を伝達することにより、搬送部22が固体燃料を搬送して燃料供給部17へ供給する固体燃料の供給量を調整することができる。また、制御部50は、開度指示を送風部30に伝達することにより、熱ガスダンパ30cおよび冷ガスダンパ30dの開度を制御して一次空気の流量と温度を制御することができる。また、制御部50は、後述するノズル54(図2参照)に設けた流量調整弁56(図2参照)の開度を制御する。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
次に、固体燃料粉砕装置100から供給される微粉燃料を用いて燃焼を行って蒸気を発生させるボイラ200について説明する。ボイラ200は、火炉210とバーナ部220とを備えている。
バーナ部220は、供給流路100bから供給される微粉燃料を含む一次空気と、熱交換器(図示省略)から供給される二次空気とを用いて微粉燃料を燃焼させて火炎を形成する装置である。微粉燃料の燃焼は火炉210内で行われ、高温の燃焼ガスは、蒸発器,過熱器,エコノマイザなどの熱交換器(図示省略)を通過した後にボイラ200の外部に排出される。
ボイラ200から排出された燃焼ガスは、環境装置(例えば脱硝装置、電気集塵機など:図示省略)で所定の処理を行うとともに、空気予熱器などの熱交換器(図示省略)で外気との熱交換が行われ、誘引通風機(図示省略)を介して煙突(図示省略)へと導かれて大気へと放出される。熱交換器において燃焼ガスとの熱交換により加熱された外気は、前述した熱ガス送風機30aに送られる。
ボイラ200の各熱交換器への給水は、エコノマイザ(図示省略)において加熱された後に、蒸発器(図示省略)および過熱器(図示省略)によって更に加熱されて高温高圧の蒸気が生成され、蒸気タービン(図示省略)へと送られて発電機(図示省略)を回転駆動して発電が行われる。
[ローラカバーのシールエア供給構造]
次に、ミル10に設けたローラカバー52のシールエア(ガス)供給構造について説明する。
図2に示すように、本実施形態のローラカバー52は、ハウジング11に対して例えば周方向に均等に3つ設けられている。各ローラカバー52は、ハウジング11に対して外周方向に膨出するように取り付けられている。図1に示したように、各ローラカバー52は、各ローラ13の各支持アーム47に対応した位置に設けられている。
図2に示すように、各ローラカバー52には、熱電対等の温度計測部53が設けられていて、各支持アーム47と各ローラカバー52との間の空間もしくはこの空間に接する構造部位の温度を計測する。温度計測部53の出力は、制御部50へと送られる。
各ローラカバー52に対して、それぞれ1本のノズル(ガス供給部)54が挿入されている。ノズル54は、金属製とされ、略水平方向に延在するように設けられている。ノズル54は、例えば円筒形状とされ、内径は例えばφ20mm~φ50mmとされている。
ノズル54は、ローラカバー52の一側壁部52aから、一側壁部52aに対向する他側壁部52bにわたって貫通するように設けられている。すなわち、ミル10の外周部から作業を行い、ノズル54の基端部54aが一側壁部52a側に位置するように配置し、ノズル54の先端部54bが他側壁部52b側に位置して貫通するように配置している。各ノズル54は、各ローラカバー52に対して常に同じ方向に向かって挿入して設置されるようになっている。すなわち、ノズル54は、一側壁部52aから他側壁部52bへ向かって挿入され、ローラカバー52を側面視した場合に常に左から右に向かって挿入されるようになっている。
各ノズル54の先端部54bは、流路が閉じられた閉塞端とされている。
各ノズル54の基端部54aには、流量調整弁56を介して、可撓性を有するフレキシブル配管58が接続されている。各流量調整弁56は、制御部50(図1参照)によって開度が制御される。具体的には、各流量調整弁56の下流に設けたシールエア用圧力計57(図4参照)の出力値を制御部50で得て、各シールエア用圧力計57の圧力が均等となるように制御部50が各流量調整弁56の開度を調整する。これにより、各ノズル54から略同じ流量のシールエア(本実施形態では空気)が供給されるようになっている。各流量調整弁56が、制御部50によって流量調整をしない場合は、手動弁としてもよい。この場合、シールエア用圧力計57の指示値を確認しながら、各ノズル54のシールエア用圧力計57の指示値が同じになるよう、各流量調整弁(手動弁)56の開度を手動で調整する。
各フレキシブル配管58は、1つの元弁60を介して、1本の共通する供給配管62に接続されている。供給配管62は、可撓性を有する配管としても良いし、金属配管としても良い。元弁60は手動弁としているが、制御部50(図1参照)によって開閉を制御して、非常時に自動で開動作ができるようにしてもよい。
供給配管62には、図示しないブロワ等の空気供給源からシールエアが供給される。シールエアの供給圧力は、例えば、2kPa以上10kPa(ゲージ圧)以下の比較的低い圧力とされる。この供給流量は、一次空気流路100a(図1参照)からミル10内に粉砕粒の搬送用に供給される一次空気の流量の0.1%以下とされている。シールエアの供給量は、例えば、0.05~0.15Nm/minとされている。このように、シールエアの供給量は一次空気に比べて十分に少ないので、バーナ部220(図1参照)における燃焼性能に大きな影響を及ぼさないレベルになっているので、補機動力を新たに増加するレベルにはない。また、運転中においても常にシールエアを供給することができる。このように少量のシールエアを流すだけでも、粉砕粒の濃度を低下することで粉砕粒の堆積を抑制できる。
図3には、ノズル54をローラカバー52に固定する際の構造が示されている。ノズル54の基端部54aには、ノズル側フランジ64が固定されている。ノズル側フランジ64に対応するように、ローラカバー側フランジ65がローラカバー52の一側壁部52aのミル外側に対して溶接等によって固定されている。各フランジ64,65をボルト66で締結することによって、ノズル54の基端部54a側がローラカバー52に対してミル外側から固定される。なお、ローラカバー側フランジ65を省略して、ボルト66に対応する位置に雌ねじ穴を一側壁部52aに形成しても良い。このように、フランジ64,65とボルト66を用いてノズル54を取り付ける構造としたので、ノズル54を必要に応じて着脱できるようになっている。
ノズル側フランジ64には、矢印(表示部)68が表示されている。矢印68は、ノズル54に形成された吹出口70(図4参照)から吹き出されるシールエアの向きを示している。矢印68は、印刷や刻印等によってノズル側フランジ64の表面に形成されている。
図4に示すように、各ノズル54には、複数の吹出口70が形成されている。各吹出口70は、ノズル54の長手方向(図4において左右方向)に所定間隔を空けて設けられている。吹出口70から吹き出されたシールエアは、ローラカバー52と支持アーム47(図1参照)との間の狭隘領域に向かって供給される。
吹出口70をノズル54の長手方向に所定間隔を空けて複数設けることで、支持アーム47とローラカバー52との間の空間により広くガス流れを形成して固体燃料の粉砕粒の堆積を抑制する。すなわち、所定間隔と吹出口70の開口面積は支持アーム47とローラカバー52との間の空間に広く行き渡るように選定される。吹出口70は、各壁部52a,52bに最も近い2つの壁部側吹出口70aと、これら壁部側吹出口70aの間に設けられた中央側吹出口70bとを備えている。吹出口70の合計開口面積は、ノズル54の流路断面積以下とされている。これにより、各中央側吹出口70bからシールエアを略均等に吹き出させることができる。
壁部側吹出口70aは、中央側吹出口70bよりも開口面積が大きく形成される。壁部側吹出口70aは、壁部52a,52bに沿う方向(すなわちノズル54の長手方向に直交する方向)に拡大された細長い開口形状となっている。例えば、図5Aに示すように、ノズル54の周方向において約60°~90°程度の広い角度範囲で開口するようになっている。このように角度範囲を広げることで、壁部52a,52bに付着もしくは堆積する粉砕粒を低減するようになっている。好ましくは、壁部側吹出口70aは、図6に示すように、壁部52a,52bに向けて吹き出すように形成しても良い。
中央側吹出口70bは、壁部側吹出口70aよりも開口面積が小さく形成される。例えば、図5Bに示すように、φ4~φ8mm程度の丸穴が形成されている。中央側吹出口70bの吹出方向は、ローラカバー52と支持アーム47との間の領域とされており、例えば、図6に示すように下方へ向けられている。好ましくは、中央側吹出口70bの吹き出しは、支持アーム47とローラカバー52との間の空間に広く行き渡るとともに、中央側吹出口70bの吹出方向は、バイオマス燃料の粉砕粒の安息角よりも小さい角度を有したり、コーナ部分などのガス流れが滞留するために、バイオマス燃料の粉砕粒が堆積し易い部分に向けられる。
図4に示すように、ローラカバー52の他側壁部52bには、ノズル用開口部52b1が形成されている。ノズル用開口部52b1にノズル54の先端部54bが挿入して貫通されるようになっている。ミル外側のノズル用開口部52b1からローラカバー52内を目視できるので、ノズル54を挿入する際の作業性が向上する。
ノズル用開口部52b1を塞ぐように蓋部72が他側壁部52bに対して着脱可能に設けられている。蓋部72によってノズル用開口部52b1を塞ぐことで、ミル10の運転中における粉砕粒の漏出を防ぐことができる。また、蓋部72のミル内側には、ノズル54の先端部54bの周囲を保持する構造として、例えば筒状の短管を設けてもよい。
図7には、非使用時におけるノズル54の保管方法の一例が示されている。ノズル54は、バイオマス燃料を粉砕するとき以外、すなわち石炭燃料を粉砕するときはシールエアを吹き出す運用に使用する必要が無い。このような場合は、ローラカバー52からノズル54を外してローラカバー52の近傍に保管してもよい。具体的には、図7に示されているように、ローラカバー52の一側壁部52aのミル外側に固定したフック(保管部)74を設けて載置しても良いし、一側壁部52aの近傍のミル10付近に設置した保管箱(保管部)76に差し込んで載置しても良い。なお、ローラカバー52の他側壁部52b側にフック74や保管箱76を設けても良い。
次に、上述したローラカバー52のエアシール構造の使用方法について説明する。
粉砕する固体燃料としてバイオマス燃料を使用する際には、各ローラカバー52に対してノズル54を各々取り付ける。具体的には、ローラカバー52のミル外側から一側壁部52aから他側壁部52bへ向けてノズル54を挿入し貫通させる。このときに、ノズル側フランジ64に形成した矢印68(図3参照)の向きを確認しながら、ノズル54の吹出方向が下向きとなって適正な向きになるようの長手軸線回りの角度を調整しながらノズル54を挿入し貫通させる。また、図4に示すように、他側壁部52bに形成されたノズル用開口部52b1からノズル54の位置を目視で確認しながらノズル54を貫通するように挿入させる。ノズル54の挿入が完了すると、ミル外側からノズル側フランジ64と蓋部72を取り付け、ミル10内部の粉砕物が漏洩しないように封止する。
バイオマス燃料を粉砕している間は、常時、シールエアを供給配管62及びフレキシブル配管58を介してノズル54からシールエアを供給して、ローラカバー52と支持アーム47との間の空間に吹き出させる。シールエアは、ローラカバー52と支持アーム47との間の狭隘部へと導かれ、この領域の粉砕粒の濃度を回転テーブル12の上部、すなわち回転テーブル12の直上部分であり分級機16よりも下部の領域の粉砕粒の濃度よりも低下させる。これにより、粉砕粒の堆積速度を低下させ、粉砕粒の堆積を抑制する。また、シールエアが形成した流れによって、ミル10内に形成された淀みが解消され、粉砕粒の沈降が抑制される。さらに、好ましくは、シールエアを粉砕粒の安息角よりも小さい角度を有する部分やコーナ部分などのガス流れが滞留する部分に向けて吹き出すことで、既に堆積した粉砕粒の一部を吹き飛ばして、バイオマス燃料の粉砕粒が堆積することを抑制する。
ノズル54から吹き出されるシールエアの流量は、制御部50によって流量調整弁56の開度を制御することによって調整される。基本的には、各ノズル54から供給されるシールエアの流量が略均等となるように制御部50によって制御される。各流量調整弁56は、制御部50によって流量調整をしない場合には、手動弁として、シールエア用圧力計57の指示値を確認しながら、各ノズル54のシールエア用圧力計57の指示値が同じになるよう、各流量調整弁(手動弁)56の開度を手動で調整してもよい。
図8に示すように、制御部50は、温度計測部53によって検出されたローラカバー52内の温度を横軸に設けたものである。ローラカバー52内の温度が●印で示した所定値を超えた場合には、バイオマス燃料の粉砕粒の堆積が増加して一部が酸化反応を始めたと判断して、各流量調整弁56の開度を増大させ上げて、シールエアの供給流量を増大させる。このように、温度計測部53によってローラカバー52と支持アーム47との間の領域の温度が上昇した場合には、粉砕粒が堆積した可能性や、堆積した粉砕粒が着火する可能性があると判断して、シールエアを供給することとした。
また、制御部50は、温度計測部53の温度が所定値を下回った場合には、流量調整弁56の開度を、開度増大前の初期値に戻す。
上述の温度計測部53による制御に代えて、あるいはこの制御とともに、制御部50は、図9に示すように、状態検出部40によって計測された一次空気流路100aからミル10内部へ一次空気が流入する部分及びミル10内部から供給流路100bへ一次空気及び微粉燃料が排出する出口19との差圧であるミル10内のミル差圧を横軸に設けたものである。ミル差圧が●印で示した所定値を超えた場合には、各流量調整弁56の開度を増大させて、シールエアの供給流量を増大させる。このように、ミル差圧が所定値を超えた場合には、ミル内部で淀み領域の形成が増加し始め、ローラカバー52と支持アーム47との間の領域も同様に淀み領域が形成され始めていると判断して、シールエアを供給することとした。
また、制御部50は、ミル差圧が所定値を下回った場合には、流量調整弁56の開度を、開度増大前の初期値に戻す。
バイオマス燃料の粉砕する場合から石炭燃料を粉砕する場合に切り替える際には、元弁60を全閉とした後に、各ノズル54をローラカバー52から取り外す。取り外した各ノズル54は、図7に示したように、フック74や保管箱76に保管して紛失を防止する。ノズル54を取り外した後のローラカバー52の開口には、図示しない蓋部72を取り付けることで、ローラカバー52を密閉する。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
回転テーブル12とローラ13との間でバイオマス燃料を粉砕することによって、粉砕粒がミル10の内部に広がり、粉砕粒の安息角以上の傾斜を有していない部位に粉砕粒が堆積しやすくなる。特に、支持アーム47とローラカバー52との間には安息角以上の傾斜が有していない部位が存在する部分や、ガス流れに淀みが生じる領域があり、あるいは、支持アーム47とローラカバー52との間が狭く粉砕粒がブリッジを形成して堆積の起点となるおそれがある。
これに対して、ノズル54によって、支持アーム47とローラカバー52との間にシールエアを供給することとした。これにより、支持アーム47とローラカバー52との間の粉砕粒の濃度が他の部位(例えば、回転テーブル12の上部で、分級機16よりも下部の領域で、ミル10の内部では粉砕粒の濃度が高い状態にあるとされる領域)よりも十分に小さくなり、粉砕粒の堆積を抑制することができる。
ノズル54に形成された吹出口70からシールエアを吹き出すことで、支持アーム47とローラカバー52との間の空間に流れを形成し、淀み領域を除去することとした。これにより、バイオマス燃料の粉砕粒の沈降を抑制することができる。また、吹出口70から吹き出されたガス流れによって、堆積した粉砕粒を吹き飛ばすこともできる。
ノズル54を、ローラカバー52の一側壁部52aから他側壁部52bを貫通させて挿入し取り付けることで両端支持とした。これにより、ノズル54を安定して支持することができ、振動によるノズル54の損傷等を防止することができる。
中央側吹出口70bをノズル54の長手方向に所定間隔を空けて複数設けることで、支持アーム47とローラカバー52との間の空間により広くガス流れを形成して固体燃料の粉砕粒の堆積を抑制することができる。また、ローラカバー52の壁部52a,52bの近傍に設けられた壁部側吹出口70aの開口面積を、他の中央側吹出口70bよりも大きくした。これにより、一側壁部52a,他側壁部52b近傍に広い範囲にわたってガス流れを形成することができ、一側壁部52a,他側壁部52bに付着する粉砕粒を低減することができる。
ノズル54をローラカバー52に対して着脱可能とすることで、バイオマス燃料を粉砕する場合はノズル54を取り付け、石炭燃料を粉砕する場合は取り外すことができる。これにより、石炭燃料の際にノズル54が摩耗により消耗することを防止することができる。
ローラカバー52から取り外したノズル54を保管するフック74や保管箱76をローラカバー52の近傍に設けることで、ノズル54の紛失を防止し着脱作業が容易となる。
ノズル54のノズル側フランジ64に吹出方向を示した矢印68(図3参照)を設けることとした。これにより、ノズル54をローラカバー52に取り付ける際に正しい方向を容易に判断してノズル54を向けることができ、着脱作業が容易化する。
それぞれのノズル54を、ローラカバー52に対して同じ方向、すなわち一側壁部52aから他側壁部52bへ向かって挿入するようにした。これにより、ノズル54を共通化することができコストの削減や作業の効率化が可能となる。
フレキシブル配管58を用いて共通の供給配管62に接続することとしたので、それぞれのノズル54の設置位置や取り付け方向に対して、容易に配管を取り回して配管を接続することができる。また、フレキシブル配管58とされているので、ミル10の振動を吸収してノズル54の損傷を抑制することができる。
1 発電プラント
10 ミル(粉砕部)
11 ハウジング
12 回転テーブル
13 ローラ(粉砕ローラ)
14 駆動部
16 分級機
16a ブレード
17 燃料供給部
18 モータ
19 出口
20 給炭機(燃料供給機)
21 バンカ
22 搬送部(燃料供給機)
23 モータ(燃料供給機)
24 ダウンスパウト部
30 送風部
30a 熱ガス送風機
30b 冷ガス送風機
30c 熱ガスダンパ(第1送風部)
30d 冷ガスダンパ(第2送風部)
40 状態検出部(差圧取得部)
41 底面部
42 天井部
45 ジャーナルヘッド
47 支持アーム
48 支持軸
49 押圧装置
50 制御部
52 ローラカバー
52a 一側壁部
52b 他側壁部
52b1 ノズル用開口部
53 温度計測部
54 ノズル(ガス供給部)
54a 基端部
54b 先端部
56 流量調整弁
57 シールエア用圧力計
58 フレキシブル配管
60 元弁
62 供給配管
64 ノズル側フランジ
65 ローラカバー側フランジ
66 ボルト
68 矢印(表示部)
70 吹出口
70a 壁部側吹出口(吹出口)
70b 中央側吹出口(吹出口)
72 蓋部
74 フック(保管部)
76 保管箱(保管部)
100 固体燃料粉砕装置
100a 一次空気流路(一次ガス供給部)
100b 供給流路(粉砕後燃料排出部)
200 ボイラ
210 火炉
220 バーナ部(燃焼装置)

Claims (17)

  1. 回転テーブルと、
    前記回転テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、
    前記粉砕ローラを支持する支持アームと、
    前記支持アームの外周側に設けられたローラカバーと、
    前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間にガスを供給するガス供給部と、
    を備えている固体燃料粉砕装置。
  2. 前記ガス供給部は、吹出口を備えるノズルとされている請求項1に記載の固体燃料粉砕装置。
  3. 前記ノズルは、前記ローラカバーの一側壁部から該一側壁部に対向する他側壁部を貫通して取り付けられている請求項2に記載の固体燃料粉砕装置。
  4. 前記吹出口は、前記ノズルの長手方向に所定間隔を空けて複数設けられ、
    前記一側壁部および/または前記他側壁部に最も近い前記吹出口は、他の前記吹出口よりも開口面積が大きい請求項3に記載の固体燃料粉砕装置。
  5. 前記ノズルは、前記ローラカバーに対して着脱可能とされている請求項2から4のいずれかに記載の固体燃料粉砕装置。
  6. 前記ローラカバーに、前記ローラカバーから取り外した前記ノズルを保管するフックが設けられている請求項5に記載の固体燃料粉砕装置。
  7. 前記ノズルは、前記吹出口から吹き出されるガスの吹出方向を示した表示部を備えている請求項2から6のいずれかに記載の固体燃料粉砕装置。
  8. 前記ノズルは、複数の前記ローラカバーに対してそれぞれ設けられている請求項2から7のいずれかに記載の固体燃料粉砕装置。
  9. それぞれの前記ノズルは、対応する前記ローラカバーに対して、同じ方向から挿入される請求項8に記載の固体燃料粉砕装置。
  10. それぞれの前記ノズルは、流量調整弁を備えている請求項8又は9に記載の固体燃料粉砕装置。
  11. 前記流量調整弁を制御する制御部と、
    前記ローラカバーと前記支持アームとの間の空間の温度を計測する温度計測部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度計測部の温度が所定値を超えた場合に、前記流量調整弁の開度を増大させる請求項10に記載の固体燃料粉砕装置。
  12. 前記回転テーブル及び前記粉砕ローラを収容するハウジングと、
    前記流量調整弁を制御する制御部と、
    前記ハウジングの内部へ搬送用一次ガスを供給する一次ガス供給部と、
    粉砕後の固体燃料が排出される粉砕後燃料排出部と、
    前記一次ガス供給部と前記粉砕後燃料排出部との差圧を得る差圧取得部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記差圧取得部で得られた差圧が所定値以上の場合に、前記流量調整弁の開度を増大させる請求項10に記載の固体燃料粉砕装置。
  13. 各前記ノズルは、フレキシブル配管を介して、共通の供給配管に接続されている請求項8から12のいずれかに記載の固体燃料粉砕装置。
  14. 前記供給配管には、元弁が設けられている請求項13に記載の固体燃料粉砕装置。
  15. 請求項1から8のいずれかに記載された固体燃料粉砕装置と、
    前記固体燃料粉砕装置にて粉砕された固体燃料を燃焼して蒸気を生成するボイラと、
    前記ボイラによって生成された蒸気を用いて発電する発電部と、
    を備えている発電プラント。
  16. 回転テーブルと、
    前記回転テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、
    前記粉砕ローラを支持する支持アームと、
    前記支持アームの外周側に設けられたローラカバーと、
    を備えた固体燃料粉砕装置の制御方法であって、
    前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間にガスを供給する固体燃料粉砕装置の制御方法。
  17. 前記支持アームと前記ローラカバーとの間の空間に供給されるガスの流量を調整することによって、前記ローラカバーと前記支持アームとの間の空間における粉砕粒の濃度を、前記回転テーブル上部の領域よりも小さくする請求項16に記載の固体燃料粉砕装置の制御方法。
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