JP2004338918A - 紙折り方法、紙折り装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り位置が正確で、安定した折り処理が可能な紙折り方法と、紙折り装置、及びこのような紙折り装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転する第1折りローラ141に第1従動ローラ143を圧接して回転し、ニップ点N1で用紙Sを把持して搬送する。第1折りローラ141から離反した位置に第2折りローラ142が回転しており、これに圧接して回転する第2従動ローラ144とのニップ点N2に用紙先端が達し、引き続いて用紙Sを搬送する。用紙Sが所定の位置に達したとき第1折りローラと第2折りローラとを停止させ、切換手段145で第1折りローラと第2折りローラとを圧接させる。このとき、用紙Sに撓みa’が形成される。この後、第1折りローラを正転し、前記第2折りローラを逆転させることによって、撓みa’が折り目aとなって第1折りローラと第2折りローラとのニップ点N3を通過し、用紙を折る。
【選択図】 図2
【解決手段】回転する第1折りローラ141に第1従動ローラ143を圧接して回転し、ニップ点N1で用紙Sを把持して搬送する。第1折りローラ141から離反した位置に第2折りローラ142が回転しており、これに圧接して回転する第2従動ローラ144とのニップ点N2に用紙先端が達し、引き続いて用紙Sを搬送する。用紙Sが所定の位置に達したとき第1折りローラと第2折りローラとを停止させ、切換手段145で第1折りローラと第2折りローラとを圧接させる。このとき、用紙Sに撓みa’が形成される。この後、第1折りローラを正転し、前記第2折りローラを逆転させることによって、撓みa’が折り目aとなって第1折りローラと第2折りローラとのニップ点N3を通過し、用紙を折る。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、用紙を所定の位置で折り畳む紙折り装置に関し、特に、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置に後処理装置として接続も可能な紙折り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置によって画像が形成された用紙に対して、中折り、三つ折り、Z折り等の折り処理を行う紙折り装置として、特許文献1(特開2002−255446号)や、特許文献2(特開平10−194586号)が知られている。
【0003】
図10は、特許文献1に記載された従来の紙折り装置の構成を示す図である。後処理装置60は、画像が形成された用紙Sを排出する排出口ーラ61と、排出口ーラ61から後処理装置60の入口62へ用紙を導く入口案内板621とが接するように設置されることによって、図示しない画像形成装置と接続される。
【0004】
入口62を入るとすぐに、用紙Sの先端及び後端を検知するセンサPS1と穿孔手段63がある。穿孔手段63の下流には、用紙Sの曲がりを補正するためのレジストローラ64が設けてある。その先には用紙Sの搬送経路を切り替える切替部材69がソレノイドSD1によって揺動するように取り付けられている。
【0005】
切替部材69の上方には、折りローラ651,652,653が取り付けられており、折りローラ651と652、及び折りローラ652と653がそれぞれ圧接している。折りローラ651,652及び653の上方には、第1停止手段66が設けられている。第1停止手段66は、2つのローラ間に無端ベルトを取り付けたものであり、一方のローラに取り付けられたモータM1によって駆動される。無端ベルトには突き当て部661が取り付けてあり、用紙Sが突き当て部661より先に行かないようにしている。
【0006】
折りローラ653の下方には、第2停止手段67がある。第2停止手段67は、大きさの違う2つのローラに無端ベルトを取り付けてあり、小さいローラに取り付けられたモータM2によって駆動する。第2停止手段67の無端ベルトにも突き当て部671が取り付けられている。第2停止手段67の下流には、用紙Sを後処理装置60の外部へ排出する排出口ーラ68がある。
【0007】
図11は図10に示す紙折り装置60を用いてZ折り処理を行う手順を示した図である。(a)において、画像形成装置から搬送されてきた用紙Sは、レジストローラ64によって曲がりを補正されたあと、切替部材69によって第1停止手段66に向けて搬送される。用紙Sの先端は突き当て部661に突き当たって停止するが、レジストローラ64はそのまま搬送を続けるため、折りローラ651,652の付近でたわみが発生する。さらに、用紙Sの後端部を搬送しつづけると、折りローラ651,652のニップ点N4に用紙Sが巻き込まれ、折り目eが形成される。
【0008】
折りローラ651,652がそのまま図11(a)の矢印方向に回転しつづけることによって、用紙Sの折り目eは、図11(b)で示すように第2停止手段67の突き当て部671に突き当たって停止する。折りローラ651,652がそのまま回転しつづけ用紙Sがたわむと、今度は折りローラ652,653のニップ点N5に巻き込まれて、折り目fを形成し、Z折り処理が完了する。
【0009】
図11(c)において、折り目fをつけられた用紙Sは折りローラ653の周囲を回り再び第2停止手段67へ搬送される。このとき、突き当て部671は図10のモータM2によって、排出口ーラ68へ向かう搬送経路を開放する位置に移動している。Z折りされた用紙Sは排出口ーラ68によって外部に排出される。
【0010】
突き当て部661,671は無端ベルトによって位置を自由に変えることができるので、用紙SのサイズやZ折り処理以外の三つ折り処理や中折り処理も可能である。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−255446号 図2から図5
【0012】
【特許文献2】
特開平10−194586号 図7、図9、段落0074
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような後処理装置60では、図10,11に示すように、用紙Sのサイズによっては突き当て部661,671から、折りローラ651,652及び653のニップ点N4,N5までの距離が長くなることによって折り位置が安定しないという問題点がある。
【0014】
この紙折り装置に関しては、前記特許文献2も同様の構造となっており、同じ問題を有している。
【0015】
本発明は、前記の問題の解決を図ったもので、折り位置が正確で、安定した折り処理が可能な紙折り方法と、紙折り装置、及びこのような紙折り装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙折り方法は、回転する第1折りローラに第1従動ローラを圧接して回転し、ニップ点で用紙を把持して搬送し、第1折りローラから離反した位置で回転する第2折りローラとこれに圧接して回転する第2従動ローラとのニップ点に渡して用紙を搬送する工程と、前記用紙が所定の位置に達したとき第1折りローラと第2折りローラとを停止させる工程と、第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にすることで用紙に撓みを形成する工程と、前記第1折りローラを正転し、前記第2折りローラを逆転させることによって、前記撓みを第1折りローラと第2折りローラとのニップ点を通過させ折り目にして用紙を折る工程と、を有することを特徴としている。
【0017】
前記用紙を所定の位置に停止させる工程が、前記第1折りローラの上流側に用紙センサを設け、該用紙センサが用紙の先端を検知してから所定の時間経過後に前記第1折りローラと第2折りローラとを停止させる構成や、前記第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にする工程が、第2折りローラを移動することによって行う構成とすることができる。
【0018】
本発明の紙折り装置は、第1折りローラと、該第1折りローラに圧接する第1従動ローラと、第2折りローラと、該第2折りローラに圧接する第2従動ローラと、前記第1折りローラと第2折りローラとが、圧接する状態と離間する状態とに切り替える切換手段と、前記第1折りローラと第2折りローラの回転駆動手段と、を有することを特徴としている。
【0019】
前記紙折り装置に供給される用紙の端部を検知する用紙センサと、紙折り装置全体を制御する紙折り装置制御部と、を設けた構成や、前記用紙センサが、用紙の先端を検知する構成や、前記第1折りローラと第2折りローラとが離間した状態のとき、両ローラ間の隙間が2mm以上10mm以下である構成や、前記切換手段が、前記第2折りローラを移動する構成や、前記切換手段が、ソレノイド又はモータを有する構成とすることができる。
【0020】
本発明の画像形成装置は、いずれかの紙折り装置を後処理装置として備えたことを特徴としている。前記後処理装置が、給紙装置を有し該給紙装置の用紙が画像形成装置本体を通過することなく前記紙折り装置に給紙される構成とすることができる。
【0021】
【作用】
紙折り装置に用紙が搬送されてくると、回転する第1折りローラと第1従動ローラとのニップ点に入り、ここで把持されて搬送される。このニップ点を通過すると、次に、第1折りローラから離反した位置で回転する第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点に達し、ここでまた把持され、搬送される。
【0022】
用紙の先端が、第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点を通過して予め決められた位置に達すると、第1折りローラと第2折りローラとが停止する。そして、第1折りローラと第2折りローラのいずれか一方又は双方が移動して、離間した状態から圧接した状態に変化する。用紙は、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点と、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点とに把持された状態なので、両ニップ間で把持された用紙は、中間が撓んで折り目が形成されることになる。両ニップ間に折り目を形成することで、折り目の位置を正確にすることが可能となる。
【0023】
第1折りローラと第2折りローラとが接触すると、第1折りローラを正転させ、前記第2折りローラを逆転させることによって、前記折り目を第1折りローラと第2折りローラとのニップ点を通過させ用紙を折ることができる。
【0024】
第1折りローラの上流側に用紙センサを設け、該用紙センサが用紙の先端を検知してから所定の時間経過後に前記第1折りローラと第2折りローラとを停止させる構成とすれば、用紙の停止位置を正確に決めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の紙折り装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
画像形成装置本体Aは、画像読取手段1、画像処理手段2、画像書き込み手段3、画像形成手段4、給紙装置5、搬送手段6、定着手段7、再搬送手段(自動両面コピー搬送部ADU)8、制御手段9等を備えている。
【0026】
給紙装置5は、カセット給紙部5Aと大容量給紙部(LCT)5B、手差し給紙部5C、及び中間給紙ローラ5D、レジストローラ5E等を備えている。搬送手段6は、搬送ベルト6A、搬送路切り替え板6B、排紙ローラ6C等を備えている。
【0027】
画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿送り装置ADFが搭載されている。画像形成装置本体Aの図示の左側面の排紙ローラ6C側には、用紙後処理装置Bが連結されている。
【0028】
自動原稿送り装置ADFの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読取手段1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読み取られ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0029】
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理手段2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段3に信号を送る。
【0030】
画像書込手段3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成手段4の感光体ドラムに照射され、潜像を形成する。画像形成手段4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙装置5から送り出された用紙Sは、転写部において画像が転写される。
【0031】
画像を担持した用紙Sは、搬送ベルト6Aにより搬送され、定着手段7により定着処理され、排紙ローラ6Cから用紙後処理装置Bの用紙受入部10に送り込まれる。或いは搬送路切り替え板6Bにより再搬送手段8に送り込まれた表面に画像が形成された用紙Sは再び画像形成手段4において、裏面に画像が形成されて排紙ローラ6Cから排出される。排紙ローラ6Cから排出された用紙Sは、用紙後処理装置Bの用紙受入部10に送り込まれる。
【0032】
用紙後処理装置Bには、画像が形成された用紙Sを受入れる用紙受入部10と、表紙、インターシート等の付加用紙を給紙する給紙装置11、用紙Sを折り畳む第1紙折り装置14、用紙Sを折り畳む第2紙折り装置15、中間皿16、綴じ処理装置17、固定排紙皿18、上下動可能の昇降排紙皿19、中折り装置25、固定排紙部27等が設けられており、これらの装置や部は搬送路13、20、21、22、23及び26により連結されている。
【0033】
次に、用紙後処理装置Bの概要を説明する。用紙後処理装置Bの用紙受入部10に受入れられた用紙Sは搬送路13を経て第1紙折り装置14に搬送される。
【0034】
折り畳みを行わないモードにおいては、搬送路13を搬送される用紙Sは、搬送路13を形成する第1折り畳みローラ141、第1従動ローラ143と第2折りローラ142と第2従動ローラ144とにより図1の水平方向に搬送されて後処理部に送り込まれる。
【0035】
後処理を施すことなく排紙するモードでは、用紙Sは搬送路20を経て固定排紙皿18に排出される。
【0036】
ステープルモードでは、用紙Sは搬送路23を経て、中間皿16に搬送され、中間皿16に設定枚数集積された後に綴じ処理装置17により綴じ処理される。折り畳み処理することなく、綴じ処理された用紙Sは、綴じ処理後に中間皿16を上方に搬送され、昇降排紙皿19に排出される。
【0037】
折り畳みされ、且つ、綴じ処理された用紙Sは綴じ処理後に中間皿16を経て昇降排紙皿19に排出される。
【0038】
多数枚の画像を形成するモードでは、綴じ処理を行わない場合でも、昇降排紙皿19に用紙Sを排出する。即ち、搬送路21を経由するか又はしないで搬送路22から昇降排紙皿19に用紙Sを排出する。
【0039】
綴じ処理した用紙Sを中折り処理するモードでは、綴じ処理した用紙Sをナイフ状の折り部材251により折り畳み処理を行う中折り装置25に導入し、中折りした後に搬送路26を経て固定排紙部27に排出する。
【0040】
表紙、裏表紙、仕切紙等の付加用紙Fを設定された枚数毎に用紙Sの束に添付するモードにおいては、給紙装置11から付加用紙Fを供給し搬送路13に合流させて、折り畳み、綴じ処理等の処理を行った後に昇降排紙皿19又は固定排紙部27に排出する。このモードは、たとえば、カラー印刷紙などの高品質なシートの場合、本体の定着装置7を通さなくて済むので、特に効果を発揮する。
【0041】
折り畳みモードにおいては、用紙Sに対して第1紙折り装置14により、例えば、その先端から、1/4の位置で第1の折り畳み処理が行われ、更に、折り畳まれた用紙Sの先端から1/4の位置で第2紙折り装置15により折り畳み処理が行われて、用紙Sは、例えば、Z折り処理される。なお、前記の1/4の位置とは、折り畳み処理されない用紙Sの全体の長さの1/4の意味である。従って、前記のZ折り処理では、用紙の先端から1/4の位置に第1の折り目が、用紙の後端から1/4の位置に第2の折り目がそれぞれ形成されるZ折り処理が行われる。
【0042】
図2は本発明の紙折り装置の構成を示す模式図である。ここでは、第1紙折り装置14について、その構造を説明するが、第2紙折り装置15も第1折り装置14に対して90度向きが異なるだけで、同じ構造となっている。
【0043】
第1紙折り装置14は、第1折りローラ141及び第2折りローラ142と、これらの上に圧接する第1従動ローラ143及び第2従動ローラ144を有する。第1折りローラ141は軸が固定され、第1従動ローラ143は図示しないばね手段によって、第1折りローラ141にニップ点N1で圧接するように構成されている。一方、第2折りローラ142は、ソレノイドからなる切換手段145により図2の左右方向にスライド可能である。切換手段145は、ソレノイドに代えてモータを用いてもよい。第2従動ローラ144は、図示しないばね手段により、常時第2折りローラ142にニップ点N2で圧接され、かつ、第2折りローラ142の左右方向の移動に追従して左右方向に移動可能である。切換手段145に通電されると、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とは、点線に示す位置に移動する。切換手段145への通電を遮断すると、実線の位置に移動する。
【0044】
第1、第2折りローラ141,142及び第1、第2従動ローラ143,144は、各ニップ点N1,N2で用紙をしっかりと把持することができるように、表面がゴム等の高摩擦材料で形成されている。また、第1、第2折りローラ141,142は、それぞれの回転駆動手段としての別個の搬送モータ146,147によって、駆動されるが、第1折りローラ141は正転、停止であるのに対し、第2折りローラ142は、正転、停止、逆転が可能である。搬送モータ146,147としては、2つのローラの線速を一致させることができるように、サーボモータ又はステッピングモータ等を用いている。搬送路13の上流側には、用紙先端を検知する用紙センサ148が設けられている。この用紙センサ148としては、光センサ又は、マイクロスイッチを用いることができる。
【0045】
図3は、紙折り装置の制御部のブロック図である。紙折り装置制御部100は、コンピュータからなり、CPUの他にメモリや記憶装置等を備え、インストールされているプログラムに従って処理を行うものである。この紙折り装置制御部100は、第1紙折り装置14独自のものとして設けてもよいが、第2紙折り装置15と共通のものとして1つの紙折り装置として制御させることが望ましく、さらには、画像形成装置の制御部内に一体的に構築し、画像形成装置から操作するようにすることが望ましい。
【0046】
紙折り装置制御部100には、第1折りローラ141の搬送モータ146と、第2折りローラ142の搬送モータ147と、用紙センサ148と、切換手段145とが接続されている。
【0047】
図4から図8は、第1紙折り装置14で用紙を折る方法を説明する図である。また、図9は、画像形成装置に取り付けられた第1紙折り装置14で、用紙を折る手順を説明するフローチャートである。これらの図によって、第1紙折り装置14による用紙を折る方法を説明する。
【0048】
画像形成装置は、液晶画面からなるタッチパネルやテンキーなどの表示入力部を有しており、ここからオペレータが折り処理モードを選択するか否かを指示する(S201)。折り処理モードが選択されなかった場合は、用紙Sを搬送路13に沿って送り、搬送モータ146,147を正転方向に回転させ、用紙Sを後処理装置内を通過させる(S202)。用紙センサ148が用紙Sの先端位置を検知することで用紙Sの通過を確認する(S203)。用紙センサ148は、この検知を用紙Sが無くなるまで繰り返して(S204)終了する。
【0049】
S201において、折り処理モードが選択されると、紙折り装置制御部100は、用紙Sの先端が図4に示す用紙センサ148の位置から、図5に示す停止位置までの距離Lを移動するのに要する時間を計算する(S205)。この距離は、折り目位置を決定するために必要なものである。また、移動に要する時間の計算は、搬送路13内を用紙Sが移動する速度と、距離Lとから算出することができる。
【0050】
次に、搬送モータ146と147の双方に通電し、第1折りローラ141と第2折りローラ142とを、図4の矢印に示す方向(正方向)に回転させる(S206)。
【0051】
用紙Sが搬送路13内を進行していくと、図4に示すように、用紙センサ148が用紙Sの先端を検知する(S207)。この後、用紙Sは第1紙折り装置14内に入り、第1折りローラ141と第1従動ローラ143とにニップされ図4の左方向に進む。そして、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とのニップ部に把持され、さらに左方向に進む。
【0052】
用紙Sの先端が図5に示すように、用紙センサ148からLの距離に達すると、第1折りローラ141と第2折りローラ142は同時に停止する(S208)。この停止は、紙折り装置制御部100が、用紙Sの送り速度と、距離Lとから所要時間として計算し、その時間の経過と同時に搬送モータ146と147を停止させることにより行うことができる。
【0053】
次に、切換手段145としてのソレノイドに通電をすると、図6に示すように、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とは、点線の位置から実線の位置へと移動し、第1折りローラ141と第2折りローラ142とはニップ点N3で圧接する(S209)。このとき、ニップ点N1とN2では共に用紙Sを把持した状態のままである。そのため、図5から図6への移動によって、用紙Sの両ニップ点N1,N2の中間が挫屈して撓みa’ができる。
【0054】
次に、搬送モータ146を正転し、搬送モータ147を逆転させる。第1折りローラ141と第2折りローラ142とは、図7に示すように同一の線速で逆方向に回転する(S210)。用紙Sの撓みa’は、大きく曲がってニップ点N3に把持され、折り目aとなる。第1折りローラ141と第2折りローラ142とはさらに回転を続け、用紙Sは折り目aを先頭にして図8の下方に排出される。
【0055】
用紙Sの後端がニップ点N3を通過したら、切換手段145への通電を停止する。これによって、第2折りローラ142は図4の位置に戻り、第1折りローラ141と第2折りローラ142とのニップ点N3は解除される(S211)。用紙Sは、下方に設けられた用紙後処理装置Bに入り、次の後処理がされる。
【0056】
この後、次の用紙Sが有れば、S207に戻り(S212)、次の用紙Sが無ければ、終了となる。
【0057】
本発明の実施例では、第1折り装置14による処理の次の後処理は、第2紙折り装置15での紙折りとなる。第2紙折り装置15は、第1紙折り装置14と同じく、図1に示す第1折りローラ151とこれに圧接する第1従動ローラ153と、第1折りローラ151から離反した位置にある第2折りローラ152と、これに圧接する第2従動ローラ154とを有する。そして、この第2紙折り装置15は、第1紙折り装置14に対して90度回転した状態で配置されている。図9と同様の手順により、用紙Sは折り目aとは別のところに2つ目の折り目が形成され、三つ折り又はZ折りがされることになる。
【0058】
すなわち、第1紙折り装置14で、用紙先端から1/4の位置に第1の折り目aを形成した場合、第2紙折り装置15では、用紙後端から1/4の位置に、折り目aと逆方向に第2の折り目を形成することになり、Z折りとなる。
【0059】
一方、第1紙折り装置14で、用紙先端から2/3の位置に第1の折り目aを形成した場合、第2紙折り装置15で、用紙後端から1/3の位置に、折り目aと同方向に第2の折り目を形成することになって、三つ折りとなる。
【0060】
以上の説明から明かであるが、図5において、用紙センサ148から距離Lで停止させるのは、用紙Sの所定の位置に折り目aを形成するためである。ニップ点N1とN2との間の距離は、図11で説明した突き当て部661から折りローラ651,652間のニップ点までの距離に比べて小さいので、折り目aが形成される位置を従来の方法に比べて正確に決めることができる。
【0061】
なお、図2に示す第2折りローラ142の移動する距離Dは特に限定されないが、2〜10mm程度が良好な範囲と考える。2mm未満では、挫屈量が不足して折り目aの形成が困難になる。10mmを越えると、折り目aの位置が若干不安定になるからである。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、用紙の先端が、第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点を通過して予め決められた位置に達すると、第1折りローラと第2折りローラとが停止し、第1折りローラと第2折りローラのいずれか一方又は双方が移動して、離間した状態から圧接した状態に変化する。このとき、用紙は、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点と、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点とに把持された状態なので、両ニップ間で把持された用紙は、中間が撓んで折り目が形成されることになる。このように、用紙の先端を基準とせずに、比較的短い距離である両ニップ間に折り目を形成することで、折り目の位置を正確にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙折り装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の紙折り装置の構成を示す模式図である。
【図3】紙折り装置の制御部のブロック図である。
【図4】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、用紙センサが用紙の先端を検知した状態を示す。
【図5】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、用紙が所定の位置に達して停止した状態を示す。
【図6】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが圧着した状態を示す。
【図7】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが折り目を巻き込む状態を示す。
【図8】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが紙折りを終了する直前の状態を示す。
【図9】画像形成装置に取り付けられた紙折り装置で、用紙を折る手順を説明するフローチャートである。
【図10】従来の紙折り装置の構成を示す図である。
【図11】図10に示す紙折り装置を用いてZ折り処理を行う手順を示した図である。
【符号の説明】
141 第1折りローラ
142 第2折りローラ
143 第1従動ローラ
144 第2従動ローラ
145 切換手段
146 (第1折りローラの)回転駆動手段
147 (第2折りローラの)回転駆動手段
148 用紙センサ
N1,N2,N3 ニップ点
S 用紙
a 折り目
【発明が属する技術分野】
本発明は、用紙を所定の位置で折り畳む紙折り装置に関し、特に、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を有する複合機等の画像形成装置に後処理装置として接続も可能な紙折り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置によって画像が形成された用紙に対して、中折り、三つ折り、Z折り等の折り処理を行う紙折り装置として、特許文献1(特開2002−255446号)や、特許文献2(特開平10−194586号)が知られている。
【0003】
図10は、特許文献1に記載された従来の紙折り装置の構成を示す図である。後処理装置60は、画像が形成された用紙Sを排出する排出口ーラ61と、排出口ーラ61から後処理装置60の入口62へ用紙を導く入口案内板621とが接するように設置されることによって、図示しない画像形成装置と接続される。
【0004】
入口62を入るとすぐに、用紙Sの先端及び後端を検知するセンサPS1と穿孔手段63がある。穿孔手段63の下流には、用紙Sの曲がりを補正するためのレジストローラ64が設けてある。その先には用紙Sの搬送経路を切り替える切替部材69がソレノイドSD1によって揺動するように取り付けられている。
【0005】
切替部材69の上方には、折りローラ651,652,653が取り付けられており、折りローラ651と652、及び折りローラ652と653がそれぞれ圧接している。折りローラ651,652及び653の上方には、第1停止手段66が設けられている。第1停止手段66は、2つのローラ間に無端ベルトを取り付けたものであり、一方のローラに取り付けられたモータM1によって駆動される。無端ベルトには突き当て部661が取り付けてあり、用紙Sが突き当て部661より先に行かないようにしている。
【0006】
折りローラ653の下方には、第2停止手段67がある。第2停止手段67は、大きさの違う2つのローラに無端ベルトを取り付けてあり、小さいローラに取り付けられたモータM2によって駆動する。第2停止手段67の無端ベルトにも突き当て部671が取り付けられている。第2停止手段67の下流には、用紙Sを後処理装置60の外部へ排出する排出口ーラ68がある。
【0007】
図11は図10に示す紙折り装置60を用いてZ折り処理を行う手順を示した図である。(a)において、画像形成装置から搬送されてきた用紙Sは、レジストローラ64によって曲がりを補正されたあと、切替部材69によって第1停止手段66に向けて搬送される。用紙Sの先端は突き当て部661に突き当たって停止するが、レジストローラ64はそのまま搬送を続けるため、折りローラ651,652の付近でたわみが発生する。さらに、用紙Sの後端部を搬送しつづけると、折りローラ651,652のニップ点N4に用紙Sが巻き込まれ、折り目eが形成される。
【0008】
折りローラ651,652がそのまま図11(a)の矢印方向に回転しつづけることによって、用紙Sの折り目eは、図11(b)で示すように第2停止手段67の突き当て部671に突き当たって停止する。折りローラ651,652がそのまま回転しつづけ用紙Sがたわむと、今度は折りローラ652,653のニップ点N5に巻き込まれて、折り目fを形成し、Z折り処理が完了する。
【0009】
図11(c)において、折り目fをつけられた用紙Sは折りローラ653の周囲を回り再び第2停止手段67へ搬送される。このとき、突き当て部671は図10のモータM2によって、排出口ーラ68へ向かう搬送経路を開放する位置に移動している。Z折りされた用紙Sは排出口ーラ68によって外部に排出される。
【0010】
突き当て部661,671は無端ベルトによって位置を自由に変えることができるので、用紙SのサイズやZ折り処理以外の三つ折り処理や中折り処理も可能である。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−255446号 図2から図5
【0012】
【特許文献2】
特開平10−194586号 図7、図9、段落0074
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような後処理装置60では、図10,11に示すように、用紙Sのサイズによっては突き当て部661,671から、折りローラ651,652及び653のニップ点N4,N5までの距離が長くなることによって折り位置が安定しないという問題点がある。
【0014】
この紙折り装置に関しては、前記特許文献2も同様の構造となっており、同じ問題を有している。
【0015】
本発明は、前記の問題の解決を図ったもので、折り位置が正確で、安定した折り処理が可能な紙折り方法と、紙折り装置、及びこのような紙折り装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の紙折り方法は、回転する第1折りローラに第1従動ローラを圧接して回転し、ニップ点で用紙を把持して搬送し、第1折りローラから離反した位置で回転する第2折りローラとこれに圧接して回転する第2従動ローラとのニップ点に渡して用紙を搬送する工程と、前記用紙が所定の位置に達したとき第1折りローラと第2折りローラとを停止させる工程と、第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にすることで用紙に撓みを形成する工程と、前記第1折りローラを正転し、前記第2折りローラを逆転させることによって、前記撓みを第1折りローラと第2折りローラとのニップ点を通過させ折り目にして用紙を折る工程と、を有することを特徴としている。
【0017】
前記用紙を所定の位置に停止させる工程が、前記第1折りローラの上流側に用紙センサを設け、該用紙センサが用紙の先端を検知してから所定の時間経過後に前記第1折りローラと第2折りローラとを停止させる構成や、前記第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にする工程が、第2折りローラを移動することによって行う構成とすることができる。
【0018】
本発明の紙折り装置は、第1折りローラと、該第1折りローラに圧接する第1従動ローラと、第2折りローラと、該第2折りローラに圧接する第2従動ローラと、前記第1折りローラと第2折りローラとが、圧接する状態と離間する状態とに切り替える切換手段と、前記第1折りローラと第2折りローラの回転駆動手段と、を有することを特徴としている。
【0019】
前記紙折り装置に供給される用紙の端部を検知する用紙センサと、紙折り装置全体を制御する紙折り装置制御部と、を設けた構成や、前記用紙センサが、用紙の先端を検知する構成や、前記第1折りローラと第2折りローラとが離間した状態のとき、両ローラ間の隙間が2mm以上10mm以下である構成や、前記切換手段が、前記第2折りローラを移動する構成や、前記切換手段が、ソレノイド又はモータを有する構成とすることができる。
【0020】
本発明の画像形成装置は、いずれかの紙折り装置を後処理装置として備えたことを特徴としている。前記後処理装置が、給紙装置を有し該給紙装置の用紙が画像形成装置本体を通過することなく前記紙折り装置に給紙される構成とすることができる。
【0021】
【作用】
紙折り装置に用紙が搬送されてくると、回転する第1折りローラと第1従動ローラとのニップ点に入り、ここで把持されて搬送される。このニップ点を通過すると、次に、第1折りローラから離反した位置で回転する第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点に達し、ここでまた把持され、搬送される。
【0022】
用紙の先端が、第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点を通過して予め決められた位置に達すると、第1折りローラと第2折りローラとが停止する。そして、第1折りローラと第2折りローラのいずれか一方又は双方が移動して、離間した状態から圧接した状態に変化する。用紙は、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点と、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点とに把持された状態なので、両ニップ間で把持された用紙は、中間が撓んで折り目が形成されることになる。両ニップ間に折り目を形成することで、折り目の位置を正確にすることが可能となる。
【0023】
第1折りローラと第2折りローラとが接触すると、第1折りローラを正転させ、前記第2折りローラを逆転させることによって、前記折り目を第1折りローラと第2折りローラとのニップ点を通過させ用紙を折ることができる。
【0024】
第1折りローラの上流側に用紙センサを設け、該用紙センサが用紙の先端を検知してから所定の時間経過後に前記第1折りローラと第2折りローラとを停止させる構成とすれば、用紙の停止位置を正確に決めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の紙折り装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
画像形成装置本体Aは、画像読取手段1、画像処理手段2、画像書き込み手段3、画像形成手段4、給紙装置5、搬送手段6、定着手段7、再搬送手段(自動両面コピー搬送部ADU)8、制御手段9等を備えている。
【0026】
給紙装置5は、カセット給紙部5Aと大容量給紙部(LCT)5B、手差し給紙部5C、及び中間給紙ローラ5D、レジストローラ5E等を備えている。搬送手段6は、搬送ベルト6A、搬送路切り替え板6B、排紙ローラ6C等を備えている。
【0027】
画像形成装置本体Aの上部には、自動原稿送り装置ADFが搭載されている。画像形成装置本体Aの図示の左側面の排紙ローラ6C側には、用紙後処理装置Bが連結されている。
【0028】
自動原稿送り装置ADFの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読取手段1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読み取られ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
【0029】
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理手段2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段3に信号を送る。
【0030】
画像書込手段3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成手段4の感光体ドラムに照射され、潜像を形成する。画像形成手段4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙装置5から送り出された用紙Sは、転写部において画像が転写される。
【0031】
画像を担持した用紙Sは、搬送ベルト6Aにより搬送され、定着手段7により定着処理され、排紙ローラ6Cから用紙後処理装置Bの用紙受入部10に送り込まれる。或いは搬送路切り替え板6Bにより再搬送手段8に送り込まれた表面に画像が形成された用紙Sは再び画像形成手段4において、裏面に画像が形成されて排紙ローラ6Cから排出される。排紙ローラ6Cから排出された用紙Sは、用紙後処理装置Bの用紙受入部10に送り込まれる。
【0032】
用紙後処理装置Bには、画像が形成された用紙Sを受入れる用紙受入部10と、表紙、インターシート等の付加用紙を給紙する給紙装置11、用紙Sを折り畳む第1紙折り装置14、用紙Sを折り畳む第2紙折り装置15、中間皿16、綴じ処理装置17、固定排紙皿18、上下動可能の昇降排紙皿19、中折り装置25、固定排紙部27等が設けられており、これらの装置や部は搬送路13、20、21、22、23及び26により連結されている。
【0033】
次に、用紙後処理装置Bの概要を説明する。用紙後処理装置Bの用紙受入部10に受入れられた用紙Sは搬送路13を経て第1紙折り装置14に搬送される。
【0034】
折り畳みを行わないモードにおいては、搬送路13を搬送される用紙Sは、搬送路13を形成する第1折り畳みローラ141、第1従動ローラ143と第2折りローラ142と第2従動ローラ144とにより図1の水平方向に搬送されて後処理部に送り込まれる。
【0035】
後処理を施すことなく排紙するモードでは、用紙Sは搬送路20を経て固定排紙皿18に排出される。
【0036】
ステープルモードでは、用紙Sは搬送路23を経て、中間皿16に搬送され、中間皿16に設定枚数集積された後に綴じ処理装置17により綴じ処理される。折り畳み処理することなく、綴じ処理された用紙Sは、綴じ処理後に中間皿16を上方に搬送され、昇降排紙皿19に排出される。
【0037】
折り畳みされ、且つ、綴じ処理された用紙Sは綴じ処理後に中間皿16を経て昇降排紙皿19に排出される。
【0038】
多数枚の画像を形成するモードでは、綴じ処理を行わない場合でも、昇降排紙皿19に用紙Sを排出する。即ち、搬送路21を経由するか又はしないで搬送路22から昇降排紙皿19に用紙Sを排出する。
【0039】
綴じ処理した用紙Sを中折り処理するモードでは、綴じ処理した用紙Sをナイフ状の折り部材251により折り畳み処理を行う中折り装置25に導入し、中折りした後に搬送路26を経て固定排紙部27に排出する。
【0040】
表紙、裏表紙、仕切紙等の付加用紙Fを設定された枚数毎に用紙Sの束に添付するモードにおいては、給紙装置11から付加用紙Fを供給し搬送路13に合流させて、折り畳み、綴じ処理等の処理を行った後に昇降排紙皿19又は固定排紙部27に排出する。このモードは、たとえば、カラー印刷紙などの高品質なシートの場合、本体の定着装置7を通さなくて済むので、特に効果を発揮する。
【0041】
折り畳みモードにおいては、用紙Sに対して第1紙折り装置14により、例えば、その先端から、1/4の位置で第1の折り畳み処理が行われ、更に、折り畳まれた用紙Sの先端から1/4の位置で第2紙折り装置15により折り畳み処理が行われて、用紙Sは、例えば、Z折り処理される。なお、前記の1/4の位置とは、折り畳み処理されない用紙Sの全体の長さの1/4の意味である。従って、前記のZ折り処理では、用紙の先端から1/4の位置に第1の折り目が、用紙の後端から1/4の位置に第2の折り目がそれぞれ形成されるZ折り処理が行われる。
【0042】
図2は本発明の紙折り装置の構成を示す模式図である。ここでは、第1紙折り装置14について、その構造を説明するが、第2紙折り装置15も第1折り装置14に対して90度向きが異なるだけで、同じ構造となっている。
【0043】
第1紙折り装置14は、第1折りローラ141及び第2折りローラ142と、これらの上に圧接する第1従動ローラ143及び第2従動ローラ144を有する。第1折りローラ141は軸が固定され、第1従動ローラ143は図示しないばね手段によって、第1折りローラ141にニップ点N1で圧接するように構成されている。一方、第2折りローラ142は、ソレノイドからなる切換手段145により図2の左右方向にスライド可能である。切換手段145は、ソレノイドに代えてモータを用いてもよい。第2従動ローラ144は、図示しないばね手段により、常時第2折りローラ142にニップ点N2で圧接され、かつ、第2折りローラ142の左右方向の移動に追従して左右方向に移動可能である。切換手段145に通電されると、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とは、点線に示す位置に移動する。切換手段145への通電を遮断すると、実線の位置に移動する。
【0044】
第1、第2折りローラ141,142及び第1、第2従動ローラ143,144は、各ニップ点N1,N2で用紙をしっかりと把持することができるように、表面がゴム等の高摩擦材料で形成されている。また、第1、第2折りローラ141,142は、それぞれの回転駆動手段としての別個の搬送モータ146,147によって、駆動されるが、第1折りローラ141は正転、停止であるのに対し、第2折りローラ142は、正転、停止、逆転が可能である。搬送モータ146,147としては、2つのローラの線速を一致させることができるように、サーボモータ又はステッピングモータ等を用いている。搬送路13の上流側には、用紙先端を検知する用紙センサ148が設けられている。この用紙センサ148としては、光センサ又は、マイクロスイッチを用いることができる。
【0045】
図3は、紙折り装置の制御部のブロック図である。紙折り装置制御部100は、コンピュータからなり、CPUの他にメモリや記憶装置等を備え、インストールされているプログラムに従って処理を行うものである。この紙折り装置制御部100は、第1紙折り装置14独自のものとして設けてもよいが、第2紙折り装置15と共通のものとして1つの紙折り装置として制御させることが望ましく、さらには、画像形成装置の制御部内に一体的に構築し、画像形成装置から操作するようにすることが望ましい。
【0046】
紙折り装置制御部100には、第1折りローラ141の搬送モータ146と、第2折りローラ142の搬送モータ147と、用紙センサ148と、切換手段145とが接続されている。
【0047】
図4から図8は、第1紙折り装置14で用紙を折る方法を説明する図である。また、図9は、画像形成装置に取り付けられた第1紙折り装置14で、用紙を折る手順を説明するフローチャートである。これらの図によって、第1紙折り装置14による用紙を折る方法を説明する。
【0048】
画像形成装置は、液晶画面からなるタッチパネルやテンキーなどの表示入力部を有しており、ここからオペレータが折り処理モードを選択するか否かを指示する(S201)。折り処理モードが選択されなかった場合は、用紙Sを搬送路13に沿って送り、搬送モータ146,147を正転方向に回転させ、用紙Sを後処理装置内を通過させる(S202)。用紙センサ148が用紙Sの先端位置を検知することで用紙Sの通過を確認する(S203)。用紙センサ148は、この検知を用紙Sが無くなるまで繰り返して(S204)終了する。
【0049】
S201において、折り処理モードが選択されると、紙折り装置制御部100は、用紙Sの先端が図4に示す用紙センサ148の位置から、図5に示す停止位置までの距離Lを移動するのに要する時間を計算する(S205)。この距離は、折り目位置を決定するために必要なものである。また、移動に要する時間の計算は、搬送路13内を用紙Sが移動する速度と、距離Lとから算出することができる。
【0050】
次に、搬送モータ146と147の双方に通電し、第1折りローラ141と第2折りローラ142とを、図4の矢印に示す方向(正方向)に回転させる(S206)。
【0051】
用紙Sが搬送路13内を進行していくと、図4に示すように、用紙センサ148が用紙Sの先端を検知する(S207)。この後、用紙Sは第1紙折り装置14内に入り、第1折りローラ141と第1従動ローラ143とにニップされ図4の左方向に進む。そして、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とのニップ部に把持され、さらに左方向に進む。
【0052】
用紙Sの先端が図5に示すように、用紙センサ148からLの距離に達すると、第1折りローラ141と第2折りローラ142は同時に停止する(S208)。この停止は、紙折り装置制御部100が、用紙Sの送り速度と、距離Lとから所要時間として計算し、その時間の経過と同時に搬送モータ146と147を停止させることにより行うことができる。
【0053】
次に、切換手段145としてのソレノイドに通電をすると、図6に示すように、第2折りローラ142と第2従動ローラ144とは、点線の位置から実線の位置へと移動し、第1折りローラ141と第2折りローラ142とはニップ点N3で圧接する(S209)。このとき、ニップ点N1とN2では共に用紙Sを把持した状態のままである。そのため、図5から図6への移動によって、用紙Sの両ニップ点N1,N2の中間が挫屈して撓みa’ができる。
【0054】
次に、搬送モータ146を正転し、搬送モータ147を逆転させる。第1折りローラ141と第2折りローラ142とは、図7に示すように同一の線速で逆方向に回転する(S210)。用紙Sの撓みa’は、大きく曲がってニップ点N3に把持され、折り目aとなる。第1折りローラ141と第2折りローラ142とはさらに回転を続け、用紙Sは折り目aを先頭にして図8の下方に排出される。
【0055】
用紙Sの後端がニップ点N3を通過したら、切換手段145への通電を停止する。これによって、第2折りローラ142は図4の位置に戻り、第1折りローラ141と第2折りローラ142とのニップ点N3は解除される(S211)。用紙Sは、下方に設けられた用紙後処理装置Bに入り、次の後処理がされる。
【0056】
この後、次の用紙Sが有れば、S207に戻り(S212)、次の用紙Sが無ければ、終了となる。
【0057】
本発明の実施例では、第1折り装置14による処理の次の後処理は、第2紙折り装置15での紙折りとなる。第2紙折り装置15は、第1紙折り装置14と同じく、図1に示す第1折りローラ151とこれに圧接する第1従動ローラ153と、第1折りローラ151から離反した位置にある第2折りローラ152と、これに圧接する第2従動ローラ154とを有する。そして、この第2紙折り装置15は、第1紙折り装置14に対して90度回転した状態で配置されている。図9と同様の手順により、用紙Sは折り目aとは別のところに2つ目の折り目が形成され、三つ折り又はZ折りがされることになる。
【0058】
すなわち、第1紙折り装置14で、用紙先端から1/4の位置に第1の折り目aを形成した場合、第2紙折り装置15では、用紙後端から1/4の位置に、折り目aと逆方向に第2の折り目を形成することになり、Z折りとなる。
【0059】
一方、第1紙折り装置14で、用紙先端から2/3の位置に第1の折り目aを形成した場合、第2紙折り装置15で、用紙後端から1/3の位置に、折り目aと同方向に第2の折り目を形成することになって、三つ折りとなる。
【0060】
以上の説明から明かであるが、図5において、用紙センサ148から距離Lで停止させるのは、用紙Sの所定の位置に折り目aを形成するためである。ニップ点N1とN2との間の距離は、図11で説明した突き当て部661から折りローラ651,652間のニップ点までの距離に比べて小さいので、折り目aが形成される位置を従来の方法に比べて正確に決めることができる。
【0061】
なお、図2に示す第2折りローラ142の移動する距離Dは特に限定されないが、2〜10mm程度が良好な範囲と考える。2mm未満では、挫屈量が不足して折り目aの形成が困難になる。10mmを越えると、折り目aの位置が若干不安定になるからである。
【0062】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、用紙の先端が、第2折りローラと第2従動ローラとのニップ点を通過して予め決められた位置に達すると、第1折りローラと第2折りローラとが停止し、第1折りローラと第2折りローラのいずれか一方又は双方が移動して、離間した状態から圧接した状態に変化する。このとき、用紙は、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点と、第1折りローラと第1従動ローラのニップ点とに把持された状態なので、両ニップ間で把持された用紙は、中間が撓んで折り目が形成されることになる。このように、用紙の先端を基準とせずに、比較的短い距離である両ニップ間に折り目を形成することで、折り目の位置を正確にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙折り装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の紙折り装置の構成を示す模式図である。
【図3】紙折り装置の制御部のブロック図である。
【図4】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、用紙センサが用紙の先端を検知した状態を示す。
【図5】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、用紙が所定の位置に達して停止した状態を示す。
【図6】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが圧着した状態を示す。
【図7】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが折り目を巻き込む状態を示す。
【図8】紙折り装置で用紙を折る方法を説明する図で、第1折りローラと第2折りローラが紙折りを終了する直前の状態を示す。
【図9】画像形成装置に取り付けられた紙折り装置で、用紙を折る手順を説明するフローチャートである。
【図10】従来の紙折り装置の構成を示す図である。
【図11】図10に示す紙折り装置を用いてZ折り処理を行う手順を示した図である。
【符号の説明】
141 第1折りローラ
142 第2折りローラ
143 第1従動ローラ
144 第2従動ローラ
145 切換手段
146 (第1折りローラの)回転駆動手段
147 (第2折りローラの)回転駆動手段
148 用紙センサ
N1,N2,N3 ニップ点
S 用紙
a 折り目
Claims (11)
- 回転する第1折りローラに第1従動ローラを圧接して回転し、ニップ点で用紙を把持して搬送し、第1折りローラから離反した位置で回転する第2折りローラとこれに圧接して回転する第2従動ローラとのニップ点に渡して用紙を搬送する工程と、前記用紙が所定の位置に達したとき第1折りローラと第2折りローラとを停止させる工程と、第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にすることで用紙に撓みを形成する工程と、前記第1折りローラを正転し、前記第2折りローラを逆転させることによって、前記撓みを第1折りローラと第2折りローラとのニップ点を通過させ折り目にして用紙を折る工程と、を有することを特徴とする紙折り方法。
- 前記用紙を所定の位置に停止させる工程が、前記第1折りローラの上流側に用紙センサを設け、該用紙センサが用紙の先端を検知してから所定の時間経過後に前記第1折りローラと第2折りローラとを停止させることを特徴とする請求項1記載の紙折り方法。
- 前記第1折りローラと第2折りローラとを相互に離間した状態から圧接した状態にする工程が、第2折りローラを移動することによって行うことを特徴とする請求項1又は2記載の紙折り方法。
- 第1折りローラと、該第1折りローラに圧接する第1従動ローラと、第2折りローラと、該第2折りローラに圧接する第2従動ローラと、前記第1折りローラと第2折りローラとが、圧接する状態と離間する状態とに切り替える切換手段と、前記第1折りローラと第2折りローラの回転駆動手段と、を有することを特徴とする紙折り装置。
- 前記紙折り装置に供給される用紙の端部を検知する用紙センサと、紙折り装置全体を制御する紙折り装置制御部と、を設けたことを特徴とする請求項4記載の紙折り装置。
- 前記用紙センサが紙折り装置に給紙される用紙の先端を検知することを特徴とする請求項5記載の紙折り装置。
- 前記第1折りローラと第2折りローラとが離間した状態のとき、両ローラ間の隙間が2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の紙折り装置。
- 前記切換手段が、前記第2折りローラを移動することを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の紙折り装置。
- 前記切換手段が、ソレノイド又はモータを有することを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の紙折り装置。
- 請求項4から9に記載のいずれかの紙折り装置を後処理装置として備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記後処理装置が、給紙装置を有し該給紙装置の用紙が画像形成装置本体を通過することなく前記紙折り装置に給紙されることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置
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JP2003140177A JP2004338918A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 紙折り方法、紙折り装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017210361A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社リコー | 折り処理装置、画像形成システムおよび折り処理方法 |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140177A patent/JP2004338918A/ja active Pending
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