JP2001298889A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2001298889A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給電端子と金属製のエンドフレームとの間を
絶縁するホルダ形状を大きくすることなく、確実に絶縁
状態を保つことができることを目的としている。 【解決手段】 雄端子31が突出するエンドフレーム3
0の外部端面には、薄膜状の絶縁層50が形成されてい
る。この絶縁層50は、例えばウレタン膜等から成り、
少なくとも端子ホルダ部34a周辺のエンドフレーム3
0(金属部分)を覆うようにコーティングされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、特に
金属製のエンドフレームを備えたモータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されるモータに
は、ラジオノイズのシールド効果を得るために金属製の
エンドフレームを用いたものが知られている。エンドフ
レームを金属製とすることは、アーマチャを収容するヨ
ークに加えてエンドフレームにおいても磁気回路を形成
することができ、モータの高効率化にもつながる。
【0003】ここで、上記モータにおいて、モータの内
部から給電用の端子をモータ外へ露出させる場合、金属
製のエンドフレームと給電端子とが導通しないように両
者の間を絶縁させる必要がある。そして、従来はエンド
フレームに給電端子を外部に出すための2つ(+側及び
−側)の孔を形成し、これら孔と各給電端子との間に絶
縁性を有する合成樹脂等から成るホルダを介在させるこ
とにより、給電端子をエンドフレーム側に支持させると
共に、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のモータによ
れば、給電端子とエンドフレームとの間に十分な絶縁を
確保するためにはホルダを大きくして給電端子とエンド
フレームとのギャップを広げる必要がある。しかし、ホ
ルダを大きくして両者のギャップを広げることは、その
分、エンドフレームの総面積(金属部分の総面積)が減
少することとなり、しかもラジオノイズがホルダ部分か
ら漏れ出すおそれがある。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑み成された
ものであり、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁す
るホルダ形状を大きくすることなく、確実に絶縁状態を
保つことができるモータを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載のモータは、一端が開口されアーマチャ
を回転可能に収容するヨークと、前記ヨークの開口を塞
ぐように設けられた金属製のエンドフレームと、前記エ
ンドフレーム内から外部に露出するように設けられた給
電端子と、前記給電端子を前記エンドフレームに支持す
ると共に前記給電端子と前記エンドフレームとの間を絶
縁するホルダと、前記エンドフレームの外部表面に設け
られた絶縁層とを備えることを特徴としている。
【0007】請求項1記載のモータによれば、給電端子
はホルダによってエンドフレームに支持される。また、
給電端子とエンドフレームとの間はホルダによって絶縁
されている。しかも、エンドフレームの外部表面には絶
縁層が設けられているため、外部に露出した給電端子と
エンドフレームとの間は確実に絶縁される。
【0008】請求項2記載のモータは請求項1におい
て、前記絶縁層は、前記エンドフレームに貼り付けられ
た薄膜状部材であることを特徴としている。
【0009】請求項2記載のモータによれば、薄膜状部
材をエンドフレームに貼り付けるようにしたので、絶縁
層をエンドフレームに容易に配設することができる。
【0010】請求項3記載のモータは請求項1におい
て、前記絶縁層は薄膜状部材であり、前記エンドフレー
ムはアーマチャ軸方向に突出形成され、前記アーマチャ
を支持する軸受を保持可能な軸受保持部を有し、前記薄
膜状部材を前記軸受保持部に固定したことを特徴として
いる。
【0011】請求項3のモータによれば、薄膜状部材を
軸受保持部に固定したため、絶縁層をエンドフレームに
容易に配設することができる。
【0012】請求項4記載のモータは請求項1におい
て、前記絶縁層を前記ホルダに一体成形したことを特徴
としている。
【0013】請求項4記載のモータによれば、絶縁層を
ホルダと一体成形したので部品点数が増えることがな
く、モータのコスト低減に貢献できる。絶縁層及びホル
ダは、エンドフレームに対してアウトサート成形等によ
り容易に成形できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した一実施
形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示すよ
うに、モータ1のハウジング10はヨーク20とエンド
フレーム30とで構成されている。エンドフレーム30
の端面からは、雄端子(給電端子)31が突出形成され
モータ1外部に露出している。その雄端子31には、電
源供給用のハーネス32が半田付けによって接続されて
いる。
【0015】図3に示すように、ヨーク20内には、マ
グネット21が配設されている。そのマグネット21の
内側にはアーマチャ22が回転可能に配設されている。
そのアーマチャ22は、シャフト23、整流子24、コ
ア鉄心25、及び巻線26を備えている。そして、アー
マチャ22は、ヨーク20の軸受保持部20aに配設さ
れた軸受27及びエンドフレーム30の軸受保持部30
aに配設された軸受33によって回転可能に軸支されて
いる。
【0016】図3に示すように、エンドフレーム30内
には、ブラシ37が取り付けられたブラシスプリング3
9を支持するブラシホルダ34がアウトサート成形によ
って形成されている。詳しくは、エンドフレーム30は
略カップ状をなし、その底部にブラシホルダ34が形成
され、さらに、ブラシホルダ34内に上記雄端子31の
一部が埋設されて、シャフト23の軸方向に沿って外部
に延設されている。このとき、雄端子31はエンドフレ
ーム30に予め形成された孔30bを貫通して外部に突
出される。この孔30bの開口内には、ブラシホルダ3
4がアウトサート成形されると同時に形成され、雄端子
31を固定支持する端子ホルダ部34aが設けられてい
る。そして、端子ホルダ部34aは、孔30bにて金属
製のエンドフレーム30と雄端子31との間を絶縁して
いる。
【0017】さらに、雄端子31が突出するエンドフレ
ーム30の外部端面には、薄膜状の絶縁層50が形成さ
れている(図2の斜線で示す部分)。この絶縁層50
は、例えばウレタン膜等から成り、少なくとも端子ホル
ダ部34a周辺のエンドフレーム30(金属部分)を覆
うようにコーティングされている。絶縁層50は、雄端
子31の突出部分の基端に接して設けてもよい。また、
絶縁層50は接着剤によりエンドフレーム30に貼り付
けられている。これにより、シャフト23の軸方向に切
った断面は、少なくともエンドフレーム30と絶縁層5
0とにより断面が2重構造とされる。
【0018】(作用)以下に本実施形態の作用を説明す
る。本実施形態のモータによれば、給電端子を成す雄端
子31は、絶縁性を有するブラシホルダ34に一体成形
された端子ホルダ部34aにより金属製のエンドフレー
ム30に支持される。したがって、雄端子31とエンド
フレーム30との間は端子ホルダ部34aによって絶縁
される。しかも、エンドフレーム30の外部表面には薄
膜状の絶縁層50が設けられているため、エンドフレー
ム30にてラジオノイズのシールド効果を十分に発揮し
つつ、外部に露出した雄端子31とエンドフレーム30
との間を確実に絶縁することができる。これにより、ラ
ジオノイズの発生を抑え、かつエンドフレームと給電端
子との間を確実に絶縁でき、信頼性の高いモータを得る
ことができる。
【0019】また、薄膜状の絶縁層50をエンドフレー
ムに貼り付けるようにしたので、絶縁層50をエンドフ
レームに容易に配設することができる。
【0020】さらには、絶縁層50を設けることによっ
て、端子ホルダ部34aの径(エンドフレーム30の孔
30bの径)を大きくする必要がなくなり、その分、エ
ンドフレーム30による金属部分を大きく確保すること
ができる。そして、この点においてもラジオノイズのシ
ールド効果を高めることが可能となる。また、エンドフ
レーム30に磁気回路を形成させる上でも有利となる。
【0021】なお、本実施の形態において、絶縁層50
をウレタン膜としたが、これに限らず、例えば、ポリエ
チレン等から成る薄膜状フィルムをエンドフレーム30
に被せて絶縁層50を構成してもよい。そして、この場
合においても上記実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0022】さらに、絶縁層50をエンドフレーム30
に対して貼り付けるようにしたが、これに限らず、絶縁
層50に、エンドフレーム30の軸受保持部30aに対
応する孔を予め形成し、この孔に軸受保持部30aを軸
方向から圧入してエンドフレーム30に絶縁層50を固
定してもよい。
【0023】また、図4に示すように、ブラシホルダ3
4及び端子ホルダ部34aをエンドフレーム30に合成
樹脂にてアウトサート成形すると同時に、該樹脂を孔3
0bからエンドフレーム30の外部端面に流し込むこと
によって絶縁層60をブラシホルダ34に一体形成して
もよい。
【0024】このような構成とすることで、絶縁層60
を形成しても部品点数が増えることがなく、モータのコ
スト低減に貢献できる。また、絶縁層60をブラシホル
ダ34と共に同時に成形可能となり、絶縁層60を容易
に成形できる。
【0025】以上、説明したように、本発明のモータ
は、給電端子とエンドフレームとの間を絶縁するホルダ
形状を大きくすることなく、確実に絶縁状態を保つこと
ができるといった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るモータの側面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図1の矢視C図である。
【符号の説明】
1…モータ、20…ヨーク、22…アーマチャ、30…
エンドフレーム、30a…軸受保持部、31…雄端子
(給電端子)、34a…端子ホルダ部(ホルダ)、5
0,60…絶縁層(薄膜状部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開口されアーマチャを回転可能に
    収容するヨークと、前記ヨークの開口を塞ぐように設け
    られた金属製のエンドフレームと、前記エンドフレーム
    内から外部に露出するように設けられた給電端子と、前
    記給電端子を前記エンドフレームに支持すると共に前記
    給電端子と前記エンドフレームとの間を絶縁するホルダ
    と、前記エンドフレームの外部表面に設けられた絶縁層
    とを備えることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層は、前記エンドフレームに貼
    り付けられた薄膜状部材であることを特徴とする請求項
    1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層は薄膜状部材であり、前記エ
    ンドフレームはアーマチャ軸方向に突出形成され、前記
    アーマチャを支持する軸受を保持可能な軸受保持部を有
    し、前記薄膜状部材を前記軸受保持部に固定したことを
    特徴とする請求項1記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層を前記ホルダに一体成形した
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010125886A1 (ja) * 2009-04-27 2010-11-04 株式会社マキタ 切断機
JP2015100257A (ja) * 2013-10-17 2015-05-28 アスモ株式会社 モータアクチュエータ

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