JP7220069B2 - 架構式構造 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 日本建築学会大会学術講演梗概集(東北)2018年9月 第831頁~第840頁、一般社団法人日本建築学会 発行日 平成30年7月20日 2018年度日本建築学会大会(東北) 東北大学 川内北キャンパス(宮城県仙台市青葉区川内41) 開催日 平成30年9月4日
本発明は、架構式構造に関する。
建築物において、剛性を高めるために、断面サイズの大きな柱を用いることがある。し
かし、断面サイズの大きな柱は、壁面から張り出す部分が大きくなるため、室内空間の利
用に制約が生じる可能性がある。柱の壁面からの張り出し量を抑制するための技術として
、例えば、下記特許文献1がある。この特許文献1には、連結された一対のH形鋼を備え
る連結柱が記載されている。
特開2016-69839号公報
ところが、特許文献1の技術は、水平力を変形により吸収可能とするものであり、建築
物の剛性および振動エネルギーの吸収性能を高めるのには不十分である。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、十分な強度を確保することができると
共に振動エネルギーを減衰することができる架構式構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための架構式構造は、第1柱と、前記第1柱に間隔を空けて並設
される第2柱と、前記第1柱と前記第2柱とを連結する第1連結材と、前記第1連結材に
間隔を空けて並設されて前記第1柱と前記第2柱とを連結する第2連結材と、棒形状をな
して前記第1連結材と前記第2連結材との間で前記第1柱と前記第2柱とを連結する棒ダ
ンパと、を備える。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記棒ダンパは、降伏強度が前記第1連結
材および前記第2連結材の降伏強度より低く設定される。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記棒ダンパは、前記第1柱と前記第2柱
を連結する連結ロッドを有する。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記連結ロッドは、前記第1柱と前記第2
柱との並設方向に沿って配置され、長手方向の一端部が前記第1柱に連結され、長手方向
の他端部が前記第2柱に連結される。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1柱は、第1取付板が固定され、前
記第2柱は、第2取付板が固定され、前記連結ロッドは、前記一端部が前記第1取付板に
連結され、前記他端部が前記第2取付板に連結される。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1柱は、第1取付板が固定され、前
記第2柱は、第2取付板が固定され、前記連結ロッドは、前記第1柱と前記第2柱との並
設方向に直交する方向に沿って配置され、前記第1取付板および前記第2取付板に連結さ
れる。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1取付板および前記第2取付板は、
前記第1柱および前記第2柱の長手方向と、前記第1柱と前記第2柱との並設方向とに沿
う平面に平行をなす方向に配置されると共に、前記平面に直交する方向に対して重なるよ
うに配置され、前記連結ロッドは、前記第1取付板および前記第2取付板を貫通して連結
される。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記連結ロッドは、長手方向の中間部に前
記第1柱との連結部および前記第2柱との連結部より断面積の小さい細径部が設けられる
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記棒ダンパは、前記第1柱および前記第
2柱に対して着脱自在に設けられる。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1柱と前記第2柱は、前記棒ダンパ
に対向する位置にリブが設けられる。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1柱と前記第2柱は、H形鋼から構
成される。
本発明の架構式構造の望ましい態様として、前記第1柱および前記第2柱は、前記第1
連結材の連結位置と反対側の位置に上部梁が固定され、前記第1柱および前記第2柱は、
前記第2連結材の連結位置と反対側の位置に下部梁が固定される。
また、本発明の架構式構造は、第1柱と、前記第1柱に間隔を空けて並設される第2柱
と、前記第1柱と前記第2柱とを連結する第1連結材と、前記第1連結材に間隔を空けて
並設されて前記第1柱と前記第2柱とを連結する第2連結材と、前記第1連結材と前記第
2連結材との間で前記第1柱と前記第2柱とを弾性連結する減衰部材と、を備える。
本発明の架構式構造によれば、十分な強度を確保することができると共に外力を減衰す
ることができる。
図1は、第1実施形態の架構式構造を表す斜視図である。 図2は、第1実施形態の架構式構造を表す正面図である。 図3は、棒ダンパの構造を表す図1のIII-III断面図である。 図4は、第1実施形態の連結ロットの変形例を表す概略図である。 図5は、第1実施形態の架構式構造における変形例を表す棒ダンパの正面図である。 図6は、棒ダンパの構造を表す図5のVI-VI断面図である。 図7は、第2実施形態の架構式構造における棒ダンパの正面図である。 図8は、棒ダンパの構造を表す図7のVIII-VIII断面図である。 図9は、第3実施形態の架構式構造における粘弾性ダンパの正面図である。 図10は、粘弾性ダンパの構造を表す図9のX-X断面図である。 図11は、ダンパの配置の変形例を表す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実
施形態により本発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、
当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる、均等の範囲のものが含
まれる。さらに、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するもの
も含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の架構式構造を表す斜視図、図2は、第1実施形態の架構式構造
を表す正面図、図3は、棒ダンパの構造を表す図1のIII-III断面図である。
図1および図2に示すように、第1実施形態の架構式構造1は、建築物の構造として用
いられる。架構式構造1は、柱および梁によって壁や床などを支持する構造である。架構
式構造1は、第1柱10と、第2柱20と、第1上部梁30と、第2上部梁40と、第1
下部梁50と、第2下部梁60と、第1連結材70と、第2連結材80と、棒ダンパ90
を備える。棒ダンパ90を形成する材料としては、鋼材、アルミ、鉛、合金などが挙げら
れる。
第1柱10および第2柱20は、長手方向が鉛直方向に平行である。第1柱10および
第2柱20は、水平方向に並設される。梁30,40,50,60は、第1柱10および
第2柱20の並設方向に沿って延びる。
なお、以下の説明において、XYZ直交座標軸を用いて説明する。X軸は、第1柱10
および第2柱20が並ぶ方向に平行な軸である。Z軸は、第1柱10および第2柱20の
長手方向に平行な軸である。Y軸は、X軸およびZ軸に対して直交する軸である。X軸に
平行な方向は、X方向と記載する。Y軸に平行な方向は、Y方向と記載する。Z軸に平行
な方向は、Z方向と記載する。
第1柱10は、Z方向に沿って延びる。第1柱10の長手方向は、Z方向に平行である
。第1柱10は、H形鋼である。第1柱10の水平断面は、H字状である。第1柱10は
、フランジ11と、フランジ12と、ウェブ13とを備える。フランジ11の厚さ方向(
板厚方向)は、X方向に平行である。厚さ方向は、板状部材において最も面積の大きい面
に対する直交方向を意味し、以下の説明においても同様の意味で用いられる。フランジ1
2の厚さ方向は、X方向に平行である。フランジ12は、フランジ11に平行である。ウ
ェブ13の厚さ方向は、Y方向に平行である。ウェブ13は、フランジ11およびフラン
ジ12に対して直交する。
第2柱20は、Z方向に沿って延びる。第2柱20の長手方向は、Z方向に平行である
。第2柱20は、H形鋼である。第2柱20の水平断面は、H字状である。第2柱20は
、X方向における第1柱10の隣りに間隔を空けて配置される。第2柱20は、フランジ
21と、フランジ22と、ウェブ23とを備える。フランジ21の厚さ方向は、X方向に
平行である。フランジ21は、第1柱10のフランジ12に面する。フランジ22の厚さ
方向は、X方向に平行である。フランジ22は、フランジ21に平行である。ウェブ23
の厚さ方向は、Y方向に平行である。ウェブ23は、フランジ21およびフランジ22に
対して直交する。
第1上部梁30は、X方向に沿って延びる。第1上部梁30の長手方向は、X方向に平
行である。第1上部梁30は、H形鋼である。第1上部梁30の鉛直断面は、H字状であ
る。第1上部梁30は、フランジ31と、フランジ32と、ウェブ33とを備える。フラ
ンジ31の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ32の厚さ方向は、Z方向に平行
である。フランジ32は、フランジ31に平行である。ウェブ33の厚さ方向は、Y方向
に平行である。ウェブ33は、フランジ31およびフランジ32に対して直交する。第1
上部梁30は、例えば、溶接によって第1柱10のフランジ11に接合される。
第2上部梁40は、X方向に沿って延びる。第2上部梁40の長手方向は、X方向に平
行である。第2上部梁40は、H形鋼である。第2上部梁40の鉛直断面は、H字状であ
る。第2上部梁40は、フランジ41と、フランジ42と、ウェブ43とを備える。フラ
ンジ41の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ42の厚さ方向は、Z方向に平行
である。フランジ42は、フランジ41に平行である。ウェブ43の厚さ方向は、Y方向
に平行である。ウェブ43は、フランジ41およびフランジ42に対して直交する。第2
上部梁40は、例えば、溶接によって第2柱20のフランジ22に接合される。
第1下部梁50は、X方向に沿って延びる。第1下部梁50の長手方向は、X方向に平
行である。第1下部梁50は、H形鋼である。第1下部梁50の鉛直断面は、H字状であ
る。第1下部梁50は、フランジ51と、フランジ52と、ウェブ53とを備える。フラ
ンジ51の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ52の厚さ方向は、Z方向に平行
である。フランジ52は、フランジ51に平行である。ウェブ53の厚さ方向は、Y方向
に平行である。ウェブ53は、フランジ51およびフランジ52に対して直交する。第1
下部梁50は、例えば、溶接によって第1柱10のフランジ11に接合される。
第2下部梁60は、X方向に沿って延びる。第2下部梁60の長手方向は、X方向に平
行である。第2下部梁60は、H形鋼である。第2下部梁60の鉛直断面は、H字状であ
る。第2下部梁60は、フランジ61と、フランジ62と、ウェブ63とを備える。フラ
ンジ61の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ62の厚さ方向は、Z方向に平行
である。フランジ62は、フランジ61に平行である。ウェブ63の厚さ方向は、Y方向
に平行である。ウェブ63は、フランジ61およびフランジ62に対して直交する。第2
下部梁60は、例えば、溶接によって第2柱20のフランジ22に接合される。
第1上部梁30と第2上部梁40は、X方向に沿って直線状に配置される。第1下部梁
50と第2下部梁60は、X方向に沿って直線状に配置される。第1上部梁30と第1下
部梁50は、Z方向に間隔を空けて配置される。第2上部梁40と第2下部梁60は、Z
方向に間隔を空けて配置される。なお、第1柱10、第2柱20、第1上部梁30、第2
上部梁40、第1下部梁50、第2下部梁60は、H形鋼に限らず、角型鋼管、円形鋼管
、SRC,CFTなどを用いて構成してもよい。
第1連結材70は、H形鋼である。第1連結材70の鉛直断面は、H字状である。第1
連結材70は、フランジ71と、フランジ72と、ウェブ73とを備える。フランジ71
の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ72の厚さ方向は、Z方向に平行である。
フランジ72は、フランジ71に平行である。フランジ72は、XY平面視でフランジ7
1と、つまり、一直線上に配置される。ウェブ73の厚さ方向は、Y方向に平行である。
ウェブ73は、フランジ71およびフランジ72に対して直交する。ウェブ73のY方向
の位置は、ウェブ13、ウェブ23およびウェブ33、ウェブ43のY方向の位置と同じ
である。ウェブ73は、YZ平面視でウェブ13、ウェブ23およびウェブ33、ウェブ
43と重なる、つまり、一直線上に配置される。
第1連結材70は、第1柱10と第2柱20との間に配置される。第1連結材70のZ
方向の位置は、第1上部梁30および第2上部梁40のZ方向の位置と同じである。第1
連結材70は、YZ平面視で第1上部梁30および第2上部梁40と重なる、つまり、一
直線上に配置される。第1連結材70は、例えば、溶接によって第1柱10のフランジ1
2および第2柱20のフランジ21に接合される。
第2連結材80は、H形鋼である。第2連結材80の鉛直断面は、H字状である。第2
連結材80は、フランジ81と、フランジ82と、ウェブ83とを備える。フランジ81
の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ82の厚さ方向は、Z方向に平行である。
フランジ82は、フランジ81に平行である。フランジ82は、XY平面視でフランジ8
1と重なる、つまり、一直線上に配置される。ウェブ83の厚さ方向は、Y方向に平行で
ある。ウェブ83は、フランジ81およびフランジ82に対して直交する。ウェブ83の
Y方向の位置は、ウェブ13、ウェブ23およびウェブ53、ウェブ63のY方向の位置
と同じである。ウェブ83は、YZ平面視でウェブ13、ウェブ23およびウェブ53、
ウェブ63と重なる、つまり、一直線上に配置される。
第2連結材80は、第1柱10と第2柱20との間に配置される。第2連結材80のZ
方向の位置は、第1下部梁50および第2下部梁60のZ方向の位置と同じである。第2
連結材80は、YZ平面視で第1下部梁50および第2下部梁60と重なる、つまり、一
直線上に配置される。第2連結材80は、例えば、溶接によって第1柱10のフランジ1
2および第2柱20のフランジ21に接合される。
リブ14,15,16,17は、平板状の部材である。リブ14,15,16,17の
厚さ方向は、Z方向に平行である。リブ14,15,16,17は、フランジ11とフラ
ンジ12とウェブ13に対して直交する。リブ14,15,16,17は、例えば、溶接
によってフランジ11とフランジ12とウェブ13に接合される。リブ14,15のZ方
向の位置は、第1上部梁30のフランジ31,32のZ方向の位置と同じである。リブ1
6,17のZ方向の位置は、第1下部梁50のフランジ51,52のZ方向の位置と同じ
である。すなわち、複数のリブ14,15,16,17は、YZ平面視で、フランジ31
,32,51,52と重なる、つまり、一直線上に配置される。
リブ24,25,26,27は、平板状の部材である。リブ24,25,26,27の
厚さ方向は、Z方向に平行である。リブ24,25,26,27は、フランジ21とフラ
ンジ22とウェブ23に対して直交する。リブ24,25,26,27は、例えば、溶接
によってフランジ21とフランジ22とウェブ23に接合される。リブ24,25のZ方
向の位置は、第2上部梁40のフランジ41,42のZ方向の位置と同じである。リブ2
6,27のZ方向の位置は、第2下部梁60のフランジ61,62のZ方向の位置と同じ
である。すなわち、複数のリブ24,25,26,27は、YZ平面視で、フランジ41
,42,61,62と重なる、つまり、一直線上に配置される。
棒ダンパ90は、第1連結材70と第2連結材80との間で、第1柱10と第2柱20
とを連結する減衰部材として機能する。棒ダンパ90は、降伏強度が第1連結材70およ
び第2連結材80の降伏強度より低く設定される。ここで、降伏強度とは、塑性変形を起
こさずに材料に対して生じさせることができる最大応力のことである。
第1実施形態の棒ダンパ90は、複数の連結ロッド91を有する。複数の連結ロッド9
1は、長手方向に外径が同寸法の丸棒材であるが、多角柱材でもよい。棒ダンパ90は、
第1柱10と第2柱20の並設方向であるX方向に沿う。すなわち、連結ロッド91の長
手方向(軸方向)は、X方向に平行である。複数の連結ロッド91は、Y方向に沿って間
隔を空けて配置されると共に、Z方向に沿って間隔を空けて配置される。複数の連結ロッ
ド91は、Y方向における位置がウェブ13,23のY方向における位置に対して所定長
さだけずれている。第1実施形態にて、複数の連結ロッド91は、Y方向に2個並設され
、Z方向に5個並設され、全部で10個配置されるが、その数は本実施形態に限定される
ものではない。
棒ダンパ90は、第1柱10と第2柱20との間に配置される。棒ダンパ90は、第1
連結材70と第2連結部材の中間位置に配置される。棒ダンパ90は、第1柱10および
第2柱20に対して着脱自在に設けられる。複数の連結ロッド91は、軸方向の一端部が
第1柱10のフランジ12を貫通し、ねじ部にナット92,93が螺合して締結される。
複数の連結ロッド91は、軸方向の他端部が第2柱20のフランジ21を貫通し、ねじ部
にナット94,95が螺合して締結される。そのため、棒ダンパ90(複数の連結ロッド
91)は、ナット92,93,94,95により第1柱10および第2柱20に着脱自在
に締結される。
なお、上述した説明にて、棒ダンパ90を長手方向に同径である複数の連結ロッド91
から構成したが、連結ロッド91は、この形状に限定されるものではない。図4は、第1
実施形態の連結ロットの変形例を表す概略図である。図4に示すように、連結ロッド96
は、長手方向の中間部に第1柱10との連結部(ねじ部97a)97および第2柱20と
の連結部(ねじ部98a)98より断面積の小さい細径部99が設けられる。すなわち、
連結ロッド91は、長手方向の中間部に第1柱10や第2柱20に連結される連結部97
,98より外径の小さい細径部99が設けられる。
また、架構式構造1は、第3上部梁110と第3下部梁120を備える。第3上部梁1
10は、Y方向に沿って延びる。第3上部梁110の長手方向は、Y方向に平行である。
第3上部梁110は、H形鋼である。第3上部梁110の鉛直断面は、H字状である。第
3上部梁110は、フランジ111と、フランジ112と、ウェブ113とを備える。フ
ランジ111の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ111のZ方向の位置は、フ
ランジ71のZ方向の位置と同じである。フランジ71は、XZ平面視でフランジ71と
重なる、つまり、一直線上に配置される。フランジ112の厚さ方向は、Z方向に平行で
ある。フランジ112は、フランジ111に平行である。フランジ112のZ方向の位置
は、フランジ72のZ方向の位置と同じである。フランジ112は、XZ平面視でフラン
ジ72と重なる、つまり、一直線上に配置される。フランジ111およびフランジ112
のX方向の幅は、第1連結材70のX方向の長さ(フランジ12からフランジ21までの
距離)以下である。ウェブ113の厚さ方向は、X方向に平行である。ウェブ113は、
フランジ111およびフランジ112に対して直交する。第3上部梁110は、第1連結
材70に接合される。第3上部梁110は、例えば、溶接によって第1連結材70に接合
される。
第3下部梁120は、Y方向に沿って延びる。第3下部梁120の長手方向は、Y方向
に平行である。第3下部梁120は、H形鋼である。第3下部梁120の鉛直断面は、H
字状である。第3下部梁120は、フランジ121と、フランジ122と、ウェブ123
とを備える。フランジ121の厚さ方向は、Z方向に平行である。フランジ121のZ方
向の位置は、フランジ71のZ方向の位置と同じである。フランジ71は、XZ平面視で
フランジ81と重なる、つまり、一直線上に配置される。フランジ122の厚さ方向は、
Z方向に平行である。フランジ122は、フランジ121に平行である。フランジ122
のZ方向の位置は、フランジ82のZ方向の位置と同じである。フランジ122は、XZ
平面視でフランジ82と重なる、つまり、一直線上に配置される。フランジ121および
フランジ122のX方向の幅は、第2連結材80のX方向の長さ(フランジ12からフラ
ンジ21までの距離)以下である。ウェブ123の厚さ方向は、X方向に平行である。ウ
ェブ123は、フランジ121およびフランジ122に対して直交する。第3下部梁12
0は、第2連結材80に接合される。第3下部梁120は、例えば、溶接によって第2連
結材80に接合される。
なお、架構式構造1が適用される建築物において、壁は、第1柱10、第2柱20およ
び第1上部梁30、第2上部梁40、第1下部梁50、第2下部梁60によって形成され
る平面に沿うように設けられる。すなわち、建築物の壁は、XZ平面に平行である。建築
物の壁の厚さ方向は、Y方向に平行である。また、架構式構造1が適用される建築物にお
いて、上部床は、第1柱10、第2柱20および第1上部梁30、第2上部梁40によっ
て形成される平面に沿うように設けられる。上部床は、第1柱10、第2柱20および第
1下部梁50、第2下部梁60によって形成される平面に沿うように設けられる。すなわ
ち、建築物の上部床および下部床は、XY平面に平行である。建築物の上部床および下部
床の厚さ方向は、Z方向に平行である。
このように第1実施形態の架構式構造にあっては、H形鋼からなる第1柱10と、H形
鋼からなって第1柱10に間隔を空けて並設される第2柱20と、第1柱10と第2柱2
0とを連結する第1連結材70と、第1連結材70に間隔を空けて並設されて第1柱10
と第2柱20とを連結する第2連結材80と、第1連結材70と第2連結材80との間で
第1柱10と第2柱20とを連結する棒ダンパ90とを備える。
そのため、大きな1本の柱を用いる場合と比較して、柱(第1柱10および第2柱20
)の壁面からの張り出しを抑制することができ、室内空間をより自由に利用することが可
能である。また、地震によって建築物に水平力が作用した場合、第1連結材70および第
2連結材80により第1柱10および第2柱20の変形を抑制することができる。一方で
、棒ダンパ90により建築物に作用した水平力を減衰することができる。その結果、層間
変位(下階に対する上階の相対的な水平方向の変位)を低減することができ、建築物の耐
震性を向上させることができる。
すなわち、図1に示すように、建築物にX方向の水平力が作用すると、例えば、第2連
結材80により連結された第1柱10および第2柱20の下部を支点として、第1連結材
70により連結された第1柱10および第2柱20の上部がX方向に揺動する。このとき
、第1柱10と第2柱20は、上部が第1連結材70により連結され、下部が第2連結材
80により連結されることから、フランジ12,21間の距離を維持しながら変形し、長
手方向(Z方向)に相対変位する。棒ダンパ90は、このZ方向の相対変位を吸収して減
衰させる。つまり、棒ダンパ90は、入力した外力としてのせん断力により複数の連結ロ
ッド91が変形する。外力が降伏応力より大きければ、連結ロッド91が降伏することで
振動エネルギーを吸収して減衰させる。
また、第1実施形態の架構式構造では、棒ダンパ90の降伏強度を第1連結材70およ
び第2連結材80の降伏強度より低く設定している。そのため、建築物にX方向の水平力
が作用し、第1柱10および第2柱20が下部を支点として上部が揺動するとき、第1柱
10および第2柱20は、第1連結材70および第2連結材80より降伏強度が低い棒ダ
ンパ90が降伏して振動エネルギーを吸収する。すると、第1連結材70および第2連結
材80は、棒ダンパ90により破損が抑制され、第1柱10および第2柱20の変形を抑
制することができる。
第1実施形態の架構式構造では、棒ダンパ90を第1柱10と第2柱20を連結する連
結ロッド91とする。そのため、建築物にX方向の水平力が作用し、第1柱10および第
2柱20が下部を支点として上部が揺動するとき、連結ロッド91がXZ面内で変形する
ことで、振動エネルギーを効率的に吸収して減衰させることができる。
第1実施形態の架構式構造では、連結ロッド91を第1柱10と第2柱20との並設方
向であるX方向に沿って配置し、長手方向の一端部を第1柱10に連結し、長手方向の他
端部を第2柱20に連結する。そのため、建築物に作用するX方向の水平力に対して連結
ロッド91がXZ面内で適正に変形することで、振動エネルギーを効率的に吸収して減衰
させることができる。
第1実施形態の架構式構造では、連結ロッド96は、長手方向の中間部に第1柱10と
の連結部97および第2柱20との連結部98より断面積の小さい細径部99が設けられ
る。そのため、建築物にX方向の水平力が作用したとき、連結ロッド91の細径部99が
降伏変形して振動エネルギーを吸収することで、連結部98の損傷を抑制することができ
る。
第1実施形態の架構式構造では、棒ダンパ90を第1柱10および第2柱20に対して
着脱自在に設ける。そのため、振動エネルギーを吸収して棒ダンパ90が破損しても、破
損した棒ダンパ90を取り外して新しい棒ダンパ90を直ちに装着することができる。
なお、第1実施形態の棒ダンパ90は、上述した構成に限定されるものではない。図5
は、第1実施形態の架構式構造における変形例を表す棒ダンパの正面図、図6は、棒ダン
パの構造を表す図5のVI-VI断面図である。
第1実施形態の変形例において、図5及び図6に示すように、棒ダンパ130は、第1
連結材70と第2連結材80との間で、第1柱10と第2柱20とを連結する減衰部材と
して機能する。棒ダンパ130は、複数の連結ロッド131を有する。複数の連結ロッド
131は、第1柱10と第2柱20の並設方向であるX方向に沿う。複数の連結ロッド1
31は、Y方向に沿って間隔を空けて配置されると共に、Z方向に沿って間隔を空けて配
置される。
棒ダンパ130は、第1柱10と第2柱20との間に配置される。棒ダンパ130は、
第1連結材70と第2連結部材の中間位置に配置される。棒ダンパ130は、第1柱10
および第2柱20に対して着脱自在に設けられる。第1柱10は、フランジ12のウェブ
13に対向する位置にT字形状をなす第1取付板132が固定される。第2柱20は、フ
ランジ21のウェブ23に対向する位置に第2取付板133が固定される。取付板132
,133の取付部は、Y方向およびZ方向に平行である。取付板132,133の取付部
は、フランジ12,21に平行である。複数の連結ロッド131は、軸方向の一端部が第
1取付板132の取付部を貫通し、ねじ部にナット134,135が螺合して締結される
。複数の連結ロッド131は、軸方向の他端部が第2取付板133の取付部を貫通し、ね
じ部にナット136,137が螺合して締結される。そのため、棒ダンパ130(複数の
連結ロッド131)は、取付板132,133を介してナット134,135,136,
137により第1柱10および第2柱20に着脱自在に締結される。
なお、第1実施形態の変形例における作用効果は、第1実施形態の作用効果とほぼ同様
であることから、説明は省略する。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態の架構式構造における棒ダンパの正面図、図8は、棒ダンパの構
造を表す図7のVIII-VIII断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する
部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の架構式構造において、図7及び図8に示すように、棒ダンパ140は、
第1柱10と第2柱20とを連結する減衰部材として機能する。棒ダンパ140は、降伏
強度が第1連結材70および第2連結材80(図1参照)の降伏強度より低く設定される
棒ダンパ140は、複数の連結ロッド141を有する。複数の連結ロッド141は、長
手方向に外径が同寸法の丸棒材であるが、多角柱材でもよい。棒ダンパ140は、第1柱
10と第2柱20の並設方向(X方向)に直交するY方向に沿う。すなわち、連結ロッド
141の長手方向(軸方向)は、Y方向に平行である。複数の連結ロッド141は、Z方
向に沿って間隔を空けて配置される。第2実施形態にて、複数の連結ロッド141は、Z
方向に4個並設されるが、その数は、本実施形態に限定されるものではない。
棒ダンパ140は、第1柱10と第2柱20との間に配置される。棒ダンパ140は、
第1連結材70と第2連結部材の中間位置に配置される。棒ダンパ140は、第1柱10
および第2柱20に対して着脱自在に設けられる。第1柱10は、フランジ12に1個の
第1取付板142が固定される。第2柱20は、フランジ21に2個の第2取付板143
,144が固定される。第1取付板142は、フランジ12のウェブ13に対向する位置
にある。第2取付板143,144は、フランジ21のウェブ23に対してY方向にずれ
た位置にある。取付板142,143,144は、X方向およびZ方向に平行である。第
1取付板142は、2個の第2取付板143,144の間に間隔を空けて配置される。第
1取付板142と第2取付板143,144は、XZ平面に直交するY方向に対して重な
るように配置される。第1取付板142と第2取付板143,144は、X方向およびZ
方向の位置が同じである。
複数の連結ロッド141は、Y方向に沿って第1取付板142および第2取付板143
,144を貫通して連結される。複数の連結ロッド141は、軸方向の中間部が第1取付
板142を貫通する。複数の連結ロッド141は、軸方向の一端部が第2取付板143を
貫通し、ねじ部にナット145が螺合して締結され、軸方向の他端部が第2取付板144
を貫通し、ねじ部にナット146が螺合して締結される。そのため、棒ダンパ140(複
数の連結ロッド141)は、ナット145,146により取付板142,143,155
を介して第1柱10および第2柱20に着脱自在に締結される。
このように第2実施形態の架構式構造にあっては、H形鋼からなる第1柱10と、H形
鋼からなって第1柱10に間隔を空けて並設される第2柱20と、第1柱10と第2柱2
0とを連結する第1連結材70と、第1連結材70に間隔を空けて並設されて第1柱10
と第2柱20とを連結する第2連結材80と、第1連結材70と第2連結材80との間で
第1柱10と第2柱20とを連結する棒ダンパ140とを備える。
そのため、大きな1本の柱を用いる場合と比較して、柱(第1柱10および第2柱20
)の壁面からの張り出しを抑制することができ、室内空間をより自由に利用することが可
能である。また、地震によって建築物に水平力が作用した場合、第1連結材70および第
2連結材80により第1柱10および第2柱20の変形を抑制することができる。一方で
、棒ダンパ140により建築物に作用した水平力を減衰することができる。その結果、層
間変位(下階に対する上階の相対的な水平方向の変位)を低減することができ、建築物の
耐震性を向上させることができる。
すなわち、建築物にX方向の水平力が作用すると、例えば、第2連結材80により連結
された第1柱10および第2柱20の下部を支点として、第1連結材70により連結され
た第1柱10および第2柱20の上部がX方向に揺動する。このとき、第1柱10と第2
柱20は、上部が第1連結材70により連結され、下部が第2連結材80により連結され
ることから、フランジ12,21間の距離を維持しながら変形し、長手方向(Z方向)に
相対変位する。棒ダンパ140は、このZ方向の相対変位を吸収して減衰させる。つまり
、棒ダンパ140は、入力した外力としてのせん断力により複数の連結ロッド141が変
形する。外力が降伏応力より大きければ、連結ロッド141が降伏することで振動エネル
ギーを吸収して減衰させる。
また、第2実施形態の架構式構造では、第1柱10の長手方向(Z方向)と、第1柱1
0と第2柱20との並設方向(X方向)とに沿うXZ平面に平行をなす第1取付板142
を第1柱10に固定し、第2柱20の長手方向(Z方向)と、第1柱10と第2柱20と
の並設方向(X方向)とに沿うXZ平面に平行をなす第2取付板143,144を第2柱
20に固定し、第1取付板142および第2取付板143,144がY方向に対して重な
るように配置し、XZ平面に直交するY方向に配置した連結ロッド141を第1取付板1
42および第2取付板143,144を貫通して連結する。そのため、建築物に作用する
X方向の水平力に対して連結ロッド141が径方向に適正に変形することで、振動エネル
ギーを効率的に吸収して減衰させることができる。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態の架構式構造における粘弾性ダンパの正面図、図10は、粘弾性
ダンパの構造を表す図9のX-X断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を
有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態の架構式構造において、図9及び図10に示すように、粘弾性ダンパ15
0は、第1柱10と第2柱20とを連結する減衰部材として機能する。粘弾性ダンパ15
0は、粘弾性力により外力を減衰する。
粘弾性ダンパ150は、複数の粘弾性部材151を有する。複数の粘弾性部材151は
、矩形の平板形状をなすゴム材である。粘弾性ダンパ150は、第1柱10と第2柱20
との間に配置される。粘弾性ダンパ150は、第1連結材70と第2連結部材の中間位置
に配置される。粘弾性ダンパ150は、第1柱10および第2柱20に固定される。第1
柱10は、フランジ12に2個の第1取付板152,153が固定される。第2柱20は
、フランジ21に3個の第2取付板154,155、156が固定される。取付板152
,153,154,155,156は、X方向およびZ方向に平行である。2個の第1取
付板152,153は、3個の第2取付板154,155,156の間に間隔を空けて配
置される。すなわち、第1取付板152,153と第2取付板154,155,156は
、板厚方向に交互に配置される。第1取付板152,153と第2取付板154,155
,156は、XZ平面に直交するY方向に対して重なるように配置される。第1取付板1
52,153と第2取付板154,155,156は、X方向およびZ方向の位置が同じ
である。
複数の粘弾性部材151は、第1取付板152,153と第2取付板154,155,
156の間に配置される。すなわち、粘弾性部材151と第1取付板152,153と第
2取付板154,155,156は、Y方向に交互に配置され、それぞれが、例えば、接
着剤により固定される。
このように第3実施形態の架構式構造にあっては、H形鋼からなる第1柱10と、H形
鋼からなって第1柱10に間隔を空けて並設される第2柱20と、第1柱10と第2柱2
0とを連結する第1連結材70と、第1連結材70に間隔を空けて並設されて第1柱10
と第2柱20とを連結する第2連結材80と、第1連結材70と第2連結材80との間で
第1柱10と第2柱20とを粘弾性連結する粘弾性ダンパ150とを備える。
そのため、大きな1本の柱を用いる場合と比較して、柱(第1柱10および第2柱20
)の壁面からの張り出しを抑制することができ、室内空間をより自由に利用することが可
能である。また、地震によって建築物に水平力が作用した場合、第1連結材70および第
2連結材80により第1柱10および第2柱20の変形を抑制することができる。一方で
、粘弾性ダンパ150により建築物に作用した水平力を減衰することができる。その結果
、層間変位(下階に対する上階の相対的な水平方向の変位)を低減することができ、建築
物の耐震性を向上させることができる。
すなわち、建築物にX方向の水平力が作用すると、例えば、第2連結材80により連結
された第1柱10および第2柱20の下部を支点として、第1連結材70により連結され
た第1柱10および第2柱20の上部がX方向に揺動する。このとき、第1柱10と第2
柱20は、上部が第1連結材70により連結され、下部が第2連結材80により連結され
ることから、フランジ12,21間の距離を維持しながら変形し、長手方向(Z方向)に
相対変位する。棒ダンパ140は、このZ方向の相対変位を吸収して減衰させる。つまり
、粘弾性ダンパ150は、入力した振動エネルギーを複数の粘弾性部材151が吸収して
減衰させる。
また、上述した実施形態にて、棒ダンパを第1柱と第2柱の間で、第1連結材と第2連
結部材の中間位置に配置したが、この位置は、中間位置に限定されるものではなく、第1
連結材側または第2連結部材側に近づけて配置してもよい。
また、上述した実施形態にて、棒ダンパを第1連結材と第2連結部材の間に1個配置し
たが、複数配置してもよい。図11は、ダンパの配置の変形例を表す概略図である。図1
1に示すように、棒ダンパ400を第1柱10と第2柱20の間で、第1連結材70と第
2連結部材80の間に2個配置してもよく、3個以上配置してもよい。
1 架構式構造
10 第1柱
11,12 フランジ
13 ウェブ
15 リブ
20 第2柱
21,22 フランジ
23 ウェブ
25 リブ
30 第1上部梁
31,32 フランジ
33 ウェブ
40 第2上部梁
41,42 フランジ
43 ウェブ
50 第1下部梁
51,52 フランジ
53 ウェブ
60 第2下部梁
61,62 フランジ
63 ウェブ
70 第1連結材
71,72 フランジ
73 ウェブ
80 第2連結材
81,82 フランジ
83 ウェブ
90,130,140 棒ダンパ
91,96,131,141 連結ロッド
92,93,94,95,134,135,136,137,145,146 ナット
97,98 連結部
99 細径部
110 第3上部梁
111,112 フランジ
113 ウェブ
120 第3下部梁
121,122 フランジ
123 ウェブ
132,142 第1取付板
133,143,144 第2取付板
150 粘弾性ダンパ
151 粘弾性部材
152,153 第1取付板
154,155,156 第2取付板
400 ダンパ

Claims (12)

  1. 第1柱と、
    前記第1柱に間隔を空けて並設される第2柱と、
    前記第1柱と前記第2柱とを連結する第1連結材と、
    前記第1連結材に間隔を空けて並設されて前記第1柱と前記第2柱とを連結する第2連結材と、
    棒形状をなして前記第1連結材と前記第2連結材との間で前記第1柱と前記第2柱とを連結する棒ダンパと、
    を備え
    前記第1連結材は、前記第1柱のフランジ及び前記第2柱のフランジに溶接され、
    前記第2連結材は、前記第1柱のフランジ及び前記第2柱のフランジに溶接される架構式構造。
  2. 前記棒ダンパは、降伏強度が前記第1連結材および前記第2連結材の降伏強度より低く設定される請求項1に記載の架構式構造。
  3. 前記棒ダンパは、前記第1柱と前記第2柱を連結する連結ロッドを有する請求項1または請求項2に記載の架構式構造。
  4. 前記連結ロッドは、前記第1柱と前記第2柱との並設方向に沿って配置され、長手方向の一端部が前記第1柱に連結され、長手方向の他端部が前記第2柱に連結される請求項3に記載の架構式構造。
  5. 前記第1柱は、第1取付板が固定され、前記第2柱は、第2取付板が固定され、前記連結ロッドは、前記一端部が前記第1取付板に連結され、前記他端部が前記第2取付板に連結される請求項4に記載の架構式構造。
  6. 前記第1柱は、第1取付板が固定され、前記第2柱は、第2取付板が固定され、前記連結ロッドは、前記第1柱と前記第2柱との並設方向に直交する方向に沿って配置され、前記第1取付板および前記第2取付板に連結される請求項3に記載の架構式構造。
  7. 前記第1取付板および前記第2取付板は、前記第1柱および前記第2柱の長手方向と、前記第1柱と前記第2柱との並設方向とに沿う平面に平行をなす方向に配置されると共に、前記平面に直交する方向に対して重なるように配置され、前記連結ロッドは、前記第1取付板および前記第2取付板を貫通して連結される請求項6に記載の架構式構造。
  8. 前記連結ロッドは、長手方向の中間部に前記第1柱との連結部および前記第2柱との連結部より断面積の小さい細径部が設けられる請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の架構式構造。
  9. 前記棒ダンパは、前記第1柱および前記第2柱に対して着脱自在に設けられる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の架構式構造。
  10. 前記第1柱と前記第2柱は、H形鋼から構成される請求項1から請求項のいずれか1項に記載の架構式構造。
  11. 前記第1柱および前記第2柱は、前記第1連結材の連結位置と反対側の位置に上部梁が固定され、前記第1柱および前記第2柱は、前記第2連結材の連結位置と反対側の位置に下部梁が固定される請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の架構式構造。
  12. 前記第1連結材および前記第2連結材は、H形鋼から構成される請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の架構式構造。
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