JP7276656B2 - シート折り装置、及び、画像形成システム - Google Patents

シート折り装置、及び、画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP7276656B2
JP7276656B2 JP2019099420A JP2019099420A JP7276656B2 JP 7276656 B2 JP7276656 B2 JP 7276656B2 JP 2019099420 A JP2019099420 A JP 2019099420A JP 2019099420 A JP2019099420 A JP 2019099420A JP 7276656 B2 JP7276656 B2 JP 7276656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
folding
pair
discharge
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019099420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020193070A (ja
Inventor
健 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019099420A priority Critical patent/JP7276656B2/ja
Publication of JP2020193070A publication Critical patent/JP2020193070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7276656B2 publication Critical patent/JP7276656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、シートに対して折り処理をおこなうシート折り装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成システムと、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続される後処理装置であって、シートに対して複数の折り目を形成するシート折り装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるシート折り装置は、下方に向けてシートを搬送する搬送ローラ対や、搬送ローラ対の下方においてシートに折り目を形成する一対の折りローラ対や、搬送ローラ対によって搬送されるシートを一対の折りローラ対のいずれかのニップに向けて案内する導入部(可動ガイド部材)や、折り目が形成されたシートを下方に案内する案内板、などで構成されている。
そして、搬送ローラ対によって搬送されるシートが、導入部によって、一方の折りローラ対に向けて案内されながら搬送されたり、他方の折りローラ対に向けて案内されながら搬送されたりしながら、一対の折りローラ対によって複数の折り目が形成されて蛇腹折りされることになる。
ここで、折りローラ対によって折り目が形成されたシートは、折り目が形成されるたびに、板状の案内部によって案内されながら、一対の折りローラ対の間の空間(排出口)から下方に排出されることになる。
従来のシート折り装置は、折りローラ対によって折り目が形成されたシートが、一対の折りローラ対の間の排出口から下方に排出されるときに、シートの折り目が大きく開いてしまうなどして、載置部(スタック部)上に排出され載置されたシートの折り目が、きれいに折られた状態でなくなってしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、一対の折りローラ対の間の排出口から排出されて載置部に載置されたシートの折り目を、きれいに折られた状態にすることができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
この発明におけるシート折り装置は、シートに折り目をそれぞれ形成する一対の折りローラ対と、前記一対の折りローラ対の間に配置されて、折り目が形成されたシートが排出される排出口と、前記一対の折りローラ対の下方に配置されて、前記排出口から排出されたシートが載置される載置部と、前記一対の折りローラ対にそれぞれ近設されて、前記排出口から排出されたシートの折り目が摺接可能に形成されて、当該シートを前記載置部に向けて案内する一対の排出ガイド部材と、を備え、前記一対の排出ガイド部材は、それぞれ、前記一対の折りローラ対の間でのシートの略水平方向の搬送を案内する搬送ガイド部と、前記排出口から排出されたシートをガイドするとともに当該シートの折り目が摺接可能な排出ガイド部と、を具備するとともに、正逆方向に回転可能に構成され、前記排出口は、前記一対の排出ガイド部材の間の空間に形成され、前記一対の折りローラ対のうち一方の折りローラ対から前記排出口を介して前記載置部に向けてシートが排出される場合には、前記一対の排出ガイド部材のうち他方の折りローラ対に近設した排出ガイド部材の排出ガイド部が前記一対の折りローラ対の間の搬送経路を遮るように、当該排出ガイド部材が回転するものである。
本発明によれば、一対の折りローラ対の間の排出口から排出されて載置部に載置されたシートの折り目を、きれいに折られた状態にすることができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。 シート折り装置の要部を示す構成図である。 折りローラ対と排出ガイド部材とを示す拡大図である。 折り処理時のシート折り装置の動作の一例を示す図である。 図4に続く動作を示す図である。 図5に続く動作を示す図である。 シート折り装置における制御を示すフローチャートである。 折り処理時のシート折り装置の動作の一例であって、図4に続く図5とは異なる動作を示す図である。 シート折り装置における、最終折り目を形成した後の制御を示すフローチャートである。 変形例としての、排出ガイド部材を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成システム100における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態において、シート折り装置50は、画像形成装置1に対して着脱可能に設置されていて、画像形成装置1とともに1つの画像形成システム100を構成している。
図1において、1は複写機能とプリンタ機能とを有する画像形成装置としてのデジタル複合機、2は原稿が搬送される原稿搬送台、3は原稿の画像情報を光学的に読み取る原稿読取部、4は原稿読取部3で読み取った画像情報に基づいた露光光を感光体ドラム5上に照射する露光部、を示す。
また、5はトナー像(画像)が形成される感光体ドラム5(作像部)、10は用紙等のシートPがロール状に収納された給送部、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、30は画像形成システム100における種々の情報が表示されたり操作条件を入力するための操作パネル、を示す。
本実施の形態において、画像形成装置1は、ロール状のシートP(ロール紙)が給送部10で所望の長さでカットされるように構成されていて、A0、A1サイズなど複数の大サイズのシートPへの画像形成が可能になっている。
また、図1において、50は画像形成装置1から排出されて搬入されたシートPに対して後処理として折り処理を施すシート折り装置(後処理装置)を示す。
また、51はシートPを搬送する搬送ローラ対、53、54は搬送ローラ対51によって搬送されるシートPを折りローラ対55、56に向けて案内する一対の可動ガイド部材、55、56はシートPに折り目を形成する一対の折りローラ対、を示す。
また、65、66は折り目が形成されたシートPを排出ベルト装置68に向けて案内する一対の排出ガイド部材、68は折り処理後のシートPが載置される載置部としての排出ベルト装置、90は手差し用のシート給送部、を示す。
図1を参照して、画像形成システム100における、通常の画像形成時の動作について説明する。
画像形成装置1を複写機として使用する場合、まず、原稿が原稿搬送台2に載置されると、原稿が、搬送ローラによって搬送されて、原稿読取部3上を通過する。このとき、原稿読取部3では、上方を通過する原稿の画像情報が光学的に読み取られる。このとき、原稿のサイズも検知される。
そして、原稿読取部3で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部4(書込部)に送信される。そして、露光部4からは、その電気信号の画像情報に基づいた露光光(レーザ光)が、作像部の感光体ドラム5の表面に向けて発せられる。
なお、画像形成装置1をプリンタとして使用する場合には、パソコンなどの外部端末から露光部4に画像情報が入力されて、その画像情報に基づいて露光部4から感光体ドラム5の表面に向けて露光光が発せられる。
一方、作像部において、感光体ドラム5は図1中の反時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5の表面に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部で、レジストローラにより搬送されたシートP上に転写される。
一方、感光体ドラム5の位置に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、画像形成装置1の複数の給送部10のうち、1つの給送部10が自動又は手動で選択される。
そして、給送部10にロール状に巻き付けられたシートPが、原稿のサイズ(又は、外部端末から入力された画像情報)に合わせてカットされて、そのシートPが搬送経路K0に搬送される。
そして、シートPは、搬送経路K0を通過して、レジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達したシートPは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、感光体ドラム5(転写部)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。そして、定着装置20によって、シートP上の画像が熱定着される。そして、画像が定着されたシートPは、画像形成装置1から排出される。
ここで、本実施の形態では、画像形成装置1にシート折り装置50が設置されている。そして、画像形成装置1から排出されたシートPがシート折り装置50に搬送されて、搬送されたシートPに対して折り処理が施されることになる。
詳しくは、図1を参照して、まず、画像形成装置1からシート折り装置50に搬送されたシートPは、第1、第2搬送経路K1、K2を経由して、搬送ローラ対51の位置に達する。そして、シートPは、搬送ローラ対51によって搬送されて、一対の可動ガイド部材53、54によって、一方の折りローラ対55に向けて案内されたり、他方の折りローラ対56に向けて案内されたりする。そして、一対の折りローラ対55、56によって蛇腹折りなどの折り処理がシートPに施されながら、折り目が形成されたシートPの部分が排出ガイド部材65、66に案内されながら順次に排出ベルト装置68(載置部)上に排出・載置される。そして、排出ベルト装置68上に載置されたシートP(すべての折り処理が終了したものである。)は、不図示の取出部に搬送されて、取出口69からユーザーによって取り出されることになる。
なお、シート折り装置50については、後で、図2~図9等を用いて、さらに詳しく説明する。
ここで、本実施の形態におけるシート折り装置50には、手差し用のシート給送部90が設置されている。そして、画像形成装置1を介さずに、シートPに直接的に折り処理を施したい場合には、シートPが手差し用のシート給送部90にセットされる。手差し用のシート給送部90にセットされたシートPは、第3搬送経路K7を介してシート折り装置50内に搬送される。そして、シート折り装置50において、上述したものと同様に、シートPに対する折り処理がおこなわれることになる。
以下、本実施の形態におけるシート折り装置50において、特徴的な構成・動作について詳述する。
図2を参照して、シート折り装置50には、搬送ローラ対51や、一対の折りローラ対55、56や、一対の可動ガイド部材53、54や、一対の排出ガイド部材65、66や、載置部としての排出ベルト装置68や、シート検知センサ61~63、などが設置されている。
搬送ローラ対51は、折りローラ対55、56に向けてシートPを搬送するものである。
詳しくは、搬送ローラ対51は、駆動ローラと従動ローラとが圧接してニップを形成したものであって、第1駆動手段としての搬送モータ91によって図2の矢印方向に回転駆動される。これにより、搬送ローラ対51のニップに挟持されたシートPが、図2の略垂直方向下方に向けて搬送されることになる。
一対の折りローラ対55、56は、それぞれ、シートPに折り目を形成する折り処理部として機能するものである。
詳しくは、一対の折りローラ対55、56は、その上流側に配置された搬送ローラ対51のニップを通る仮想接線(図2にて破線矢印で示す搬送方向に沿った略垂直方向に延びる仮想線である。)を跨ぐようにそれぞれ配置されている。具体的に、第1折りローラ対55は、上述した仮想接線に対して図2の左方に配置され、第2折りローラ対56は、上述した仮想接線に対して図2の右方に配置されている。
また、一対の折りローラ対55、56は、双方の間でシートPを正逆方向に搬送可能に形成されている。具体的に、第1折りローラ対55のニップを通る仮想接線と、第2折りローラ対56のニップを通る仮想接線と、はいずれも略水平方向に延びる仮想線であって、一致するように構成されている。そして、図4(B)、(D)等に示すように一対の折りローラ対55、56が互いに同じ方向に回転することで、2つの折りローラ対55、56の間でシートPが、正方向(図2の左方である。)に搬送されたり、逆方向(図2の右方である。)に搬送されたりすることになる。
また、図3を参照して、一対の折りローラ対55、56は、それぞれ、搬送ローラ対51に近い側に配置された上ローラ55a、56a(従動ローラ)と、搬送ローラ対51から遠い側に配置された下ローラ55b、56b(駆動ローラ)と、が圧接してニップを形成したものである。
そして、シートPが折り返された状態で、折りローラ対55、56のニップに搬送されて、そのニップにおける圧力によってシートPの折り返した部分に折り目Aが形成されることになる。
なお、本実施の形態では、図2に示すように、第1折りローラ対55と第2折りローラ対56との間(後述する第1排出ガイド部材65と第2排出ガイド部材66との間)に、シートPを排出するための排出口57が設けられている。そして、折り目が形成されたシートPは、この排出口57から下方に排出されて、載置部としての排出ベルト装置68上に順次スタックされていくことになる。
また、一対の折りローラ対55、56は、第3駆動手段としての駆動モータ94、95による駆動によって、それぞれ別々に回転駆動するように構成されている。具体的に、第1駆動モータ94によって第1折りローラ対55が回転駆動されたり、第2駆動モータ95によって第2折りローラ対56が回転駆動されたりすることになる。2つの駆動モータ94、95は、いずれも、正逆双方向回転型のモータであって、制御部80の制御により正方向に回転することで折りローラ対55、56を正方向に回転させて、制御部80の制御により逆方向に回転することで一対の折りローラ対55、56を逆方向に回転させることになる。
なお、本実施の形態では、2つの駆動モータ94、95によって2つの折りローラ対55、56をそれぞれ別々に回転駆動するように構成したが、1つの駆動モータ(駆動機構)によって2つの折りローラ対55、56を一体的に回転駆動するように構成することもできる。
ここで、本実施の形態では、搬送ローラ対51によって搬送されるシートPを、一対の折りローラ対のうち、一方の折りローラ対55に向けて案内したり、他方の折りローラ対56に向けて案内したりする一対の可動ガイド部材53、54が設けられている。
この一対の可動ガイド部材(第1可動ガイド部材53と第2可動ガイド部材54とである。)は、搬送ローラ対51から折りローラ対55、56に至る搬送経路において搬送ローラ対51のニップを通る仮想接線(先に説明した略垂直方向に延びる仮想線である。)を跨ぐようにそれぞれ配置されていて、それぞれ別々に上下方向に移動可能に構成されている。具体的に、第1可動ガイド部材53は、上述した仮想接線に対して図2の右方に配置され、第2可動ガイド部材54は、上述した仮想接線に対して図2の左方に配置されている。第1可動ガイド部材53と第2可動ガイド部材54とは、いずれも略弓状に形成されていて、上述した仮想接線に対して互いに線対象(左右対称)となっている。
また、図2を参照して、第1、第2可動ガイド部材53、54は、第2駆動手段としての第1、第2移動機構92、93によってそれぞれ別々に回動されるように構成されている。
具体的に、第1移動機構92は、第1可動ガイド部材53の回転軸を時計方向や反時計方向に回動させて、第1可動ガイド部材53のガイド軸53aをガイドレールに沿って移動させることで、第1可動ガイド部材53を上下動させるものである。そして、制御部80の制御により第1移動機構92が正逆方向に駆動されることで、第1可動ガイド部材53が、図2、図4(B)等に示す基準位置に移動したり、図4(A)等に示すガイド位置に移動したりすることになる。
同様に、第2移動機構93は、第2可動ガイド部材54の回転軸を時計方向や反時計方向に回動させて、第2可動ガイド部材54のガイド軸54aをガイドレールに沿って移動させることで、第2可動ガイド部材54を上下動させるものである。そして、制御部80の制御により第2移動機構93が正逆方向に駆動されることで、第2可動ガイド部材54が、図2、図4(A)等に示す基準位置に移動したり、図4(B)等に示すガイド位置に移動したりすることになる。
そして、第1、第2可動ガイド部材53、54が図4(A)等に示すガイド位置に移動して停止することで、シートPを第1折りローラ対55のニップに向けて案内するガイド部材として機能することになる。また、第1、第2可動ガイド部材53、54が図4(B)等に示すガイド位置に移動して停止することで、シートPを第2折りローラ対56のニップに向けて案内するガイド部材として機能することになる。
なお、一対の可動ガイド部材53、54を上下動させる移動機構92、93は、上述したものに限定されず、種々の形態のものを用いることができる。
ここで、図2に示すように、本実施の形態におけるシート折り装置50には、折り目が形成されたシートPが排出される排出口57が、一対の折りローラ対55、56の間に配置されている。
詳しくは、後述する一対の排出ガイド部材(第1排出ガイド部材65と第2排出ガイド部材66とである。)の間は、空間となっていて、折り処理後のシートPを排出するための排出口57として機能する。すなわち、排出口57は、一対の排出ガイド部材65、66の間の空間に形成されている。そして、シートPは、一対の折りローラ対55、56によって所望の数の折り目が順次形成されることになるが、シートPに折り目が形成されるたびに、その部分が排出口57から下方に搬送(排出)されて、順次、排出ベルト装置68(載置部)上にスタックされていくことになる。
図2を参照して、排出ベルト装置68は、排出口57から排出されたシートPが載置される載置部として機能するものである。排出ベルト装置68(載置部)は、一対の折りローラ対55、56の下方に配置されている。
特に、本実施の形態において、載置部としての排出ベルト装置68は、排出ベルト装置68(排出ベルト68a)に載置されたシートPを略水平方向(図2の左右方向である。)に移動可能に構成されている。
詳しくは、排出ベルト装置68(排出ベルト68a)は、一対の折りローラ対55、56の下方で、一対の折りローラ対55、56の範囲よりも広い範囲で、略水平方向に延在するように配置されている。そして、排出ベルト装置68(載置部)は、排出ベルト68a、駆動ローラ68b、従動ローラ68cなどで構成されている。排出ベルト68aは、駆動ローラ68bと従動ローラ68cとに張架・支持されている。駆動ローラ68bは、第5駆動手段としてのベルトモータ98(正逆双方向に回転可能なモータである。)に接続されている。そして、制御部80に制御されたベルトモータ98によって、駆動ローラ68bが図2の時計方向に回転駆動されることで排出ベルト68aが時計方向に走行して排出ベルト68aに載置されたシートPが図2の右方に移動したり、駆動ローラ68bが図2の反時計方向に回転駆動されることで排出ベルト68aが反時計方向に走行して排出ベルト68aに載置されたシートPが図2の左方に移動したりすることになる。
なお、このような排出ベルト装置68によるシートPの略水平方向の移動(往復移動)は、所望の数の折り目A1~A4がすべて形成された後のシートPに対して、後述する排出ガイド部材65、66を用いてさらに折り目を強固に形成するときなどにおこなわれるものであるが、これについては後で図6等を用いて詳しく説明する。
図2、図3等を参照して、排出ガイド部材65、66は、排出口57から排出されたシートPの折り目Aが摺接可能に形成されていて、そのシートPを排出ベルト装置68(載置部)に向けて案内するためのものである。
詳しくは、排出ガイド部材は、一対の折りローラ対55、56にそれぞれ近設された一対の排出ガイド部材65、66であって、その上流側に配置された搬送ローラ対51のニップを通る仮想接線(図2にて破線矢印で示す搬送方向に沿った略垂直方向に延びる仮想線である。)を跨ぐようにそれぞれ配置されている。具体的に、第1排出ガイド部材65は、上述した仮想接線に対して図2の左方に配置され第1折りローラ対55に近設していて、第2排出ガイド部材66は、上述した仮想接線に対して図2の右方に配置され第2折りローラ対56に近設している。第1排出ガイド部材65と第2排出ガイド部材66とは、いずれも断面が略扇状に形成されていて、上述した仮想接線に対して互いに線対象(左右対称)となっている。
そして、図4(C)、図5(A)、(D)等に示すように、シートPが第2折りローラ対56によって排出口57から排出ベルト装置68(載置部)に向けて排出(搬送)されるときには、その折り目A2、A4(又は、先端A0)が第1排出ガイド部材65の排出ガイド部65b(図3参照)に摺接可能にガイドされながら導かれることになる。これに対して、図4(E)、図5(C)等に示すように、シートPが第1折りローラ対55によって排出口57から排出ベルト装置68(載置部)に向けて排出(搬送)されるときには、その折り目A1、A3が第2排出ガイド部材66の排出ガイド部66b(図3参照)に摺接可能にガイドされながら導かれることになる。
このように、本実施の形態におけるシート折り装置50には、排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出されるシートPの折り目Aが摺接可能な排出ガイド部材65、66を設けているため、シートPの折り目Aに大きな負荷を与えず、折り目Aがスムーズに排出ベルト装置68に導かれることになる。したがって、排出ベルト装置68(載置部)上に排出され載置されたシートPの折り目Aが、きれいに折られた状態で整然とスタックされることになる。そのため、ユーザーに、しっかりした折り目が形成されて全体の厚みが抑えられ、見映えが良いシートP(折り処理後のシートPである。)を提供することが可能になる。
さらに詳しくは、図3を参照して、排出ガイド部材65、66は、略扇状の部材であって、搬送ガイド部65a、66a、排出ガイド部65b、66b、突出部65c、66c(返し部)などが形成されている。
排出ガイド部65b、66bは、折りローラ対55、56の下ローラ55b、56b(下方の折りローラ)の外周面の一部に沿うように形成された曲面であって、排出口57から排出されたシートPをガイドするとともにシートPの折り目Aが摺接可能に構成されている。特に、本実施の形態において、排出ガイド部65b、66bは、排出口57から離れた側を基点Xとして。その基点Xからの距離が、排出口57に近い側(上方)から遠い側(下方)に向けて漸減するように形成されている。換言すると、排出ガイド部65b、66bは、折りローラ対55、56の下ローラ55b、56bの回転中心X(又は、排出ガイド部材65、66の回転中心X)からの距離が、排出口57に近い側(上方)から遠い側(下方)に向けて漸減するように形成されている。これにより、排出ガイド部65b、66bに案内されるシートP(折り目A)は、折りローラ対55、56の下ローラ55b、56bに対する距離が徐々に減少して、滑り込むように緩やかにガイドされながら、排出ベルト装置68上にスムーズに載置されることになる。
搬送ガイド部65a、66aは、一対の折りローラ対55、56の間でのシートPの略水平方向の搬送を案内するためのものである。搬送ガイド部65a、66aは、略水平面であって、図4(B)、(D)、図5(B)等に示すように、シートPの一部が一対の折りローラ対55、56の間で搬送されるときに、その一部をガイドすることになる。これにより、一対の折りローラ対55、56の間でのシートPの搬送性が向上することになる。
突出部65c、66cは、搬送ガイド部65a、66aと排出ガイド部65b、66bとの境界部において、排出ガイド部65b、66bから離れる方向に突出するように形成されている。この突出部65c、66cは、図4(C)、(E)、図5(A)、(C)等に示すように、排出ガイド部材65、66が回転中心X(図3参照)を中心に上方に回転した状態で、シートPの折り目Aをガイドするときに、シートPの折り目Aが、搬送ガイド部65a、66a側に移動することなく、排出ガイド部65b、66b側に導かれるようにストッパとして機能する。
ここで、図4、図5に示すように、一対の排出ガイド部材65、66は、それぞれ、正逆方向に回転可能に構成されている。
詳しくは、図3を参照して、排出ガイド部材65、66は、折りローラ対55、56のうち下方の折りローラ(下ローラ55b、56bである。)の回転中心Xと同じ回転中心Xを中心にして回転するように構成されている。具体的に、排出ガイド部材65、66は、その回転軸が、下ローラ55b、56bの回転軸と同軸上に、その回転とは関係なく独立して回転可能に配置されている。また、排出ガイド部材65、66は、その回転軸が、第4駆動手段としての第1、第2モータ96、97に接続されている。第1排出ガイド部材65は、制御部80により制御される第1モータ96によって、第1折りローラ対55の回転・非回転とは無関係に独立して、図3の時計方向に回転したり反時計方向に回転したりする。同様に、第2排出ガイド部材66は、制御部80により制御される第2モータ97によって、第2折りローラ対56の回転・非回転とは無関係に独立して、図3の時計方向に回転したり反時計方向に回転したりする。
そして、一対の折りローラ対55、56のうち一方の折りローラ対から排出口57を介して排出ベルト装置68(載置部)に向けてシートPが排出される場合には、一対の排出ガイド部材65、66のうち他方の折りローラ対に近設した排出ガイド部材の排出ガイド部が一対の折りローラ対55、56の間の搬送経路を遮るように、その排出ガイド部材が回転することになる。これにより、折りローラ対55、56によって排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出(搬送)されるシートPの折り目A(又は、先端A0)が、排出ガイド部材65、66の排出ガイド部65b、66bに摺接可能に導かれやすくなる。
また、そのように一方の折りローラ対から排出口57を介して排出ベルト装置68(載置部)に向けてシートPが排出される場合には、一方の折りローラ対に近設した排出ガイド部材の搬送ガイド部がシート搬送方向に下方に傾斜するように、その排出ガイド部材が回転することになる。これにより、折りローラ対55、56によって排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出(搬送)されるシートPの折り目A(又は、先端A0)が、排出ガイド部材65、66の排出ガイド部65b、66bに摺接可能に導かれやすくなる。
具体的に、図4(C)、図5(A)等に示すように、第2折りローラ対56から排出口57を介して排出ベルト装置68に向けてシートPが排出される場合には、第1排出ガイド部材65が上方に移動(回転中心Xを中心に反時計方向に僅かな角度だけ回転)して、第2排出ガイド部材66が下方に移動(回転中心Xを中心に反時計方向に僅かな角度だけ回転)することになる。
これに対して、図4(E)、図5(C)等に示すように、第1折りローラ対55から排出口57を介して排出ベルト装置68に向けてシートPが排出される場合には、第2排出ガイド部材66が上方に移動(回転中心Xを中心に時計方向に僅かな角度だけ回転)して、第1排出ガイド部材65が下方に移動(回転中心Xを中心に時計方向に僅かな角度だけ回転)することになる。
なお、本実施の形態では、排出口57を介して排出ベルト装置68に向けてシートPを排出する場合に、2つの排出ガイド部材65、66のうち一方が上方に移動して他方が下方に移動するようにしたが、2つの排出ガイド部材65、66の移動はこれに限定されることなく、例えば、2つの排出ガイド部材65、66のうち一方が上方に移動して他方が必ずしも下方に移動しないようにしてもよいし、2つの排出ガイド部材65、66のうち一方が必ずしも上方に移動しなくて他方が下方に移動するようにしてもよい。そのような場合であっても、上方に移動した排出ガイド部材のみ、又は、下方に移動した排出ガイド部材のみ、でシートPを排出ベルト装置68に向けて良好に案内することができる。
また、図6を参照して、排出ガイド部材65、66は、排出ガイド部65b、66b(図3参照)が排出ベルト装置68(載置部)に近づくように回転して、排出ベルト装置68に載置されたシートPの折り目Aを排出ガイド部65b、66bで押圧可能に構成されている。
すなわち、排出ガイド部材65、66を回転中心Xを中心にして大きな角度で回転させることで、所望の数の折り目A1~A4がすべて形成されて排出ベルト装置68上に載置されたシートPに対して、その折り目A1~A4の部分を、排出ガイド部65b、66bによって再押圧している。これにより、折りローラ対55、56によって一度折り処理が施されたシートPに対して、一層しっかりとした折り目A1~A4が形成されることになる。
特に、本実施の形態では、排出ベルト装置68によって排出ベルト68a上のシートPを水平方向に移動できるように構成しているため、シートPの折り幅(折り面の搬送方向の長さ)に関係なく、シートPの折り目Aの位置を、排出ガイド部65b、66bによって押圧可能な位置に移動することができる。そのため、上述した効果が発揮されやすくなる。
また、本実施の形態における排出ガイド部65b、66bは、先に説明したように、排出ガイド部材65、66の回転中心Xからの距離が、排出口57に近い側から遠い側に向けて漸減するように形成されている。そのため、排出ガイド部材65、66によって排出ベルト装置68上のシートPの折り目A1~A4を押圧するときに、排出ガイド部材65、66がシートPに引っ掛かって、シートPが捲れてしまう不具合が生じにくくなる。
なお、本実施の形態において、排出ガイド部材65、66によって排出ベルト装置68上のシートPの折り目A1~A4を押圧するときに、最初に排出ガイド部65b、66bとシートPとの間に隙間を形成して、その後に排出ガイド部材65、66が押圧方向に移動して折り目Aを押圧するように構成することもできる。
ここで、図2に示すように、本実施の形態におけるシート折り装置50には、3つのシート検知センサ61~63が設置されている。これらのシート検知センサ61~63は、いずれも発光素子と受光素子とからなる反射型フォトセンサであって、その位置にシートPがあるか否かを光学的に検知するものである。
詳しくは、第1シート検知センサ61は、搬送ローラ対51のニップに対して搬送方向上流側に配置されている。第2シート検知センサ62は、第1折りローラ対55のニップに対して第2折りローラ対56から離れる側(図2の左方である。)に配置されている。第3シート検知センサ63は、第2折りローラ対56のニップに対して第1折りローラ対55から離れる側(図2の右方である。)に配置されている。
そして、第1シート検知センサ61と第2シート検知センサ62と第3シート検知センサ63とによって、それぞれシートPの先端や後端や折り目を検知して、それらを検知してからタイマー81で時間を計測しながら狙いの動作タイミングで、搬送モータ91、第1、第2移動機構92、93、第1、第2駆動モータ94、95、第1、第2モータ96、97、ベルトモータ98をそれぞれ別々に制御して、シートPに所望の折り処理を施している。
このように、3つのシート検知センサ61~63による検知結果に基づいて制御部80によってモータ91~94を制御することにより、シートPに所望の折り目を高精度に形成することができる。
なお、具体的な折り処理動作については、次に、図4~図6の動作図や、図7のフローチャートなどを用いて、さらに詳しく説明する。
以下、図4(A)~(F)、図5(A)~(E)、図6(A)~(C)を用いて、長尺のシートPに4箇所の折り目A1~A4を形成する折り処理(蛇腹折り)を施すときの、シート折り装置50の動作について詳しく説明する。
なお、本実施の形態におけるシート折り装置50でおこなわれる折り処理は、図7に示す制御フローに基づいて実行されるため、図4(A)~(F)、図5(A)~(E)、図6(A)~(C)を用いた動作の説明に合わせて、適宜、図7の制御フローにおけるステップS1~S19との関係について示すことにする。
搬送ローラ対51のニップ入口近傍に設置された第1シート検知センサ61によってシートPの先端が検知されると、画像形成装置1からシートPが出力されて搬入口に到達されたものとして折り処理が開始される(図7:ステップS1~S3)。
まず、搬送ローラ対51や折りローラ対55、56や排出ベルト装置68が駆動されて、シートPの搬送がおこなわれる(図7:ステップS4)。具体的に、図4(A)に示すように、搬送モータ91がオンされて搬送ローラ対51が回転駆動されて、第1、第2駆動モータ94、95がオンされて第1、第2折りローラ対55、56が正方向に回転駆動される。また、ベルトモータ98がオンされて排出ベルト68aが時計方向に回転されて、排出ベルト68a上にシートPが残留している場合に、そのシートPが取出部(トレイ)上に移動されて、ベルトモータ98は所定時間後に折りローラ対と同じ方向(シートPを搬送する方向)に回転される。
その後、折り目が形成されたかが判別されて(図7:ステップS5)、折り目が形成されていないものと判別された場合には、可動ガイド部材53、54を稼働して可動ガイド部材53、54によってシートPを折りローラ対55、56のニップに案内して(図7:ステップS6)、折りローラ対55、56によってシートPに折り目を形成する(図7:ステップS7)。
そして、その折り目がシート検知センサ62、63によって検知されて(図7:ステップS8)、その検知されたときからの時間から指定された折りサイズが満足されるものと判別され(図7:ステップS9)、その検知されたときからの時間から求まる通過量(搬送量)に所定距離A(シート検知センサ62、63から排出口57までの距離)を加えた値が前回の折りサイズよりも大きいと判断されたときに(図7:ステップS12)、1つの折り目が形成されたものとして、搬送側(折り目を形成した側)の排出ガイド部材を下降させて、その反対側の排出ガイド部材を上昇させて、その折り目の部分を排出口57を介して排出ベルト装置68に向けて搬送する(図7:ステップS11、S12)。このとき、折りローラ対55、56は、折り目を形成するときの回転方向に対して逆方向に回転駆動(反転)されるが、排出ベルト装置68の排出ベルト68aも搬送されたシートPを呼び込む方向に回転駆動(反転)されることができる。また、排出ガイド部材65、66は、それぞれ、元の位置(図4(D)、(F)、図5(B)等に示す回動位置である。)に戻るように回動される(図7:ステップS12)。
図7のステップS4~S12の動作は、指定された数の折り目A1~A4がすべて形成されるまで繰り返されることになる(図7:ステップS13)。
具体的に、まず、図4(A)に示すように、搬送ローラ対51によって搬送されたシートPが、第1可動ガイド部材53によって、第1折りローラ対55のニップに案内されることになる。
その後、第1可動ガイド部材53が基準位置に戻されて、第2シート検知センサ62によってシートPが検知されてから所定時間が経過した後に第1、第2折りローラ対55、56が逆方向に回転駆動される。また、第2移動機構93がオンされて第2可動ガイド部材54が基準位置からガイド位置に移動される。これにより、図4(B)に示すように、シートPは、軽く折り部が形成された状態で、搬送ローラ対51と第1折りローラ対55とに搬送されながら、第2可動ガイド部材54によって案内されて第2折りローラ対56のニップに向かうことになる。
そして、図4(C)に示すように、シートPの先頭(軽く折り部が形成された部分)が第2折りローラ対56のニップに達すると、そのニップの圧力によって、しっかりとした折り目A1(第1折り目)が形成されることになる。
その後、図4(C)を参照して、シートPの折り目A1が第3シート検知センサ63によって検知されてから所定時間が経過した後に、折りローラ対55、56の回転方向が逆転される。また、第1排出ガイド部材65が上方に回転され、第2排出ガイド部材66が下方に回転される。こうして、シートPの先端A0が第1排出ガイド部材65に案内されながら、排出口57から下方に導かれて、図4(D)に示すように、排出ベルト装置68上に載置されることになる。
その後、図4(D)に示すように、第1可動ガイド部材53が基準位置からガイド位置に移動される。これにより、シートPは、軽く折り部が形成された状態で、搬送ローラ対51と折りローラ対56とに搬送されながら、第1可動ガイド部材53によって案内されて第1折りローラ対55のニップに向かうことになる。そして、図4(D)に示すように、シートPの先頭(軽く折り部が形成された部分)が第1折りローラ対55のニップに達すると、そのニップの圧力によって、しっかりとした折り目A2(第2折り目)が形成されることになる。
その後、図4(E)、(F)を参照して、シートPの折り目A2(第2折り目)が第2シート検知センサ62によって検知されてから所定時間が経過した後に、折りローラ対55、56の回転方向が逆転される。また、第2排出ガイド部材66が上方に回転され、第1排出ガイド部材65が下方に回転される。こうして、シートPの折り目A1(第1折り目)が第2排出ガイド部材66に案内されながら、排出口57から下方に導かれて、図5(A)に示すように、排出ベルト装置68上に載置されることになる。
その後、図5(A)に示すように、第2折りローラ対56の位置で第3折り目A3が形成されて、第2折り目A2が第1排出ガイド部材65に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。
さらに、図5(B)に示すように、第1折りローラ対55の位置で第4折り目A4が形成されて、図5(C)に示すように、第3折り目A3が第2排出ガイド部材66に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。
そして、図5(D)に示すように、第2折りローラ対55の位置でシートPの後端A5が挟持された状態で、第4折り目A4が第1排出ガイド部材65に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。
そして、図5(E)に示すように、最終的に、排出ベルト装置68上に、すべての折り目A1~A4が形成されたシートPが載置されることになる。
ここで、図7のステップS13において、指定されたすべての折り目A1~A4がシートPに形成されたものと判別されると、搬送ローラ対51の回転駆動を停止する(図7:ステップS14)。そして、最終折り目(又は、シートPの後端A5)を排出口57まで搬送して(図7:ステップS15)、シートPの後端の排出処理をおこなう(図7:ステップS16)。このとき、折りローラ対55、56や排出ベルト68aは反転される。
その後、排出ベルト装置68上のシートP(指定されたすべての折り処理が終了したものである。)の折り目A1~A4の位置を調整するように、ベルトモータ98によって排出ベルト装置68が駆動されて(図7:ステップS17)、排出ガイド部材65、66による押圧による折り目A1~A4の強化がおこなわれる(図7:ステップS18)。そして、すべての処理が終了したシートPは、排出ベルト装置68によって取出口69(図1参照)によって取出し可能な取出部(トレイ)上に排出されることになる(図7:ステップS19)。
具体的に、図6(A)に示すように、排出ベルト装置68上に、指定されたすべての折り目A1~A4が形成されたシートPが載置されると、第1、第2排出ガイド部材65、66が下方に大きく回転される。そして、そのタイミングに合わせるように、図6(B)に示すように、排出ベルト68aが反時計方向に走行されて、右方の折り目A1、A3が第2排出ガイド部材66によって下方に押圧されて、右方の折り目A1、A3が強化される。その後、再び第1、第2排出ガイド部材65、66を上下動させて、そのタイミングに合わせるように、図6(C)に示すように、排出ベルト68aが時計方向に走行されて、左方の折り目A2、A4が第1排出ガイド部材65によって下方に押圧されて、左方の折り目A2、A4が強化される。
次に、図8(A)~(F)を用いて、最終折り面(第3折り目A3から後端に至るシート面である。)の長さが、他の折り幅(他の折り面の搬送方向の長さである。)よりも長くなるように設定されている場合の、シート折り装置50の動作の一例について説明する。
なお、図8(A)~(F)の動作は、図4(A)~(F)の動作に続くものであって、最終折り面の長さが短く設定された場合の図5(A)~(E)の動作に対応するものである。
図8(A)に示すように、第2折りローラ対56の位置で第3折り目A3が形成されて、第2折り目A2が第1排出ガイド部材65に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。
さらに、図8(B)に示すように、第1折りローラ対55の位置で第4折り目A4が形成されて、図8(C)に示すように、第3折り目A3が第2排出ガイド部材66に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。
そして、図8(D)に示すように、第2折りローラ対55の位置でシートPの第5折り目A5が形成されて、第4折り目A4が第1排出ガイド部材65に案内されながら排出口57から排出ベルト装置68に向けて排出される。このとき、最終シート面は長く設定されているため、シートPの後端が搬送ローラ対51に挟持された状態になっている。
そして、シートPの後端が搬送ローラ対51に挟持された状態で、図8(E)に示すように搬送ローラ対51を逆回転させて、第2折りローラ対56と搬送ローラ対51との間でシートPを引っ張った状態にする。
その後、図8(E)に示すように、第2折りローラ対56の逆回転によって第5折り目A5を排出口57に向けて搬送する。このとき、第5折り目A5は第2折りローラ対56と搬送ローラ対51との間で引っ張られた状態であるため、下方に回転した第2排出ガイド部材66に案内されながら、排出口57から下方に落下していくことになる。
そして、図8(F)に示すように、搬送ローラ対51が再び正方向に回転されて、シートPの後端が搬送ローラ対51から送出される。そして、最終的に、排出ベルト装置68上に、すべての折り目A1~A5が形成されたシートPが載置されることになる。
このように、本実施の形態では、最終折り面の長さに応じて、シートPの後端を搬送するときの動作が異なることになる。
具体的に、図9に示すように、最終の折り目が形成されて、その折り目がシート検知センサ62、63によって検知されると(ステップS20、S21)、最終折り面の長さ(最終折り目から後端に至るシート面の搬送方向の長さである。)が、他の折り幅(他の折り面の搬送方向の長さである。)よりも長くなるように設定されているかが判別される(ステップS22)。その結果、最終折り面の長さが短く設定されているものと判別された場合には、最終折り面が直前の折り面に一体化されているものとして排出される(ステップS24)。すなわち、図5(A)~(E)に示したような動作がおこなわれることになる。
これに対して、ステップS22にて、最終折り面の長さが長く設定されているものと判別された場合には、図8(A)~(F)で説明したような最終折り面の処理がおこなわれることになる(ステップS23)。
このような制御をおこなうことで、最終折り面の長さに関係なく、所望の折り処理が施されたシートPを排出ベルト装置68上にきれいに載置することができる。
なお、最終折り面の長さを長く設定する場合としては、他の折り面から突出した部分にパンチ処理などを施したい場合などがある。
なお、図4、図5を用いた動作例ではシートPに4つの折り目A1~A4を形成する折り処理について説明して、図4、図8を用いた動作例ではシートPに5つの折り目A1~A5を形成する折り処理について説明したが、図7に示す制御フローにのっとって他の折り処理(例えば、1つ折り、3つ折り、Z折り、観音折りなどである。)をおこなうこともできる。
<変形例>
図10(A)~(F)は、それぞれ、変形例としての排出ガイド部材65、66を示す図である。
本実施の形態における排出ガイド部材65、66は、略扇状であって、回転中心Xから排出ガイド部65b、66bまでの距離が上方から下方にかけて漸減するように曲面状に形成されたものである。
これに対して、図10(A)に示すように、排出ガイド部65b、66bを平面状に形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。また、図10(B)に示すように、回転中心Xから排出ガイド部65b、66bまでの距離が上方から下方にかけて一定になるように曲面状に形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。また、図10(C)に示すように、排出ガイド部65b、66bを凹曲面状に形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。また、図10(D)に示すように、排出ガイド部65b、66bを凸曲面状と凹曲面状とを組み合わせて形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。これらの排出ガイド部65b、66bの形状は、一対の折りローラ対55、56や排出ベルト装置68(載置部)の形状やレイアウトなどに応じて最適なものを選択することが好ましい。
さらに、図10(E)に示すように、回転中心Xから排出ガイド部65b、66bまでの距離が上方から下方にかけて一定になるように曲面状に形成するとともに、突出部65c、66cを形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。また、図10(F)に示すように、略「く」の字状の突出部65c、66cを形成した排出ガイド部材65、66を用いることもできる。これらの突出部65c、66cの形状も、一対の折りローラ対55、56や排出ベルト装置68(載置部)の形状やレイアウトや排出ガイド部材65、66の回転角度などに応じて最適なものを選択することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態におけるシート折り装置50は、シートPに折り目をそれぞれ形成する一対の折りローラ対55、56と、一対の折りローラ対55、56の間に配置されて折り目Aが形成されたシートPが排出される排出口57と、排出口57から排出されたシートPが載置される排出ベルト装置68(載置部)と、が設けられている。そして、排出口57から排出されたシートPの折り目Aが摺接可能に形成されて、そのシートPを排出ベルト装置68に向けて案内する排出ガイド部材65,66が設けられている。
これにより、一対の折りローラ対の間の排出口から排出されて排出ベルト装置68(載置部)に載置されたシートPの折り目A1~A4を、きれいに折られた状態にすることができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1が設置された画像形成システム100に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置が設置された画像形成システムに対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1が設置された画像形成システムに対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、孔版印刷装置などである。)が設置された画像形成システムに対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、折り処理のみをおこなうシート折り装置50に対して本発明を適用したが、折り処理に加えて別の処理(例えば、パンチ処理、綴じ処理、スタンプ処理などである。)をおこなうことができるシート折り装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1に接続されたシート折り装置50に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、画像形成装置1に接続されておらずシート折り装置50として独立した装置であっても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置1の給送部10にロール状のシートP(ロール紙)が収納されるように構成したが、給送部に所定サイズにカットされたシート(カット紙)が収納されるように構成することもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、排出口57から排出されたシートPが載置される載置部として、シートPを略水平方向に移動可能な排出ベルト装置68を用いた。これに対して、シートPを略水平方向に移動する必要がない場合には、載置部として、所定位置に固定された略板状のトレイなどを用いることもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において「シート」とは、用紙はもちろんのこと、折り処理される対象となるすべてのシートを含むものと定義する。
1 画像形成装置、
50 シート折り装置(後処理装置)、
51 搬送ローラ対、
53 第1可動ガイド部材(可動ガイド部材)、
54 第2可動ガイド部材(可動ガイド部材)、
55 第1折りローラ対(折りローラ対)、
56 第2折りローラ対(折りローラ対)、
65 第1排出ガイド部材(排出ガイド部材)、
66 第2排出ガイド部材(排出ガイド部材)、
65a、66a 搬送ガイド部、
65b、66b 排出ガイド部、
65c、66c 突出部(返し部)、
68 排出ベルト装置(載置部)、
68a 排出ベルト、
100 画像形成システム、
X 回転中心、
P シート、
A1~A4 折り目。
特開2001-253633号公報

Claims (8)

  1. シートに折り目をそれぞれ形成する一対の折りローラ対と、
    前記一対の折りローラ対の間に配置されて、折り目が形成されたシートが排出される排出口と、
    前記一対の折りローラ対の下方に配置されて、前記排出口から排出されたシートが載置される載置部と、
    前記一対の折りローラ対にそれぞれ近設されて、前記排出口から排出されたシートの折り目が摺接可能に形成されて、当該シートを前記載置部に向けて案内する一対の排出ガイド部材と、
    を備え、
    前記一対の排出ガイド部材は、それぞれ、
    前記一対の折りローラ対の間でのシートの略水平方向の搬送を案内する搬送ガイド部と、前記排出口から排出されたシートをガイドするとともに当該シートの折り目が摺接可能な排出ガイド部と、を具備するとともに、
    正逆方向に回転可能に構成され、
    前記排出口は、前記一対の排出ガイド部材の間の空間に形成され、
    前記一対の折りローラ対のうち一方の折りローラ対から前記排出口を介して前記載置部に向けてシートが排出される場合には、前記一対の排出ガイド部材のうち他方の折りローラ対に近設した排出ガイド部材の排出ガイド部が前記一対の折りローラ対の間の搬送経路を遮るように、当該排出ガイド部材が回転することを特徴とするシート折り装置。
  2. 前記一方の折りローラ対から前記排出口を介して前記載置部に向けてシートが排出される場合には、前記一方の折りローラ対に近設した排出ガイド部材の前記搬送ガイド部がシート搬送方向に下方に傾斜するように、当該排出ガイド部材が回転することを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
  3. 前記排出ガイド部材は、折りローラ対のうち下方の折りローラの回転中心と同じ回転中心を中心にして回転することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
  4. 前記排出ガイド部は、前記下方の折りローラの前記回転中心を基点として、当該基点から当該ガイド部の表面までの距離が、前記排出口に近い側から遠い側に向けて漸減するように形成されたことを特徴とする請求項3に記載のシート折り装置。
  5. 前記排出ガイド部材は、前記排出ガイド部が前記載置部に近づくように回転して、前記載置部に載置されたシートの折り目を前記排出ガイド部で押圧可能に構成されたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のシート折り装置。
  6. 前記排出ガイド部材は、前記搬送ガイド部と前記排出ガイド部との境界部に、前記排出ガイド部から離れる方向に突出する突出部が形成されたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載のシート折り装置。
  7. 前記載置部は、当該載置部に載置されたシートを略水平方向に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のシート折り装置。
  8. シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置によって画像が形成されたシートに対して折り目を形成する請求項1~請求項7のいずれかに記載のシート折り装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
JP2019099420A 2019-05-28 2019-05-28 シート折り装置、及び、画像形成システム Active JP7276656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099420A JP7276656B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 シート折り装置、及び、画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099420A JP7276656B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 シート折り装置、及び、画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020193070A JP2020193070A (ja) 2020-12-03
JP7276656B2 true JP7276656B2 (ja) 2023-05-18

Family

ID=73546184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019099420A Active JP7276656B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 シート折り装置、及び、画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7276656B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247538A (ja) 1999-02-22 2000-09-12 Sks Kk シート折り機
JP2001192162A (ja) 2000-01-11 2001-07-17 Canon Inc 中綴じ折畳み製本排出装置及び画像形成装置
JP2007099507A (ja) 2005-09-08 2007-04-19 Ricoh Co Ltd シート処理装置及び画像形成装置
WO2018146798A1 (ja) 2017-02-10 2018-08-16 富士通周辺機株式会社 プリンタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6221680A (ja) * 1985-07-18 1987-01-30 ウオマコ・マシイネンコンストルクツイオネン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 薄い帯状材料をジグザグ状に折りたたみかつ裁断するための装置
JPH1036001A (ja) * 1996-07-26 1998-02-10 Fuji Xerox Co Ltd 紙折り装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247538A (ja) 1999-02-22 2000-09-12 Sks Kk シート折り機
JP2001192162A (ja) 2000-01-11 2001-07-17 Canon Inc 中綴じ折畳み製本排出装置及び画像形成装置
JP2007099507A (ja) 2005-09-08 2007-04-19 Ricoh Co Ltd シート処理装置及び画像形成装置
WO2018146798A1 (ja) 2017-02-10 2018-08-16 富士通周辺機株式会社 プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020193070A (ja) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7429037B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
US6889971B2 (en) Sheet finisher with air blowing member
JP4578549B2 (ja) 排紙装置、後処理装置、及び画像形成装置
US7794381B2 (en) Z-folding apparatus and sheet processing apparatus
JP7362840B2 (ja) 断裁装置及び画像形成システム
US20160176670A1 (en) Sheet post-processing device and sheet post-processing method
JP7276656B2 (ja) シート折り装置、及び、画像形成システム
US6371479B1 (en) Switchback device for use in image forming apparatus
JP4957714B2 (ja) 用紙後処理装置
JP7064713B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP7198428B2 (ja) シート折り装置、及び、画像形成システム
JP2017081665A (ja) 後処理装置、及び、画像形成装置
JP2009132533A (ja) 媒体処理装置及び媒体処理方法
JP6102416B2 (ja) 用紙揃え装置、後処理装置、及び、画像形成装置
JP7198427B2 (ja) シート折り装置、及び、画像形成システム
JP2006027864A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP7223260B2 (ja) シート折り装置、及び、画像形成システム
JP4208609B2 (ja) シート積載整合装置
JP4416674B2 (ja) 端面折り装置
JP2003026368A (ja) 用紙後処理方法、用紙後処理装置及び画像形成装置
JP2004244154A (ja) シート処理装置
JP2004338918A (ja) 紙折り方法、紙折り装置及び画像形成装置
JP6459036B2 (ja) 用紙折り処理装置、及び、画像形成装置
JP2021167236A (ja) 折り装置、及び、画像形成システム
JP5716907B2 (ja) シート折り装置、及び、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7276656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151