JP7206131B2 - キャップ、およびその製造方法 - Google Patents

キャップ、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャップ、およびその製造方法に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、キャップ本体のうち、内容物の注出孔が形成された天壁部を開閉する有頂筒状の蓋体と、天壁部と蓋体との間に配設され、注出孔内に着脱可能に嵌合されたシール体と、を備えるキャップにおいて、注出孔とシール体との間がシールされているか否かを検査するために、キャップ本体の内部を負圧にして、キャップ本体の内圧を測定する方法が知られている。
特許第5851854号公報
しかしながら、前記従来のキャップでは、蓋体と、キャップ本体のうち、蓋体が着脱可能に嵌合された装着部と、の間がシールされているか否かを検査することができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、シールされているか否かを、注出孔とシール体との間だけでなく、蓋体とキャップ本体の装着部との間についても検査することができるキャップ、およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のキャップは、容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体のうち、内容物の注出孔が形成された天壁部を開閉する有頂筒状の蓋体と、前記天壁部と前記蓋体との間に配設され、前記注出孔内に着脱可能に嵌合されたシール体と、を備えるキャップであって、前記キャップ本体に、前記注出孔より径方向の外側に配設された環状の装着部が形成され、前記蓋体は、前記装着部に着脱可能に嵌合され、前記天壁部において、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間に連通し、この密封空間を正圧、若しくは負圧にするためのリーク検査用孔が形成され、前記天壁部の下面に、下方に向けて延び、前記口部内に嵌合される嵌合筒が形成され、前記リーク検査用孔は、前記天壁部の下面のうち、前記嵌合筒より径方向の外側に位置する部分に開口している
容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体のうち、内容物の注出孔が形成された天壁部を開閉する有頂筒状の蓋体と、前記天壁部と前記蓋体との間に配設され、前記注出孔内に着脱可能に嵌合されたシール体と、を備え、前記キャップ本体に、前記注出孔より径方向の外側に配設された環状の装着部が形成され、前記蓋体は、前記装着部に着脱可能に嵌合され、前記天壁部において、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間に連通し、この密封空間を正圧、若しくは負圧にするためのリーク検査用孔が形成されている、キャップを製造するキャップの製造方法であって、前記注出孔内に前記シール体を嵌合し、かつ前記蓋体を前記装着部に嵌合して組立体を形成する組立工程と、前記リーク検査用孔を通して、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間を、正圧、若しくは負圧にし、前記注出孔と前記シール体との間の気体の流れ、並びに、前記蓋体と前記装着部との間の気体の流れそれぞれの有無を確認する確認工程と、を有する。
本発明によれば、キャップ本体の天壁部において、注出孔と装着部との間に位置する部分に、リーク検査用孔が形成されているので、確認工程時に、リーク検査用孔を通して、蓋体と天壁部の上面との間の密封空間を、正圧、若しくは負圧にすることによって、この圧力を、密封空間内に位置する、注出孔とシール体との境界部分、並びに、蓋体と装着部との境界部分に同時に及ぼすことが可能になる。これにより、確認工程時に、注出孔とシール体との間の気体の流れ、並びに、蓋体と装着部との間の気体の流れそれぞれの有無を確認することによって、シールされているか否かを、注出孔とシール体との間だけでなく、蓋体とキャップ本体の装着部との間についても同時に検査することができる。
ここで、前記シール体は、前記蓋体の頂壁部から下方に向けて延びるとともに、前記蓋体と一体に形成されてもよい。
この場合、シール体が蓋体と一体に形成されているので、部品点数を抑えることができる。
また、前記蓋体の頂壁部に、下方に向けて延び、下端部が、前記天壁部の上面のうち、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に当接、若しくは近接した外筒が形成され、前記外筒に、径方向に貫く窓孔が形成されてもよい。
この場合、蓋体の頂壁部に、下端部が、天壁部の上面のうち、注出孔と装着部との間に位置する部分に当接、若しくは近接した外筒が形成されているので、蓋体の頂壁部に不意の外力が加わったときに、外筒の下端部を、天壁部の上面に当接させることで、注出孔に対するシール体の変位を抑制することが可能になり、シール体が蓋体と一体に形成されているにもかかわらず、シール体による注出孔のシールを維持することができる。
外筒によりシール体が径方向の外側から囲まれることとなり、前記組立工程の前の、シール体が外部に露出している状態で、シール体に外力が加わりにくくなり、シール体の変形を抑制することが可能になり、シール体により注出孔を確実にシールすることができる。
外筒に窓孔が形成されているので、確認工程時に、リーク検査用孔を通して、蓋体と天壁部の上面との間の密封空間を、正圧、若しくは負圧にしたときに、この圧力が、密封空間内に位置する、注出孔とシール体との境界部分、並びに、蓋体と装着部との境界部分に同時に及ぼされにくくなるのを防ぐことができる。
また、前記確認工程時に、前記キャップ本体の内部を通した、前記注出孔と前記リーク検査用孔との連通を遮断し、かつ前記キャップ本体の周壁部の下端開口を通した、前記リーク検査用孔と前記キャップ本体の外部との連通を遮断してもよい。
この場合、確認工程時に、キャップ本体の内部を通した、注出孔とリーク検査用孔との連通を遮断し、かつキャップ本体の周壁部の下端開口を通した、リーク検査用孔とキャップ本体の外部との連通を遮断する。したがって、注出孔とシール体との間がシールされているか否かの検査は、注出孔、およびキャップ本体の内部を流れる気体の有無を確認することで行うことができ、また、蓋体と装着部との間がシールされているか否かの検査は、組立体の外部のうち、キャップ本体と蓋体との境界付近を流れる気体の有無を確認することで行うことができる。これにより、これらの双方の検査に際し確認する気体を、混合させず分離することが可能になり、容易かつ高精度に検査を行うことができる。
また、前記確認工程時に、上面に前記組立体が載置される載置台を用い、前記載置台の上面に、上方に向けて突出し、上端部が前記天壁部の下面側を支持し、前記キャップ本体の内部を通した、前記注出孔と前記リーク検査用孔との連通を遮断するとともに、内側が前記注出孔に連通する支持筒部が形成され、前記キャップ本体の周壁部の下端開口縁を、前記載置台の上面に載置することで、前記キャップ本体の周壁部の下端開口を通した、前記リーク検査用孔と前記キャップ本体の外部との連通を遮断し、前記載置台に、この載置台の上面に開口し、前記キャップ本体の内部を通して前記リーク検査用孔に連通する第1連通路と、この載置台の上面に開口し、前記支持筒部の内側に連通する第2連通路と、が形成されてもよい。
この場合、載置台の上面に形成された支持筒部により、天壁部の下面側が支持されて、キャップ本体の内部を通した、注出孔とリーク検査用孔との連通が遮断され、キャップ本体の周壁部の下端開口縁が、載置台の上面に載置されることで、キャップ本体の周壁部の下端開口を通した、リーク検査用孔とキャップ本体の外部との連通が遮断されるので、前述した双方の検査に際し確認する気体を、混合させず確実に分離することができる。
載置台に、その上面に開口してリーク検査用孔に連通する第1連通路が形成されているので、リーク検査用孔を通して、蓋体と天壁部の上面との間の密封空間を、正圧、若しくは負圧にすることを容易に行うことができる。
載置台に、その上面に開口して支持筒部の内側に連通する第2連通路が形成されているので、支持筒部の内側ではなく第2連通路に、例えば圧力計等の計測器を配設することが可能になり、装置の複雑化を防ぎつつ、注出孔とシール体との間がシールされているか否かを、容易かつ精度よく検査することができる。
また、前記確認工程時に、前記載置台の上面との間に密閉空間を形成して前記組立体を覆う被覆体を用いてもよい。
この場合、確認工程時に、載置台の上面との間に密閉空間を形成して組立体を覆う被覆体を用いるので、蓋体と装着部との間がシールされているか否かの検査を、密閉空間の内圧変動の有無に基づいて行うことが可能になり、この検査を容易かつ高精度に行うことができる。
本発明によれば、シールされているか否かを、注出孔とシール体との間だけでなく、蓋体とキャップ本体の装着部との間についても検査することができる。
本発明に係る一実施形態として示したキャップの縦断面図である。 図1に示すキャップ本体の一部拡大上面図である。 図1に示すキャップの製造方法を説明する説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るキャップ1について説明する。
本実施形態のキャップ1は、図1に示されるように、容器本体Wの口部W1に装着される有頂筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11の天壁部12を開閉する蓋体13と、天壁部12と蓋体13との間に配設されたシール体14と、を備えている。キャップ1は、後述の注出孔15を閉塞した除去可能な抜栓部を有しない、いわゆる抜栓レスキャップとなっている。
図示の例では、蓋体13は有頂筒状に形成され、シール体14は筒状に形成されており、蓋体13、シール体14、およびキャップ本体11は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿って、蓋体13の頂壁部35側を上側といい、キャップ本体11の周壁部36の開放端側を下側という。上下方向から見て、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
天壁部12に、内容物の注出孔15と、注出孔15より径方向の外側に配設された環状の装着部16と、装着部16より径方向の内側に配設され、内側が注出孔15とされた注出筒17と、注出孔15と装着部16との間に配設された環状突部18と、が形成されている。注出孔15、装着部16、注出筒17、および環状突部18は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
なお、天壁部12に、注出筒17を形成しなくてもよい。装着部16は、キャップ本体11の周壁部36に形成されてもよい。
注出孔15は、天壁部12を上下方向に貫いている。注出筒17は、天壁部12の上面における注出孔15の開口周縁部から上方に向けて突出している。
装着部16は、天壁部12の上面の外周縁部から上方に向けて突出している。装着部16は、周方向の全域にわたって連続して延びている。装着部16の上端部は、注出筒17の上端部より下方に位置している。装着部16には、径方向の外側に向けて突出した外側係止突部が形成されている。
環状突部18は、天壁部12の上面における注出孔15と装着部16との間の中央部から上方に向けて突出している。環状突部18の上端部は、装着部16の上端部より下方に位置している。
天壁部12の下面に、下方に向けて延び、口部W1内に嵌合される嵌合筒20が形成されている。嵌合筒20は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。嵌合筒20は、天壁部12の下面のうち、環状突部18と装着部16との間に位置する部分に配設されている。天壁部12の下面は、全域にわたって平坦になっている。
天壁部12の下面、嵌合筒20の外周面、およびキャップ本体11の周壁部36の内周面により、下方に向けて開口し、かつ周方向の全域にわたって連続して延びるとともに、キャップ軸Oと同軸に配設された環状溝が画成されている。この環状溝内に口部W1が差し込まれている。天壁部12の下面に、口部W1の上端開口縁が当接し、嵌合筒20は、口部W1の内側をシールする。キャップ本体11の周壁部36の内周面に、口部W1の外周面に形成された容器係止突部にアンダーカット嵌合するアンダーカット突部が形成されている。
蓋体13は、キャップ本体11の周壁部36にヒンジ部21を介して連結されている。蓋体13、キャップ本体11、およびヒンジ部21は一体に形成されている。蓋体13の周壁部24の下端部において、キャップ軸Oを径方向に挟むヒンジ部21の反対側に位置する部分に、径方向の外側に向けて突出した操作突片23が形成されている。
蓋体13の周壁部24は、装着部16に着脱可能に外嵌されている。蓋体13の周壁部24の内周面に、装着部16の外側係止突部にアンダーカット嵌合するアンダーカット突部が形成されている。蓋体13の周壁部24は、装着部16の上端開口縁に、周方向の全域にわたって連続して当接している。蓋体13が装着部16に嵌合することによって、蓋体13と天壁部12の上面との間が開放可能に密封されている。
蓋体13の頂壁部35に、下方に向けて延び、下端部が、天壁部12の上面のうち、注出孔15と装着部16との間に位置する部分に当接、若しくは近接した外筒19が形成されている。外筒19は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。外筒19の下端部は、天壁部12の環状突部18内に着脱可能に嵌合されている。外筒19の下端開口縁は、天壁部12の上面に当接、若しくは近接している。
なお、外筒19の下端部の外周面を、環状突部18の内周面に当接、若しくは近接させる一方、外筒19の下端開口縁は、天壁部12の上面から上方に離間させる等、適宜変更してもよい。
外筒19に、径方向に貫く窓孔19aが形成されている。窓孔19aは、外筒19の下端部に形成されている。窓孔19aの上端部は、環状突部18の上端部より上方に位置している。窓孔19aは、外筒19において、上下方向から見て最もヒンジ部21の近くに位置する部分に配設されている。
シール体14は、注出孔15内に着脱可能に嵌合されている。シール体14は、蓋体13の頂壁部35から下方に向けて延びるとともに、蓋体13と一体に形成されている。シール体14は、筒状に形成され、キャップ軸Oと同軸に配設されている。シール体14の下端部は、天壁部12の上面、および外筒19の下端部より上方に位置している。
なお、シール体14は、蓋体13と別体であってもよい。シール体14は、筒状に限らず例えば、中実の棒状、若しくはブロック状等であってもよい。シール体14の下端部を、天壁部12の上面、および外筒19の下端部に対して、上下方向の同等の位置、若しくは下方に位置させてもよい。
そして、本実施形態では、天壁部12において、注出孔15と装着部16との間に位置する部分に、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xに連通し、この密封空間Xを正圧、若しくは負圧にするためのリーク検査用孔22が形成されている。
リーク検査用孔22は、天壁部12の上面のうち、装着部16に径方向の内側から連なる部分に開口している。リーク検査用孔22は、天壁部12の上面において、装着部16に径方向の内側から連なる部分のうち、最もヒンジ部21の近くに位置する部分に開口している。リーク検査用孔22は、天壁部12の下面のうち、嵌合筒20より径方向の外側に位置する部分に開口している。リーク検査用孔22は、前記環状溝内に開口している。
リーク検査用孔22は、天壁部12の上面に開口した上孔22aと、上孔22aから下方に延び、天壁部12の下面に開口した下孔22bと、を備えている。
図2に示されるように、上孔22aの径方向の大きさは、下孔22bの径方向の大きさより大きくなっている。下孔22bの径方向の大きさは、上孔22aの径方向の大きさの半分程度となっている。上孔22aの周方向の大きさは、下孔22bの周方向の大きさより小さくなっている。下孔22bの周方向の大きさは、上孔22aの周方向の大きさの約3倍となっている。上孔22aは、下孔22bの周方向の中央部に開口している。
上孔22aは、上下方向から見て円形状を呈し、下孔22bは、周方向に沿って延びる湾曲した長方形状を呈する。上下方向から見て、上孔22aの内周面は、下孔22bを画成する内面のうち、径方向の外側に位置して径方向の内側を向く外周面に内接している。上下方向から見て、上孔22aは、下孔22bから径方向の内側に張り出している。
リーク検査用孔22の流路断面積は、後述の確認工程時に気体が通過する大きさであればよく、上孔22aの直径は、例えば約0.5mm~2mmとなっている。
次に、キャップ1の製造方法について説明する。
まず、蓋体13、キャップ本体11、およびヒンジ部21が一体に形成された成形体を形成する。成形体は、上下方向から見て、キャップ本体11、全開状態のヒンジ部21、および上下反転した蓋体13が、一方向にこの順に並べられた態様で、例えば射出成形等により形成される(成形工程)。
次に、蓋体13をヒンジ部21回りに回転させ、注出孔15内にシール体14を嵌合し、かつ蓋体13の周壁部24内に装着部16を嵌合して、図1に示されるようなキャップ1と同じ見た目の組立体を形成する(組立工程)。
そして、リーク検査用孔22を通して、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xを負圧にし、注出孔15とシール体14との間の気体の流れ、並びに、蓋体13と装着部16との間の気体の流れそれぞれの有無を確認する(確認工程)。
以上の、成形工程、組立工程、および確認工程を経て、注出孔15とシール体14との間、並びに、蓋体13と装着部16との間にそれぞれ、気体の流れが無かったことが確認されることによって、キャップ1が得られる。
本実施形態では、前記確認工程時に、図3に示されるような、載置台25、および被覆体26を用いる。
載置台25の上面に、上方に向けて突出した支持筒部27が形成されている。前記確認工程時に、支持筒部27の上端開口縁に、天壁部12の下面を載置する。これにより、キャップ本体11の内部を通した、注出孔15とリーク検査用孔22との連通が遮断される。この際、支持筒部27の内側は、注出孔15に連通している。支持筒部27の内径は、注出孔15の内径より大きくなっており、注出孔15の下端開口の全体が、支持筒部27の内側に向けて開口している。
なお、支持筒部27の上端部を、嵌合筒20内に嵌合し、支持筒部27の上端開口縁を、天壁部12の下面から下方に離してもよい。
支持筒部27の上端開口縁に、天壁部12の下面を載置した状態で、キャップ本体11の周壁部36の下端開口縁が、載置台25の上面に当接している。載置台25の上面は、全域にわたって平坦になっている。そして、キャップ本体11の周壁部36の下端開口縁に、径方向に貫く貫通溝が形成されていないので、キャップ本体11の周壁部36の下端開口を通した、リーク検査用孔22とキャップ本体11の外部との連通が遮断されている。この際、嵌合筒20の下端開口縁は、載置台25の上面から上方に離れている。
被覆体26は、有頂筒状に形成され、その下端開口縁が、載置台25の上面に載置されることで、載置台25の上面との間に密閉空間Yを形成している。被覆体26は、載置台25に支持されている組立体を覆っており、この組立体は密閉空間Yに配設されている。
載置台25に、第1連通路28、第2連通路29、および第3連通路30が形成されている。
第1連通路28は、載置台25の上面において、支持筒部27の外側に位置する部分に開口し、支持筒部27の上端開口縁に、天壁部12の下面が載置された状態で、第1連通路28は、キャップ本体11の内部を通してリーク検査用孔22に連通している。第1連通路28に、例えば、真空ポンプ等の気圧供給装置が接続されている。
第2連通路29は、載置台25の上面において、支持筒部27の内側に位置する部分に開口している。第2連通路29は、支持筒部27の内側を通して注出孔15に連通している。第2連通路29に、圧力計等の計測器が配設されている。
第3連通路30は、載置台25の上面において、支持筒部27の外側で、かつ載置台25に支持されている組立体の外部、つまり密閉空間Yに直接開口している。第3連通路30に、圧力計等の計測器が配設されている。
以上の構成において、気圧供給装置を作動させると、第1連通路28、キャップ本体11の内部、およびリーク検査用孔22を通して、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xから空気が吸引され、密封空間Xが負圧になる。
この際、シール体14が注出孔15をシールしていない場合、注出孔15とシール体14との間、注出孔15、支持筒部27の内側、並びに、第2連通路29に、密封空間Xに向かう気流が発生することで、第2連通路29に配設された計測器の測定値が変動する。これにより、シール体14が注出孔15をシールしていないと判別できる。
これに対し、シール体14が注出孔15をシールしている場合、このような気流が発生することが無いので、第2連通路29に配設された計測器の測定値が変動せず、シール体14が注出孔15をシールしていると判別できる。
一方、蓋体13の周壁部24とキャップ本体11の装着部16との間がシールされていない場合、第3連通路30には密閉空間Yに向かう気流が、密閉空間Yには、組立体の外部におけるキャップ本体11と蓋体13との境界付近を通して密封空間Xに向かう気流が、それぞれ発生することで、第3連通路30に配設された計測器の測定値が変動する。これにより、蓋体13と装着部16との間がシールされていないと判別できる。
これに対し、蓋体13と装着部16との間がシールされている場合、このような気流が発生することが無いので、第3連通路30に配設された計測器の測定値が変動せず、蓋体13と装着部16との間がシールされていると判別できる。
以上説明したように、本実施形態によるキャップ1、およびその製造方法によれば、キャップ本体11の天壁部12において、注出孔15と装着部16との間に位置する部分に、リーク検査用孔22が形成されているので、前記確認工程時に、リーク検査用孔22を通して、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xを負圧にすることによって、この圧力を、密封空間X内に位置する、注出孔15とシール体14との境界部分、並びに、蓋体13と装着部16との境界部分に同時に及ぼすことが可能になる。これにより、前記確認工程時に、注出孔15とシール体14との間の気体の流れ、並びに、蓋体13と装着部16との間の気体の流れそれぞれの有無を確認することによって、シールされているか否かを、注出孔15とシール体14との間だけでなく、蓋体13とキャップ本体11の装着部16との間についても同時に検査することができる。
シール体14が蓋体13と一体に形成されているので、部品点数を抑えることができる。
蓋体13の頂壁部35に、下端部が、天壁部12の上面のうち、注出孔15と装着部16との間に位置する部分に当接、若しくは近接した外筒19が形成されているので、蓋体13の頂壁部35に不意の外力が加わったときに、外筒19の下端部を、天壁部12の上面に当接させることで、注出孔15に対するシール体14の変位を抑制することが可能になり、シール体14が蓋体13と一体に形成されているにもかかわらず、シール体14による注出孔15のシールを維持することができる。
外筒19によりシール体14が径方向の外側から囲まれることとなり、前記組立工程の前の、シール体14が外部に露出している状態で、シール体14に外力が加わりにくくなり、シール体14の変形を抑制することが可能になり、シール体14により注出孔15を確実にシールすることができる。
外筒19に窓孔19aが形成されているので、前記確認工程時に、リーク検査用孔22を通して、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xを負圧にしたときに、この圧力が、密封空間X内に位置する、注出孔15とシール体14との境界部分、並びに、蓋体13と装着部16との境界部分に同時に及ぼされにくくなるのを防ぐことができる。
前記確認工程時に、キャップ本体11の内部を通した、注出孔15とリーク検査用孔22との連通を遮断し、かつキャップ本体11の周壁部36の下端開口を通した、リーク検査用孔22とキャップ本体11の外部との連通を遮断する。したがって、注出孔15とシール体14との間がシールされているか否かの検査は、注出孔15、および支持筒部27の内側(キャップ本体11の内部)を流れる気体の有無を確認することで行うことができ、また、蓋体13と装着部16との間がシールされているか否かの検査は、組立体の外部のうち、キャップ本体11と蓋体13との境界付近を流れる気体の有無を確認することで行うことができる。これにより、これらの双方の検査に際し確認する気体を、混合させず分離することが可能になり、容易かつ高精度に検査を行うことができる。
載置台25の上面に形成された支持筒部27により、天壁部12の下面側が支持されて、キャップ本体11の内部を通した、注出孔15とリーク検査用孔22との連通が遮断され、キャップ本体11の周壁部36の下端開口縁が、載置台25の上面に載置されることで、キャップ本体11の周壁部36の下端開口を通した、リーク検査用孔22とキャップ本体11の外部との連通が遮断されるので、前述した双方の検査に際し確認する気体を、混合させず確実に分離することができる。
載置台25に、その上面に開口してリーク検査用孔22に連通する第1連通路28が形成されているので、リーク検査用孔22を通して、蓋体13と天壁部12の上面との間の密封空間Xを負圧にすることを容易に行うことができる。
載置台25に、その上面に開口して支持筒部27の内側に連通する第2連通路29が形成されているので、支持筒部27の内側ではなく第2連通路29に、例えば圧力計等の計測器を配設することが可能になり、装置の複雑化を防ぎつつ、注出孔15とシール体14との間がシールされているか否かを、容易かつ精度よく検査することができる。
前記確認工程時に、載置台25の上面との間に密閉空間Yを形成して組立体を覆う被覆体26を用いるので、蓋体13と装着部16との間がシールされているか否かの検査を、密閉空間Yの内圧変動の有無に基づいて行うことが可能になり、この検査を容易かつ高精度に行うことができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、蓋体13が、キャップ本体11にヒンジ部21を介して連結されたヒンジキャップを示したが、蓋体13が、ヒンジ部21を介してキャップ本体11に連結されていない構成を採用してもよい。
リーク検査用孔22として、上孔22aおよび下孔22bを備えた構成を示したが、天壁部12を上下方向に貫く1つの貫通孔であってもよく、また、上下方向から見た上孔22aおよび下孔22bの各形状は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
前記実施形態では、注出孔15とシール体14との間がシールされているか否か、並びに、蓋体13の周壁部24とキャップ本体11の装着部16との間がシールされているか否かを、計測器を用いて判別したが、これに代えて例えば、キャップ本体11の内部における注出孔15の下端開口付近、および組立体の外部におけるキャップ本体11と蓋体13との境界付近等に手をかざし、この手に気流が触れるか否かの触感に基づいて判別してもよい。
気圧供給装置として加圧ポンプ等を採用し、前記確認工程時に、被覆体26により蓋体13の頂壁部35の上面を支持させた状態で、気圧供給装置を作動させ、密封空間Xに空気を供給し、密封空間Xを正圧にしてもよい。
載置台25に第3連通路30を形成して、第3連通路30に計測器を配設したが、第3連通路30を載置台25に形成せず、計測器を被覆体26に配設してもよい。
天壁部12の下面における注出孔15の開口周縁部に、下方に向けて延びる有底筒状の整流体を形成してもよい。
この整流体では、その周壁部において、上下方向から見て、径方向のうちのヒンジ部21側に位置する後部分に空気置換孔が形成され、後部分と径方向で対向する前部分に内容物の通過孔が形成されていて、空気置換孔が、通過孔より上方に位置している。
シール体14の外周面に、本シール外面部と、本シール外面部の下端部から下方に延び、かつ本シール外面部より外径が小さい仮シール外面部と、を形成し、注出孔15の内周面に、本シール外面部が着脱可能に密に嵌合された本シール内面部と、本シール内面部の下端部から下方に延び、かつ本シール内面部より内径が小さい仮シール内面部と、を形成してもよい。
この構成において、仮シール外面部は、本シール内面部に対する本シール外面部の嵌合と比べて、仮シール内面部に緩く嵌合している。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 キャップ
11 キャップ本体
12 天壁部
13 蓋体
14 シール体
15 注出孔
16 装着部
19 外筒
19a 窓孔
21 ヒンジ部
22 リーク検査用孔
25 載置台
26 被覆体
27 支持筒部
28 第1連通路
29 第2連通路
35 頂壁部
36 周壁部
O キャップ軸
W 容器本体
W1 口部
X 密封空間
Y 密閉空間

Claims (7)

  1. 容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体のうち、内容物の注出孔が形成された天壁部を開閉する有頂筒状の蓋体と、
    前記天壁部と前記蓋体との間に配設され、前記注出孔内に着脱可能に嵌合されたシール体と、を備えるキャップであって、
    前記キャップ本体に、前記注出孔より径方向の外側に配設された環状の装着部が形成され、
    前記蓋体は、前記装着部に着脱可能に嵌合され、
    前記天壁部において、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間に連通し、この密封空間を正圧、若しくは負圧にするためのリーク検査用孔が形成され
    前記天壁部の下面に、下方に向けて延び、前記口部内に嵌合される嵌合筒が形成され、
    前記リーク検査用孔は、前記天壁部の下面のうち、前記嵌合筒より径方向の外側に位置する部分に開口している、キャップ。
  2. 前記シール体は、前記蓋体の頂壁部から下方に向けて延びるとともに、前記蓋体と一体に形成されている、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記蓋体の頂壁部に、下方に向けて延び、下端部が、前記天壁部の上面のうち、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に当接、若しくは近接した外筒が形成され、
    前記外筒に、径方向に貫く窓孔が形成されている、請求項2に記載のキャップ。
  4. 容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体のうち、内容物の注出孔が形成された天壁部を開閉する有頂筒状の蓋体と、
    前記天壁部と前記蓋体との間に配設され、前記注出孔内に着脱可能に嵌合されたシール体と、を備え、
    前記キャップ本体に、前記注出孔より径方向の外側に配設された環状の装着部が形成され、
    前記蓋体は、前記装着部に着脱可能に嵌合され、
    前記天壁部において、前記注出孔と前記装着部との間に位置する部分に、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間に連通し、この密封空間を正圧、若しくは負圧にするためのリーク検査用孔が形成されている、キャップを製造するキャップの製造方法であって、
    前記注出孔内に前記シール体を嵌合し、かつ前記蓋体を前記装着部に嵌合して組立体を形成する組立工程と、
    前記リーク検査用孔を通して、前記蓋体と前記天壁部の上面との間の密封空間を、正圧、若しくは負圧にし、前記注出孔と前記シール体との間の気体の流れ、並びに、前記蓋体と前記装着部との間の気体の流れそれぞれの有無を確認する確認工程と、を有する、キャップの製造方法。
  5. 前記確認工程時に、前記キャップ本体の内部を通した、前記注出孔と前記リーク検査用孔との連通を遮断し、かつ前記キャップ本体の周壁部の下端開口を通した、前記リーク検査用孔と前記キャップ本体の外部との連通を遮断する、請求項4に記載のキャップの製造方法。
  6. 前記確認工程時に、上面に前記組立体が載置される載置台を用い、
    前記載置台の上面に、上方に向けて突出し、上端部が前記天壁部の下面側を支持し、前記キャップ本体の内部を通した、前記注出孔と前記リーク検査用孔との連通を遮断するとともに、内側が前記注出孔に連通する支持筒部が形成され、
    前記キャップ本体の周壁部の下端開口縁を、前記載置台の上面に載置することで、前記キャップ本体の周壁部の下端開口を通した、前記リーク検査用孔と前記キャップ本体の外部との連通を遮断し、
    前記載置台に、
    この載置台の上面に開口し、前記キャップ本体の内部を通して前記リーク検査用孔に連通する第1連通路と、
    この載置台の上面に開口し、前記支持筒部の内側に連通する第2連通路と、が形成されている、請求項5に記載のキャップの製造方法。
  7. 前記確認工程時に、前記載置台の上面との間に密閉空間を形成して前記組立体を覆う被覆体を用いる、請求項6に記載のキャップの製造方法。
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