JP7197326B2 - 中空異形捲縮長繊維 - Google Patents
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1.構成成分の90モル%以上がポリトリメチレンテレフタレートであり、繊維軸方向に対して直交する繊維横断面において、少なくとも1個の中空部を備えるコア部と、コア部外表面からコア部中心に対して放射状に突出したフィン部を有し、下記(1)~(4)を満たすことを特徴とする中空異型捲縮長繊維。
(1)フィン部が4枚以上8枚以下である。
(2)捲縮数が30個/25mm以上39個/25mm以下のスパイラル状三次元捲縮である。
(3)下記式により算出した単糸断面の中空部潰れ比が1.0以上1.5以下である。
中空潰れ比 =a/b
a:コア部の長辺
b:コア部の短辺
(4)破断強度が1.6~2.6cN/dtexである。
そして、以下2~5に記載の発明が好ましい。
2.繊維軸方向に対して直交する繊維横断面において、以下の式を満足する前記1の中空異型捲縮長繊維。
フィン部の外接円直径 > フィン部の内接円直径 × 2.00
3.下記式により算出したコア部の中空率が20~60%である、前記1または2の中空異型捲縮長繊維。
コア部の中空率(%)=SA/SB×100(%)
SA:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の中空部の面積
SB:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の外接円の面積
4.下記式により算出した空隙率が40~70%である、前記1~3のいずれかの中空異型捲縮長繊維。
空隙率(%)=((SC-SD)/SC)×100(%)
SC:繊維軸に直交する断面における放射状に突き出したフィン部の外接円の面積
SD:繊維軸に直交する断面における中実部の面積
5.100℃、20分の沸水処理後の全捲縮率(TC)が5~40%である前記1~4のいずれかの中空異型捲縮長繊維。
6.前記1~5のいずれかの中空異形捲縮長繊維の製造方法であって、紡糸速度が1500~3500m/分であり、口金面の下から10~60mmの位置で、口金面と平行、かつ吐出ポリマー流を貫通するように一方向から風速0.5~5.0m/秒の空気を吹き付けて口金から吐出したポリマー流を異方冷却することを特徴とする中空異形捲縮長繊維の製造方法。
である。
本発明の中空異形捲縮長繊維は立体捲縮を付与されているが、この立体捲縮はスパイラル状三次元捲縮および/またはサインカーブ状捲縮であることが好ましい。これらの立体捲縮であることで、平面的な機械捲縮より高い嵩高感を得ることができる。なお、スパイラル状三次元捲縮とは、繊維軸方向に対して糸条が「らせん状」に旋回している形態の捲縮である。また、サインカーブ状捲縮とは、繊維軸の直角方向に対し一定の振幅を有する2次元の波形様屈曲形が発現している形態の捲縮である。この3次元捲縮の径および単位繊維長当たりの捲縮数は異方冷却されることで決まるといってよく、冷却効果が大きいほど捲縮数が小さく、単位繊維長あたりの捲縮数は多くなる。要求される捲縮捲縮は、捲縮径が小さく、単位繊維長さ当たりの捲縮数が多い(伸長特性に優れ、見映えが良い)、捲縮の耐ヘタリ性が良い(伸長回復に応じた捲縮のヘタリ量が小さく、ストレッチ保持性に優れる)、さらには捲縮の伸長回復時におけるヒステリシスロスが小さい(弾発性に優れ、フィット感がよい)等である。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、破断強度が1.6~2.6cN/dtex以上であることが必要であり、好ましくは1.8~2.4cN/dtex以上である。破断強度が1.6cN/dtex未満であると、中空潰れやフィン折れなどが生じ、中空部とフィン部の形成が不安定となり、嵩高感や軽量感が失われて実用に適したものとならない。また破断強度が2.6cN/dtexを超えると、ソフト感、風合いの欠けるものとなる。
本発明の中空異形捲縮長繊維を構成する単糸は、繊維軸方向に対して直交する繊維横断面において、少なくとも1個の中空部を備えるコア部と、コア部外表面から突出するフィン部から構成される。コア部は中空部を有する。コア部にある中空部の形状は、例えば、丸形、四角形または四角形以外の多角形とすることができ、なかでも丸形あるいは四角形が好ましい。
コア部に中空部を備えることで、軽量な嵩高糸とすることができ、中空部の形状を丸形あるいは四角形とすることで、図3に例示するような紡糸口金の各吐出スリットにおいて吐出ポリマー同士を良好に貼り合わせることができ、単糸の中空部を有する断面形状を安定して得ることができる。
本発明の中空異形捲縮長繊維のマルチフィラメントを構成する単糸のコア部の中空形状潰れ比(コア部の長辺/短辺の比)は1.5以下が必要である。好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.1であり、最も好ましくは1.0で中空潰れが無い真円の状態である。ここで中空潰れ比は下記式で定義される。
中空潰れ比 =a/b
a:コア部の長辺
b:コア部の短辺
また、中空潰れの模式図を図4に示す。中空潰れ比が1.5を超えると、空気を含む量が少なくなって保温性が低下したり、捲縮性能による嵩高性が発現できなくなる。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、コア部外表面から、コア部中心点に対して放射状に突出したフィン部を有し、コア部の長さ方向に沿って延在する、フィン部は4枚以上が必要であり、好ましくは6枚以上、さらに好ましくは8枚以上である。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、単糸の繊維軸に直交する断面において、フィン部の外接円直径が、フィン部の内接円直径の2.0倍を超えることが好ましい。フィン部の外接円直径がフィン部の内接円直径の2.0倍以下であると十分な捲縮を発現することが難しい。
本発明の中空異形捲縮長繊維のマルチフィラメントを構成する単糸のコア部の中空率は、好ましくは20~60%、より好ましくは25~55%、さらに好ましくは30~50%である。この範囲の中空率とすることで、軽量感および嵩高感を得つつ、安定した製糸ができる。
中空率(%)=SA/SB×100
SA:単糸繊維軸に直交する断面におけるコア部の中空部の面積
SB:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の外接円の面積
嵩高糸の中空率を上記の範囲にするには、図3に例示するような紡糸口金の吐出部スリットの短軸側をできるだけ細くし、スリットで囲われる面積をできるだけ大きくし、かつ、紡糸口金から吐出されたポリマーを口金面の下からなるべく短い距離で速やかに冷却するとよい。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、マルチフィラメントを構成する単糸の空隙率は40~70%であることが好ましい。ここで、単糸の空隙率は下記式で定義される。
空隙率(%)=((SC-SD)/SC)×100
SC:単糸繊維軸に直交する断面における放射状に突き出したフィン部の外接円の面積
SD:単糸繊維軸に直交する断面における中実部の面積
空隙率を上記の範囲にするには、コア部から放射状に突出し、単糸の繊維軸方向に沿って延在するフィン部を少なくとも4枚は有するようにし、フィン部の外接円の直径をフィン部の内接円の直径の2.0倍を超えるようにフィン部を設けるとよい。
本発明において、ポリマーの種類としては特に限定されないが、なかでも、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ステレオコンプレックスポリ乳酸などのポリエステルや、第3成分を共重合させた共重合ポリエステルなどが好ましい。中でも、ポリトリメチレンテレフタレート(以下、PTTと略す)がソフト性や異方冷却で得られた立体捲縮性能の点で特に好ましい。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、その単糸数が5本以上であることが好ましい。単糸数が4本以下であると、突起部による体積排除効果が十分でなく、目的とする嵩高さ、軽量感を得ることが出来ない。また、単糸数が多くなりすぎると、繊維束としての繊度が大きくなり、繊維の曲げ剛性が高くなりすぎて、布帛におけるソフト感が低下し好ましくない。好ましくは、10~50本である。
本発明の中空異形捲縮長繊維は、100℃、20分の沸水処理後の全捲縮率(TC)が、好ましくは5~40%、より好ましくは10~35%、さらに好ましくは15~30%である。全捲縮率が5%未満あると十分な嵩高感が得られず、40%を超えると取り扱い性が低下する。
本発明の中空異型捲縮長繊維は、次の方法で製造することができる。ポリエステル(特にポリトリメチレンテレフタレートが好ましい)のペレットを用いて適正な水分率(0.005~0.010%)となるように乾燥後、溶融押出機などで溶融して紡糸口金へ導入する。
試料繊維に44.15×10-3cN/dtex(50mg/de)の張力をかけて約3333dtex(3000de)となる迄巻き、カセを作成する。カセ作成後、176.6×10-3cN/dtex(200mg/de)相当の荷重を付与し、1分経過後の長さL0(cm)を測定する。L0測定後、176.6×10-3cN/dtex(200mg/de)相当荷重を除去し、1.77×10cN/dtex(2mg/de)相当の荷重を付与した状態で100℃沸水中で20分間処理する。沸水処理後、直ちに全荷重を除去し、24時間フリー状態で40℃以下で自然乾燥する。自然乾燥後のカセに再び1.77×10-3cN/dtex(200mg/de)相当の荷重を付与し1分間経過後の長さL1(cm)を測定する。L1測定後直ちに176.6×10-3cN/dtex(200mg/de)相当荷重を除去し、1分経過後の長さL2(cm)を測定し、下記算出式により全捲縮率(TC)を算出した。
全捲縮率(%)=(L1-L2)/L0×100
紡糸捲取したマルチフィラメントのセクションを切り、単糸1本の繊維軸に直交する断面の写真(1500倍)を、SEM(走査電子顕微鏡)により撮影した。
断面写真において、フィン部の外接円と内接円を描き、それらの直径を測定してフィン部の外接円直径および内接円直径とした。
図1にフィン部の外接円および内接円の模式図を示す。図1のBがフィン部の内接円、Cがフィン部の外接円を表す。
外接円直径が内接円直径の2.0倍以上の条件を満足するもの「優」で、満足しないものを「不良」で評価した。
上記(2)で得た断面の写真において、単糸1本の繊維軸の直交する断面におけるコア部の内接円の面積と、コア部の中空部の面積を算出し、以下の式により単糸の中空率を求めた。
中空率(%)=SA/SB×100(%)
SA:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の中空部の面積
SB:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の外接円の面積
この測定を単糸5本分行い、5本の中空率を平均して中空率(%)とした。
上記(2)で得た断面の写真のフィン部の外接円の面積を算出して面積SCとした。
また、繊維軸に直交する断面の中実部の面積SD(図2のDで示す部分の面積)を、繊度およびポリマーの密度(ポリエステルの場合は1.38g/cm3)から、以下の式により空隙率を算出した。
空隙率(%)=((SC-SD)/SC)×100(%)
SC:繊維軸に直交する断面における放射状に突き出したフィン部の外接円の面積
SD:繊維軸に直交する断面における中実部の面積
ここで、中実部の面積は、コア部およびフィン部のそれぞれの中実部の面積を含む。
この測定を単糸5本分行い、5本の空隙率を平均して空隙率(%)とした。
JIS L 1015 7.12に記載の方法により、25mmあたりの捲縮数を計測した。
スパイラル三次元捲縮の場合は、繊維長さ25mm当たりの「らせん」の個数(らせん1個につき捲縮2個とする)、サインカーブ状捲縮の場合は繊維長さ25mm当たりの山の個数を数え、30個以上を優、30個未満を不良と判定した。
尚、捲縮形状としては、スパイラル状三次元捲縮をSp、サインカーブ状捲縮をSiと略称することがある。
JIS-L-1013に基づいて測定した。
得られた繊維を用いて筒編を作成し、編地の触感について、嵩高感および軽量感のそれぞれを4段階(◎(優)、○(良)、△(やや不足)、×(不良))で官能評価した。
まず、JIS L 1018 8.5にしたがい布帛の厚さT(mm)を測定した。つぎに、JIS L 1018 8.4.2にしたがい布帛の目付けW(g/m2)を測定した。これら布帛の厚さT(mm)および布帛の目付けW(g/m2)から、下記式で布帛の嵩高さを算出した。
嵩高さ(cm3/g)=1000×(T/W)
JIS L 1018 8.33.1にしたがい通気度(cc/cm2/秒)を測定した。
JIS L 1018 8.34.1にしたがい保温性(%)を測定した。
延伸後の単糸1本の繊維軸に直交する断面の写真(1500倍)を、SEM(走査電子顕微鏡)により撮影した。繊維軸に直交する断面におけるコア部の長辺aとコア部の短辺bを測定し、以下の式により中空潰れ比を算出した。前記a,bは図4に示す。
中空潰れ比=a/b
この測定を単糸5本分行い、5本分の中空潰れ比を平均して中空潰れ比とした。
長繊維を構成する単糸の本数を示す。(実施例、比較例では、紡糸口金の吐出孔の数と等しい。)
固有粘度(35℃、オルソクロロフェノール中)が1.00dl/gのポリトリメチレンテレフタレートを265℃で溶融し、図2に示す吐出孔を12個有する紡糸口金より吐出した。吐出された糸条は、吐出直下40mmにて風速2.00m/秒の冷風(約20℃)にて糸条走行方向に直交して一方向からのみ冷却し、オイリングノズルにて油剤を付与し2,000m/分の速度にて巻き取った。得られた未延伸糸を温度70℃で1.7倍に延伸し、次いで温度180℃のスリットヒータにて定長下で熱セットを施し、90dtex、破断強度2.05cN/dtex、捲縮率(TC)25.7%、捲縮数 39個/25mm,中空潰れ比1.02の中空異形捲縮長繊維を得た。
紡糸速度2500m/minで得た未延伸糸を、延伸倍率1.5倍に延伸で実施した以外は、実施例1と同様に中空異形捲縮長繊維を得た。次いで28G、90インチのトリコット経編機(独カールマイヤー社製KS4SU)を使用し、ハーフ組織のトリコット経編物を編成した。得られた編物を130℃にて高圧染色を行い、編物表面を常法により起毛処理を行ったのち、最終セットとして180℃の乾熱セット行った。得られた編物において、厚さ3.1mm、目付け180g/m2、嵩高さ17.2cm3/g、通気度は326cc/cm2/秒、保温性は19.1%と、軽量性、嵩高性、通気性、保温性に優れたものであった。
未延伸糸を1000m/minで捲取した他は実施例1と同様にして繊維を得た。得られた繊維の強度が低く、中空潰れが多く見られた。中空率、空隙率、捲縮率も低かった。
紡糸時の冷風吹き出し位置を100mm下方、冷風速度 0.4m/秒とした他は実施例1と同様にして繊維を得た。
突起部を有さない中空口金を用いた以外は、実施例1と同様の方法で繊維を得た。
また、得られた編物において、厚さ0.56mm、目付け180g/m2、嵩高さ3.1cm3/g、通気度は154cc/cm2/秒、保温性は9.8%と、嵩高性、保温性に欠けるものであった。
延伸倍率を1.1倍で捲取した他は実施例1と同様にして繊維を得た。得られた繊維の物性は強度が低く、中空潰れが多く見られた。
単糸数を4本として捲取した他は、実施例1と同様にして得た繊維を比較例5として繊維の物性、評価結果を表1に示す。得られた編物において、厚さ0.66mm、目付け180g/m2、嵩高さ3.7cm3/g、通気度は192cc/cm2/秒、保温性は11.0%と、嵩高性、保温性に欠けるものであった。
ポリマーをポリエチレンテレフタレート(PET)とした他は、実施例1と同様にして繊維を得た。得られた編物において、厚さ0.48mm、目付け180g/m2、嵩高さ2.7cm3/g、通気度は120cc/cm2/秒、保温性は8.3%と、嵩高性、保温性に欠けるものであった。
表1に示すとおり、本発明の範囲内で得られたPTT繊維は良好な捲縮性を示し、布帛としても嵩高感、軽量感に優れるものであった。それに対し、十分な捲縮性を示さない比較例1、2、3、4、5、6は布帛としての嵩高感、軽量感が不足していた。突起部を有さない比較例3においても同様に嵩高感、軽量感が不十分なものであり、ポリマーにPETを使用した場合も、十分な捲縮性、軽量感、嵩高感は得られなかった。得られた繊維の物性、評価結果を表1に示す。
B;フィン部の内接円
C;放射状に突き出したフィン部の外接円
D;繊維横断面のポリマー部の面積
E;フィン部の外接円の直径
F;フィン部の内接円の直径
a;コア部の長辺
b;コア部の短辺
Claims (6)
- 構成成分の90モル%以上がポリトリメチレンテレフタレートであり、繊維軸方向に対して直交する繊維横断面において、少なくとも1個の中空部を備えるコア部と、コア部外表面からコア部中心に対して放射状に突出したフィン部を有し、下記(1)~(4)を満たすことを特徴とする中空異型捲縮長繊維。
(1)フィン部が4枚以上8枚以下である。
(2)捲縮数が30個/25mm以上39個/25mm以下のスパイラル状三次元捲縮である。
(3)下記式により算出した単糸断面の中空部潰れ比が1.0以上1.5以下である。
中空潰れ比 =a/b
a:コア部の長辺
b:コア部の短辺
(4)破断強度が1.6~2.6cN/dtexである。 - 繊維軸方向に対して直交する繊維横断面において、以下の式を満足する請求項1に記載の中空異型捲縮長繊維。
フィン部の外接円直径 > フィン部の内接円直径 × 2.00 - 下記式により算出したコア部の中空率が20~60%である、請求項1又は2のいずれかに記載の中空異型捲縮長繊維。
中空率(%)=SA/SB×100(%)
SA:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の中空部の面積
SB:単糸繊維軸の直交する断面におけるコア部の外接円の面積 - 下記式により算出した空隙率が40~70%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の中空異型捲縮長繊維。
空隙率(%)=((SC-SD)/SC)×100(%)
SC:繊維軸に直交する断面における放射状に突き出したフィン部の外接円の面積
SD:繊維軸に直交する断面における中実部の面積 - 100℃、20分の沸水処理後の全捲縮率(TC)が5~40%である請求項1~4のいずれか1項に記載の中空異型捲縮長繊維。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の中空異形捲縮長繊維の製造方法であって、紡糸速度が1500~3500m/分であり、口金面の下から10~60mmの位置で、口金面と平行、かつ吐出ポリマー流を貫通するように一方向から風速0.5~5.0m/秒の空気を吹き付けて口金から吐出したポリマー流を異方冷却することを特徴とする中空異形捲縮長繊維の製造方法。
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