JP7214513B2 - 移動足場用レール - Google Patents

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本発明は、移動足場に設けられたキャスターを支持するための移動足場用レールに関する。
建設現場では、脚部にキャスターが設けられた移動足場が用いられる場合がある。移動足場は、レール上に載置され、キャスターがレール上を走行することで移動が行われる。従来の移動足場では、レールに250mm幅の溝形鋼が用いられていた。また、この他の移動足場として、例えば、特許文献1に記載された移動足場が知られている。この移動足場は、足場の脚部に設けられ、移動足場用レールを挟持するように凹部が形成された車輪を有するキャスターと、キャスターを駆動するモーターを備えている。
特開2000-145127号公報
しかしながら、レールに溝形鋼を用いる従来の技術では、キャスターが溝形鋼の上を走行して溝形鋼の壁面に接触した際、引っ掛かりが生じて移動足場の走行に抵抗が生じていた。また、特許文献1に記載された移動足場によれば、モーターを備えるため重量が嵩み、運搬するために重機が必要となり、人力で運搬できず施工性が悪化する虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、簡便な構成により移動足場の走行を容易にすると共に、施工性を向上させることができる移動足場用レールを提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、本発明は、移動足場の脚部の下端部に設けられたキャスターが載置される移動足場用レールであって、前記キャスターを支持し、帯状に形成されたレール板と、前記レール板の長手の両辺において前記レール板の長手方向に沿って延在し、短手方向から断面視して前記レール板の両端部から離間するにしたがって上方に跳ね上がるように斜面が形成された一対のガイド部と、を備え、前記レール板は、長手方向に沿って延在する矩形断面に形成された鋼管により支持されていることを特徴とする、移動足場用レールである。
本発明によれば、移動足場のキャスターがレール板を走行する際にガイド部に乗り上げた場合、キャスターがレール板に対して跳ね上がるように斜面が形成されているため、ガイド部が移動足場の下方に掛かる荷重により、キャスターがガイド部を下るため、キャスターを自然にレール板に戻すことができる。
また、リースで用いられる鋼管を用いて構成することができるため、施工コストを大幅に低減することができる。
本発明は、また、前記ガイド部が短手方向から断面視して前記レール板に対して20°~70°の範囲で跳ね上がるように形成されているようにしてもよい。
本発明によれば、ガイド部がレール板に対して所定角度範囲の斜め方向に跳ね上がるように斜面が形成されているため、キャスターがガイド部に乗り上げても、自然にガイド部を下って行き、キャスターの走行を安定化させることができる。
本発明は、また、ガイド部の上端において長手方向に沿って端部が折り曲げられて形成された折り曲げ部を備えるよう構成されていてもよい。
本発明によれば、折り曲げ部がガイド部の上端において下方に折り曲げられていることにより移動足場用レールの曲げ剛性を向上させることができる。
本発明によれば、簡便な構成により移動足場の走行を容易にすることができる。
本発明の実施形態に係る移動足場の使用状態を示す正面図である。 移動足場用レールの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る移動足場用レールの実施形態について説明する。移動足場用レールは、足場の脚部の下端部にキャスターが設けられた移動足場を移動自在に支持するレールである。以下、移動足場用レールの短手の端面から見た方向(図のY軸方向)を正面視として記載する。
図1に示されるように、移動足場用レール1は、競技場の観客席の設置面等の斜面Eに設置され、移動足場Sで天井等の高所作業を行う際に使用される。移動足場Sは、斜面Eに合わせて長さが調整された脚部B1,B2を備える。複数の移動足場用レール1は、脚部B1,B2を支持するために、斜面Eにおいて異なる高さの位置に設置される。脚部B1,B2は、下端部にキャスターCが設けられている。キャスターCは、車軸C1の軸線方向から見て車軸C1が脚部B1,B2の軸線から水平方向にオフセットされて取り付けられている。これにより、移動足場Sが方向転換する際にキャスターCの回転が容易となる。移動足場用レール1は、設置対象面の斜面Eに設けられた台座20と、台座20に支持されたレール部10とを備える。
図2に示されるように、台座20は、斜面E上に固定するために一対のフランジ部21と、一対のフランジ部21の対向するそれぞれの一辺から上方に起立した一対の起立板22と、一対の起立板22の上辺を架設する載置板23とを備える。フランジ部21は、矩形の板状体に形成されている。フランジ部21には、一対のボルト孔21Aが形成されている。フランジ部21は、正面視して斜面Eに沿うように配置されている。ボルト孔21Aは、長孔に形成されている。フランジ部21は、ボルト孔21Aを介してアンカーボルト及びナットで斜面Eに固定される。フランジ部21の一辺からは、起立板22が上方に起立して形成されている。
起立板22は、正面視して台形に形成されている。起立板22は、下辺が斜面Eに接し上辺が水平となるように形成されている。対向する一対の起立板22の上辺同士は、載置板23で架設されている。載置板23は、矩形の板状体に形成されている。載置板23は、水平に配置されるように設けられている。載置板23の上方には、レール部10が載置されている。
レール部10は、例えば、金属板が折り曲げられて形成されたレール部材11と、レール部材11を支持する鋼管15とを備える。鋼管15は、台座20上に載置されている。鋼管15は、長手方向に沿って延在し、矩形断面に形成されている。複数の鋼管15は、端部同士が台座20上で繋ぎ合わされる。台座20と鋼管15とは、連結部材Fにより連結されている。鋼管15の端部同士も連結部材Fにより連結されている。
連結部材Fは、L断面形状に形成されている。連結部材Fは、矩形の板状体に形成された平板F1と、平板F1から上方に起立した矩形の板状体に形成された起立片F2とを備える。平板F1は、載置板23にボルト及びナットで固定されている。起立片F2は、鋼管15の側面に当接するように形成されている。起立片Fの上端は、レール部材11(後述のレール板12又はガイド部13)に溶接されている。これにより、対向する一対の連結部材Fは、鋼管15の側面を挟持するように鋼管15の水平方向の移動を拘束している。鋼管15は、台座20、一対の連結部材F、及びレール部材11により囲まれて形成された矩形の空間に挿入されている。これにより、鋼管15は、レール部材11を支持している。
レール部材11は、帯状に形成されたレール板12を備える。レール板12は、長手方向が鋼管15の長手方向に沿って支持されている。レール板12は、キャスターCを支持する。レール板12の長手の両辺には、斜板状の一対のガイド部13が形成されている。一対のガイド部13は、レール板12の長手方向に沿って帯状に延在している。一対のガイド部13は、短手方向から断面視してレール板12の両端部から離間するにしたがって上方に跳ね上がるように斜面が形成されている。ガイド部13は、正面視
してレール板12に対して上反角が20°~70°の範囲で跳ね上がるように斜面が形成されている。
一対のガイド部13が形成されていることにより、キャスターCがレール板12を走行中にガイド部13に乗り上げた際、移動足場Sの下方に掛かる荷重により、キャスターCは、ガイド部13を下ってレール板12に自然に戻る。また、移動足場Sが方向転換してキャスターCが回転する場合、ガイド部13に上反角が付けられているため、キャスターCがガイド部13に引っ掛からず、回転が妨げられることが無い。ガイド部13の上端には、長手方向に沿って端部が下方に折り曲げられた折り曲げ部14が形成されている。折り曲げ部14が形成されていることにより、ガイド部13の曲げ剛性が向上する。即ち、ガイド部13に折り曲げ部14が形成されていることにより、キャスターCがガイド部13に乗り上げた際に、ガイド部13が変形することが防止される。
複数のレール部材11同士は、端部同士が突合されている。レール部材11が鋼管15にしっかりと固定されているのであれば、複数のレール部材11の端部同士は必ずしも接続されていなくてもよい。複数のレール部材11の端部同士は、必ずしも台座20の位置で接続されていなくてもよい。即ち、レール部材11の継ぎ目は、台座20の位置からずれるように接続されていてもよい。
上述したように移動足場用レール1によれば、移動足場Sの脚部B1,B2の下端に設けられたキャスターCがレール部材11上をスムースに移動又は方向転換することができる。即ち、移動足場用レール1によれば、キャスターCがレール部材11上でガイド部13に乗り上げても、自然にレール板12に戻るので、移動足場Sの走行を安定化させることができる。
また、移動足場用レール1によれば、リースで用いられる鋼管15にレール部材11を固定することにより、施工コストを低減することができる。また、移動足場用レール1によれば、鋼管15に加工をする必要がないため、鋼管15をリースした場合、元の状態のままで返却することができる。また、移動足場用レール1によれば、解体や運搬時に人力で作業及び運搬をすることができ、施工性を向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、鋼管15の代わりにH鋼を用いてもよい。
1 移動足場用レール
10 レール部
11 レール部材
12 レール板
13 ガイド部
14 曲げ部
15 鋼管
20 台座
21 フランジ部
21A ボルト孔
22 起立板
23 載置板

Claims (3)

  1. 移動足場の脚部の下端部に設けられたキャスターが載置される移動足場用レールであって、
    前記キャスターを支持し、帯状に形成されたレール板と、
    前記レール板の長手の両辺において前記レール板の長手方向に沿って延在し、短手方向から断面視して前記レール板の両端部から離間するにしたがって上方に跳ね上がるように斜面が形成された一対のガイド部と、を備え
    前記レール板は、長手方向に沿って延在する矩形断面に形成された鋼管により支持されていることを特徴とする、
    移動足場用レール。
  2. 前記ガイド部は、短手方向から断面視して前記レール板に対して20°~70°の範囲で跳ね上がるように形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の移動足場用レール。
  3. 前記ガイド部の上端において長手方向に沿って端部が折り曲げられて形成された折り曲げ部を備えることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の移動足場用レール。
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