JP4372959B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモータに係り、特に金属製のエンドフレームを備えたモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両に搭載されるモータには、ラジオノイズのシールド効果を得るために金属製のエンドフレームを用いたものが知られている。エンドフレームを金属製とすることは、アーマチャを収容するヨークに加えてエンドフレームにおいても磁気回路を形成することができ、モータの高効率化にもつながる。
【0003】
ここで、上記モータにおいて、モータの内部から給電用の端子をモータ外へ露出させる場合、金属製のエンドフレームと給電端子とが導通しないように両者の間を絶縁させる必要がある。そして、従来はエンドフレームに給電端子を外部に出すための2つ(+側及び−側)の孔を形成し、これら孔と各給電端子との間に絶縁性を有する合成樹脂等から成るホルダを介在させることにより、給電端子をエンドフレーム側に支持させると共に、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のモータによれば、給電端子とエンドフレームとの間に十分な絶縁を確保するためにはホルダを大きくして給電端子とエンドフレームとのギャップを広げる必要がある。しかし、ホルダを大きくして両者のギャップを広げることは、その分、エンドフレームの総面積(金属部分の総面積)が減少することとなり、しかもラジオノイズがホルダ部分から漏れ出すおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑み成されたものであり、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁するホルダ形状を大きくすることなく、確実に絶縁状態を保つことができるモータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載のモータは、一端が開口されアーマチャを回転可能に収容するヨークと、前記ヨークの開口を塞ぐように設けられた金属製のエンドフレームと、前記エンドフレーム内から外部に露出するように設けられた給電端子と、前記給電端子を前記エンドフレームに支持すると共に前記給電端子と前記エンドフレームとの間を絶縁するホルダと、前記エンドフレームの外部表面に設けられた絶縁層とを備え、前記絶縁層は、少なくとも前記ホルダの周囲の前記エンドフレームを覆うようにコーティングされた薄膜状部材であることを特徴としている。
【0007】
請求項1記載のモータによれば、給電端子はホルダによってエンドフレームに支持される。また、給電端子とエンドフレームとの間はホルダによって絶縁されている。しかも、エンドフレームの外部表面には絶縁層が設けられ、絶縁層は、少なくともホルダの周囲のエンドフレームを覆うようにコーティングされた薄膜状部材であるため、外部に露出した給電端子とエンドフレームとの間は確実に絶縁される。
【0008】
請求項2記載のモータは請求項1において、前記薄膜状部材は、接着剤により前記エンドフレームに貼り付けられたことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載のモータによれば、薄膜状部材を接着剤によりエンドフレームに貼り付けるようにしたので、絶縁層をエンドフレームに容易に配設することができる。
【0010】
請求項3記載のモータは請求項1において、前記エンドフレームはアーマチャ軸方向に突出形成され、前記アーマチャを支持する軸受を保持可能な軸受保持部を有し、前記薄膜状部材を前記軸受保持部に固定したことを特徴としている。
【0011】
請求項3のモータによれば、薄膜状部材を軸受保持部に固定したため、絶縁層をエンドフレームに容易に配設することができる。
【0012】
請求項4記載のモータは請求項1において、前記絶縁層を前記ホルダに一体成形したことを特徴としている。
【0013】
請求項4記載のモータによれば、絶縁層をホルダと一体成形したので部品点数が増えることがなく、モータのコスト低減に貢献できる。絶縁層及びホルダは、エンドフレームに対してアウトサート成形等により容易に成形できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3に示すように、モータ1のハウジング10はヨーク20とエンドフレーム30とで構成されている。エンドフレーム30の端面からは、雄端子(給電端子)31が突出形成されモータ1外部に露出している。その雄端子31には、電源供給用のハーネス32が半田付けによって接続されている。
【0015】
図3に示すように、ヨーク20内には、マグネット21が配設されている。そのマグネット21の内側にはアーマチャ22が回転可能に配設されている。そのアーマチャ22は、シャフト23、整流子24、コア鉄心25、及び巻線26を備えている。そして、アーマチャ22は、ヨーク20の軸受保持部20aに配設された軸受27及びエンドフレーム30の軸受保持部30aに配設された軸受33によって回転可能に軸支されている。
【0016】
図3に示すように、エンドフレーム30内には、ブラシ37が取り付けられたブラシスプリング39を支持するブラシホルダ34がアウトサート成形によって形成されている。詳しくは、エンドフレーム30は略カップ状をなし、その底部にブラシホルダ34が形成され、さらに、ブラシホルダ34内に上記雄端子31の一部が埋設されて、シャフト23の軸方向に沿って外部に延設されている。このとき、雄端子31はエンドフレーム30に予め形成された孔30bを貫通して外部に突出される。この孔30bの開口内には、ブラシホルダ34がアウトサート成形されると同時に形成され、雄端子31を固定支持する端子ホルダ部34aが設けられている。そして、端子ホルダ部34aは、孔30bにて金属製のエンドフレーム30と雄端子31との間を絶縁している。
【0017】
さらに、雄端子31が突出するエンドフレーム30の外部端面には、薄膜状の絶縁層50が形成されている(図2の斜線で示す部分)。この絶縁層50は、例えばウレタン膜等から成り、少なくとも端子ホルダ部34a周辺のエンドフレーム30(金属部分)を覆うようにコーティングされている。絶縁層50は、雄端子31の突出部分の基端に接して設けてもよい。また、絶縁層50は接着剤によりエンドフレーム30に貼り付けられている。これにより、シャフト23の軸方向に切った断面は、少なくともエンドフレーム30と絶縁層50とにより断面が2重構造とされる。
【0018】
(作用)
以下に本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のモータによれば、給電端子を成す雄端子31は、絶縁性を有するブラシホルダ34に一体成形された端子ホルダ部34aにより金属製のエンドフレーム30に支持される。したがって、雄端子31とエンドフレーム30との間は端子ホルダ部34aによって絶縁される。しかも、エンドフレーム30の外部表面には薄膜状の絶縁層50が設けられているため、エンドフレーム30にてラジオノイズのシールド効果を十分に発揮しつつ、外部に露出した雄端子31とエンドフレーム30との間を確実に絶縁することができる。これにより、ラジオノイズの発生を抑え、かつエンドフレームと給電端子との間を確実に絶縁でき、信頼性の高いモータを得ることができる。
【0019】
また、薄膜状の絶縁層50をエンドフレームに貼り付けるようにしたので、絶縁層50をエンドフレームに容易に配設することができる。
【0020】
さらには、絶縁層50を設けることによって、端子ホルダ部34aの径(エンドフレーム30の孔30bの径)を大きくする必要がなくなり、その分、エンドフレーム30による金属部分を大きく確保することができる。そして、この点においてもラジオノイズのシールド効果を高めることが可能となる。また、エンドフレーム30に磁気回路を形成させる上でも有利となる。
【0021】
なお、本実施の形態において、絶縁層50をウレタン膜としたが、これに限らず、例えば、ポリエチレン等から成る薄膜状フィルムをエンドフレーム30に被せて絶縁層50を構成してもよい。そして、この場合においても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0022】
さらに、絶縁層50をエンドフレーム30に対して貼り付けるようにしたが、これに限らず、絶縁層50に、エンドフレーム30の軸受保持部30aに対応する孔を予め形成し、この孔に軸受保持部30aを軸方向から圧入してエンドフレーム30に絶縁層50を固定してもよい。
【0023】
また、図4に示すように、ブラシホルダ34及び端子ホルダ部34aをエンドフレーム30に合成樹脂にてアウトサート成形すると同時に、該樹脂を孔30bからエンドフレーム30の外部端面に流し込むことによって絶縁層60をブラシホルダ34に一体形成してもよい。
【0024】
このような構成とすることで、絶縁層60を形成しても部品点数が増えることがなく、モータのコスト低減に貢献できる。また、絶縁層60をブラシホルダ34と共に同時に成形可能となり、絶縁層60を容易に成形できる。
【0025】
以上、説明したように、本発明のモータは、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁するホルダ形状を大きくすることなく、確実に絶縁状態を保つことができるといった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るモータの側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図1の矢視C図である。
【符号の説明】
1…モータ、20…ヨーク、22…アーマチャ、30…エンドフレーム、
30a…軸受保持部、31…雄端子(給電端子)、
34a…端子ホルダ部(ホルダ)、50,60…絶縁層(薄膜状部材)

Claims (4)

  1. 一端が開口されアーマチャを回転可能に収容するヨークと、前記ヨークの開口を塞ぐように設けられた金属製のエンドフレームと、前記エンドフレーム内から外部に露出するように設けられた給電端子と、前記給電端子を前記エンドフレームに支持すると共に前記給電端子と前記エンドフレームとの間を絶縁するホルダと、前記エンドフレームの外部表面に設けられた絶縁層とを備え
    前記絶縁層は、少なくとも前記ホルダの周囲の前記エンドフレームを覆うようにコーティングされた薄膜状部材であることを特徴とするモータ。
  2. 前記薄膜状部材は、接着剤により前記エンドフレームに貼り付けられたことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記エンドフレームはアーマチャ軸方向に突出形成され、前記アーマチャを支持する軸受を保持可能な軸受保持部を有し、前記薄膜状部材を前記軸受保持部に固定したことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  4. 前記絶縁層を前記ホルダに一体成形したことを特徴とする請求項1記載のモータ。
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