JP7196980B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

この発明は、コイル部品に関するもので、特に、ドラム状コアに金属板からなる金属端子が取り付けられた構造を有するコイル部品に関するものである。
この発明にとって興味ある技術として、たとえば特開2015-35473号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1には、ドラム状コアに金属板からなる複数の金属端子が取り付けられた構造を有するコイル部品が記載されている。図11は、特許文献1から引用したもので、特許文献1における図1に相当する。図11には、コイル部品61の外観が斜視図で示されている。
コイル部品61は、コモンモードチョークコイルを構成するもので、たとえばフェライトからなるドラム状コア62と、第1ワイヤ63および第2ワイヤ64とを備えている。ドラム状コア62は、ワイヤ63および64がその周面上に巻回される巻芯部(ワイヤ63,64の下に隠れて図示されない。)を備えるとともに、巻芯部の互いに逆の端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部、すなわち第1鍔部65および第2鍔部66を備えている。
第1鍔部65には、金属板からなる2個の金属端子67および69が取り付けられる。第2の鍔部66には、金属板からなる2個の金属端子68および70が取り付けられる。なお、金属端子70については、第2の鍔部66に隠れて図示されない。
第1ワイヤ63の第1端は、第1鍔部65に設けられた第1金属端子67に接続され、第1ワイヤ63の第1端とは逆の第2端は、第2鍔部66に設けられた第2金属端子68に接続される。また、第2ワイヤ64の第1端は、第1鍔部65に設けられた第3金属端子69に接続され、第2ワイヤ64の第1端とは逆の第2端は、第2鍔部66に設けられた、図示されない第4金属端子70に接続される。
金属端子67~70の各々がどのような状態で鍔部65および66の各々に取り付けられているかについて説明する。
鍔部65および66の各々は、実装時において実装基板側に向けられる底面71と、巻芯部側に向きかつ巻芯部の各端部を位置させる内側端面72と、内側端面72の反対側の外側に向く外側端面73と、を有している。
他方、金属端子67~70の各々は、鍔部65および66の各々の底面71側に配置された座部74と、座部74から、底面71と外側端面73とが交差する稜線部分を覆う屈曲部75を介して延び、鍔部65および66の各々の外側端面73側に配置された立上がり部76と、を有している。
金属端子67~70の各々を鍔部65および66の各々に固定するため、接着剤が用いられる。接着剤は、金属端子67~70の各々の立上がり部76と鍔部65および66の各々の外側端面73とが対向する部分に付与される。
特開2015-35473号公報
特許文献1に記載の構造では、通常、立上がり部76を外側端面73に向かって押し付けた状態を維持したまま、接着剤が硬化されるので、接着剤は、薄く均一な厚みを有する接着剤層を形成し、強固な接着状態を実現する。
上述のように、ドラム状コア62に金属板からなる複数の金属端子67~70が接着剤を介して取り付けられた構造を有するコイル部品61が、プリント基板にはんだ付けされた状態において熱衝撃を受けると、金属端子67~70とドラム状コア62との接着部分が剥がれることがわかった。
これは、プリント基板とフェライトからなるドラム状コア62との間で、ヒートサイクル時の膨張量および収縮量が比較的大きく異なるためである。すなわち、ヒートサイクルを受けたとき、フェライトからなるドラム状コア62はあまり膨張および収縮しないが、プリント基板はそれに比べて大きく膨張および収縮する。そして、金属端子67~70はプリント基板の挙動に追従する。その結果、金属端子67~70とドラム状コア62とを接着する接着剤層において亀裂が生じ、この亀裂が原因で接着部分が剥がれるという問題に遭遇することがあった。
そこで、この発明の目的は、プリント基板にはんだ付けされた状態で付与されるヒートサイクルによっても、金属端子とドラム状コアとの接着部分の剥がれを生じにくくし得る、コイル部品を提供しようとすることである。
この発明は、軸線方向に延びる巻芯部ならびに巻芯部の軸線方向における互いに逆の端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を有する、ドラム状コアと、巻芯部に巻回された、ワイヤと、ワイヤの互いに逆の端部にそれぞれ電気的に接続され、かつ各鍔部に取り付けられた、金属板からなる複数の金属端子と、を備える、コイル部品に向けられる。
各鍔部は、軸線方向に平行かつ実装時において実装基板側に向けられる底面と、底面から立ち上がる立上がり面と、を有する。他方、各金属端子は、各鍔部の底面を覆う座部と、各鍔部の立上がり面を覆う立上がり部と、を有する。
この発明に係るコイル部品は、各金属端子の立上がり部と鍔部の立上がり面との双方に接する状態で形成された接着剤層をさらに備える。そして、上述した技術的課題を解決するため、接着剤層は、その厚みが互いに異なる肉厚部分と肉薄部分とを有することを特徴としている。
より特定的には、この発明の第1の局面では、上記接着剤層と接する面における上記立上がり部の先端側に第1凹部が設けられ、立上がり部の上記底面側に第2凹部が設けられ、第1凹部および第2凹部において、それぞれ、上記肉厚部分が形成され、第1凹部と第2凹部とに挟まれた部分で上記肉薄部分が形成されることを特徴としている。
この発明の第2の局面では、各鍔部の立ち上がり面には、傾斜形状または凹部形状が付与され、それによって、接着剤層は、上記肉厚部分と上記肉薄部分とを有するようにされたことを特徴としている。
この発明によれば、接着剤層が厚みの互いに異なる肉厚部分と肉薄部分とを有するので、肉厚部分で接着剤層に及ぼされる応力を分散させて緩和する一方で、肉薄部分で接着強度を向上することができる。
したがって、この発明に係るコイル部品によれば、金属端子とドラム状コアとの間で高い接着強度を実現しながら、プリント基板にはんだ付けされた状態で付与されるヒートサイクルによっても、金属端子とドラム状コアとの接着部分の剥がれを生じにくくすることができる。
この発明の対象となるコイル部品の第1の形態例の外観を示す斜視図であり、(A)は比較的上方から見た図、(B)は比較的下方から見た図である。 図1に示したコイル部品1における鍔部6への金属端子16の取付け部分を示す、図1の線A-Aに沿う拡大断面図である。 コイル部品の第2の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第3の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第4の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第5の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第6の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第7の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第8の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 コイル部品の第9の形態例を説明するための図2に相当する拡大断面図である。 特許文献1に記載のコイル部品61の外観を示す斜視図である。
図1および図2を参照して、この発明の対象となるコイル部品の第1の形態例について説明する。図1に示したコイル部品1は、たとえばコモンモードチョークコイルを構成するものである。なお、図1において、2本のワイヤの主要部の図示は省略されている。
コイル部品1に備えるドラム状コア2は、巻回される2本のワイヤ3および4を配置するもので、軸線方向Dに延びる巻芯部5と、巻芯部5の軸線方向Dにおける互いに逆の端部にそれぞれ設けられた第1鍔部6および第2鍔部7と、を備える。ドラム状コア2は、好ましくは、フェライトから構成される。なお、ドラム状コア2は、フェライト以外の非導電性材料、たとえば、アルミナのような非磁性体、またはフェライト粉もしくは金属磁性粉を含有する樹脂などから構成されてもよい。
ドラム状コア2に備える巻芯部5ならびに第1鍔部6および第2鍔部7は、たとえば四角形の断面形状を有する四角柱形状をなしている。また、四角柱形状の巻芯部5ならびに鍔部6および7の各々の稜線部分には、好ましくは、アール面取りが施される。なお、巻芯部5ならびに第1鍔部6および第2鍔部7の断面形状は、四角形のほか、六角形などの多角形であっても、円形、楕円形であっても、これらの組み合わせであってもよい。
第1鍔部6は、軸線方向Dに平行かつ実装時において実装基板側に向けられる底面8と、底面8とは反対方向に向く天面10と、底面8から立ち上がる立上がり面12と、を有している。立上がり面12は、実装基板に対して直交する方向にそれぞれ延びる、巻芯部5側に向く内側端面12aと、内側端面12aの反対側の外側に向く外側端面12bと、内側端面12aおよび外側端面12b間を結ぶ第1側面12cおよび第2側面12dと、を有している。
第2鍔部7についても第1鍔部6の場合と同様であり、軸線方向Dに平行かつ実装時において実装基板側に向けられる底面9と、底面9とは反対方向に向く天面11と、底面9から立ち上がる立上がり面13と、を有している。立上がり面13は、実装基板に対して直交する方向にそれぞれ延びる、巻芯部5側に向く内側端面13aと、内側端面13aの反対側の外側に向く外側端面13bと、内側端面13aおよび外側端面13b間を結ぶ第1側面13cおよび第2側面13dと、を有している。
なお、鍔部6および7の外側端面12bおよび13bの各々の上辺に沿って突出する形状の段部は、本質的な特徴ではなく、形成されなくてもよい。
第1鍔部6には、第1金属端子16および第3金属端子18が互いに間隔を隔てて取り付けられる。第2鍔部7には、第2金属端子17および第4金属端子19が互いに間隔を隔てて取り付けられる。金属端子16~19は、通常、たとえばリン青銅やタフピッチ銅などの銅系合金からなる金属板を加工することにより製造される。金属端子16~19の材料となる金属板には、好ましくは、錫めっきが施される。金属板は、たとえば0.1mmの厚みである。
第1金属端子16および第3金属端子18の各々は、図1に示されるように、第1鍔部6の底面8を覆う座部20と、座部20から、第1鍔部6の底面8と外側端面12bとが交差する稜線部分21を覆う屈曲部22を介して延び、第1鍔部6の立上がり面12を覆う立上がり部23と、を有している。この形態例では、立上がり部23は、第1鍔部6の外側端面12bを覆っている。第1金属端子16および第3金属端子18の各々には、座部20から延びる接続片24がさらに形成されている。
なお、図1には、第2金属端子17および第4金属端子19の各一部しか図示されないが、上述した第1金属端子16と第4金属端子19とは、互いに同じ形状であり、第2金属端子17と上述した第3金属端子18とは、互いに同じ形状である。したがって、上述した第1金属端子16および第3金属端子18における座部、屈曲部、立上がり部および接続片をそれぞれ指すために用いた参照符号20、22、23および24は、必要に応じて、第2金属端子17および第4金属端子19における対応の部分をそれぞれ指すためにも用いることにする。
第1ワイヤ3の第1端は、第1金属端子16の接続片24に電気的に接続される。第1ワイヤ3の第1端とは逆の第2端は、第2金属端子17の接続片24に電気的に接続される。第2ワイヤ4の第1端は、第3金属端子18の接続片24に電気的に接続される。第2ワイヤ4の第1端とは逆の第2端は、第4金属端子19の接続片24に電気的に接続される。これらの電気的接続には、たとえば溶接が適用される。図1には、溶接によって形成された半球状に盛り上がる溶接塊部25が図示されている。
ワイヤ3および4は、通常、断面円形であり、線状の中心導体と、中心導体の周面を覆う電気絶縁性樹脂からなる絶縁皮膜とを有する。ワイヤ3および4の径は、たとえば40μmである。中心導体の径は、たとえば30μmである。また、絶縁皮膜の厚みは、たとえば10μmである。中心導体は、たとえば銅、銀、金などの良導性金属からなる。絶縁皮膜は、ポリウレタン、ポリアミドイミドなどの樹脂からなる。
第1ワイヤ3および第2ワイヤ4は、図1において図示を省略したが、巻芯部5に同方向に螺旋状に巻回される。より具体的には、第1ワイヤ3および第2ワイヤ4は、いずれか一方を内層側に、いずれか他方を外層側に、というように2層巻きにされても、巻芯部2の軸線方向において各々のターンが交互に配列されかつ互いに同方向に並んだ状態で巻くバイファイラ巻きにされてもよい。
金属端子16および18は、接着剤によって、第1鍔部6に取り付けられ、金属端子17および19は、接着剤によって、第2鍔部7に取り付けられる。これら取付け部分の詳細について、図1の線A-Aに沿う断面を示した図2を参照して以下に説明する。図2では、第1金属端子16の第1鍔部6への取付け部分が図示されている。
図2に示されるように、上述した接着剤からなる接着剤層26が、第1金属端子16の立上がり部23と第1鍔部6の立上がり面12、より特定的には、外側端面12bとの双方に接する状態で形成されている。この接着剤層26は、その厚み方向寸法が相対的に大きい肉厚部分26aと相対的に小さい肉薄部分26bとを有している。これら肉厚部分26aと肉薄部分26bとは、屈曲部22と立上がり部23の先端23aとを結ぶ方向に配列されている。
この形態例では、接着剤層26は、肉厚部分26aを底面8からより遠い位置に位置させ、肉薄部分26bを底面8により近い位置に位置させている。このような構成は、特に、以下のような本件発明者らによって見出された現象に対して有利に働く。
従来のコイル部品において、プリント基板にはんだ付けされた状態でのヒートサイクルによる接着部分の剥がれの原因となる亀裂は、ヒートサイクル数が多いほど進展すること、および立上がり部の先端側から座部に向かう方向に進行するという現象があることがわかった。
プリント基板にはんだ付けされた状態でのヒートサイクルによる接着部分の剥がれの原因となる亀裂は、立上がり部23の先端23a側から座部20に向かう方向に進行するという上記現象に対して、この形態例によれば、厚み方向寸法が相対的に大きい肉厚部分26aが底面8からより遠い位置、すなわち、立上がり部23の先端23a側に位置しているので、亀裂が発生しようとする初期段階において接着剤層26に及ぼされる応力が有利に分散される。したがって、接着剤層26に亀裂が発生しにくく、かつ進みにくくすることができる。
また、厚み方向寸法が相対的に小さい接着剤層26の肉薄部分26bは、接着強度の向上に寄与している。肉薄部分26bの厚みは、従来の構成において通常の押圧下で達成される接着剤層の厚みと同等となるので、好ましくは、4μm未満である。他方、肉厚部分26aの最小厚みは4μm以上であることが好ましい。接着剤層26の厚みが上述のように選ばれることにより、応力の分散といった肉厚部分26aの効果と、接着強度の向上といった肉薄部分26bの効果との双方がより確実に奏することができる。なお、肉厚部分26aの最小厚みが好ましくは4μm以上であることは、他の形態例においても当てはまる。
特に、この形態例では、鍔部6の底面8と外側端面12bとは直交しており、金属端子16の立上がり部23は平板状である。このような構成の下、金属端子16の座部20と立上がり部23とがなす角度は鈍角とされている。その結果、接着剤層26の厚み方向寸法は、底面8から遠ざかるに従って、より大きくされる。この形態例のように、接着剤層26の厚みは連続的に変化してもよく、肉厚部分26aと肉薄部分26bとの境界が明確でなくてもよい。この場合であっても、肉厚部分26aおよび肉薄部分26bの各々は、前述したような機能を十分に果たしている。
なお、図2において、鍔部6の底面8と金属端子16の座部20との間には、接着剤等の図示がないが、ここに接着剤が付与されてもよい。このことは、後で説明する他の形態例においても当てはまる。
図2に示した構造を得るため、通常、接着工程を実施する前の金属端子16として、座部20と立上がり部23とがなす角度が鈍角のものが用意される。そして、金属端子16をドラム状コア2に対して位置決めするとともに、所定の領域に接着剤が付与され、座部20と立上がり部23とがなす角度が鈍角となっている状態を維持したまま、接着剤が硬化される。
なお、従来は、薄く均一な厚みを有する接着剤層を形成し、強固な接着状態を実現するため、接着工程において、金属端子の立上がり部を鍔部の外側端面に向かって押し付け、この状態を維持したまま、接着剤が硬化されるが、この形態例では、金属端子16の立上がり部23を鍔部6の外側端面12bに向かって押し付けることがあっても、座部20と立上がり部23とがなす角度が鈍角となっている状態を維持するようにされる。したがって、たとえば、立上がり部23の底面8側だけを押圧する程度なら許容される。
接着剤層26を構成する接着剤としては、たとえばエポキシ系接着剤が用いられる。この場合、エポキシ系接着剤は、シリコーン粒子または硫酸バリウム粒子等のフィラーを含んでいてもよい。
コイル部品1は、図1に示されるように、第1鍔部6の天面10および第2鍔部7の天面11間に渡された板状コア42をさらに備えていてもよい。板状コア42についても、ドラム状コア2の場合と同様、好ましくは、フェライトから構成される。また、板状コア42は、フェライト以外の非導電性材料、たとえば、アルミナのような非磁性体、またはフェライト粉もしくは金属磁性粉を含有する樹脂などから構成されてもよい。
板状コア42は、図示しない接着剤によって、第1鍔部6の天面10および第2鍔部7の天面11に接着される。これによって、板状コア42は、ドラム状コア2と協働して閉磁路を形成することができる。接着剤としては、たとえば、シリカフィラー含有のエポキシ樹脂からなるものが用いられる。なお、板状コア42と鍔部6および7との間のギャップを狭くするため、フィラーを含有しない接着剤が用いられてもよい。
以下、図3ないし図10を参照して、他の形態例について説明する。図3ないし図10において、図2に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図3に示した第2の形態例では、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における立上がり部23の先端23a側に、凹部27が設けられている。したがって、凹部27において接着剤層26の肉厚部分26aが形成され、凹部27以外の部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。このように、凹部27があると、肉厚部分26aと肉薄部分26bとを容易に形成することができる。
上述した立上がり部23への凹部27の形成は、立上がり部23の一部を肉薄にする、たとえばコイニング加工によって実現することができる。
図4に示した第3の形態例では、図3に示した第2の形態例の場合と同様、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における立上がり部23の先端23a側に、凹部28が設けられている。したがって、凹部28において接着剤層26の肉厚部分26aが形成され、凹部28以外の部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。この実施形態の場合にも、凹部28があることによって、肉厚部分26aと肉薄部分26bとを容易に形成することができる。
上述した立上がり部23への凹部28の形成は、立上がり部23の一部を押し出す、たとえばエンボシング加工によって実現することができる。
図3に示した第2の形態例および図4に示した第3の形態例によれば、図2に示した第1の形態例の場合と同様の作用効果を奏することができる。
図5に示した第4の形態例では、接着剤層26の肉厚部分26aと肉薄部分26bとの位置関係が第1の形態例の場合とは逆で、接着剤層26は、肉薄部分26bを底面8からより遠い位置に位置させ、肉厚部分26aを底面8により近い位置に位置させている。プリント基板にはんだ付けされた状態でのヒートサイクルによる接着部分の剥がれの原因となる亀裂は、立上がり部23の先端23a側から座部20に向かう方向に進行するという前述した現象に対して、この形態例によれば、厚み方向寸法が相対的に大きい肉厚部分26aが底面8により近い位置に位置しているので、亀裂が進行し終わる最終段階において接着剤層26に及ぼされる応力が有利に分散される。したがって、接着剤層26に亀裂が完全に進行しきることを防止でき、よって、接着力がゼロになることを防止できる。
また、厚み方向寸法が相対的に小さい接着剤層26の肉薄部分26bは、接着強度の向上に寄与している。
特に、第4の形態例においても、第1の形態例の場合と同様、鍔部6の底面8と外側端面12bとは直交しており、金属端子16の立上がり部23は平板状である。このような構成の下、金属端子16の座部20と立上がり部23とがなす角度は鋭角とされている。その結果、接着剤層26の厚み方向寸法は、底面8に近づくに従って、より大きくされる。したがって、この形態例においても、第1の形態例の場合と同様、接着剤層26の厚みは連続的に変化してもよく、肉厚部分26aと肉薄部分26bとの境界が明確でなくてもよい。この場合であっても、肉厚部分26aおよび肉薄部分26bの各々は、前述したような機能を十分に果たしている。
図5に示した構造を得るため、通常、接着工程を実施する前の金属端子16として、座部20と立上がり部23とがなす角度が鋭角のものが用意される。そして、金属端子16をドラム状コア2に対して位置決めするとともに、所定の領域に接着剤が付与され、座部20と立上がり部23とがなす角度が鋭角となっている状態を維持したまま、接着剤が硬化される。すなわち、接着工程において、金属端子16の立上がり部23を鍔部6の外側端面12bに向かって押し付けることがあっても、座部20と立上がり部23とがなす角度が鋭角となっている状態を維持するようにされる。したがって、たとえば、立上がり部23の先端23aだけを押圧する程度なら許容される。
図6に示した第5の形態例では、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における立上がり部23の底面8側に、凹部29が設けられている。したがって、凹部29において接着剤層26の肉厚部分26aが形成され、凹部29以外の部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。この形態例の場合にも、凹部29があることによって、肉厚部分26aと肉薄部分26bとを容易に形成することができる。なお、同様の効果は、第7ないし図10に示した第6ないし第9の形態例においても奏される。
上述した立上がり部23への凹部29の形成は、立上がり部23の一部を肉薄にする、たとえばコイニング加工によって実現することができる。
図7に示した第6の形態例では、図6に示した第5の形態例の場合と同様、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における底面8側に、凹部30が設けられている。したがって、凹部30において接着剤層26の肉厚部分26aが形成され、凹部30以外の部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。
上述した立上がり部23への凹部30の形成は、立上がり部23の一部を押し出す、たとえばエンボシング加工によって実現することができる。
図6に示した第5の形態例および図7に示した第6の形態例によれば、図5に示した第4の形態例の場合と同様の作用効果を奏することができる。
図8に示した第7の形態例および図9に示した第8の形態例は、この発明の第1の局面での範囲内の実施形態である。
図8に示した第7の形態例では、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における立上がり部23の先端23a側に、第1凹部31が設けられ、接着剤層26と接する面における立上がり部23の底面8側に、第2凹部32が設けられている。したがって、第1凹部31および第2凹部32において、それぞれ、接着剤層26の第1肉厚部分261aおよび第2肉厚部分262aが形成され、凹部31および32以外の部分、すなわち、第1凹部33と第2凹部34とに挟まれた部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。
上述した立上がり部23への凹部31および32の形成は、立上がり部23の一部を押し出す、たとえばエンボシング加工によって実現することができる。
図8に示した第7の形態例では、厚み方向寸法が相対的に大きい第1肉厚部分261aおよび第2肉厚部分262aが、それぞれ、立上がり部23の先端23a側の位置および底面8により近い位置に位置している。したがって、第7の形態例によれば、第1ないし第3の形態例において得られた作用効果と第4ないし第6の形態例において得られた作用効果との双方を奏することができる。
より具体的には、プリント基板にはんだ付けされた状態でのヒートサイクルによる接着部分の剥がれの原因となる亀裂は、立上がり部23の先端23a側から底面8に向かう方向に進行するという前述した現象に対して、まず、立上がり部23の先端23a側の位置にある第1凹部31によって規定される第1肉厚部分261aが、亀裂が発生しようとする初期段階において接着剤層26に及ぼされる応力を有利に分散する。したがって、接着剤層26に亀裂が発生しにくく、かつ進みにくくすることができる。次いで、立上がり部23の底面8により近い第2凹部32によって規定される第2肉厚部分262aが、亀裂が進行し終わる最終段階において接着剤層26に及ぼされる応力を有利に分散する。したがって、接着剤層26に亀裂が完全に進行しきることを防止でき、よって、接着力がゼロになることを防止できる。
また、厚み方向寸法が相対的に小さい接着剤層26の肉薄部分26bは、接着強度の向上に寄与している。
図9に示した第8の形態例では、図8に示した第7の形態例の場合と同様、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部、より具体的には、接着剤層26と接する面における立上がり部23の先端23a側に、第1凹部33が設けられ、接着剤層26と接する面における立上がり部23の底面8側に、第2凹部34が設けられている。したがって、第1凹部33および第2凹部34において、それぞれ、接着剤層26の第1肉厚部分261aおよび第2肉厚部分261aが形成され、凹部33および34以外の部分、すなわち、第1凹部31と第2凹部32とに挟まれた部分で接着剤層26の肉薄部分26bが形成される。
上述した立上がり部23への凹部33および34の形成は、立上がり部23の一部を肉薄にする、たとえばコイニング加工によって実現することができる。
図9に示した第8の形態例によれば、図8に示した第7の形態例の場合と同様の作用効果を奏することができる。
図10に示した第9の形態例では、金属端子16の立上がり部23における、接着剤層26と接する面の一部に、より具体的には、立上がり部23の先端23a部と屈曲部22との中間位置に、凹部35が設けられている。したがって、凹部35において接着剤層26の肉厚部分26aが形成され、凹部35以外の部分、すなわち、凹部35を上下から挟む2つの部分で接着剤層26の肉薄部分261bおよび262bが形成される。なお、上述の立上がり部23の先端23a部と屈曲部22との中間位置とは、立上がり部23の先端23a部と屈曲部22との中点位置に限らず、当該中点位置より天面10側あるいは底面8側に、ある程度寄っていてもよい。
上述した立上がり部23への凹部35の形成は、立上がり部23の一部を肉薄にする、たとえばコイニング加工によって実現することができる。なお、凹部35の形成は、エンボシング加工によってもよい。
図10に示した第9の形態例に備える構成において、接着剤層26の中間位置にある肉厚部分26aと立上がり部23の先端23a側にある肉薄部分261bとを有する構成は、図6に示した接着剤層26が与える肉厚部分26aと肉薄部分26bとを有する構成に相当する。また、接着剤層26の中間位置にある肉厚部分26aと屈曲部22側にある肉薄部分262bとを有する構成は、図3に示した接着剤層26が与える肉厚部分26aと肉薄部分26bとを有する構成に相当する。
したがって、図10に示した第9の形態例によれば、図6に示した第5の形態例が奏する作用効果と図3に示した第2の形態例が奏する作用効果との双方を奏することができる。言い換えると、図10に示した第9の形態例によれば、図8に示した第7の形態例および図9に示した第8の形態例の場合と同様の作用効果を奏することができる。
第9の形態例は、上述した第1ないし第8の形態例の場合と同様、図10に示すように、鍔部6の底面8と金属端子16の座部20との間には、接着剤層が存在しないという特徴、鍔部6の底面8と金属端子16の座部20との間には、すき間が設けられるという特徴、ならびに、金属端子16の立上がり部23の外方に向く面には、接着剤層が存在しないという特徴を有している。
上述の図2ないし図10を参照しながらの第1ないし第9の形態例の説明は、コイル部品1における第1鍔部6への第1金属端子16の取付け部分について行なったが、当該取付け部分の構成と同様の構成が、第1鍔部6への第3金属端子18、ならびに第2鍔部7への第2金属端子17および第4金属端子19の各取付け部分においても適用されていてもよいし、適用されていなくてもよい。また、第1から第4金属端子16~19の取付け部分に適用される形状がそれぞれ異なっていてもよく、第1ないし第9の形態例の構成を適宜組み合わせてもよい。
以上、この発明に係るコイル部品を、より具体的なコモンモードチョークコイルに関する実施形態に基づいて説明したが、この形態例は、例示的なものであり、その他種々の変形例が可能である。
たとえば、図示した形態例では、金属端子側の形状によって接着剤層の肉厚部分と肉薄部分とを形成したが、この発明の第2の局面では、鍔部側の形状によって、すなわち、鍔部を傾斜形状や凹部形状とすることによって、接着剤層の肉厚部分と肉薄部分とを形成してもよく、さらには、金属端子および鍔部の両方の形状を組み合わせて、接着剤層の肉厚部分と肉薄部分とを形成してもよい。
また、金属端子の立上がり部は、本質的には鍔部の底面から立ち上がる立上がり面を覆うように設けられていればよい。したがって、金属端子の立上がり部は、鍔部の外側端面を覆う構成に限られず、鍔部の側面を覆う構成であってもよい。
また、コイル部品に備えるワイヤの本数およびワイヤの巻回方向、ならびに金属端子の個数等は、コイル部品の機能に応じて変更され得る。
また、本明細書に記載の各形態例は、例示的なものであり、異なる形態例間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。
1 コイル部品
2 ドラム状コア
3,4 ワイヤ
5 巻芯部
6,7 鍔部
8,9 底面
10,11 天面
12,13 立上がり面
12b,13b 外側端面
16~19 金属端子
20 座部
21 稜線部分
22 屈曲部
23 立上がり部
26 接着剤層
26a,261a,262a 肉厚部分
26b,261b,262b 肉薄部分
27~35 凹部
D 軸線方向

Claims (8)

  1. 軸線方向に延びる巻芯部ならびに前記巻芯部の前記軸線方向における互いに逆の端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を有する、ドラム状コアと、
    前記巻芯部に巻回された、ワイヤと、
    前記ワイヤの互いに逆の端部にそれぞれ電気的に接続され、かつ各前記鍔部に取り付けられた、金属板からなる複数の金属端子と、
    を備え、
    各前記鍔部は、前記軸線方向に平行かつ実装時において実装基板側に向けられる底面と、前記底面から立ち上がる立上がり面と、を有し、
    各前記金属端子は、各前記鍔部の前記底面を覆う座部と、各前記鍔部の前記立上がり面を覆う立上がり部と、前記座部と前記立上がり部とを接続する屈曲部と、を有し、
    各前記金属端子の前記立上がり部と前記鍔部の前記立上がり面との双方に接する状態で形成された接着剤層をさらに備え、
    前記接着剤層は、その厚みが互いに異なる肉厚部分と肉薄部分とを有し、
    前記接着剤層と接する面における前記立上がり部の先端側に第1凹部が設けられ、前記立上がり部の前記底面側に第2凹部が設けられ、前記第1凹部および前記第2凹部において、それぞれ、前記肉厚部分が形成され、前記第1凹部と前記第2凹部とに挟まれた部分で前記肉薄部分が形成される、
    コイル部品。
  2. 軸線方向に延びる巻芯部ならびに前記巻芯部の前記軸線方向における互いに逆の端部にそれぞれ設けられた1対の鍔部を有する、ドラム状コアと、
    前記巻芯部に巻回された、ワイヤと、
    前記ワイヤの互いに逆の端部にそれぞれ電気的に接続され、かつ各前記鍔部に取り付けられた、金属板からなる複数の金属端子と、
    を備え、
    各前記鍔部は、前記軸線方向に平行かつ実装時において実装基板側に向けられる底面と、前記底面から立ち上がる立上がり面と、を有し、
    各前記金属端子は、各前記鍔部の前記底面を覆う座部と、各前記鍔部の前記立上がり面を覆う立上がり部と、を有し、
    各前記金属端子の前記立上がり部と前記鍔部の前記立上がり面との双方に接する状態で形成された接着剤層をさらに備え、
    前記接着剤層は、その厚みが互いに異なる肉厚部分と肉薄部分とを有し、
    各前記鍔部の前記立ち上がり面には、傾斜形状または凹部形状が付与され、それによって、前記接着剤層は、前記肉厚部分と前記肉薄部分とを有するようにされた、
    コイル部品。
  3. 各前記鍔部の前記底面と各前記金属端子の前記座部との間には、接着剤層が存在しない、請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 各前記鍔部の前記底面と各前記金属端子の前記座部との間には、すき間が設けられる、請求項1ないし3のいずれかに記載のコイル部品。
  5. 各前記金属端子の前記立上がり部の外方に向く面には、接着剤層が存在しない、請求項1ないし4のいずれかに記載のコイル部品。
  6. 前記ワイヤの端部と前記金属端子との接続部には、溶接塊部が形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のコイル部品。
  7. 各前記鍔部は、前記巻芯部側とは反対側の外側に向く外側端面を有し、前記外側端面が前記立ち上がり面を構成する、請求項1ないし6のいずれかに記載のコイル部品。
  8. 前記肉厚部分の厚みが4μm以上であり、前記肉薄部分の厚みが4μm未満である、請求項1ないし7のいずれかに記載のコイル部品。
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