JP7212865B2 - 車両のキャブ構造 - Google Patents

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Description

本開示は、車両のキャブ構造に関する。
特許文献1には、キャンピングカーが記載されている。このキャンピングカーは、エンジンが車体前方の運転室の下方に搭載されたいわゆるキャブオーバ型自動車である。このキャンピングカーでは、運転室の後面にそのほぼ全域にわたって開口が形成され、積荷室の前面にもそのほぼ全域にわたって開口が形成されている。これによって、このキャンピングカーでは運転室から積荷室に、あるいは積荷室から運転室に搭乗者が自由に移動することができる。
特開平7-61375号公報
特許文献1に記載のキャンピングカー(車両)では、運転室の後面にそのほぼ全域にわたって開口が形成されているので、キャブの強度・剛性が低下してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、キャブの後方に開口を設けても、キャブの強度を確保することが可能な車両のキャブ構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、車室の車幅方向両側に左右のサイドパネルが起立する車両のキャブ構造であって、フロアパネルとキャブ後板部と開口補強部材と左右の連結補強部材とを備える。フロアパネルは、車室の下方を区画する。キャブ後板部は、下端側から上方へ切欠状に形成されて車室を後方へ開放可能な開口を有し、フロアパネルのフロア後端部に沿って起立して車室の後方を区画する。開口補強部材は、キャブ後板部のうち開口の左右の両側の開口側縁部に沿って上下方向に延びて左右の開口側縁部に固定される左右の縦補強部と、キャブ後板部のうち開口の開口上縁部に沿って車幅方向に延びて開口上縁部に固定され左右の縦補強部同士を連結する横補強部とを有する。左右の連結補強部材は、キャブ後板部の下端部よりも上方に配置されて、開口補強部材の左右の縦補強部から車幅方向外側の左右のサイドパネルまで延び、キャブ後板部に固定されてキャブ後板部を補強する。
上記構成では、車室の後方を区画するキャブ後板部を備え、係るキャブ後板部に開口が形成されるので、キャブ後板部を設けることなく車室の後方の全域を開放する場合とは異なり、キャブ後板部によってキャブの強度を確保することができる。
また、キャブ後板部の開口の縁部(左右の開口側縁部、及び開口上縁部)を補強する開口補強部材がキャブ後板部に固定されるので、キャブ後板部に開口を設けても開口補強部材によってキャブの強度を確保することができる。
また、左右の連結補強部材がキャブ後板部に固定されるので、左右の連結補強部材によってキャブの強度を確保することができる。
また、左右の連結補強部材は、開口補強部材の左右の縦補強部から左右のサイドパネルまで延びるので、一側のサイドパネルに対して車幅方向内側へ倒れる方向に荷重が入力した際に、荷重を、上記一側のサイドパネルから上記一側の連結補強部材、開口補強部材、及び他側の連結補強部材を介して上記他側のサイドパネルへ伝達することができる。このため、サイドパネルに対して車幅方向内側へ倒れる方向に荷重が入力した際のキャブの強度を確保することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両のキャブ構造であって、フロア補強部材を備える。フロア補強部材は、フロア後端部に固定されてフロア後端部を車幅方向に亘って補強する。開口補強部材の左右の縦補強部の下端側は、フロア補強部材に対して連結される。
上記構成では、フロア補強部材が、フロア後端部を車幅方向に亘って補強するので、フロア後端部の剛性を確保して、キャブの強度を確保することができる。
また、開口補強部材の左右の縦補強部の下端側は、フロア後端部を車幅方向に亘って補強するフロア補強部材に対して連結される。このため、開口補強部材及びフロア補強部材の一部の領域によって開口の全周域を囲むことができるので、キャブ後板部に開口を設けても開口補強部材及びフロア補強部材によってキャブの強度を確保することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様の車両のキャブ構造であって、ハイルーフ型のルーフパネルとバックパネルとを備える。ルーフパネルは、キャブ後板部の所定の高さ位置よりも上方の領域を構成するルーフバックパネルを有し、車室を上方へ拡大する。バックパネルは、キャブ後板部の上記所定の高さ位置よりも下方の領域を構成し、車幅方向の外端部が左右のサイドパネルの後端部に連結される。左右の連結補強部材は、バックパネルの上端部に沿って車幅方向に延びてバックパネルの上端部を補強する。
上記構成では、左右の連結補強部材が、バックパネルの上端部に沿って車幅方向に延びてバックパネルの上端部を補強するので、開口の上端縁がバックパネルの上端部の下方近傍に配置され、或いは、開口の上端縁がルーフバックパネル側に配置される場合であっても、バックパネルの上端部の剛性を確保して、キャブの強度を確保することができる。
本発明の第4の態様は、上記第2の態様または上記第3の態様の車両のキャブ構造であって、フロアパネルは、車室の前端下部から後方へ延びるフロア前部と、互いに左右に離間した状態でフロア前部の後部から上方へ延びる左右のキックアップ部と、フロア前部よりも後方且つ上方に配置されて互いに左右に離間した状態で左右のキックアップ部の上部から後方へ延びる左右のフロア後部と、左右のフロア後部よりも下方の高さ位置に配置されてフロア前部の後部から左右のキックアップ部間及び左右のフロア後部間を後方へ延びる通路底板部と、通路底板部の左右の端縁部に沿って起立して左右のキックアップ部及び左右のフロア後部と通路底板部との間を塞ぐ左右の通路側板部とを有する。フロア補強部材は、左右のフロア後部の後端部に沿って車幅方向に延びて左右のフロア後部に固定される左右のフロア後部補強部と、左右のフロア後部補強部の車幅方向内端部から左右の通路側板部の後端部の車幅方向外側面に沿って下方へ延びて左右の通路側板部に固定される左右の通路側板補強部と、通路底板部の後端部の下面に沿って車幅方向に延びて通路底板部に固定されて左右の通路側板補強部の下端部同士を連結する通路補強部とを有する。キャブ後板部の下端部は、左右のフロア後部の後端部に支持される。通路底板部の後端部は、開口の下方を区画する。開口補強部材の左右の縦補強部の下端側は、フロア補強部材の左右の通路側板補強部の上端側に連結される。
上記構成では、フロアパネルの通路底板部が、左右のフロア後部よりも下方の高さ位置に配置されてフロア前部の後部から左右のキックアップ部間、及び左右のフロア後部間を後方へ延び、通路底板部の後端部が、開口の下方を区画する。このため、乗員は、車室の前部からキャブ後板部の開口側へ移動しようとする際に、フロア前部から通路底板部を通行して後方の開口へ移動することができる。このように、乗員は、フロア前部から後方の開口へ向かう際に、フロア前部からキックアップ部を跨いでフロア後部上に移動しなくてもよいので、車室から後方の開口へ容易に移動することができる。
本開示によれば、キャブの後方に開口を設けても、キャブの強度を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る車両のキャブの側面図である。 図1のキャブの後方からの斜視図である。 キャブの分解図である。 フロアパネルの斜視図である。 フロアパネルの組立説明図である。 フロアパネルの後端部の後方からの一部切り欠き斜視図である。 キャブの後面の出入口の周囲の補強の説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、動力源が電気モーター(図示省略)である電気自動車であって、キャブ2が動力源の上方に配置されるキャブオーバータイプの車両1である。キャブ2は、車体フレーム3の前部の上方に搭載される。キャブ2の下方の左右の両側には、左右の前輪11(図1には、左側の前輪11のみが図示されている。)が配置される。キャブ2の後方には、架装(本実施形態では、荷箱4)が搭載される。荷箱4の前面4aには、荷箱4内の荷室へ出入可能な開口(図示省略)が形成される。なお、車両1の動力源は、電気モーターに限定されず、エンジンであってもよい。
図2に示すように、キャブ2の後面2aには、車室5への出入口(開口)9となる開口が形成されている。キャブ2の後面2aの出入口9と荷箱4の前面4aの開口とは、連通しており、係る連通により車室5から荷箱4内の荷室(または、荷箱4内の荷室から車室5)への直接的な移動が許容される。
図1~図3に示すように、キャブ2は、車室5を上方へ拡大するハイルーフ型のルーフパネル6を有するキャブ2であって、複数のパネルを互いに接合することによって箱状に形成され、内部に車室5を区画する。ルーフパネル6は、ルーフパネル6の前下端縁から後上方へ延びて上下方向と交叉するルーフ上板部6aと、ルーフ上板部6aの後端縁から下方へ延びて前後方向と交叉するルーフ後板部(ルーフバックパネル)6bと、ルーフ上板部6aの左右の両端縁から下方へ延びて車幅方向と交叉する左右のルーフ側板部6cとによって形成される。車室5の下方は、フロアパネル10によって区画される。車室5の前方は、フロアパネル10の前端部10aに沿って起立して前後方向と交叉するフロントパネル52によって区画される。車室5の側方は、フロアパネル10の左右の側端部10bに沿って起立して車幅方向と交叉する左右のサイドパネル7と、左右のサイドパネル7の上端部から連続して上方へ延びる左右のルーフ側板部6cとによって区画される。車室5の後方は、フロアパネル10の後端部(フロア後端部)10cに沿って起立して前後方向と交叉するバックパネル8と、バックパネル8の上端部39から連続して上方へ延びるルーフ後板部6bとによって区画される。すなわち、本実施形態では、車室5の後方を区画するキャブ後板部33は、バックパネル8とルーフパネル6のルーフ後板部6bとによって構成される。バックパネル8は、キャブ後板部33のうち所定の高さ位置(図2に一点鎖線34で示す高さ位置)よりも下方を構成し、ルーフ後板部6bは、キャブ後板部33のうち上記所定の高さ位置よりも上方を構成する。キャブ2の後面2aの出入口9は、バックパネル8の下端側(キャブ後板部33の下端側)から上方へ切欠状に形成されてルーフ後板部6bの上端部まで延びる。すなわち、バックパネル8は、出入口9によって左右2つに分割された2つのバックパネル8a,8bによって構成される。
図4及び図5に示すように、フロアパネル10は、車室5の前端下部(フロアパネル10の前端部10a)から後方へ延びるフロア前部12と、フロア前部12の後方の左右の両側に配置されてフロア前部12の後部(本実施形態では、後端縁19)から後上方へ延びる左右のキックアップ部13と、左右のキックアップ部13の上部(本実施形態では、上端縁20)から後方へ延びる左右のフロア後部14と、フロア前部12の後部の車幅方向の中央の領域から後方へ延びる通路底板部15と、通路底板部15の左右の端縁部15aに沿って起立する左右の通路側板部16(図4には、右側の通路側板部16が図示されている。)とを有する。
フロア前部12は、車両1の前輪11(図1参照)よりも前方に配置され、フロアパネル10の左右に亘って延びる。本実施形態では、フロア前部12の後端縁側の車幅方向の中央には、前方へ向かって切り欠かれる切欠部18が形成される。
左右のキックアップ部13は、左右の前輪11(図1参照)の前上方に配置されて互いに左右に離間し、フロア前部12の切欠部18の左右両側に位置するフロア前部12の後端縁19から後上方へ延びる。左右のキックアップ部13の車幅方向の内端縁13aは、フロア前部12の切欠部18から後上方へ連続して延びる。
左右のフロア後部14は、左右の前輪11(図1参照)の上方に配置されて互いに左右に離間し、左右のキックアップ部13の上端縁20から後方へ延びる。左右のフロア後部14は、フロア前部12よりも後方且つ上方に位置し、互いに略同じ高さ位置に配置される。左右のフロア後部14の車幅方向の内端縁14aは、左右のキックアップ部13の内端縁13aから連続して後方へ延びる。左右のフロア後部14の車幅方向外端部の後端部には、左右のサイドパネル7の後下端部を支持するための左右の支持部材29が固定される。左右の支持部材29は、左右のフロア後部14の車幅方向外端部に沿って起立した状態で、左右のフロア後部14に固定される。左右のフロア後部14の上方には、乗員が着座する左右のシート17(図2参照)がそれぞれ配置される。なお、図2には、右側のシート17のみが図示されている。
通路底板部15は、車室5の車幅方向の中央(左右のシート17間)で前後方向に延びる通路の床面を形成する。通路底板部15は、左右のフロア後部14よりも下方の高さ位置(本実施形態では、フロア前部12と略同じ高さ位置)に配置され、フロア前部12から左右のキックアップ部13間及び左右のフロア後部14間を通ってキャブ2の後面2aの出入口9まで延びる。通路底板部15の後端縁部15bは、キャブ2の後面2aの出入口9の下方を区画する。すなわち、通路底板部15の後端縁部15bは、出入口9の下縁部となる。
左右の通路側板部16は、左右のキックアップ部13の内端縁13a及び左右のフロア後部14の内端縁14aと通路底板部15の左右の端縁部15aとの間を塞ぐ。左右の通路側板部16は、起立した状態で前方の左右のキックアップ部13の内端縁13a側から後方のフロアパネル10の後端部10cまで延びる。左右の通路側板部16の後端縁部16aは、キャブ2の後面2aの出入口9の下端部の車幅方向両側を区画する。
図4~図6に示すように、フロアパネル10の後端部10cには、フロア補強部材40が固定される。フロア補強部材40は、フロアパネル10の後端部10cの車幅方向の略全域を補強する補強部材であって、第1補強部材(通路底板補強部)23と、左右の第2補強部材(左右の通路側板補強部)24と、左右の第3補強部材(左右のフロア後部補強部)25と、左右の第4補強部材(左右のフロア後部補強部)26とによって構成される。
第1補強部材23は、フロアパネル10の通路底板部15の後端部を補強する補強部材であって、上方へ開口する断面ハット状に形成されて、通路底板部15の後端部の下面に沿って車幅方向に延び、通路底板部15の下面に固定される。第1補強部材23は、通路底板部15との間に、車幅方向に延びる閉断面を形成する。第1補強部材23の車幅方向の両端部は、通路底板部15よりも車幅方向外側にそれぞれ配置される。
左右の第2補強部材24は、フロアパネル10の左右の通路側板部16の後端部を補強する補強部材であって、車幅方向内側へ開口する断面ハット状に形成されて、左右の通路側板部16の後端部の車幅方向外側面に沿って上下方向に延び、左右の通路側板部16の車幅方向外側面に固定される。左右の第2補強部材24は、左右の通路側板部16との間に、上下方向に延びる閉断面を形成する。左右の第2補強部材24の下端部は、第1補強部材23の車幅方向の両端部に固定される。左右の第2補強部材24には、左右の第2補強部材24から上方へ延びる左右の連結部材27が固定される。左右の連結部材27は、キャブ2の後述するバックパネル8a,8bに固定される左右のバックパネル内側補強部材28(図3参照)と左右の第2補強部材24とを連結する。
左右の第3補強部材25は、フロアパネル10の左右のフロア後部14の後端部を補強する補強部材であって、下方へ開口する断面ハット状に形成されて、左右のフロア後部14の後端部の上面14bに沿って車幅方向に延び、左右のフロア後部14の上面14bに固定される。左右の第3補強部材25は、左右のフロア後部14との間に、車幅方向に延びる閉断面を形成する。左右の第3補強部材25の車幅方向の内端部は、左右の第2補強部材24の上端部に固定される。すなわち、左右の第3補強部材25は、左右のフロア後部14の車幅方向内端側から車幅方向外側へ延びる。左右の第3補強部材25の車幅方向外端部25aは、左右のフロア後部14の左右の支持部材29の車幅方向内側面29aから車幅方向内側へ離間した位置に配置される。
左右の第4補強部材26は、フロアパネル10の左右のフロア後部14の後端部を補強する補強部材であって、下方へ開口する断面ハット状に形成されて、左右のフロア後部14の後端部の上面14bに沿って車幅方向に延び、左右のフロア後部14の上面14bに固定される。左右の第4補強部材26は、左右のフロア後部14との間に、車幅方向に延びる閉断面を形成する。左右の第4補強部材26は、左右の第3補強部材25に下方から係合するように、左右の第3補強部材25よりも小さい断面ハット状に形成される。左右の第4補強部材26の車幅方向の外端部は、左右のフロア後部14の左右の支持部材29の車幅方向内側面29aに固定される。すなわち、左右の第4補強部材26は、左右のフロア後部14の車幅方向外端側から車幅方向内側へ延びる。左右の第4補強部材26の車幅方向内端側の領域は、左右の第3補強部材25によって上方から覆われ、左右の第3補強部材25の車幅方向外端部25aに下方から係合した状態で固定される。すわなち、フロアパネル10の左右のフロア後部14の後端部は、左右の第4補強部材26及び左右の第3補強部材25の双方によって、車幅方向の略全域に亘って補強される。
次に、フロアパネル10の製造について説明する。図5に示すように、フロアパネル10は、フロア本体21に対して通路ユニット22を取り付けることによって形成される。
フロア本体21は、フロア前部12と、左右のキックアップ部13と、左右のフロア後部14とを一体的に有する。本実施形態では、通路底板部15を有さない一般的なキャブオーバ型の車両のフロアパネル(フロア前部12の後部の車幅方向の全域からキックアップ部が起立し、係るキックアップ部の後部の車幅方向の全域からフロア後部が延びるフロアパネル)のキックアップ部及びフロア後部の車幅方向中央部を切欠加工することによって、フロア本体21を成形する。フロア本体21の左右のフロア後部14の後端部の車幅方向外端部には、左右の支持部材29及び左右の第4補強部材26(図5には右側の第4補強部材26が図示されている。)が固定される。
通路ユニット22は、通路底板部15と、左右の通路側板部16と、第1補強部材23と、左右の第2補強部材24と、左右の第3補強部材25と、左右の連結部材27とを、一つの部品としてユニット化したものであって、フロア本体21とは別体に成形される。フロアパネル10の通路底板部15には、フロア前部12の切欠部18の端縁部に上方から重なった状態で固定される第1固定部30が設けられる。フロアパネル10の左右の通路側板部16には、左右のキックアップ部13の前面に前方から重なった状態で固定される左右の第2固定部31と、フロア後部14の上面14bに上方から重なった状態で固定される左右の第3固定部32とが設けられる。通路ユニット22は、フロア本体21に対して上方から載置された状態で固定される。
図3及び図7に示すように、キャブ2の左右のサイドパネル7は、車室5を車幅方向外側へ開放可能なドア開口37を有し、フロアパネル10の左右の側端部10bに沿って起立する。左右のサイドパネル7の後端部36には、閉断面状に形成されて上下方向に延びるピラー(図示省略)が設けられる。左右のサイドパネル7の後端部36の下端側は、左右のフロア後部14の左右の支持部材29に対して車幅方向外側から重なった状態で接合される。左右のサイドパネル7のドア開口37よりも後方の領域の車幅方向内側面の上部には、乗員をシート17に拘束可能なシートベルト(図示省略)のシートベルトアンカー(図示省略)を支持するアンカー支持部51が設けられる。なお、図7では、右側のサイドパネル7を図示し、左側のサイドパネル7の図示を省略している。
図2、図3及び図7に示すように、キャブ2のバックパネル8は、出入口9によって左右2つに分割された2つのバックパネル8a,8bによって構成される。バックパネル8の車幅方向両側の外端部35(左側のバックパネル8aの車幅方向外端部及び右側のバックパネル8bの車幅方向外端部)は、左右のサイドパネル7の後端部36に接合される。バックパネル8a,8bの下端部41は、フロアパネル10の後端部10cのうち左右のフロア後部14の後端部に沿って車幅方向に延び、左右のフロア後部14の後端部に接合される。すなわち、バックパネル8は、左右のフロア後部14の後端部に支持される。バックパネル8a,8bの車幅方向内端部(左右の開口側縁部)42は、フロアパネル10の左右の通路側板部16の後端部から連続して上方へ延び、出入口9の車幅方向両側を区画する。
ルーフパネル6のルーフ後板部6bの車幅方向中央には、下方から切欠状に切欠部45が形成される。切欠部45は、出入口9のうちバックパネル8よりも上方の上部領域を区画する。すなわち、ルーフ後板部6bの切欠部45は、出入口9の車幅方向両側で上下方向に延びて出入口9を区画する左右の切欠側縁部(左右の開口側縁部)43と、出入口9の上方で車幅方向に延びて出入口9を区画する切欠上縁部(開口上縁部)44とを有する。左右の切欠側縁部43は、バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42から連続して上方へ延びる。切欠上縁部44は、左右の切欠側縁部43の上端部間で車幅方向に延びる。なお、図7では、ルーフパネル6のルーフ上板部6a及び左右のルーフ側板部6cの図示を省略している。
バックパネル8及びルーフ後板部6bの出入口9の周囲には、開口補強部材46が設けられる。開口補強部材46は、バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42を補強する左右のバックパネル内側補強部材(左右の縦補強部)28と、ルーフ後板部6bの左右の切欠側縁部43を補強する左右のルーフ内側補強部材(左右の縦補強部)47と、ルーフ後板部6bの切欠上縁部44を補強するルーフ上側補強部材(横補強部)48とを有する。左右のバックパネル内側補強部材28は、後方へ開口する断面ハット状に形成され、バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42の前面に沿って上下方向に延び、バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42に固定される。左右のバックパネル内側補強部材28の下端側は、フロア補強部材40の左右の第2補強部材24から上方へ延びる左右の連結部材27を介して左右の第2補強部材24の上端側に連結される。左右のルーフ内側補強部材47は、後方へ開口する断面ハット状に形成され、ルーフ後板部6bの左右の切欠側縁部43の前面に沿って上下方向に延び、ルーフ後板部6bの左右の切欠側縁部43に固定される。左右のルーフ内側補強部材47の下端側は、左右のバックパネル内側補強部材28の上端側に連結される。ルーフ上側補強部材48は、後方へ開口する断面ハット状に形成され、ルーフ後板部6bの切欠上縁部44の前面に沿って車幅方向に延び、ルーフ後板部6bの切欠上縁部44に固定される。ルーフ上側補強部材48の車幅方向の両端部は、左右のルーフ内側補強部材47の上端部に固定される。すなわち、ルーフ上側補強部材48は、左右のルーフ内側補強部材47同士を連結する。
バックパネル8a,8bの前面のうち左右のバックパネル内側補強部材28と左右のサイドパネル7との間には、車幅方向に延びる左右の横補強部材(左右の連結補強部材)49が固定される。本実施形態では、互いに上下に離間して配置される3対の左右の横補強部材49a,49b,49cが設けられる。左右3対の横補強部材49のうち最も上側の左右の横補強部材49aは、バックパネル8a,8bの上端部39に沿って車幅方向に延び、バックパネル8a,8bの上端部39を補強する。左右3対の横補強部材49のうち、最も下側の左右の横補強部材49cは、フロアパネル10の左右のフロア後部14の後端部から上方へ離間した位置に配置されて、バックパネル8a,8bを補強する。左右3対の横補強部材49のうちの真ん中の左右の横補強部材49bは、左右の横補強部材49aから下方へ離間し、且つ左右の横補強部材49cから上方へ離間した位置に配置されて、バックパネル8a,8bを補強する。左右の横補強部材49a,49b,49cの車幅方向内端部は、左右のバックパネル内側補強部材28に連結される。左右の横補強部材49a,49b,49cの車幅方向外端部は、左右のサイドパネル7の後端部36のピラー(図示省略)に連結される。左右の横補強部材49aの車幅方向内端部と、左右のバックパネル内側補強部材28の上端部と、左右のルーフ内側補強部材47の下端部とが交叉する領域には、左右の横補強部材49aと左右のバックパネル内側補強部材28と左右のルーフ内側補強部材47との連結部分を補強する左右の補強板50が固定される。
上記構成では、車室5の後方を区画するキャブ後板部33(バックパネル8及びルーフ後板部6b)を備え、係るキャブ後板部33に出入口9が形成されるので、キャブ後板部33を設けることなく車室5の後方の全域を開放する場合とは異なり、キャブ後板部33によってキャブ2の強度を確保することができる。
また、キャブ後板部33には、出入口9の縁部(バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42及びルーフ後板部6bの切欠部45)を補強する開口補強部材46が固定されるので、キャブ後板部33に出入口9を設けても開口補強部材46によってキャブ2の強度を確保することができる。
また、3対の左右の横補強部材49a,49b,49cがキャブ後板部33に固定されるので、左右の横補強部材49a,49b,49cによってキャブ2の強度を確保することができる。
また、左右の横補強部材49a,49b,49cの車幅方向内端部は、左右のバックパネル内側補強部材28に連結され、左右の横補強部材49a,49b,49cの車幅方向外端部は、左右のサイドパネル7の後端部36に連結される。このため、例えば、車両1が衝突して、左側(一側)のシート17に拘束された乗員が慣性によって前方へ移動しようとした際に、乗員からの前方への荷重がシートベルトを介して左側のサイドパネル7のアンカー支持部51に入力し、左側のサイドパネル7が車幅方向内側へ倒れようとすると、係る荷重は、左側のサイドパネル7から、左側の横補強部材49a,49b,49c、開口補強部材46、及び右側(他側)の横補強部材49a,49b,49cを介して右側のサイドパネル7へ伝達される。このように、一側のサイドパネル7からの荷重を他側のサイドパネル7側へ効率よく伝達することができるので、サイドパネル7に対して車幅方向内側へ倒れる方向に荷重が入力した際の応力の集中を防止することができ、キャブ2の強度を確保することができる。
また、フロアパネル10の後端部10cには、フロア補強部材40が固定されるので、フロアパネル10の後端部10cの剛性を確保して、キャブ2の強度を確保することができる。
また、開口補強部材46の左右のバックパネル内側補強部材28の下端側は、フロア補強部材40の左右の第2補強部材24の上端側に連結される。このため、開口補強部材46及びフロア補強部材40の一部の領域(本実施形態では、左右の第2補強部材24及び第1補強部材23)によって出入口9の全周域を囲むことができるので、キャブ後板部33に出入口9を設けても開口補強部材46及びフロア補強部材40によってキャブ2の強度を確保することができる。
また、左右の横補強部材49aが、バックパネル8a,8bの上端部39を補強するので、本実施形態のようにバックパネル8が出入口9によって左右2つに分割される場合であっても、バックパネル8a,8bの上端部39の剛性を確保して、キャブ2の強度を確保することができる。
従って、本実施形態によれば、キャブ2の後方に開口(出入口9)を設けても、キャブ2の強度を確保することができる。
また、フロアパネル10の通路底板部15が、左右のフロア後部14よりも下方の高さ位置に配置され、フロア前部12から左右のキックアップ部13間及び左右のフロア後部14間を通ってキャブ2の後面2aの出入口9まで延びる。このため、シート17に着座した乗員が、車室5の前部から後方の出入口9へ移動しようとする際に、フロア前部12から通路底板部15を通行して後方の出入口9へ移動することができる。このように、乗員は、フロア前部12から後方の出入口9へ向かう際に、フロア前部12からキックアップ部13を跨いでフロア後部14上に移動しなくてもよいので、車室5の前部から後方の出入口9へ容易に移動することができる。
また、フロアパネル10の通路底板部15と左右の通路側板部16とが、フロア前部12、左右のキックアップ部13及び左右のフロア後部14とは別体に成形されるので、フロアパネル10を複雑な形状の金型等を用いて一体成形する場合とは異なり、低コストで製造することができる。本実施形態では、上述したように一般的なキャブオーバ型の車両のフロアパネルのキックアップ部及びフロア後部の車幅方向中央部を切欠加工することによって、フロア本体21を成形するので、複雑な形状の金型等を必要とせず、上記一般的なキャブオーバ型の車両のフロアパネルを利用して低コストで製造することができる。
また、フロアパネル10の通路底板部15と左右の通路側板部16とが、一つの通路ユニット22としてユニット化された状態でフロア本体21に対して固定されるので、組み立て作業を簡素化することができる。
なお、本実施形態では、フロア前部12に切欠部18を設けたが、切欠部18を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、開口補強部材46を断面ハット状の補強部材としたが、開口補強部材46の断面形状はこれに限定されるものではなく、キャブ後板部33の出入口9の縁部(本実施形態では、バックパネル8a,8bの車幅方向内端部42及びルーフ後板部6bの切欠部45)を補強可能な形状であれば他の形状(例えば、矩形筒状など)であってもよい。
また、本実施形態では、フロア補強部材40を断面ハット状の補強部材としたが、フロア補強部材40の断面形状はこれに限定されるものではなく、フロアパネル10の後端部10cを補強可能な形状(例えば、矩形筒状など)であれば他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、出入口9の上端をルーフパネル6のルーフ後板部6bに配置して、バックパネル8を出入口9によって左右2つに分割したが、これに限定されるものではなく、出入口9の上端をバックパネル8に配置して、バックパネル8を、出入口9の左右両側及び上方を囲む門型に形成してもよい。
また、本実施形態では、車室5を上方へ拡大するハイルーフ型のルーフパネル6をキャブ2に設けたが、これに限定されるものではなく、通常の高さのルーフパネルをキャブ2に設けてもよい。すなわち、本実施形態では、車室5の後方を区画するキャブ後板部33を、バックパネル8とルーフパネル6のルーフ後板部6bとによって構成したが、これに限定されるものではなく、キャブ後板部33を、バックパネル8のみによって構成してもよい。
また、本実施形態では、バックパネル8に3対の左右の横補強部材49a,49b,49cを設けたが、少なくとも1対の左右の横補強部材49を設けていればよい。
また、本実施形態では、開口補強部材46を、複数の補強部材(左右のバックパネル内側補強部材28、左右のルーフ内側補強部材47、及びルーフ上側補強部材48)によって構成したが、これに限定されるものではなく、一体成形された1つの開口補強部材46であってもよい。
また、本実施形態では、フロア補強部材40を、複数の補強部材(第1補強部材23、左右の第2補強部材24、左右の第3補強部材25、及び左右の第4補強部材26)によって構成したが、これに限定されるものではなく、一体成形された1つのフロア補強部材40であってもよい。
また、本実施形態では、フロアパネル10の通路底板部15と左右の通路側板部16とを、通路ユニット22としてユニット化した状態でフロア本体21に対して組み付けたが、これに限定されるものではなく、フロアパネル10の通路底板部15と左右の通路側板部16とをユニット化することなく、フロア本体21に対して組み付けてもよい。或いは、フロアパネル10をプレス加工等によって一体成形してもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係る車両のキャブ構造は、トラック等の車両に広く適用することができる。
1:車両
2:キャブ
5:車室
6:ルーフパネル
6b:ルーフ後板部(ルーフバックパネル)
7:左右のサイドパネル
8,8a,8b:バックパネル
9:出入口(開口)
10:フロアパネル
10c:フロアパネルの後端部(フロア後端部)
12:フロア前部
13:左右のキックアップ部
14:左右のフロア後部
15:通路底板部
16:左右の通路側板部
23:第1補強部材(通路底板補強部)
24:左右の第2補強部材(左右の通路側板補強部)
25:左右の第3補強部材(左右のフロア後部補強部)
26:左右の第4補強部材(左右のフロア後部補強部)
28:左右のバックパネル内側補強部材(左右の縦補強部)
33:キャブ後板部
40:フロア補強部材
42:バックパネルの車幅方向内端部(左右の開口側縁部)
43:ルーフ後板部の左右の切欠側縁部(左右の開口側縁部)
44:ルーフ後板部の切欠上縁部(開口上縁部)
46:開口補強部材
47:左右のルーフ内側補強部材(左右の縦補強部)
48:ルーフ上側補強部材(横補強部)
49:左右の横補強部材(左右の連結補強部材)

Claims (4)

  1. 車室の車幅方向両側に左右のサイドパネルが起立する車両のキャブ構造であって、
    前記車室の下方を区画するフロアパネルと、
    下端側から上方へ切欠状に形成されて前記車室を後方へ開放可能な開口を有し、前記フロアパネルのフロア後端部に沿って起立して前記車室の後方を区画するキャブ後板部と、
    前記キャブ後板部のうち前記開口の左右の両側の開口側縁部に沿って上下方向に延びて前記左右の開口側縁部に固定される左右の縦補強部と、前記キャブ後板部のうち前記開口の開口上縁部に沿って車幅方向に延びて前記開口上縁部に固定され前記左右の縦補強部同士を連結する横補強部とを有する開口補強部材と、
    前記キャブ後板部の下端部よりも上方に配置されて、前記開口補強部材の前記左右の縦補強部から車幅方向外側の前記左右のサイドパネルまで延び、前記キャブ後板部に固定されて前記キャブ後板部を補強する左右の連結補強部材と、を備えた
    ことを特徴とする車両のキャブ構造。
  2. 請求項1に記載の車両のキャブ構造であって、
    前記フロア後端部に固定されて前記フロア後端部を車幅方向に亘って補強するフロア補強部材を備え、
    前記開口補強部材の前記左右の縦補強部の下端側は、前記フロア補強部材に対して連結される
    ことを特徴とする車両のキャブ構造。
  3. 求項2に記載の車両のキャブ構造であって、
    前記フロアパネルは、前記車室の前端下部から後方へ延びるフロア前部と、互いに左右に離間した状態で前記フロア前部の後部から上方へ延びる左右のキックアップ部と、前記フロア前部よりも後方且つ上方に配置されて互いに左右に離間した状態で前記左右のキックアップ部の上部から後方へ延びる左右のフロア後部と、前記左右のフロア後部よりも下方の高さ位置に配置されて前記フロア前部の後部から前記左右のキックアップ部間及び前記左右のフロア後部間を後方へ延びる通路底板部と、前記通路底板部の左右の端縁部に沿って起立して前記左右のキックアップ部及び前記左右のフロア後部と前記通路底板部との間を塞ぐ左右の通路側板部とを有し、
    前記フロア補強部材は、前記左右のフロア後部の後端部に沿って車幅方向に延びて前記左右のフロア後部に固定される左右のフロア後部補強部と、前記左右のフロア後部補強部の車幅方向内端部から前記左右の通路側板部の後端部の車幅方向外側面に沿って下方へ延びて前記左右の通路側板部に固定される左右の通路側板補強部と、前記通路底板部の後端部の下面に沿って車幅方向に延びて前記通路底板部に固定されて前記左右の通路側板補強部の下端部同士を連結する通路底板補強部とを有し、
    前記キャブ後板部の下端部は、前記左右のフロア後部の後端部に支持され、
    前記通路底板部の後端部は、前記開口の下方を区画し、
    前記開口補強部材の前記左右の縦補強部の下端側は、前記フロア補強部材の前記左右の通路側板補強部の上端側に連結される
    ことを特徴とする車両のキャブ構造。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両のキャブ構造であって、
    前記キャブ後板部の所定の高さ位置よりも上方の領域を構成するルーフバックパネルを有し、前記車室を上方へ拡大するハイルーフ型のルーフパネルと、
    前記キャブ後板部の前記所定の高さ位置よりも下方の領域を構成し、車幅方向の外端部が前記左右のサイドパネルの後端部に連結されるバックパネルと、を備え、
    前記左右の連結補強部材は、前記バックパネルの上端部に沿って車幅方向に延びて前記バックパネルの前記上端部を補強する
    ことを特徴とする車両のキャブ構造。
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