JP7204901B2 - キャプスタンロールおよび伸線機 - Google Patents

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Description

本開示は、キャプスタンロールおよびこれを用いる伸線機に関する。
半導体素子上の電極と外部リードとを電気的に結合する半導体装置用ボンディングワイヤには、線径が15~50μm程度の細線が用いられている。このようなボンディングワイヤ等のワイヤは、キャプスタンロールを備えた伸線機で製造される。
特許文献1には、芯体となる金属芯体の外周側にセラミック外ロールを設け、金属芯体の外周面とセラミック外ロールの内周面に設けた溝部にロックピン(丸棒)を埋め込んで固定することにより、回転止めを図ったキャプスタンロールが開示されている。
上記金属芯体は、中心部に貫通孔を有し、この貫通孔に回転軸を挿通させている。このとき、回転軸に対する金属芯体の回転を阻止する必要があるため、回転軸の外周面と金属芯体の内周面とにそれぞれキー溝を設け、このキー溝内にキーを嵌め込むことが行われている。
特開平5-115916号公報
本開示のキャプスタンロールは、中心部に回転軸を挿通させる貫通孔を有する環状体からなり、該環状体の内周面にキー溝を設けた金属芯体と、該金属芯体の外周面に装着されるセラミック外ロールと、を備える。金属芯体の外周面とセラミック外ロールの内周面とには、それぞれ、互いに対向してロックピン挿入用孔部を形成する凹部が形成されており、ロックピン挿入用孔部は、回転軸の軸心から半径方向に延び且つ金属芯体のキー溝を覆う領域から外れた位置にある。
本開示の伸線機は、上記キャプスタンロールを備える。
本開示の一実施形態に係るキャプスタンロールの正面図である。 図1AのX-X線断面図である。 図1Aに示すキャプスタンロールの斜視図である。 図1BのA部を拡大した断面図である。 キャプスタンロールの回転軸への取付状態を示す部分断面図である。 (a)は本開示におけるロックピン挿入用孔部へのロックピン挿入状態の一例を示す部分断面図、(b)は(a)に使用のロックピンを示す斜視図である。 (a)は本開示におけるロックピン挿入用孔部へのロックピン挿入状態の他の例を示す部分断面図、(b)は(a)に使用のロックピンを示す斜視図である。 (a)は本開示におけるロックピン挿入用孔部へのロックピン挿入状態のさらに他の例を示す部分断面図、(b)は(a)に使用のロックピンを示す斜視図である。 本開示のキャプスタンロールを備えた伸線機の一例を示す概略図である。 図6に示す伸線機に用いられるコーン形キャプスタンロールの一例を示す斜視図である。
以下、本開示の一実施形態に係るキャプスタンロールおよび伸線機について、図面を参照して説明する。
図1A~1Cは、本開示の一実施形態に係るキャプスタンロール1を示している。このキャプスタンロール1は、金属芯体2と、この金属芯体2の外周面に装着されたセラミック外ロール3と、を備える。金属芯体2は、中心部に貫通孔4を有する環状体からなり、該環状体の内周面にキー溝5が設けられている。
金属芯体2は、例えば機械構造用炭素鋼(S45C等)、アルミニウム合金、ステンレス鋼などから形成されるのがよい。セラミック外ロール3は、主成分が、例えば酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化珪素、サイアロンなどであるのが好適である。ここで、主成分とは、セラミックスを構成する全成分100質量%のうち、80質量%以上を占める成分のことである。
酸化ジルコニウムが主成分であるセラミックスは、主成分以外の成分として、例えば、酸化珪素および/または酸化アルミニウムを含むものであってもよい。また、酸化アルミニウムが主成分であるセラミックスは、主成分以外の成分として、例えば、酸化珪素、酸化カルシウム、酸化マグネシウムおよび酸化硼素から選ばれる少なくとも1種を含むものであってもよい。
酸化アルミニウムが主成分であるセラミックスは、例えば、珪素、マグネシウムおよび硼素を以下の酸化物に換算して、以下の範囲でそれぞれ含んでいるとよい。
SiO:3質量%~5重量%
MgO :1質量%~1.5重量%
:0.5質量%~3.5重量%
NiO:4質量ppm以下
珪素の酸化物は、焼結工程において酸化アルミニウムの粒子同士を強固に結合させるとともに、酸化アルミニウムの粒子の成長を抑制する作用がある。
珪素の酸化物の含有量が上記範囲であると、セラミックス外ロール3の外周面3cの硬度を高くすることができるため、耐磨耗性が向上するとともに、外周面3cにワイヤWが摺接しても脱粒を低減することができる。
マグネシウムの酸化物は、焼結工程において酸化アルミニウムの粒子同士を強固に結合させる。
珪素の酸化物の含有量が上記範囲であると、外周面3cにワイヤWが摺接しても脱粒が低減されるとともに、線膨張率が酸化アルミニウムと異なるアルミン酸マグネシウムの生成が抑制されるため、昇温および降温を繰り返す環境で用いられてもクラックが生じにくくなる。
硼素の酸化物は焼成工程において酸化アルミニウムの粒子の成長を抑制する作用が大きい。硼素の酸化物が上記範囲であると、耐磨耗性および酸に対する耐食性が向上する。
アルミノ硼酸塩(例えば、Al1833、AlBO)が結晶として存在してもよい。アルミノ硼酸塩の結晶があれば、機械的な衝撃がセラミックス外ロール3の外周面3cにかかってマイクロクラックが生じたとしても、Al1833などのアルミノ硼酸塩の結晶のよってクラックの進展が妨げられる。アルミノ硼酸塩の結晶の形状は、例えば、柱状である。
酸化アルミニウムが主成分であるセラミックスは、さらに、ニッケルを含み、その含有量が酸化物(NiO)に換算して4質量ppm以下であってもよい。

ニッケルの含有量が上記範囲であれば、色調のばらつきが抑制され、商品価値が向上する。
窒化珪素またはサイアロンを主成分とするセラミックスは、主成分以外の成分として、例えば、酸化アルミニウムおよび/または希土類金属酸化物を含むものであってもよい。
セラミックスにおける主成分の確認は、まず、X線回折装置(XRD)を用いて測定することによって得られた結果をJCPDSカードと照合して含まれる化合物の特定を行なう。次に、蛍光X線分析装置(XRF)またはICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析装置(ICP)を用いて測定することによって求められた値から、特定された化合物に換算して求められた含有量が80質量%以上であれば主成分である。具体的には、XRDによる測定からZrOが含まれていることが確認され、ICPで求められたZrの値をZrOに換算した値(含有量)が80質量%以上であれば、酸化ジルコニウムが主成分のセラミックスである。
なお、含有量が質量ppm程度の成分、例えば、Niについては、グロー放電質量分析装置(GDMS)を用いて求め、酸化物(NiO)に換算すればよい。
金属芯体2の貫通孔4には、図2に示すように、伸線機の回転軸6が挿通される。金属芯体2の内周面に設けられたキー溝5には、回転軸6に形成されたキー溝7に跨ってキー8が嵌挿されている。これにより、キャプスタンロール1は回転軸6に対する回転が阻止され、回転軸6の回転に確実に従動させることができる。
一方、金属芯体2の外周面とセラミック外ロール3の内周面とは、それらの間に樹脂を充填して接着されているが、接着のみでは回転を抑制するのは不十分である。そのため、図1A~Cに示すように、金属芯体2の外周面とセラミック外ロール3の内周面には、それぞれ、互いに対向してロックピン挿入用孔部(以下、単に孔部と略称することがある。)9を形成する凹部10a、10bが形成され、この孔部9内に金属製のロックピン11が挿入されている。これにより、金属芯体2にセラミック外ロール3を固定することができ、金属芯体2に対してセラミック外ロール3が回転するのを阻止することができる。ロックピン11は、例えば、機械構造用炭素鋼(S45C等)または機械合金用構造鋼(SCM435)からなる。特に、機械合金用構造鋼(SCM435)は、機械的強度および靭性ともに高いので、ロックピン11として用いるとよい。
孔部9は、金属芯体2およびセラミック外ロール3の周方向に複数設けるのが好ましい。
複数の孔部9は、図1Aに示すように、回転軸6の軸心Aから半径方向に延び且つ金属芯体2のキー溝5を覆う領域Bから外れた位置にある。領域Bは、軸心Aとキー溝5を構成する凹部の底部両端を通る2つの線b1、b2によって画定される。
好ましくは、孔部9は、回転軸6の軸心Aから半径方向に延び且つ金属芯体2のキー溝の中心を通る中心線Cから周方向に30°以上、好ましくは45°以上外れた位置にあるのがよい。すなわち、図1Aにおいて、孔部9の中心と中心線Cとの間の角度αが30°以上、好ましくは45°以上であることを意味する。
角度αは、図1Aに示すように、前記中心線Cから時計回りおよび反時計回りのそれぞれの角度であるので、2つの孔部9、9の間隔は少なくとも60°であるのがよい。
このように、孔部9は、キー溝5のある領域Bから外れた位置に形成されているので、孔部9とキー溝5との間隔が広がり、キャプスタンロール1が高速回転してワイヤによる引張りをセラミック外ロール3が受けても、孔部9とキー溝5で挟まれる部分の機械的強度が維持されているため、セラミック外ロール3の破損を抑制することができる。
図1Dは、図1BのA部を拡大した断面図である。図1Dに示すように、セラミック外ロール3は、直胴部3aと、直胴部3aの少なくともいずれか一方の端部に径方向外側に延出する鍔部3bとを備え、直胴部3aの外周面3cに接続する鍔部3bの接続面3dは、鍔部3bの外周面3eの幅が狭くなるように傾斜していてもよい。
このような構成であると、外周面3cに摺接するワイヤWが引き伸ばされた場合、接続面3dが外周面3cに直交する構造のセラミック外ロール3よりもワイヤWに損傷を与えるおそれが低減する。
接続面3dと、鍔部3bの端面3fとのなす角(傾斜角θ)は、例えば、3°以上7°以下であるのがよい。
図3(a)は、孔部9へのロックピン11の挿入状態の一例を示している。この例では、孔部9は円形断面を有している。そのため、ロックピン11も図3(a)、(b)に示すように、円柱形状を有している。ロックピン11の頂面の位置は、鍔部3bの端面3fから金属芯体2の内部に向かって0.1mm~0,5mm凹んだ位置にあるとよい。
なお、金属芯体2の外周面とセラミック外ロール3の内周面との間隙Sには、熱硬化性樹脂、エポキシ樹脂、シリコン系樹脂などの樹脂が充填されているのがよい。孔部9内の間隙も同様である。エポキシ樹脂の場合、2液混合の常温硬化型であるとよい。高温で硬化させなくても済むので、熱による変形などの影響を受けにくくなる。
金属芯体2の外周面とセラミック外ロール3の内周面との間隙Sには、エポキシ樹脂を主成分とし、アミン系化合物を含む接着層(図示しない)を備えているとよい。
このような構成の接着層は、高温環境に数か月間に亘って曝されても、接着強度がほとんど低下しないので、キャプスタンロールがこのような環境下で用いられても、長期信頼性が向上する。
接着層の主成分は、接着層を構成する成分のうち、最も含有量が多い成分である。
接着層を構成する成分は、フーリエ変換赤外分光分析装置(FTIR)またはガスクロマトグラフ(GCmass)を用いて同定すればよい。
図4(a)は図3(a)と異なる他の例を示しており、同図に示すように、孔部91を形成する、金属芯体2の外周面とセラミック外ロール3の内周面とにそれぞれ形成された凹部10a´、10b´は、金属芯体2およびセラミック外ロール3の周方向(矢印Yで示す方向)に対して交差する直線部Lを有している。
孔部91内に挿入されるロックピン111は、図4(a)、(b)に示すように、上記直線部Lに対向する直線部111aを有する矩形断面を有する。その他は、上記の実施形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。なお、直線部Lは、上記周方向Yに対して交差しているのが好ましい。また、直線部Lは凹部10a、10bの一方のみに形成されていてもよい。
このように孔部91の内周面に直線部Lを設け、これに対応してロックピン111も矩形断面とすることにより、キャプスタンロール1の回転方向(すなわちY方向)に孔部91とロックピン111とが面接触するようになり、キャプスタンロール1の高速回転によるワイヤの引張りにより生ずるせん断応力に対して強度を向上させることができる。
図5(a)はさらに他の例を示しており、同図に示すように、孔部92の内周面は、金属芯体2およびセラミック外ロール3の周方向(矢印Yで示す方向)に対して交差する直線部L´を有している。そして、この孔部91内に挿入されるロックピン112は、図5(a)、(b)に示すように、上記直線部L´に対向する直線部112aを有する。その他は、図4(a)、(b)に示した例と同様である。
次に、本開示のキャプスタンロール1を備えた伸線機の一例を図6に基づいて説明する。図6に示す伸線機20は、いわゆる並列掛け伸線構造となっている。伸線機20では、機台21内部の所定位置に回転軸6a、6bが配置されており、回転軸6a、6bの双方に、コーン形キャプスタンロール100が固定されている。すなわち、各々の回転軸6a、6bに固定されたキャプスタンロール100が、回転軸6a、6bの回転に従動してそれぞれ回転する。回転軸6aと回転軸6bとの間隙には、複数のダイス(ダイス群)12が配置されている。
コーン形キャプスタンロール100は、図7に示すように、外径が一方端(I)から他方端(II)に向って段階的に大きくなる複数段のキャプスタンロール1が一体化されたものであり、摺接面となる複数段の外周面1aを備えている。コーン形キャプスタンロール100は、ワイヤWを引き伸ばすための伸線機において、回転軸3の回転によって回転可能に設置されるものであり、例えば、1000rpm~6000rpmで回転するものである。
なお、本開示のキャプスタンロール1は、図1A~1Cに示すような一段のみに限定されるものではなく、コーン形キャプスタンロール100のように複数段を一体に形成したものも包含している。
伸線機20は、機台21の端部に、駆動モータ13、駆動プーリー14、従動プーリー15および16、駆動ベルト17、および従動ベルト18を備える。駆動プーリー14と従動プーリー15および16には、駆動ベルト17が掛け回されており、駆動モータ13によって駆動プーリー14が回転し、従動プーリー15および16の双方も従動して回転する。従動プーリー15は回転軸6bと接続され、駆動プーリー14は回転軸6aと接続されており、駆動モータ13によって、回転軸6aおよび6bが回転駆動される。
伸線機20では、案内ローラ(不図示)を介して外部から送られてくるワイヤWを、2つのキャプスタンロール100に掛け回しながら搬送する。具体的には、外部から送られてくるワイヤWを、キャプスタンロール100、100間に配置したダイス群12を通過させ、駆動モータ13の駆動により2つのキャプスタンロール100を回転させる。この際、ワイヤWは、キャプスタンロール100の複数段状の摺接面のうち、外径の小さい方から外径の大きい方(図示面における上方から下方へ)へと、順次掛け回されていく。ワイヤWは、例えばCuからなる。ワイヤWは、Cu以外でも、例えばAu、Alなど各種金属線であってもよい。
伸線機20では、駆動モータ13の駆動により、キャプスタンロール100が回転し、ワイヤWはダイス群12内を強制的に順次通過しつつ縮径されて伸線される。なお、図6では、2本のキャプスタンロール100を用いた装置を示しているが、さらにキャプスタンロール100の本数を増やして設置した装置であってもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示のキャプスタンロールは、以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の改良や改善が可能である。
1 キャプスタンロール
1a 外周面
2 金属芯体
3 セラミック外ロール
3a 直胴部
3b 鍔部
3c 外周面
3d 接続面
3e 外周面
3f 端面
4 貫通孔
5 キー溝
6、6a、6b 回転軸
7 キー溝
8 キー
9 ロックピン挿入用孔部
10a、10b 凹部
11、111、112 ロックピン
111a 直線部
112a 直線部
12 ダイス
13 駆動モータ
14 駆動プーリー
15、16 従動プーリー
17 駆動ベルト
18 従動ベルト
20 伸線機
21 機台
100 コーン形キャプスタンロール
A 軸心
B 領域
C 中心線
L、L´ 直線部
S 間隙
Y 周方向
W ワイヤ

Claims (10)

  1. 中心部に回転軸を挿通させる貫通孔を有する環状体からなり、該環状体の内周面にキー溝を設けた金属芯体と、
    該金属芯体の外周面に装着されたセラミック外ロールと、を備え、
    前記金属芯体の外周面と前記セラミック外ロールの内周面とにそれぞれ、互いに対向してロックピン挿入用孔部を形成する凹部が形成されており、
    前記ロックピン挿入用孔部は、前記金属芯体および前記セラミック外ロールの周方向に複数設けられており、
    全ての前記ロックピン挿入用孔部は、前記回転軸の軸心から半径方向に延び且つ前記金属芯体の前記キー溝を覆う領域から外れた位置にある、
    キャプスタンロール。
  2. 前記キー溝は平面視で凹形であり、前記領域は、前記回転軸の軸心と凹形の前記キー溝の底部両端を通る2つの線によって画定される請求項1に記載のキャプスタンロール。
  3. 前記ロックピン挿入用孔部は、前記回転軸の軸心から半径方向に延び且つ前記金属芯体の前記キー溝の中心を通る線から周方向に30°以上外れた位置にある請求項1または2に記載のキャプスタンロール。
  4. 前記ロックピン挿入用孔部を形成する、前記金属芯体の外周面と前記セラミック外ロールの内周面とにそれぞれ形成された凹部のうち少なくとも一方の凹部は、前記金属芯体および前記セラミック外ロールの周方向に対して交差する直線部を有し、且つ前記ロックピン挿入用孔部に挿入されるロックピンは、前記直線部に対向する直線部を有する請求項1~のいずれかに記載のキャプスタンロール。
  5. 前記セラミック外ロールは、主成分が酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化珪素またはサイアロンからなる請求項1~のいずれかに記載のキャプスタンロール。
  6. 前記セラミック外ロールは、主成分が酸化アルミニウムであって、珪素、マグネシウム、硼素およびニッケルを以下の酸化物に換算して、以下の範囲でそれぞれ含んでいる、請求項に記載のキャプスタンロール。
    SiO2:3質量%~5重量%
    MgO :1質量%~1.5重量%
    B2O3:0.5質量%~3.5重量%
  7. 前記セラミック外ロールは、ニッケルを含み、その含有量が酸化物(NiO)に換算して4質量ppm以下である、請求項に記載のキャプスタンロール。
  8. 前記金属芯体の外周面およびセラミック外ロールの内周面との間隙に、接着層を備えてなり、該接着層は、エポキシ樹脂を主成分とし、アミン系化合物を含む、請求項1~のいずれかに記載のキャプスタンロール。
  9. 前記セラミック外ロールは、直胴部と、直胴部の少なくともいずれか一方の端部に径方向外側に延出する鍔部とを備え、前記直胴部の外周面に接続する前記鍔部の接続面は、前記鍔部の外周面の幅が狭くなるように傾斜している、請求項1~のいずれかに記載のキャプスタンロール。
  10. 請求項1~のいずれかに記載のキャプスタンロールを備えた伸線機。


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