JP7221673B2 - 治具付き制振部材、及び制振部材の取り付け方法 - Google Patents

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本発明は、治具付き制振部材、及び制振部材の取り付け方法に関する。
住宅等の建物においては、柱と梁とから形成されるフレーム内に、制振部材を架設して、加振時の軟質材料の剪断変形により振動エネルギーの吸収を図ることがある(例えば、特許文献1参照)
特開2002-235454号公報
しかしながら、構造や軟質材料の素材自体の物性で減衰性能を向上するには限界があった。
本発明は上記事実を考慮し、減衰性能の向上を図った治具付き制振部材、及び制振部材の取り付け方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の治具付き制振部材は、所定の制振方向に互いに相対変位可能とされる第1の部材、及び第2の部材の何れか一方に連結される第1の硬質部材、前記第1の部材、及び前記第2の部材の何れか他方に連結される第2の硬質部材、並びに前記第1の硬質部材と前記第2の硬質部材とを連結して振動を減衰する軟質部材を備えた制振部材と、前記第1の硬質部材、及び前記第2の硬質部材に着脱自在とされ、装着状態では、前記軟質部材自由状態比較して前記制振方向と異なる方向に弾性変形させた状態で前記軟質部材を拘束し、前記第1の硬質部材と前記第2の硬質部材が前記第1の部材と前記第2の部材に連結された後に取り外される拘束治具と、を有する。
請求項1に記載の治具付き制振部材の使用方法としては、拘束治具を用い、軟質部材の自由状態と比較して制振方向と異なる方向に軟質部材を弾性変形させた状態で該軟質部材を拘束する。
次に、第1の硬質部材を第1の部材、及び第2の部材の何れか一方に取り付け、第2の硬質部材を第1の部材、及び第2の部材の何れか他方に取り付け、その後、制振部材から拘束治具を取り外すことで、軟質部材を変形させた状態の制振部材を第1の部材、及び第2の部材に簡単に取り付けることができる。
制振部材が取り付けられた第1の部材と第2の部材とが相対変位、即ち、振動すると、軟質部材が剪断変形してエネルギーを吸収し、制振される。軟質部材は、制振方向とは異なる方向に変形されているので、変形されていない場合に比較して、大きな制振効果を得ることできる。
請求項2に記載の発明は、制振部材の取り付け方法であって、請求項1に記載の制振部材の前記第1の硬質部材を前記第1の部材取り付け、前記第2の硬質部材を前記第2の部材取り付ける第1の工程と、前記第1の工程が終了した後、前記拘束治具を前記第1の硬質部材及び前記第2の硬質部材から取り外す第2工程と、を有する。
請求項2に記載の制振部材の取り付け方法では、第1の工程で、請求項1の治具付き制振部材の第1の硬質部材が第1の部材に取り付けられ第2の硬質部材が第2の部材に取り付けられる。拘束治具の装着状態では、軟質部材の自由状態と比較して制振方向と異なる方向に弾性変形させた状態で軟質部材を拘束している。
第2の工程では、拘束治具が第1の硬質部材及び第2の硬質部材から取り外される。 これにより、軟質部材が変形された状態で制振部材が第1の部材、及び第2の部材に取り付けられる。
以上説明したように本発明の治具付き制振部材、及び制振部材の取り付け方法によれば、減衰性能の向上を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る制振構造を示す正面図である。 (A)は制振部材を示す斜視図であり、(B)は図2(A)とは反対側から見た制振部材を示す斜視図である。 (A)は制振構造を示す断面図(図1の3(A)-3(A)線断面図)であり、(B)は取り付け前の制振部材を示す側面図である。 制振装置のヒステリシス曲線を示すグラフである。 治具で拘束された制振装置の側面図である。 (A)は、第2の実施形態に係る制振装置の取り付け前の側面図であり、(B)は、制振装置の取り付け後の側面図である。 第3の実施形態に係る制振構造を示す正面図である。 第3の実施形態に係る制振部材を示す分解斜視図である。 第3の実施形態に係る制振部材の一部を示す軸線に沿った断面図である。 第3の実施形態に係る制振部材の外筒部分を示す断面図(図9の10-10線断面図)である。
[第1の実施形態]
図1乃至図5にしたがって、本発明の第1の実施形態に係る制振部材10を説明する。
図1に示すように、本実施形態の制振部材10は、一例として、ビル、住宅等の建築物12に取り付けられる。本実施形態の建築物12は、第1の部材の一例としての鉄筋コンクリート造の基礎14によって支持されるものであり、複数本の柱16、及び第2の部材の一例としての梁18で構成された柱梁架構を有している。
基礎14の上部には、下側ブラケット20が取り付けられており、梁18には上側ブラケット22が取り付けられている。
下側ブラケット20と上側ブラケット22との間には、平面視で矩形状とされた制振部材10が鉛直方向(矢印V方向)に配置されている。
制振部材10は、地震、強風等で建築物が揺れて基礎14と梁18との間に、梁長手方向に沿った水平方向(矢印L方向、及び矢印R方向)の相対変位を生じたときに、該相対変位を抑制するように振動エネルギーを吸収して制振効果を得る。なお異なる方向、とは例えば図1で言うと制振方向である水平方向(L、R方向)に対して異なる方向、この場合は垂直方向であるV方向に予め軟質部材を変形させておくという意味である。制振方向と異なる方向であれば、特に限定はされない。
図2(A),(B)に示すように、制振部材10は、第1の硬質部材の一例としての一対の第1金属プレート24と、第2の硬質部材の一例としての第2金属プレート26と、軟質部材の一例としての一対のゴムプレート28とを有する。ここで、一対の第1金属プレート24、第2金属プレート26、及びゴムプレート28は、いずれも矩形の板状である。
一対の第1金属プレート24は、本体部24aと第一延伸部24bとを有し、第2金属プレート26は、本体部26aと第二延伸部26bとを有している。
本実施形態の制振部材10において、一対の第1金属プレート24の間に、第2金属プレート26が、ゴムプレート28を介在して積層されている。一対の第1金属プレート24は、面同士が対向するように、且つ、積層側面視にて、面全体同士が重なり合うように配置されている。
第1金属プレート24と第2金属プレート26とは、積層側面視にて、一対の第1金属プレート24の一対の本体部24aと第2金属プレート26の本体部26aとが重なり合うように配置され、一対の第1金属プレート24の第一延伸部24bが第2金属プレート26(より具体的には、第2金属プレート26の本体部26a)に対して一方側に突出し、第2金属プレート26の第二延伸部26bが一対の第1金属プレート24(より具体的には、第1金属プレート24の本体部24a)に対して他方側に突出している。
第1金属プレート24、及び第2金属プレート26の材質としては、例えば公知の鋼板や公知のステンレス鋼板などを用いることができる。なお、本実施形態の第1金属プレート24と第2金属プレート26とは、同一構造(同一材料、同一寸法)である。
本実施形態のゴムプレート28は、減衰力の高い高減衰ゴムで形成されている。高減衰ゴムとは、ゴム材料に特殊な充填剤を加えた配合によって、ゴム材料自体に高いエネルギー吸収性能を与えたゴムである。高減衰ゴムの使用により、制振部材10に変位を元に戻す復元作用と振動を収束させる減衰作用を付与することができる。
なお、ゴムプレート28に用いるゴム材料の等価粘性減衰定数は、0.1~0.4の範囲内が好ましい。
本実施形態では、一対の第1金属プレート24及び第2金属プレート26と、ゴムプレート28とは、それぞれ当接する面同士が、接着剤からなる接着層(図示せず)を介して加硫等により接着されている。なお、制振部材10は、接着層を介さずに、一対の第1金属プレート24、第2金属プレート26及びゴムプレート28とが加硫接着されていてもよい。
第1金属プレート24の第一延伸部24bには、第1金属プレート24を下側ブラケット20に取り付けるためのボルト31(図1参照)を挿通する複数のボルト孔32が形成されており、第2金属プレート26の第二延伸部26bには、第2金属プレート26を上側ブラケット22に取り付けるためのボルト31(図1参照)を挿通する複数のボルト孔32が形成されている。また、下側ブラケット20、及び上側ブラケット22にも、ボルト31を挿通するボルト孔(図示せず)が形成されている。
建築物12に取り付ける前の自由状態の制振部材10において、ゴムプレート28の側面視形状は、図3(B)の実線で示すように矩形状とされているが、建築物12に取り付けた状態(図1、及び図3(A)参照)では、一対の第1金属プレート24と第2金属プレート26とが鉛直方向に相対変位(一対の第1プレート24に対して第2金属プレート26が下方に変位)されて、図3(A)の点線で示すようにゴムプレート28が平行四辺形に弾性変形している。なお、本実施形態では、第2金属プレート26を挟んで一方のゴムプレート28と他方のゴムプレート28とは、変形後の形状が対称となっている。
言い換えれば、建築物12に取り付けた状態の制振部材10には予圧が与えられてゴムプレート28が制振すべき相対変位の方向(制振方向:図1の矢印L方向、及び矢印R方向)と交差する方向に弾性変形している。
(作用、効果)
次に、本実施形態の制振部材10の作用、効果を説明する。
地震、強風等で建築物12の基礎14に対して梁18が、梁18の長手方向に沿った水平方向(図1の矢印L方向、及び矢印R方向)に変形すると、制振部材10の高減衰ゴムからなるゴムプレート28が水平方向に剪断変形してエネルギーを吸収し、建築物12が制振される。
図4には、制振部材10に荷重を与えたときの荷重と変位との関係を示したヒステリシス曲線が示されている。制振部材10のゴムプレート28は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、ループ状の当該ヒステリシス曲線で囲まれた面積に相当するエネルギーを吸収する。
図4において、実線で示すヒステリシス曲線は、予圧を与えていない制振部材10のヒステリシス曲線であり、点線で示すヒステリシス曲線は、予圧を与えた制振部材10のヒステリシス曲線である。
このように、予圧を与えた制振部材10は、予圧を与えていない制振部材10に比較してヒステリシス曲線で囲まれた面積が大きく、予圧を与えていない制振部材10に比較して大きなエネルギーを吸収することができる、即ち、予圧を付与していない制振部材10に比較して大きな制振効果を得ることできる。
このように、本実施形態によれば、取り付け状態でゴムプレート28に予圧を付与するだけで、構造を変えたり、ゴムプレート28の材質を変える等をせずに、簡単に制振効果を向上することができる。
なお、制振部材10に予圧を与える方法としては、例えば、建築物12に取り付ける際に、図3(B)で点線で示すように、制振部材10を長手方向に圧縮してゴムプレート28を剪断変形させてから、図3(A)に示すように、下側ブラケット20、及び上側ブラケット22に取り付けることができる。
このようにして取り付けを行う場合、自由状態(取り付け前)の制振部材10の第1金属プレート24の第一延伸部24bのボルト孔30と第2金属プレート26の第二延伸部26bのボルト孔30との間隔よりも、下側ブラケット20のボルト孔(図示せず)と上側ブラケット22のボルト孔(図示せず)との間隔を予め小さく設定しておく。
また、制振部材10に予圧を与える方法としては、上記の方法の他に、下記に説明する方法がある。
製造した制振部材10を図5に示すように長手方向に圧縮してゴムプレート28に予圧を与えて剪断変形させた状態で、複数のボルト孔30の何れかを用いてボルト34、及びナット36で拘束治具38に固定する。なお、拘束治具38の長手方向両端側には、ボルト31を挿通するボルト孔(図示せず)が形成されている。
このように拘束治具38を用いてゴムプレート28に予圧を与えた制振部材10を下側ブラケット20と上側ブラケット22との間に配置し、第1金属プレート24の第一延伸部24bの開いている残りのボルト孔30にボルト31を挿通して、該ボルト31を下側ブラケット20の螺子孔に捩じ込むと共に、第2金属プレート26の第二延伸部26bの開いている残りのボルト孔30にボルト31を挿通して、該ボルト31を上側ブラケット22の螺子孔に捩じ込み、制振部材10を下側ブラケット20及び上側ブラケット22に固定する。
その後、拘束治具38と、拘束治具38に取り付けていたボルト34、及びナット36を取り外す。これにより、制振部材10は、ゴムプレート28に予圧が与えられた状態で建築物12に取り付けられる。
[第2の実施形態]
次に、図6にしたがって、本発明の第2の実施形態に係る制振部材10を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6(A)には、建築物12に取り付ける前の自由状態の制振部材10が示されており、図6(B)には、建築物12に取り付けた状態の制振部材10が示されている。
図6(A)に示すように、本実施形態の制振部材10は、一方側(図面左側)の第1金属プレート24Aが、他方側(図面右側)の第1金属プレート24B、及び第2金属プレート26よりも長く形成されている。なお、図6(A)に示すように、取り付け前の自由状態のゴムプレート28の側面視形状は、矩形である。
図6(B)に示すように、本実施形態の制振部材10は、図面左側の第1金属プレート24Bを、図面右側の第1金属プレート24Aに対して図面上方に相対変位させてゴムプレート28を剪断変形させた状態で、建築物12に取り付けられる。
なお、本実施形態では、第2金属プレート26を挟んで一方のゴムプレート28と他方のゴムプレート28とは、変形後の形状が非対称となっている。
本実施形態の制振部材10も、第1の実施形態の制振部材10と同様に、取り付け状態でゴムプレート28が剪断変形して予圧が付与されているので、予圧が付与されていない場合に比較して大きな制振効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、図7乃至図9にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る制振部材10を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7、及び図8に示すように、本実施形態の制振部材40は、第1硬質部材の一例としての金属製の外筒42と、軟質材の一例としての円筒状の弾性体44と、第2硬質部材の一例としての金属製の内筒46と、を有し、全体として内筒46の軸方向に延びる軸状に構成されている。この制振部材10では、比較的外径が大きい外筒42が軸方向両端部に位置し、比較的外径が小さい内筒46が軸方向中央部に位置している。
弾性体44は、外筒42の内面、及び内筒46の外面に、例えば加硫接着により固着されている。この弾性体44の材質は、前述した実施形態のゴムプレート28と同様に、高減衰ゴムである。
内筒46は、弾性体44の内面に、例えば接着により固着された剛性部材である。内筒46は、外筒42よりも長尺に構成されている。図8に示されるように、この内筒46は、例えば円筒形に構成されている。内筒46の外径は、外筒42の外径よりも小径に構成されている。弾性体44は、内筒46の軸方向両端部に夫々設けられている。
図9に示すように、外筒42は、内筒46の端部よりも軸方向外側に延長された部位(外筒42と内筒46とが重なっていない部分)が連結部42Aとされており、この連結部42Aには、ボルト48等連結部材を通すための貫通孔50が形成されている。
図7に示すように、建築物12には、一方の柱16の基礎14との隅部分に、下側ブラケット52が取り付けられており、他方の柱16と梁18との隅部分に上側ブラケット54が取り付けられている。図7、及び図9に示すように、制振部材10の一方の外筒42は、ボルト48及びナット56によって下側ブラケット52に取り付けられ、制振部材10の他方の外筒42はボルト48及びナット56によって上側ブラケット54に取り付けられている。
本実施形態の制振部材10は、外筒42と内筒46とが軸方向に相対変位することで、弾性体44が変形して制振効果を得るタイプのものである。
建築物12に取り付けた状態の制振部材10においては、制振部材10の取り付け前の自由状態に対して、例えば、図10に矢印Cで示すように、外筒42と内筒46とが軸周り方向に相対変位している、言い換えれば、取り付け状態において、円筒状の弾性体44は、外筒42と内筒46との間で捻られた状態となっている。即ち、円筒状の弾性体44には、制振する際の制振部材10の力の入力方向(軸方向)に対して、交差する方向に捻れによる予圧が付与されている。
(作用)
本実施形態に係る制振部材10では、地震、強風等で建築物12の基礎14に対して梁18が、梁18の長手方向に沿った水平方向(図7の矢印L方向、及び矢印R方向)に変形すると、外筒42と内筒46が相対変位し、弾性体44が軸方向に剪断変形してエネルギーを吸収し、建築物12を制振する。
本実施形態の制振部材10の弾性体44も、前述した実施形態の制振部材10のゴムプレート28と同様に、建築物12への取り付け状態で予圧が付与されているので、予圧が付与されていない場合に比較して大きな制振効果を得ることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
第1の実施形態は、制振部材10を圧縮して建築物12に取り付けていたが、制振部材10は伸張方向の予圧が付与された状態で建築物12に取り付けられていてもよい。この場合、制振部材10を長手方向に伸張した状態で拘束治具38で拘束し、伸張させた制振部材10を建築物12に取り付けてから拘束治具38を取り外すようにしてもよい。
第1の実施形態では、制振部材10のゴムプレート28に、制振方向に対して直交{90度)する鉛直方向に予圧を付与してゴムプレート28を変形させていたが、予圧によるゴムプレート28の変形方向は、制振方向に対して交差していればよく、変形方向と制振方向とは90度以外の角度であってもよい。
10…制振部材、12…建築物、14…基礎(第1の部材)、18…梁(第2の部材)、24…第1金属プレート(第1硬質部材)、26…第2金属プレート(第2硬質部材)、28…ゴムプレート(軟質部材)、38…拘束治具、40…制振部材、42…外筒(第1硬質部材)、44…弾性体、46…内筒(第2硬質部材)

Claims (2)

  1. 所定の制振方向に互いに相対変位可能とされる第1の部材、及び第2の部材の何れか一方に連結される第1の硬質部材と、前記第1の部材、及び前記第2の部材の何れか他方に連結される第2の硬質部材と、前記第1の硬質部材と前記第2の硬質部材とを連結して振動を減衰する軟質部材とを備えた制振部材と、
    前記第1の硬質部材、及び前記第2の硬質部材に着脱自在とされ、装着状態では、前記軟質部材の自由状態と比較して前記制振方向と異なる方向に弾性変形させた状態で前記軟質部材を拘束し、前記第1の硬質部材と前記第2の硬質部材が前記第1の部材と前記第2の部材に連結された後に取り外される拘束治具と、
    を有する治具付き制振部材。
  2. 制振部材の取り付け方法であって、
    請求項1に記載の治具付き制振部材の前記第1の硬質部材を前記第1の部材に取り付け、前記第2の硬質部材を前記第2の部材に取り付ける第1の工程と、
    前記第1の工程が終了した後、前記拘束治具を前記第1の硬質部材及び前記第2の硬質部材から取り外す第2工程と、
    を有する制振部材の取り付け方法。
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