JP7205423B2 - ガラス基板の保持用膜体、及びガラス基板の研磨方法 - Google Patents

ガラス基板の保持用膜体、及びガラス基板の研磨方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス基板の保持用膜体、及びガラス基板の研磨方法に関する。
液晶ディスプレイ用に適用されるガラス基板においては、表面の平滑度が低いと表示される画像に歪みが生じるため、その製造工程において、表面の微小な凹凸やうねりを研磨装置によって除去する必要がある。このような研磨装置として、研磨定盤に貼り付けられた研磨パッドに、研磨ヘッドに保持されたガラス基板を押し当てるとともに、研磨定盤及び研磨ヘッドを相対的に回転させてガラス基板を研磨する研磨装置が知られている。このような研磨装置では、研磨ヘッドに取り付けられる自己吸着型の保持用膜体にガラス基板を吸着保持させることにより、ガラス基板が研磨ヘッドに取り付けられる(特許文献1参照)。
この保持用膜体は、ガラス基板を吸着保持する自己吸着型シートと、両面接着シートとにより構成される。
自己吸着型シートとしては、例えば特許文献2に記載されるポリウレタンシートのような、多孔質のシートが使用される。多孔質の自己吸着型シートの表面に水等の液体を含ませ、当該表面をガラス基板に密着させると、表面の細孔に侵入した液体の表面張力により、ガラス基板が自己吸着型シートに吸着される。
保持用膜体は、両面接着シートの自己吸着型シートと反対側の面がバックプレートに貼り付けられ、バックプレートとともに研磨ヘッドに取り付けられる。
ガラス基板の表面を平滑にするためには、ガラス基板の全面を研磨パッドに対して均等な力で押し付けて研磨をする必要があり、そのためには、保持用膜体のサイズはガラス基板のサイズより大きいことが求められる。そして、近年の、液晶ディスプレイ用のガラス基板の大型化に伴い、保持用膜体にも大型化が求められている。
しかし、G11と呼ばれるサイズ(2940mm×3370mm)のガラス基板より大きいサイズの自己吸着型シートの製造は困難である。したがって、G11サイズのガラス基板の研磨を行う際には、ガラス基板より小さいサイズの自己吸着型シートを用いて保持用膜体を構成する必要がある。このような保持用膜体の構成としては、以下のような構成が挙げられる。
第1の構成としては、図1に示すように、小さいサイズの保持用膜体2を、バックプレート1の面方向において複数取り付ける構成が挙げられる。
第2の構成としては、図2に示すように、小さいサイズの保持用膜体2を引き延ばしてバックプレート1に取り付ける構成が挙げられる。
国際公開第2011/122454号 特開2007-7824号公報
しかし、上記の第1の構成では、複数の自己吸着型シートを隙間なくバックプレートに取り付けるのは困難であり、したがって、自己吸着型シート同士の間にすき間が生じる。
このような隙間が生じると、研磨時にガラス基板を研磨定盤に押し付ける力に偏りが生じ、ガラス基板の研磨後の平滑度が悪化する。また、このような隙間には、研磨剤(酸化セリウム等)のスラリがしみ込んで固着しやすいが、このような固着が生じると、ガラス基板の吸着力が低下し、また、ガラス基板に傷をつける恐れもある為、保持用膜体を交換する必要が生じる。
このように、上記の第1の構成では、ガラス基板の研磨後の平滑度が悪化し、また、保持用膜体を頻繁に交換する必要がある(保持用膜体の寿命が短い)という問題点があった。
また、第2の構成では、自己吸着型シートを引き延ばして使用するため、表面の細孔の開口径が大きくなる。しかし、当該開口径が大きいと、細孔内に研磨剤のスラリがしみ込んで固着しやすい。したがって、第2の構成においても、保持用膜体の寿命が短いという問題点があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、寿命が長く、また、平坦度の高いガラス基板を得ることができるガラス基板の保持用膜体を提供することを目的とする。また、本発明は、当該ガラス基板の保持用膜体を用いたガラス基板の研磨方法を提供することも目的とする。
上記課題を解決する本発明のガラス基板の保持用膜体は、
第1面と、第1面の反対側の第2面とを有し、第1面にガラス基板を吸着保持する第1自己吸着型シートと、第1自己吸着型シートの第2面に備えられた第1粘着層と、第1粘着層の第1自己吸着型シートと反対側の面に備えられた第1シート状基材と、第1シート状基材の第1粘着層と反対側の面に備えられた第2粘着層と、を有する第1部材と、
第1面と、第1面の反対側の第2面とを有し、第1面にガラス基板を吸着保持する第2自己吸着型シートと、第2自己吸着型シートの第2面に備えられた第3粘着層と、第3粘着層の第2自己吸着型シートと反対側の面に備えられた第2シート状基材と、第2シート状基材の第3粘着層と反対側の面に備えられた第4粘着層と、を有する第2部材とを備え、
第1自己吸着型シートの第1面と第2自己吸着型シートの第1面が接続されている。
本発明のガラス基板の保持用膜体の一態様において、第1自己吸着型シートの第1面と第2自己吸着型シートの第1面の接続部分の厚みが2~500μmであってもよい。
本発明のガラス基板の保持用膜体の一態様は、第1部材の第2部材側の端面と第2粘着層側の主面の間、及び/又は第2部材の第1部材側の端面と第4粘着層側の主面の間に面取り部を有してもよい。
本発明のガラス基板の保持用膜体の一態様において、第1粘着層、第2粘着層、第3粘着層、及び第4粘着層はアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、エポキシ系粘着剤から選ばれる少なくとも1種からなってもよい。
本発明のガラス基板の保持用膜体の一態様において、第2粘着層の第1シート状基材と反対側の面、及び第4粘着層の第2シート状基材と反対側の面が保護シートを備えてもよい。
本発明のガラス基板の保持用膜体の一態様は、矩形状であり、短辺の長さが2700mm~5000mmであってもよい。
また、本発明のガラス基板の研磨方法は、本発明のガラス基板の保持用膜体の第1自己吸着型シートの第1面及び第2自己吸着型シートの第1面にガラス基板を吸着保持し、該ガラス基板を研磨パッドに押し付けて研磨する。
本発明は、寿命が長く、また、平坦度の高いガラス基板を得ることができるガラス基板の保持用膜体、及び、当該ガラス基板の保持用膜体を用いたガラス基板の研磨方法を提供する。
図1は、ガラス基板より小さいサイズの自己吸着型シートを用いて構成された保持用膜体の一構成例を示す図である。 図2は、ガラス基板より小さいサイズの自己吸着型シートを用いて構成された保持用膜体の一構成例を示す図である。 図3は、ガラス基板の研磨装置の斜視図である。 図4は、研磨装置の要部構造を示す拡大断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体がバックプレートに取り付けられ、ガラス基板を保持した状態の断面図である。 図8Aは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の一例における、第1部材の断面図である。 図8Bは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の一例における、第1部材と第2部材を重ね合せた状態の概略図である。 図8Cは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の一例における、第1自己吸着型シートの第1面と第2自己吸着型シートの第1面の溶接方法を示す概略図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体における、溶接部分周辺の拡大断面図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体における、溶接部分周辺の拡大断面図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る保持用膜体における、溶接部分周辺の拡大断面図である。 図12Aは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の変形例における、第1部材の断面図である。 図12Bは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の変形例における、第1自己吸着型シートの第1面と第2自己吸着型シートの第1面の溶接方法を示す概略図である。 図12Cは、本発明の一実施形態に係る保持用膜体の製造方法の変形例において得られた保持用膜体の断面図である。 図13Aは、バックプレートに張り付けられた保持用膜体の一部のみが消耗、汚損等した状態を示す概略図である。 図13Bは、バックプレートに張り付けられた保持用膜体の消耗、汚損等した部分が切除された状態を示す概略図である。 図13Cは、バックプレートに張り付けられた、消耗、汚損等した部分が切除された保持用膜体に、新たな保持用膜体が溶接して接続された状態を示す概略図である。 図13Dは、新たな保持用膜体がバックプレートに貼付された状態を示す概略図である。
以下、本発明のガラス基板の保持用膜体、及び、ガラス基板の研磨方法の実施形態について説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明することがあり、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、図面に記載の実施形態は、本発明を明瞭に説明するために模式化されており、実際のサイズや縮尺を必ずしも正確に表したものではない。
図3は、ガラス基板の研磨装置10の斜視図である。また、図4は、研磨装置10の要部構造を示す拡大断面図である。
研磨装置10は、矩形状に製造されたガラス基板Gの被研磨面Aを液晶ディスプレイ用ガラス基板に必要な平坦度に研磨する研磨装置である。研磨装置10は、研磨ヘッド14と、保持用膜体100と、アルミニウム製のプレート16と、研磨パッド18と、研磨テーブル20とを備える。保持用膜体100は、バックプレート(図示せず)を介して研磨ヘッド14に取り付けられ、その下面でガラス基板Gを吸着保持する。研磨パッド18は、アルミニウム製のプレート16を介して研磨テーブル20の上面に保持される。
保持用膜体100を介して研磨ヘッド14に保持されたガラス基板Gは、被研磨面Aが研磨パッド18に押し付けられて、必要な平坦度に研磨される。なお、保持用膜体100の詳細構造については後述する。
研磨中においては、研磨テーブル20とプレート16とに貫通形成された多数のスラリ供給孔22A~22Fから、酸化セリウム水溶液等の研磨スラリが研磨パッド18に供給され、研磨パッド18が研磨スラリによって浸された状態となる。この状態でガラス基板Gが研磨される。スラリ供給孔22A~22Fは、研磨テーブル20とプレート16とにおいて密にかつ均一に形成される。このため、研磨パッド18に研磨スラリが均一に供給される。研磨パッド18は、プレート16に貼り付けられている。研磨パッド18としては、例えば発泡ポリウレタンタイプやスウェードタイプのものが使用される。研磨パッド18は単一構成でもよいが、ガラス基板Gのサイズに対応してそのサイズも大きいことから、複数枚の分割パッドを組み合わせて1枚の研磨パッド18とした構成でもよい。更に、研磨テーブル20には多数の吸引孔24A~24Gが貫通形成されており、これらの吸引孔24A~24Gは不図示のサクションポンプにバルブを介して接続されている。したがって、前記バルブを開放することにより、サクションポンプの吸引力が吸引孔24A~24Gに伝達されるので、プレート16が研磨テーブル20の上面に吸着保持される。前記バルブを閉鎖することにより、サクションポンプの吸引力が解除されるので、研磨テーブル20から研磨パッド18をプレート16とともに取り外すことができる。
図3に示すように研磨ヘッド14の上部中央には、スピンドル26が固定され、このスピンドル26には回転/昇降装置28が連結されている。回転/昇降装置28は、研磨装置10全体を統括制御する制御部30によって、ガラス基板Gの研磨に好適な回転数及び下降動作(押圧力)が制御されている。
図5は、本実施形態の保持用膜体100の斜視図であり、図6は、本実施形態の保持用膜体100の断面図である。
本実施形態の保持用膜体100は、小さなサイズの保持用膜体である第1部材110及び第2部材111が、ガラス基板Gを吸着保持する側の面で接続された構成を有する。第1部材110は第1自己吸着型シート101と、第1粘着層102と、第1シート状基材103と、第2粘着層104とを備え、第2部材111は第2自己吸着型シート105と、第3粘着層106と、第2シート状基材107と、第4粘着層108とを備える。
第1自己吸着型シート101は、第1面と、第1面の反対側の第2面とを有し、第1面にガラス基板Gを吸着保持する。
第1粘着層102は、第1自己吸着型シート101の第2面に備えられる。
第1シート状基材103は、第1粘着層102の第1自己吸着型シート101と反対側の面に備えられる。
第2粘着層104は、第1シート状基材103の第1粘着層102と反対側の面に備えられる。
第2自己吸着型シート105は、第1面と、第1面の反対側の第2面とを有し、第1面にガラス基板Gを吸着保持する。
第3粘着層106は、第2自己吸着型シート105の第2面に備えられる。
第2シート状基材107は、第3粘着層106の第2自己吸着型シート105と反対側の面に備えられる。
第4粘着層108は、第2シート状基材107の第3粘着層106と反対側の面に備えられる。
本実施形態の保持用膜体100において、図5及び6に、点線Aで示すように、第1自己吸着型シート101の第1面と第2自己吸着型シート105の第1面は、接続されている。すなわち、本実施形態の保持用膜体100のガラス基板Gを保持する面においては、複数の自己吸着型シートがすき間を備えずに滑らかに連続する面を形成する。そのため、本実施形態の保持用膜体100は、以下のような利点を有する。
第1に、本実施形態の保持用膜体100は、ガラス基板Gを保持する面において、スラリの染み込み及び固着による劣化が発生しにくく、寿命が長い。
第2に、本実施形態の保持用膜体100を用いてガラス基板Gを保持して研磨すると、ガラス基板を研磨定盤に押し付ける力に偏りが生じにくいため、平滑度の高いガラス基板が得られる。
なお、上記の接続の態様は特に限定されないが、後述するように溶接により接続されていることが好ましい。溶接によれば接続部分が異質材料にならないので、得られる保持用膜体100は、ガラス基板Gを保持する面において接続部分と接続部分以外の部分で硬度や構造が変化せず、ガラス基板Gを特に均一に押圧することができるものとなる。
図7に、本実施形態の保持用膜体100がバックプレート109に取り付けられ、ガラス基板Gを保持した状態の断面図を示す。本実施形態の保持用膜体100を用いてガラス基板Gを研磨する際には、図7に示すように、第1自己吸着型シート101の第1面及び第2自己吸着型シート105の第1面にガラス基板Gを吸着保持し、ガラス基板を研磨パッドに押し付けて研磨する。
バックプレート109は特に限定されないが、例えばアルミ製のプレートである。バックプレート109は、係合部材(図示せず)を備え、当該係合部材により研磨ヘッド14に装着される。
第1自己吸着型シート101及び第2自己吸着型シート105は多孔質シートであり、例えばポリウレタン樹脂等の軟質ウレタン樹脂で形成されることが好ましく、厚みは約0.7~2.0mmであることが好ましい。第1自己吸着型シート101及び第2自己吸着型シート105は、その表面に開口する細孔を備え、表面に水等の液体を含ませることにより、表面の細孔に浸入した液体の表面張力によってガラス基板Gを吸着保持することができる。
第1シート状基材103及び第2シート状基材107としては、特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタラート等の基材を使用することができる。
第1粘着層102、第2粘着層104、第3粘着層106、及び第4粘着層108は、粘着剤からなる層であり、特に、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、エポキシ系粘着剤から選ばれる少なくとも1種からなる層であることが好ましい。
第1シート状基材103及び第2シート状基材107の厚みは約50μm~100μmであることが好ましく、第1粘着層102、第2粘着層104、第3粘着層106、及び第4粘着層108の厚みは約50μmであることが好ましい。
なお、ガラス基板Gの研磨後の平坦度を向上させるためには、第1粘着層102及び第3粘着層106よりも第2粘着層104及び第4粘着層108を薄くすることが好ましい。
また、第2粘着層104の第1シート状基材103と反対側の面、及び第4粘着層108の第2シート状基材107と反対側の面、即ち、バックプレート109に貼り付けられる面は保護シート(図示せず)を備え、バックプレート109に貼り付けられる際まで保護されていることが好ましい。
なお、図5~7において図示した構成においては、本実施形態の保持用膜体100は2枚の自己吸着型シートを有するが、本実施形態の保持用膜体100の構成はこれに限定されず、例えば、3枚以上の自己吸着型シートを有してもよい。本実施形態の保持用膜体100が3枚以上の自己吸着型シートを有する場合は、隣接する自己吸着型シートの第1面(ガラス基板Gを保持する面)同士が、それぞれ接続されていればよい。
本実施形態の保持用膜体100は、特に矩形のガラス基板Gの研磨に使用されるため、ガラス基板Gと同じく矩形であることが好ましい。
また、本実施形態の保持用膜体100は、サイズが大きい場合、特に、複数の自己吸着型シートを使用する必要があるようなサイズである場合においても、上記の効果、即ち、長寿命化及びガラスの平滑度の向上の効果を奏する点において優れる。
したがって、本実施形態の保持用膜体100は、矩形であり、短辺の長さが2700mm以上であることが好ましい。本実施形態の保持用膜体100の短辺の長さの上限は特には限定されないが、例えば5000mm以下である。また、特に本実施形態の保護用膜体は、矩形であり、短辺の長さが3100mm以上、長辺の長さが3530mm以上であることが好ましい。このようなサイズであれば、G11サイズ(2940mm×3370mm)のガラス基板を効率よく保持し、研磨することができる。
以下に、本実施形態の保持用膜体100の製造方法の一例について説明する。当該方法では、小さなサイズの保持用膜体である第1部材110及び第2部材111(図8A参照)を溶接することで、図5や図6に示すような本実施形態の保持用膜体100を得る。すなわち第1部材は、第1自己吸着型シート101と、第1粘着層102と、第1シート状基材103と、第2粘着層104とを備える保持用膜体であって、第2部材は、第2自己吸着型シート105と、第3粘着層106と、第2シート状基材107と、第4粘着層108とを備える保持用膜体である。これらの部材の自己吸着型シートの第1面を溶接して、本実施形態の保持用膜体100を得る。以下に、詳細に説明する。
まず、材料となる保持用膜体(以下、「保持用膜体材料」とも記載する)を用意し、当該保持用膜体材料の端部を切りそろえて、第1部材110を得る(図8A参照)。この際、第1部材110における、第2部材111と接続される端部の角度(図8A中にθで示す角度)が90°以下となるように切断することが好ましい。また、G11サイズのガラス基板の保持に用いる保持用膜体100を製造する場合は、保持用膜体材料としてG7サイズのガラス基板の保持に用いる保持用膜体を用いることが好ましい。
また、第2部材111も上記と同様にして製造する。
次いで、図8Bに示すように、第1部材110と、第2部材111とを、第1自己吸着型シート101と第2自己吸着型シート105とが向き合うように重ねる。この際、第1自己吸着型シート101と第2自己吸着型シート105の接続部分(図8B中にEで示す部分)が重なり合うように配置する。
次いで、第1自己吸着型シート101と第2自己吸着型シート105の接続部分を、溶接して接続する。図8Cは、半田ごて112を矢印Xで示す方向に進行させて溶接している状態を示す図である。
当該溶接の際に、半田ごて112を第1自己吸着型シート101と第2自己吸着型シート105との間に挿入しすぎると、得られる保持用膜体100の表面平滑性が劣化する。したがって、半田ごて112を第1自己吸着型シート101と第2自己吸着型シート105との間に0.1mm程度挿入して溶接することが好ましい。
なお、溶接は半田ごて112を用いた溶接に限定されず、例えばレーザ溶接などでもよい。
接続部分を全て溶接した後、第1部材110と第2部材111とを開くようにして、図5及び図6に示すように、第1自己吸着型シート101の第1面と、第2自己吸着型シート105の第1面とが接続された本実施形態の保持用膜体100が得られる。なお、第1自己吸着型シート101の第1面と、第2自己吸着型シート105の第1面との接続部分の厚み(図6のA)は、約2~500μmである。
このように溶接により得られる保持用膜体100の、溶接部分周辺の拡大図を図9に示す。なお、図9においては気泡の図示は省略している。図10及び図11においても同様である。溶接された第1部材110と第2部材111とを開いて平面状にすると、第1自己吸着型シート101及び第2自己吸着型シート105の第1面は、接続部分(溶接部分)に若干引っ張られることになる。したがって、得られる保持用膜体100の第1面(ガラス基板Gを保持する面)は、図9に示すように接続部分を中心に若干へこんで凹面状になる。
接続部分の厚みTが大きすぎると、このへこみが大きくなり、研磨後のガラス基板の平滑性が低下する恐れがあるため、好ましくない。また、第1自己吸着型シート101の第1面と、第2自己吸着型シート105の第1面とが接続部分に引っ張られることにより、接続部分周辺(接続部分から1mm程度の領域)では表面の細孔の開口径が若干大きくなるが、接続部分の厚みTが大きすぎると開口径が大きくなりすぎ、細孔内に研磨剤のスラリがしみ込んで固着しやすくなるため、好ましくない。
一方、接続部分の厚みTが小さすぎると、接続部分の一部分、又は全体が破断する恐れがある。接続部分の一部分、又は全体が破断すると、当該破断部分にスラリが染み込みやすくなり、研磨後のガラス基板に研磨スジが発生しやすくなる。
上記観点より、第1自己吸着型シート101の第1面と第2自己吸着型シート105の第1面の接続部分の厚みTは2~500μmであることが好ましい。
本実施形態の保持用膜体をバックプレート109に貼付する際には、接続部分に張力がかかって表面平滑性が劣化したり、接続部分が破れたりするのを抑制するために、第1部材110と第2部材111とを極力近づけ、これらの間に極力隙間ができないように貼付することが好ましい。しかしながら、第1部材110と第2部材111との間にすき間ができないように貼付すると、貼り方や接続部分の厚みTによっては、第1部材110と第2部材111とが互いに押し合い、接続部分が図10に示すように盛り上がって凸面上になる場合がある。このような場合、研磨後のガラス基板の平滑性が低下するので、好ましくない。
これを防ぐためには、保持用膜体は、第1部材の第2部材側の端面と第2粘着層側の主面の間、及び/又は第2部材の第1部材側の端面と第4粘着層側の主面の間に、面取り部を有することが好ましい。図11に示す本実施形態の変形例に係る保持用膜体200は、第1部材210の第2部材211側の端面と第2粘着層204側の主面の間に面取り部213を有する。このように面取り部を形成することにより、上記のように接続部分が盛り上がることを抑制できる。
面取り部213の形状は特に限定されない。図11に示す例では面取り部は直線状だが曲線状(例えば円弧状など)であってもよい。また、図11に示す例では面取り部は第1部材210に設けられているが、第2部材211に設けられていてもよく、これら両方に設けられていてもよい。
面取り部213の幅W、すなわち保持用膜体200をバックプレートに貼り付けた際の第2粘着層204と第4粘着層208との間のすき間の幅も特に限定されないが、この幅が大きすぎると、接続部分(溶接部分)においてガラスを押圧する力が弱くなり、研磨後のガラスの平滑性が低下する恐れがある。
この観点からは、面取り部213の幅Wは、5mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましい。
また、面取り部の深さDも特に限定されず、図11に示すように、第1自己吸着型シート201(第2部材111に面取り部を設ける場合は第2自己吸着型シート205)の第2面まで面取り部が形成されていて、保持用膜体200をバックプレートに貼り付けた際に第1自己吸着型シート201の第2面と第2自己吸着型シート205の第2の面とが離反するように構成されていればよい。
また、溶接により保持用膜体を製造する際において、保持用膜体材料の端部を切りそろえる際に、図12Aに示すように、第1部材310及び第2部材311の接続部分の端部の角度θが鋭角となるように切断してもよい。この場合は、図12Bに示すように、半田ごて312の側面により溶接を行うことが好ましい。このように溶接すると、半田ごて312の位置決めにおいて、第1部材310及び第2部材311の厚み方向(図12B中矢印Zで示す方向)の位置決めが非常に容易となる。当該溶接により得られる保持用膜体300は、図12Cに示すように、第1部材310と第2部材311との間にV字状の溝を備える形状となる。第1部材310及び第2部材311の接続部分の端部の角度θが小さすぎると、当該溝が広くなりすぎ、ガラスを均一に押圧できなくなるので、研磨後のガラス基板Gの平滑度が劣化する。したがって、第1部材310及び第2部材311の接続部分の端部の角度θは、45°~90°とすることが好ましい。
バックプレートに貼り付けられて使用されたガラス基板の保持用膜体の一部が消耗、汚損等する場合がある。この場合において、当該消耗、汚損等した部分のみを切除し、新たな保持用膜体を上記のように溶接により取り付けることで、消耗、汚損等した部分のみを交換することができる。
すなわち、図13Aに示すようにバックプレート409に貼り付けられた保持用膜体400Aの一部分のみが消耗、汚損等した場合において、当該消耗、汚損部413を含む部分を切除し(図13B)、残存する保持用膜体400Aに新たな保持用膜体400Bを溶接して接続し(図13C)、新たな保持用膜体400Bを開いてバックプレート409に貼付する(図13D)ことにより、消耗、汚損等した部分のみを交換することができる。
このようにすることにより、保持用膜体の一部分のみが消耗、汚損等した場合に保持用膜体を全て交換する必要がなくなるため好ましい。
本実施形態のガラス基板の保持用膜体は、ガラス基板の研磨装置において研磨ヘッドにガラス基板を保持するために使用される。本実施形態のガラス基板の保持用膜体を用いると、平滑度の高いガラス基板が得られる。また、本実施形態のガラス基板の保持用膜体は、寿命が長い。
本実施形態のガラス基板の保持用膜体は、大型化された場合においても上記の効果を奏する。したがって、本実施形態のガラス基板の保持用膜体は、G11サイズ等の大型のガラス基板の研磨装置における保持用膜体として有用である。
1 バックプレート;2 保持用膜体;10 研磨装置;14 研磨ヘッド;16 プレート;18 研磨パッド;20 研磨テーブル;22A~22F スラリ供給孔;24A~24G 吸引孔;26 スピンドル;28 回転/昇降装置;30 制御部;100、200、300、400A、400B 保持用膜体;101、201、301 第1自己吸着型シート;102、202、302 第1粘着層;103 第1シート状基材;104、204、304 第2粘着層;105、205、305 第2自己吸着型シート;106、206、306 第3粘着層;107、207、307 第2シート状基材;108、208、308 第4粘着層;109、409 バックプレート;110、210、310 第1部材;111、211、311 第2部材;112、312 半田ごて;413 消耗、汚損部;G ガラス基板

Claims (7)

  1. 第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、前記第1面にガラス基板を吸着保持する第1自己吸着型シートと、
    前記第1自己吸着型シートの第2面に備えられた第1粘着層と、
    前記第1粘着層の前記第1自己吸着型シートと反対側の面に備えられた第1シート状基材と、
    前記第1シート状基材の前記第1粘着層と反対側の面に備えられた第2粘着層と、を有する第1部材と、
    第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、前記第1面にガラス基板を吸着保持する第2自己吸着型シートと、
    前記第2自己吸着型シートの第2面に備えられた第3粘着層と、
    前記第3粘着層の前記第2自己吸着型シートと反対側の面に備えられた第2シート状基材と、
    前記第2シート状基材の前記第3粘着層と反対側の面に備えられた第4粘着層と、を有する第2部材とを備え、
    前記第1自己吸着型シートの第1面と前記第2自己吸着型シートの第1面が接続されている、ガラス基板の保持用膜体。
  2. 前記第1自己吸着型シートの第1面と前記第2自己吸着型シートの第1面の接続部分の厚みが2~500μmである、請求項1に記載のガラス基板の保持用膜体。
  3. 前記第1部材の前記第2部材側の端面と前記第2粘着層側の主面の間、及び/又は前記第2部材の前記第1部材側の端面と前記第4粘着層側の主面の間に面取り部を有する請求項1又は2に記載のガラス基板の保持用膜体。
  4. 前記第1粘着層、前記第2粘着層、前記第3粘着層、及び前記第4粘着層はアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、エポキシ系粘着剤から選ばれる少なくとも1種からなる、請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス基板の保持用膜体。
  5. 前記第2粘着層の前記第1シート状基材と反対側の面、及び前記第4粘着層の前記第2シート状基材と反対側の面が保護シートを備える、請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス基板の保持用膜体。
  6. 矩形状であり、短辺の長さが2700mm~5000mmである、請求項1~5のいずれか1項に記載のガラス基板の保持用膜体。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載のガラス基板の保持用膜体の前記第1自己吸着型シートの第1面及び前記第2自己吸着型シートの第1面にガラス基板を吸着保持し、該ガラス基板を研磨パッドに押し付けて研磨する、ガラス基板の研磨方法。
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