JP7222326B2 - モータ - Google Patents
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Description
図1に示す本実施形態のモータ1は、例えば、車両に搭載されるパワーシート装置において、シートの着座部の前後方向の位置を調整する機構の駆動源に用いられるものである。モータ1は、回転力を発生させるモータ部10と、モータ部10に連結されてモータ部10で発生された回転力を出力する出力部30とを有する。
図1及び図2に示すように、モータ部10の外郭であるヨークハウジング11は、導電性の金属材料よりなる。ヨークハウジング11は、有底筒状をなしている。ヨークハウジング11は、同ヨークハウジング11の底部と反対側の開口端部から外周側に延びるフランジ部11aを有する。
図2及び図4に示すように、出力部30は、ブラシ25が内側に配置されるハウジング31を有し電機子13の回転を出力する。ハウジング31の内側には、回転軸14の先端部が配置される。また、出力部30は、ハウジング31に収容されるとともに回転軸14の先端部に一体回転可能に設けられる連結部材32を有する。
樹脂部42は、金属めっきが可能な樹脂よりなる。本実施形態では、樹脂部42は、絶縁性の樹脂よりなる。樹脂部42は、例えば、ポリプロピレンよりなる。樹脂部42は、ヨークハウジング11側に開口した有底筒状をなしている。
まず、図示しない成形型のキャビティに金属めっきがつかない絶縁性の樹脂が充填された後に、当該樹脂が固化されることにより絶縁部61が形成される。その後、図示しない別の成形型のキャビティに絶縁部61が配置される。そして、当該別の成形型のキャビティに樹脂部42を形成するための樹脂が充填された後に、当該樹脂が固化されることにより樹脂部42が形成される。これにより、絶縁部61と樹脂部42との一体成形品が形成される。
上記のように構成されたモータ1では、コネクタ部23に図示しない外部コネクタが接続されることにより、外部の電源装置からモータ1に給電可能になる。そして、外部コネクタを介して供給された電流は、ターミナル26、ピッグテール27及びブラシ25を介して電機子13に供給される。すると、電機子13が回転する。電機子13の回転、即ち回転軸14の回転は、回転軸14と一体回転する連結部材32から外部に出力される。
(1)ハウジング31は、樹脂よりなる樹脂部42を有する外郭部41と、絶縁性の樹脂よりなる絶縁部61とを有する。従って、当該ハウジング31は、全体が金属材料よりなるハウジングに比べて、重量が少ない。また、外郭部41は、導電性を有する導電部43を有するため、ハウジング31の内側に位置するブラシ25で発生する電磁ノイズがモータ1の外部に漏れることを導電部43によって抑制できる。これらのことから、モータ1の重量の増大を抑制するとともにブラシ25で発生する電磁ノイズがモータ1の外部に漏れることを抑制できる。
(3)一般的に、樹脂製のハウジングにシールド機能を持たせるには、同ハウジングの表面に導電性の金属膜を形成することが考えられる。この場合、ブラシまでの電流経路になる部品とハウジングに形成される金属膜とを絶縁する必要がある。
・上記実施形態では、導電部43は、樹脂部42の外表面全体を覆っている。しかしながら、導電部43は、必ずしも樹脂部42の外表面全体を覆っていなくてもよく、少なくとも樹脂部42の外表面の一部を覆うものであればよい。例えば、導電部43は、必ずしも底部45の外側面に設けられなくてもよい。また例えば、導電部43は、壁部44a~44dのうちの少なくとも1つの壁部44aの外側面のみに設けられてもよい。また、導電部43は、樹脂部42の外表面の少なくとも一部に加えて、樹脂部42の内側面において絶縁部61に覆われていない部分を覆うものであってもよい。
例えば、図5に示すハウジング31Aは、別体で形成された樹脂部42と絶縁部61とを有する。絶縁部61は、樹脂部42の内側に組み付けられる。導電部43は、樹脂部42の内側に絶縁部61が組み付けられた後に同樹脂部42の外表面に形成される。
・上記実施形態では、導電部43は、銅と錫の合金よりなる。しかしながら、導電部43の材料は、これに限らない。導電部43は、樹脂部42の外表面をコーティング可能な導電性の材料、即ち、樹脂部42の外表面に膜状に固着することが可能な導電性の材料であればよい。例えば、当該導電部43は、錫以外の金属と銅の合金よりなるものであってもよい。また例えば、当該導電部43は、銅よりなるものであってもよい。また、導電部43は、導電性エラストマ等の導電性樹脂よりなるものであってもよい。
例えば、図6に示すモータ1Bは、モータ部10と出力部30Bとを備えている。出力部30Bは、ハウジング31Bと、ハウジング31Bに収容された減速機構71とを有する。なお、図6では、上記実施形態と同一の構成もしくは対応する構成に同一の符号を付している。
外郭部41Bは、樹脂よりなる樹脂部42と、導電性を有する導電部43Bとを有する。樹脂部42Bは、回転軸14の先端部、ブラシ保持部22におけるフランジ部11aよりもヨークハウジング11の外側に位置する部分、及び減速機構71を収容可能な形状をなしている。樹脂部42Bは、上記実施形態の樹脂部42と同様の材料よりなる。導電部43Bは、樹脂部42の外表面全体を覆っている。導電部43Bは、上記実施形態の導電部43と同様の材料よりなる。
(イ)前記導電部は、前記樹脂部の外表面全体を覆っている請求項3又は請求項3に従属する請求項4に記載のモータ。
Claims (3)
- 導電性のヨークハウジング(11)と、整流子(17)を備え前記ヨークハウジングの内側に配置された電機子(13)と、前記整流子に摺接する給電用のブラシ(25)とを有するモータ部(10)と、
前記ブラシが内側に配置されるハウジング(31,31A,31B)を有し前記電機子の回転を出力する出力部(30,30B)と
を備え、
前記ハウジングは、前記ブラシが内側に配置される外郭部(41,41B)と、前記外郭部の内側で前記ブラシの外周に位置する絶縁部(61,61B)とを有し、
前記外郭部は、樹脂よりなる樹脂部(42,42B)と導電性を有する導電部(43,43B)とを有し、
前記絶縁部は、前記樹脂部の材料とは異なる樹脂であって且つ絶縁性の樹脂よりなるものであり、
前記導電部は、少なくとも前記樹脂部の外表面の一部を覆う金属膜であり、
前記絶縁部は、前記絶縁部の表面に前記金属膜が形成されない樹脂よりなるモータ。 - 前記樹脂部と前記絶縁部とは、一体成形品である請求項1に記載のモータ。
- 前記導電部は、前記ヨークハウジングに当接する接地部(43a)を有する請求項1又は請求項2に記載のモータ。
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