JP6291067B2 - パッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、パッケージに関する。
従来、たばこ商品等の被収容物を収容するパッケージ(包装)として、ソフトパック型パッケージ、ハード型パッケージ等が公知である。ハード型パッケージの1つの形態として、蓋(リッド)を備えたパッケージが知られている。この種のパッケージは、通常、ボックス状の外形を有し、シガレット束を収容する収容部と、収容部の上部に形成される開口端を開閉するための蓋が、開口端の縁部に沿って設けられるヒンジを介して回動自在に連結されている。
蓋がヒンジを介して回転するパッケージの中にはたばこ物品群を収容する内箱と外箱のスライド動作により蓋の開閉を行うパッケージがある。その一例として、特許文献1には、たばこ物品群を収容し、開いた上端部を有する内側容器であって、ヒンジに沿って内側容器にヒンジ式に設けられ前記開いた上端部を閉じる蓋を含む、内側容器と、前記内側容器を収容する外側容器であって、前記内側容器が外側容器の内部に挿入される閉構成と前記内側容器が外側容器から部分的に抜き出される開構成との間で外側容器に対して前記内側容器がスライドすることを可能にする、外側容器と、前記外側容器の前壁の上縁部にヒンジ式に設けられた封止フラップであって、封止フラップが前記外側容器の前記前壁に対して直角であり、前記内側容器の前記蓋の上壁の下に位置する動作位置と、封止フラップが前記外側容器の前記前壁に平行な休止位置との間で可動である、封止フラップとを含む、たばこ物品パッケージが開示されている。このパッケージは、前記内側容器の前壁と一体化され前記外側容器の前記前壁に向かって突出する第1の作動タブと、前記封止フラップに機械的に連結されており、前記外側容器の前記前壁と前記内側容器の前記前壁との間に位置し、前記内側容器が前記閉構成へと動くとき、前記第1の作動タブにより係合され、前記内側容器の動きを用いて前記封止フラップを前記動作位置に引き込む、第2の作動タブとを含む。
また、特許文献2には、上部に出し入れ口を有した直方体状の外箱と、前記外箱にスライド可能に収容して前記出し入れ口で出入可能とされ、蓋下部が第一ヒンジを介して連結された開閉蓋を回動可能にして有する内箱とからなり、上部が前記開閉蓋の後端に第二ヒンジを介して連結されて開閉蓋の回動に伴なって内箱に対し相対移動可能とされ、外箱内面に面する側に内箱係止手段を配した蓋起こし手段と、前記外箱の内側に位置し前記内箱係止手段と係合可能な外箱係止手段とを備え、前記内箱の上昇により内箱係止手段と外箱係止手段とが係合し、内箱係止手段と外箱係止手段とが係合した状態での内箱上昇により蓋起こし手段が下方に移動して、前記開閉蓋が開方向に回動する構成とした開閉蓋付き包装容器が開示されている。この開閉蓋付き包装容器は、前記内箱の蓋起こし手段側となる側板には、該蓋起こし手段の周りに対応する部分が切り込み開口されていて、この切り込み開口の一部分に、前記内箱係止手段の高さ位置より下方であって、外箱係止手段の降下下限位置に配された切り込み縁を上端縁とするストッパーが形成され、前記外箱係止手段はストッパーの幅より幅広であって、前記内箱の上昇によりストッパーが近接する外箱係止手段のストッパー対応部分の少なくとも一部分が、ストッパーである前記切り込み縁に当接する。
WO2013/068959号パンフレット 特開2013−159351号公報
従来技術として、外箱と、外箱内にスライド自在に収容され、スライドに連動して開閉する蓋を有する内箱と、外箱に設けられ、スライドに連動して開閉するフラップとを備えるパッケージがある。このような従来のパッケージによれば、フラップを備えることで、被収容物(例えば、シガレットの刻片)の漏出を抑制することができる。一方、蓋やフラップは、スライドに連動して開閉するため、外箱と内箱との係合部分が確実に係合されていないと、蓋やフラップが開閉できなくなってしまう。また、係合部分の構造が複雑化すると、製造上の誤差により、本来の機能(蓋やフラップの開閉)が実現できないことも想定される。なお、上記課題は、シガレットを収容するパッケージに限らず、シガレット以外の被収容物を収容するパッケージにおいても存在する。
本発明は、上記の問題に鑑み、外箱と、外箱内をスライド自在であり、スライドに連動して開閉する蓋を有する内箱と、外箱に設けられ、スライドに連動して開閉するフラップとを備えるパッケージに関し、より確実にフラップを開閉できるパッケージに関する技術を提供することを課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するため、フラップを開閉するフラップの開閉部の構成を工夫することとした。詳細には、本発明に係るパッケージは、上部に開口を有する略直方体形状の外箱と、前記外箱内を上下方向にスライド自在であり、被収容物を収容し、被収容物を取り出す開口を有する略直方体形状の内箱と、前記内箱の開口を覆い、前記スライドに連動して開閉する蓋と、前記スライドに連動して前記蓋を開閉する蓋の開閉部と、前記外箱の開口に設けられ、前記スライドに連動して開閉する、前記被収容物の漏出を抑制するフラップと、前記スライドに連動して前記フラップを開閉するフラップの開閉部と、を備え、前記フラップの開閉部は、前記フラップに連なり、先端が上向きの舌片を含むフラップの係合部と、前記内箱に設けられ、前記フラップの係合部の舌片を受け入れる開口を含み、前記スライドの際に前記フラップの係合部と係合するフラップの被係合部とを有する。
本発明に係るパッケージによれば、上記のようなフラップの開閉部を備えることで、従来よりも確実にフラップを開閉できる。例えば、特許文献1に記載のパッケージでは、内側容器の前壁の上端に連なり180度折り曲げられたリフト・タブに設けられた先端が下向きの第1の作動タブが、封止フラップに連なる第2作動タブの貫通開口部と係合して、封止フラップが開閉する。しかしながら、このような従来のパッケージは、第1の作動タブが180度折り曲げられたリフト・タブに連なる構成であり、本来、第1の作動タブの先端は下向きである必要があるものの、リフト・タブの復元力によって横向きや上向きに成りやすい傾向があった。第1作動タブの先端が上向きになってしまうと、第2作動タブの貫通開口部と係合しなくなってしまう。また、内側容器は、製造において、成形後の乾燥工程を経て、外側容器と組み合わされるが、第1の作動タブが横向きになってしまうと、搬送工程において第1の作動タブが接触などによって折れ曲がってしまうことがあった。仮に、第1作動タブが折れ曲がると、第2作動タブの貫通開口部と係合しなくなってしまう。
本発明に係るパッケージでは、フラップに連なるフラップの係合部に舌片を設け、更に、このフラップの係合部の舌片の先端を上向きとした。これにより、フラップの係合部の舌片が、本来の機能を発揮すべき正しい姿勢である、上向きの姿勢を維持し易くなった。換言すると、フラップの係合部の舌片は、例えば、復元力等によって横向きや下向きになり難くなった。したがって、本発明に係るパッケージでは、フラップの係合部の舌片が、本来の機能を発揮する正しい姿勢を維持するので、フラップの係合部とフラップの被係合部との係合が確実に行われる。その結果、従来よりも確実にフラップを開閉することができる。フラップが確実に閉じることで、被収容物の漏出を抑制することができる。
本発明に係るパッケージでは、前記内箱が下降し、前記フラップの被係合部の開口に前記フラップの係合部の舌片が収容され、前記フラップの係合部と前記フラップの被係合部が係合すると、前記フラップの係合部が下降し、当該フラップの係合部の下降に連動して当該フラップの係合部に連なる前記フラップを閉状態とすることができる。一方、フラップを開状態とする場合、内箱が上昇し、前記フラップの被係合部の開口に収容されていた前記フラップ係合部の舌片がフラップの被係合部の開口から離脱し、前記内箱の一部(例えば、内箱の前壁)が前記フラップと接してフラップを回動させることでフラップを開状態とすることができる。
また、前記フラップの被係合部は、当該フラップの被係合部の開口の一部が前記フラップの係合部の舌片側に膨らんでいる構成とすることができる。前記フラップの被係合部は、前記フラップの係合部の舌片を受け入れるため、前記フラップの係合部の舌片側に膨らんでいる構成とすることができる。これにより、フラップの係合部の舌片がフラップの被係合部の開口に進入し易くなり、フラップの係合部とフラップの被係合部との係合をより確実にすることができる。
また、前記フラップの係合部の舌片は、先端をラウンド形状とすることができる。先端をラウンド形状とすることで、強度が増し、また、フラップの係合部の舌片がフラップの被係合部の開口により進入し易くなる。
フラップの係合部の舌片の形状、大きさ、幅等や、フラップの被係合部の開口の形状、大きさ、幅等は、強度を考慮して設計することができる。例えば、フラップの係合部の舌片の幅は、相対的に幅広とすることで強度を向上することができる。但し、フラップの係合部の舌片を幅広にすると、フラップの被係合部の開口を更に大きくする必要が生じる。開口面積が大きくなると開口の周囲の強度の低下が懸念される。したがって、フラップの係合部の舌片の形状、大きさ、幅等や、フラップの被係合部の開口の形状、大きさ、幅等は、双方の強度を考慮して設計した方がよい。
また、本発明に係るパッケージにおいて、前記外箱は、前記内箱の一部を表出させる操作口を備える構成とすることができる。この操作口を通じて、内箱を上下方向にスライドさせることができる。
また、前記蓋の開閉部は、前記外箱に設けられ、先端が下向きの舌片を含む蓋の係合部と、前記蓋に連なり、前記蓋の係合部の舌片を受け入れる開口を含み、前記スライドの際に前記蓋の係合部と係合する蓋の被係合部とを有する構成とすることができる。これにより、確実に蓋を開閉することができる。
本発明に係るパッケージでは、前記内箱が上昇し、前記蓋の被係合部の開口に前記蓋の係合部の舌片が収容され、前記蓋の係合部と前記蓋の被係合部が係合すると、前記蓋の係合部が下降し、当該蓋の係合部の下降に連動して前記蓋の被係合部に連なる前記蓋を開状態とすることができる。一方、前記蓋を閉状態とする場合、前記内箱が下降し、前記蓋の被係合部の開口に収容されていた前記蓋の係合部の舌片が前記蓋の被係合部の開口から離脱し、前記外箱の一部(例えば、外箱の後壁)が前記蓋と接して蓋を回動させることで蓋を閉状態とすることができる。
パッケージの内箱に収容する被収容物は特に限定されるものではないが、棒状物品の集合体、例えばたばこ商品を被収容物として好適に例示できる。すなわち、本発明に係る被収容物はたばこ商品であってもよい。なお、たばこ商品とは、例えば紙巻たばこ(フィルタシガレット、両切たばこ(フィルタ無し))、シガー(葉巻)、シガリロ、スヌース、嗅ぎたばこ、チューイングたばこ、電子たばこ等が例示できる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、外箱と、外箱内をスライド自在であり、スライドに連動して開閉する蓋を有する内箱と、外箱に設けられ、スライドに連動して開閉するフラップとを備えるパッケージに関し、より確実にフラップを開閉できるパッケージに関する技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係るパッケージを前方上部から見た透視斜視図であり、パッケージの開状態を示す。 図2は、実施形態に係るパッケージを前方上部から見た透視斜視図であり、パッケージの閉状態を示す。 図3は、実施形態に係るパッケージを後方上部から見た透視斜視図であり、パッケージの開状態を示す。 図4は、実施形態に係るパッケージを後方上方から見た透視斜視図であり、パッケージの閉状態を示す。 図5は、実施形態に係るパッケージを前方上部から見た動作説明図を示す。 図6は、実施形態に係るパッケージを前方上部から見た動作説明図を示す。 図7は、実施形態に係るパッケージを後方から見た動作説明図を示す。 図8は、実施形態に係るパッケージの断面による動作説明図を示す。 図9は、実施形態に係るパッケージのうち、内箱のブランクを示す。 図10は、実施形態に係るパッケージのうち、外箱のブランクを示す。 図11は、実施形態に係るパッケージのうち、内箱のブランクの組立手順を示す。 図12は、実施形態に係るパッケージのうち、外箱のブランクの組立手順を示す。 図13は、第1ブランクB1の変形例を示す。
次に、本発明に係るパッケージの実施形態について、図面に基づいて説明する。本発明が適用されるパッケージに収容する被収容物は特定のものに限定されないが、ここでは、フィルタシガレットや両切シガレット等のたばこ商品をパッケージに収容する場合を例に説明する。また、本実施形態に記載されている構成要素の、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
図1から図4に示すように、実施形態に係るパッケージ1は、外箱4と内箱2を有する。内箱2は、外箱4に設けられた操作口45から上下方向にスライド自在である。内箱2には蓋3が設けられており、この蓋3は、スライドに連動して開閉する。また、外箱の前壁43の上端縁には、フラップ46が設けられており、このフラップ46もスライドに連動して開閉する。パッケージ1が閉状態(全閉状態)では、蓋3が内箱2の開口を覆う。また、フラップ46も蓋3の一部と重なるように内箱2の開口の一部を覆う。そのため、実施形態に係るパッケージ1では、シガレットの刻片の漏出を抑制することができる。
なお、以下、本明細書では、特に言及する場合を除いて、パッケージ1の正面側を“前方”と定義し、背面側を“後方”と定義する。また、パッケージ1の蓋側を“上方”と定義し、反対側(パッケージの底側)を“下方”と定義する。また、パッケージ1の側壁側を“側方”又は“横方向”と定義する。実施形態に係るパッケージ1は、例えばカード紙、マニラボール紙等紙材によって構成することができるが、これには限定されない。例えば、実施形態に係るパッケージ1は、プラスチックシートなどの樹脂で構成してもよい。
<<内箱>>
内箱2は、直方体形状の箱体で、内部にシガレットを収容する。側方の上部が斜めに切り欠かれ、更に、前方上部にU字状の切欠き231が形成されている。内箱2は、内箱の前壁23、内箱の後壁21、内箱の側壁24、内箱の下壁22を有する。内箱2の上部は開口しており、内箱の後壁21の上端縁に回動自在に接続された蓋3によって開口を塞ぐことが可能になっている。内箱の前壁23と内箱の後壁21は対向している。一組の内箱の側壁24は、内箱の前壁23及び内箱の後壁21の両側縁と連結され、長方形の上端が斜辺となった形状である。内箱の側壁24の上端縁241は、内箱の前壁23側が低くなるように傾斜している。内箱の下壁22は、長方形であり、内箱の前壁23、内箱の後壁21、及び内箱の側壁24の下端縁に連結されている。
内箱の前壁23は、縦長の長方形であるが、上部にU字状の切欠き231が形成されている。内箱の前壁23の上端縁235は、中央に向かって徐々に低くなるように傾斜している。また、U字状の切欠き231の両側に位置する内箱の前壁23の上端縁235の中央側の端部は、ラウンド形状となっている。内箱の前壁23の上端縁235は、フラップ46を開状態とする機能を有する。換言すると、内箱の前壁23の上端縁235は、本発明のフラップの開閉部の機能の一部を担う。内箱の前壁23の上端縁235は、内箱2が上昇すると、フラップ46と接し、閉状態において水平状態であるフラップ46を押し上げて徐々に立ち上げ、外箱の前壁43の上端縁のフラップのヒンジH11を軸にフラップ46を回動させ、フラップ46を開状態とする。なお、内箱の前壁23の上端縁235は、傾斜することで、フラップ46を押し上げ易く構成されている。但し、内箱の前壁23の上端縁235は、例えば、水平でもよく、形状は特に限定されない。
U字状の切欠き231の下方近傍(内箱の前壁23の上端縁235の下方近傍)には、フラップの係合部463と係合するフラップの被係合部230が設けられている。フラップの被係合部230は、フラップの被係合部の開口232、フラップの被係合部の開口の一部233を含む。実施形態に係るフラップの被係合部の開口232は、五角形の切欠き(ホームベース型の切欠き)によって構成されている。フラップの被係合部の開口232は、外箱4に設けられたフラップの係合部の舌片465を収容する。内箱の前壁23の上端縁235のうち、U字状の切欠き231の底に相当する領域には、内箱の前壁23の上端縁235を基準に内側に180度折り返された、T字状の折返し片234が連なっている。折返し片234が折り返されることで、内箱の前壁23の上端縁235とフラップの被係合部の開口232(五角形の切欠き)との間に形成されたフラップの被係合部の開口の一部233が外側に僅かに膨らんでいる。その結果、フラップの被係合部の開口の一部233と折返し片234との間に隙間が形成される。これにより、外箱のフラップの係合部の舌片465は、内箱2を下降させた際に、フラップの被係合部の開口232に進入し易くなる。なお、実施形態に係るフラップの被係合部の開口232は、五角形の切欠きによって構成されているが、四角形や他の多角形でもよい。
内箱の後壁21は、縦長の長方形であり、上部に四角形の切欠き211が形成されている。四角形の切欠き211には、蓋3に連なる蓋の被係合部310が位置している。四角形の切欠き211の両側に位置する、内箱の後壁21の上端縁には、蓋3が連なっている。内箱の後壁21と蓋の後壁31との境界には、蓋の第1ヒンジH1が形成されている。蓋の第1ヒンジH1は、後部間に亘って延伸し、蓋3の回動軸として機能する。内箱の後壁21の内側には、四角形の切欠き211を内側から覆うように内側プレート212が設けられている。内側プレート212は、蓋の上壁に連なる領域を折り返すことで形成されている。
<<蓋>>
蓋3は、内箱2の開口を覆う。蓋3は、蓋の後壁31、蓋の上壁32、蓋の側壁34を有する。蓋の後壁31は、蓋の第1ヒンジH1を介して、内箱の後壁21の上端縁に連なっている。蓋の上壁32は、長方形であり、閉状態では内箱の下壁22と対向する。蓋の上壁32は、蓋の後壁31の上端縁、及び蓋の側壁34の上端縁に連結されている。また、蓋の上壁32の後方の縁には、蓋の被係合部310が連なっている。一組の蓋の側壁34は、直角三角形の斜辺を外側に湾曲させた形状であり、対向している。蓋の側壁34は、蓋3が閉状態において、内箱の側壁24の上部と重なるように構成されている。これにより、蓋3の側方からのシガレットの刻片の漏出を抑制することができる。
蓋の被係合部310は、外箱4に設けられた蓋の係合部410と係合し、蓋3を開状態とする。蓋の被係合部310は、蓋の被係合部の上部311、蓋の被係合部の中間部312、蓋の被係合部の下部313によって構成されている。蓋の被係合部の上部311は、台形状であり、上端縁が蓋の上壁32の後方縁に連なっている。蓋の被係合部の上部311は、上端縁よりも下端縁が短く形成されている。蓋の上壁32と蓋の被係合部の上部311とは、蓋の第2ヒンジH2によって、ヒンジ結合されている。なお、蓋の被係合部の上部311は、例えば、長方形でもよく、形状は特に限定されない。
蓋の被係合部の中間部312は、蓋の被係合部の上部311の下端縁に連なり、中央に蓋の被係合部の開口314が形成されている。蓋の被係合部の上部311と、蓋の被係合部の中間部312は、蓋の第3ヒンジH3によって、ヒンジ結合されている。なお、実施形態に係る蓋の被係合部の開口314は、長方形であるが、例えば、台形状でもよく、形状は特に限定されない。
蓋の被係合部の下部313は、蓋の被係合部の中間部312から下方に延出した領域が折り返されることで形成された折返し部315と、折返し部315に連なり、かつ下方に延びる案内フラップ316によって構成されている。折返し部315は、蓋の被係合部の中間部312の下方に延出する領域が折り返されること形成されており、復元力によって先端が斜め上方を指している。そのため、蓋の被係合部の中間部312と折返し部315との間には、空隙が形成され、外箱4に設けられた蓋の係合部の舌片412が進入し易くなっている。実施形態に係る折返し部315は、上端縁が下端縁によりも短い台形状である。案内フラップ316は、蓋の被係合部310を下方に案内する。案内フラップ316の先端は、内箱の後壁21と内箱の後壁21の内側に位置する内箱の内側プレート212との間に挿入されている。そのため、案内フラップ316の先端は、内箱の後壁21と内箱の内側プレート212との間を上下方向に移動する。実施形態に係る案内フラップ316は、縦長の長方形である。なお、折返し部315は、長方形やラウンド形状としてもよく、形状は特に限定されない。また、案内フラップ316は、先端に向けて幅を狭くするなどしてもよく、形状は特に限定されない。
<<外箱>>
外箱4は、内箱2をスライド自在に収容する。外箱4は、外箱の前壁43、外箱の後壁41、外箱の側壁44、外箱の下壁42を有する。外箱4の上部は開口しており、この外箱の開口から内箱2の出し入れが自在である。外箱の前壁43と外箱の後壁41は対向している。一組の外箱の側壁44は、外箱の前壁43及び外箱の後壁41の両側縁と連結されている。外箱の下壁42は、長方形であり、外箱の前壁43、外箱の後壁41、及び外箱の側壁44の下端縁に夫々連結されている。
外箱の後壁41の上端縁411は、蓋3を閉状態とする機能を有する。換言すると、外箱の後壁41の上端縁411は、本発明の蓋の開閉部の機能の一部を担う。外箱の後壁41の上端縁411は、内箱が下降すると、外箱の後壁41の上端縁411が蓋の被係合部の上部311及び蓋の被係合部の上部311の両側に位置する蓋の後壁31と接して、蓋の被係合部の上部311及び蓋3を押し上げる。換言すると、蓋3には、外箱の後壁41の上端縁411に作用する上向きの力によって、蓋の第1ヒンジH1を回動軸とした回転力が作用する。その結果、蓋3は、蓋の第1ヒンジH1を回動軸として、閉じる方向に回動する。
また、外箱の後壁41の上端縁411には、蓋の係合部410が連なっている。蓋の係合部410は、外箱の後壁41の上方に延出した領域が内側に折り返されることで形成され、ラウンド形状である。蓋の係合部410の先端には、半円形状の、蓋の係合部の舌片412が更に連なっている。蓋の係合部の舌片412は、内箱2が上昇する際、内箱2に設けられた蓋の被係合部の開口314に進入する。その結果、蓋の係合部410と蓋の被係合部310が係合し、蓋3が開状態となる。蓋の係合部410は、外箱の後壁41の上方に延出する領域が内側に折り返されることで形成されていることから、蓋の係合部410には復元力が作用している。そのため、蓋の係合部410に連なる蓋の係合部の舌片412の先端は、斜め下方を指しており、内箱2に設けられた蓋の被係合部の開口314に進入し易くなっている。
外箱の前壁43には、操作口45が形成され、また、外箱の前壁43の上端縁には、フラップ46が連なっている。操作口45は、縦長の長方形の開口であり、外箱4内に収容される内箱2の表面の一部を表出させる。実施形態では、操作口45が、外箱の前壁43と一方の外箱の側壁44との境界(外箱4の角部)を跨ぐように形成されている。操作口45から表出した内箱2に例えば指先を当て、上下させることで、内箱2のスライドが可能となる。なお、操作口45は、例えば外箱の側壁44や外箱の後壁41に設けてもよく、形状も他の多角形状や円形としてもよい。このように、操作口45の形状や位置は、特に限定されない。また、内箱2のうち、操作口45が表出する領域には、指先が滑り難くするための加工(凹凸加工、シボ加工など)を施してもよい。
フラップ46は、外箱の前壁43の上端縁に設けられ、スライドに連動して開閉する。フラップ46は、外箱の前壁43の上端縁に設けられており、閉状態において、内箱2の前方からのシガレットの刻片の漏出を抑制する。フラップ46は、外箱の前壁43の上方の延出部分を折り返すことで形成され、外側に位置する外側フラップ461と内側に位置する内側フラップ462とによって構成されている。外箱の前壁43と外側フラップ461とは、幅方向に延びるフラップのヒンジH11によってヒンジ結合されている。これにより、フラップ46は、フラップのヒンジH11を回動軸として開閉自在となっている。
フラップ46(内側フラップ462)には、フラップの係合部463が連なっている。フラップの係合部463は、T字状であり、先端中央にフラップの係合部の開口464が形成されている。フラップの係合部の開口464は、四角形であり、フラップの係合部の開口464には、先端が上向きのフラップの係合部の舌片465が形成されている。フラップの係合部の舌片465の先端は、ラウンド形状である。また、フラップの係合部の舌片465は、先端が斜め上方を指すように形成されている。そのため、内箱2が下降した際に、外側に僅かに膨らむ、内箱2に形成されたフラップの被係合部の開口の一部233に進入し易くなっている。
なお、フラップの係合部の舌片465の先端をラウンド形状とすることで強度が増し、また、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口の一部233により進入し易くなる。但し、フラップの係合部の舌片465は、例えば三角形や四角形など多角形でもよく、形状は特に限定されない。また、例えば、フラップの係合部の舌片465は、蓋の被係合部の下部313のように、フラップの係合部463の先端を折り返して形成し、復元力を利用して、先端が斜め上方をより指しやすいように構成してもよい。
<<動作>>
次に、図5から図8に基づいて、パッケージ1の動作について説明する。実施形態に係るパッケージ1は、内箱2の昇降(外箱4内での内箱2のスライド)に連動して、蓋3及びフラップ46が開閉される。図5から図8における(a)から(e)は、夫々対応している。(a)は、蓋3が全閉状態のパッケージ1を示す。パッケージ1に収容されているシガレットを取り出す必要が無い場合、通常、パッケージ1は、この全閉状態である。(e)は、蓋3が全開状態のパッケージ1を示す。パッケージ1に収容されているシガレットを取り出す場合、蓋3が全開状態、若しくはこれに近い状態とされる。(b)〜(d)は、閉状態と開状態との間の状態を段階的に示す。
<<閉状態→開状態>>
まず、閉状態から開状態とする場合について説明する。図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)に示すように、全閉状態では、内箱の下壁22が外箱の下壁に接するか、近接しており、内箱2は、外箱4内に収容されている。
全閉状態では、蓋の上壁32が水平であり、蓋の上壁32が内箱2の上部の開口を覆っている。また、蓋3に設けられた蓋の被係合部310と、外箱4に設けられた蓋の係合部410は、非係合状態である。具体的には、蓋の係合部の舌片412の下方に蓋の被係合部310の折返し部315が位置している。
また、全閉状態では、フラップ46は、水平であり、蓋3の前方側において、蓋3の内側(下側)に重なっている。また、外箱4に設けられたフラップの係合部463と、内箱2に設けられたフラップの被係合部230は、係合状態である。具体的には、フラップの被係合部の開口の一部233に、フラップの係合部の舌片465が進入している。全閉状態では、フラップの係合部463には、下向きの力が作用している。その結果、フラップ46には、フラップ46に連なるフラップの係合部463に作用する下向きの力が作用するので、水平状態が維持される。また、フラップ46は、蓋の上壁32の下側に位置しているため、蓋3の存在によっても、水平状態が維持される。
また、閉状態では、外箱の側壁44の内側に蓋の側壁34が重なっている。このように実施形態に係るパッケージ1は、シガレットの刻片の漏出が想定される、内箱2の開口の側方及び前方が、二重構造になっている。そのため、内箱2の開口の側方及び前方が、二重構造でない場合と比較して、シガレットの刻片の漏出を抑制することができる。
図5(b)〜(d)、図6(b)〜(d)、図7(b)〜(d)、図8(b)〜(d)に示すように、操作口45を通じて、例えば親指で内箱2に対して上向きの力を加えると、内箱2が外箱4内で上昇し始める。内箱2が上昇すると、蓋の被係合部310も上昇する。蓋の被係合部310が上昇すると、外箱4に設けられた蓋の係合部410と蓋の被係合部310が徐々に近づき、蓋の被係合部310と蓋の係合部410が係合する。蓋の被係合部310は、折返し部315の先端が斜め上方を指しており、蓋の被係合部の中間部312と折返し部315との間には、空隙が形成されている。また、蓋の係合部の舌片412の先端は、斜め下方を指している。そのため、蓋の係合部の舌片412は、蓋の被係合部の中間部312と折返し部315との間の空隙から、蓋の被係合部の開口314内に容易に進入することができる。
蓋の被係合部310と蓋の係合部410とが係合すると、内箱2が更に上昇しても、蓋の被係合部310は、蓋の係合部410と係合しているため上昇できなくなる。換言すると、蓋の被係合部310には、下向きの力が作用する。その結果、蓋3には、蓋の被係合部310に作用する下向きの力によって、蓋の第1ヒンジH1を回動軸とした回転力が作用する。その結果、蓋3は、蓋の第1ヒンジH1を回動軸として、開く方向に回動する。
また、内箱2が上昇すると、外箱4に設けられたフラップの係合部463と、内箱2に設けられたフラップの被係合部230は、係合状態が解除される。具体的には、フラップの被係合部の開口232と、フラップの係合部の舌片465が徐々に離れていく。係合状態が解除されると、フラップの係合部463に作用していた下向きの力が作用しなくなる。その結果、フラップ46を水平状態に維持するために作用していた下向きの力も作用しなくなる。一方で、内箱2が上昇すると、U字状の切欠き231の両側に位置する内箱の前壁23の上端縁235がフラップ46と接して、フラップ46を押し上げる。換言すると、フラップ46には、内箱の前壁23の上端縁235に作用する上向きの力によって、フラップのヒンジH11を回動軸とした回転力が作用する。その結果、フラップ46は、フラップのヒンジH11を回動軸として開く方向に回動する。
図5(e)、図6(e)、図7(e)、図8(e)に示すように、全開状態では、内箱の下壁22が外箱の下壁42から離れ、内箱2は、内箱2の上部が外箱4内から露出している。
全開状態では、蓋の上壁32が垂直、又はこれに近い状態である。また、全開状態では、フラップ46も、垂直、又はこれに近い状態である。全開状態では、内箱2の上部の開口が開放されているため、内箱2内に収容されているシガレットを容易に取り出すことができる。全開状態では、蓋の被係合部310と、蓋の係合部410は、係合状態である。また、フラップの係合部463と、フラップの被係合部230は、非係合状態である。
<<開状態→閉状態>>
次に、開状態から閉状態とする場合について説明する。開状態から閉状態への動作は、先に説明した閉状態から開状態の逆の動作となる。図5(e)、図6(e)、図7(e)、図8(e)に示すように、全開状態では、蓋の上壁32及びフラップ46は、垂直、又はこれに近い状態である。また、全開状態では、蓋の被係合部310と、蓋の係合部410は、係合状態である。また、フラップの係合部463と、フラップの被係合部230は、非係合状態である。
図5(b)〜(d)、図6(b)〜(d)、図7(b)〜(d)、図8(b)〜(d)に示すように、操作口45を通じて、例えば親指で内箱2に対して下向きの力を加えると、内箱2が外箱4内で下降し始める。内箱2が下降すると、蓋の被係合部310も下降し、蓋の被係合部310と、蓋の係合部410との係合状態が解除される。具体的には、蓋の被係合部の開口314と、蓋の係合部の舌片412が徐々に離れていく。係合状態が解除されると、蓋の被係合部310に作用していた下向きの力が作用しなくなる。その結果、蓋3を垂直、又はこれに近い状態に維持するために作用していた下向きの力も作用しなくなる。一方で、内箱2が下降すると、外箱の後壁41の上端縁411が蓋の被係合部の上部311と接して、蓋の被係合部の上部311を押し上げる。被係合部の上部311は、蓋3と連なっているため、蓋3には、外箱の後壁41の上端縁411に作用する上向きの力によって、蓋の第1ヒンジH1を回動軸とした回転力が作用する。更に、内箱2が下降すると、外箱の後壁41の上端縁411が蓋の被係合部の上部311の両側に位置する蓋の後壁31と接して、蓋3を更に押し上げる。このように、内箱2が下降すると、蓋3には、外箱の後壁41の上端縁411に作用する上向きの力によって、蓋の第1ヒンジH1を回動軸とした回転力が作用する。その結果、蓋3は、フラップのヒンジH11を回動軸として、閉じる方向に回動する。
また、内箱2が下降すると、フラップの被係合部230も下降する。フラップの被係合部230が下降すると、外箱4に設けられたフラップの係合部463とフラップの被係合部230が徐々に近づき、フラップの被係合部230とフラップの係合部463が係合する。フラップの被係合部230は、フラップの被係合部の開口の一部233がフラップの係合部の舌片465側に膨らんでおり、フラップの被係合部の開口の一部233と折返し片234との間には、空隙が形成されている。また、フラップの係合部の舌片465の先端は、斜め上方を指している。そのため、フラップの係合部の舌片465は、フラップの被係合部の開口の一部233と折返し片234との間の空隙から、フラップの被係合部の開口232内に容易に進入することができる。
フラップの被係合部230とフラップの係合部463とが係合すると、フラップの係合部463には、下向きの力が作用する。その結果、フラップ46には、フラップの係合部463に作用する下向きの力によって、フラップのヒンジH11を回動軸とした回転力が作用する。その結果、フラップ46は、フラップのヒンジH11を回動軸として、閉じる方向に回動する。
図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8(a)に示すように、全閉状態では、内箱の下壁22が外箱の下壁に接するか、近接しており、内箱2は、外箱4内に収容されている。全閉状態では、蓋の上壁32が水平となり、蓋の上壁32が内箱2の上部の開口を覆っている。また、蓋の被係合部310と、蓋の係合部410は、非係合状態であり、フラップの被係合部230とフラップの係合部463は、係合状態となる。
<<ブランク>>
パッケージ1は、内箱2及び蓋3を成形する第1ブランクB1と、外箱4を成形する第2ブランクB2の各所を折り込み、組み立てることで成形することができる。第1ブランクB1,第2ブランクB2にはカード紙、マニラボール紙等の紙材、又はプラスチックシートなどの樹脂を用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、ブランクの説明では、図の上下方向を基準に説明する。
<<第1ブランクB1>>
図9に示すように、第1ブランクB1は、内箱2となる内箱区域R1、蓋3となる蓋区域R2を有している。内箱区域R1は、内箱の前壁23となる内箱の前壁パネルP1を有しており、内箱の前壁パネルP1の両側縁には、内箱の側壁24となる内箱の側壁パネルP2,P2が連なっている。また、内箱の前壁パネルP1の下縁には、折返し片234となる折返しパネルP1−1が連なっている。また、内箱の前壁パネルP1のうち、折返しパネルP1−1の近傍には、フラップの被係合部の開口232となる五角形の切欠きC1が形成されている。
また、内箱の前壁パネルP1の上縁には、内箱の下壁22となる内箱の下壁(底板)パネルP3が連なっている。内箱の下壁パネルP3の上縁には、内箱の前壁パネルP1とは反対側に位置して内箱の後壁21となる内箱の後壁パネルP4が連なっている。内箱の後壁パネルP4には、四角形の切欠き211となる切欠きC3が形成されている。また、内箱の後壁パネルP4の両側縁には、内箱の側壁24となる内箱のインナサイドフラップP5,P5が連なっている。また、内箱のインナサイドフラップP5,P5の下縁には、内箱のインナボトムフラップP6が連なっており、これら内箱のインナボトムフラップP6は内箱の下壁パネルP3に重ね合わされ、内箱の下壁22の補強をなす。内箱のインナサイドフラップP5,P5と内箱のインナボトムフラップP6との境界には、折り込み易くするための直線状の切欠きC2が形成されている。
また、内箱の後壁パネルP4には、蓋の第1ヒンジH1が形成されている。また、内箱の後壁パネルP4の上縁には、蓋区域R2が連なっている。
蓋区域R2は、蓋の後壁31となる蓋の後壁パネルP7を有している。蓋の後壁パネルP7の上縁には、蓋の第2ヒンジH2を介して、蓋の上壁32となる蓋の上壁パネルP8が連なっている。また、蓋の後壁パネルP7の両側縁には、蓋の側壁34となる蓋の側壁パネルP9,P9が連なっている。また、蓋の側壁パネルP9,P9の上縁には、蓋のインナトップフラップP10,P10が連なっており、これら蓋のインナトップフラップP10,P10は、蓋の上壁パネルP8に重ね合わされ、蓋の上壁32の補強をなす。蓋の側壁パネルP9,P9と蓋のインナトップフラップP10,P10との境界には、折り込み易くするための直線状の切欠きC5が形成されている。
蓋の上壁パネルP8の上縁には、蓋の上壁32の内側に配置されて蓋の上壁32を補強する蓋の上壁の補強パネルP11が連なっている。また、蓋の上壁の補強パネルP11の上縁には、蓋の後壁31の内側に配置されて蓋の後壁パネルP7と共に蓋の後壁31を構成し、かつ、蓋の後壁31を補強する蓋の後壁の補強パネルP12が連なっている。蓋の上壁の補強パネルP11と蓋の後壁の補強パネルP12との境界には、折り込み易くするための直線状の切欠きC6が形成されている。また、蓋の後壁の補強パネルP12の上縁には、内箱の内側プレート212となる内箱の内側パネルP13が連なっている。蓋の後壁の補強パネルP12と内箱の内側パネルP13との境界は、蓋の第1ヒンジH1の内側に位置する。そのため、蓋の後壁の補強パネルP12と内箱の内側パネルP13との境界には、蓋3が第1ヒンジH1を回動軸として回動し易くするための直線状のミシン目が平行に複数配置された切欠きC7が形成されている。また、内箱の内側パネルP13の両側縁には、内箱の側壁24の内側に配置されて内箱の側壁24の補強をするとともに、内箱の内側プレート212の位置を固定する内箱のインナサイドフラップP14,P14が連なっている。
また、蓋の上壁パネルP8の下縁には、蓋の被係合部310となる蓋の被係合フラップP15が連なっている。蓋の被係合フラップP15は、蓋の被係合部の上部311となる蓋の被係合部の上部パネルP15−1、蓋の被係合部の中間部312となる蓋の被係合部の中間部パネルP15−2、蓋の被係合部の下部313となる蓋の被係合部の下部パネルP15−3によって構成されている。蓋の被係合部の上部パネルP15−1と蓋の被係合部の中間部パネルP15−2との境界には、蓋の第3ヒンジH3が形成されている。また、蓋の被係合部の中間部パネルP15−2には、逆U字状の切欠きC4が形成されている。
<<第2ブランクB2>>
図10に示すように、第2ブランクB2は、外箱の前壁43となる外箱の前壁パネルP21を有しており、外箱の前壁パネルP21の両側縁には、外箱の側壁44となる外箱の側壁パネルP22,P22が連なっている。また、外箱の前壁パネルP21には、操作口45となる切欠きC21が形成されている。操作口45となる切欠きC21は、その一部が外箱の側壁パネルP22に達している。
外箱の前壁パネルP21の下縁には、フラップ46となるフラップパネルP23が連なっている。フラップパネルP23は、上から順に、外側フラップ461となる外側フラップパネルP23、内側フラップ462となる内側フラップパネルP24によって構成されている。内側フラップパネルP24の下縁には、フラップの係合部463となるフラップの係合パネルP25が連なっている。フラップの係合パネルP25には、フラップの係合部の開口464となる切欠きC22が形成されている。
外箱の前壁パネルP21の上縁には、外箱の下壁42となる外箱の下壁(底板)パネルP26が連なっている。外箱の下壁パネルP26の上縁には、外箱の前壁パネルP21とは反対側に位置して外箱の後壁41となる外箱の後壁パネルP27が連なっている。外箱の後壁パネルP27の両側縁には、外箱の側壁44となる外箱のインナサイドフラップP28,P28が連なっている。また、外箱のインナサイドフラップP28,P28の下縁には、外箱のインナボトムフラップP29,P29が連なっており、これら外箱のインナボトムフラップP29,P29は外箱の下壁パネルP26に重ね合わされ、外箱の下壁42の補強をなす。外箱のインナサイドフラップP28,P28と外箱のインナボトムフラップP29,P29との境界には、折り込み易くするための直線状の切欠きC23が形成されている。インナサイドフラップP28,P28のC字状の切欠きは操作口45となる切欠きC21と干渉しないよう形成されている。
また、外箱の後壁パネルP27の上縁には、蓋の係合部410となる蓋の係合パネルP30が連なっている。蓋の係合パネルP30の上縁(中央)には、一部が突出しており、この突出した領域が蓋の係合部の舌片412となる。
<<内箱と蓋の組立>>
図9、図11に示すように、上述した第1ブランクB1は、図9において、破線で示した折り込み線で夫々折り込まれる。その結果、図1から図8に示すような内箱2と蓋3が成形される。第1ブランクB1の内箱区域R1においては、各折り込み線で折り込まれ、内箱のインナボトムフラップP6,P6が内箱の下壁パネルP3の内側に重ねられる。また、内箱のインナサイドフラップP5,P5が、内箱の側壁パネルP2,P2の内側に重ねられて接着される。折返しパネルP1−1は、内箱の前壁パネルP1−1の内側に沿うように折り返される。
また、第1ブランクB1の蓋区域R2においては、各折り込み線で折り込まれ、蓋のインナトップフラップP10,P10が内箱の蓋の上壁パネルP8の内側に重ねられる。また、蓋の上壁の補強パネルP11が蓋のインナトップフラップP10,P10が重ねられた蓋の上壁パネルP8の内側に沿うように折り返される。また、蓋の後壁の補強パネルP12が蓋の後壁パネルP7に沿うように折り返される。また、内箱の内側パネルP13が内箱の後壁パネルP4に沿うように折り返される。また、内箱のインナサイドフラップP14,P14が、内箱の側壁パネルP2,P2の内側に重ねられた内箱のインナサイドフラップP5,P5の更に内側に沿うように折り返される。
また、蓋の被係合部の下部パネルP15−3は、下端が外側を向くように折り返される。また、切欠きC4の内側の領域(蓋の被係合部の下部313の先端)は、内箱の内側パネルP13と内箱の後壁パネルP4との間に挿入される。以上により、内箱2、蓋3が成形される。
<<外箱と蓋の組立>>
図10、図12に示すように、上述した第2ブランクB2は、図10において、破線で示した折り込み線で夫々折り込まれる。その結果、図1から図8に示すような外箱4が成形される。第2ブランクB2においては、各折り込み線で折り込まれ、外箱のインナボトムフラップP29,P29が外箱の下壁パネルP26の内側に重ねられる。また、外箱のインナサイドフラップP28,P28が、内箱の側壁パネルP22,P22の内側に重ねられて接着される。また、フラップの係合パネルP25が外箱の前壁パネルP21の内側に沿うように折り返される。更に、蓋の係合パネルP30が外箱の後壁パネルP27に沿うように折り返される。これにより、外箱4が成形される。このような外箱4の組立は実際は既に組み立てられた内箱2を覆うように行われる。
<<効果>>
実施形態に係るパッケージ1は、フラップの係合部463、及びフラップの被係合部230を備えることで、従来よりも確実にフラップを開閉できる。実施形態に係るパッケージ1では、フラップ46に連なるフラップの係合部の舌片465の先端を上向きとしたことで、フラップの係合部の舌片465が、本来の機能を発揮すべき正しい姿勢となり、上向きの姿勢を維持し易くできる。換言すると、フラップの係合部の舌片465は、例えば、復元力等によって横向きや下向きになり難くなる。したがって、実施形態に係るパッケージ1では、フラップの係合部の舌片465が、本来の機能を発揮する正しい姿勢を維持するので、フラップの係合部463とフラップの被係合部230との係合が確実に行われる。
また、実施形態に係るパッケージ1では、折返し片234が折り返されることで、内箱の前壁23の上端縁235とフラップの被係合部の開口232(五角形の切欠き)との間に形成されたフラップの被係合部の開口の一部233が外側に僅かに膨らんでいる。その結果、フラップの被係合部の開口の一部233と折返し片234との間に隙間が形成される。これにより、外箱のフラップの係合部の舌片465は、内箱2を下降させた際に、フラップの被係合部の開口232に進入し易くなる。その結果、従来よりも確実にフラップを開閉することができる。
また、フラップの係合部の舌片465の先端をラウンド形状とすることで強度が増し、また、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口の一部233により進入し易くなる。
<設計例>
図9に示す第1ブランクB1において、例えば、五角形の切欠きC1の幅は、18.0mm、五角形の切欠きC1の底辺から折返しパネルP1−1の折返し線までの間隔は、3.0mmとすることができる。また、図10に示す第2ブランクB2において、フラップの係合部の開口464となる切欠きC22のラウンド形状部、すなわちフラップの係合部の舌片465は、R10、フラップの係合部の開口464となる切欠きC22の幅は、16.0mmとすることができる。
上記のように、五角形の切欠きC1の幅を切欠きC22の幅よりも大きくすることで、組立誤差が発生した場合でも、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口232に容易に進入することができる。また、五角形の切欠きC1の底辺から折返しパネルP1−1の折返し線までの間隔を3.0mmとすることで、フラップの被係合部の開口の一部233がフラップの係合部の舌片465側に適度に膨らむため、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口232に容易に進入することができる。更に、フラップの係合部の開口464となる切欠きC22のラウンド形状部(フラップの係合部の舌片465)をR10とすることで、例えば搬送の際の衝撃等でも折れ曲がり難くなり、また、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口232に容易に進入することができる。
<変形例>
なお、図9に示す第1ブランクB1において、折返しパネルP1−1の直線状の折返し線の近傍に折れ線からの距離が変化する罫線5を形成してもよい(図13参照)。その際、折返しパネルP1−1は、内箱の前壁パネルP1の内側に接着する。罫線5は、一般的な罫線と同じように、紙製品を折り曲げ易くするためのもので、折り目、ミシン目、薄肉によって構成することができる。図13では、V字状の罫線5が形成されている。罫線5は、直線状でもよく、また、曲線状でもよい。罫線5を形成した上で折返しパネルP1−1の直線状の折返し線で折り返した場合、折返し線6で折り曲げられるとともに罫線5においても折れ曲がる。その結果、折返し線6だけでなく、罫線5においても復元力が発生する。また、折返しパネルP1−1は、内箱の前壁パネルP1の内側に接着されている。その結果、折返しパネルP1−1の直線状の折返し線6の近傍の内部に、罫線が無い場合と比較して強い引張力が作用し、折返しパネルP1−1の直線状の折返し線6の近傍、換言すると、フラップの被係合部の開口の一部233を外側に撓ませることができる。これにより、フラップの係合部の舌片465がフラップの被係合部の開口232に容易に進入することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るパッケージは、可能な限り各実施例を組み合わせて実施することができる。また、本実施形態では、パッケージに収容する被収容物の好適な適用例として、フィルタシガレットや両切シガレット等のたばこ商品を挙げたが、これには限定されず、たばこ商品以外の物品をパッケージに収容してもよい。
1・・・パッケージ
2・・・内箱
3・・・蓋
4・・・外箱
46・・・フラップ
230・・・フラップの被係合部
232・・・フラップの被係合部の開口
310・・・蓋の被係合部
311・・・蓋の被係合部の上部
312・・・蓋の被係合部の中間部
313・・・蓋の被係合部の下部
410・・・蓋の係合部
412・・・蓋の係合部の舌片
463・・・フラップの係合部
464・・・フラップの係合部の開口
465・・・フラップの係合部の舌片

Claims (5)

  1. 上部に開口を有する略直方体形状の外箱と、
    前記外箱内を上下方向にスライド自在であり、被収容物を収容し、被収容物を取り出す開口を有する略直方体形状の内箱と、
    前記内箱の開口を覆い、前記スライドに連動して開閉する蓋と、
    前記スライドに連動して前記蓋を開閉する蓋の開閉部と、
    前記外箱の開口に設けられ、前記スライドに連動して開閉するフラップと、
    前記スライドに連動して前記フラップを開閉するフラップの開閉部と、を備え、
    前記フラップの開閉部は、前記フラップに連なり、先端が上向きの舌片を含むフラップの係合部と、前記内箱に設けられ、前記フラップの係合部の舌片を受け入れる開口を含み、前記スライドの際に前記フラップの係合部と係合するフラップの被係合部とを有し、
    前記舌片は、前記係合部に形成された開口の下縁から上方に向かって延設されている、パッケージ。
  2. 前記内箱が下降し、前記フラップの被係合部の開口に前記フラップの係合部の舌片が収容され、前記フラップの係合部と前記フラップの被係合部が係合すると、前記フラップの係合部が下降し、当該フラップの係合部の下降に連動して当該フラップの係合部に連なる前記フラップが閉状態となる、請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記フラップの被係合部は、当該フラップの被係合部の開口の一部が前記外箱側に膨らんでいる、請求項2に記載のパッケージ。
  4. 前記フラップの係合部の舌片は、先端がラウンド形状である、請求項1から3の何れか1項に記載のパッケージ。
  5. 前記蓋の開閉部は、前記外箱に設けられ、先端が下向きの舌片を含む蓋の係合部と、前記蓋に連なり、前記蓋の係合部の舌片を受け入れる開口を含み、前記スライドの際に前記蓋の係合部と係合する蓋の被係合部とを有する、請求項1から4の何れか1項に記載のパッケージ。
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