JP7224178B2 - ミシン及び返し縫いの制御プログラム - Google Patents
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Description
ところで、ミシンの送り機構の機械的構造によっては、通常の縫製を行う一針分の最大前進送り量に対して、返し縫いを行う一針分の最大後進送り量が一致しない場合がある。例えば、最大前進送り量に対して、最大後進送り量が小さい場合において、前進送り量が最大後進送り量に比し大きいと、前進縫いの縫い目と返し縫いの縫い目とにずれが生じてしまう。このため、縫製の見栄えが悪く、改善の余地があった。
ここで、最大後進送り量の範囲内において前進送り量は調整可能ではあるが、前進縫いの縫い目が小さくなってしまい、ミシンとしての使い勝手が悪く、ミシンの性能が制限されてしまう。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、返し縫いの見栄えを向上させることができるミシン及び返し縫いの制御プログラムを提供する。
以下、図1~図4を用いて、本発明の第1実施の形態に係るミシン及び返し縫いの制御プログラムについて説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係るミシン1は、制御ユニット2と、駆動ユニット3とを含んで構成されている。
制御ユニット2は、中央演算処理ユニット(CPU)21と、不揮発性メモリ(ROM:Read Only Memory)22と、揮発性メモリ(RAM:Random Access Memory)23と、操作部24と、送り量調整部25とを備えている。さらに、制御ユニット2は、ミシンモータ制御部26と、振幅・送りモータ制御部27とを備えている。制御ユニット2の中央演算処理ユニット21等の各構成要素は共通バス4を介して相互に接続されている。
一方、駆動ユニット3は、ミシンモータ31と、振幅・送りモータ32と、送り機構33とを含んで構成されている。
送り量設定部241では、縫製作業の前進縫いの一針分の前進送り量を設定することができる。ユーザの操作により、送り量設定部241では、最大前進送り量、例えば 5 mmまでの範囲内において前進送り量を設定することができる。
返し縫い指示部242では、ユーザの操作により、縫製作業の返し縫いを指示することができる。返し縫いが指示されると、ミシン1は後進縫いへ切り替わる。
送り量調整部25では、一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量が、一針分の最大後進送り量よりも大きいか否かが比較され、かつ、判定される。前進送り量が最大後進送り量よりも大きいと判定されたとき、送り量調整部25では、一針分P1以上の前進送り量の総量と一致するように、複数針分の後進送り量の総量が調整される。
ここでは、一針分P1の縫い目51の前進縫い方向Fの長さが、ほぼ2分割された一針分P2の長さを有する縫い目61が、後進縫い方向Bへ向かって一定間隔において配置されている。一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量は、2つの一針分P2の縫い目61(二針分の縫い目61)に相当する後進送り量の総量に一致されている。
つまり、送り量調整部25では、最大後進送り量の範囲内において、一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量に一致させて、複数の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量となるように、後進送り量が調整される。表現を代えれば、一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量に一致させて、複数の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量を1セットSeとして、後進送り量が調整される。
また、送り量調整部25では、複数の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量の総量、例えば1セットSeにおける、一針分P2の縫い目61に相当するそれぞれの後進送り量は等間隔に調整されている。
一方、後進直線縫い7Sは、後進縫い方向Bへ向かって一定間隔において、最大後進送り量に相当する一針分P3の縫い目71を複数配置することにより形成されている。
比較例に係るミシンにより形成された後進直線縫い7Sの縫い目71は、前進直線縫い5Sの縫い目51に対して一致していない。
送り量調整部25では、一針分P1の縫い目52に相当する前進送り量が、一針分の最大後進送り量よりも大きいか否かが比較され、かつ、判定される。前進送り量が最大後進送り量よりも大きいと判定されたとき、送り量調整部25では、一針分P1以上の前進送り量の総量と一致するように、複数針分の後進送り量の総量が調整される。
前述の後進直線縫い6Sと同様に、一針分P1の縫い目52の前進縫い方向Fに対して傾斜する方向の長さが、ほぼ2分割された一針分P2の長さを有する縫い目62が、後進縫い方向Bに対して傾斜する方向へ向かって一定間隔において配置されている。一針分P1の縫い目52に相当する前進送り量の総量は、2つの一針分P2の縫い目62(二針分の縫い目62)に相当する後進送り量の総量に一致されている。
つまり、送り量調整部25では、最大後進送り量の範囲内において、一針分P1の縫い目52に相当する前進送り量の総量に一致させて、複数の一針分P2の縫い目62に相当する後進送り量となるように、後進送り量が調整される。ここでも、一針分P1の縫い目52に相当する前進送り量の総量に一致させて、複数の一針分P2の縫い目62に相当する後進送り量を1セットSeとして、後進送り量が調整される。
一方、後進ジグザグ縫い7Zは、後進縫い方向Bへ向かい、かつ、一定の振幅において左右の折り返し毎に、最大後進送り量に相当する一針分P3の縫い目72を複数配置することにより形成されている。
比較例に係るミシンにより形成された後進ジグザグ縫い7Zの縫い目72は、前進ジグザグ縫い5Zの縫い目52に対して一致していない。
振幅・送りモータ制御部27は、同様に中央演算処理ユニット21からの指令に基づいて、振幅・送りモータ32を回転駆動させる。振幅・送りモータ32の振幅モータが回転駆動されると、送り機構33を介して、図示省略の針棒を左右に振幅させることができる。また、振幅・送りモータ32の送りモータが回転駆動されると、送り機構33を介して、布、皮等の被縫製体の前進送り或いは後進送りを行うことができる。
図2(A)に示される前進直線縫い5S、後進直線縫い6Sのそれぞれは、ミシンモータ31の回転駆動並びに振幅・送りモータ32の送りモータの回転駆動により行われる。また、図3(A)に示される前進ジグザグ縫い5Z、後進ジグザグ縫い6Zのそれぞれは、ミシンモータ31の回転駆動、振幅・送りモータ32の送りモータの回転駆動並びに振幅モータの回転駆動により行われる。
次に、図1を参照しつつ、図4を用いて、本実施の形態に係るミシン1の返し縫いの制御方法及び返し縫いの制御プログラムについて説明する。
ここで、以下に説明する返し縫いの制御方法は、ミシン1が製品として出荷される前に、又は出荷された後に、格納(保存)された返し縫いの制御プログラムに基づいて、図1に示される中央演算処理ユニット21をコンピュータとして用いて実行される。制御プログラムは不揮発性メモリ22若しくは揮発性メモリ23に格納される。
また、ここでは、図2(A)に示される前進直線縫い5Sに対して後進直線縫い6Sを形成する返し縫いの制御方法について説明する。図3(B)に示される前進ジグザグ縫い5Zに対して後進ジグザグ縫い6Zを形成する返し縫いの制御方法は、前進直線縫い5Sに対して後進直線縫い6Sを形成する返し縫いの制御方法とほぼ同様であるので、説明を省略する。
この判定結果に基づいて、送り量調整部25は、振幅・送りモータ制御部27を介して振幅・送りモータ32の送りモータ(ステッピングモータ)を回転駆動させ、返し縫いの後進送り量が送り機構33(図1参照)に設定される(ステップS6)。
このとき、送り量調整部25では、「後進送りカウント値」に「1」が加算される(ステップS7)。
そして、後進送り量が設定されると、返し縫いが実行される(図2(A)に示される後進直線縫い6Sを参照)。
「完了した」と判定されると、返し縫いの解除要求があるか否かが判定される(ステップS9)。解除要求があると判定されると、返し縫いが終了し(ステップS13)、本実施の形態に係るミシン1の返し縫いの制御方法は終了する。ここでは、解除要求があるまで、返し縫いが継続して実施される。一方、「完了していない」と判定されると、ステップS3へ戻る。
後進1セット送り回数=前進送り量÷後進最大送り量 …<1>
後進送り量=前進送り量÷後進送り1セット回数 …<2>
また、このとき、送り量調整部25では、「後進送りカウント値」が「0」に設定される。
仮に、前進送り量が3.9 mmに設定され、最大後進送り量が2.5 mmとされている場合、式<1>に基づいて、後進1セット送り回数は「3.9 mm÷2.5 mm」から「1.56」となる。算出値が「回数」であるため、小数部を切り上げ或いは四捨五入により整数化すると、後進1セット送り回数は「2 」になる。式<2>に基づいて、後進送り量は「3.9 mm÷2 」から「1.95 mm」となる。小数点以下第1位までの範囲内において十分な縫製精度となるので、小数点以下第2位は単純に削除されると、後進送り量は「1.9 mm」になる。
後進送り量が設定されると、図2(A)に示されるように、後進直線縫い6Sが形成される。後進直線縫い6Sの複数(1セットSe)の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量の総量は、前進直線縫い5Sの一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量に近似する。
この後、ステップS7以降の処理が実行される。
ここで、後進1セットの最後の後進送りか否かが判定される(ステップS11)。最後の後進送りではないと判定されると、ステップS6へ戻る。
一方、最後の後進送りであると判定されるときには、一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量の端数を参照し、後進送り量が、再度、算出される(ステップS12)。後進送り量の再算出には、下記式<3>が用いられる。
後進送り量=前進送り量-後進送り量×(後進1セット送り回数-1) …<3>
上記例では、前進送り量が3.9 mmに設定され、後進送り量が1.9 mmと算出されているので、「後進1セットの送り回数」が「2 」の場合、式<3>に基づいて、後進送り量は「3.9 mm-1.9 mm×(2 -1 )」から「2 」となる。
後進送り量が再算出されると、ステップS6へ戻り、再算出された後進送り量が後進直線縫い6Sの形成に反映される。
本実施の形態に係るミシン1は、図1に示されるように、送り量設定部241と、送り量調整部25とを含んで構成される。送り量設定部241では、図2(A)に示される前進直線縫い5Sの一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量が設定される。また、送り量設定部241では、図3(B)に示される前進ジグザグ縫い5Zの一針分P1の縫い目52に相当する前進送り量が設定される。
ここで、送り量調整部25では、送り量設定部241により設定される一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量と、送り機構33の機械的構造により決定される返し縫いの一針分の最大後進送り量とが比較される。そして、送り量調整部25では、前進送り量が最大後進送り量よりも大きいとき(ステップS4)、図2(A)に示されるように、前進直線縫い5Sの一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量と一致するように、後進直線縫い6Sの複数の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量の総量が調整される(ステップS10)。図3(A)に示される後進ジグザグ縫い6Zの後進送り量についても同様の調整がなされる。
このため、図2(A)に示されるように、前進直線縫い5Sの縫い目51に後進直線縫い6Sの縫い目61を一致させ、縫い目のずれを効果的に抑制することができる。表現を代えると、前進直線縫い5Sの縫い目51の針落ち位置に、後進直線縫い6Sの1セットSeの縫い目61の針落ち位置を一致させ、縫い目のずれを効果的に抑制することができる。このため、ミシン1では、返し縫いの縫い上がりの見栄えを向上させることができる。
例えば、2つの一針分P1(一針分P1以上)の縫い目51に相当する前進送り量の総量に一致するように、複数の、具体的には3つ、4つ又は5以上の一針分P2の縫い目61に相当する後進送り量の総量が、送り量調整部25により調整されてもよい。さらに、前進送り量の総量は、3以上の一針分P1の縫い目51に相当させてもよい。
特に、比較例として説明した図3(B)に示される後進ジグザグ縫い7Zは前進ジグザグ縫い5Zに対して縫製位置にずれを生じ、見栄えの点並びにほつれの点において、改善の余地がある。これに対して、本実施の形態に係るミシン1では、図3(A)に示されるように、前進ジグザグ縫い5Zに対して同一ジグザグ上に後進ジグザグ縫い6Zを形成することができるので、見栄えの点並びにほつれの点を十分に改善することができる。
このため、一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量が後進送り量の総量を算出する基本単位とされているので、後進送り量の総量の算出を単純、かつ、簡易に行うことができる。
この作用効果は、図3(A)に示される返し縫いの後進ジグザグ縫い6Zにおいても、同様に得られる。
このため、等間隔とされる後進送り量が後進送り量の総量を算出する基本単位とされるので、後進送り量の総量の算出を単純、かつ、簡易に行うことができる。
この作用効果は、図3(A)に示される返し縫いの後進ジグザグ縫い6Zにおいても、同様に得られる。
このため、図2(A)に示されるように、前進直線縫い5Sの縫い目51に対して後進直線縫い6Sの縫い目61を一致させて返し縫いを行うことができるので、見栄えを向上させることができる。勿論、ほつれも効果的に抑制することができる。
この作用効果は、図3(A)に示される返し縫いの後進ジグザグ縫い6Zにおいても、同様に得られる。
図5を用いて、本発明の第2実施の形態に係るミシン1について説明する。なお、本実施の形態並びに後述する第3実施の形態の説明において、第1実施の形態に係るミシン1の構成要素と同一の構成要素、又は実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、本実施の形態に係る返し縫いの制御方法並びに返し縫いの制御プログラムは、前述の第1実施の形態に係る返し縫いの制御方法並びに返し縫いの制御プログラムと略同様であるので、ここでの説明を省略する。
本実施の形態に係るミシン1は、前述の図1に示される第1実施の形態に係るミシン1の構成要素と同一の構成要素を備え、更に図4に示される返し縫いの制御方法とほぼ同様の制御方法に基づいて返し縫いが実施される。
それぞれの後進送り量は違っているが、一針分P4の縫い目81に相当する後進送り量に一針分P5の縫い目82に相当する後進送り量を加算した後進送り量の総量は、前進直線縫い5Sの一針分P1の縫い目51に相当する前進送り量の総量に一致させている。勿論、双方の後進送り量の大きさが逆に設定されてもよい。
本実施の形態に係るミシン1及び返し縫いの制御プログラムでは、前述の第1実施の形態に係るミシン1及び返し縫いの制御プログラムにより得られる作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
このため、図5に示されるように、前進直線縫い5Sの縫い目51に後進直線縫い8Sの縫い目81及び縫い目82を一致させ、縫い目のずれを効果的に抑制することができるので、ミシン1では、返し縫いの縫い上がりの見栄えを向上させることができる。勿論、ミシン1では、ほつれも効果的に抑制することができる。
加えて、返し縫いの後進直線縫い8Sは、単調な等間隔の縫い目ではなく、各々の間隔が異なる一針分P4の縫い目81と一針分P5の縫い目82とを含んで構成されるので、アクセントを有する縫製模様となり、更に見栄えを向上させることができる。
なお、ここでの説明は省略するが、返し縫いの後進ジグザグ縫い(図3(A)参照)においても、同様の作用効果を得ることができる。
図6を用いて、本発明の第3実施の形態に係るミシン1について説明する。また、本実施の形態に係る返し縫いの制御方法並びに返し縫いの制御プログラムは、前述の第1実施の形態に係る返し縫いの制御方法並びに返し縫いの制御プログラムと略同様であるので、ここでの説明を省略する。
本実施の形態に係るミシン1は、前述の図1に示される第1実施の形態に係るミシン1の構成要素と同一の構成要素を備え、更に図4に示される返し縫いの制御方法とほぼ同様の制御方法に基づいて返し縫いが実施される。
本実施の形態に係るミシン1及び返し縫いの制御プログラムでは、前述の第1実施の形態に係るミシン1及び返し縫いの制御プログラムにより得られる作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
なお、ここでの説明は省略するが、返し縫いの後進ジグザグ縫い(図3(A)参照)においても、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、上記実施の形態に係るミシンでは、返し縫いの後進直線縫い、後進ジグザグ縫いを例に説明したが、返し縫いの後進曲線縫いに適用してもよい。
2 制御ユニット
21 中央演算処理ユニット
22 不揮発性メモリ
23 揮発性メモリ
24 操作部
241 送り量設定部
242 返し縫い指示部
25 送り量調整部
26 ミシンモータ制御部
27 振幅・送りモータ制御部
3 駆動ユニット
31 ミシンモータ
32 振幅・送りモータ
33 送り機構
5S 前進直線縫い
5Z 前進ジグザグ縫い
51、52、61、62、81、82、91 縫い目
6S、8S、9S 後進直線縫い
6Z 後進ジグザグ縫い
Claims (5)
- 前進縫いの一針分の前進送り量を設定する送り量設定部と、
前記送り量設定部により設定される前記前進送り量と送り機構により決定される返し縫いの一針分の最大後進送り量とを比較し、
前記前進送り量が前記最大後進送り量よりも大きいとき、一針分の前進送り量と一致するように、複数針分の後進送り量の総量を調整し、前記前進送り量が前記最大後進送り量と同一か又は小さいとき、一針分の前進送り量と一致するように、後進送り量を調整する送り量調整部と、
を備えたミシン。 - 前記送り量調整部は、
前記複数針分の後進送り量の総量におけるそれぞれの後進送り量を等間隔とする
請求項1に記載のミシン。 - 前記送り量調整部は、
前記複数針分の後進送り量の総量におけるそれぞれの後進送り量を不等間隔とする
請求項1に記載のミシン。 - 前記返し縫いを指示する返し縫い指示部を更に備え、
前記返し縫い指示部からの指示により、前記送り量調整部において調整される前記複数針分の後進送り量の総量の返し縫いが行われる
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のミシン。 - 送り量設定部と、送り量調整部とを備えたミシンの返し縫い制御方法をコンピュータに実行させる返し縫いの制御プログラムであって、
前記送り量設定部が、前進縫いの一針分の前進送り量を設定する工程と、
前記送り量調整部が、前記送り量設定部により設定される前記前進送り量と送り機構により決定される返し縫いの一針分の最大後進送り量とを比較し、前記前進送り量が前記最大後進送り量よりも大きいとき、一針分の前進送り量と一致するように、複数針分の後進送り量の総量を調整し、前記前進送り量が前記最大後進送り量と同一か又は小さいとき、一針分の前進送り量と一致するように、後進送り量を調整する工程と、
を備えた返し縫いの制御プログラム。
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