JP7218395B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ボディカバーに物品を収容する構造において、車体内部に連通しながらも防塵可能な収容スペースを提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
図1、図2に示すように、鞍乗り型車両10は、車体フレーム11及びパワーユニット12等によって構成される車体を覆う車体カバー30を備える。
車体カバー30は、フロントフォーク14の前側を覆うフロントカバー31と、フロントカバー31の後方に配置されて、乗員である運転者の脚部を前方から覆うレッグシールド32と、レッグシールド32の車幅方向中央部の後端に接続されてシート17の下方まで延びるセンターカバー33と、センターカバー33の左右に配置され、レッグシールド32の左右外側後端からシート17の下方を後方に延びる左右一対のボディカバー34、35(図2参照)と、左右それぞれのボディカバー34、35に取り付けられる左右一対のサイドカバー36、37(図2参照)と、を備える。
センターカバー33は、前後方向に厚みを有する湾曲板状である。センターカバー33は、レッグシールド32の後端部から後方に延び、後部では上方に湾曲している。
センターカバー33の左右両側には、ボディカバー34、35(図2参照)が接続される。ボディカバー34、35は、車幅方向に厚みを有する板状である。ボディカバー34、35は、センターカバー33の左右外端部から後方に延びて燃料タンク29(図1参照)などを車幅方向外側から覆う。ボディカバー34、35の後部上端には、車幅方向内側に湾曲する接続部34Z、35Z(図2参照)が形成されている。接続部34Z、35Zでボディカバー34、35同士が接続される。センターカバー33と、左右のボディカバー34、35との囲み形状で燃料タンク29を上方に露出させる開口状のタンク開口部(不図示)が形成される。このタンク開口部の上方にはシート17が配置される。シート17はタンク開口部を上方から覆う。
右側のボディカバー35および右側のサイドカバー37も、左側のボディカバー34および左側のサイドカバー36と、外観上の基本構成は同様である。よって、右側のボディカバー35は、隆起部35Aや、凹部35Bを備える。また、右側のサイドカバー37は車幅方向外側に膨出する椀状である。サイドカバー37は凹部35Bを覆い、物品収容スペース35D(図2参照)を形成する。
メンテナンス開口35Cは、凹部35Bの底面35B1の前部全体に形成されている。メンテナンス開口35Cは、車体内部に連通する。メンテナンス開口35Cは、隆起部35Aの下部35A1に沿って前後方向に延びる下部35C1と、下部35C1の前端から隆起部35Aの前部35A2に沿って前上がりに延びる前部35C2と、下部35C1の後端から、隆起部35Aの後部35A3に対して離間しながら後上がりに延びる後部35C3と、隆起部35Aの上部35A4に沿って、前部35C2および後部35C3の上端を接続する上部35C4とにより形成される。
メンテナンス開口35Cは、蓋部材50で着脱可能に閉塞される。蓋部材50は、例えば、樹脂で形成され、弾性的に変形可能な部材である。
図6~図8に示すように、蓋部材50は、板状の蓋本体部51を備える。蓋本体部51は、メンテナンス開口35Cの開口形状に応じた外周形状を有する。すなわち、蓋本体部51には、メンテナンス開口35Cの下部35C1に沿って前後方向に延びる下部51Aと、下部51Aの前端からメンテナンス開口35Cの前部35C2に沿って前上がりに延びる前部51Bと、下部51Aの後端からメンテナンス開口35Cの後部35C3に沿って後上がりに延びる後部51Cと、メンテナンス開口35Cの上部35C4に沿って、前部51Bおよび後部51Cの上端を接続する上部51Dとが形成される。
すなわち、右側のサイドカバー37は、凹溝35A5の形状に対応する形状の開放端を有する。サイドカバー37には、図示しない複数の係合片が設けられており、これらの係合片が係合孔35A6、35A7に係合し、サイドカバー37の開放端が凹溝35A5に嵌合される。そして、サイドカバー37の後部がノブ39で締結部35Eに締結されることにより、サイドカバー37がボディカバー35に取り付けられる。サイドカバー37と、凹部35Bの底面35B1とに挟まれた空間により、図2に示す物品収容スペース35D(物入部)が形成される。右側の物品収容スペース35Dには、オーナーズマニュアル(物品)71や、車載ツール(物品)73、74が収容される。
車載ツール73、74は軸状に延びる工具であり、長手形状を有する。詳細には、車載ツール74はドライバーの柄であり、車載ツール73が車載ツール74に差し込まれる差し込みドライバーである。なお、本実施の形態では、オーナーズマニュアル71のみが袋72に収容されたが、車載ツール73、74もオーナーズマニュアル71を収容する袋72に一緒に収容して、保持部60と蓋部材50との間に保持してもよい。
フロントフォーク14は、前下がりに延びる円筒状のボトムケース81を左右一対有する。
ボトムケース81の下端部には、車軸支持部81Aが形成されている。左右の車軸支持部81Aには車軸13aが支持され、車軸13aを介して前輪13が支持される。
前輪13は、車軸13aに軸支されるホイール82と、ホイール82の外周部に取り付けられるタイヤ83とを備える。
フェンダーステー84の左部には、後方に延びるU字状のハーネスガード85が設けられている。ハーネスガード85は、前輪13の左側に配置され、側面視で前輪13のタイヤ83と重複している。
ボトムケース81の前部には、センサステー部81Bが形成されている。センサステー部81Bは、車軸支持部81Aからボトムケース81の前部に沿って上方に延びている。センサステー部81Bは、断面L字状に形成されており、車幅方向に厚みを有する配置部81B1と、配置部81B1の前端から左方に屈曲する保護部81B2とを備える。配置部81B1には、ホイール82側に貫通する開口(不図示)が形成されている。
ブレーキディスク88は、ホイール82の左側側面に取付けられている。ブレーキディスク88は、車軸13aを中心にホイール82と一体に回転する。
固定部96Aの後下部には、車幅方向内側に屈曲した形状の回り止め96A1が形成されている。回り止め96A1が上側のキャリパ支持部81Cの後面81C1に突き当てられた状態で、固定部96Aがキャリパ支持部81Cに固定される。固定部96Aは、車幅方向に延びるカバー締結ボルト99で上側のキャリパ支持部81Cに固定される。
ディスクカバー98は、ブレーキディスク88の側方に配置される半円板状の本体部98Aを備える。本体部98Aの外周部には、車幅方向内側に突出する外周カバー部98Bが形成されている。外周カバー部98Bは、ブレーキディスク88の外周を覆う。本体部98Aには、厚み方向に貫通する格子状の開口98Cが形成されている。開口98Cを通じてブレーキディスク88が側方から視認可能となっている。
車軸回避部98Eの後下方には、本体部98AがU字状に下方に切り欠かれた形状のボトムケース回避部98Fが形成されている。ボトムケース回避部98Fには、ボトムケース81の下端が配置され、ボトムケース81がディスクカバー98の本体部98Aよりも車幅方向外側に突出する。
ディスクカバー98には、センサカバー部98Dの上部に前上側の固定部98Lが形成されている。前上側の固定部98Lはセンサステー部81Bに固定される。
ディスクカバー98には、ブラケットカバー部98Hの車幅方向外側に、上側の固定部98Mが形成されている。上側の固定部98Mは上側のキャリパ支持部81Cに固定される。
各固定部98K、98L、98Mは、車幅方向に延びるカバー締結ボルト99で固定される。特に、上側の固定部98Mでは、カバー締結ボルト99は、ディスクカバー98とブラケット96を共締めする。
これにより、ディスクカバー98がボトムケース81に支持される。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、物入部に開口を有することで車体の内部空間へのアプローチを作業者ができるためメンテナンス性を有し、開口を蓋部材で閉塞した物入部とすることで、車輪が巻き上げる泥や水、土埃などの影響を受けない物入部とすることができる。よって、ボディカバーに物品を収容する構造において、車体内部に連通しながらも防塵可能な収容スペースを提供することができる。
この構成によれば、サイドカバーの内側面を収容スペースの一部とすることができ、物入部を大きくできる。
この構成によれば、蓋部材で開口を閉塞し易くできる。
この構成によれば、簡易に物品を蓋部材に保持させることができる。
この構成によれば、蓋部材を取り外すことで電装品をメンテナンスすることができる。
この構成によれば、オーナーズマニュアルと車載ツールとの少なくともいずれか一方を収容することができる。
17 シート
35 ボディカバー
35B 凹部
35C メンテナンス開口(開口)
35D 物品収容スペース(物入部)
37 サイドカバー
42 ECU(電装品)
50 蓋部材
52 フランジ片(フランジ部)
60 保持部
71 オーナーズマニュアル(物品)
72 袋(物品)
73 車載ツール(物品)
74 車載ツール(物品)
Claims (6)
- 乗員が着座するシート(17)の下方をボディカバー(35)で覆い、該ボディカバー(35)の一部を車体内側方向に窪ませて凹部(35B)からなる物入部(35D)を形成し、該物入部(35D)には車体内部に連通する開口(35C)があり、前記開口(35C)がサイドカバー(37)で覆われる鞍乗り型車両において、
前記開口(35C)を閉塞する着脱可能な蓋部材(50)を有し、物品(71、72、73、74)は該蓋部材(50)に支持されることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記サイドカバー(37)は椀状をなすことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記蓋部材(50)には、前記開口(35C)の周縁に係合する複数のフランジ部(52)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記蓋部材(50)には、前記物品(71、72、73、74)を保持する保持部(60)を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 車体内部には、電装品(42)が配置され、
前記開口(35C)には、前記電装品(42)が車体側面視で重複して位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。 - 前記物品(71、72、73、74)は、オーナーズマニュアル(71)と車載ツール(73、74)との少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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