JP7203571B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、角筒状の胴部を備え、胴部の一方の開口部を閉塞する段ボール箱等の包装箱に関する。
従来、野菜や果物を出荷の際に包装する包装箱が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の包装箱は、互いに対向する一対の第1側板と互いに対向する一対の第2側板とによって構成される角筒状の胴部と、各第1側板の一端縁に折目線を介して連設された内フラップと、各第2側板の一端縁に折目線を介して連設された外フラップとを備え、両内フラップを側板の上縁の折目線に沿って水平に折り曲げ、両外フラップを側板の上縁の折目線に沿って水平に折り曲げて両内フラップに重合させて、前記胴部の上部を覆って天部とするものである。
そして、特許文献1の包装箱では、前記内フラップは、矩形状に形成され、その先端から側板側の基端に向かって互いに離反する方向に傾斜する一対のスリットを備え、前記外フラップは、側板側の基端から先端に向かって次第に幅狭となる略台形状に形成され、その先端から両側に突出して前記内フラップの各スリットに差し込まれる差込片を備える。
これにより、特許文献1の包装箱では、胴部内方に向かって水平に折り曲げられた内フラップの外表面に外フラップを重合させてから、外フラップを更に押し下げて胴部の内方に傾斜させると、これに伴って内フラップも胴部の内方に傾斜し、各差込片の先端が夫々に対応するスリットに差し込まれる。
次いで、外フラップの押し下げを解除すると、外フラップ及び内フラップは、共に復元弾性により水平に戻り、差込片がスリットに完全に差し込まれる。
よって、特許文献1の包装箱は、その閉蓋作業を極めて容易に行うことができる。
特許文献1の包装箱では、その後、天部が閉蓋された胴部を天地反転させて開放された底部側から野菜等の内容物を投入した後、底部を閉塞し、胴部を再度反転させることで、内容物の収容作業が完了する。
特開2008-120423号公報
しかしながら、特許文献1の包装箱では、内容物を取り出すため、前記閉蓋作業と同様に、外フラップを押し下げて差込片をスリットから抜き出す必要があるため、胴部の内方に傾斜させた外フラップ及び内フラップで内容物を傷つけないように気を付けながら、開蓋作業を行う必要があった。
上記の点に鑑み、本発明は、開蓋作業を容易に行うことができる包装箱を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、互いに対向する一対の第1側板と互いに対向する一対の第2側板とによって構成される角筒状の胴部と、各第1側板の一端縁に第1折目線を介して連設された内フラップと、各第2側板の一端縁に第2折目線を介して連設された外フラップとを備える包装箱において、前記外フラップの先端部には、前記第2折目線に沿って延びる第3折目線を介して先方へ突出する舌片が設けられ、前記内フラップには、該内フラップの先端縁が互いに対向するように折り曲げるとともに前記外フラップを該内フラップの外面に重なるように折り曲げることにより前記胴部の一方の開口部を閉塞したときの前記舌片と対応する位置に、該舌片が挿入される挿入孔が形成され、前記内フラップの前記挿入孔が形成された周縁には、該内フラップの横方向内方から該内フラップの横方向外方に向かって、前記挿入された前記舌片の先端部と重なり合う位置まで突出する突部が形成されていることを特徴とする。
本発明の包装箱では、各内フラップの先端縁が対向するように第1折目線に沿って折り曲げ、外フラップを該内フラップの外面に重なるように第2折目線に沿って折り曲げることにより胴部の一方の開口部を閉塞することができる。そして、かかる状態で外フラップを押し下げて胴部の内方に傾斜させると、これに伴い内フラップも胴部の内方に傾斜し、外フラップに形成された舌片が、内フラップの対応する一に形成された挿入孔に差し込まれる。
次いで、外フラップの押し下げを解除すると、外フラップ及び内フラップは、共に第1・第2折目線の復元弾性により水平に戻る。このとき、前記内フラップの挿入孔が形成された周縁には、該舌片の先端部と重なり合う位置に突部が形成されているため、差込片の先端は該突部に係止される。
以上により、本発明の包装箱によれば、閉蓋作業を容易に行うことができる。
さらに、本発明の包装箱では、舌片が第2側板に対して、第2折目線、外フラップ及び前記第2折目線に沿って延びる第3折目線を順次介して連設されているため、舌片の先端部を第2側板の一端縁に近づく方向に押し込みまたは引っ張ると、外フラップ及び舌片は、側面視「へ」の字状に屈曲される。
これにより、舌片の先端縁は、突部よりも内フラップの横方向外方に変位するため、突部から離間して係止状態から解除される。よって、外フラップ及び舌片は、胴部の外方に第2折目線を回動軸として回動できるため、舌片を挿入孔から抜き出しつつ、胴部の一方の開口部を開蓋することができる。
すなわち、本発明の包装箱によれば、開蓋するために外フラップ及び内フラップを胴部の内方に傾斜させる必要がないため、内容物を傷つけないように気を付けながら、開蓋作業を行う必要が少ない。
以上により、本発明の包装箱によれば、開蓋作業を容易に行うことができる。
また、本発明の包装箱において、前記内フラップは、該内フラップの基端から先端までの縦方向の長さが前記第2側板の横方向の長さの半分未満に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、内フラップは互いに間隙を存して胴部の上部を覆うため、該間隙から舌片の先端縁に指を引っ掛けて、第2側板の一端縁に近づく方向に引っ張ることができる。よって、より容易に舌片の先端縁を突部から離間させて係止解除できる。
したがって、この構成を備える包装箱によれば、開蓋作業をより容易に行うことができる。
また、本発明の包装箱において、前記挿入孔が形成された前記内フラップの周縁には、該内フラップの横方向外方の側縁から横方向内方に向かって突出する係止片が前記第3折目線に沿って延びる第4折目線を介して設けられていることが好ましい。
この構成によれば、係止片によって舌片は突部に押し付けられるため、舌片と突部との摩擦係合を高めて閉蓋状態をより強固に維持することができる。
その一方で、係止片は、前記第3折目線に沿って延びる第4折目線を介して設けられているため、開蓋作業において、舌片を第3折目線で折り曲げようとすると、これに伴い、その下側に重合されている舌片も第4折目線で折り曲がるため、開蓋作業の容易性を損なわない。
また、本発明の包装箱において、前記舌片には、該舌片の側縁に第5折目線を介して連設され、前記舌片を前記挿入孔に挿入したときに該挿入孔の周縁の内表面と対向する位置まで、前記外フラップの横方向に張り出す張出部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、内フラップ、外フラップの順で折り曲げて胴部の一方の開口部を閉塞した状態で外フラップを押し下げて胴部の内方に傾斜させると、張出部は、挿入孔の開口縁に摺接され相対的に押し込まれることにより、第5折目線で谷折りに折り畳まれるため挿入孔を通過することができる。
次いで、挿入孔を通過すると、張出部は第5折目線の復元弾性により舌片に対して平行に戻る。このとき、張出部は、該挿入孔の周縁の内表面と対向する位置まで前記外フラップの横方向に張り出しているものであることから、外フラップ及び内フラップが水平に戻ると、該挿入孔の周縁の内表面に係止される。
よって、この構成を備える包装箱によれば、閉蓋状態をより強固に維持することができる。
その一方で、舌片を挿入孔から抜き出す際には、張出部は、第5折目線で山折りに折り畳まれて挿入孔を通過するため、開蓋作業の容易性を損なわない。
また、前記張出部を備える包装箱においては、前記張出部は、基端から先端に向かって次第に幅狭となるように前記外フラップ側の側縁が傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、開蓋作業において、舌片の先端部を第2側板の一端縁に近づく方向に押し込みまたは引っ張ると、外フラップ及び舌片は側面視「へ」の字状に屈曲されるため、舌片自体は、基端側から徐々に胴部の外方に持ち上げられる。このとき、前記張出部は、基端から先端に向かって次第に幅狭となるように前記外フラップ側の側縁(舌片基端側の側縁)が傾斜しているため、舌片が基端側から持ち上げられるのにしたがい、前記張出部の傾斜した側縁が挿入孔の開口縁に摺接され相対的に押し込まれることにより、第5折目線で容易に山折りに折り畳まれる。
よって、この構成を備える包装箱によれば、張出部を設けた包装箱の開蓋作業をより容易に行うことができる。
本実施形態における包装箱の外観を示す斜視図。 図1の包装箱の展開図。 図1の包装箱の閉蓋工程を説明するための斜視図であって、上部フラップを水平に折り曲げた状態を示す斜視図。 図1の包装箱の閉蓋工程を説明するための斜視図であって、上部外フラップを胴部内方に押し込んだ状態を示す斜視図。 図1の包装箱の閉蓋工程を説明するための斜視図であって、天部が完成した状態を示す斜視図。 図1の包装箱の開蓋工程を説明するための斜視図。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、角筒状の胴部2と、該胴部2の上端を閉蓋する天部3と、該胴部2の下端を閉塞する底部4とによって直方体状に形成され、閉蓋状態で天部3の中央部が開放されて野菜等の包装に好適な形状を有している。
包装箱1は、図2に示すように、打抜き形成された段ボール板紙10から組み立てられる。
包装箱1は、一対の第1側板21と一対の第2側板22とが夫々胴部折目線aを介して交互に連設されている。各側板21,22は、夫々胴部折目線aに沿って折り曲げられ、次いで、一方の第1側板21の端縁に連設された接着片23が一方の第2側板22の端部に接着されて前記胴部2(図1参照)を形成する。
また、各第1側板21の下端縁には下部外フラップ41が第1下部折目線bを介して連設されている。また、各第2側板22の下端縁には下部内フラップ42が第2下部折目線cを介して連設されている。各下部フラップ41,42は各下部折目線b,cに沿って水平に折り曲げられて前記底部4(図1参照)を形成する。
次に、本発明に係る本実施形態の前記天部3の構成を詳しく説明する。
図2に示すように、各第1側板21の上端縁には第1上部折目線d(本発明の第1折目線に相当。)を介して上部内フラップ31が連設されており、各第2側板22には第2上部折目線e(本発明の第2折目線に相当。)を介して上部外フラップ32が連設されている。
上部内フラップ31は、左右方向の中央部が略逆台形状に切り欠かれた概略凹形状に形成されている。上部内フラップは、少なくとも左右方向の中央部が、縦方向の長さが前記第2側板の横方向の長さの半分未満に形成されているため、上述したように、閉蓋状態で天部3の中央部が開放される。
上部内フラップ31の先端側の左右には、隣接する各側縁から所定の距離離間した位置に、該上部内フラップ31の先端縁から基端に向かって第1上部折目線dに直交する方向に延びる係止折目線f(本発明の第4折目線に相当。)が形成されている。
また、該係止折目線fの先端は、上部内フラップ31の横方向内方に延びてから先端縁に向かってL字状に湾曲するように形成されたL字状切込33に接続されている。
上部内フラップ31のうち、係止折目線fとL字状切込33と上部内フラップ31の先端縁とで囲まれた領域が係止片34であって、この係止片34を係止折目線fで胴部2の内方に押し込んで開口させることで、上部内フラップ31に本発明の挿入孔34aが形成される。また、このときL字状切込33は鋭角に湾曲しているため、挿入孔34aを開口させたとき、L字状切込33で切り欠かれた上部内フラップ31の周縁先端側には、該上部内フラップ31の横方向内方から外方に向かって突出する突部31aが形成されている。突部31aは、図3に示すように、水平に折り曲げた上部内フラップ31の外表面に上部外フラップ32を重なるように折り曲げたときに、舌片35の先端部に重なる位置まで突出するよう形成されている。
上部外フラップ32は、図2に示すように、第2側板22側の基端から先端に向かって次第に幅狭となるように両側縁が約45°の角度で傾斜する略台形状に形成されている。
また、上部外フラップ32の先端縁には、第2上部折目線eに沿って平行に延びる舌片折目線g(本発明の第3折目線に相当。)を介して略矩形状の舌片35が連設されている。舌片折目線g及び舌片35は、図3に示すように、水平に折り曲げた上部内フラップ31の外表面に上部外フラップ32を重なるように折り曲げたときに、係止折目線f及び係止片34に対応する位置に夫々形成されている。
舌片35の先端縁の中央部には、略半円状に凹んだ指掛部35aが形成されている。
また、上部外フラップ32の両側縁には、揺動折目線h(本発明の第5折目線に相当。)を介して、該上部外フラップ32の横方向の外方に張り出す張出部36が夫々設けられている。張出部36は、略直角三角形状であり、第2側板22側の基端から先端に向かって次第に幅広となるように側縁が傾斜する傾斜縁36aを夫々有する。
張出部36の揺動折目線hは、図3に示すように、水平に折り曲げた上部内フラップ31の外表面に上部外フラップ32を重なるように折り曲げたときに、L字状切込33のうち第1上部折目線dと平行に延びる箇所に対応する位置に形成され、張出部36自体は、上部内フラップ31の外表面に重ねられている。
次に、以上の構成からなる包装箱1の閉蓋作業について説明する。
本実施形態の包装箱1は、前記接着片23により一方の第1側板21の端縁と一方の第2側板22の端部とを連結して角筒状の胴部2を形成し、底部4を形成しない状態(下部外フラップ41と下部内フラップ42によって閉塞しない状態)で、野菜等の内容物を収容するに先立って閉蓋作業を行う。
まず、図3に示すように、上部内フラップ31を第1側板21に対して直角となるように第1上部折目線dに沿って内方に折り曲げる。次いで、上部外フラップ32を第2側板22に対して直角となるように第2上部折目線eに沿って内方に折り曲げる。これにより、各上部内フラップ31の外表面に各上部外フラップ32の内表面が重合する。
続いて、舌片35を押下することで、上部外フラップ32を第2側板22に対して鋭角となるように更に押し下げ、第2上部折目線eを介して胴部内方に傾斜させる。これに伴って、上部内フラップ31が上部外フラップ32の押し下げ力により第1上部折目線dを介して胴部内方に傾斜する。
このとき、張出部36は、上部内フラップ31のL字状切込33の周辺に押し付けられて、舌片35に対して揺動折目線hで谷折りされる。これとともに、舌片35の先端縁が、係止片34の先端縁よりも基端側に相対的に移動すると、一対の係止片34が舌片35の押し下げ力により係止折目線fを介して山折りされ、挿入孔34aが開口される。そして、舌片35は、張出部36が折り畳まれた状態で、該挿入孔34aを通過して上部内フラップ31に内表面側に差し込まれる。
次いで、舌片35の押し下げを解除する。これによって、図5に示すように、上部外フラップ32と上部内フラップ31とは、共に第2上部折目線e及び第1上部折目線dにおける復元弾性により水平に戻る。また、張出部36は、揺動折目線hにおける復元弾性により舌片35と平行に戻り、係止片34は、係止折目線fにおける復元弾性により水平方向に戻ろうとする。
これにより、張出部36は、第2上部折目線eにおける復元弾性により上部内フラップ31の内表面に押し付けられ係止される。さらに、係止片34が水平方向に戻ろうとして舌片35を上方に押し上げようとすることで、舌片35及び張出部36は、上部内フラップ31の内表面及び係止片34の外表面によって挟持される。
したがって、張出部36の挿入孔34aからの抜け出しが規制され、上部内フラップ31と上部外フラップ32との開蓋方向の回動を阻止することができる。以上説明したとおり、本実施形態の包装箱1は、その閉蓋作業を極めて容易に行うことができるとともに、強固に閉蓋することができる。
その後、天部3が閉蓋された胴部2内に内容物の収容作業を行う。即ち、図示しないが、天部3が閉蓋された胴部2を天地反転させて、開放された底部側から野菜等の内容物を投入し、各下部フラップ41,42を下部折目線b,cに沿って水平に折り曲げて閉塞された底部4(図1参照)を形成する。そして、各下部フラップ41,42をステープルや接着テープを用いて封緘し、胴部2を反転させて天部3を上方に向けることにより内容物の収容作業が完了する。
次に、包装箱1の開蓋作業について説明する。
まず、各舌片35の指掛部35aに手指をかけ、隣接する第2側板22の上方に向かって斜め上に引っ張る。
これにより、図6に示すように、舌片35及び上部外フラップ32は、舌片折目線g及び第2上部折目線eで夫々山折りされ、側面視で概略「へ」の字状に屈曲される。
これを個別にみると、上部外フラップ32は、第2側板22に対して平行となる方向に第2上部折目線eを回動軸として回動され、徐々に上部内フラップ31から離間していく。また、これに伴い、上部外フラップ32に連設された舌片35も基端側から徐々に上部内フラップ31から離間していく。
これにより、舌片35に対しては、上部内フラップ31によって形成された挿入孔34aから引き抜こうとする力が働く。このとき、舌片35に連設された張出部36には、第2側板22側の基端から先端に向かって次第に幅広となる傾斜縁36aが設けられているため、舌片35を基端側から挿入孔34aから引き抜こうとすると、該傾斜縁36aが挿入孔34aを画定するL字状切込33の周縁に対して斜めに接した状態で強くけん引されるため、張出部36は舌片35に対して揺動折目線hで山折りされる。
これにより、舌片35は、張出部36が折り畳まれた状態で、該挿入孔34aを通過して胴部外方に引き抜かれ、張出部36による挿入孔34aからの抜け出し規制が解除されるため、天部3を開蓋することができる。
以上説明したとおり、本実施形態の包装箱1では、開蓋作業において、閉蓋作業時のように、上部外フラップ32及び上部内フラップ31を胴部内方に傾斜させる必要がないため、上部外フラップ32及び上部内フラップ31が野菜等の内容物を傷つける心配がない。よって、本実施形態の包装箱1によれば、開蓋作業を極めて容易に行うことができる。
以下、本実施形態の変形例を説明する。
本実施形態では、挿入孔34aを封止する係止片34が形成されているが、係止片34は省略してもよく、当初から挿入孔34aが開口していてもよい。
本実施形態では、突部31aとして、該上部内フラップ31の横方向内方から外方に向かって突出したものを例に説明したが、本発明はこれに限られない。すなわち、突部31aは、水平に折り曲げた上部内フラップ31の外表面に上部外フラップ32を重なるように折り曲げたときに、舌片35の先端部に重なる位置に上部内フラップ31(挿入孔34aを除く領域)が存在すればよいため、形状は凸状に限られず、第1上部折目線dと直交する方向に平行に延びるものであってもよい。
本実施形態では、舌片折目線g及び舌片35は、係止折目線f及び係止片34に対応する位置に夫々形成されているものを例に説明したが、本発明は段ボール板紙等の弾性を備えた材料で形成されるため、位置が完全に一致している必要はなく、押し込む力などが伝達する程度に近傍に配置されていればよい。
本実施形態では、舌片35に揺動可能な張出部36を備えたものを例に説明したが、本発明はこれに限られず、張出部36は省略してもよく、また、舌片35自体の横幅を、挿入孔34aの第2側板に沿う方向の幅以上にすることもできる。
1 包装箱
2 胴部
21 第1側板
22 第2側板
31 内フラップ(上部内フラップ)
31a 突部
32 外フラップ(上部外フラップ)
34 係止片
34a 挿入孔
35 舌片
36 張出部
d 第1折目線(第1上部折目線)
e 第2折目線(第2上部折目線)
g 第3折目線(舌片折目線)
f 第4折目線(係止折目線)
h 第5折目線(揺動折目線)

Claims (5)

  1. 互いに対向する一対の第1側板と互いに対向する一対の第2側板とによって構成される角筒状の胴部と、
    各第1側板の一端縁に第1折目線を介して連設された内フラップと、
    各第2側板の一端縁に第2折目線を介して連設された外フラップとを備える包装箱において、
    前記外フラップの先端部には、前記第2折目線に沿って延びる第3折目線を介して先方へ突出する舌片が設けられ、
    前記内フラップには、該内フラップの先端縁が互いに対向するように折り曲げるとともに前記外フラップを該内フラップの外面に重なるように折り曲げることにより前記胴部の一方の開口部を閉塞したときの前記舌片と対応する位置に、該舌片が挿入される挿入孔が形成され、
    前記内フラップの前記挿入孔が形成された周縁には、該内フラップの横方向内方から該内フラップの横方向外方に向かって、前記挿入された前記舌片の先端部と重なり合う位置まで突出する突部が形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1記載の包装箱において、
    前記内フラップは、該内フラップの基端から先端までの縦方向の長さが前記第2側板の横方向の長さの半分未満に形成されていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1または2に記載の包装箱において、
    前記挿入孔が形成された前記内フラップの周縁には、該内フラップの横方向外方の側縁から横方向内方に向かって突出する係止片が前記第3折目線に沿って延びる第4折目線を介して設けられていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の包装箱において、
    前記舌片には、該舌片の側縁に第5折目線を介して連設され、前記舌片を前記挿入孔に挿入したときに該挿入孔の周縁の内表面と対向する位置まで、前記外フラップの横方向に張り出す張出部が設けられていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項4記載の包装箱において、
    前記張出部は、基端から先端に向かって次第に幅狭となるように前記外フラップ側の側縁が傾斜していることを特徴とする包装箱。
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