JP7203283B2 - 電子デバイス検査装置 - Google Patents

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Description

本願は、電子デバイス検査装置に関するものである。
半導体装置のような電子デバイスは、電気的諸特性の検査のため、通電のために検査用の接触子を電極に接触させる必要がある。その際、試験体である電子デバイスの電極の高さが所定範囲内に入らないと、接触子と電極との間で接触不良が生じ、正確な検査ができなくなる。そこで、電極に向かって延びるアームの先端に設けた接点を、アームの変形によって電極に向かって能動的に移動させる検査装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002―313855号公報(段落0027~0031、図1~図5)
しかしながら、接点の位置を近づけるだけの構成では、例えば、試験体が傾いた状態でセッティングされた場合、電極周辺部が干渉し、接点を電極に接触させることができず、試験体を再セッティングする必要が生じ、検査効率が低下することがあった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、電子デバイスを効率よく正確に検査できる電子デバイス検査装置を得ることを目的としている。
本願に開示される電子デバイス検査装置は、電子デバイスに配置された電極を位置決めして保持する保持機構、 形状記憶合金で長尺薄板状に形成され、一端側が前記保持機構に固定され、他端側が第一温度において渦巻き形状をなし、第二温度において渦巻きが展開する接触子、および前記接触子を介した前記電極への通電により、前記電子デバイスを測定する測定部、を備え、前記他端側の渦巻きの軸は、前記位置決めされた電極の面に平行であり、前記第二温度において、前記他端側と前記位置決めされた電極との間に、長尺方向に沿った接触領域を形成することを特徴とする。
本願に開示される電子デバイス検査装置によれば、電極面に沿って接点を形成するように構成したので、電子デバイスを効率よく正確に検査することができる。
図1Aと図1Bは、それぞれ実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置の構成を示すブロック図と、接触子の温度変化に伴う形状変化を示す模式図である。 実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置の構成を説明するための検査台部分を三面図形式で示す模式図である。 図3Aと図3Bは、それぞれ実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置の構成を説明するための検査台部分の斜視図と、三面図形式で示す模式図である。 図4Aと図4Bそれぞれは、実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置において、接触子の配置の異なる検査台の形状を説明するための斜視図である。 図5Aと図5Bそれぞれは、実施の形態1の第一変形例、および第二変形例にかかる電子デバイス検査装置の構成を説明するための検査台部分の斜視図である。 図6Aと図6Bは、それぞれ実施の形態2にかかる電子デバイス検査装置の構成を説明するための検査台部分の斜視図と、三面図形式で示す模式図である。 図7Aと図7Bは、それぞれ実施の形態3にかかる電子デバイス検査装置の構成を説明するための検査台部分の斜視図と、三面図形式で示す模式図である。 各実施の形態にかかる電子デバイス検査装置の制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1~図3は、実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置について説明するためのものであり、図1は電子デバイス検査装置の構成として、検査品である電子デバイスを載置する検査台部分の模式的な描画を含むブロック図(図1A)と、電子デバイスの電極に接触させる接触子の温度変化に伴う形状変化を示す模式図(図1B)である。そして、図2は検査台部分を三角法による三面図形式で示す模式図である。さらに、図3は接触子を電極に接触するように変形させた状態での、検査台部分の斜視図(図3A)と、三面図形式で示す模式図(図3B)である。
また、図4と図5は実施の形態1の応用例にかかる電子デバイス検査装置について説明するためのもので、図4は接触子の数を変化させた例を示すもので、1つの接触子を配置した検査台の斜視図(図4A)と、4つの接触子を配置した検査台の斜視図(図4B)である。図5は第一変形例にかかる電子デバイス検査装置の検査台部分の斜視図(図5A)と、第二変形例にかかる電子デバイス検査装置の検査台部分の斜視図(図5B)である。
実施の形態1にかかる電子デバイス検査装置10は、図1Aに示すように、検査品である半導体装置90の電気的特性を測定するために電極との接点を形成する接触子2を有する機構部1、および測定動作を制御する制御部6を備えている。半導体装置90等の電子デバイスには、一方の面(電極配置面90fe:図2)に図示しない電極が形成されており、この電極に通電することで、電気的諸特性の測定を実行するように構成している。
機構部1は、接触子2と、接触子2の一端(基部2b)が固定され、例えば、半導体装置90を保持するための図示しない治具が取り付けられる検査台3とを有している。検査台3は、接触子2を固定する部分が絶縁基板等の絶縁材で構成され、接触子2それぞれに対応し、測定部61からの配線と接続するための端子3tが設けられている。また、後述する変形例で説明するように、温度調節、あるいは半導体装置90の固定のための器具等を設けるようにしてもよい。
接触子2は、例えばニッケルチタン合金等の形状記憶合金製で、長尺薄板状に形成されている。そして、図1Bに示すように、一端側が検査台3の上面3ftに固定される基部2bと、他端側が温度変化により、渦巻き状から平坦状あるいは逆向きの湾曲状へと可逆的に形状が変化し、上述した電極との接点を形成する可変部2aとで構成している。
基部2bは、図2に示すように、渦巻き状の可変部2aが面3ftから電極配置面90feに向けて立ち上がるように、渦巻きの軸を電極配置面90feに平行にして、上面3ftに固定されている。つまり、基部2bは、可変部2aが電極配置面90feに近づく方向に渦巻くように、電極配置面90feから離れた上面3ftに固定されている。その際、位置決めされた半導体装置90の電極配置面90feに対して、渦巻き状をなす可変部2aの電極配置面90feに近い側が、自由端2aeに進む方向において、内側から外側に向かうように、検査台3に固定されている。これにより、温度変化によって可変部2aの渦巻きが展開した際、自由端2aeは、電極配置面90feの外側を向くことになる。
なお、渦巻き状部分の長さは、形状回復した際に接触子2と電極面との間に隙間があっても接続できる長さが必要である。例えば電極面と接触子2の高さ方向における製作誤差を考慮して、後述する弾性変形による押圧力を発生させるために必要な変形量と接触面積を確保するための長さが必要である。
制御部6には、検査品に電流を流して電気的特性を測定する測定部61、検査動作全体を制御する検査制御部64、検査結果を管理する検査結果管理部65、検査結果を出力する検査結果出力部66、およびデータを保存するデータ保存部67を備えている。さらには、後述する変形例で説明する例えば、接触子2の形状を変化させるための温度調整部63、検査品を保持する機構を制御する保持機構制御部62を備えるようにしてもよい。
上述した構成に基づき、詳細を説明する。検査品である半導体装置90を検査台3に設置する際、常温の接触子2は、渦巻き状をなし、上述したように、電極配置面90feに近い側が、自由端2aeに進む方向において、内側から外側に向かっている。このとき、可変部2aと電極配置面90feとの間には隙間があるため、半導体装置90は、図示しない治具を用いて、接触子2による干渉を受けることなく、検査台3に対して容易に位置決めすることができる。
この状態において、接触子2の温度を上昇させると、可変部2aが渦巻き状から展開して、図3に示すように、電極配置面90feの図示しない電極に当たった部分から、電極面に沿って変形してU字状になり、電極面との間で接触領域Rcを形成する。高温状態では、本来、平坦な部分が弾性変形してバネとして作用させることになるため、可変部2aは、電極面に対して押圧力を発生させ、面による接触領域Rcとの間で良好な電気接続が可能となる。
つまり、形状記憶による変形を利用することで、接触子2による干渉を受けることなく、半導体装置90を正確に位置決めして検査することが可能となる。また、仮に半導体装置90が傾いて設置されたり、電極面に傾きがあったりしても、可変部2aが傾いた電極面に沿って変形し、かつ押圧力を付与できるため、効率よく正確に電子デバイスの検査が可能になる。
なお、線膨張係数の差で変形するバイメタルを用いて接触子を形成すると、温度に応じて渦巻きと平坦との間で変化させることは可能である。しかし、その場合は湾曲の変化により、バネとしての作用は有するが、湾曲方向と交差する方向への変形は困難となり、傾いた電極面に対して偏当たりする可能性があり、面による接触領域Rcを形成することは困難である。一方、形状記憶合金で形成した接触子2では、湾曲方向はもちろんのこと、湾曲方向に対して交差する方向に対しても変形可能であり、電極面に沿った変形により、良好な接触が可能となる。そのため、接触抵抗も小さく正確な測定ができる上、圧力が分散されるため半導体装置90の電極面が傷つくことも抑制することができる。
なお、上記例では、常温が渦巻き状で高温が平坦に形状回復する例を示したがこれに限ることはない。例えば、常温で形状回復する形状記憶合金を接触子2に用いれば、高温で半導体装置90を設置する際は、前述のバネの作用がないため、接触子2による押し戻し等の干渉を受けずに、正確に位置決めできる。そして、接触子2を形状回復する温度まで冷却することで、良好な接触領域Rcを形成し、正確な検査が可能になる。
また、検査台3に設置する接触子2の数は、2本に限ることはなく、図4(図4A、図4B)に示すように、1本、または4本等、試験体、あるいは試験内容に応じた任意の数でよい。一方、上述した接触子2による干渉を考慮すると、本願による位置決めを容易にする効果は、接触子2の本数が多いほど、発揮される。
第一変形例.
なお、接触子2が形状回復する際、半導体装置90が引きずられて移動することを防止するため、図5Aに示すように、ストッパー、加圧具もしくは、重石等の移動防止具4を設置するようにしてもよい。その際、検査制御部64によって、測定部61による測定の進行度を監視し、移動防止具4の駆動と開放を保持機構制御部62に制御させるようにしてもよい。このように構成することで、回復した接触子2と半導体装置90の接触圧が高まるため、電気的な接続がより確かなものになり、また、次の検査体への交換も迅速にお行われるので、検査効率が高くなる。
第二変形例.
また、接触子2の温度を変化させる機構については、ドライヤーなどの熱源を接触子2に近づけたり、試験体を含めて、恒温槽等に入れたりして雰囲気温度を上げることで実現してもよい。また、例えば、図5Bに示すように、接触子2の近傍にペルチェ素子等のサーモモジュール5を配置するようにしてもよい。その際、検査制御部64によって、測定部61による測定の進行度を監視し、サーモモジュール5による昇温と冷却、ドライヤーのオン/オフ、あるいは恒温槽への出し入れを温度調整部63に制御させるようにしてもよい。とくに、高温下で検査を行う場合には、昇温と冷却を工程化し、検査時の温度を正確に制御できるので、好適である。
実施の形態2.
実施の形態1においては、接触子と検査台の高さ関係については言及しなかった。本実施の形態2においては、接触子を検査台の溝に収容できるように構成した例について説明する。図6は実施の形態2にかかる電子デバイス検査装置について説明するためのものであり、検査台部分の斜視図(図6A)と、三面図形式で示す模式図(図6B)である。なお、接触子の動きについては実施の形態1で説明したのと同様であり、電子デバイス検査装置全体と接触子自体の形態については図1、接触子が形状回復して接触領域を形成した際の形状については図3Bを援用する。
本実施の形態2にかかる電子デバイス検査装置10は、図6に示すように、検査台3に、半導体装置90を載置する載置面3ft1から窪み、接触子2それぞれに対応して溝部3gを設けるようにした。そして、溝部3gの底面3ft2上に接触子2の基部2bを固定し、可変部2aが渦巻き形状の際に、載置面3ft1と底面3ft2との間に入るように、接触子2を溝部3g内に収容した。
検査台3は、溝部3g部分の壁面も絶縁材料で形成されており、そこに図示しない端子3tに接続された接触子2がそれぞれ配置されている。半導体装置90を検査台3の載置面3ft1に設置した際、可変部2aが渦巻き状の状態では、接触子2と接触しておらず電気的に接続されていない。しかし、形状回復する温度まで昇温することで、実施の形態1と同様に、接触子2は半導体装置90の電極面に沿って変形し、接触領域Rcを形成することで電気的に接続される。
検査台3自体の載置面3ft1に半導体装置90を設置するため、治具等を介した場合と比べて、電極配置面90feと底面3ft2との平行度が高く、接触子2が形状回復した際に電気的に接続する精度が向上する。また、任意のタイミングで接触子2を昇温することで接触子2を半導体装置90の電極に対して電気的に接続できる。そのため、半導体装置90を設置する際に、人体の帯電による静電気放電の発生を抑えることができ、半導体装置90を保護できる。
また、接触子2は溝部3g内に収容されているため、溝部3gの側面がガイドの役割を果たし、接触子2が形状回復する際、側面に沿って変形する。そのため、溝3gの幅を半導体装置90の電極の幅と揃えれば、接触子2が変形した際の電極からのずれを防止し、より確実に電気的に接続することができる。また、半導体装置90は載置面3ft1と接触しているため、設置時に接触子2を押さえつける際の物理的負荷がなく、かつ半導体装置90が発熱する場合でも、検査台3の放熱性も高くなるため、接触子2と半導体装置90への熱的負荷が減少する。とくに、検査品として発熱量が大きな電子デバイスを用いたときの有効である。
なお、複数の接触子2が長尺方向に沿って隣接する場合、形状変化の際に、接触子2同士が接触して、意図しない部分が導通し、正確な検査ができなくなる場合が考えられる。しかし、溝部3g間を仕切る仕切り3sを設けるようにすれば、接触子2が形状変化する過程で、互いが接触して導通することがなくなる。
なお、溝部3gを設けた場合でも、実施の形態1の第一変形例、第二変形例で説明したように、移動防止具4、サーモモジュール5を設けるようにしてもよいことは言うまでもない。
実施の形態3.
実施の形態2においては、載置面に平行な方向における半導体装置の位置決め構成については言及しなかった。本実施の形態3においては、半導体装置を位置決め固定できるソケットを設けた例について説明する。図7は実施の形態3にかかる電子デバイス検査装置について説明するためのものであり、検査台部分の斜視図(図7A)と、三面図形式で示す模式図(図7B)である。なお、本実施の形態3においても、接触子の動きについては実施の形態1で説明したのと同様であり、電子デバイス検査装置全体と接触子自体の形態については図1、接触子が形状回復して接触領域を形成した際の形状については図3Bを援用する。
本実施の形態3にかかる電子デバイス検査装置10は、図7に示すように、検査台3に、半導体装置90を嵌め込むソケット31を設けるようにした。ソケット31には、実施の形態2で説明した接触子2を収容する溝部3gと、半導体装置90を載置する載置面3ft1を有するとともに、矩形板状の半導体装置90の4側部を支持する枠状部31cが形成されている。
ソケット31に設けた溝部3g部分の壁面も絶縁材料で形成されており、そこに図示しない端子3tに接続された接触子2がそれぞれ配置されている。半導体装置90をソケット31の枠状部31c内の載置面3ft1に設置した際、可変部2aが渦巻き状の状態では、接触子2と接触しておらず電気的に接続されていない。しかし、形状回復する温度まで昇温することで、実施の形態1と同様に、接触子2は半導体装置90の電極面に沿って変形し、接触領域Rcを形成することで電気的に接続される。
その際、矩形板状の半導体装置90における電極配置面90feに隣接する4つの側部は枠状部31cにより支持されるため、電極配置面90feに平行な方向における位置決めを容易にでき、しかも上述した形状回復時の力がかかった際にも位置ずれを防止できる。さらに、実施の形態2で説明したように、電極配置面90feと底面3ft2との平行度が高く、接触子2が形状回復した際に電気的に接続する精度が向上する。また、任意のタイミングで接触子2を昇温することで接触子2を半導体装置90の電極に対して電気的に接続できる。そのため、半導体装置90を設置する際に、人体の帯電による静電気放電の発生を抑えることができ、半導体装置90を保護できる。
また、接触子2は溝部3g内に収容されているため、溝部3gの側面がガイドの役割を果たし、接触子2が形状回復する際、側面に沿って変形する。そのため、溝3gの幅を半導体装置90の電極の幅と揃えれば、接触子2が変形した際の電極からのずれを防止し、より確実に電気的に接続することができる。また、半導体装置90は載置面3ft1と接触しているため、設置時に接触子2を押さえつける際の物理的負荷がなく、かつ半導体装置90が発熱する場合でも、枠状部31cも放熱経路として機能するため、実施の形態2よりもさらに放熱性が高くなり、接触子2と半導体装置90への熱的負荷が減少する。とくに、検査品として発熱量が大きな電子デバイスを用いたときの有効である。また、ソケット31は、検査台3にねじ止めなどで着脱自在に固定することにより、例えば、半導体装置90が焼損した場合でも、ソケット31を交換すれば、その他の部品は再利用できる。
また、ソケット31を用いた場合でも、接触子2が同じ方向に複数並ぶ場合、形状変化の際に、接触子2同士が接触して、意図しない部分が導通し、正確な検査ができなくなる場合が考えられる。しかし、溝部3g間を仕切る仕切り3sを設けるようにすれば、接触子2が形状変化する過程で、互いが接触して導通することがなくなる。なお、ソケット31を設けた場合でも、実施の形態1の第一変形例、第二変形例で説明したように、移動防止具4、サーモモジュール5を設けるようにしてもよいことは言うまでもない。
なお、各実施の形態にかかる電子デバイス検査装置10において、例えば、制御部6の演算あるいは制御を実行する部分を、図8に示す一例のように、プロセッサ601と記憶装置602から構成されるハードウェア60と表記することができる。記憶装置602は、図示しないランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ601は、記憶装置602から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ601にプログラムが入力される。また、プロセッサ601は、演算結果等のデータを記憶装置602の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
なお、本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、実施の形態内に記載された様々な特徴、態様、および機能の組み合わせは、実施の形態として記載された内容に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで適用可能である。したがって、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、組み合わせを変更する場合が含まれるものとする。
例えば、可変部2aは半導体装置90の電極配置面90feの外側に向けて延びる例を示したが、これに限ることはなく、内側に向けて延びるように配置してもよい。また、可変部2aが渦巻き状をなすときに、電極と間隔をあける場合を好適例として示したが、必ずしも間隔をあける必要はなく、過度な反発力を発生する状態でなければ、接触していてもよい。
以上のように、実施の形態にかかる電子デバイス検査装置10によれば、電子デバイス(半導体装置90)に配置された電極を位置決めして保持する保持機構(検査台3)、形状記憶合金で長尺薄板状に形成され、一端側(基部2b)が保持機構(上面3ft、あるいは底面3ft2)に固定され、他端側(可変部2a)が第一温度(例えば、常温)において渦巻き形状をなし、第二温度(例えば、常温より高い温度)において渦巻きが展開する接触子2、および接触子2を介した電極への通電により、電子デバイス(半導体装置90)を測定する測定部61、を備え、他端側(可変部2a)の渦巻きの軸は、位置決めされた電極の面(電極配置面90fe、あるいは電極面)に平行であり、第二温度において、他端側(可変部2a)と位置決めされた電極との間に、長尺方向に沿った接触領域Rcを形成するように構成したので、電極面に沿って接触子2との接点を形成し、電子デバイス(半導体装置90)を効率よく正確に検査することができる。
とくに、接触子2は、第一温度において、他端側(可変部2a)が位置決めされた電極に対して間隔をあけて対向するように構成すれば、接触子2に干渉されることなく、電子デバイス(半導体装置90)を正確に位置決めできる。
接触子2の温度を調整する温度調整部63(およびサーモモジュール5)、および測定部61の動作を温度調整部63の動作に連動して制御する制御部(検査制御部64)、を備えるように構成すれば、接触子2との接触が良好な状態で測定するので、より一層効率よく正確な検査ができる。
保持機構(検査台3)には、電子デバイス(半導体装置90)の電極が配置された面(電極配置面90fe)を支持する支持面(載置面3ft1)と、支持面(載置面3ft1)から窪み、底面3ft2に接触子2の一端部(基部2b)が固定される溝部3gが設けられているようにすれば、電子デバイス(半導体装置90)を載置する際に接触子2に触れて変形させることがなくなる。また、溝部3gがガイドとなって接触子2の変形をスムーズに実現できる。
保持機構(検査台3)には、電子デバイス(半導体装置90)の電極が配置された面(電極配置面90fe)に平行な方向において、電子デバイス(半導体装置90)を囲む枠状部31cが設けられているように構成すれば、電子デバイス(半導体装置90)を容易に位置決めでき、また、位置ずれを防止できる。
保持機構(検査台3)には、複数の接触子2が長尺方向に沿って隣接し、隣接した接触子2の間を仕切る仕切り3sが設けられているので、接触子2間の短絡を防止できる。
電子デバイス(半導体装置90)の接触子2から離れる方向への動きを制止する制止機構(移動防止具4)を備えるようにすれば、接触子2からの押圧による電子デバイス(半導体装置90)と接触子2との接触状態を良好に保つことができる。
1:機構部、 10:電子デバイス検査装置、 2:接触子、 2a:可変部、 3:検査台(保持機構)、 31:ソケット、 31c:枠状部、 3ft:上面、 3ft1:載置面(支持面)、 3ft2:底面、 3g:溝部、 3s:仕切り、4:移動防止具(制止機構)、 5:サーモモジュール(温度調整部)、 6:制御部、 61:測定部、 62:保持機構制御部、 63:温度調整部、 64:検査制御部、 65:検査結果管理部、 90:半導体装置(電子デバイス)、 90fe:電極配置面、 Rc:接触領域。

Claims (7)

  1. 電子デバイスに配置された電極を位置決めして保持する保持機構、
    形状記憶合金で長尺薄板状に形成され、一端側が前記保持機構に固定され、他端側が第一温度において渦巻き形状をなし、第二温度において渦巻きが展開する接触子、および
    前記接触子を介した前記電極への通電により、前記電子デバイスを測定する測定部、を備え、
    前記他端側の渦巻きの軸は、前記位置決めされた電極の面に平行であり、前記第二温度において、前記他端側と前記位置決めされた電極との間に、長尺方向に沿った接触領域を形成することを特徴とする電子デバイス検査装置。
  2. 前記接触子は、前記第一温度において、前記他端側が前記位置決めされた電極に対して間隔をあけて対向することを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス検査装置。
  3. 前記接触子の温度を調整する温度調整部、および
    前記測定部の動作を前記温度調整部の動作に連動して制御する制御部、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電子デバイス検査装置。
  4. 前記保持機構には、前記電子デバイスの前記電極が配置された面を支持する支持面と、
    前記支持面から窪み、底面に前記接触子の一端部が固定される溝部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子デバイス検査装置。
  5. 前記保持機構には、前記電子デバイスの前記電極が配置された面に平行な方向において、前記電子デバイスを囲む枠状部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子デバイス検査装置。
  6. 前記保持機構には、複数の前記接触子が前記長尺方向に沿って隣接し、
    前記隣接した接触子の間を仕切る仕切りが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子デバイス検査装置。
  7. 前記電子デバイスの前記接触子から離れる方向への動きを制止する制止機構を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子デバイス検査装置。
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