JP3171315U - 磁性素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動が加わる環境下であっても、破壊を防ぐ基板に実装された磁性素子を提供する。【解決手段】磁性素子1は、第1磁性コア20と、該第1磁性コア20に所定回数で巻回されるコイル10と、第1磁性コア20に組み合わされる第2磁性コア30と、該第2磁性コア30に形成される金属端子40を備える。金属端子40は、実装基板に接続される実装部と、第1磁性コア20及び第2磁性コア30の外壁に沿って形成され、半田フィレットの形成を促す半田フィレット形成部と、第1磁性コア20と第2磁性コア30を固定する固定部を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、電子回路に実装され、継続して振動が加わるような環境であっても、性能を維持することを可能とする磁性素子に関する。
従来、自動車等に搭載される電子回路に実装され、インピーダンス等を調整する磁性素子が用いられていた。特許文献1には、従来の磁性素子に関する一般的な構成が開示されている。この磁性素子は、コイルと、コイルを内部に格納するフェライト製のドラムコア、ドラムコアを収納するリングコア、及び金属端子を備えている。コイルの両端は、リングコアとドラムコアとの間の隙間や穴部を通され、金属端子に接続されている。
特開2010−205783号公報
しかし、従来の磁性素子は、激しい振動が加わる機械(例えば、自動車)の電子回路に設けられる実装基板に実装される場合がある。この場合、実装基板には、金属端子の実装面が接続されているものの、継続的な振動が実装面に加わることにより、実装面と金属端子の接続部分が破壊されやすい。このため、実装基板から磁性素子が脱落したり、ドラムコアとリングコアの位置がずれたりすることによって機械の故障を引き起こすことがあった。
本考案はこのような状況に鑑みて成されたものであり、振動が加わる環境下であっても、実装基板に実装された磁性素子の破壊を防ぐことを目的とする。
本考案に係る磁性素子は、所定回数で巻回されたコイルを有する第1磁性コアと、第1磁性コアに組み合わされる第2磁性コアと、コイル及び実装基板を接続する金属端子を備える。そして、金属端子は、第1磁性コア及び第2磁性コアを組み合わせた状態で、第2磁性コアを組み合わせたまま固定する固定部により構成される。
本考案によれば、金属端子が第1磁性コアと第2磁性コアを固定するので、磁性素子全体の耐振動性が向上し、容易に破壊されない。
本考案の第1の実施の形態における磁性素子の斜視図である。 本考案の第1の実施の形態における磁性素子の分解斜視図である。 本考案の第1の実施の形態における第2磁性コアの側面図及び斜視図である。 本考案の第1の実施の形態における磁性素子を側面視した場合における構成図である。 本考案の第1の実施の形態における金属端子の斜視図である。 本考案の第2の実施の形態における磁性素子の斜視図である。
<1.第1の実施の形態>
以下、本考案の第1の実施の形態(以下、「本例」という。)について、図1〜図5を参照して説明する。本実施の形態では、継続して振動が加わるような自動車等の電子回路に設けられた不図示の実装基板に実装される磁性素子1に適用した例について説明する。
図1は、本例の磁性素子1の構成例を示す外観斜視図である。図1Aは、磁性素子1を上面視した例を示し、図1Bは、磁性素子1を下面視した例を示す。
磁性素子1は、第1磁性コア20と、第1磁性コア20の巻軸23(後述する図2参照)に導線が所定回数で巻回されたコイル10と、コイル10を内部に含み、第1磁性コア20に組み合わされる第2磁性コア30と、第2磁性コア30に形成される金属端子40を備える。金属端子40は、面対称な形状として分割されており、各端子の絡げ部44には、コイル10の末端11,12が巻回され、不図示の半田により末端11,12が金属端子に接着される。
図2は、磁性素子1の分解斜視図である。
コイル10は、両端に末端11,12を有し、第1磁性コア20の巻軸23に巻回される。
第1磁性コア20は、コイル10が巻回される巻軸23と、巻軸23の両端のそれぞれに設けられ、直径が不等である小鍔部21及び大鍔部22を有するドラムコアとして形成される。小鍔部21は、巻軸23より半径が大きく、大鍔部22は、小鍔部21より半径が大きい。
第2磁性コア30は、第1磁性コア20を囲むリング状のリングコアとして形成され、第1磁性コア20が有する巻軸23が挿入された状態で大鍔部22に組み合わされる。そして、第2磁性コア30の底面の略4辺には底面に垂直である周壁が形成されており、一の対向する2辺に形成された周壁の上面側端部には、第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32が形成される。
第1磁性コア20の大鍔部22の直径は、小鍔部21より大きく形成され、第2磁性コア30の周壁の下面の一部が大鍔部22の上面に載せることにより、第1磁性コア20と第2磁性コア30が一つの閉磁路となるように組み立てられる。なお、この閉磁路は、第1磁性コア20と第2磁性コア30との間の空隙や塗布された非磁性材料が存在することにより、非連続な磁路として構成される。なお、非連続な磁路であることにより、第1磁性コア20と第2磁性コア30が磁気飽和しにくく、磁性素子1全体の直流重畳特性を改善できる。
また、第1磁性コア20と第2磁性コア30は、一般的にMn−Zn系やNi−Zn系のフェライト材料により製造されている。ただし、これらのフェライト材料に限らず、パ−マロイやセンダスト等の磁性材料を用いることも可能である。
そして、金属端子40は、固定部41、半田フィレット形成部42、実装部43及び絡げ部44を備える。従来の金属端子は平坦に形成され、大きな実装面を持つため、実装基板に対する金属端子の接続強度が高いと考えられていた。しかし、板状に形成される実装面は変形しやすく、変形した実装面と各部品の間に隙間ができやすかった。このような隙間ができると、金属端子とドラムコアの間、金属端子と実装基板の間等における各部品の接続強度が弱まることがあった。
また、ドラムコアとリングコアは、両者の間に塗布される接着剤だけで接着固定されるので、大きい振動が加わると、リングコアがドラムコアから脱離することもあった。
ドラムコアからリングコアが脱落することを防止するために、金属端子40が備える固定部41の先端には第1切り欠け部31又は第2切り欠け部32に引っ掛けるためのツメが内側に折り曲げ形成されている。そして、実装基板に接続される実装部43が第1磁性コア20の大鍔部22に接着され、金属端子40の固定部41は第2磁性コア30に形成された第1切り欠け部31又は第2切り欠け部32の高さまで形成される。そして、固定部41は、第1磁性コア20と第2磁性コア30を組み合わせた状態で、第2磁性コア30を固定する。また、金属端子40が変形することを防止するために、半田フィレット形成部42は、第1磁性コア20と第2磁性コア30の外壁に沿って形成される。半田フィレット形成部42は、磁性素子1が実装基板に半田固定される際に実装基板との間で半田フィレットの形成を促すためにも用いられる。
図3は、第2磁性コア30の側面図及び斜視図である。図3Aは、第2磁性コア30の側面図であり、図3Bは、第2磁性コア30の斜視図である。
図4は、磁性素子1を側面視した場合における構成図である。
上述したように第2磁性コア30の対向する周壁には、周壁の上面から実装面に向けて逆台形状の第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32が形成されている。第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32の底面33は平坦であり、実装部43の平面と略平行とされ、底面33と第2磁性コア30の周壁の上面34との間には、斜面35が形成される。
また、第2磁性コア30の第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32が形成されている周壁の真下には、第2磁性コア30の中心に向かって、凹部36が形成されている。また、凹部36の側面37は、第2磁性コア30に第1磁性コア20が組み合わされた際における大鍔部22に外接する正方形24(図2参照)の各辺とほぼ同じ位置にある。これにより、凹部36及び大鍔部22の外縁と、金属端子40の半田フィレット形成部42との間には、図4に示すような空隙51が存在する。同様に、第2磁性コア30の対向する周壁には、切り欠け部32の真下に凹部36と同じ側面37が形成され、側面37及び大鍔部22の外縁と金属端子40との間に、空隙52もできている。第2磁性コア30の側面37から半田フィレット形成部42の内面までの幅は0.2mm以上であることが好ましい。
空隙51には、金属端子40と第1磁性コア20との間に注入される接着剤が磁性素子1の外周にはみ出すことを抑える効果もある。このため、第1磁性コア20と第2磁性コア30が接着剤により互いに接合される工程において、空隙51には、接着剤の塗布部分からはみ出した余分な接着剤が流れ込む。空隙51に接着剤が流れ込むと、第2磁性コア30の外部に余分な接着剤が流れ出なくなる。そのため、余分な接着剤によって金属端子40が接続不良を起こしたり、第1磁性コア20と第2磁性コア30が接着不良を起こしたりするような不良の発生を抑える効果がある。
第2磁性コア30の底面の四隅には、第2磁性コア30の下面に沿って、コイル10の末端11,12を引き出すために、4つの切り欠け部38が設けられている。これらの切り欠け部38を通して、コイル10の末端11,12が自由に第2磁性コア30から引出される。そして、磁性素子1に必要とされる仕様に基づいて、4つの切り欠け部38から選択した切り欠け部より末端11,12を引出すことによって、コイル10に巻回される導線のタ−ン数を、1/4、1/2又は3/4タ−ンずつ調整できる。
図5は金属端子40の斜視図及び側面図である。図5Aは、金属端子40の斜視図である。図5Bは、金属端子40の側面図である。
金属端子40は第2磁性コア30を固定する固定部41、磁性素子1を実装基板に実装する際の接着強度を高める半田フィレット形成部42、実装面へ接続される実装部43、及びコイル10の末端11,12を絡げる絡げ部44を備える。金属端子40は、コイル10の末端11,12を絡げるための絡げ端子と、ユ−ザ端子の役割を兼ねる。
固定部41は、半田フィレット形成部42の上端面より、第2磁性コア30の最も外側にある外周面に沿って、第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32の底面まで延伸される。固定部41の先端はカギ状に内側に折り曲げられており、第1磁性コア20に組み合わされた第2磁性コア30の第1切り欠け部31及び第2切り欠け部32に掛けられ、第1磁性コア20に対する第2磁性コア30の組み合わせ時における位置を保持したまま第1磁性コア20及び第2磁性コア30を互いに固定する。半田フィレット形成部42及び実装部43は、磁性素子1全体を実装基板に固定する。これにより、第1磁性コア20と第2磁性コア30は一体化され、実装基板から加わる激しい振動に耐えることができる。
半田フィレット形成部42は、実装基板と金属端子40の間で半田フィレットの形成を促すために設けられる。半田フィレット形成部42は、大鍔部22の周壁と、側面37の端面より空隙51と52を介して、第2磁性コア30の最も外周にある壁面に沿って、実装部43の縁側から実装面に垂直し、内部に折り曲げて形成される。
半田フィレット形成部42と実装基板との設置面積が増えると、半田クリームが塗布される実装面が大きくなり、金属端子40と実装基板との間の接着強度が高まる。この結果、実装基板から磁性素子1が容易に脱落しない。また、半田フィレット形成部42は、金属端子40の一部を折り曲げ加工して形成されており、加工が容易であると共に、半田フィレット形成部42の面積を任意に増やせる。このため、磁性素子1全体の耐振動性が向上することを期待できる。
また、半田フィレット形成部42により、磁性素子1が実装基板に搭載される場合、実装部43と実装基板との間に塗布される半田クリ−ムだけで固定することはない。つまり、半田フィレット形成部42の外側と実装基板との間に半田フィレットが形成されるため、金属端子40が実装基板に実装される際の接続強度が更に高くなる。さらに、半田フィレット形成部42の幅が大きいほど、半田フィレットが形成される際における実装基板への半田の面積が大きく、接着強度も高くなるとともに、金属端子40の変形も抑えられる。このため、半田フィレット形成部42の幅は少なくとも固定部41の幅より大きい。
半田フィレット形成部42の幅を大きくするために、半田フィレット形成部42の末端45と切断面46との距離は0.5mm以下に形成される。この距離は、更に、0.35mm以下であることが好ましい。また、第1磁性コア20に対する金属端子40の位置ずれの影響を抑えるため、第2磁性コア30から流れ出た接着剤が半田フィレット形成部42の上端を越えて、外部に逃されるような設計が望ましい。
また、絡げ部44を半田処理する際に、半田が半田フィレット形成部42につかないようにする空隙61,62が存在する(図5B参照)。この空隙61,62は、絡げ部44の根元から半田フィレット形成部42の根元の先端までの間に存在しており、第1磁性コア20と第2磁性コア30、及び第2磁性コア30と金属端子40の間からはみ出した接着剤を収容し、絡げ部44に巻かれた末端11,12の断線を防ぐために存在する。この空隙61の幅は、0.5mm以上であることが望ましい。
実装部43は、巻軸23の軸方向とほぼ垂直な平面に板状に形成され、その下面は半田クリ−ム等の導電性接着材料が塗布されることにより実装基板に接続される。また、実装部43の上面には樹脂等の絶縁性接着剤が塗布されることにより、大鍔部22の下面に接合する。
このように、第1磁性コア20の大鍔部22の上に第2磁性コア30を設置することにより、第1磁性コア20及び第2磁性コア30を含むコイルセット全体が一体化される。また、金属端子40が第1磁性コア20と第2磁性コア30を固定できる。このため、磁性素子1全体の耐振動性が向上すると共に、第1磁性コア20及び第2磁性コア30並びに金属端子40の互いの接続強度が高くなる。
次に、磁性素子1の製造工程について説明する。
始めに、導線が巻回された第1磁性コア20と第2磁性コア30を組み合わせて接着する。次に、組み合わせた第1磁性コア20と第2磁性コア30を金属端子40に接着する。
その後、コイル10の末端11,12を互いに外向きに絡げ部44に絡げる。そして、末端11,12が絡げられた絡げ部44を半田接合して、磁性素子1を製造する。
以上説明した第1の実施の形態に係る磁性素子1によれば、第1磁性コア20と第2磁性コア30を組み合わせた後、第2磁性コア30を金属端子40に接着し、さらに固定部41により第2磁性コア30を金属端子40に固定することによって、磁性素子1を構成する各部品を強く固定することができる。このため、実装基板に実装された磁性素子1に機械振動が加わっても磁性素子1が容易に分解しない。また、予め第2磁性コア30に形成した切り欠け部31,32に、金属端子40の固定部41の折り曲げた先端を合わせて接着剤で接着するため、固定強度が一層高まる。
また、第2磁性コア30の側面37と半田フィレット形成部42の間に空隙51,52が存在することにより、第1磁性コア20に注入した接着剤のうち、余分な接着剤が空隙51,52に流れ込む。このため、接着剤が磁性素子1の外部に流れ出さないようにすることができる。
また、第2磁性コア30には、4つの切り欠け部38が形成され、これらの切り欠け部38からコイル10の末端11,12が引き出される。このため、コイル10のターン数を1/4、1/2及び3/4タ−ンずつ調整可能であり、磁性素子1の用途にコイル10のターン数を合わせやすくなる。
また、金属端子40には、半田フィレット形成部42を設けたことにより、半田フィレット形成部42の曲げ方向に対して垂直な方向に実装部43が曲がりにくくなる。また、実装部43は広い面積を有するため、実装基板に接する面積が大きくなる。また、半田フィレット形成部42により、実装基板に接続する際における半田フィレットが形成されやすく、実装基板への接続強度が一層増す。また、金属端子40は対称な2つの部品により構成されており、互いに離間することによって、十分に絶縁され、短絡を防いでいる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本考案の第2の実施の形態に係る磁性素子70の構成について説明する。本実施の形態では、コイル10が空芯コイルとして用いられる。
図6は、磁性素子70の構成例を示す斜視図である。
磁性素子70はコイル10、一面が開放された箱状の第1磁性コア71と、第1磁性コア71の開放された一面にはめ込まれる板状の第2磁性コア72及び金属端子74により構成されている。また、磁性素子70は、金属端子74は第2磁性コア72を固定する固定部73、磁性素子70が実装基板に接着される際の接着強度を高める半田フィレット形成部75、及び実装基板へ接続される実装部77を備える。そして、コイル10の両端を固定する絡げ部が形成された金属端子74に第1磁性コア71に収納されるコイルから延ばされた末端が絡げられる。
ここで上述した第1の実施の形態に係る絡げ部44に相当する箇所は、固定部73と一体化になっている。即ち、コイルの末端を絡げるための凹部76が固定部73に形成されている。この構成により、第1磁性コア71と、第2磁性コア72が一体になり、激しい振動に耐えられる。また、半田フィレット形成部75により、半田フィレット面積が増えるため、磁性素子70と実装基板間の接続強度も高くなるという効果が期待できる。
また、本考案は上述した実施の形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
1…磁性素子、10…コイル、20…第1磁性コア、21…小鍔部、22…大鍔部、23…巻軸、30…第2磁性コア、31…第1切り欠け部、32…第2切り欠け部、38…切り欠け部、40…金属端子、41…固定部、42…半田フィレット形成部、43…実装部、44…絡げ部、70…磁性素子

Claims (8)

  1. 所定回数で巻回されたコイルを有する第1磁性コアと、
    前記第1磁性コアに組み合わされる第2磁性コアと、
    前記コイル及び前記実装基板を接続する金属端子を備え、
    前記金属端子は、
    前記第1磁性コア及び前記第2磁性コアを組み合わせた状態で、前記第2磁性コアを固定する固定部を有する
    磁性素子。
  2. さらに、前記金属端子は、
    実装基板に接続される実装部と、
    前記第1磁性コア及び前記第2磁性コアの外壁に沿って形成され、前記実装基板との間で半田フィレットの形成を促す半田フィレット形成部とを有する
    請求項1に記載の磁性素子。
  3. 前記第1磁性コアは、前記コイルが巻かれる巻軸と、前記巻軸の両端のそれぞれに設けられ、直径が不等である第1の鍔部及び第2の鍔部を有し、
    前記第2磁性コアは、前記第1磁性コアを囲むリング状に形成され、前記第1磁性コアが有する前記巻軸が挿入された状態で前記第1の鍔部に置かれ、
    前記金属端子の前記実装部が前記第1磁性コアの前記第1の鍔部に接着され、前記金属端子の前記固定部は前記第2磁性コアの切り欠け部の高さまで形成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁性素子。
  4. 前記第1磁性コアに組み合わされた前記第2磁性コアの切り欠け部に前記固定部の先端が掛けられ、前記固定部が前記第1磁性コアに対する前記第2磁性コアの組み合わせ時における位置を保持する
    請求項1又は2に記載の磁性素子。
  5. 前記金属端子は、前記コイルの両端が絡げられる絡げ部を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁性素子。
  6. 前記絡げ部の根元と前記半田フィレット形成部の根元の間には、0.5mm以上の空隙が形成される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁性素子。
  7. 前記第2磁性コアの周壁には、前記切り欠け部の真下に、前記第2磁性コアの中心に向かって、凹部が形成されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁性素子。
  8. 前記コイルは空芯コイルであって、
    前記第1磁性コアは、前記コイルを収納し、一面が開放された箱形に形成され、
    前記第2磁性コアは、前記第1磁性コアの開放された前記一面を封止する蓋部として形成され、
    前記コイルの両端を固定する絡げ部が形成された前記金属端子に、前記第1磁性コアに収納される前記コイルから延ばされた末端が絡げられる
    請求項1記載の磁性素子。
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