JP7224130B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に関するものである。
家庭向けの住居用の液体洗浄剤は、洗浄対象に直接塗布して用いられることがあるが、トイレ用、排水管用、浴室用等、液体洗浄剤を狭い範囲に塗布する用途には、容器の胴部を持ち手で押圧して変形させ、容器の内部空間の容積を減少させることにより、吐出孔から洗浄剤等の内容物を直線状又は放射状に吐出するスクイズタイプの容器が用いられる。
この種の容器では、用途によっては内容物の好ましい排出量が異なることがあるため、ボトル胴部のスクイズ位置に凹凸領域や独立した圧搾面部等を設けて、スクイズする位置によって排出量が異なるように設計する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、胴部正面側に上下方向で外径が変化する外周壁が設けられ、胴部背面側に上下方向に延びる凹条または凸条が波状に形成された鉛直壁が設けられ、外周壁と鉛直壁との水平方向の最大距離が上下方向で異なっている容器が開示されている。
また、特許文献2には、各々独立して一定排出を可能にする複数の圧搾面部を有するスクイズ操作部が設けられ、これら独立した圧搾面部の押圧を組合せることにより複数の吐出量を一定量ずつ吐出できる容器が開示されている。
特開2010-143587号公報 特開2012-62061号公報
しかしながら、上述したような従来技術の容器では、外観が複雑な形状を呈するためデザインに制約を受け、意匠性に劣るという課題がある。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、複数の略定量排出が可能で複雑な構造を用いず意匠性にも優れたスクイズタイプの容器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、中心軸線方向に延びる胴部を有するボトル状の容器であって、前記胴部は、前記中心軸線と直交する断面輪郭が略矩形状の側壁部を有する角筒状に形成され、前記側壁部は、前記中心軸線を挟んで互いに対向する正面部及び背面部と、前記正面部と前記背面部とを連結する一対の側面部とを有し、前記正面部と前記背面部との少なくとも一方は、一対の前記側面部との交差部にそれぞれ前記中心軸線方向に延在して設けられ前記中心軸線と直交する幅方向の両側に配置された一対の稜線部と、一対の前記稜線部に挟まれ前記中心軸線と直交する断面輪郭が外側に膨らむ曲面で形成されたスクイズ部とを有し、前記スクイズ部は、スクイズ時の剛性が異なるスクイズ領域が前記中心軸線方向に沿って複数設けられ、複数の前記スクイズ領域のそれぞれは、前記剛性に応じて設定される変位量を変曲点として、前記変曲点以下の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次減少し、前記変曲点以上の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次増加することを特徴とする容器が提供される。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記断面輪郭において、前記スクイズ部の曲面の前記稜線部における接線と、当該稜線部を介して隣り合う前記側面部の前記稜線部における接線との交差角は、90°以上、150°未満であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、複数の前記スクイズ領域は、前記曲面の曲率と、前記曲面の前記幅方向の周長との少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、一対の前記稜線部のそれぞれは、少なくとも一部が中心軸線方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記スクイズ部は、上端から前記中心軸線方向の長さの1/3の位置における前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔が、下端から前記中心軸線方向の長さの1/3の位置における前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔よりも長いことを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記スクイズ部は、下方から上方に向かって前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔が連続的に長くなっていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記スクイズ部は、前記正面部及び前記背面部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記中心軸線方向の同一位置において、前記正面部の前記スクイズ部と前記背面部の前記スクイズ部とは、前記曲面の曲率と、前記曲面の前記幅方向の周長との少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記幅方向の一方側の前記稜線部同士は、前記幅方向の一方側の前記側面部で連なり、前記幅方向の他方側の前記稜線部同士は、前記幅方向の他方側の前記側面部で連なることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、一対の前記側面部のそれぞれは、前記断面輪郭が外側に向かって凸となる曲面を有することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記断面輪郭において前記正面部及び前記背面部の前記幅方向の長さは、前記中心軸線方向及び前記幅方向と直交する方向における前記一対の側面部の長さよりも長いことを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る容器において、前記スクイズ部は、前記スクイズ領域の位置を表示する表示部を有することを特徴とする。
本発明では、複雑な構造を用いることなく、複数の略定量排出が可能で意匠性にも優れたスクイズタイプの容器を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる容器1の正面図である。 図1に示した容器1のA-A線視断面図である。 図1に示した容器1の背面図である。 図1に示した容器1の右側面図である。 スクイズ部31Aをスクイズした際の変位量(押し込み量)(mm)と、スクイズ反力(押し込み力)(N)との関係の一例を示す図である。 スクイズ部31Aをスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(mL)との関係の一例を示す図である。 スクイズ部31Aの下側をスクイズした際の変位量(押し込み量)(mm)と、スクイズ反力(押し込み力)(N)との関係と、スクイズ部31Aの上側をスクイズした際の変位量(mm)と、スクイズ反力(N)との関係とを示す図である。 スクイズ部31Aの下側をスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(mL)との関係と、スクイズ部31Aの上側をスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(mL)との関係とを示す図である。
以下、本発明の容器の実施の形態を、図1ないし図8を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、本発明の一実施形態にかかる容器1の正面図である。図2は、図1に示した容器1のA-A線視断面図である。図3は、図1に示した容器1の背面図である。図4は、図1に示した容器1の右側面図である。
図1乃至図4に示されるように、容器1は、正立状態で、上から順に口部10と、肩部20と、胴部30と、底部50とが中心軸線Jに沿って配置されたボトル状に形成されている。容器1は、口部10と、肩部20と、胴部30と、底部50とが合成樹脂により所定厚さで一体に成形(例えば、ブロー成形)されたものである。
容器1は、例えば、胴部30を押圧して変形させ、容器1の内部空間の容積を減少させることにより、内容物を吐出するスクイズタイプである。
容器1としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルやこれらを混合した合成樹脂を原料樹脂とし、この原料樹脂をブロー成形又は射出成形することにより製造される。
以下の説明においては、中心軸線Jが鉛直方向(上下方向)に延在するものとして説明するが、これは、説明の便宜のために上下方向を定義したに過ぎず、本発明に係る容器1の使用時の向きを限定しない。
口部10は、上端に形成された円筒状のものであり、容器内部の内容物を注出するものである。内容物としては、例えば、シャンプー、リンス、ボディーソープ、台所用洗剤、液体衣料洗剤、柔軟剤、洗口剤や洗眼剤等の液体が挙げられる。円筒状とは、平面視において真円形の筒のみならず、平面視楕円形を含む概念である。口部10は、キャップ(図示略)が装着される部材である。例えば、キャップが口部10に螺合するものである場合には、口部10の外周にネジ部が形成される。
肩部20は、胴部30の上端から上方に向けて漸次先細る。肩部20の上端に上記口部10が設けられている。
[胴部30の断面輪郭]
図2に示すように、胴部30は、中心軸線Jと直交する断面輪郭(以下、単に断面輪郭と称する)が略矩形(長方形)状で長辺方向に沿って配置された側壁部31、32と、短辺方向に沿って配置された側壁部33、34とを有する角筒状に形成されている。なお、胴部30の断面輪郭としては、正方形状であってもよい。
以下の説明では、中心軸線Jに沿った方向をZ方向とし、胴部30における略矩形状の断面輪郭の長辺方向であり、図1中、左右方向をX方向とし、胴部30における略矩形状の断面輪郭の短辺方向であり、Z方向およびX方向と直交する方向(図1中、紙面と直交する方向)をY方向として適宜説明する。また、X方向については、適宜、幅方向と称し、Z方向については、適宜、高さ方向と称する。
側壁部31~34は、それぞれ中心軸線Jから離れる方向である外側に膨らむ曲面で形成された正面部31A、背面部32A及び側面部33A、34Aを有している。正面部31A及び背面部32Aは、Y方向に中心軸線Jを挟んで対向している。側面部33A及び側面部34Aは、X方向に中心軸線Jを挟んで対向している。側面部33Aは、正面部31Aの+X側端部と、背面部32Aの+X側端部とを連結する。側面部34Aは、正面部31Aの-X側端部と、背面部32Aの-X側端部とを連結する。
図4に示されるように、正面部31Aの右側面視における-Y側端部の輪郭は、肩部20との交差部から下方に向かうのに従って、中心軸線Jとの距離が漸次大きくなる曲線と、当該曲線の下端から中心軸線Jと平行に下方に延びる直線とを含む。背面部32Aの右側面視における+Y側端部の輪郭は、肩部20との交差部から下方に向かうのに従って、中心軸線Jとの距離が漸次大きくなる曲線と、当該曲線の下端から中心軸線Jと平行に下方に延びる直線とを含む。
図1及び図2に示すように、容器1は、正面部31Aにおける側面部33A、34Aとの交差部に設けられた稜線部35、36と、背面部32Aにおける側面部33A、34Aとの交差部に設けられた稜線部37、38とをそれぞれ有している。正面部31Aのうち、稜線部35、36に挟まれた領域は、胴部30のスクイズ時に押圧されるスクイズ部である(以下、スクイズ部31Aと称する)。背面部32Aのうち、稜線部37、38に挟まれた領域は、胴部30のスクイズ時に押圧されるスクイズ部である(以下、スクイズ部32Aと称する)。
本実施形態のスクイズ部31A及びスクイズ部32Aは、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aを押圧したスクイズ時における曲面の剛性が異なるスクイズ領域が高さ方向に沿って複数設けられている。本実施形態では、一例として、スクイズ部31Aにおける曲面の曲率31R(図2参照)と、曲面の幅方向の周長との少なくとも一方が高さ方向で異なることにより、スクイズ部31Aのスクイズ領域はスクイズ時における曲面の剛性が高さ方向で異なる。同様に、本実施形態では、一例として、スクイズ部32Aにおける曲面の曲率32R(図2参照)と、曲面の幅方向の周長との少なくとも一方が高さ方向で異なることにより、スクイズ部32Aのスクイズ領域はスクイズ時における曲面の剛性が高さ方向で異なる。
以下の説明では、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aにおける曲面の曲率31R、32Rは高さ方向で同一で、幅方向の曲面の周長が高さ方向で異なることにより、スクイズ時における剛性が高さ方向に沿って異なる場合の例を用いて説明する。
稜線部35、36は、中心軸線Jを挟んだX方向の両側に対で配置されている。稜線部35、36は、中心軸線J方向に延在して設けられている。各稜線部35、36は、それぞれ中心軸線Jに対して、下方に向かうのに従って中心軸線Jに向けて互いに接近し、X方向の互いの距離が短くなる方向に傾斜している。従って、スクイズ部31Aの幅方向の曲面の周長は、下方に向かうのに従って漸次短くなる。一対の稜線部35、36は、正面視において中心軸線Jを中心として線対称に配置されている。
図2及び図3に示すように、稜線部37、38は、中心軸線Jを挟んだX方向の両側に対で配置されている。稜線部37、38は、中心軸線J方向に延在して設けられている。各稜線部37、38は、それぞれ中心軸線Jに対して、下方に向かうのに従って中心軸線Jに向けて互いに接近し、X方向の互いの距離が短くなる方向に傾斜している。従って、スクイズ部32Aの幅方向の曲面の周長は、下方に向かうのに従って漸次短くなる。一対の稜線部37、38は、正面視において中心軸線Jを中心として線対称に配置されている。
一例として、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aは、上端から高さ方向の長さの1/3の位置における幅方向の曲面の周長が、下端から高さ方向の長さの1/3の位置における幅方向の曲面の周長よりも長い。
スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの断面輪郭は、中心軸線Jから離れる方向である外側に膨らむ曲面で形成されているため、スクイズ時の荷重がスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの内部において圧縮力に変換されて、両端の稜線部35~38へ伝達される。そのため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aは、断面輪郭が平面で形成されている場合と比較して剛性が大きくなる。
また、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aは、それぞれ高さ方向の任意の位置におけるヤング率及び断面二次モーメントが同一であると考えられる。そのため、スクイズ時におけるスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの撓み量(変形量)は、梁の撓みの関係に基づき、高さ方向の各位置における周長の3乗に比例して大きくなると考えられる。換言すると、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aのスクイズ時の剛性(スクイズ反力;押し込み力)は、高さ方向の各位置における周長が短いほど大きくなる。
上述したように、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aは、幅方向の曲面の周長が下方に向かうのに従って漸次短くなることから、スクイズ時の剛性が下方に向かうのに従って連続的に大きくなるように変化する。従って、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aにおいては、スクイズ時における曲面の剛性が異なる複数のスクイズ領域が高さ方向に沿って連続的に配置されていることになる。
稜線部37、38の上端におけるX方向の距離は、稜線部35、36の上端におけるX方向の距離と略同一である。稜線部37、38の下端におけるX方向の距離は、稜線部35、36の下端におけるX方向の距離よりも大きく設定されている。
従って、高さ方向の任意の位置における断面輪郭において、一対の稜線部35、36間のスクイズ部31Aの周長と、一対の稜線部37、38間のスクイズ部32Aの周長とは、稜線部35~38の上端を除き互いに異なる値に設定される。なお、稜線部35~38と底部50とが面取り接続されている場合、稜線部35~38の下端は、面取りされた円弧部と交差する位置である。
図4に示されるように、+X側に配置された稜線部35、37同士は、側面部33Aの上端で連なっている。図示は省略するが、-X側に配置された稜線部36、38同士は、側面部34Aの上端で連なっている。これにより、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aと隣り合う側面部33A、34Aに、稜線部35~38と底部50とによって囲まれた面が構成されるため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aがスクイズされる際に側面部33A、34Aの変形がより確実に抑制され、スクイズ力(押圧力)をスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの変形に対して有効に作用させることができる。
また、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aがスクイズされる際に、側面部33A、34Aがスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの変形に対して抵抗として働くため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aが一定値まで押し込まれるとスクイズ反力が急激に増加する。これにより、使用者は、手指に抵抗感(クリック感)を感じ、押し込み適量を直感的に認知することができる(詳細は後述)。
稜線部35~38の高さ方向の長さ、すなわち、スクイズ部31A、32Aの高さ方向の長さは、容器1の全高さの75%以上であることが好ましい。スクイズ部31A、32Aの高さ方向の長さが容器1の全高さの75%未満の場合には、スクイズ時に把持可能な領域が小さくなり、使用性が低下する可能性がある。また、スクイズ部31A、32Aの高さ方向の長さが容器1の全高さの75%未満の場合には、高さ方向の異なる位置のスクイズ領域でスクイズした際に内容物の吐出量に差を生じさせるために必要な長さを確保できない可能性がある。そのため、スクイズ部31A、32Aの高さ方向の長さが、容器1の全高さの75%以上の場合には、高さ方向の広い範囲でスクイズが利用可能となり使用性が向上するとともに、高さ方向の異なる位置のスクイズ領域でスクイズした際に内容物の吐出量に差を生じさせるために必要な長さを十分に確保することができる。
スクイズ部31Aにおける曲面の曲率31R、及びスクイズ部32Aにおける曲面の曲率32Rとしては、1/80以上、1/40以下(40mm以上、80mm以下の半径)であることが好ましい。曲率31R、32Rが1/40を越えると、人間の手の大きさに対して把持しやすい適正な寸法で容器1を設計した時に、手指の形状に対してスクイズ部31A、32Aを把持しにくくなる可能性がある。また、曲率31R、32Rが1/40を越えた場合には、スクイズ時の反力が大きくなりすぎて、スクイズしづらくなる可能性がある。曲率31R、32Rが1/80を下回った場合にも、人間の手の大きさに対して把持しやすい適正な寸法で容器1を設計した時に、手指の形状に対してスクイズ部31A、32Aを把持しづらくなる可能性がある。また、曲率31R、32Rが1/80を下回った場合には、スクイズ時の反力が小さくなりすぎて、把持した際に容器内部の内容物を不用意に注出してしまうという不具合が生じやすくなる可能性がある。
スクイズ部31A及びスクイズ部32Aにおける幅方向の曲面の各周長としては、断面輪郭における全周長の20%以上、35%以下であることが好ましく、25%以上、30%以下であることがより好ましい。スクイズ部31A及びスクイズ部32Aにおける幅方向の曲面の各周長が、断面輪郭における全周長の20%未満の場合には、人間の手の大きさに対して把持しやすい適正な寸法に設計した容器1を把持した際に、指先の寸法に対してスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの長さが小さくなりすぎるため、スクイズしづらくなる可能性がある。スクイズ部31A及びスクイズ部32Aにおける幅方向の曲面の各周長が、断面輪郭における全周長の35%を超える場合には、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aに隣接する側面部33A、34Aの長さが十分に確保できない(胴部30の長径/短径の比が大きくなる)。そのため、人間の手の大きさに対して把持しやすい適正な寸法に容器1を設計した時に、側面部33A、34Aの幅寸法が小さくなりすぎて、把持しづらくなる可能性がある。
側面部33Aは、Z方向の任意の位置の断面輪郭において、稜線部35、37を介して正面部31Aと背面部32Aとを連結している。上述したように、側面部33Aは、断面輪郭において、中心軸線Jとの距離が大きくなる外側に向かって凸となる曲面を有している。側面部33Aは、図1に示されるように、正面視における+X側端部の輪郭が、Z方向の中途から肩部20との交差部及び底部50との交差部にそれぞれ向かうのに従って中心軸線Jとの距離が大きくなる方向に湾曲している。換言すると、側面部33Aの正面視における+X側端部の輪郭は、肩部20との交差部及び底部50との交差部を通り中心軸線Jに向かう方向に膨らんだ曲線を有している。
同様に、側面部34Aは、Z方向の任意の位置の断面輪郭において、稜線部36、38を介して正面部31Aと背面部32Aとを連結している。上述したように、側面部34Aは、断面輪郭において、中心軸線Jとの距離が大きくなる外側に向かって凸となる曲面を有している。側面部34Aは、正面視における-X側端部の輪郭が、Z方向の中途から肩部20との交差部及び底部50との交差部に向かうのに従って中心軸線Jとの距離が大きくなる方向に湾曲している。換言すると、側面部34Aの正面視における-X側端部の輪郭は、肩部20との交差部及び底部50との交差部を通り中心軸線Jに向かう方向に膨らんだ曲線を有している。
本実施形態では、胴部30の断面輪郭において、図2に示すように、スクイズ部31Aの曲面の稜線部36における接線と、稜線部36を介して隣り合う側面部34Aの稜線部36における接線との交差角θは、90°以上、150°未満であることが好ましい。スクイズ部31Aの曲面の稜線部35における接線と、稜線部35を介して隣り合う側面部33Aの稜線部35における接線との交差角、スクイズ部32Aの曲面の稜線部37における接線と、稜線部37を介して隣り合う側面部33Aの稜線部37における接線との交差角、及びスクイズ部32Aの曲面の稜線部38における接線と、稜線部38を介して隣り合う側面部34Aの稜線部38における接線との交差角についても同様に、90°以上、150°未満であることが好ましい。以下では、スクイズ部31Aの曲面の稜線部36における接線と、稜線部36を介して隣り合う側面部34Aの稜線部36における接線との交差角θについて代表的に説明する。
例えば、スクイズ部31Aの稜線部36における接線と、側面部34Aの稜線部36における接線との交差角が90°未満の場合には、スクイズ部31Aとスクイズ部32Aの形状が著しく非対称となってしまうため把持しにくくなり、スクイズ型容器の形状として適さない。スクイズ部31Aの稜線部36における接線と、側面部34Aの稜線部36における接線との交差角が150°以上の場合には、稜線が薄くなりすぎて、例えば、スクイズ部31Aに隣接する側面部34Aがスクイズ部31Aの変形に対して抵抗として働く効果が十分に発揮されなくなるため、好ましくない。
スクイズ部31Aの稜線部36における接線と、側面部34Aの稜線部36における接線との交差角が90°以上、150°未満の場合には、スクイズ時にスクイズ部31Aが内側に向けて変形する際、スクイズ部31Aに隣接する側面部34Aは変形が抑制され、スクイズ部31Aの変形に対して抵抗として働く。
図5は、上記の交差角が90°以上、150°未満の場合に高さ方向の特定の位置において、スクイズ部31Aをスクイズした際の変位量(押し込み量)(mm)と、スクイズ反力(押し込み力)(N)との関係の一例を示す図である。図6は、上記特定の位置において、スクイズ部31Aをスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(容器1の容積減少量)(mL)との関係の一例を示す図である。
[スクイズ部31Aの変形特性]
図5に示されるように、スクイズ部31Aは、スクイズ時の剛性に応じて設定される変位量IP1を変曲点として、当該変曲点以下の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ反力の増加率が漸次減少し、当該変曲点以上の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ反力の増加率が漸次増加する変形特性を有している。
上記のスクイズ部31Aをスクイズした際には、図5に示した変位量IP1に対応するスクイズ反力IP2を変曲点として、図6に示すように、当該変曲点以下のスクイズ反力では、スクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ反力の増加率が漸次減少することから、スクイズ反力が増加するのに伴って排出量の増加率が漸次増加する。一方、当該変曲点以上のスクイズ反力では、スクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ反力の増加率が漸次増加することから、スクイズ反力が増加するのに伴って排出量の増加率が漸次減少する。
すなわち、上記の変形特性を有するスクイズ部31Aをスクイズした際には、変曲点となる変位量IP1まで押圧すると、スクイズ反力が急激に増加する。これにより、使用者は、上記変曲点をスクイズ限界認知点として、手指に抵抗感(クリック感)を感じ、押し込み適量を直感的に容易に認知して排出量V1で内容物を排出することができる。
また、本実施形態の容器1においては、スクイズ時のスクイズ部31Aの剛性が下方に向かうのに従って連続的に大きくなるように変化しているため、上記変曲点となる変位量IP1及びスクイズ反力IP2については、下方に向かうのに従って連続的に小さくなるように変化する。
従って、本実施形態の容器1では、例えば、スクイズ部31Aの下側(例えば、スクイズ部31Aの下端から上方の、スクイズ部31Aの高さ方向の長さの1/3までの領域)をスクイズした際には、小さな変位量及び当該変位量に応じたスクイズ反力でスクイズ限界認知点を感じ、当該スクイズ限界認知点(変位量)に応じた排出量で内容物を排出できる。また、本実施形態の容器1では、例えば、スクイズ部31Aの上側(例えば、スクイズ部31Aの上端から下方の、スクイズ部31Aの高さ方向の長さの1/3までの領域)をスクイズした際には、スクイズ部31Aの下側をスクイズした場合よりも大きな変位量及び当該変位量に応じたスクイズ反力でスクイズ限界認知点を感じ、当該スクイズ限界認知点(変位量)に応じた排出量で内容物を排出できる。
図7は、上記スクイズ部31Aの下側をスクイズした際の変位量(押し込み量)(mm)と、スクイズ反力(押し込み力)(N)との関係(グラフG1で示す)と、上記スクイズ部31Aの上側をスクイズした際の変位量(mm)と、スクイズ反力(N)との関係(グラフG2で示す)とを示す図である。図8は、上記スクイズ部31Aの下側をスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(容器1の容積減少量)(mL)との関係(グラフG3で示す)と、上記スクイズ部31Aの上側をスクイズした際のスクイズ反力(押し込み力)(N)と、容器1から排出される内容物の排出量(容器1の容積減少量)(mL)との関係(グラフG4で示す)とを示す図である。
図7のグラフG1に示されるように、スクイズ部31Aの下側をスクイズした際には、変曲点となる変位量IP11及び当該変位量IP11に応じたスクイズ反力IP21でスクイズ限界認知点を感じる。また、図7のグラフG2に示されるように、スクイズ部31Aの上側をスクイズした際には、変位量IP11よりも大きな変位量で変曲点となる変位量IP12及び当該変位量IP12に応じたスクイズ反力IP21よりも大きなスクイズ反力IP22でスクイズ限界認知点を感じる。
そして、図8のグラフG3に示されるように、スクイズ部31Aの下側をスクイズした際には、変位量IP11及び当該変位量IP11に応じた、スクイズ反力IP21でスクイズ限界認知点を感じ、当該スクイズ限界認知点(変位量IP11)に応じた、排出量V11で内容物を排出できる。また、図8のグラフG4に示されるように、スクイズ部31Aの上側をスクイズした際には、変位量IP11よりも大きな変位量IP12及び当該変位量IP12に応じたスクイズ反力IP21よりも大きなスクイズ反力IP22でスクイズ限界認知点を感じ、当該スクイズ限界認知点(変位量IP12)に応じた、排出量V11よりも大きな排出量V12で内容物を排出できる。
[スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの変形特性]
上述したように、高さ方向の任意の位置における断面輪郭において、スクイズ部31Aの周長と、スクイズ部32Aの周長とは上端を除き互いに異なる値に設定されている。そのため、高さ方向の同一位置におけるスクイズ部31Aとスクイズ部32Aの変形特性は、上端を除いて互いに異なる。また、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの双方に対して使用者がスクイズする際の高さ方向の位置は、ほぼ同一である。
そのため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの双方をスクイズした際には、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aは互いに異なる変形特性で変形する。具体的には、高さ方向の任意の位置において、スクイズ部31Aの幅方向の周長は、スクイズ部32Aの幅方向の周長よりも小さい。そのため、高さ方向の任意の位置において、スクイズ部31Aは、スクイズ部32Aよりもスクイズ時の剛性が大きい。
スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの双方を同時にスクイズした際には、スクイズ部31Aがスクイズ部32Aよりも早いタイミングで変形量が変曲点に達してスクイズ限界認知点として認知できる。そして、スクイズ部31Aが変曲点に達してスクイズ限界認知点として認知した後に時間差をもって、スクイズ部32Aの変形量が変曲点に達してスクイズ限界認知点として認知できる。そのため、本実施形態の容器1においては、使用者がスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの双方をスクイズしたときに2段階の抵抗感(クリック感)を感じることとなり、押し込み適量をより明確に感覚的に認知することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態の容器1では、断面輪郭が外側に膨らむ曲面で形成され、変形特性の異なるスクイズ領域を高さ方向に沿って複数有するスクイズ部31A及びスクイズ部32Aが、高さ方向に延在する一対の稜線部35、36及び稜線部37、38の間に、それぞれ設けられているため、意匠性にも優れ複雑な構造を用いることなく複数の略定量排出が可能になる。特に、本実施形態の容器1では、各スクイズ領域が変曲点以下の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次減少し、変曲点以上の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次増加するため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの変形量が変曲点に達した際にスクイズ限界認知点として認知でき押し込み適量を明確に感覚的に認知することが可能になる。
加えて、本実施形態の容器1では、側壁部31、32の双方にスクイズ部31A及びスクイズ部32Aが設けられているため、例えば、排出方向を規制するキャップを用いる場合でも、使用者の利き手に関わらず(胴部30を把持する方向に関わらず)に、同等のスクイズ特性を付与できる。また、本実施形態の容器1では、側壁部31、32の双方にスクイズ部31A及びスクイズ部32Aを設け、高さ方向の同一位置におけるスクイズ部31A及びスクイズ部32Aの変形特性が異なっているため、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの双方をスクイズしたときに2段階の抵抗感(クリック感)を感じることとなり、押し込み適量をより明確に感覚的に認知することが可能になる。
また、本実施形態の容器1では、側面部33A、34Aのそれぞれの断面輪郭が外側に向かって凸となる曲面を有するため、スクイズ時に側面部33A、34Aが外側に向けて膨らむ方向に変形しやすくなり、スクイズ時の操作性が向上する。また、通常、胴部30を把持する際に手指の形状は略「コ」の字型となるが、把持時に掌が接触する側面部33A、34Aを外側に凸となる曲線で構成することで、側面部33A、34Aが掌にフィットして掌は自然な姿勢となるため、優れた把持性を発現する。さらに、本実施形態の容器1では、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aの周長が側面部33A、34Aの周長よりも長いため、使用者が胴部30を把持する際に、スクイズ部31A及びスクイズ部32Aに指先が自然に誘導され、側面部33A、34Aには掌が誘導され、自然な姿勢で把持することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、スクイズ部を側壁部31、32の双方に設ける構成を例示したが、この構成に限定されず、側壁部31のみまたは側壁部32のみに設ける構成であってもよい。
また、上記実施形態では、スクイズ部31A、32Aにおけるスクイズ時におけるスクイズ領域の剛性を、幅方向の周長で異ならせる構成を例示したが、この構成に限定されず、スクイズ時におけるスクイズ領域の剛性をスクイズ部31A、32Aにおける曲面の曲率31R、32Rで異ならせる構成や、幅方向の周長及び曲面の曲率31R、32Rの双方で異ならせる構成であってもよい。スクイズ時におけるスクイズ領域の剛性をスクイズ部31A、32Aにおける曲面の曲率31R、32Rのみで異ならせる場合には、稜線部35~38を中心軸線Jと平行に配置して、稜線部35、36間の距離及び稜線部37、38間の距離を高さ方向で同一とすればよい。そして、高さ方向の一方側を曲率の大きな曲面を有しスクイズ時の剛性が大きいスクイズ領域とし、高さ方向の他方側を曲率の小さな曲面を有しスクイズ時の剛性が小さいスクイズ領域となるように曲率を変化させればよい。
また、側壁部31、32の少なくとも一方にスクイズ領域の位置を表示する表示部を設ける構成であってもよい。この場合、スクイズ領域の位置と併せて内容物の排出量に関する情報を表示してもよい。表示部としては、側壁部31、32の少なくとも一方に印刷する構成やラベルを貼付する構成を採用できる。表示部の例としては、高さ方向の上部、中央、下部に矢印等の位置を示す記号を表示し、各記号の近傍に排出量を示す「多」、「大」、「L」、「中」、「M」、「少」、「小」、「S」等の文字を表示してもよい。
1…容器、 30…胴部、 31~34…側壁部、 31A…正面部(スクイズ部)、 32A…背面部(スクイズ部)、 33A、34A…側面部、 35、36、37、38…稜線部、 J…中心軸線

Claims (10)

  1. 中心軸線方向に延びる胴部を有するボトル状の容器であって、
    前記胴部は、前記中心軸線と直交する断面輪郭が略矩形状の側壁部を有する角筒状に形成され、
    前記側壁部は、前記中心軸線を挟んで互いに対向する正面部及び背面部と、前記正面部と前記背面部とを連結する一対の側面部とを有し、
    前記正面部と前記背面部とはそれぞれ、一対の前記側面部との交差部にそれぞれ前記中心軸線方向に延在して設けられ前記中心軸線と直交する幅方向の両側に配置された一対の稜線部と、一対の前記稜線部に挟まれ前記中心軸線と直交する断面輪郭が外側に膨らむ曲面で形成されたスクイズ部とを有し、
    前記スクイズ部は、前記中心軸線方向の位置における前記曲面の曲率と、前記曲面の前記幅方向の周長との少なくとも一方に応じてスクイズ時の剛性が前記中心軸線方向に連続的に変化するとともに、前記剛性に応じて設定される変位量を変曲点として、前記変曲点以下の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次減少し、前記変曲点以上の変位量ではスクイズ時の変位量が増加するのに伴ってスクイズ時の反力の増加率が漸次増加し、
    前記胴部は、前記中心軸線方向の一方側に底部を有し、
    前記幅方向の一方側の前記稜線部同士は、前記幅方向の一方側の前記側面部における前記中心軸線方向の他方側の端部が連なり、前記底部とによって囲まれた面を構成し、
    前記幅方向の他方側の前記稜線部同士は、前記幅方向の他方側の前記側面部における前記中心軸線方向の他方側の端部が連なり、前記底部とによって囲まれた面を構成することを特徴とする容器。
  2. 前記断面輪郭において、前記スクイズ部の曲面の前記稜線部における接線と、当該稜線部を介して隣り合う前記側面部の前記稜線部における接線との交差角は、90°以上、150°未満である、請求項1記載の容器。
  3. 前記スクイズ部は、前記曲面の曲率と、前記曲面の前記幅方向の周長との少なくとも一方が前記中心軸線方向で互いに異なる、請求項1または2記載の容器。
  4. 一対の前記稜線部のそれぞれは、少なくとも一部が中心軸線方向に対して傾斜して設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記スクイズ部は、上端から前記中心軸線方向の長さの1/3の位置における前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔が、下端から前記中心軸線方向の長さの1/3の位置における前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔よりも長い、請求項4記載の容器。
  6. 前記スクイズ部は、下方から上方に向かって前記幅方向の前記一対の稜線部の間隔が連続的に長くなっている、請求項5記載の容器。
  7. 前記中心軸線方向の同一位置において、前記正面部の前記スクイズ部と前記背面部の前記スクイズ部とは、前記曲面の曲率と、前記曲面の前記幅方向の周長との少なくとも一方が互いに異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載の容器。
  8. 一対の前記側面部のそれぞれは、前記断面輪郭が外側に向かって凸となる曲面を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の容器。
  9. 前記断面輪郭において前記正面部及び前記背面部の前記幅方向の長さは、前記中心軸線方向及び前記幅方向と直交する方向における前記一対の側面部の長さよりも長い、請求項1から8のいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記中心軸線方向の前記スクイズ部の位置と、前記スクイズ部の位置に対応する、内容物の排出量に関する情報とを表示する表示部を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の容器。
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