JP7198427B2 - シート折り装置、及び、画像形成システム - Google Patents

シート折り装置、及び、画像形成システム Download PDF

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この発明は、シートに対して折り処理をおこなうシート折り装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成システムと、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続される後処理装置であって、シートに対して折り目を形成するシート折り装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるシート折り装置には、下方に向けてシートを搬送する搬送ローラ対や、搬送ローラ対の下方においてシートを水平方向の正逆方向に搬送可能に構成された一対の折りローラ対や、搬送ローラ対によって搬送されるシートを一対の折りローラ対のいずれかのニップに向けて案内する一対の可動ガイド部材、などで構成されている。そして、搬送ローラ対によって搬送されるシートが、一対の可動ガイド部材によって、一方の折りローラ対に向けて案内されながら搬送されたり、他方の折りローラ対に向けて案内されながら搬送されたりしながら、一対の折りローラ対によって複数箇所に折り目が形成されて蛇腹折りされることになる。
従来のシート折り装置は、シートに良好な折り目を形成するのができない可能性があった。
このような不具合を解決するために、シートに折り処理を施す一対の折りローラ対とは別に、折りローラ対によってシートに形成された折り目をさらに後から押圧する押圧機構を設ける方策が考えられる。しかし、そのように押圧機構を設けてしまうと、装置が大型化、高コスト化してしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が大型化、高コスト化することなく、シートに良好な折り目を形成することができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
この発明におけるシート折り装置は、シートに折り目を形成する折り処理部と、搬送ローラ対によって搬送されるシートを前記折り処理部に向けて案内するガイド部材と、を備え、前記折り処理部によってシートに折り目が形成される前に、その折り目を形成しやすくするためのプレ折り処理が前記ガイド部材によって施され、前記折り処理部は、前記搬送ローラ対のニップを通る仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、双方の間でシートを正逆方向に搬送可能に形成された一対の折りローラ対であって、前記ガイド部材は、前記搬送ローラ対から前記折り処理部に至る搬送経路において前記仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、それぞれ回動可能に構成された一対のガイド部材であり、前記一対のガイド部材は、一方のガイド部材の凸部がシートを挟んで他方のガイド部材の凹部に入り込むことで当該シートに対してプレ折り処理を施して、前記一対の折りローラ対のうち第1折りローラ対に向けてシートを案内する第1回動位置と、前記第1折りローラ対に向けて案内されるシートにプレ折り処理を施す第2回動位置と、前記一対の折りローラ対のうち第2折りローラ対に向けてシートを案内する第3回動位置と、前記第2折りローラ対に向けて案内されるシートにプレ折り処理を施す第4回動位置と、を切替可能に構成され、前記一対のガイド部材を前記搬送経路の側にそれぞれ付勢する一対の付勢部材を備え、前記付勢部材は、前記第2回動位置又は前記第4回動位置に位置している前記ガイド部材によってプレ折り処理されるシートの部分と、前記ガイド部材の回動中心と、を結ぶ仮想線上に配置されたものである。
本発明によれば、装置が大型化、高コスト化することなく、シートに良好な折り目を形成することができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。 シート折り装置の要部を示す構成図である。 一対のガイド部材が、(A)第1回動位置、(B)第2回動位置、(C)第3回動位置、(D)第4回動位置、にそれぞれ位置した状態を示す図である。 折り処理時のシート折り装置の動作の一例を示す図である。 図4に続くシート折り装置の動作を示す図である。 シート折り装置における制御を示すフローチャートである。 折り処理後のシートの一例を示す斜視図である。 折り処理をおこなわないときのシート折り装置の動作を示す図である。 一対のガイド部材をそれぞれ別々に駆動する第2駆動手段を示す斜視図である。 変形例1としてのシート折り装置に設置される付勢部材を示す斜視図である。 図10のシート折り装置において、一対のガイド部材が、(A)第1回動位置、(B)第2回動位置、(C)第3回動位置、(D)第4回動位置、にそれぞれ位置した状態を示す図である。 変形例2としてのシート折り装置において、折りローラ対の第1ローラを上下動させる移動機構を示す斜視図である。 変形例3としてのシート折り装置における搬送ベルトの近傍を示す斜視図である。 プレ折り部が形成されたシートが搬送ベルトに吸着された状態を示す概略図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成システム100における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態において、シート折り装置50は、画像形成装置1に対して着脱可能に設置されていて、画像形成装置1とともに1つの画像形成システム100を構成している。
図1において、1は複写機能とプリンタ機能とを有する画像形成装置としてのデジタル複合機、2は原稿が搬送される原稿搬送台、3は原稿の画像情報を光学的に読み取る原稿読取部、4は原稿読取部3で読み取った画像情報に基づいた露光光を感光体ドラム5上に照射する露光部、を示す。
また、5はトナー像(画像)が形成される感光体ドラム5(作像部)、10は用紙等のシートPがロール状に収納された給送部、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、を示す。
本実施の形態において、画像形成装置1は、ロール状のシートP(ロール紙)が給送部10で所望の長さでカットされるように構成されていて、A0、A1サイズなど複数の大サイズのシートPへの画像形成が可能になっている。
また、図1において、50は画像形成装置1から排出されて搬入されたシートPに対して後処理として折り処理を施すシート折り装置(後処理装置)を示す。
また、51はシートPを搬送する搬送ローラ対、53、54は搬送ローラ対51によって搬送されるシートPを折り処理部に向けて案内する一対のガイド部材、55、56はシートPに折り目を形成する折り処理部としての一対の折りローラ対、を示す。
また、57は一対の折りローラ対55、56のそれぞれの第2ローラ55b、56b(図2参照)に張架された搬送ベルト、67はシートPを装置外に排出する排出ローラ対、68はシートPが排出されて積載される排出トレイ、90は手差し用のシート給送部、を示す。
図1を参照して、画像形成システム100における、通常の画像形成時の動作について説明する。
画像形成装置1を複写機として使用する場合、まず、原稿が原稿搬送台2に載置されると、原稿が、搬送ローラによって搬送されて、原稿読取部3上を通過する。このとき、原稿読取部3では、上方を通過する原稿の画像情報が光学的に読み取られる。このとき、原稿のサイズも検知される。
そして、原稿読取部3で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部4(書込部)に送信される。そして、露光部4からは、その電気信号の画像情報に基づいた露光光(レーザ光)が、作像部の感光体ドラム5の表面に向けて発せられる。
なお、画像形成装置1をプリンタとして使用する場合には、パソコンなどの外部端末から露光部4に画像情報が入力されて、その画像情報に基づいて露光部4から感光体ドラム5の表面に向けて露光光が発せられる。
一方、作像部において、感光体ドラム5は図1中の反時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5の表面に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部で、レジストローラにより搬送されたシートP上に転写される。
一方、感光体ドラム5の位置に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、画像形成装置1の複数の給送部10のうち、1つの給送部10が自動又は手動で選択される。
そして、給送部10にロール状に巻き付けられたシートPが、原稿のサイズ(又は、外部端末から入力された画像情報)に合わせてカットされて、そのシートPが搬送経路K0に搬送される。
そして、シートPは、搬送経路K0を通過して、レジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達したシートPは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、感光体ドラム5(転写部)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。そして、定着装置20によって、シートP上の画像が熱定着される。そして、画像が定着されたシートPは、画像形成装置1から排出される。
ここで、本実施の形態では、画像形成装置1にシート折り装置50が設置されている。そして、画像形成装置1から排出されたシートPがシート折り装置50に搬送されて、搬送されたシートPに対して折り処理が施されることになる。
詳しくは、図1を参照して、まず、画像形成装置1からシート折り装置50に搬送されたシートPは、第1、第2搬送経路K1、K2を経由して、搬送ローラ対51の位置に達する。そして、シートPは、一対のガイド部材53、54に案内されながら搬送ローラ対51によって折り処理部55、56に搬送されて、折り処理部55、56によって蛇腹折りなどの折り処理が施される。そして、折り処理が施されたシートPは、排出ローラ対67によって装置外に排出されて、排出トレイ68上に積載される。
なお、シート折り装置50については、後で、図2~図8等を用いて、さらに詳しく説明する。
ここで、本実施の形態におけるシート折り装置50には、手差し用のシート給送部90が設置されている。そして、画像形成装置1を介さずに、シートPに直接的に折り処理を施したい場合には、シートPが手差し用のシート給送部90にセットされる。手差し用のシート給送部90にセットされたシートPは、第3搬送経路K7を介してシート折り装置50内に搬送される。そして、シート折り装置50において、上述したものと同様に、シートPに対する折り処理がおこなわれることになる。
以下、本実施の形態におけるシート折り装置50において、特徴的な構成・動作について詳述する。
図2を参照して、シート折り装置50には、搬送ローラ対51や、折り処理部としての一対の折りローラ対55、56や、一対のガイド部材53、54や、ガイド板60や、搬送ベルト57や、吸引手段としての吸引ファン58や、シート検知センサ61~63、などが設置されている。
搬送ローラ対51は、折り処理部55、56に向けてシートPを搬送するものである。
詳しくは、搬送ローラ対51は、駆動ローラと従動ローラとが圧接してニップを形成したものであって、第1駆動手段としての搬送モータ91によって図2の矢印方向に回転駆動される。これにより、搬送ローラ対51のニップに挟持されたシートPが、図2の略垂直方向下方に向けて搬送されることになる。
一対の折りローラ対55、56は、それぞれ、シートPに折り目を形成する折り処理部として機能するものである。
詳しくは、一対の折りローラ対55、56(折り処理部)は、その上流側に配置された搬送ローラ対51のニップを通る仮想接線(図2にて破線矢印で示す搬送方向に沿った略垂直方向に延びる仮想線である。)を跨ぐようにそれぞれ配置されている。具体的に、第1折りローラ対55は、上述した仮想接線に対して図2の左方に配置され、第2折りローラ対56は、上述した仮想接線に対して図2の右方に配置されている。
また、一対の折りローラ対55、56は、双方の間でシートPを正逆方向に搬送可能に形成されている。具体的に、第1折りローラ対55のニップを通る仮想接線と、第2折りローラ対56のニップを通る仮想接線と、はいずれも略水平方向に延びる仮想線であって、一致するように構成されている。そして、図4(A)、(E)等に示すように一対の折りローラ対55、56が互いに同じ方向に回転することで、2つの折りローラ対55、56の間でシートPが、正方向(図2の左方である。)に搬送されたり、逆方向(図2の右方である。)に搬送されたりすることになる。
また、一対の折りローラ対55、56は、それぞれ、搬送ローラ対51に近い側に配置された第1ローラ55a、56a(上ローラ)と、搬送ローラ対51から遠い側に配置された第2ローラ55b、56b(下ローラ)と、で構成されている。
そして、シートPが折り返された状態で、第1ローラ55a、56aと、第2ローラ55b、56bと、のニップ(本実施の形態では、搬送ベルト57が介在されている。)に搬送されて、そのニップにおける圧力によってシートPの折り返した部分に折り目が形成されることになる。
また、一対の折りローラ対55、56のそれぞれの第2ローラ(第1折りローラ対55の第2ローラ55bと、第2折りローラ対56の第2ローラ56bと、である。)には、搬送ベルト57が張架されている。本実施の形態では、搬送ベルト57が、2つの第2ローラ55b、56bと、テンションローラと、支持ローラと、によって張架・支持されている。
また、一対の折りローラ対55、56は、第3駆動手段としての駆動モータ94による駆動によって、一体的に回転駆動するように構成されている。具体的に、駆動モータ94によって駆動ローラ(本実施の形態では、第1折りローラ対55の第2ローラ55bである。)が回転駆動されると、それにともない搬送ベルト57や第1ローラ55aや第2折りローラ対56(第1ローラ56a、第2ローラ56b)なども従動回転することになる。駆動モータ94(第3駆動手段)は、正逆双方向回転型のモータであって、制御部80の制御により正方向に回転することで一対の折りローラ対55、56や搬送ベルト57を正方向に回転させて、制御部80の制御により逆方向に回転することで一対の折りローラ対55、56や搬送ベルト57を逆方向に回転させることになる。
このように搬送ベルト57を設けることで、2つの折りローラ対55、56の間におけるシートPの搬送性が向上することになる。
なお、本実施の形態では、搬送ベルト57に複数の貫通穴57a(図13参照)が形成されている。また、それらの複数の貫通穴57aを介して搬送ベルト57の外周面側から内周面側に向けて白矢印方向に空気を吸引する吸引手段としての吸引ファン58が設置されている。
詳しくは、図2に示すように、搬送ベルト57の内周面側には、吸引ファン58や、吸引ファン58と搬送ベルト57の内周面(シートが搬送される部分の内周面である。)との間の空間を隔絶するダクト、が設置されている。このような構成により、搬送ベルト57によって搬送されるシートPは、貫通穴57aを介した吸引ファン58による吸引によって、搬送ベルト57に密着した状態(又は、それに近い状態)になる。したがって、2つの折りローラ対55、56の間におけるシートPの搬送性がさらに向上することになる。
ここで、本実施の形態では、搬送ローラ対51によって搬送されるシートPを折り処理部(第1折りローラ対55のニップと、第2折りローラ対56のニップと、のいずれかである。)に向けて案内するガイド部材53、54が設けられている。
このガイド部材53、54は、搬送ローラ対51から折り処理部(一対の折りローラ対55、56)に至る搬送経路において搬送ローラ対51の仮想接線(先に説明した略垂直方向に延びる仮想線である。)を跨ぐようにそれぞれ配置されていて、それぞれ回動可能に構成された一対のガイド部材(第1ガイド部材53と第2ガイド部材54とである。)である。具体的に、第1ガイド部材53は、上述した仮想接線に対して図2の右方に配置され、第2ガイド部材54は、上述した仮想接線に対して図2の左方に配置されている。第1ガイド部材53と第2ガイド部材54とは、いずれも爪状に形成されていて、上述した仮想接線に対して互いに線対象(左右対称)となっている。また、図3(A)等をも参照して、2つのガイド部材53、54には、それぞれ、搬送ローラ対51に近い側の先端に凸部53b、54bが形成され、搬送経路に対向するガイド面に凹部53c、54cが形成されている。
また、図2を参照して、第1、第2ガイド部材53、54は、第2駆動手段としての第1、第2回動モータ92、93によってそれぞれ別々に回動されるように構成されている。
具体的に、図9をも参照して、第1回動モータ92は、第1ガイド部材53を、回動軸53aを回動中心として、図2の時計方向や反時計方向に回動するものである。第1回動モータ92のモータ軸に設置された駆動プーリと、第1ガイド部材53の回動軸53aに設置された従動プーリ53fと、にタイミングベルト71が張架されている。そして、制御部80の制御により第1回動モータ92が正逆方向に駆動されることで、第1ガイド部材53が、回動軸53aを中心として、図2の時計方向に回動したり反時計方向に回動したりすることになる。
同様に、第2回動モータ93は、第2ガイド部材54を、回動軸54aを回動中心として、図2の時計方向や反時計方向に回動するものである。第2回動モータ93のモータ軸に設置された駆動プーリと、第2ガイド部材54の回動軸54aに設置された従動プーリ54fと、にタイミングベルト72が張架されている。そして、制御部80の制御により第2回動モータ93が正逆方向に駆動されることで、第2ガイド部材54が、回動軸54aを中心として、図2の時計方向に回動したり反時計方向に回動したりすることになる。
そして、第1、第2ガイド部材53、54が図3(A)、図4(B)等に示す回動位置(第1回動位置)に回動して停止することで、シートPを第1折りローラ対55のニップに向けて案内するガイド部材として機能することになる。また、第1、第2ガイド部材53、54が図3(C)、図5(A)等に示す回動位置(第3回動位置)に回動して停止することで、シートPを第2折りローラ対56のニップに向けて案内するガイド部材として機能することになる。
なお、本実施の形態では、図2等に示すように、折りローラ対55、56のニップの近傍であって第1ローラ55a、56aの側に、ガイド部材53、54によって案内されたシートPを折りローラ対55、56のニップに向けてさらに案内するガイド板60が設置されている。
詳しくは、2つのガイド板のうち、図2の左方に位置するガイド板60は、図3(A),図4(B)等に示す第1回動位置に位置した第2ガイド部材54の先端と、第1折りローラ対55のニップと、の間でシートPを案内するように形成されている。同様に、2つのガイド板のうち、図2の右方に位置するガイド板60は、図3(C)、図5(A)等に示す第3回動位置に位置した第1ガイド部材53の先端と、第2折りローラ対56のニップと、の間でシートPを案内するように形成されている。
このようなガイド板60を設けることで、折りローラ対55、56のニップに向けてシートPがスムーズに搬送されることになる。
ここで、本実施の形態におけるシート折り装置50では、折りローラ対55、56(折り処理部)によってシートPに折り目Aが形成される前に、その折り目Aを形成しやすくするためのプレ折り処理がガイド部材53、54によって施されるようにしている。
詳しくは、図3(B)、(D)を参照して、一対のガイド部材53、54は、一方のガイド部材53(54)の凸部53b(54b)がシートPを挟んで他方のガイド部材54(53)の凹部54c(53c)に入り込むことで、そのシートPに対してプレ折り処理を施すように構成されている。ここで、「プレ折り処理」は、折りローラ対55、56で折り目Aが形成されるシートPの部分に、予めプレ折り部B(軽微な折り目であって、折りクセである。)を形成する処理である。凸部53b、54bと凹部53c、53cとが嵌合して、その間に挟まれたシートPの部分にプレ折り部Bが形成されることになる。
そして、図3を参照して、一対のガイド部材53、54は、第1折りローラ対55に向けてシートPを案内する第1回動位置(図3(A)に示す位置である。)と、第1折りローラ対55に向けて案内されるシートPにプレ折り処理を施す第2回動位置(図3(B)に示す位置である。)と、第2折りローラ対56に向けてシートPを案内する第3回動位置(図3(C)に示す位置である。)と、第2折りローラ対56に向けて案内されるシートPにプレ折り処理を施す第4回動位置(図3(D)に示す位置である。)と、を切替可能に構成されている。
詳しくは、第1ガイド部材53を正逆方向に回動する第1回動モータ92と、第2ガイド部材54を正逆方向に回動する第2回動モータ93と、はステッピングモータであって、第1、第2回動モータ92、93を制御部80によって別々に制御することで、2つのガイド部材53、54を上述したような複数の回動位置(回動姿勢)に回動させている。
なお、本実施の形態において、図3(A)に示す第1回動位置における第1ガイド部材53の回動姿勢と、図3(B)に示す第2回動位置における第1ガイド部材53の回動姿勢と、は同じ回動姿勢である。同様に、図3(C)に示す第3回動位置における第2ガイド部材54の回動姿勢と、図3(D)に示す第4回動位置における第2ガイド部材54の回動姿勢と、は同じ回動姿勢である。
また、図3(A)に示す第1回動位置に位置した第1、第2ガイド部材53、54と、図3(C)に示す第3回動位置に位置した第1、第2ガイド部材53、54と、は左右対称の関係になっている。同様に、図3(B)に示す第2回動位置に位置した第1、第2ガイド部材53、54と、図3(D)に示す第4回動位置に位置した第1、第2ガイド部材53、54と、は左右対称の関係になっている。
なお、本実施の形態では、第1、第2回動モータ92、93としてステッピングモータを用いたが、第1、第2回動モータ92、93としてDCモータなどを用いた場合であっても、第1、第2ガイド部材53、54の回動位置を検知するエンコーダを設けるなどして、それらの回動位置に高精度に回動できるように構成されていれば良い。
ここで、図2に示すように、本実施の形態におけるシート折り装置50には、3つのシート検知センサ61~63が設置されている。これらのシート検知センサ61~63は、いずれも発光素子と受光素子とからなる反射型フォトセンサであって、その位置にシートPがあるか否かを光学的に検知するものである。
詳しくは、第1シート検知センサ61は、搬送ローラ対51のニップに対して搬送方向上流側に配置されている。第2シート検知センサ62は、第1折りローラ対55のニップに対して第2折りローラ対56から離れる側(図2の左方である。)に配置されている。第3シート検知センサ63は、第2折りローラ対56のニップに対して第1折りローラ対55から離れる側(図2の右方である。)に配置されている。
そして、第1シート検知センサ61と第2シート検知センサ62と第3シート検知センサ63とによって、それぞれシートPの先端又は折り目を検知して、その検知タイミングに基づいて、搬送モータ91(第1駆動手段)と第1、第2回動モータ92、93(第2駆動手段)と駆動モータ94(第3駆動手段)とをそれぞれ別々に制御して、シートPに所望の折り処理を施している。
例えば、搬送ローラ対51の位置にシートPが搬送されてきたときに、第1シート検知センサ61によってシートPの先端を検知したタイミングをトリガーにして、タイマー81で計測される時間T1が経過した後に(シートPが所定距離搬送された後に)、第1、第2ガイド部材53、54が第1回動位置に回動するように制御している。また、搬送ローラ対51や正方向に回転する第1、第2折りローラ対55、56によってシートPが搬送されているときに、第2シート検知センサ62によってシートPの先端を検知したタイミングをトリガーにして、タイマー81で計測される時間T2が経過した後に(シートPが所定距離搬送された後に)、搬送モータ91や駆動モータ94を駆動オフしている。また、搬送ローラ対51や逆方向に回転する第1、第2折りローラ対55、56によってシートPが搬送されているときに、第3シート検知センサ63によってシートPの先端を検知したタイミングをトリガーにして、タイマー81で計測される時間T3が経過した後に(シートPが所定距離搬送された後に)、搬送モータ91や駆動モータ94を駆動オフしている。
このように、3つのシート検知センサ61~63による検知結果に基づいて制御部80によってモータ91~94を制御することにより、シートPに所望の折り目を高精度に形成することができる。
以下、図4(A)~(F)、図5(A)~(F)を用いて、長尺のシートPに2箇所の折り目A1、A2(図7参照)を形成する折り処理(蛇腹折り)を施すときの、シート折り装置50の動作について詳しく説明する。
なお、本実施の形態におけるシート折り装置50でおこなわれる折り処理は、図6に示す制御フローに基づいて実行されるため、図4(A)~(F)、図5(A)~(F)を用いた動作の説明に合わせて、適宜、図6の制御フローにおけるステップS1~S22との関係について示すことにする。
まず、図4(A)に示すように、搬送モータ91によって搬送ローラ対51が回転駆動されて(ステップS1)、第1シート検知センサ61によってシートPの先端が検知されると(ステップS2)、それから時間T1が経過した後に第1、第2回動モータ92、93がオンされて第1、第2ガイド部材53、54がホームポジションから第1回動位置に回動される(ステップS3)。このとき、駆動モータ94もオンされて、折りローラ対55、56や搬送ベルト57が正方向に回転駆動される。
そして、図4(B)に示すように、シートPは、搬送ローラ対に搬送されながら、第1、第2回動モータ92、93がオフされて第1回動位置で回動停止した状態の第1ガイド部材53、54によって案内されながら、第1折りローラ対55のニップに向かうことになる(ステップS4)。なお、上述した時間T1は、第1シート検知センサ61によって検知されたシートPの先端が、第1、第2ガイド部材53、54の先端に達するまでの時間以下となるように設定されている。
その後、図4(C)に示すように、シートPの先端が第1折りローラ対55のニップを通過して、シートPの先端が第2シート検知センサ62によって検知されると(ステップS5)、それから時間T2が経過した後に、搬送モータ91による搬送ローラ対51の回転駆動が停止されるとともに、駆動モータ94による折りローラ対55、56や搬送ベルト57の回転駆動が停止される(ステップS6)。なお、上述した時間T2は、シートPの折り幅(先端Cと折り目A1との長さ)に合わせて設定される。
そして、図4(D)に示すように、搬送ローラ対51、折りローラ対55、56、搬送ベルト57の回転駆動が停止した状態(シートPの搬送が停止した状態)で、第2回動モータ93がオンされて第2ガイド部材54が第2回動位置に回動されて(ステップS7)、その第2回動位置で回動停止される(ステップS8)。これにより、シートPの所望位置に第1のプレ折り部B1が形成される。
その後、図4(E)に示すように、再び搬送ローラ対51が回転開始されるとともに、第1、第2ガイド部材53、54が反時計方向に回動開始されて、さらに折りローラ対55、56や搬送ベルト57が逆方向に回転駆動される(ステップS9)。このとき、吸引ファン58がオンされて、搬送ベルト57にシートPが吸着された状態で、シートPの搬送がおこなわれる。
そして、図4(F)に示すように、第1、第2ガイド部材53、54が第3回動位置まで回動されて、その第3回動位置で回動停止される(ステップS10)。これにより、シートPは、第1のプレ折り部B1を先頭にして、第2折りローラ対56のニップに向けて搬送されることになる。
そして、図5(A)に示すように、シートPの先頭(第1のプレ折り部B1)が第2折りローラ対56のニップに達すると、そのニップの圧力によってプレ折り部B1がしっかりとした折り目A1(第1の折り目)として形成されることになる。その後、図5(B)に示すように、シートPの折り目A1が第2折りローラ対56のニップを通過して、その折り目A1が第3シート検知センサ63によって検知されると(ステップS11)、2回目の折り目を形成するか否かが判断される(ステップS12)。図4、図5の動作例では、2回目の折り目A2を形成するように設定されているため、図6のステップS13以降の制御がおこなわれることになるが、ステップS12で2回目の折り目を形成しないものと判断された場合には、そのままシートPが排出トレイ68に向けて排出されることになる。
その後、図5(C)に示すように、シートPの折り目A1が第3シート検知センサ63によって検知されてから時間T3が経過した後に、搬送モータ91による搬送ローラ対51の回転駆動が停止されるとともに、駆動モータ94による折りローラ対55、56や搬送ベルト57の回転駆動が停止される(ステップS13)。なお、上述した時間T3は、シートPの折り幅(折り目A1と折り目A2との長さ)に合わせて設定される。
そして、図5(C)に示すように、搬送ローラ対51、折りローラ対55、56、搬送ベルト57の回転駆動が停止した状態(シートPの搬送が停止した状態)で、第1回動モータ92がオンされて第1ガイド部材53が第4回動位置に回動されて(ステップS14)、その第2回動位置で回動停止される(ステップS15)。これにより、シートPの所望位置に第2のプレ折り部B2が形成される。
その後、図5(D)に示すように、再び搬送ローラ対51が回転開始されるとともに、第1、第2ガイド部材53、54が時計方向に回動開始されて(ステップS16)、第1回動位置で回動停止される(ステップS17)。そして、図5(E)に示すように、折りローラ対55、56や搬送ベルト57が正方向に回転駆動される(ステップS18)。これにより、シートPは、第2のプレ折り部B2を先頭にして、第1折りローラ対55のニップに向けて搬送されることになる。
そして、図5(E)に示すように、シートPの先頭(第2のプレ折り部B2)が第1折りローラ対55のニップに達すると、そのニップの圧力によってプレ折り部B2がしっかりとした折り目A2(第2の折り目)として形成されることになる。
なお、本実施の形態では、シートPの先端が余白部C(図7をも参照)として第2の折り目A2から突き出すように、折り目B2の位置が設定されている。この余白部Cは、長尺のシートPが長尺図面であって図面ファイルに保管するものであるときなどに、パンチ穴を形成するためのスペースとして設定されるものである。
その後、図5(F)に示すように、シートPの折り目A2が第1折りローラ対55のニップを通過して、その折り目A2が第2シート検知センサ62によって検知されると(ステップS19)、3回目の折り目を形成するか否かが判断される(ステップS20)。図4、図5の動作例では、3回目の折り目を形成しないように設定されているため、図5(F)に示すように、シートPの折り目A2が第2シート検知センサ62によって検知されてから時間T4が経過した後に、搬送モータ91による搬送ローラ対51の回転駆動が停止されるとともに、第1、第2ガイド部材53、54の反時計方向の回動が開始されて、さらに駆動モータ94による折りローラ対55、56や搬送ベルト57の逆方向の回転駆動が開始される(ステップS21)。そして、図5(F)に示すように、第1、第2ガイド部材53、54がホームポジションに達した状態で回動が停止され(ステップS22)、すべての折り処理が完了したシートPがそのまま排出トレイ68(図1参照)に向けて排出されることになり、シートPの排出が完了すると駆動モータ94の駆動が停止される。
なお、ステップS20にて、次の折り目を形成するように設定されているものと判別された場合には、ステップS6以降の制御フローが繰り返されて、シートPに3回目以降の折り目が形成されることになる。
なお、図4、図5を用いた動作例では、シートPに2つの折り目A1、A2を形成する折り処理について説明したが、図6に示す制御フローにのっとって他の折り処理(例えば、1つ折り、3つ折り、Z折り、観音折りなどである。)をおこなうこともできる。
また、シート折り装置50において折り処理をおこなわずにシートPをそのまま装置外に排出する場合には、図8に示すように、第1、第2ガイド部材53、54を第3回動位置に回動して停止した状態で、第1、第2折りローラ対55、56や搬送ベルト57を逆方向に駆動しながら、シートPをそのまま排出トレイ68(図1参照)に向けて排出することになる。
ここで、本実施の形態では、先に図4、図5の動作例でも説明したように、シートPの搬送を停止した状態で、ガイド部材53、54を駆動することによってシートPにプレ折り処理を施している。
このようにすることで、シートPを搬送しながらプレ折り処理をおこなう場合に比べて、シートPの所望位置に高精度かつ確実にプレ折り処理を施すことが可能になる。
また、本実施の形態における第1、第2折りローラ対55、56は、図2等に示すように、第1ローラ55a、56aの外径が、第2ローラ55b、56bの外径よりも小さくなるように構成されている。
このように構成することにより、シートPのプレ折り部B1、B2が折りローラ対55、56のニップに送入されるときの間口(進入角度)が広くなるため、プレ折り部B1、B2の折りが甘い場合であっても、プレ折り部B1、B2をスムーズにニップに送入させることができる。
また、本実施の形態では、一対の折りローラ対55、56のそれぞれのニップにおける線速度V2が、搬送ローラ対51のニップにおける線速度V1よりも僅かに速くなるように構成されている(V2>V1)。具体的に、V2>V1なる関係が成立するように、搬送モータ91の回転数と、駆動モータ94の回転数と、がそれぞれ設定されている。
このように構成することで、折りローラ対55、56と搬送ローラ対51とに挟持された状態のシートPが折りローラ対55、56に引っ張られるように搬送されて、シートPに弛みが生じにくくなるため、シートPに形成する折り目A1、A2(プレ折り部B1、B2)の位置精度を高めることができる。
<変形例1>
図10は、変形例1としてのシート折り装置50に設置される付勢部材73~76を示す斜視図である。また、図11は、その付勢部材73~76が設置された一対のガイド部材53、54が第1~第4回動位置にそれぞれ位置した状態を示す図であって、本実施の形態における図3に対応する図である。
図10、図11に示すように、変形例1におけるシート折り装置50には、一対のガイド部材53、54を搬送経路の側にそれぞれ付勢する一対の付勢部材73~76が設置されている。
詳しくは、第1ガイド部材53用の付勢部材は、第1ガイド部材53の回転軸方向中央部に当接する押え部材73と、一端側が押え部材73に接続されて他端側が装置の筐体に接続された圧縮スプリング74と、で構成されている。押え部材73と圧縮スプリング74とは、第1ガイド部材53が回動しても、押え部材73が相対的に摺接して、その付勢方向(図11の黒矢印で示す方向である。)が変化しないように固定設置されている。
同様に、第2ガイド部材54用の付勢部材は、第2ガイド部材54の回転軸方向中央部に当接する押え部材75と、一端側が押え部材75に接続されて他端側が装置の筐体に接続された圧縮スプリング76と、で構成されている。押え部材75と圧縮スプリング76とは、第2ガイド部材54が回動しても、押え部材75が相対的に摺接して、その付勢方向(図11の黒矢印で示す方向である。)が変化しないように固定設置されている。
そして、図11(B)に示すように、変形例1において、第2ガイド部材54用の付勢部材75、76は、第2回動位置に位置している第2ガイド部材54によってプレ折り処理されるシートPの部分(破線で囲んだ部分である。)と、第2ガイド部材54の回動中心と、を結ぶ仮想線(一点鎖線で示した仮想線である。)上に配置されている。これにより、付勢部材75、76による付勢力が第2ガイド部材54の凸部54bを介してシートPに効率的に付与されて、シートPに良好なプレ折り部Bが形成されることになる。また、第2ガイド部材54は、回転軸方向両側の回動軸54aがそれぞれ筐体の側板に回転可能に支持されていて、回転軸方向中央部が撓みやすいため、このような付勢部材75、76を回転軸方向中央部に設置することが有用になる。さらに、図10に示すように、プレ折り処理時に、押え部材75が第2ガイド部材54に面接触するように双方の部材54、75を形成しているため、第2ガイド部材54をバランス良く付勢することができる。
同様に、図11(D)に示すように、第1ガイド部材53用の付勢部材73、74は、第4回動位置に位置している第1ガイド部材53によってプレ折り処理されるシートPの部分(破線で囲んだ部分である。)と、第1ガイド部材53の回動中心と、を結ぶ仮想線(一点鎖線で示した仮想線である。)上に配置されている。これにより、付勢部材73、74による付勢力が第1ガイド部材53の凸部53bを介してシートPに効率的に付与されて、シートPに良好なプレ折り部Bが形成されることになる。また、第1ガイド部材53は、回転軸方向両側の回動軸53aがそれぞれ筐体の側板に回転可能に支持されていて、回転軸方向中央部が撓みやすいため、このような付勢部材73、74を回転軸方向中央部に設置することが有用になる。さらに、図10に示すように、プレ折り処理時に、押え部材73が第1ガイド部材53に面接触するように双方の部材53、73を形成しているため、第1ガイド部材53をバランス良く付勢することができる。
<変形例2>
図12は、変形例2としてのシート折り装置50において、折りローラ対55、56の第1ローラ55a、56a(上ローラ)を上下動させる移動機構83~88を示す斜視図である。
図12に示すように、変形例2としてのシート折り装置50には、折りローラ対55、5において第1ローラ55a、56aと第2ローラ55b、56bとの軸間距離を変化できるように第1ローラ55a、56aを移動する移動機構83~88が設けられている。
詳しくは、移動機構は、モータ軸にウォームギア84が設置されたモータ83、ウォームギア84に噛合するウォームホイール85、ウォームホイール85とともに支軸に設置されて一緒に回転するカム86(回転位置を検知するエンコーダが設置されている。)、カム86のカム面に当接する可動板87(上下方向に移動可能に装置筐体に保持されている。)、可動板87に保持されて第1ローラ55a、56aを回転可能に保持する軸受88、可動板87をカム86に当接する方向に付勢するスプリング、などで構成されている。
そして、このように構成された移動機構によって、モータ83を回転させて、カム86を所望の角度だけ回転させることで、第1ローラ55a、56aを所望の位置に上下動させている。これにより、第2ローラ55b、56bに対する第1ローラ55a、56aの圧接力や離間距離を増減することができる。
そして、変形例2では、シートP自体の厚さ(紙厚)や、折りローラ対55、56の位置で折り処理をおこなうときに同じ位置に重なる折り目Aの数、に応じて、制御部80によって移動機構(モータ83)を制御して、第1ローラ55a、56aを所望の位置に上下動させている。具体的に、シートPの厚さ(紙厚)が厚いときには、薄いときに比べて、第1ローラ55a、56aを上方に移動させている。また、同じ位置に重なる折り目Aの数が多いときには、少ないときに比べて、第1ローラ55a、56aを上方に移動させている。このようにすることで、シートPが厚いものであったり折り目Aの数が多かったりして、折りローラ対55、56のニップにシートPの先端や折り目が送入されにくくなる不具合を抑止することができるとともに、折り目Aを形成するときの折りローラ対55、56のニップ圧を均一にして、良好な折り目Aを形成することができる。なお、シートPの厚さは、ユーザーによって操作パネルなどを介して入力されるシートPに関する情報に基づいて検知しても良いし、シートPの厚さを検知する厚さ検知センサによって直接的に検知しても良い。また、折り目の数は、ユーザーによって操作パネルなどに入力されるプリント支持の内容などに基づいて検知することができる。そして、それらの検知結果に基づいて、制御部80によって移動機構(モータ83)が制御されることになる。
また、変形例2における移動機構83~88を用いて、折り目Aを形成するときの折りローラ対55、56のニップ圧を調整することもできる。
<変形例3>
図13は、変形例3としてのシート折り装置50における搬送ベルト57の近傍を示す斜視図であって、搬送ベルト57の一部(第2ローラ56bに接する部分である。)を破断して図示している。また、図14は、プレ折り部Bが形成されたシートPが搬送ベルト57に吸着された状態を示す概略図である。
変形例3における搬送ベルト57も、本実施の形態のものと同様に、搬送ベルト57に複数の貫通穴57a(通気穴)が形成されて、それらの貫通穴57aを介して吸引ファン58(吸引手段)で空気を吸引している。
ここで、変形例3では、図13、図14(A)に示すように、折りローラ対55、56の第2ローラ55b、56bの外周面に複数の溝部56b1(スリット)を形成している。複数の溝部56b1は、回転軸方向に間隔をあけて複数形成されている。
変形例3のものとは異なり、図14(B)に示すように、第2ローラ55b、56bに溝部56b1を形成しない場合には、折りローラ対55、56のニップに近い位置から空気を吸引しにくいため、シートPのプレ折り部Bが搬送ベルト57に密着しない状態でニップに送入してしまう可能性がある。そのような場合には、良好な折り目Aが形成されにくくなる。
これに対して、変形例3では、第2ローラ55b、56bに複数の溝部56b1を形成しているため、図14(A)の矢印で示すように、吸引ファン58によって、折りローラ対55、56のニップに極めて近い位置からも貫通穴57aと溝部56b1とを介して空気が吸引されることになる。そのため、シートPのプレ折り部Bが搬送ベルト57に密着された状態でニップに送入されやすくなる。したがって、良好な折り目Aが形成されることになる。
以上説明したように、本実施の形態におけるシート折り装置50は、シートPに折り目を形成する折りローラ対55、56(折り処理部)と、搬送ローラ対51によって搬送されるシートPを折りローラ対55、56に向けて案内するガイド部材53、54と、が設けられている。そして、折りローラ対55、56によってシートPに折り目A1、A2が形成される前に、その折り目A1、A2を形成しやすくするためのプレ折り処理がガイド部材53、54によって施される。
これにより、シート折り装置50が大型化、高コスト化することなく、シートPに良好な折り目を形成することができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1が設置された画像形成システム100に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置が設置された画像形成システムに対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1が設置された画像形成システムに対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、孔版印刷装置などである。)が設置された画像形成システムに対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、2つの折りローラ対55、56が設置されたシート折り装置50に対して本発明を適用したが、1つ又は3つ以上の折りローラ対が設置されたシート折り装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、折り処理のみをおこなうシート折り装置50に対して本発明を適用したが、折り処理に加えて別の処理(例えば、パンチ処理、綴じ処理、スタンプ処理などである。)をおこなうことができるシート折り装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1に接続されたシート折り装置50に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、画像形成装置1に接続されておらずシート折り装置50として独立した装置であっても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1の給送部10にロール状のシートP(ロール紙)が収納されるように構成したが、給送部に所定サイズにカットされたシート(カット紙)が収納されるように構成することもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において「シート」とは、通常の用紙はもちろんのこと、折り処理される対象となるすべてのシートを含むものと定義する。
1 画像形成装置、
50 シート折り装置(後処理装置)、
51 搬送ローラ対、
53 第1ガイド部材(ガイド部材)、
53a 回動軸(回動中心)、 53b 凸部、 53c 凹部、
54 第2ガイド部材(ガイド部材)、
54a 回動軸(回動中心)、 54b 凸部、 54c 凹部、
55 第1折りローラ対(折り処理部)、
55a 第1ローラ、 55b 第2ローラ、
56 第2折りローラ対(折り処理部)、
56a 第1ローラ、 56b 第2ローラ、
56b1 溝部、
57 搬送ベルト、
57a 貫通穴、
58 吸引ファン(吸引手段)、
60 ガイド板、
61 第1シート検知センサ、
62 第2シート検知センサ、
63 第3シート検知センサ、
73、75 押え部材(付勢部材)、
74、76 圧縮スプリング(付勢部材)、
86 カム(移動機構)、
91 搬送モータ(第1駆動手段)、
92 第1回動モータ(第2駆動手段)、
93 第2回動モータ(第2駆動手段)、
94 駆動モータ(第3駆動手段)、
100 画像形成システム、
P シート、
A1、A2 折り目、
B1、B2 プレ折り部(軽微な折り目)、
C 余白部。
特開2012-240811号公報

Claims (11)

  1. シートに折り目を形成する折り処理部と、
    搬送ローラ対によって搬送されるシートを前記折り処理部に向けて案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記折り処理部によってシートに折り目が形成される前に、その折り目を形成しやすくするためのプレ折り処理が前記ガイド部材によって施され、
    前記折り処理部は、前記搬送ローラ対のニップを通る仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、双方の間でシートを正逆方向に搬送可能に形成された一対の折りローラ対であって、
    前記ガイド部材は、前記搬送ローラ対から前記折り処理部に至る搬送経路において前記仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、それぞれ回動可能に構成された一対のガイド部材であり、
    前記一対のガイド部材は、
    一方のガイド部材の凸部がシートを挟んで他方のガイド部材の凹部に入り込むことで当該シートに対してプレ折り処理を施して、
    前記一対の折りローラ対のうち第1折りローラ対に向けてシートを案内する第1回動位置と、前記第1折りローラ対に向けて案内されるシートにプレ折り処理を施す第2回動位置と、前記一対の折りローラ対のうち第2折りローラ対に向けてシートを案内する第3回動位置と、前記第2折りローラ対に向けて案内されるシートにプレ折り処理を施す第4回動位置と、を切替可能に構成され、
    前記一対のガイド部材を前記搬送経路の側にそれぞれ付勢する一対の付勢部材を備え、
    前記付勢部材は、前記第2回動位置又は前記第4回動位置に位置している前記ガイド部材によってプレ折り処理されるシートの部分と、前記ガイド部材の回動中心と、を結ぶ仮想線上に配置されたことを特徴とするシート折り装置。
  2. シートに折り目を形成する折り処理部と、
    搬送ローラ対によって搬送されるシートを前記折り処理部に向けて案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記折り処理部によってシートに折り目が形成される前に、その折り目を形成しやすくするためのプレ折り処理が前記ガイド部材によって施され、
    前記折り処理部は、前記搬送ローラ対のニップを通る仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、双方の間でシートを正逆方向に搬送可能に形成された一対の折りローラ対であって、
    前記ガイド部材は、前記搬送ローラ対から前記折り処理部に至る搬送経路において前記仮想接線を跨ぐようにそれぞれ配置されて、それぞれ回動可能に構成された一対のガイド部材であり、
    前記一対の折りローラ対は、それぞれ、前記搬送ローラ対に近い側に配置された第1ローラと、前記搬送ローラ対から遠い側に配置された第2ローラと、を具備し、
    前記折りローラ対のニップの近傍であって前記第1ローラの側に、前記ガイド部材によって案内されたシートを前記ニップに向けてさらに案内するガイド板が設置されたことを特徴とするシート折り装置。
  3. 前記搬送ローラ対を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記一対のガイド部材をそれぞれ別々に回動する第2駆動手段と、
    前記一対の折りローラ対を一体的に回転駆動する第3駆動手段と、
    備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
  4. 前記搬送ローラ対のニップに対して搬送方向上流側に配置された第1シート検知センサと、
    前記一対の折りローラ対のうち第1折りローラ対のニップに対して第2折りローラ対から離れる側に配置された第2シート検知センサと、
    前記第2折りローラ対のニップに対して前記第1折りローラ対から離れる側に配置された第3シート検知センサと、
    を備え、
    前記第1シート検知センサと前記第2シート検知センサと前記第3シート検知センサとによって、それぞれシートの先端又は折り目を検知して、その検知タイミングに基づいて、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段と前記第3駆動手段とをそれぞれ別々に制御することを特徴とする請求項3に記載のシート折り装置。
  5. 前記一対の折りローラ対は、それぞれ、前記搬送ローラ対に近い側に配置された第1ローラと、前記搬送ローラ対から遠い側に配置された第2ローラと、を具備し、
    前記一対の折りローラ対のそれぞれの前記第2ローラに張架された搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに形成された複数の貫通穴を介して前記搬送ベルトの外周面側から内周面側に向けて空気を吸引する吸引手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のシート折り装置
  6. 前記第2ローラは、その外周面に複数の溝部が形成されたことを特徴とする請求項5に記載のシート折り装置。
  7. 前記一対の折りローラ対は、それぞれ、前記搬送ローラ対に近い側に配置された第1ローラと、前記搬送ローラ対から遠い側に配置された第2ローラと、を具備し、
    前記第1ローラと前記第2ローラとの軸間距離を変化できるように前記第1ローラを移動する移動機構を備えたことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のシート折り装置。
  8. 前記一対の折りローラ対は、それぞれ、前記搬送ローラ対に近い側に配置された第1ローラと、前記搬送ローラ対から遠い側に配置された第2ローラと、を具備し、
    前記第1ローラの外径が前記第2ローラの外径よりも小さくなるように構成されたことを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載のシート折り装置。
  9. 前記一対の折りローラ対のそれぞれのニップにおける線速度が、前記搬送ローラ対のニップにおける線速度よりも速くなるように構成されたことを特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載のシート折り装置。
  10. シートに折り目を形成する折り処理部と、
    搬送ローラ対によって搬送されるシートを前記折り処理部に向けて案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記折り処理部によってシートに折り目が形成される前に、その折り目を形成しやすくするためのプレ折り処理が前記ガイド部材によって施され、
    シートの搬送を停止した状態で、前記ガイド部材を駆動することによって当該シートにプレ折り処理を施すことを特徴とするシート折り装置。
  11. 画像形成装置と、請求項1~請求項10のいずれかに記載のシート折り装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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