JP7222802B2 - インターホンシステム - Google Patents
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Description
しかしながら、応答する人物が高齢者等で判断能力が低下した居住者である場合、訪問者がどのような人物であるか応答前に把握できたとしても、悪質な訪問者に対してはそれを見抜けず、招き入れたりした。このように高齢者を抱える家族からはインターホン自体の更なるセキュリティ強化が望まれていた。
この構成によれば、人工知能部が訪問者の用件を聞き、訪問者が不審者であるかそうでないか判断して不審者に対しては外部端末で対応するよう制御できる。よって、居住者は煩わしい応答をしなくて済むし、不審者を招き入れる事態を防ぐことができる。
この構成によれば、人工知能部が訪問者の用件を聞き、訪問者が不審者であるかそうでないか判断して不審者に対しては外部端末で対応するよう制御できる。よって、居住者は煩わしい応答をしなくて済むし、不審者を招き入れる事態を防ぐことができる。また、人工知能部がサーバに設けられることで、複数の玄関子機と容易に通信して対応できるため、個々の玄関子機に人工知能部を設ける必要が無くなりコストを抑制できる。
この構成によれば、外部端末を使用する応答者が通話した結果、居住者が対応すべきと判断したら、外部端末の親機変更ボタンを操作すれば、通話路が切り替わって玄関子機と居室親機との間で通話路が形成される。よって、最初に居室親機が呼び出されなくても簡易な操作で訪問者の通話相手を居住者に変更でき、訪問者が困るような事態が発生しない。
この構成によれば、居住者は訪問者と外部の応答者との間で交わされた通話内容のうち少なくとも訪問者の音声を後から確認でき、セキュリティの向上に役立つ。
玄関子機1と居室親機2とは伝送線L1を介して接続され、玄関子機1と外部端末3とはインターネット、電話回線等の通信ネットワークNを介して接続されている。
音声認識部14aは、訪問者の発した音声から言葉を認識し、音声情報をテキスト化して出力する。
目的解釈部14bは、音声認識部14aが認識した訪問者の言葉から、訪問の用件或いは目的を読み取り、呼出先を居室親機2にするか外部端末3にするか判断する。このとき、訪問者の発した文言から不審者であるかそうでないか判断し、不審者であると判断したら呼出先を外部端末3として居室親機2の呼び出しはしない。また、訪問者の発した文言が判別できない場合は、再度用件を伺うメッセージを生成する。
音声生成部14cは、「ご用件をどうぞ」等の最初に発する音声を生成するし、目的解釈部14bが生成した文言をスピーカ12bから報音するための音声に変換する。
玄関子機1の呼出ボタン11が押下されて呼び出しが成されると、玄関子機1の人工知能部14が動作を開始し、「ご用件をどうぞ」等の訪問者の訪問用件(目的)、或いは誰であるかを問うメッセージがスピーカ12bから報音される。このメッセージの報音を受けて、訪問者が「○○です。回覧板を届けにきました」、或いは「隣の○○です」といった文言が発せられると、それをマイク12aが集音する。
この呼び出しを受けた居室親機2では、呼出音が鳴動してカメラ13の撮像映像が表示部24に表示される。呼び出しを受けて、居住者により応答操作されると、玄関子機1と居室親機2との間で通話路が形成されて訪問者との間で通話が成される。
尚、顔認証や声紋認証機能を備えて、これらの情報に基づいて予め登録された知り合いであると判断したら玄関子機1からメッセージを報音すること無く、居室親機2に呼び出しをかけるようにしてもよい。
家族のスマートフォンに呼び出しがかかった場合で説明すると、スマートフォンには自宅ではなく、家族が居住する他の住戸の玄関子機1からの呼び出しである旨が通知され、応答者はそれを認識して対応する。これにより登録された住戸の玄関子機1からの呼び出しであっても訪問者にスムーズに応対でき、居住者と通話させること無く退散して頂く等の対応をすることができる。
尚、このとき、居室親機2に対して外部端末3で通話していることを示す通知を行っても良い。また、カメラ13が撮像した訪問者の映像を外部端末3に送信して表示させても良い。
親機変更ボタン34を操作することで、外部端末3と玄関子機1との間で形成されていた通信路が遮断され、玄関子機1と居室親機2との間で通話路が新たに形成される。こうして、スムーズに居住者と訪問者との通話に切り替えることができ、最初の外部端末3と通話路が形成されても不都合な事態を招くことがない。
また、外部端末3により訪問者と通話した応答者が、居住者が対応すべきと判断したら、外部端末3の親機変更ボタン34を操作すれば、通話路が切断されて居室親機2が呼び出される。そのため、簡易な操作で玄関子機1と居室親機2との間で通話路を形成でき、最初に居室親機2が呼び出されなくても、簡易な操作で訪問者の通話相手を居住者に変更でき、訪問者が困るような事態が発生しない。
図5はクラウドサーバ4のブロック図を示し、人工知能部41、音声を保存する音声保存部42を備えている。また、43はクラウドサーバ4を制御するサーバCPU、44は玄関子機1と通信するサーバ通信IFである。上記形態では、玄関子機1が人工知能部14を備えているが、ここではクラウドサーバ4が人工知能部41を備えており、玄関子機1には設けていない。
人工知能部41は、上述した玄関子機1と同様に人工知能(AI)で構成され、音声認識部41a、目的解釈部41b、音声生成部41cを備えている。
具体的に、「ご用件をどうぞ」等のメッセージが玄関子機1から報音される動作は上記形態と同様であり、用件等を伺ったあと呼出先を選択し、選択結果が玄関子機1に返信される。返信信号が外部端末3を選択した信号であったら、玄関子機1から外部端末3に呼出信号が送信される。
こうして、呼出信号が送信された以降の動作は上記形態と同様であり、訪問者が不審者の場合、外部端末3で応答され、居住者が応答する必要がない。
また、訪問者の音声が保存されるため、居住者は訪問者が外部端末3との間で交わした通話内容や音声を後から確認することが可能であり、セキュリティの向上に役立つ。
Claims (4)
- 訪問者が居住者を呼び出して通話するための玄関子機と、住戸内に設置されて呼び出しに応答するための居室親機と、通信ネットワークを介して前記玄関子機に接続されて、前記玄関子機からの呼び出しに応答可能な外部端末とを有するインターホンシステムであって、
前記玄関子機は、音声認識部、目的解釈部、音声生成部を有して訪問者が不審者であるかそうでないか判断する人工知能部を備えて、
前記人工知能部が、呼び出しを受けたら前記人工知能部が用件を尋ねるメッセージを前記玄関子機から報音して用件を聞き出し、訪問者の発した文言から不審者であるかそうでないか判断し、
不審者であると判断した場合、前記居室親機及び前記外部端末のうち前記外部端末を選択して呼出信号を送信し、不審者でないと判断した場合、前記居室親機及び前記外部端末のうち前記居室親機を選択して呼出信号を送信し、
選択した一方と前記玄関子機との間で通話路を形成する制御を実施することを特徴とするインターホンシステム。 - 訪問者が居住者を呼び出して通話するための玄関子機と、住戸内に設置されて呼び出しに応答するための居室親機と、通信ネットワークを介して前記玄関子機に接続されて、前記玄関子機からの呼び出しに応答可能な外部端末とを有するインターホンシステムであって、
音声認識部、目的解釈部、音声生成部を備えて訪問者が不審者であるかそうでないか判断する人工知能部を備えたサーバが、前記通信ネットワークを介して前記玄関子機に接続され、
前記玄関子機が呼出操作されたら、呼出操作信号が前記サーバに送信されて前記人工知能部が応対し、
用件を尋ねるメッセージを前記玄関子機から報音して用件を聞き出し、訪問者の発した文言から不審者であるかそうでないか判断し、
不審者であると判断した場合、前記居室親機及び前記外部端末のうち前記外部端末を選択して呼出信号を送信し、不審者でないと判断した場合、前記居室親機及び前記外部端末のうち前記居室親機を選択して呼出信号を送信し、
選択した一方と前記玄関子機との間で通話路を形成する制御を実施することを特徴とするインターホンシステム。 - 前記外部端末は、前記玄関子機との間で形成されていた通話路を、前記玄関子機と前記居室親機の間に変更する親機変更ボタンを有し、
前記玄関子機との間で通話路が形成されている状態で前記親機変更ボタンが操作されたら、前記玄関子機と前記外部端末との間の通話路が切断されると同時に、前記玄関子機から前記居室親機に呼出信号が送信されることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホンシステム。 - 前記玄関子機或いは前記居室親機は、前記玄関子機と前記外部端末との間で成された通話音声のうち少なくとも訪問者の音声を保存する音声保存部を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のインターホンシステム。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2020182033A JP2020182033A (ja) | 2020-11-05 |
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ID=73024731
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JP2019082139A Active JP7222802B2 (ja) | 2019-04-23 | 2019-04-23 | インターホンシステム |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JP2004207798A (ja) | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Hitachi Kokusai Electric Inc | インターフォンシステム |
JP2008053989A (ja) | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Megachips System Solutions Inc | ドアホンシステム |
JP2009182638A (ja) | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅インターホンシステム |
JP2013131923A (ja) | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Canon Marketing Japan Inc | インターホンシステム、制御方法、及びプログラム |
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