JP2003020163A - 用紙折り畳み機構、および用紙折り畳み方法 - Google Patents

用紙折り畳み機構、および用紙折り畳み方法

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JP2003020163A
JP2003020163A JP2001210980A JP2001210980A JP2003020163A JP 2003020163 A JP2003020163 A JP 2003020163A JP 2001210980 A JP2001210980 A JP 2001210980A JP 2001210980 A JP2001210980 A JP 2001210980A JP 2003020163 A JP2003020163 A JP 2003020163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、動作時の騒音を殆ど無くすことが
でき、折り畳み位置を容易に変更でき、所望する位置で
用紙を確実に折り畳みできる用紙折り畳み機構、および
用紙折り畳み方法を提供することを課題とする。 【解決手段】Z折り機構21は、用紙を第1の方向に搬
送する送りローラ対36、37、用紙を第1および第2
の方向に搬送する送りローラ対38、39、2組のロー
ラ対36、37、38、39のニップ間で挫屈した用紙
を受け入れて折り畳む送りローラ対37、45、用紙を
第3および第4の方向に搬送する送りローラ対46、4
7、および2組のローラ対37、45、46、47のニ
ップ間で挫屈した用紙を受け入れて折り畳む送りローラ
対45、50を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙を自動的に
折り畳む用紙折り畳み機構、および用紙折り畳み方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙を折り畳む用紙折り畳み機構
として、例えば、図9に示すようなZ折り機構100が
知られている。
【0003】このZ折り機構100は、そのニップを通
して用紙を矢印T1方向(図中左方向)に一定速度で搬
送する一対の送りローラ101、102、これら一対の
送りローラ101、102によって挟持搬送された用紙
を水平方向にガイドする板状の搬送ガイド103、この
搬送ガイド103の終端位置で用紙の先端を衝突させて
その移動を規制するストッパ104、搬送ガイド103
の始端部近くで一方の送りローラ101の図中左側に転
接配置された送りローラ105、この送りローラ105
の図中上方に転接配置された送りローラ106、2つの
送りローラ101、105間のニップを介して図中上方
に送られる用紙を鉛直方向にガイドする板状の搬送ガイ
ド107、およびこの搬送ガイド107の終端位置で用
紙を衝突させてその移動を規制するストッパ108を有
する。
【0004】4つの送りローラ101、102、10
5、106は、それぞれ図中矢印方向に同じ周速で常時
連れ回り回転される。また、2つのストッパ104、1
08は、用紙の搬送方向先端を規制する位置を変更可能
に構成されており、用紙の折り畳み位置に合わせて位置
決めされる。ここでは、用紙の折り畳み長さをLに設定
した。
【0005】上記Z折り機構100は、以下のように動
作する。
【0006】まず、図10(a)に示すように、送りロ
ーラ101、102間のニップに用紙が図中矢印T1方
向から送り込まれ、搬送ガイド103に沿って図中左方
向へ搬送される。そして、用紙の搬送方向先端がストッ
パ104に衝突した後、送りローラ101、102によ
って用紙がさらに図中左方向に送り込まれ、行き場のな
くなった用紙の途中部分が挫屈される。
【0007】さらに、挫屈された用紙の部分が、図10
(b)に示すように、送りローラ101、105間のニ
ップへ逃げ、送りローラ101、105によって挟持拘
束されて、搬送ガイド107に沿って図中上方へ搬送さ
れる。このとき、用紙の挫屈部分が送りローラ101、
105間のニップを通過することにより、用紙が折り畳
まれる。
【0008】この折り畳み位置を先頭にして搬送ガイド
107に沿って図中上方へ搬送された用紙の搬送方向先
端、すなわち折り畳み位置が、図10(c)に示すよう
に、ストッパ108に衝突した後、送りローラ101、
105によって用紙がさらに搬送され、用紙の途中部
分、この場合、用紙先端を含む部分が挫屈される。
【0009】そして、挫屈されて行き場のなくなった用
紙の部分が、図10(d)に示すように、送りローラ1
05、106間のニップに逃げ、送りローラ105、1
06によって挟持拘束されて図中矢印T2方向へ送り出
される。
【0010】上述した一連の動作により、用紙がZ状に
折り畳まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のZ折り機構100では、用紙の搬送方向先端をストッ
パ104、108に衝突させて用紙を挫屈させるため、
比較的サイズの大きな紙や比較的こしの弱い薄い紙など
では、所望する折り畳み位置で用紙をうまく挫屈させる
ことができず、他の部分で挫屈を生じ、結果としてジャ
ムを生じてしまう場合があった。
【0012】また、用紙先端をストッパに衝突させる
際、比較的大きな音が発生するため、騒音の問題を生じ
ていた。
【0013】さらに、用紙の折り畳み位置を変更したい
場合には、2つのストッパ104、108を位置決め調
整する必要があり、オペレータの作業負担が大きかっ
た。
【0014】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、動作時の騒音を殆ど無くすことがで
き、折り畳み位置を容易に変更でき、所望する位置で用
紙を確実に折り畳みできる用紙折り畳み機構、および用
紙折り畳み方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の用紙折り畳み機構は、用紙を挟持拘束しつ
つ回転することで第1の方向へ搬送する第1ローラ対
と、この第1ローラ対より上記第1の方向下流側に配置
され、上記第1ローラ対によって搬送されている用紙の
他の部分を挟持拘束しつつ回転することで該用紙を上記
第1の方向に搬送するとともに第1の方向とは逆の第2
の方向に搬送する第2ローラ対と、上記第1および第2
ローラ対間で搬送される用紙の第1面側に近接して設け
られ、上記第1ローラ対を上記第1の方向に回転しつつ
上記第2ローラ対を上記第2の方向に回転することで上
記第1および第2ローラ対間で上記第1面側に挫屈する
用紙をそのニップに受け入れて折り畳む第3ローラ対
と、を備えている。
【0016】上記発明によると、第1および第2ローラ
対間で用紙を挫屈させて第3ローラ対のニップで折り畳
むため、用紙の搬送方向先端をストッパなどに衝突させ
ることなく、折り畳みできる。このため、比較的サイズ
の大きな紙や比較的こしの弱い紙などでも確実に折り畳
むことができる。また、用紙先端をストッパなどに衝突
させることがないので騒音が発生しない。さらに、第1
および第2ローラ対で用紙を搬送する位置を変更するだ
けで用紙の折り畳み位置を簡単に変更できる。
【0017】また、本発明の用紙折り畳み機構は、用紙
を挟持拘束しつつ回転することで第1の方向へ搬送する
第1ローラ対と、この第1ローラ対より上記第1の方向
下流側に配置され、上記第1ローラ対によって搬送され
ている用紙の他の部分を挟持拘束しつつ回転することで
該用紙を上記第1の方向に搬送するとともに第1の方向
とは逆の第2の方向に搬送する第2ローラ対と、上記第
1および第2ローラ対間で搬送される用紙の第1面側に
近接して設けられ、上記第1ローラ対を上記第1の方向
に回転しつつ上記第2ローラ対を上記第2の方向に回転
することで上記第1および第2ローラ対間で上記第1面
側に挫屈する用紙を、そのニップに受け入れて回転する
ことで折り畳むとともに、この折り畳まれた用紙をその
第1の折り畳み位置を先頭にして上記第1および第2の
方向と略直交する第3の方向に搬送する第3ローラ対
と、この第3ローラ対より上記第3の方向下流側に配置
され、上記第3ローラ対によって上記第1の折り畳み位
置を先頭にして上記第3の方向に搬送されている用紙の
他の部分を挟持拘束しつつ回転することで該用紙を上記
第3の方向に搬送するとともに第3の方向とは逆の第4
の方向に搬送する第4ローラ対と、上記第3および第4
ローラ対間で搬送される用紙の上記第1の折り畳み位置
より用紙の先端側に近接して設けられ、上記第3ローラ
対を上記第3の方向に回転しつつ上記第4ローラ対を上
記第4の方向に回転することで上記第3および第4ロー
ラ対間で上記先端側に挫屈する用紙をそのニップに受け
入れて折り畳む第5ローラ対と、を備えている。
【0018】また、本発明の用紙折り畳み方法による
と、第1ローラ対を回転してその間に挟持拘束した用紙
を第1の方向に搬送し、上記第1ローラ対より上記第1
の方向下流側に配置された第2ローラ対により、上記第
1ローラ対によって搬送されている用紙の他の部分を挟
持拘束して上記第1の方向に搬送し、予め設定した距離
だけ搬送した後、上記第2ローラ対を上記第1の方向と
は逆の第2の方向へ回転して、上記第1および第2ロー
ラ対間で用紙を挫屈させ、この挫屈した部分を、その挫
屈側に配置された第3ローラ対のニップに受け入れて折
り畳むことを特徴とする。
【0019】更に、本発明の用紙折り畳み方法による
と、第1ローラ対を回転してその間に挟持拘束した用紙
を第1の方向に搬送し、上記第1ローラ対より上記第1
の方向下流側に設けられた第2ローラ対により、上記第
1ローラ対によって搬送されている用紙の他の部分を挟
持拘束して上記第1の方向に搬送し、予め設定した距離
だけ搬送した後、上記第2ローラ対を上記第1の方向と
は逆の第2の方向へ回転して、上記第1および第2ロー
ラ対間で用紙を挫屈させ、この挫屈した部分をその挫屈
側に設けられた第3ローラ対のニップに受け入れて折り
畳みつつ、上記第3ローラ対を回転させて上記第1およ
び第2の方向と略直交する第3の方向に該用紙をその折
り畳み位置を先頭にして搬送し、上記第3ローラ対より
上記第3の方向下流側に設けられた第4ローラ対によ
り、上記第3ローラ対によって搬送されている用紙の他
の部分を挟持拘束して上記第3の方向に搬送し、予め設
定した距離だけ搬送した後、上記第4ローラ対を上記第
3の方向とは逆の第4の方向へ回転して、上記第3およ
び第4ローラ対間で用紙を挫屈させ、この挫屈した部分
をその挫屈側に設けられた第5ローラ対のニップに受け
入れて折り畳むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1には、この発明の実施の形態に係るZ
折り機構21(用紙折り畳み機構)を搭載した電子写真
方式のデジタル複写機の概略構成を示してある。
【0022】デジタル複写機は、その外殻をなす筐体1
を有する。筐体1の上面には、透明なガラスからなる原
稿台3が設けられ、その上に原稿供給部2が設けられて
いる。原稿供給部2は、原稿台3上の所定位置に、複数
枚の原稿を1枚ずつ送り込む。原稿台3の下方には、図
中左右に移動するスキャナ4が設けられている。スキャ
ナ4を介して原稿から読み取られたイメージデータは、
筐体1の下端近くに配置された大容量のデータファイル
装置5に蓄積される。
【0023】スキャナ4の下方には、用紙を収容する2
つのカセット6a、6bが筐体1に対して脱着自在に設
けられている。各カセット6a、6bには、用紙Pの有
無を検知する透過型光センサ7a、7b、および用紙P
を1枚ずつ分離して繰り出す繰り出しローラ8a、8b
が設けられている。尚、本実施の形態では、下段のカセ
ット6aにA4サイズの用紙Pをセットし、上段のカセ
ット6bにA3サイズの用紙Pをセットした。各カセッ
ト6a、6bから繰り出された用紙Pは、複数組のロー
ラ対9を備えた搬送路10を介して第1の画像形成部1
1へ送り込まれる。
【0024】第1の画像形成部11は、その略中央に感
光体ドラム12を備え、その周りに、レーザ光学系1
3、チャージャ14、現像器15、転写チャージャ15
aなどを備えている。データファイル装置5から適宜読
み出されたイメージデータに基づいてレーザ光学系13
の露光走査により感光体ドラム12上に潜像が形成さ
れ、この潜像が現像器15から供給されるトナーにより
現像され、転写チャージャ15aにより搬送路10を介
して送り込まれた用紙P上にトナー像が転写される。
【0025】トナー像が転写された用紙Pは、第1の画
像形成部11から送り出されて、第1の定着装置16へ
送り込まれる。ここで、ヒートローラ16aにより用紙
Pが加熱および加圧され、トナー像が用紙P上に定着さ
れる。トナー像が定着された用紙Pは、アクチュエータ
により回動するゲート17を通過される。
【0026】ゲート17により切換えられる一方の搬送
路上には、上述した第1の画像形成部11と同じ構造の
第2の画像形成部19が逆さに設けられている。すなわ
ち、第1の画像形成部11で一方の面に画像形成した用
紙Pの他方の面にも画像形成可能となっている。また、
第2の画像形成部19の下流側には、ヒートローラ20
aを有する第2の定着装置20が配設されている。
【0027】第2の定着装置20の下流側の搬送路は、
後述するZ折り機構21を通って、ゲート17により切
換えられる他方の搬送路に接続される。この合流した搬
送路18は、筐体1の上端近くに設けられた一対の排出
ローラ22aまで延び、搬送路18を介して搬送された
用紙Pが排出ローラ22aを介して排紙トレイ22に排
出されるようになっている。
【0028】また、筐体1の底部近くには、所定の動作
プログラムに従って上述したデジタル複写機の動作を制
御する制御部ユニット23、およびデジタル複写機に電
力を供給するための電源ユニット24が配設されてい
る。尚、制御部ユニット23は、本発明の制御部、第1
制御部、および第2制御部として機能する。
【0029】図2には、Z折り機構21の概略構造を示
してある。また、図3には、Z折り機構21の要部の構
造を斜視図にして示してある。
【0030】Z折り機構21は、デジタル複写機のフロ
ント側の筐体に沿って立設されたフロントパネル(図示
せず)、デジタル複写機のリア側の筐体に沿って立設さ
れたリアパネル31a、および各パネルの下端をつない
だ底板31bを一体に有するベース部材31を備え、こ
のベース部材31のフロントパネルとリアパネルの間を
延びた複数本の送りローラ(後述する)を有する。各送
りローラは、金属製の軸にゴム材料を被覆して形成され
ている。そして、これら複数本の送りローラをそれぞれ
所定方向に回転制御することで、図中矢印T1方向から
送り込まれた用紙PをZ状に折り畳んで図中矢印T2方
向に送り出すように機能する。
【0031】Z折り機構21に用紙Pが送り込まれる入
口付近には、図中上下に転接した一対の送りローラ3
2、33が設けられている。送りローラ対32、33の
ニップより図中右側、すなわち用紙Pの搬送方向下流側
には、ニップを通して図中右方向(第1の方向)に搬送
される用紙Pの上面(第1面)および下面(第2面)を
それぞれガイドする一対のガイド板34、35が設けら
れ、これらガイド板34、35のさらに下流側には、図
中上下に転接した一対の送りローラ36、37が設けら
れている。尚、送りローラ対36、37は、入口を介し
て受け入れた用紙Pをそのまま第1の方向に搬送する、
本発明の第1ローラ対として機能する。
【0032】また、送りローラ対36、37のニップよ
り第1の方向に沿ってさらに下流側、すなわち図中右側
には、図中上下に転接された一対の送りローラ38、3
9が配設されている。この送りローラ対38、39のう
ち下方の送りローラ38の回転軸にはギア38aが設け
られ、可逆回転式のステッピングモータ40の回転軸に
設けられたギア40aと歯合している。つまり、この送
りローラ対38、39は、ステッピングモータ40の回
転方向を制御することにより、第1の方向に回転すると
ともに第1の方向とは逆の第2の方向にも回転する、本
発明の第2ローラ対として機能する。
【0033】尚、上述した送りローラ対36、37と送
りローラ対38、39との間で搬送される用紙Pの下面
側に近接して用紙Pの下面側への挫屈を防止するための
ガイド板41(ガイド部材、第1のガイド部材)が設け
られている。また、送りローラ対38、39のニップよ
り第1の方向に沿って下流側には、用紙Pの上面および
下面をそれぞれガイドする一対のガイド板42、43が
設けられている。さらに、送りローラ対38、39のニ
ップ近傍、すなわちニップの直後には、その光軸を遮る
ことにより用紙Pの先端通過を検知するための透過型光
センサ44(センサ、第1センサ)(以下、単にセンサ
44と称する)が配設されている。
【0034】ガイド板41の上方に僅かに離間した位置
には、送りローラ37の図中右側に転接した送りローラ
45が設けられている。この送りローラ45は、送りロ
ーラ37とともに本発明の第3ローラ対として機能し、
送りローラ対36、37と送りローラ対38、39との
間で上面側に挫屈した用紙Pの挫屈部分をニップに受け
入れて折り畳むとともに、折り畳んだ用紙Pを上記第1
および第2の方向と直交する第3の方向、すなわち図中
上方へ搬送するよう機能する。
【0035】尚、送りローラ37は、送りローラ36と
ともに本発明の第1ローラ対として機能するとともに、
送りローラ45とともに本発明の第3ローラ対として機
能するように兼用される。すなわち、このような構造を
採用することにより、送りローラ対36、37のニップ
と送りローラ対37、45のニップとを最も近づけるこ
とができる。また、上述した送りローラ対38、39
も、この送りローラ対37、45間のニップにできるだ
け近い位置に配置することが望ましい。
【0036】つまり、送りローラ対36、37と送りロ
ーラ対38、39との間で挫屈した用紙Pの挫屈位置か
らできるだけ近い位置で用紙Pを挟持拘束することで、
所望する挫屈位置からずれた他の位置で用紙Pが挫屈し
てしまう可能性を低く抑えることができ、用紙Pを所望
する位置で正確に折り畳むことができる。
【0037】送りローラ対37、45間のニップより第
3の方向に沿って下流側、すなわち図中上方には、本発
明の第4ローラ対として機能する一対の送りローラ4
6、47が配設されている。尚、送りローラ対37、4
5のニップを通って図中上方に搬送される用紙Pは、そ
の折り畳み位置(第1の折り畳み位置)を先頭にして搬
送されて、送りローラ対46、47のニップへ送り込ま
れる。
【0038】送りローラ対46、47のうち図中左側の
送りローラ46の回転軸にはギア46aが設けられ、可
逆回転式のステッピングモータ48の回転軸に設けられ
たギア48aと歯合している。つまり、この送りローラ
対46、47は、ステッピングモータ48の回転方向を
制御することにより、第3の方向に回転するとともに第
3の方向とは逆の第4の方向にも回転する。
【0039】尚、上述した送りローラ対37、45と送
りローラ対46、47との間で搬送される用紙Pの図中
左側に沿って用紙Pの図中左方向への挫屈を防止するた
めのガイド板49(第2のガイド部材)が設けられてい
る。また、送りローラ対46、47のニップより第3の
方向に沿って下流側には、用紙Pの図中左側および図中
右側をそれぞれガイドする一対のガイド板51、52が
設けられている。さらに、送りローラ対46、47のニ
ップ近傍、すなわちニップの直後には、その光軸を遮る
ことにより用紙Pの先端通過を検知するための透過型光
センサ53(第2センサ)(以下、単にセンサ53と称
する)が配設されている。
【0040】また、ガイド板49の図中右方に僅かに離
間した位置には、送りローラ45の図中上方に転接した
送りローラ50が設けられている。この送りローラ50
は、送りローラ45とともに本発明の第5ローラ対とし
て機能し、送りローラ対37、45と送りローラ対4
6、47との間で図中右方向に挫屈した用紙Pの挫屈部
分をニップに受け入れて折り畳むとともに、上記第3お
よび第4の方向と直交する方向、すなわち図中右方向へ
搬送するよう機能する。
【0041】尚、送りローラ45は、送りローラ37と
ともに本発明の第3ローラ対として機能するとともに、
送りローラ50とともに本発明の第5ローラ対として機
能するように兼用される。すなわち、このような構造を
採用することにより、送りローラ対37、45のニップ
と送りローラ対45、50のニップとを最も近づけるこ
とができる。また、上述した送りローラ対46、47
も、この送りローラ対45、50のニップにできるだけ
近い位置に配置することが望ましい。
【0042】つまり、送りローラ対37、45と送りロ
ーラ対46、47との間で挫屈した用紙Pの挫屈位置か
らできるだけ近い位置で用紙Pを挟持拘束することで、
所望する挫屈位置からずれた他の位置で用紙Pが挫屈し
てしまう可能性を低く抑えることができ、用紙Pを所望
する位置で正確に折り畳むことができる。
【0043】上述した送りローラ対45、50のニップ
より図中右側には、Z状に2回折り畳んだ用紙Pを上下
でガイドする一対のガイド板54、55が設けられ、さ
らに右側には、上下に転接した一対の送りローラ56、
57が設けられ、またさらに右側には、用紙Pを上下で
ガイドする一対のガイド板58、59が設けられてい
る。つまり、送りローラ対45、50のニップを通過し
たZ折りされた用紙Pが、一対のガイド板54、55で
ガイドされて送りローラ対56、57のニップへ送り込
まれ、さらに搬送されて一対のガイド板58、59によ
ってガイドされてZ折り機構21の外側へ矢印T2方向
へ送り出されるようになっている。
【0044】上述した複数の送りローラのうち4つの送
りローラ32、36、45、56の回転軸には、それぞ
れ歯付ベルト61を巻回したプーリ32a、36a、4
5a、56aが同軸に設けられている。歯付ベルト61
は、この他に、図中矢印F方向に回転するステッピング
モータ60の回転軸に取付けられたプーリ62、および
歯付ベルト61に所定の張力を付与するためのプーリ6
3に巻き回されている。しかして、ステッピングモータ
60を矢印F方向に回転すると、歯付ベルト61を巻回
した複数のプーリを有する送りローラ32、36、4
5、56、およびこれら送りローラにそれぞれ転接した
送りローラ33、37、50、57が、それぞれ図中矢
印方向へ回転するようになっている。
【0045】また、上述した複数の送りローラのうち少
なくとも3つの送りローラ37、45、50は、図3に
示すように、少なくとも用紙Pの全幅Wpを超える長さ
Wrの円筒形状に形成されている。つまり、送りローラ
対37、45間のニップを通して用紙Pの挫屈部分を通
過させる際に用紙Pを折り畳むとともに、送りローラ対
45、50間のニップを通して用紙Pの挫屈部分を通過
させる際に用紙Pを折り畳むため、これら3本の送りロ
ーラは用紙Pをその全長に亘って挟圧可能な形状を有す
る。これに対し、他の送りローラ、例えば送りローラ3
6は、その回転軸に沿って複数に分割されたローラ部分
を有する。
【0046】次に、上記構成のZ折り機構21による用
紙Pの折り畳み動作について、図4の動作説明図および
図5のタイミングチャートを参照して説明する。尚、本
実施の形態のデジタル複写機では、A4サイズの用紙と
A3サイズの用紙を取り扱うため、A3サイズの用紙が
Z折り機構21に送り込まれてZ状に折り畳まれ、A4
サイズに揃えられて排出されるようになっている。この
ように、サイズの異なる用紙をサイズを揃えて排出可能
となるため、ステープルやパンチなどのフィニッシャで
の後処理が容易となる。
【0047】折り畳み動作に先立ち、設定入力部71
(図5参照)を介して、オペレータにより、用紙Pの先
端から第1の折り畳み位置までの長さ(第1の長さ)、
および第1の折り畳み位置から第2の折り畳み位置まで
の長さ(第2の長さ)が設定入力される。この設定入力
部71は、上述したデジタル複写機の制御部ユニット2
3に接続されている。
【0048】第1および第2の折り畳み位置が設定され
ると、図4(a)に示すように、3つ全てのステッピン
グモータ60、40、48が正転されて、送りローラ3
2、36、38、45、46が図中矢印方向に回転さ
れ、用紙PがZ折り機構21へ矢印T1方向に送り込ま
れる。このとき、特に、送りローラ38が、用紙Pを図
中右方向へ送るように第1の方向に回転される。
【0049】そして、用紙Pの搬送方向先端がセンサ4
4によって検知された時点で、センサOFF信号が制御
部ユニット23に出力される。制御部ユニット23で
は、この信号をトリガーとして、タイマ72で所定クロ
ックのカウントを開始し、所定時間(t1)遅延後にス
テッピングモータ60およびステッピングモータ40に
停止司令を出す。2つのステッピングモータ60、40
は、この停止司令を受けたことをもって減速して停止す
る。このときのクロック数は、設定入力部71を介して
予め設定した第1の長さに応じて決定される第1の搬送
距離に基づいて決定されるもので、図示しないメモリに
書き換え可能に予め記録されており、このクロック数を
書き換えて変更することで第1の折り畳み位置を容易に
変更できる。
【0050】用紙Pが一定時間だけ短く停止された後、
制御部ユニット23からステッピングモータ60に正転
司令、ステッピングモータ40に逆転司令が出され、ス
テッピングモータ60、40がそれぞれ加速されて所定
方向に回転される。これにより、図4(b)に示すよう
に、送りローラ対32、33、および送りローラ対3
6、37が第1の方向(図中矢印T1方向)に回転され
るとともに、送りローラ対38、39が第1の方向とは
逆の第2の方向(図中矢印T2方向)に回転され、送り
ローラ対36、37のニップと送りローラ対38、39
のニップとの間で用紙Pの中間部分がその上面側に向け
て挫屈される。このとき、2つのニップ間で用紙Pの下
面側に設けられたガイド板41により、用紙Pがその下
面側に挫屈することが防止され、送りローラ対37、4
5のニップに挫屈部分が導かれるようになっている。送
りローラ対37、45のニップに導かれた用紙Pは、ニ
ップを通過することにより折り畳まれ、その第1の折り
畳み位置を先頭にしてさらに上方へ送り込まれる。
【0051】用紙Pが上方へ送り込まれると、センサ4
4を一旦通過した用紙Pの先端が今度は逆方向(矢印T
2方向)にセンサ44を再び通過され、センサON信号
が制御部ユニット23に出力される。制御部ユニット2
3は、この信号に基づいて所定のタイミングでステッピ
ングモータ40に停止/正転司令を出し、ステッピング
モータ40は、この停止司令を受けたことをもって減速
して一旦停止した後、加速して正転する。
【0052】この後、用紙Pの第1の折り畳み位置がセ
ンサ53によって検知された時点で、センサOFF信号
が制御部ユニット23に出力される。制御部ユニット2
3では、この信号をトリガーとして、タイマ72で所定
クロックのカウントを開始し、所定時間(t2)遅延後
にステッピングモータ60およびステッピングモータ4
8に停止司令を出す。2つのステッピングモータ60、
48は、この停止司令を受けたことをもって減速して停
止する(図4c)。このときのクロック数は、設定入力
部71を介して予め設定した第2の長さに応じて決定さ
れる第2の搬送距離に基づいて決定されるもので、図示
しないメモリに書き換え可能に予め記録されており、こ
のクロック数を書き換えて変更することで第2の折り畳
み位置を容易に変更できる。
【0053】図4(c)に示すように、用紙Pが一定時
間だけ短く停止された後、制御部ユニット23からステ
ッピングモータ60に正転司令、ステッピングモータ4
8に逆転司令が出され、ステッピングモータ60、48
がそれぞれ加速されて所定方向に回転される。これによ
り、図4(d)に示すように、送りローラ対37、45
が第3の方向(図中矢印T3方向)に回転されるととも
に、送りローラ対46、47が第3の方向とは逆の第4
の方向(図中矢印T4方向)に回転され、送りローラ対
37、45のニップと送りローラ対46、47のニップ
との間で用紙Pの中間部分が図中右方に向けて挫屈され
る。このとき、2つのニップ間で用紙Pの図中左側に設
けられたガイド板49により、用紙Pが左側へ挫屈する
ことが防止され、送りローラ対45、50のニップに挫
屈部分が導かれるようになっている。送りローラ対4
5、50のニップに導かれた用紙Pは、ニップを通過す
ることにより折り畳まれ、その第2の折り畳み位置を先
頭にして今度は図中右方向へ送られる。
【0054】この後、センサ53を第3の方向に一旦通
過した用紙Pの第1の折り畳み位置が今度は逆方向、す
なわち第4の方向にセンサ53を再び通過され、センサ
ON信号が制御部ユニット23に出力される。制御部ユ
ニット23は、この信号に基づいて所定のタイミングで
ステッピングモータ48に停止/正転司令を出し、ステ
ッピングモータ48は、この停止司令を受けたことをも
って減速して一旦停止した後、加速して正転する。
【0055】尚、送りローラ対45、50のニップを介
して図中右方向へ送られた用紙Pは、Z状に折り畳まれ
た用紙P’(図4d参照)として送りローラ対56、5
7のニップを介してZ折り機構21から矢印T2方向へ
送り出される。
【0056】以上のように、本実施の形態のZ折り機構
21によると、例えば図9および図10を用いて説明し
た従来のZ折り機構100のように用紙Pの先端をスト
ッパに衝突させることがないので、比較的サイズの大き
な紙や比較的薄いこしの弱い紙などでも、ジャムを生じ
ることなく確実に折り畳むことができる。また、先端を
ストッパに衝突させないので、騒音が発生しない。さら
に、折り畳み位置を変更する場合、ストッパの位置を調
整する必要がなく、用紙Pの搬送距離を変えるだけで容
易に変更でき、オペレータの作業負担を大幅に低減でき
る。
【0057】また、本実施の形態によると、2組の送り
ローラ対を逆方向に回転させて2つのニップで挟持拘束
された用紙Pの中間部分を挫屈させ、挫屈側の送りロー
ラ対のニップに挫屈部分を受け入れて用紙Pを折り畳む
構造とし、且つ、用紙Pを挟持拘束する2組の送りロー
ラ対のニップを挫屈部分を受け入れる送りローラ対のニ
ップにできるだけ近づけるようにした。このため、用紙
Pを所望する折り畳み位置で確実に折り畳むことができ
る。
【0058】ところで、上述した実施の形態のZ折り機
構21では、送り込まれた全ての用紙PをZ状に折り畳
むように構成されているため、本実施の形態のように2
種類のサイズ(A3、A4)の用紙を取り扱うデジタル
複写機に搭載した場合、不具合を生じる。つまり、第2
の画像形成部19を通過させて両面に画像形成したA4
サイズの用紙をそのまま通過させることができない。
【0059】このため、デジタル複写機に実際に搭載さ
れるZ折り機構は、図6に示す構造とすることが望まし
い。つまり、送りローラ対38、39の第1の方向下流
側に設けられた一対のガイド板42’、43’の終端部
を、送りローラ対56、57のニップに指向させて連結
し、搬送パスを形成し、矢印T1方向に沿ってZ折り機
構21に送り込まれたA4サイズの用紙Pをそのままガ
イド板42’、43’を介して矢印T2方向に送り出す
ようにした。これにより、送りローラ対38、39の回
転方向およびタイミングを制御するだけで、Z折り機構
21に送り込まれたA4サイズの用紙Pを折り畳まずに
そのまま通過させることができる。
【0060】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、3つのス
テッピングモータ60、40、48を回転制御してZ折
り機構21を動作させたが、ステッピングモータを1つ
にして駆動力の伝達経路をクラッチを用いて切換えるよ
うにしても良い。ステッピングモータを1つにすること
により、機構を簡略化でき、製造コストを低減できる。
【0061】図7には、1つのステッピングモータ81
を含む駆動部の変形例を示してある。これによると、ス
テッピングモータ81に直結された第1の回転軸82に
は、2つのワンウェイクラッチ84b、85bを介し
て、2つのギア84a、85aがそれぞれ取付けられて
いる。2つのワンウェイクラッチ84b、85bのロッ
ク方向は、逆方向に設定されている。
【0062】第1の回転軸82と平行に並設された第2
の回転軸83には、2つのワンウェイクラッチ86b、
87bを介して、2つのギア86a、87aがそれぞれ
取付けられている。ギア86aはギア84aに直接歯合
し、ギア87aは中間ギア88を介してギア85aに歯
合している。また、2つのワンウェイクラッチ86b、
87bのロック方向も、逆方向に設定されている。
【0063】図8(a)に示すように、第1の回転軸8
2を図中左方向から見て時計回り方向(CW)に回転す
ると、ワンウェイクラッチ84bの作用によってギア8
4aがロックされ、ワンウェイクラッチ85bの作用に
よってギア85aがCW方向に回転される。この回転
は、中間ギア88を介してギア87aに伝達され、ワン
ウェイクラッチ87bの作用によって第2の回転軸83
が反時計回り方向(CCW)に回転される。このとき、
ワンウェイクラッチ86bの作用によってギア86aが
ロックされる。
【0064】一方、図8(b)に示すように、第1の回
転軸82をCCW方向に回転すると、ワンウェイクラッ
チ85bの作用によってギア85aがロックされ、ワン
ウェイクラッチ84bの作用によってギア84aがCC
W方向に回転される。この回転は、ギア86aに伝達さ
れ、ワンウェイクラッチ86bの作用によって第2の回
転軸83がCCW方向に回転される。このとき、ワンウ
ェイクラッチ87bの作用によってギア87aがロック
される。
【0065】つまり、この構造を採用すると、ステッピ
ングモータ81の回転方向と同じ方向に第1の回転軸8
2が常に回転するとともに、第2の回転軸83がステッ
ピングモータ81の回転方向によらず常に一定の方向に
回転することになる。しかも、第1および第2の回転軸
82、83の角速度は同じになる。そして、第1の回転
軸82に送りローラ38のプーリ38aおよび送りロー
ラ46のプーリ46aを接続し、第2の回転軸83に歯
付ベルト61を接続する。これにより、ステッピングモ
ータ81の回転方向に依存して送りローラ対38、3
9、および送りローラ対46、47が同時に回転し、且
つステッピングモータ81の回転方向によらず歯付ベル
ト61が常に同じ方向に走行することになる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の用紙折
り畳み機構は、上記のような構成および作用を有してい
るので、動作時の騒音を殆ど無くすことができ、折り畳
み位置を容易に変更でき、所望する位置で用紙を確実に
折り畳みできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るZ折り機構を搭載
したデジタル複写機を示す概略図。
【図2】図1のデジタル複写機に搭載されたZ折り機構
を示す概略図。
【図3】図2のZ折り機構の要部の構成を示す斜視図。
【図4】図2のZ折り機構による動作を説明するための
動作説明図。
【図5】図4とともにZ折り機構による動作を説明する
ためのタイミングチャート。
【図6】図2のZ折り機構の変形例を示す図。
【図7】ステッピングモータを1つにした場合の駆動部
の構造を示す図。
【図8】図7の駆動部による動作を説明するための動作
説明図。
【図9】従来のZ折り機構を示す概略図。
【図10】図9の従来のZ折り機構による動作を説明す
るための動作説明図。
【符号の説明】
21…Z折り機構、23…制御部ユニット、36、3
7、38、39、45、46、47、50…送りロー
ラ、40、48、60…ステッピングモータ、41、4
9…ガイド板、44、53…センサ、61…歯付ベル
ト、71…設定入力部、P…用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅利 幸生 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 (72)発明者 平光 功明 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 3F108 AA01 AB01 AC02 BA03 BA08 CC01 EA09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を挟持拘束しつつ回転することで第
    1の方向へ搬送する第1ローラ対と、 この第1ローラ対より上記第1の方向下流側に配置さ
    れ、上記第1ローラ対によって搬送されている用紙の他
    の部分を挟持拘束しつつ回転することで該用紙を上記第
    1の方向に搬送するとともに第1の方向とは逆の第2の
    方向に搬送する第2ローラ対と、 上記第1および第2ローラ対間で搬送される用紙の第1
    面側に近接して設けられ、上記第1ローラ対を上記第1
    の方向に回転しつつ上記第2ローラ対を上記第2の方向
    に回転することで上記第1および第2ローラ対間で上記
    第1面側に挫屈する用紙をそのニップに受け入れて折り
    畳む第3ローラ対と、 を備えていることを特徴とする用紙折り畳み機構。
  2. 【請求項2】 用紙の上記第1の方向に沿った先端から
    折り畳み位置までの長さを設定する設定入力部と、 上記第2ローラ対の近くで用紙の先端を検知するセンサ
    と、 上記設定入力部で設定した長さに応じて、上記センサが
    用紙の先端を検知してから用紙を停止するまでの搬送距
    離を決定し、この搬送距離に基づいて上記第1および第
    2ローラ対を上記第1の方向に回転制御して用紙を停止
    させ、上記第2ローラ対を上記第2の方向に回転させる
    制御部と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    用紙折り畳み機構。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2ローラ対間で搬送さ
    れる用紙の第2面に沿って設けられ、用紙が第2面側に
    挫屈しないようにガイドするガイド部材をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙折り畳
    み機構。
  4. 【請求項4】 上記第1ローラ対の一方のローラは、上
    記第3ローラ対の一方のローラとして兼用されることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙折り
    畳み機構。
  5. 【請求項5】 上記第2ローラ対は、上記第3ローラ対
    のニップに近接して配置されていることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の用紙折り畳み機構。
  6. 【請求項6】 上記第2ローラ対より上記第1の方向に
    沿った下流側には、上記第1ローラ対を介して上記第1
    の方向へ搬送された用紙をそのまま通過させて送り出す
    ための搬送パスが形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の用紙折り畳み機構。
  7. 【請求項7】 用紙を挟持拘束しつつ回転することで第
    1の方向へ搬送する第1ローラ対と、 この第1ローラ対より上記第1の方向下流側に配置さ
    れ、上記第1ローラ対によって搬送されている用紙の他
    の部分を挟持拘束しつつ回転することで該用紙を上記第
    1の方向に搬送するとともに第1の方向とは逆の第2の
    方向に搬送する第2ローラ対と、 上記第1および第2ローラ対間で搬送される用紙の第1
    面側に近接して設けられ、上記第1ローラ対を上記第1
    の方向に回転しつつ上記第2ローラ対を上記第2の方向
    に回転することで上記第1および第2ローラ対間で上記
    第1面側に挫屈する用紙を、そのニップに受け入れて回
    転することで折り畳むとともに、この折り畳まれた用紙
    をその第1の折り畳み位置を先頭にして上記第1および
    第2の方向と略直交する第3の方向に搬送する第3ロー
    ラ対と、 この第3ローラ対より上記第3の方向下流側に配置さ
    れ、上記第3ローラ対によって上記第1の折り畳み位置
    を先頭にして上記第3の方向に搬送されている用紙の他
    の部分を挟持拘束しつつ回転することで該用紙を上記第
    3の方向に搬送するとともに第3の方向とは逆の第4の
    方向に搬送する第4ローラ対と、 上記第3および第4ローラ対間で搬送される用紙の上記
    第1の折り畳み位置より用紙の先端側に近接して設けら
    れ、上記第3ローラ対を上記第3の方向に回転しつつ上
    記第4ローラ対を上記第4の方向に回転することで上記
    第3および第4ローラ対間で上記先端側に挫屈する用紙
    をそのニップに受け入れて折り畳む第5ローラ対と、 を備えていることを特徴とする用紙折り畳み機構。
  8. 【請求項8】 上記用紙の先端から上記第1の折り畳み
    位置までの第1の長さを設定するとともに、上記第1の
    折り畳み位置から上記第5ローラ対によって折り畳まれ
    る第2の折り畳み位置までの第2の長さを設定する設定
    入力部と、 上記第2ローラ対の近くで用紙の先端を検知する第1セ
    ンサと、 上記第4ローラ対の近くで用紙の上記第1の折り畳み位
    置を検知する第2センサと、 上記設定入力部で設定した上記第1の長さに応じて、上
    記第1センサが用紙の先端を検知してから用紙を停止す
    るまでの第1の搬送距離を決定し、この第1の搬送距離
    に基づいて上記第1および第2ローラ対を上記第1の方
    向に回転制御して用紙を停止させ、上記第2ローラ対を
    上記第2の方向に回転させる第1制御部と、 上記設定入力部で設定した上記第2の長さに応じて、上
    記第2センサが上記第1の折り畳み位置を検知してから
    用紙を停止するまでの第2の搬送距離を決定し、この第
    2の搬送距離に基づいて上記第3および第4ローラ対を
    上記第3の方向に回転制御して用紙を停止させ、上記第
    4ローラ対を上記第4の方向に回転させる第2制御部
    と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載の
    用紙折り畳み機構。
  9. 【請求項9】 上記第1および第2ローラ対間で搬送さ
    れる用紙の第2面に沿って設けられ、用紙が第2面側に
    挫屈しないようにガイドする第1のガイド部材と、 上記第3および第4ローラ対間で搬送される用紙を挟ん
    で上記第5ローラ対に対向する反対側で用紙の搬送路に
    沿って設けられ、用紙が反対側に挫屈しないようにガイ
    ドする第2のガイド部材と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項7または8
    に記載の用紙折り畳み機構。
  10. 【請求項10】 上記第1ローラ対の一方のローラは、
    上記第3ローラ対の一方のローラとして兼用され、上記
    第3ローラ対の他方のローラが上記第5ローラ対の一方
    のローラとして兼用されることを特徴とする請求項7乃
    至9のいずれかに記載の用紙折り畳み機構。
  11. 【請求項11】 上記第2ローラ対は、上記第3ローラ
    対のニップに近接して配置されており、且つ、上記第4
    ローラ対は、上記第5ローラ対に近接して配置されてい
    ることを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載
    の用紙折り畳み機構。
  12. 【請求項12】 上記第2ローラ対より上記第1の方向
    に沿った下流側には、上記第1ローラ対を介して上記第
    1の方向へ搬送された用紙を上記第5ローラ対のニップ
    に導くようにそのまま通過させて送り出すための搬送パ
    スが形成されていることを特徴とする請求項7に記載の
    用紙折り畳み機構。
  13. 【請求項13】 第1ローラ対を回転してその間に挟持
    拘束した用紙を第1の方向に搬送し、 上記第1ローラ対より上記第1の方向下流側に配置され
    た第2ローラ対により、上記第1ローラ対によって搬送
    されている用紙の他の部分を挟持拘束して上記第1の方
    向に搬送し、 予め設定した距離だけ搬送した後、上記第2ローラ対を
    上記第1の方向とは逆の第2の方向へ回転して、上記第
    1および第2ローラ対間で用紙を挫屈させ、 この挫屈した部分を、その挫屈側に配置された第3ロー
    ラ対のニップに受け入れて折り畳むことを特徴とする用
    紙折り畳み方法。
  14. 【請求項14】 第1ローラ対を回転してその間に挟持
    拘束した用紙を第1の方向に搬送し、 上記第1ローラ対より上記第1の方向下流側に設けられ
    た第2ローラ対により、上記第1ローラ対によって搬送
    されている用紙の他の部分を挟持拘束して上記第1の方
    向に搬送し、 予め設定した距離だけ搬送した後、上記第2ローラ対を
    上記第1の方向とは逆の第2の方向へ回転して、上記第
    1および第2ローラ対間で用紙を挫屈させ、 この挫屈した部分をその挫屈側に設けられた第3ローラ
    対のニップに受け入れて折り畳みつつ、上記第3ローラ
    対を回転させて上記第1および第2の方向と略直交する
    第3の方向に該用紙をその折り畳み位置を先頭にして搬
    送し、 上記第3ローラ対より上記第3の方向下流側に設けられ
    た第4ローラ対により、上記第3ローラ対によって搬送
    されている用紙の他の部分を挟持拘束して上記第3の方
    向に搬送し、 予め設定した距離だけ搬送した後、上記第4ローラ対を
    上記第3の方向とは逆の第4の方向へ回転して、上記第
    3および第4ローラ対間で用紙を挫屈させ、 この挫屈した部分をその挫屈側に設けられた第5ローラ
    対のニップに受け入れて折り畳むことを特徴とする用紙
    折り畳み方法。
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