JP7210776B2 - 自動車用サイドシル部品 - Google Patents

自動車用サイドシル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP7210776B2
JP7210776B2 JP2021565924A JP2021565924A JP7210776B2 JP 7210776 B2 JP7210776 B2 JP 7210776B2 JP 2021565924 A JP2021565924 A JP 2021565924A JP 2021565924 A JP2021565924 A JP 2021565924A JP 7210776 B2 JP7210776 B2 JP 7210776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
profile part
contact surface
sill member
sill
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021565924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022531463A (ja
Inventor
ジボー,エリー
バルダン,ケビン
ソッティ,アレクサンドル
シュナイダー,ニコラ
Original Assignee
アルセロールミタル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルセロールミタル filed Critical アルセロールミタル
Publication of JP2022531463A publication Critical patent/JP2022531463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7210776B2 publication Critical patent/JP7210776B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • B60K1/04Arrangement or mounting of electrical propulsion units of the electric storage means for propulsion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/157Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body for side impacts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels
    • B62D25/025Side sills thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D27/00Connections between superstructure or understructure sub-units
    • B62D27/02Connections between superstructure or understructure sub-units rigid
    • B62D27/023Assembly of structural joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D29/00Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof
    • B62D29/007Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof predominantly of special steel or specially treated steel, e.g. stainless steel or locally surface hardened steel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • B60K1/04Arrangement or mounting of electrical propulsion units of the electric storage means for propulsion
    • B60K2001/0405Arrangement or mounting of electrical propulsion units of the electric storage means for propulsion characterised by their position
    • B60K2001/0438Arrangement under the floor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2306/00Other features of vehicle sub-units
    • B60Y2306/01Reducing damages in case of crash, e.g. by improving battery protection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車用サイドシル部品に関する。
本発明はまた、このようなサイドシル部品を備える車両底部構造および、このようなサイドシル部品を製造する方法に関する。
車両において、車両底部構造は、下側サイドシルとも呼ばれる2つのサイドシル部品を備え、サイドシル部品は、車両のドアの下の車両の床の両側で車両の長手方向に沿って延在する。サイドシル部品は、車両底部構造の補強要素として機能する1つ以上の横梁の両側に配置される。
車両に対する側面衝突の場合、横梁は、フロアパネルの完全性を維持するために車室の変形を防止するために配置され、これにより、車両客室内のあらゆる種類の侵入を制限することによって車両の乗員を保護する。
側面衝突は、たとえば、車両が衝突時の相対初期速度32km/hを有する固定ポールによって側面に衝突される、ヨーロッパ新車アセスメントプログラム(EuroNCAP)ポール側面衝突などの様々な標準化された衝突試験で説明されている。別の標準化された側面衝突試験は、車両が、車両の長さの一部にまたがり、50km/hの速度で移動している1300kgの標準化されたバリアによって側面に衝突される、EuroNCAP高度ヨーロッパ側面衝突試験用バリア(AE-MDB)側面衝突である。
このような側面衝突の場合、サイドシル部品は、衝突のエネルギーの一部を吸収するために横梁に対して圧壊されるように配置されることが可能であり、その一方で横梁は、車室内の侵入を防止するために変形したままである。
そうするために、サイドシル部品は、たとえば、側面衝突中に圧壊されることが可能な、中空の管状部品によって形成される。エネルギー吸収を改善するために、サイドシル部品の内部容積の中に1つ以上のプロファイル部品が配置されることが可能であり、プロファイル部品は、エネルギーを分散するために、側面衝突中に圧壊されるように配置される。
しかしながら、一部の車両、特に車両の床下に延在する電池パックを有する電気自動車では、側面衝突中に電池パックが損傷するのを防ぐために、エネルギー吸収が大幅に改善されなければならない。この必要性は、電池パックおよびその保護フレームの存在に起因する車両の重量増加によってさらに増加する。実際、重量の増加によって車両の運動エネルギーが増加し、これにより、衝突した場合のエネルギー吸収の必要性を増加させる。
本発明の目的の1つは、側面衝突の場合のエネルギー吸収に関して最適化されたサイドシル部品を提供することである。
この目的のために、本発明は、実質的に長手方向に沿って延在する自動車用サイドシル部品に関するものであり、サイドシル部品は、少なくとも、
-アウターシル部材およびインナーシル部材であって、これらは実質的に剛性材料製であり、これらの間に外部容積を画定し、アウターシル部材は少なくとも1つの内側接触面を備え、インナーシル部材は少なくとも1つの外側接触面を備え、インナーシル部材の外側接触面の少なくとも一部は、長手方向に実質的に直交する横方向にしたがってアウターシル部材の内側接触面の少なくとも一部から離間されている、アウターシル部材およびインナーシル部材と、
-インナーシル部材とともに内部容積を画定する外部プロファイル部品であって、外部プロファイル部品は、横方向にしたがってインナーシル部材の内側接触面から少なくとも部分的に離間されている外側接触面を備える、外部プロファイル部品と、
-外部容積内に延在する第1のプロファイル部品であって、第1のプロファイル部品は、アウターシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの外側接触部分と、インナーシル部材の外側接触面に対向して延在する少なくとも1つの内側接触部分と、横方向に沿って外側接触部分と内側接触部分とを接合する少なくとも1つの接合壁と、を備え、第1のプロファイル部品は、横方向の第1の破壊性を呈する、第1のプロファイル部品と、
-内部容積内に延在する第2のプロファイル部品であって、第2のプロファイル部品は、インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの外側接触部分と、外部プロファイル部品の外側接触面に対向して延在する少なくとも1つの内側接触部分と、横方向に外側接触部分と内側接触部分とを接合する少なくとも1つの接合壁と、を備え、第2のプロファイル部品は、第1の破壊性よりも低い横方向の第2の破壊性を呈する、第2のプロファイル部品と、
を備え、
外部プロファイル部品は、第2の破壊性よりも低い横方向の第3の破壊性を呈するものである。
本発明によるサイドシル部品は、より高い破壊性を有し、2つの実質的に剛性の部材の間に延在する第1のプロファイル部品と、より低い破壊性を有し、実質的に剛性の部材とさらに低い破壊性を有する外部プロファイル部品との間に配置された第2のプロファイル部品と、を備える。このような配置は、側面衝突中のサイドシル部品の挙動を正確に制御することを可能にする。より具体的には、この配置により、アウターシル部材に対して側面衝突が発生すると、アウターシル部材は、第1のプロファイル部品をインナーシル部材に対して圧壊させ、内部に向かって衝撃が広がるにつれて、インナーシル部材はその後、第2のプロファイル部品を外部プロファイル部品に対して圧壊させ、外部プロファイル部品はその後、車両底部構造の残部に対して圧壊される。この一連の変形は、プロファイル部品が全て適切に変形され、したがって側面衝突中により多くのエネルギーを吸収していることを保証することにより、エネルギー吸収を最適化する。
単独で、または任意の可能な技術的組合せにしたがって考慮される、サイドシル部品の任意選択的な特徴によれば、
-第1のプロファイル部品は、
-アウターシル部材の内側接触面(16)に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触部分と、
-上部外側接触部分を内側接触部分に接合する少なくとも1つの上部接合壁と、
-アウターシル部材の内側接触面(16)に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触部分と、
-下部外側接触部分を内側接触部分に接合する少なくとも1つの下部接合壁と、
を備え、
-第1のプロファイル部品の上部外側接触部分および下部外側接触部分は、アウターシル部材の内側接触面に取り付けられ、
-第2のプロファイル部品は、
-インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触部分と、
-外部プロファイル部品の外側接触面に対向して延在する少なくとも1つの上部内側接触部分と、
-上部外側接触部分を上部内側接触部分に接合する少なくとも1つの上部接合壁と、
-インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの外側中央接触部分と、
-上部内側接触部分(98)を外側中央接触部分に接合する少なくとも1つの第1の中間接合壁と、
-外部プロファイル部品の外側接触面に対向して延在する少なくとも1つの内側下部接触部分と、
-外側中央接触部分を内側下部接触部分に接合する少なくとも1つの第2の中間接合壁と、
-インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触部分と、
-内側下部接触部分を外側下部接触部分に接合する少なくとも1つの下部接合壁と、
を備え、
-第2のプロファイル部品の上部外側接触部分および下部外側接触部分は、インナーシル部材の内側接触面に取り付けられ、
-第2のプロファイル部品の外側中央接触部分は、インナーシル部材の内側接触面に取り付けられ、
-アウターシル部材は、
-インナーシル部材の外側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの上部内側接触面と、
-インナーシル部材の外側接触面から離間された少なくとも1つの中央内側接触面と、
-上部内側接触面をアウターシル部材の中央内側接触面に接合する少なくとも1つの上部接合壁と、
-インナーシル部材の外側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの下部内側接触面と、
-下部内側接触面をアウターシル部材の中央内側接触面に接合する少なくとも1つの下部接合壁と、
を備え、
-外部容積は、インナーシル部材の外側接触面おならびにアウターシル部材の上部接合壁および下部接合壁によって区切られ、
-アウターシル部材の上部内側接触面および下部内側接触面は、インナーシル部材の外側接触面に取り付けられ、
-外部プロファイル部品は、
-インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触面と、
-インナーシル部材の内側接触面から離間された少なくとも1つの中央外側接触面と、
-上部外側接触面を外部プロファイル部品の中央外側接触面に接合する少なくとも1つの上部接合壁と、
-インナーシル部材の内側接触面に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触面と、
-下部外側接触面を外部プロファイル部品の中央外側接触面に接合する少なくとも1つの下部接合壁と、
を備え、
内部容積は、外部プロファイル部品の中央外側接触面、インナーシル部材の内側接触面、ならびに外部プロファイル部品の上部接合壁および下部接合壁によって区切られ、
-外部プロファイル部品の上部外側接触面および下部外側接触面は、インナーシル部材の内側接触面に取り付けられ、
-インナーシル部材は、少なくとも1つの中央部分と、中央部分の両側に延在する1つの上部部分および1つの下部部分と、を備え、中央部分におけるインナーシル部材の外側接触面とアウターシル部材の内側接触面との間の距離は、上部および下部部分におけるインナーシル部材の外側接触面とアウターシル部材の内側接触面との間の距離よりも長く、
-アウターシル部材およびインナーシル部材は、1200MPaを超える引張強度を有するプレス硬化鋼部品製であり、
-プレス硬化鋼の組成は、重量%で、
0.15%≦C≦0.5%、0.5%≦Mn≦3%、0.1%≦Si≦1%、0.005%≦Cr≦1%、Ti≦0.2%、Al≦0.1%、S≦0.05%、P≦0.1%、B≦0.010%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または、
0.20%≦C≦0.25%、1.1%≦Mn≦1.4%、0.15%≦Si≦0.35%、≦Cr≦0.30%、0.020%≦Ti≦0.060%、0.020%≦Al≦0.060%、S≦0.005%、P≦0.025%、0.002%≦B≦0.004%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または、
0.24%≦C≦0.38%、0.40%≦Mn≦3%、0.10%≦Si≦0.70%、0.015%≦Al≦0.070%、Cr≦2%、0.25%≦Ni≦2%、0.015%≦Ti≦0.10%、Nb≦0.060%、0.0005%≦B≦0.0040%、0.003%≦N≦0.010%、S≦0,005%、P≦0,025%、%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、
を備え、
-アウターシル部材の厚さは、実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定され、
-インナーシル部材の厚さは、実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定され、
-外部プロファイル部品、第1のプロファイル部品および第2のプロファイル部品は、1200MPa~1700MPaの間の降伏強度および1500MPa~1900MPaの間の引張強度を有する完全マルテンサイト鋼製であり、
-完全マルテンサイト鋼の組成は、重量%で、
0.15%≦C≦0.5%
を含み、
-降伏強度と外部プロファイル部品の厚さとの積は、降伏強度と第2のプロファイル部品の厚さとの積よりも大きく、降伏強度と第2のプロファイル部品の厚さとの積は、降伏強度と第1のプロファイル部品の厚さとの積よりも大きく、
-外部プロファイル部品の厚さは、第2のプロファイル部品の厚さよりも厚く、第2のプロファイル部品の厚さは第1のプロファイル部品の厚さよりも厚く、
-第1のプロファイル部品の厚さは、実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定され、
-第2のプロファイル部品の厚さは、実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定され、
-外部プロファイル部品の厚さは、実質的に1.6mm~2mmの間で設定され、
-第1のプロファイル部品および/または第2のプロファイル部品の接合壁のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの異なる平面内に延在する。
別の態様によれば、本発明は、自動車用の車両底部構造に関するものであり、車両底部構造は、実質的に剛性材料製であり、上述のような2つのサイドシル部品の間で横方向に延在する少なくとも1つの横梁を備え、サイドシル部品のうちの1つの外部プロファイル部品の内側接触面の一部は横梁の横端の1つに対してあてがわれ、他方のサイドシル部品の外部プロファイル部品の内側接触面の一部は横梁の他方の横端に対してあてがわれる。
単独で、または任意の可能な技術的組合せにしたがって考慮される、車両底部構造の別の任意選択的な特徴によれば、
-車両底部構造は、2つのサイドシル部品の間の横梁の下に延在する少なくとも1つの電池パック保護フレームをさらに備え、前記保護フレームは少なくとも2つの長手方向の補強プロファイルを備え、前記補強プロファイルのうちの1つはサイドシル部品のうちの1つの外部プロファイル部品の内側接触面の一部に対向して延在し、他方の補強プロファイルは他方のサイドシル部品の外部プロファイル部品の内側接触面の一部に対向して延在し、
-補強プロファイルの各々は、前記補強プロファイルと対応するサイドシル部品の前記外部プロファイル部品との間に延在する接続部品を介して対応するサイドシル部品の外部プロファイル部品に取り付けられ、
-補強プロファイルの各々は、長手方向に延在する上部部分および下部部分を備える少なくとも1つのロール成形鋼板製であり、前記上部部分および前記下部部分は各々前壁、後壁、上壁、および下壁によって画定された閉断面を有し、上部部分および下部部分の前壁と後壁との間に延在する中央壁は、上部部分の下壁および下部部分の上壁の両方を形成し、
-電気自動車用の少なくとも1つの電池セルは電池パック保護フレーム内に受容される。
別の態様によれば、本発明は、上述のようなサイドシル部品を製造する方法であって、少なくとも、
-実質的に剛性材料製のアウターシル部材およびインナーシル部材を提供するステップと、
-第1のプロファイル部品、第2のプロファイル部品、および外部プロファイル部品を提供するステップであって、第1のプロファイル部品は、横方向の第2のプロファイル部品の第2の破壊性よりも高い横方向の第1の破壊性を呈し、第2の破壊性は横方向の外部プロファイル部品の第3の破壊性よりも高い、ステップと、
-アウターシル部材およびインナーシル部材が外部容積を画定し、第1のプロファイル部品が外部容積内に延在するように、ならびにインナーシル部材および外部プロファイル部品が内部容積を画定し、第2のプロファイル部品が内部容積内に延在するように、アウターシル部材、インナーシル部材、第1のプロファイル部品、第2のプロファイル部品、および外部プロファイル部品を組み立てるステップと、
を備える方法に関する。
単独で、または任意の可能な技術的組合せにしたがって考慮される、方法の他の任意選択的な特徴によれば、
-アウターシル部材およびインナーシル部材は各々、テーラー溶接鋼ブランクをホットスタンプすることによって得られ、
-第1のプロファイル部品、第2のプロファイル部品、および外部プロファイル部品は各々、鋼板または鋼コイルをロール成形することによって得られ、
-組み立てステップは、
-第1のプロファイル部品をアウターシル部材に取り付けるステップと、
-第2のプロファイル部品をインナーシル部材に取り付けるステップと、
-外部プロファイル部品を、第2のプロファイル部品が取り付けられたインナーシル部材に取り付けるステップと、
-第1のプロファイル部品が取り付けられたアウターシル部材を、第2のプロファイル部品(88)および外部プロファイル部品が取り付けられたインナーシル部材に取り付けるステップと、
を備え、
-取り付けステップはスポット溶接ステップである。
本発明の他の態様および利点は、例示によって提供され、以下の添付図面を参照して作成された以下の説明を読めば、明らかになるだろう。
サイドシル部品を備える自動車の側面図である。 本発明によるサイドシル部品を備える車両底部構造の一部の図1の軸線II-IIによる横断面図である。 本発明によるサイドシル部品の分解斜視図である。 側面衝突中の図2の車両底部構造の横断面図である。 側面衝突中の図2の車両底部構造の横断面図である。
説明において、「長手方向」という用語は、車両の長さに対応する、自動車の前後方向にしたがって定義され、「横方向」という用語は、車両の幅に対応する、自動車の左右方向にしたがって定義され、「高さ」という用語は、自動車の高さにしたがって定義される。「上部」および「下部」という用語は、高さ方向に関して定義される。「内側」という用語は、車両の内部に向けられたものに関して定義され、「外側」という用語は、車両の外部に向けられたものに関して定義される。
図1および図2を参照して、自動車1、より具体的には、車両の床下に延在する車両底部構造2が説明される。
車両底部構造2は、長手方向Lに沿って延在する2つのサイドシル部品6の間で横方向Tに沿って延在する少なくとも1つの横梁4を備える。図1に示されるように、サイドシル部品6は、車両の両側の(1つまたは複数の)ドア8の下に延在する外部部品を形成する。横梁4は、横方向Tに沿って、車室の下の車両の床に延在し、たとえば車室内に少なくとも1つの車両座席を取り付けるための支持体を形成する。後により詳細に説明されるように、側面衝突の場合、衝突が発生するサイドシル部品6は、圧壊されてエネルギーを吸収するように配置され、その一方で横梁4は、車室内の侵入を防止するために実質的に変形されないままとなるように配置される。
サイドシル部品6は、縦方向および高さ方向に延在する車両の中心平面に対して実質的に互いに同一で対称なものである。したがって、図2および図3を参照して、サイドシル部品6のうちの1つのみ、より具体的には、車両の右側に延在するサイドシル部品のみが詳細に説明される。
サイドシル部品6は、各々が実質的に剛性材料製であり、長手方向Lに沿って延在する、アウターシル部材10およびインナーシル部材12を備える。剛性材料とは、変形するのに重要なエネルギーを必要とする高い機械抵抗を有する材料を意味する。このような剛性材料は、たとえば1200MPaを超える引張強度を有する。一実施形態によれば、アウターシル部材10およびインナーシル部材12は各々、1200MPaを超える引張強度を有するプレス硬化鋼部品で作られている。より具体的には、様々な実施形態によれば、プレス硬化鋼の組成は、重量%で、
0.15%≦C≦0.5%、0.5%≦Mn≦3%、0.1%≦Si≦1%、0.005%≦Cr≦1%、Ti≦0.2%、Al≦0.1%、S≦0.05%、P≦0.1%、B≦0.010%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または
0.20%≦C≦0.25%、1.1%≦Mn≦1.4%、0.15%≦Si≦0.35%、≦Cr≦0.30%、0.020%≦Ti≦0.060%、0.020%≦Al≦0.060%、S≦0.005%、P≦0.025%、0.002%≦B≦0.004%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または、
0.24%≦C≦0.38%、0.40%≦Mn≦3%、0.10%≦Si≦0.70%、0.015%≦Al≦0.070%、Cr≦2%、0.25%≦Ni≦2%、0.015%≦Ti≦0.10%、Nb≦0.060%、0.0005%≦B≦0.0040%、0.003%≦N≦0.010%、S≦0,005%、P≦0,025%、%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物を備える。
プレス硬化鋼は、たとえばUsibor(R)1500である。アウターシル部材10およびインナーシル部材12は、たとえば、テーラー溶接鋼ブランクをホットスタンプすることによって得られる。
アウターシル部材10は、車両の外部に向けられた外側接触面14と、車両の内部およびインナーシル部材12に向けられた内側接触面16とを備える。外側接触面14および内側接触面16は、アウターシル部材10の表裏の面を形成する。外側接触面14と内側接触面16とを隔てる距離として定義されるアウターシル部材10の厚さは、たとえば実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定され、たとえば実質的に1.4mmに等しい。
図2および図3に示される実施形態によれば、アウターシル部材10は、ハット形状を有する断面を有し、上部内側接触面18を画定する上部部分、中央内側接触面20を画定する中央部分、および下部内側接触面22を画定する下部部分を備える。上部部分および下部部分は、それぞれ上部接合壁24および下部接合壁26によって、中央部分に接合されている。中央部分は、上部部分および下部部分に対して外部に向かって突出しており、中央部分をインナーシル部材12から隔てる距離が上部部分および下部部分をインナーシル部材12から隔てる距離よりも大きいことを意味する。後述されるように、アウターシル部材10の上部内側接触面18および下部内側接触面22はインナーシル部材12に対してあてがわれ、これに取り付けられ、その一方で中央内側表面20は、横方向Tにしたがってインナーシル部材12から離間されている。
一実施形態によれば、陥凹は、車両の内部に向かってインナーシル部材10の中央部分に延在する。
図3に示されるように、アウターシル部材10は、たとえば、少なくともアウターシル部材10、外側Aピラー部材、および外側Bピラー部材を備える外側ドアリング部材27の一部であり、外側AピラーおよびBピラー部材は高さ方向Zにしたがって延在する。それ自体知られているように、AピラーおよびBピラーは、車両のフロントドア8の両側に延在し、図1に示されるように、Aピラーはアウターシル部材10からフロントガラスまで延在し、Bピラーはアウターシル部材10から車両のルーフまで延在する。
インナーシル部材12は、車両の外部およびアウターシル部材10に向けられた外側接触面28と、車両の内部に向けられた内側接触面30とを備える。外側接触面28および内側接触面30は、インナーシル部材12の表裏の面を形成する。外側接触面28と内側接触面30とを隔てる距離として定義されるインナーシル部材12の厚さは、たとえば実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定され、たとえば実質的に1mmに等しい。より一般的には、インナーシル部材12の厚さはアウターシル部材10の厚さよりも薄く、これにより、インナーシル部材12をアウターシル部材10よりも横方向Tにおいて変形可能または圧壊可能にする。
「横方向Tにおいて、より変形可能または圧壊可能」とは、ある部品を変形または圧壊するのに、他の部品と比較してより少ないエネルギーが必要とされることを意味する。圧壊可能とは、その接触面に力が加えられたときに部品が折り重ねられる能力を意味する。力の影響下で部品が圧壊されるとき、部品は、ボトルの上部と底部の間に圧縮荷重が加えられたときのプラスチックボトルと同じように折り重ねられる。この目的のために、部品の破壊性は、この部品を圧壊するために必要なエネルギー必要量または力の必要量によって定義され、破壊性は、エネルギー必要量または必要な力が小さくなるにつれて高くなる。
変形例として、アウターシル部材10およびインナーシル部材12が異なる材料で作られるとき、インナーシル部材12の横方向Tの破壊性は、インナーシル部材12の降伏強度と厚さとの積をアウターシル部材10の降伏強度と厚さとの積よりも大きくすることによって、アウターシル部材10の横方向Tの破壊性よりも大きくなる。
一実施形態によれば、インナーシル部材12は、実質的に平坦な部材である。しかしながら、図2および図3に示される好適な実施形態によれば、インナーシル部材12は、ハット形状を有する断面を有し、上部外側接触面32および上部内側接触面34を画定する上部部分、中央外側接触面36および中央内側接触面38を画定する中央部分、ならびに下部外側接触面40および下部内側接触面42を画定する下部部分を備える。上部部分および下部部分は、それぞれ上部接合壁44および下部接合壁46によって、中央部分に接合されている。中央部分は、上部部分および下部部分に対して内部に向かって突出しており、中央部分をアウターシール部材10から隔てる距離が上部部分および下部部分をアウターシール部材10から隔てる距離よりも大きいことを意味する。
アウターシル部材10の上部内側接触面18は、インナーシル部材12の上部外側接触面32に対してあてがわれ、これに取り付けられ、アウターシル部材10の下部内側接触面22はインナーシル部材12の下部外側接触面40に対してあてがわれ、これに取り付けられる。インナーシル部材12へのアウターシル部材10の取り付けは、たとえば、スポット溶接ステップによって得られる。
一実施形態によれば、高さ方向にしたがって測定されたインナーシル部材12の中央部分の高さは、アウターシル部材10の中央部分の高さよりも低い。
インナーシル部材12は、たとえば、少なくともインナーシル部材12、内側Aピラー部材、および内側Bピラー部材を備える内側ドアリング部材の一部である。内側ドアリング部材および外側ドアリング部材27は、AピラーおよびBピラーを備える車両のドアリングを形成するために、互いに取り付けられている。
アウターシル部材10およびインナーシル部材12は、その間に、アウターシル部材10の内側接触面16、インナーシル部材12の外側接触面28、ならびにアウターシル部材10の接合壁24および26によって区切られた外部容積4747を画定する。横方向Tで測定され、インナーシル部材の中央外側接触面36からアウターシル部材10の中央内側接触面20を隔てる距離に対応する、外部容積47の最大幅は、たとえば70mm~110mmの間で設定される。
第1のプロファイル部品48は、アウターシル部材10の内側接触面16とインナーシル部材12の外側接触面28との間の外部容積47の内側で、長手方向Lにしたがって延在する。
第1のプロファイル部品48は、アウターシル部材10の内側接触面16に対してあてがわれた外側接触部分50と、インナーシル部材12の外側接触面28に対向してその近傍に延在する内側接触部分52とを備える。少なくとも1つの接合壁54は、外側接触部分50を内側接触部分52に接合する。
「対向してその近傍に」とは、第1のプロファイル部品48の内側接触部分52をインナーシル部材12の外側接触面28から隔てる距離が0mm~5mmの間で設定されることを意味する。この空間は製造公差を考慮に入れるために提供されること、ならびに第1のプロファイル部品48の内側接触部分52はインナーシル部材12の外側接触面28と接触できることに留意すべきである。その結果、接合壁54は、横方向Tで外部容積47のほぼ全体を通じて延在する。
第1のプロファイル部品48は、第1のプロファイル部品48の反対面を形成する外側接触面および内側接触面を備え、外側接触面は、外側接触部分50においてアウターシル部材10の内側接触面16に対してあてがわれ、内側接触面は内側接触部分52においてインナーシル部材12の外側接触面28に対向して延在する。
図1および図2に示される実施形態によれば、第1のプロファイル部品48は、ハット形状の断面を有し、
-上部外側接触部分56であって、第1のプロファイル部品48の外側接触面はアウターシル部材10の内側接触面16に対して、より具体的にはアウターシル部材10の中央内側接触面20に対してあてがわれる、上部外側接触部分56と、
-上部外側接触部分56を内側接触部分52に接合する上部接合壁58と、
-下部外側接触部分60であって、第1のプロファイル部品48の接触外側表面はアウターシル部材10の内側接触面16に対して、より具体的にはアウターシル部材10の中央内側接触面20に対してあてがわれる、下部外側接触部分60と、
-下部外側接触部分60を内側接触部分52に接合する下部接合壁62と、
を備える。
第1のプロファイル部品48の内側接触部分52は、インナーシル部材12の中央外側接触面36に対向してその近傍に延在する。
一実施形態によれば、上部接触部分56は、アウターシル部材10の内側接触面16に取り付けられ、下部接触部分60はアウターシル部材10の内側接触面16に取り付けられる。たとえば、第1のプロファイル部品48の上部接触部分56および下部接触部分60は、図2に示されるように、陥凹の両側でアウターシル部材10の内側接触面16に取り付けられる。取り付けは、たとえばスポット溶接によって実現される。
上部および下部接合壁58、62は、高さ方向にしたがって内側接触部分52の両側に延在する。一実施形態によれば、上部および下部接合壁58、62は、内側接触部分52から上部および下部接触部分56、60まで互いに分岐し、これは、これらの上部および下部接合壁58、60が横方向Tに対して非ゼロ角度を形成することを意味する。
一実施形態によれば、上部接合壁58および/または下部接合壁62は少なくとも2つの異なる平面内に延在し、これは、上部接合壁58および/または下部接合壁62にステップ64が形成されることを意味する。(1つまたは複数の)ステップ64は、上部接合壁58および/または下部接合壁62が、実質的に横方向Tに沿って各々延在する2つの異なる平面内に延在するように配置され、2つの平面は、高さ方向Zにおいて異なる高さで延在する。
一実施形態によれば、内側接触部分52は、アウターシル部材10の内側中央接触面20に向かって延在する陥凹66を備え、これは、第1のプロファイル部品48の内側接触部分52が、陥凹66内よりも陥凹66の周囲の方がインナーシル部材12の中央外側接触面36に近く延在することを意味する。
サイドシル部品6は、インナーシル部材12と横梁4との間で長手方向Lに延在する外部プロファイル部品68をさらに備える。
外部プロファイル部品68は、外部プロファイル部品68の反対側の面を形成する内側接触面70および外側接触面72を備える。外側接触面68は、外部プロファイル部品68とインナーシル部材12との間に内部容積74を画定するために、インナーシル部材12の内側接触面30から少なくとも部分的に離間されている。
図2および図3に示される実施形態によれば、外部プロファイル部品68もまたハット形状の断面を有し、
-上部部分であって、上部外側接触面76がインナーシル部材12の内側接触面30に対して、より具体的にはインナーシル部材12の上部内側接触面34に対してあてがわれる上部部分と、
-中央部分であって、中央外側接触面78がインナーシル部材12の内側接触面30から離間されている中央部分と、
-上部外側接触面76を中央外側接触面78に接合する上部接合壁80と、
-下部部分であって、下部外側接触面82がインナーシル部材12の内側接触面30に対して、より具体的にはインナーシル部材12の下部内側接触面42に対してあてがわれる下部部分と、
-下部外側接触面82を中央外側接触面78に接合する下部接合壁84と、
を備える。
一実施形態によれば、外部プロファイル部品68の上部部分は、インナーシル部材12の上部内側接触面34に取り付けられ、外部プロファイル部品68の下部部分は、インナーシル部材12の下部内側接触面42に取り付けられる。アウターシル部材10の上部部分ならびに外部プロファイル部品68の上部部分との間のインナーシル部材12の上部部分の取り付けは、たとえば、これら3つの層を互いにスポット溶接することによって得られる。同様に、アウターシル部材10の下部部分ならびに外部プロファイル部品68の下部部分との間のインナーシル部材12の下部部分の取り付けは、たとえば、これら3つの層を互いにスポット溶接することによって得られる。
上部接合壁80および下部接合壁84は、実質的に横方向Tにしたがって延在する。
一実施形態によれば、外部プロファイル部品68の下部接合壁84はステップ86を備え、ステップ86は、中央部分に隣接する下部接合壁84の一部および外部プロファイル部品68の下部部分に隣接する下部接合壁84の一部を分離し、下部接合壁84が各々実質的に横方向Tに延在して各々高さ方向Zにしたがって異なる高さで延在する2つの平面内に延在するように配置される。ステップ86および中央部分に隣接する下部接合壁84の部分の機能は、以下で説明される。
図2および図3に示される実施形態によれば、外部プロファイル部品68の中央部分の高さは、インナーシル部材12の中央部分の高さよりも高く、アウターシル部材10の中央部分の高さとほぼ等しいか、またはこれよりもわずかに高い。
内部容積74は、インナーシル部材12の内側接触面30によって、外部プロファイル部品68の外側接触面72によって、ならびに外部プロファイル部品68の接合壁80および84によって区切られる。内部容積74の幅は、横方向Tで測定され、インナーシル部材12の中央内側接触面38を外部プロファイル部品68の中央外側接触面78から隔てる距離に対応し、たとえば70mm~110mmの間で設定される。
その結果、外部容積47の幅は、横方向Tのサイドシル部品6の全幅の40%~60%の間を表し、これは約180mmであり、内部容積74の幅は、この全幅の残りを表す。
第2のプロファイル部品88は、インナーシル部材12の内側接触面30と外部プロファイル部品68の外側接触面72との間の内部容積74の内側で、長手方向Lにしたがって延在する。
第2のプロファイル部品88は、インナーシル部材12の内側接触面30に対してあてがわれた外側接触部分90と、外部プロファイル部品68の外側接触面72に対向してその近傍に延在する内側接触部分92と、を備える。少なくとも1つの接合壁94は、外側接触部分90を内側接触部分92に接合する。
「対向してその近傍に」とは、第2のプロファイル部品88の内側接触部分92を外部プロファイル部品68の外側接触面72から隔てる距離が、実質的に0mm~0.5mmの間で設定されることを意味する。この空間は製造公差を考慮に入れるために提供されること、ならびに第2のプロファイル部品88の内側接触部分92は外部プロファイル部品68の外側接触面72と接触できることに留意すべきである。その結果、接合壁94は、横方向Tで内部容積74のほぼ全体を通じて延在する。
第2のプロファイル部品88は、第2のプロファイル部品88の表裏となる面を形成する外側接触面および内側接触面を備え、外側接触面は、外側接触部分90においてインナーシル部材12の内側接触面30に対してあてがわれ、内側接触面は内側接触部分92において外部プロファイル部品68の外側接触面72に対向して延在する。
図1および図2に示される実施形態によれば、第2のプロファイル部品88は、W字形の断面を有し、
-上部外側接触部分96であって、外側接触面は、インナーシル部材12の内側接触面30に対して、より具体的にはインナーシル部材12の上部内側接触面34に対してあてがわれる、上部外側接触部分96と、
-上部内側接触部分98であって、内側接触面は、外部プロファイル部品68の外側接触面70に対向して、より具体的には外部プロファイル部品68の外側中央接触面78に対向して延在する、上部内側接触部分98と、
-上部外側接触部分96を上部内側接触部分98に接合する上部接合壁100と、
-インナーシル部材12の内側接触面30に対して、より具体的にはインナーシル部材12の中央内側接触面38に対してあてがわれる中央外側接触部分102と、
-上部内側接触部分98を中央外側接触部分102に接合する第1の中間接合壁104と、
-外部プロファイル部品68の外側接触面70に対向して、より具体的には外部プロファイル部品68の中央外側接触面78に対向して延在する下部内側接触部分106と、
-中央外側接触部分102を下部内側接触部分106に接合する第2の中間接合壁108と、
-インナーシル部材12の内側接触面30に対して、より具体的にはインナーシル部材12の下部内側接触面42に対してあてがわれる下部外側接触部分110と、
-下部内側接触部分106を下部外側接触部分110に接合する下部接合壁112と、
を備える。
一実施形態によれば、上部外側接触部分96は、インナーシル部材12の内側接触面30に取り付けられ、下部外側接触部分110は、インナーシル部材12の内側接触面30に取り付けられる。一実施形態によれば、中央外側接触部分102もまた、インナーシル部材12の内側接触面30に取り付けられる。
上部接合壁100は、外部プロファイル部品68の中央外側接触面78をインナーシル部材12の上部内側接触面34から分離する空間内で、実質的に横方向Tに沿って延在し、下部接合壁112は、外部プロファイル部品68の中央外側接触面78をインナーシル部材12の下部内側接触面42から分離する空間内で、実質的に横方向Tに沿って延在する。第1および第2の中間接合壁104および108は両方とも、外部プロファイル部品68の中央外側接触面78をインナーシル部材12の中央内側接触面38から分離する空間内で、実質的に横方向Tに沿って延在する。言い換えると、横方向で測定された第1および第2の中間接合壁104および108の幅は、上部および下部接合壁100および112の幅よりも狭い。
一実施形態によれば、上部および下部接合壁100および112のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの平面内に延在し、これは、上部接合壁100および/または下部接合壁112にステップ114が形成されることを意味する。(1つまたは複数の)ステップ114は、上部接合壁100および/または下部接合壁112が、実質的に横方向Tに沿って各々延在する2つの異なる平面内に延在するように配置され、2つの平面は、高さ方向Zにおいて異なる高さで延在する。
第1のプロファイル部品48は、横方向Tの第1の破壊性を有し、第2のプロファイル部品88は、横方向Tの第2の破壊性を有し、外部プロファイル部品68は、横方向Tの第3の破壊性を有する。第1のプロファイル部品48、第2のプロファイル部品88、および外部プロファイル部品68は、第1の破壊性が第2の破壊性よりも高く、第2の破壊性が第3の破壊性よりも高くなるように配置される。言い換えると、横方向Tにおいて、第1のプロファイル部品48を圧壊するには第2のプロファイル部品88を圧壊するよりも少ないエネルギーが必要とされ、第2のプロファイル部品88を圧壊するには外部プロファイル部品68を圧壊するよりも少ないエネルギーを必要とする。さらに、横方向Tにおいて、第1、第2、および第3の破壊性は全て、アウターシル部材10の破壊性およびインナーシル部材12の破壊性よりも高い。
一実施形態によれば、第1、第2、および外部プロファイル部品48、88、および68は、全て同じ材料から作られ、これは、1200MPa~1700MPaの間の降伏強度および1500MPa~1900MPaの間の引張強度を有する完全マルテンサイト鋼である。一実施形態によれば、完全マルテンサイト鋼の組成は、重量%で、0.15%≦C≦0.5%を含む。このような完全マルテンサイト鋼は、たとえばMartINsite(R)1500またはMartINsite(R)1700である。このようなマルテンサイト鋼は、プロファイリングによる容易な成形プロセス、機械的性能、および軽量化の間の適切な妥協案である。材料は、コーティングされてもされなくてもよく、たとえば溶融めっき、電着、真空コーティングなどの任意の適切なプロセスによってガルバニール処理または亜鉛めっきされてもよい。第1、第2、および外部プロファイル部品48、88、および68は、たとえば、鋼板または鋼コイルをロール成形することによって各々得られる。
この実施形態によれば、横方向Tにおける第1、第2、および外部プロファイル部品48、88、および68の破壊性の差は、これらのプロファイル部品の厚さを変えることによって得られる。プロファイル部品の厚さは、その外側接触面をその内側接触面から隔てる距離によって定義される。第1の破壊性よりも低い第2の破壊性および第2の破壊性よりも低い第3の破壊性を得るために、外部プロファイル部品68の厚さは第2のプロファイル部品88の厚さよりも厚く、第2のプロファイル部品88の厚さは第1のプロファイル部品48の厚さよりも厚い。
一実施形態によれば、第1のプロファイル部品48の厚さは、実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定され、たとえば1mmに等しい。一実施形態によれば、第2のプロファイル部品88の厚さは、実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定され、たとえば1.4mmに等しい。一実施形態によれば、外部プロファイル部品68の厚さは、実質的に1.6mm~2mmの間で設定され、たとえば1.8mmに等しい。
変形例として、第1のプロファイル部品48、第2のプロファイル部品88、および外部プロファイル部品68が異なる材料で作られるとき、横方向Tにおける第1、第2、および第3の破壊性は、外部プロファイル部品68の降伏強度と厚さとの積を第2のプロファイル部品88の降伏強度と厚さとの積よりも大きくし、第2のプロファイル部品88の降伏強度と厚さとの積を第1のプロファイル部品48の降伏強度と厚さとの積よりも大きくすることによって得られる。
一実施形態によれば、サイドシル部品6は、アウターシル部品10の上を外部に向かって延在し、サイドシル部品6の残部を外部から隠す、カバー部品をさらに備える。言い換えると、カバー部品は、サイドシル部品6が車両に実装されたときに、サイドシル部品6の見える部分を形成する。カバー部品は、構造的機能ではなく美的機能を有し、したがって、サイドシル部品6が側面衝突中に望まれるように振る舞うために特定の構造的特徴を必要とせずに、サイドシル部品6に満足のいく外観を与えるように選択されることが可能である。
ここで、上述のサイドシル部品6を製造する方法が説明される。
前述のように、インナーおよびアウターシル部材10および12は各々、たとえば、テーラー溶接鋼ブランクをホットスタンプすることによって得られ、第1、第2、および外部プロファイル部品48、88、および68は各々、鋼板または鋼コイルをロール成形することによって得られる。
インナーシル部材12をアウターシル部材10と組み立てる前に、第1のプロファイル部品48は、たとえば第1のプロファイル部品48の上部接触部分56をアウターシル部材10の内側接触面16に、および第1のプロファイル部品48の下部接触部分60をアウターシル部材10の内側接触面16にスポット溶接することによって、アウターシル部材10に取り付けられる。
やはりインナーシル部材12をアウターシル部材10と組み立てる前に、第2のプロファイル部品88は、たとえば第2のプロファイル部品88の上部外側接触部分96をインナーシル部材12の内側接触面30に、第2のプロファイル部品88の下部外側接触部分110をインナーシル部材12の内側接触面30に、および第2のプロファイル部品88の中央外側接触部分102をインナーシル部材12の内側接触面30にスポット溶接することによって、インナーシル部材12に取り付けられる。第2のプロファイル部品88がインナーシル部材12に取り付けられると、外部プロファイル部品68は、たとえば外部プロファイル部品68の上部部分をインナーシル部材12の上部内側接触面34に、および外部プロファイル部品68の下部部分をインナーシル部材12の下部内側接触面42にスポット溶接することによって、インナーシル部材12に取り付けられる。
第2のプロファイル部品88および外部プロファイル部品68が取り付けられたインナーシル部材12は、その後、たとえばアウターシル部材10の上部内側接触面18をインナーシル部材12の上部外側接触面32に、およびアウターシル部材10の下部内側接触面22をインナーシル部材12の下部外側接触面44にスポット溶接することによって、第1のプロファイル部品48が取り付けられたアウターシル部材10に取り付けられる。
一実施形態によれば、外部プロファイル部品68は、最初に横梁4に取り付けられ、次いで、第2のプロファイル部品88が取り付けられたインナーシル部材12に取り付けられる前に、以下で説明される車両底部構造の残部に取り付けられる。
前に示されたように、横梁4は、側面衝突中に実質的に変形不可能な部品である。この目的のために、横梁4は、1200MPaを超える引張強度を有するプレス硬化鋼部品などの剛性材料で作られる。一実施形態によれば、横梁4は、Usibor(R)1500で作られる。
横梁4は、上述のように、2つの横端116の間に延在し、これら横梁116の各々は、一方のサイドシル部品6に対してあてがわれる。より具体的には、図2に示されるように、横端116のうちの一方が、右のサイドシル部品6の外部プロファイル部品68の内側接触面72の一部に対してあてがわれ、他方の横端(図示せず)が、左のサイドシル部品(図示せず)の外部プロファイル部品の内側接触面の一部に対してあてがわれる。車両底部構造は、2つのサイドシル部品6の間に延在する1つ以上の横梁4を備えることができる。
自動車が、より具体的には電池パック118によって電力供給される電気自動車である実施形態によれば、車両底部は、この電池パック118をさらに備える。それ自体知られているように、電池パック118は、少なくとも1つの電池セル120および保護フレーム122を備える。
図2に示されるように、電池パック118は、サイドシル部品6の間の横梁4の下に延在する。保護フレーム122は、サイドシル部品6のうちの一方に対向してその近傍に各々延在する、少なくとも2つの長手方向の補強プロファイル124を備える。補強プロファイル124は、長手方向および高さ方向に延在する車両の中心平面に対して実質的に互いに同一且つ対称なものであるので、本明細書では、1つの補強プロファイル124のみが説明される。
補強プロファイル124は、横梁4が取り付けられた内側接触面72の部分の下で、外部プロファイル部品68の内側接触面72の一部に対向してその近傍に延在する。
補強プロファイル124は、8の字形の断面を有し、長手方向に延在する上部部分126および下部部分128を備え、上部部分126および下部部分128は各々、前壁130、後壁132、上壁134、および下壁136によって画定された閉断面を有する。上壁134および下壁136は、前壁130を後壁132に接合する。中央壁138は、上部部分126および下部部分128の前壁130と後壁132との間に延在し、上部部分126の下壁および下部部分128の上壁の両方を形成する。
前壁130は、外部プロファイル部品68の内側接触面72に対向して延在し、「補強プロファイル124が外部部品68の内側接触面72の近傍に延在する」とは、前壁130と内側接触面72との間の距離が実質的に1mm~5mmの間で設定されることを意味する。
前壁130および後壁132は、外部部品68の内側接触面72に略平行であり、上壁134および下壁136は、前壁130および後壁132に略直交している。言い換えると、上壁134および下壁136は、実質的に、長手方向Lおよび横方向Tに沿って延在する。しかしながら、図2に示される実施形態によれば、中央壁138は、横方向Tに対してわずかに傾斜している。
補強プロファイル124は、たとえば、上記の8の字形の断面を画定するために、それ自体で曲げられて閉じられた、少なくとも1つのロール成形鋼板製である。補強プロファイル124の材料および形状は、側面衝突の場合に補強プロファイル124が実質的に変形しないままとなるように配置される。
補強プロファイル124は、たとえば、補強プロファイル124と外部プロファイル部品68との間に延在する接続部品140によって、外部プロファイル部品68に取り付けられる。接続部品140は、たとえば、その垂直壁によって補強プロファイル124の前壁130に取り付けられ、水平壁によって外部プロファイル部品68の下部接合壁84に取り付けられた、L字形のプロファイルによって形成される。より具体的には、接続部品140は、たとえば、外部プロファイル部品68の中央部分に隣接する下部接合壁84の部分に対して、ならびに下部接合壁84に形成されたステップ86に対して受容される。補強プロファイル124の前壁130と外部プロファイル部品68との間の接続部品140の配置は、電池パック118の底部と車両が動き回る地面との間に十分なクリアランスを維持しながら、保護フレーム122がサイドシル部品6に取り付けられることが可能なようになっている。
ここで、側面衝突の場合の上述のような車両底部構造2の挙動が、図4および図5を参照して説明される。
前述のように、側面衝突は、たとえば、車両が衝突時の相対初期速度32km/hを有する固定ポールによって側面に衝突される、ヨーロッパ新車アセスメントプログラム(EuroNCAP)ポール側面衝突などの様々な標準化された衝突試験を介してシミュレートされることが可能である。別の標準化された側面衝突試験は、車両が、長さの一部にまたがり、50km/hの速度で移動している1300kgの標準化されたバリアによって側面に衝突される、EuroNCAP高度ヨーロッパ側面衝突試験用バリア(AE-MDB)側面衝突である。
側面衝突の場合、ポール142は、車両の側面の一方に衝突し、横方向Tにしたがって車両の内部に向けて配向された力を及ぼす。
ポール142がアウターシル部材10に衝突すると、アウターシル部材10は、図4に示されるように、外側接触部分50と内側接触部分52との間の第1のプロファイル部品48の接合壁58および62を折り重ならせることによって、インナーシル部材12の外側接触面28に対して第1のプロファイル部品48を圧壊する。接合壁58および62の折り重なりは、側面衝突によるエネルギーの一部の吸収を可能にする。さらに、アウターシル部材10およびインナーシル部材12のハット形状の断面により、外部容積47の寸法を大きくすることができ、これによって横方向Tの接合壁58および62の幅を大きくすることができ、これにより、接合壁58および62の折り重なり中に得られるエネルギー吸収を改善する。(1つまたは複数の)接合壁58および/または62に形成された(1つまたは複数の)ステップ64は、(1つまたは複数の)接合壁の折り畳みの誘導手段として機能し、(1つまたは複数の)接合壁の満足のいく折り重なりパターンを保証することによって(1つまたは複数の)接合壁のエネルギー吸収を最適化できるようにすることに、留意すべきである。
第1のプロファイル部品48の破壊性はアウターシル部材10およびインナーシル部材12の破壊性よりも高いので、第1のプロファイル部品48は、側面衝突が横梁4に向かって広がる際に内部容積74が圧壊される前に、完全に圧壊されることが保証される。
第1のプロファイル部品48が圧壊されると、やはりインナーシル部材12に対して圧壊されたアウターシル部材10、およびインナーシル部材12は、前述のように、サイドシル部品6の様々な構成要素の破壊性の違いにより、外部プロファイル部品68の外側接触面70に対して圧壊される第2のプロファイル部品88に対して作用する。アウターシル部材10の中央部分に形成された陥凹が存在するとき、および第1のプロファイル部品48の中央部分に形成された陥凹66もまた、圧壊されているときにもエネルギーを吸収するアウターシル部材10、ならびに第1のプロファイル部品48の変形のための誘導手段として機能することに留意すべきである。
第2のプロファイル部品88が圧壊されると、(1つまたは複数の)接合壁94は、外側接触部分90と内側接触部分92との間で圧壊される。より具体的には、上部、第1および第2の中間および下部接合壁100、104、108、および112が折り重なり、これによってエネルギーを吸収する。第1のプロファイル部品48に関しては、(1つまたは複数の)接合壁に形成された(1つまたは複数の)ステップ114が(1つまたは複数の)接合壁の折り畳みのための誘導手段として機能し、これによってエネルギー吸収を改善する。インナーシル部材12のハット形状および第2のプロファイル部品88のW字形状により、上部および下部接合壁100および112の幅を第1および第2の中間接合壁104および108の幅に対して大きくすることができ、これにより、第2のプロファイル部品88のエネルギー吸収能力も最適化する。
外部プロファイル部品68は、側面衝突中に実質的に変形不可能な少なくとも1つの横梁4に対して延在するので、外部プロファイル部品68もまた、側面衝突が車両の内部に向かって広がる際に、(1つまたは複数の)横梁4に対して圧壊される。しかしながら、第2のプロファイル部品88の破壊性は外部プロファイル部品68の破壊性よりも高いので、図5に示されるように、第2のプロファイル部品88は、外部プロファイル部品68も完全に圧壊される前に完全に圧壊されることが保証され、これにより、サイドシル部品6のエネルギー吸収を最適化する。
接続部品140もまた、外部プロファイル部品68の圧壊中にエネルギーを吸収するように配置されることが可能である。このエネルギー吸収は、前述のように、ならびに図5に示されるように、側面衝突中に実質的に変形しないままの保護フレーム122の補強プロファイル124に対する接続部品140の圧壊を通じて行われる。
サイドシル部品6の構成要素の異なる破壊性により、側面衝突中に最適化された変形または圧壊シーケンスが行われ、これにより、サイドシル部品6のエネルギー吸収能力を最適化する。前述のように、この圧壊シーケンスは、図5に示されるように、内部容積74の完全な圧壊の前に、図4に示されるように、外部容積47の完全な圧壊を実質的に備える。
サイドシル部品6が完全に圧壊されると、(1つまたは複数の)横梁4により、ポール142の車室内の侵入が防止される。さらに、保護フレーム122の補強プロファイル124により、(1つまたは複数の)電池セル120への損傷もまた防止される。
第1のプロファイル部品48および第2のプロファイル部品88の形状は例として与えられていること、ならびにこれらは、特に側面衝突中のエネルギー吸収をさらに改善するために外部容積および内部容積を通じて延在する接合壁の数を増加させるために修正され得ることが、理解されるべきである。

Claims (33)

  1. 実質的に長手方向(L)に沿って延在する自動車(1)用サイドシル部品(6)であって、少なくとも、
    -アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)であって、アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)は、実質的に剛性の材料製であり、これらの間に外部容積(47)を画定し、アウターシル部材(10)は少なくとも1つの内側接触面(16)を備え、インナーシル部材(12)は少なくとも1つの外側接触面(28)を備え、インナーシル部材(12)の外側接触面(28)の少なくとも一部は、長手方向(L)に実質的に直交する横方向(T)にしたがってアウターシル部材(10)の内側接触面(16)の少なくとも一部から離間されている、アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)と、
    -インナーシル部材(12)とともに内部容積(74)を画定する外部プロファイル部品(68)であって、外部プロファイル部品(68)は、横方向(T)にしたがってインナーシル部材(12)の内側接触面(30)から少なくとも部分的に離間された外側接触面(70)を備える、外部プロファイル部品(68)と、
    -外部容積(47)内に延在する第1のプロファイル部品(48)であって、第1のプロファイル部品(48)は、アウターシル部材(10)の内側接触面(16)に対してあてがわれた少なくとも1つの外側接触部分(50)と、インナーシル部材(12)の外側接触面(28)に対向して延在する少なくとも1つの内側接触部分(52)と、横方向(T)に沿って外側接触部分(50)と内側接触部分(52)とを接合する少なくとも1つの接合壁(54)とを備え、第1のプロファイル部品(48)は、横方向(T)の第1の破壊性を呈する、第1のプロファイル部品であって、第1の破壊性は、第1のプロファイル部品(48)を圧壊するために必要なエネルギー必要量または力の必要量によって定義され、第1の破壊性は、エネルギー必要量または必要な力が小さくなるにつれて高くなる、第1のプロファイル部品(48)と、
    -内部容積(74)内に延在する第2のプロファイル部品(88)であって、第2のプロファイル部品(88)は、インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの外側接触部分(90)と、外部プロファイル部品(68)の外側接触面(70)に対向して延在する少なくとも1つの内側接触部分(92)と、横方向(T)に沿って外側接触部分(90)と内側接触部分(92)とを接合する少なくとも1つの接合壁(94)とを備え、第2のプロファイル部品(88)は、横方向(T)の第2の破壊性を呈する、第2のプロファイル部品であって、第2の破壊性は、第2のプロファイル部品(88)を圧壊するために必要なエネルギー必要量または力の必要量によって定義され、第2の破壊性は、エネルギー必要量または必要な力が小さくなるにつれて高くなる、第2のプロファイル部品(88)と、
    を備え、
    外部プロファイル部品(68)は、横方向(T)の第3の破壊性を呈し、第3の破壊性は、外部プロファイル部品(68)を圧壊するために必要なエネルギー必要量または力の必要量によって定義され、第3の破壊性は、エネルギー必要量または必要な力が小さくなるにつれて高くなる、
    サイドシル部品であって、
    第3の破壊性は、第2の破壊性よりも低く、第2の破壊性は、第1の破壊性よりも低いことを特徴とする、サイドシル部品(6)。
  2. 第1のプロファイル部品(48)は、
    -アウターシル部材(10)の内側接触面(16)に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触部分(56)と、
    -上部外側接触部分(56)を内側接触部分(52)に接合する少なくとも1つの上部接合壁(58)と、
    -アウターシル部材(10)の内側接触面(16)に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触部分(60)と、
    -下部外側接触部分(60)を内側接触部分(52)に接合する少なくとも1つの下部接合壁(62)と、
    を備える、請求項1に記載のサイドシル部品。
  3. 第1のプロファイル部品(48)の上部外側接触部分(56)および下部外側接触部分(60)は、アウターシル部材(10)の内側接触面(16)に取り付けられている、請求項2に記載のサイドシル部品。
  4. 第2のプロファイル部品(88)は、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触部分(96)と、
    -外部プロファイル部品(68)の外側接触面(70)とは反対側で延在する少なくとも1つの上部内側接触部分(98)と、
    -上部外側接触部分(96)を上部内側接触部分(98)に接合する少なくとも1つの上部接合壁(100)と、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの外側中央接触部分(102)と、
    -上部内側接触部分(98)を外側中央接触部分(102)に接合する少なくとも1つの第1の中間接合壁(104)と、
    -外部プロファイル部品(68)の外側接触面(70)に対向して延在する少なくとも1つの内側下部接触部分(106)と、
    -外側中央接触部分(102)を内側下部接触部分(106)に接合する少なくとも1つの第2の中間接合壁(108)と、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触部分(110)と、
    -内側下部接触部分(106)を外側下部接触部分(110)に接合する少なくとも1つの下部接合壁(112)と、
    を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  5. 第2のプロファイル部品(88)の上部外側接触部分(96)および下部外側接触部分(110)は、インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に取り付けられている、請求項4に記載のサイドシル部品。
  6. 第2のプロファイル部品(88)の外側中央接触部分(102)は、インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に取り付けられている、請求項4または5に記載のサイドシル部品。
  7. アウターシル部材(10)は、
    -インナーシル部材(12)の外側接触面(28)に対してあてがわれた少なくとも1つの上部内側接触面(18)と、
    -インナーシル部材(12)の外側接触面(18)から離間された少なくとも1つの中央内側接触面(20)と、
    -上部内側接触面(18)をアウターシル部材(10)の中央内側接触面(20)に接合する少なくとも1つの上部接合壁(24)と、
    -インナーシル部材(12)の外側接触面(28)に対してあてがわれた少なくとも1つの下部内側接触面(22)と、
    -下部内側接触面(22)をアウターシル部材(10)の中央内側接触面(20)に接合する少なくとも1つの下部接合壁(26)と、
    を備え、
    外部容積(47)は、アウターシル部材(10)の中央内側接触面(20)によって、インナーシル部材(12)の外側接触面(28)によって、ならびにアウターシル部材(10)の上部接合壁(24)および下部接合壁(26)によって区切られている、請求項1~6のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  8. アウターシル部材(10)の上部内側接触面(18)および下部内側接触面(22)は、インナーシル部材(12)の外側接触面(28)に取り付けられている、請求項7に記載のサイドシル部品。
  9. 外部プロファイル部品(68)は、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの上部外側接触面(76)と、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)から離間された少なくとも1つの中央外側接触面(78)と、
    -上部外側接触面(76)を外部プロファイル部品(68)の中央外側接触面(78)に接合する少なくとも1つの上部接合壁(80)と、
    -インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に対してあてがわれた少なくとも1つの下部外側接触面(82)と、
    -下部外側接触面(82)を外部プロファイル部品(68)の中央外側接触面(78)に接合する少なくとも1つの下部接合壁(84)と、
    を備え、
    内部容積(74)は、外部プロファイル部品(68)の中央外側接触面(78)によって、インナーシル部材(12)の内側接触面(30)によって、ならびに外部プロファイル部品(68)の上部接合壁(80)および下部接合壁(84)によって区切られている、請求項1~8のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  10. 外部プロファイル部品(68)の上部外側接触面(76)および下部外側接触面(82)は、インナーシル部材(12)の内側接触面(30)に取り付けられている、請求項9に記載のサイドシル部品。
  11. インナーシル部材(12)は、少なくとも1つの中央部分(36)と、中央部分(36)の両側に延在する、1つの上部部分(32)および1つの下部部分(34)とを備え、中央部分(36)のインナーシル部材(12)の外側接触面(28)とアウターシル部材(10)の内側接触面(16)との間の距離は、上部部分および下部部分(32、34)のインナーシル部材(12)の外側接触面(28)とアウターシル部材(10)の内側接触面(16)との間の距離よりも大きい、請求項1~10のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  12. アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)は、1200MPaを超える引張強度を有するプレス硬化鋼部品製である、請求項1~11のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  13. プレス硬化鋼の組成は、重量%で、
    0.15%≦C≦0.5%、0.5%≦Mn≦3%、0.1%≦Si≦1%、0.005%≦Cr≦1%、Ti≦0.2%、Al≦0.1%、S≦0.05%、P≦0.1%、B≦0.010%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または、
    0.20%≦C≦0.25%、1.1%≦Mn≦1.4%、0.15%≦Si≦0.35%、≦Cr≦0.30%、0.020%≦Ti≦0.060%、0.020%≦Al≦0.060%、S≦0.005%、P≦0.025%、0.002%≦B≦0.004%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物、または、
    0.24%≦C≦0.38%、0.40%≦Mn≦3%、0.10%≦Si≦0.70%、0.015%≦Al≦0.070%、Cr≦2%、0.25%≦Ni≦2%、0.015%≦Ti≦0.10%、Nb≦0.060%、0.0005%≦B≦0.0040%、0.003%≦N≦0.010%、S≦0,005%、P≦0,025%、%、残りは鉄、および精錬から生じる望ましくない不純物を備える、請求項12に記載のサイドシル部品。
  14. アウターシル部材(10)の厚さは、実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定される、請求項1~13のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  15. インナーシル部材(12)の厚さは、実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定される、請求項1~14のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  16. 外部プロファイル部品(68)、第1のプロファイル部品(48)、および第2のプロファイル部品(88)は、1200MPa~1700MPaの間の降伏強度および1500MPa~1900MPaの間の引張強度を有する完全マルテンサイト鋼製である、請求項1~15のいずれか一項に記載の下側サイドシル部品。
  17. 完全マルテンサイト鋼の組成は、重量%で、
    0.15%≦C≦0.5%
    を含む、請求項16に記載のサイドシル部品。
  18. 外部プロファイル部品(68)の降伏強度と厚さとの積は、第2のプロファイル部品(88)の降伏強度と厚さとの積よりも大きく、第2のプロファイル部品(88)の降伏強度と厚さとの積は、第1のプロファイル部品(48)の降伏強度と厚さとの積よりも大きい、請求項1~17のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  19. 外部プロファイル部品(68)の厚さは第2のプロファイル部品(88)の厚さよりも厚く、第2のプロファイル部品(88)の厚さは第1のプロファイル部品(48)の厚さよりも厚い、請求項1~18のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  20. 第1のプロファイル部品(48)の厚さは、実質的に0.8mm~1.2mmの間で設定される、請求項1~19のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  21. 第2のプロファイル部品(88)の厚さは、実質的に1.2mm~1.6mmの間で設定される、請求項1~20のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  22. 外部プロファイル部品(68)の厚さは、実質的に1.6mm~2mmの間で設定される、請求項1~21のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  23. 第1のプロファイル部品(48)および/または第2のプロファイル部品(88)の接合壁(54、58、62、94、100、104、108、112)のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの異なる平面内に延在している、請求項1~22のいずれか一項に記載のサイドシル部品。
  24. 自動車(1)用の車両底部構造(2)であって、実質的に剛性材料製であり、請求項1~23のいずれか一項に記載の2つのサイドシル部品(6)の間で横方向(T)に延在する少なくとも1つの横梁(4)を備え、サイドシル部品(6)のうちの1つの外部プロファイル部品(68)の内側接触面(72)の一部は横梁(4)の横端(116)の1つに対してあてがわれ、他方のサイドシル部品(6)の外部プロファイル部品(68)の内側接触面(72)の一部は横梁(4)の他方の横端(116)に対してあてがわれる、車両底部構造(2)。
  25. 2つのサイドシル部品(6)の間で横梁(4)の下に延在する少なくとも1つの電池パック保護フレーム(122)をさらに備え、前記保護フレーム(122)は、少なくとも2つの長手方向の補強プロファイル(124)を備え、前記補強プロファイル(124)のうちの1つは、サイドシル部品(6)のうちの1つの外部プロファイル部品(68)の内側接触面(72)の一部に対向して延在し、他方の補強プロファイル(124)は、他方のサイドシル部品(6)の外部プロファイル部品(68)の内側接触面(72)の一部に対向して延在する、請求項24に記載の車両底部構造。
  26. 補強プロファイル(124)の各々は、前記補強プロファイル(124)と対応するサイドシル部品(6)の前記外部プロファイル部品(68)との間に延在する接続部品(140)を介して対応するサイドシル部品(6)の外部プロファイル部品(68)に取り付けられている、請求項25に記載の車両底部構造。
  27. 補強プロファイル(124)の各々は、長手方向(L)に延在する上部部分(126)および下部部分(128)を備える少なくとも1つのロール成形鋼板で作られており、前記上部部分(126)および前記下部部分(128)がそれぞれ、前壁(130)、後壁(132)、上壁(134)、および下壁(136)によって画定された閉断面を有し、上壁(134)および下壁(136)が前壁(130)を後壁(132)に接合し、上部部分(126)および下部部分(128)の前壁(130)と後壁(132)との間に延在する中央壁(138)が、上部部分(126)の下壁および下部部分(128)の上壁の両方を形成する、請求項25または26に記載の車両底部構造。
  28. 電気自動車用の少なくとも1つの電池セル(120)は、電池パック保護フレーム(122)内に受容される、請求項24~27のいずれか一項に記載の車両底部構造。
  29. 請求項1~23のいずれか一項に記載のサイドシル部品を製造する方法であって、少なくとも、
    -実質的に剛性の材料で作られたアウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)を提供するステップと、
    -第1のプロファイル部品(48)、第2のプロファイル部品(88)、および外部プロファイル部品(68)を提供するステップであって、第1のプロファイル部品(48)は、横方向(T)の第2のプロファイル部品(88)の第2の破壊性よりも高い横方向(T)の第1の破壊性を呈し、第2の破壊性は横方向(T)の外部プロファイル部品(68)の第3の破壊性よりも高いステップと、
    -アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)が外部容積(47)を画定し、第1のプロファイル部品(48)が外部容積(47)内に延在するように、ならびにインナーシル部材(12)および外部プロファイル部品(68)が内部容積(74)を画定し、第2のプロファイル部品(88)が内部容積(74)内に延在するように、アウターシル部材(10)、インナーシル部材(12)、第1のプロファイル部品(48)、第2のプロファイル部品(88)、および外部プロファイル部品(68)を組み立てるステップと、
    を備える方法。
  30. アウターシル部材(10)およびインナーシル部材(12)は、各々、テーラー溶接鋼ブランクをホットスタンプすることによって得られる、請求項29に記載の方法。
  31. 第1のプロファイル部品(48)、第2のプロファイル部品(88)、および外部プロファイル部品(68)は、各々、鋼板または鋼コイルをロール成形することによって得られる、請求項29または30に記載の方法。
  32. 組立ステップは、
    -第1のプロファイル部品(48)をアウターシル部材(10)に取り付けるステップと、
    -第2のプロファイル部品(88)をインナーシル部材(12)に取り付けるステップと、
    -外部プロファイル部品(68)を、第2のプロファイル部品(88)が取り付けられたインナーシル部材(12)に取り付けるステップと、
    -第1のプロファイル部品(48)が取り付けられたアウターシル部材(10)を、第2のプロファイル部品(88)および外部プロファイル部品(68)が取り付けられたインナーシル部材(12)に取り付けるステップと、
    を備える、請求項29~31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 取付ステップは、スポット溶接ステップである、請求項32に記載の方法。
JP2021565924A 2019-05-07 2020-05-07 自動車用サイドシル部品 Active JP7210776B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2019/053732 WO2020225590A1 (en) 2019-05-07 2019-05-07 Side sill part for an automotive vehicle
IBPCT/IB2019/053732 2019-05-07
PCT/IB2020/054341 WO2020225766A1 (en) 2019-05-07 2020-05-07 Side sill part for an automotive vehicle

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022531463A JP2022531463A (ja) 2022-07-06
JP7210776B2 true JP7210776B2 (ja) 2023-01-23

Family

ID=66625221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021565924A Active JP7210776B2 (ja) 2019-05-07 2020-05-07 自動車用サイドシル部品

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20220281304A1 (ja)
EP (1) EP3966086B1 (ja)
JP (1) JP7210776B2 (ja)
KR (1) KR102575806B1 (ja)
CN (1) CN113825693B (ja)
BR (1) BR112021022263A2 (ja)
CA (1) CA3139260C (ja)
FI (1) FI3966086T3 (ja)
MA (1) MA55880B1 (ja)
MX (1) MX2021013569A (ja)
PL (1) PL3966086T3 (ja)
WO (2) WO2020225590A1 (ja)
ZA (1) ZA202108530B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114514162A (zh) 2019-09-25 2022-05-17 株式会社Posco 用于车辆的侧梁
FR3117987A1 (fr) * 2020-12-22 2022-06-24 Psa Automobiles Sa Eléments de structure de véhicule avec raidisseurs et véhicules associés
KR20230069627A (ko) * 2021-11-12 2023-05-19 주식회사 포스코 차량용 사이드실
KR20230071531A (ko) * 2021-11-16 2023-05-23 주식회사 포스코 차량용 사이드실
JP7255657B1 (ja) * 2021-11-19 2023-04-11 Jfeスチール株式会社 サイドシルの内部構造
CN114313025B (zh) * 2022-01-25 2023-02-03 岚图汽车科技有限公司 一种门槛梁骨架结构及门槛梁
JP7394173B1 (ja) 2022-06-03 2023-12-07 Jfeスチール株式会社 車体側部構造
JP7394174B1 (ja) 2022-06-03 2023-12-07 Jfeスチール株式会社 車体側部構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011118107A1 (ja) 2010-03-23 2011-09-29 本田技研工業株式会社 車体側部構造
US20160229456A1 (en) 2015-02-10 2016-08-11 Honda Motor Co., Ltd. Structural reinforcement member for a vehicle body
JP2017534509A (ja) 2014-09-22 2017-11-24 アルセロールミタル 車両底部構造および車両ボディ
JP2018131133A (ja) 2017-02-17 2018-08-23 本田技研工業株式会社 車体の下部構造
JP2018193003A (ja) 2017-05-19 2018-12-06 本田技研工業株式会社 車体下部構造

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4326175C2 (de) * 1992-08-10 2001-10-25 Volkswagen Ag Schwellerbereich für ein Kraftfahrzeug
GB2306922B (en) * 1994-08-31 1997-11-12 Fuji Heavy Ind Ltd Vehicle body structure
EP0764493A1 (en) * 1995-09-20 1997-03-26 I.S.C.-Industria Scambiatori Calore S.p.A. Induction welding method and system for forming a fluidtight joint between metal pipes
EP2154052A1 (en) * 2008-08-12 2010-02-17 Sika Technology AG Structural reinforcement system
DE102009042188A1 (de) * 2009-09-18 2011-03-24 Audi Ag Fahrzeugkarosserieaufbau im Bereich A-Säule unten und Schweller und zugeordnetes Fertigungsverfahren
DE102011051622B4 (de) * 2011-07-07 2021-03-25 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Verstärkungselement für eine Fahrzeugstruktur, insbesondere für einen Schweller eines Kraftfahrzeugs
DE102013215793A1 (de) * 2013-08-09 2015-02-12 Volkswagen Aktiengesellschaft Fahrzeugkarosserie
FR3010379B1 (fr) * 2013-09-11 2016-10-21 Peugeot Citroen Automobiles Sa Soubassement de vehicule automobile, comportant un longeron renforce a l'egard des chocs lateraux de type choc poteau
DE102014113403B4 (de) * 2014-09-17 2023-01-05 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Karosserie mit einem Seitenschweller
UA119473C2 (uk) * 2014-09-22 2019-06-25 Арселорміттал Способи виготовлення тривимірного внутрішнього зміцнювального елемента дверної рами транспортного засобу, дверної рами транспортного засобу і зміцнювальної конструкції транспортного засобу
JP6455222B2 (ja) * 2015-02-25 2019-01-23 三菱自動車工業株式会社 車体側部構造
WO2016146694A1 (en) * 2015-03-17 2016-09-22 Autotech Engineering A.I.E. Rockers for vehicles and vehicles comprising such rockers
FR3053654B1 (fr) * 2016-07-05 2019-09-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Poutre metallique renforcee de vehicule automobile
JP6791037B2 (ja) * 2017-06-21 2020-11-25 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
US10494034B2 (en) * 2017-09-25 2019-12-03 Ford Global Technologies, Llc Vehicle frame assembly
JP7131283B2 (ja) * 2018-10-12 2022-09-06 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
MX2021007726A (es) * 2018-12-28 2021-08-24 Autotech Eng Sl Estructura de balancin para un vehiculo y metodo de obtencion de la misma.
FR3117987A1 (fr) * 2020-12-22 2022-06-24 Psa Automobiles Sa Eléments de structure de véhicule avec raidisseurs et véhicules associés

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011118107A1 (ja) 2010-03-23 2011-09-29 本田技研工業株式会社 車体側部構造
JP2017534509A (ja) 2014-09-22 2017-11-24 アルセロールミタル 車両底部構造および車両ボディ
US20160229456A1 (en) 2015-02-10 2016-08-11 Honda Motor Co., Ltd. Structural reinforcement member for a vehicle body
JP2018131133A (ja) 2017-02-17 2018-08-23 本田技研工業株式会社 車体の下部構造
JP2018193003A (ja) 2017-05-19 2018-12-06 本田技研工業株式会社 車体下部構造

Also Published As

Publication number Publication date
MX2021013569A (es) 2021-12-10
EP3966086B1 (en) 2023-12-06
FI3966086T3 (fi) 2024-02-22
KR20210145270A (ko) 2021-12-01
WO2020225590A1 (en) 2020-11-12
CA3139260A1 (en) 2020-11-12
CN113825693B (zh) 2023-05-30
EP3966086A1 (en) 2022-03-16
CA3139260C (en) 2023-11-14
CN113825693A (zh) 2021-12-21
JP2022531463A (ja) 2022-07-06
MA55880B1 (fr) 2024-01-31
BR112021022263A2 (pt) 2021-12-28
PL3966086T3 (pl) 2024-04-08
US20220281304A1 (en) 2022-09-08
WO2020225766A1 (en) 2020-11-12
ZA202108530B (en) 2022-10-26
MA55880A (fr) 2022-03-16
KR102575806B1 (ko) 2023-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7210776B2 (ja) 自動車用サイドシル部品
EP2123496B1 (en) Automotive door with enhanced side collision performance
EP3190031B1 (en) Automobile member
JP7165814B2 (ja) 鋼補強材を備えたバンパービーム
JP4648047B2 (ja) 自動車パネル構造体
KR20170117366A (ko) 사이드 임팩트에 대하여 강화된 차량 도어
US20130285414A1 (en) Automatic vehicle stiffened pillar assembly
JP4764035B2 (ja) 自動車パネル構造体
JP4834353B2 (ja) 車両用エネルギ吸収ビーム及び車両用ドア構造
JP5328057B2 (ja) 車両用エネルギ吸収ビーム及び車両用ドア構造
US8857869B2 (en) Bumper system for a vehicle
KR20230152774A (ko) 종방향 빔과 하부측 실 부분 사이에 보강 요소를 포함하는 차량 언더보디 구조물
JP3452441B2 (ja) 接合構造部材
KR102440753B1 (ko) 차량용 사이드 실
US11945511B2 (en) Front floor reinforcement structure for a vehicle having a battery pack in the tunnel
RU2772084C1 (ru) Боковой нижний обвязочный брус кузова автомобильного транспортного средства
US10427723B2 (en) Motor vehicle
JP5158246B2 (ja) 衝撃吸収部材
JP5243872B2 (ja) 自動車サイドドアの下部構造
KR20230067362A (ko) 차량 인텀구조
JPWO2020149312A1 (ja) 自動車の側部構造及び自動車
CN116080571A (zh) 用于车辆的保险杠横梁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7210776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150