JP2005228827A - 面実装型コイル部品およびその製造方法 - Google Patents

面実装型コイル部品およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 製品毎のコイル特性のばらつきを抑制しながら、簡単な構造でドラム型コアと金属板端子との接着強度を高めることができる面実装型コイル部品およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 面実装型コイル部品1は、柱状の胴部3と、該胴部3の両端に設けられた一対の鍔部2a,2bとを有するドラム型コア5と、胴部3に巻回された巻線4と、ドラム型コア5をその軸周りに包囲するように設けられた外装コア6と、ドラム型コア5の鍔部2bに接着剤12を介して接着された実装面接続用の一対の金属板端子7a,7bとを主として備えている。金属板端子7a,7bの鍔部2bとの接着面S,Sにはそれぞれエンボス加工が施されている。また、接着剤12には粒状フィラー13が含有されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器の回路基板に面実装される面実装型コイル部品およびその製造方法に関するものである。
一般に面実装型コイル部品は、巻線が巻回されたドラム型コアの底面に、リードフレームから得られる実装面接続用の一対の金属板端子が接着されている。金属板端子には、巻線および回路基板との半田づけ性を良好にするために半田めっき層が形成されている。しかし、巻線と金属板端子とを接続する際に半田層へ浸漬したり、完成した面実装型コイル部品を回路基板に実装する際にリフロー炉に通したりすると、その際に加わる熱により、めっき層の溶融や溶出が生じてしまい、ドラム型コアと金属板端子との接着強度が低下してしまう。そのため、完成した面実装型コイル部品に衝撃や振動などが加えられると、金属板端子からドラムコアがずれたり外れたりしてしまうおそれがある。そこで近年、携帯電話、デジタルカメラ、ハードディスク装置等の電子機器には、落下等による衝撃や振動に対して高い信頼性を有する面実装型コイル部品が要求されている。
かかる問題を解決するため、下記特許文献1には、ドラム型コアの底面に凹部を設け、該凹部に、金属板端子に形成された固着部と爪とを挿入したあと接着材で固着する手法が提案されている。
特開平9−148148号公報
しかしながら上記特許文献1に記載のものでは、構造が複雑となるため工法も煩雑となる。また、従来の面実装型コイル部品では、一般にその製造に際し、ドラム型コアをリードフレーム(金属板端子)に接着剤によって接着する。そのため、高さ方向の長さが接着剤の厚みに大きく左右され、製品間誤差(公差)が生じやすく、均一な面実装型コイル部品が得られないおそれがある。すると、製品間で巻線の長さや巻回数にばらつきが生じ、製品毎の直流抵抗値(Rdc)等のコイル特性を一定に維持することができなくなる。
本発明は、上記従来技術の有する問題に鑑みてなされたものであり、製品毎のコイル特性のばらつきを抑制しながら、簡単な構造でドラム型コアと金属板端子との接着強度を高めることができる面実装型コイル部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の面実装型コイル部品は、柱状の胴部と該胴部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するドラム型コアと、胴部に巻回された巻線と、鍔部の一方に接着剤を介して接着された実装面接続用の一対の金属板端子とを備え、金属板端子の鍔部との接着面にはエンボス加工が施されており、接着剤は粒状フィラーを含有していることを特徴とするものである。
本発明によれば、金属板端子の鍔部との接着面にエンボス加工が施されているため、接着面の表面には凹凸が形成されている。これにより、接着剤を介して接着された金属板端子と鍔部との接着強度が向上し、したがって、金属板端子とドラム型コアとの接着強度が向上する。また、接着剤には粒状フィラーが含まれているため、接着後の金属板端子と鍔部との間隔は、粒状フィラーの粒径とほぼ等しい長さに保たれる。これにより、製品間誤差が低減されるため、製品毎のコイル特性のばらつきが抑制される。
この場合、粒状フィラーは、エンボス加工により金属板端子の鍔部との接着面に形成された凹部よりも単位面積あたりの個数が多いことが好ましい。これにより、エンボス加工により形成された凹部の中にすべての粒状フィラーが入り込んで、接着後の金属板端子と鍔部との間隔が他の製品よりも小さくなる事態を防止することができる。したがって、より確実に製品間誤差を低減することができる。
また、鍔部の金属板端子との接着面における周縁部の少なくとも一部には段差が形成されていてもよい。この場合、金属板端子と鍔部とが接着剤を介して互いに押し付けられた際、接着剤の余剰分が鍔部の縁部方向に押し出されて鍔部の周縁部に形成された段差部分に蓄えられる。したがって、鍔部の周縁部付近には他の部位よりも接着剤層の厚みが大きい部位が形成されるため、より接着強度が向上される。なお、ここでいう「段差」には、断面が円弧状となっている場合も含まれる。
鍔部の金属板端子との接着面の周縁部は面取りされていることが好ましい。これにより、金属板端子と鍔部とが接着剤を介して互いに押し付けられた際、接着剤の余剰分が鍔部の縁部方向に押し出され、面取りされた部分と金属板端子とに挟まれた領域に蓄えられる。したがって、鍔部の周縁部付近に他の部位よりも接着剤層の厚みが大きくなる部分が形成されるため、より接着強度が向上される。
接着剤は、鍔部の金属板端子との接着面上にリング状に塗布されているのが好ましい。これにより、鍔部が金属板端子上で周方向に回転した場合であっても、接着剤が塗布されていない部位が金属端子上に位置することを防止でき、鍔部と金属板端子との間に配される接着剤の量を安定させることができる。このため、製品毎の接着強度をほぼ一定に維持することができ、品質を維持できると共に大量生産に適したものとすることができる。また、接着剤をリング状に塗布することにより、全面的に塗布した場合に生じ得る接着剤層の中央部分が凹んでしまう事態が防止されるため、接着剤の塗布量がばらつくことなく、鍔部上にほぼ均一な厚みで接着剤が塗布された状態とすることができる。
また、金属板端子の縁部の一部が実装面側に折り曲げられていることが好ましい。これにより、折り曲げられた縁部によってドラム型コアの実装面からの高さを精度良く規定することができると共に、巻線の両端を、金属板端子における鍔部が接着された面の裏面側に収納することができる。
本発明は、柱状の胴部と該胴部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するドラム型コアと、胴部に巻回された巻線と、鍔部の一方に接着された実装面接続用の一対の金属板端子とを備えた面実装型コイル部品の製造方法であって、(a)金属板端子の鍔部との接着面にエンボス加工を施す工程と、(b)粒状フィラーを含有した接着剤を用意する工程と、(c)鍔部と金属板端子とを接着剤を介して接着させる工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、金属板端子の鍔部との接着面にエンボス加工を施すことによって、接着剤を介して接着された金属板端子と鍔部との接着強度を向上させることができ、粒状フィラーを含有する接着剤を用いることによって、接着後の金属板端子と鍔部との間隔を、粒状フィラーの粒径とほぼ等しい長さに保つことができる。したがって、製品間誤差が低減され製品毎のコイル特性のばらつきが抑制された面実装型コイル部品を実現することができる。
この場合、粒状フィラーは、エンボス加工により金属板端子の鍔部との接着面に形成された凹部よりも単位面積あたりの個数を多くすることが好ましい。これにより、エンボス加工により形成された凹部の中にすべての粒状フィラーが入り込んで、接着後の金属板端子と鍔部との間隔が他の製品よりも小さくなる事態を防止することができため、より確実に製品間誤差を低減することができる。
また、鍔部の金属板端子との接着面における周縁部の少なくとも一部に段差を形成することが好ましい。この場合、金属板端子と鍔部とが接着剤を介して互いに押し付けられた際、接着剤の余剰分が鍔部の縁部方向に押し出されて鍔部の周縁部に形成された段差部分に蓄えられる。したがって、鍔部の周縁部付近には他の部位よりも接着剤層の厚みが大きい部位が形成されるため、より接着強度が向上される。
鍔部の金属板端子との接着面の周縁部を面取りするのが好ましい。これにより、金属板端子と鍔部とが接着剤を介して互いに押し付けられた際、接着剤の余剰分が鍔部の縁部方向に押し出され、面取りされた部分と金属板端子とに挟まれた領域に蓄えられる。したがって、鍔部の周縁部付近に他の部位よりも接着剤層の厚みが大きくなる部分が形成されるため、より接着強度が向上される。
接着剤を鍔部の金属板端子との接着面上にリング状に塗布することが好ましい。これにより、鍔部が金属板端子上で周方向に回転した場合であっても、接着剤が塗布されていない部位が金属端子上に位置することを防止でき、鍔部と金属板端子との間に配される接着剤の量を安定させることができる。このため、製品毎の接着強度をほぼ一定に維持することができ、品質を維持できると共に大量生産に適したものとすることができる。また、接着剤をリング状に塗布することによって、全面的に塗布した場合に生じ得る接着剤層の中央部分が凹んでしまう事態が防止されるため、接着剤が鍔部上に均一な厚みで塗布される。
金属板端子の縁部の一部を実装面側に折り曲げる工程を含むことが好ましい。これにより、折り曲げられた縁部によってドラム型コアの実装面からの高さを精度良く規定することができると共に、巻線の両端を、金属板端子における鍔部が接着された面の裏面側に収納することができる。
本発明によれば、面実装型コイル部品およびその製造方法において、金属板端子におけるドラム型コアの鍔部との接着面にエンボス加工を施すと共に、粒状フィラーを含有する接着剤を用いて金属板端子と上記鍔部とを接着しているため、簡単な構造でドラム型コアと金属板端子との接着強度を高め、製品毎のコイル特性のばらつきを抑制することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る面実装型コイル部品1を示す斜視図であり、図2は、図1に示す面実装型コイル部品1の外装コア6を除いた状態を示す斜視図である。面実装型コイル部品1は、プリント配線板等にリフローハンダ付け等で面実装された上で、携帯電話、デジタルカメラ、ハードディスク装置等の電子機器に適用され、例えば電源用SMD(Surface Mount Device)コイル部品やDCDCコンバータ用チョークコイル部品などとして使用されるものである。
面実装型コイル部品1は、柱状の胴部3(図3,4参照)と、該胴部3の両端に設けられた一対の鍔部2a,2bとを有するドラム型コア5と、胴部3に巻回された巻線4と、ドラム型コア5をその軸周りに包囲するように設けられた外装コア6と、ドラム型コア5の鍔部2bに接着された実装面接続用の一対の金属板端子7a,7bとを主として備えている。
ドラム型コア5は、例えばNi−Cu−Zn系の磁性材料で形成され、巻線4が捲回される円柱状の胴部3と、この胴部3の軸方向両端に設けられた円板状の一対の鍔部2a,2bとから構成されている。円柱状の胴部3の軸中心と円板状の鍔部2a,2bの軸中心とは一致している。
巻線4は、銅線に絶縁用のウレタン被膜を施したものであり、両先端部においては金属板端子7a,7bとの導通を図るためにウレタン被膜が除去されている。巻線4の両端は、金属板端子7a,7bにおける鍔部2bが接着された面S,Sの裏面側に配されている。なお、本実施形態では、巻線4は胴部3に一方向に巻かれているが、いわゆるクロスワイズ法で胴部3に巻かれてもよい。また、巻線4は、平角形状のもの(断面が長方形)でも丸線タイプのものであっても適用可能である。
外装コア6は、ドラム型コア5と同様に、例えばNi−Cu−Zn系の磁性材料で形成することができ、ドラム型コア5との間にコアギャップ8を介して配置されている。この外装コア6の内壁面は、コアギャップ8を周方向に沿ってほぼ一定にするために、ドラム型コア5の外周面に対応させて凹曲面を構成している。ドラム型コア5及び外装コア6間の隙間であるコアギャップ8は、コイル特性を左右するものである。
金属板端子7a,7bは、例えばリン青銅等の銅合金で形成され、後述するリードフレーム20を切断して得られる。この一対の金属板端子7a,7bは、長尺形状を有し、略平行な状態でドラム型コア5の鍔部2bに、後述する接着剤12を介して接着されている。また、金属板端子7a,7bの縁部17a,17aおよび17b,17bは、互いに対向するように実装面側に折り曲げられている。縁部17a,17aおよび17b,17bの延在方向(図中Y方向)は略平行になっており、面実装型コイル部品1が実装面に安定して実装されるようになっている。なお、本実施形態では、金属板端子7a,7bの両端に位置する一対の縁部17a,17aおよび17b,17bは、金属板端子7a,7bの断面が略U字状となるように折り曲げられているが、金属板端子7a,7bのそれぞれ一方(片側)の縁部17a,17bが実装面側に折り曲げられていてもよい。
図3は、ドラム型コア5と金属板端子7a,7bとが接着された状態を示す透視平面図であり、図4は、図3のIV−IV線断面図である。なお、図3,4では、ドラム型コア5金属板端子7a,7bの見やすさを考慮して巻線4を省略している。
図3に示すように、金属板端子7a,7bの鍔部2bとの接着面S,Sには、それぞれ複数の凹部10が所定の配列ピッチで形成されている。
図5(a)は凹部10の平面図であり、図5(b)は凹部10のV−V線断面図である。凹部10は、金属板端子7a,7bの表面にエンボス加工を施すことにより、例えば図5に示すような四角錐形状に形成される。この場合凹部10は、例えば各種寸法を0.04mm四方、深さ0.02mm程度とし、配列ピッチを0.2mmとして形成される。また、金属板端子7a,7bの表面に対する密度(エンボス加工密度)は、例えば3〜5%とする。なお、凹部10の形状は、四角錐形状に限られるものではなく、円錐や三角錐等の他の錐体状であったり、略半球状や矩形状などであってもよい。
再び図3,4を参照して、鍔部2bにおける金属板端子7a,7bと接触する面Sの周縁部には、全周に渡って段差11が形成されている。この段差11は、例えば高さ0.05mm、幅0.10mm程度に形成される。そして、この段差11により、鍔部2bと金属板端子7a,7bとの間には、金属板端子7a,7bとの距離が他の部位よりも大きくなる領域が作成される。なお、本実施形態では、図3.4に示すように鍔部2aの面Sの周縁部にも同様に段差11が形成されている。これは、ドラム型コア5を金属板端子7a,7bに接着する際、どちらの鍔部を金属板端子7a,7bに接着した場合であっても、金属板端子7a,7bとの距離が他の部位よりも大きくなる領域を作成できるようにするためである。
図6は、図4中の領域Aを示す拡大図である。また、鍔部2bは、接着剤12を介して金属板端子7a(7b)と接着されている。このとき、接着剤12は、段差11と金属板端子7a,7bとの間の領域にも配されている(図3の斜線部C参照)。接着剤12は、エポキシ樹脂を主成分とし、炭酸カルシウム(CaCO)やガラスビーズ等の粒状フィラー13をさらに含有している。また、ジシアンジアミド等の硬化剤が含まれている。
粒状フィラー13は、例えば20μm程度の粒径を有しており、金属板端子7a,7bに形成された凹部10よりも単位面積あたりの個数が多くなるように接着剤12に含有されている。これにより、すべての粒状フィラー13が凹部10に嵌り込むことがなく、鍔部2bと金属板端子7a,7bとの距離が常に粒状フィラー13の粒径に保たれる。したがって、製品間の誤差が防止される。
次に、本実施形態に係る面実装型コイル部品1の製造方法について図7〜図12を参照して説明する。
まず、一対のリード端子20a,20bが一体的に複数設けられたリードフレーム20を用意する。リード端子20a,20bは、上述した金属板端子7a,7bに相当するものである。リードフレーム20は、リン青銅等の銅合金で形成する。
リードフレーム20のリード端子20a,20bには、予め略U字状断面をなすように曲げ加工を施し、それぞれの縁部17a,17aおよび17b,17bを実装面側に折り曲げる。また、リード端子20a,20bの鍔部2bとの接着面には、エンボス加工を予め施し、上述した複数の凹部10を形成する。
そして、図7(a)に示すように、このリード端子20a,20bの実装面側とは反対側の面に、ドラム型コア5の一方の鍔部2bを接着剤12によって接着する。このとき、ドラム型コア5の鍔部2bには、図11に示すように、接着剤12(斜線部)がリング状に塗布されている。接着剤の硬化条件は、例えば、温度が150〜160°Cで時間が30〜60分である。接着剤12には、硬化剤と共に予め炭酸カルシウム(CaCO)等の粒状フィラー13を含有させる。粒状フィラー13は、その平均粒径が例えば、15〜25μmであるのが望ましいが、凹部10が0.04mm四方、深さ0.02mm程度、配列ピッチ0.2mmである場合に対し、平均粒径を例えば20μm、接着剤12中に占める含有量を例えば47重量%とする。
接着剤12は、リード端子20a,20b上に鍔部2bを接着するときの押圧によって、図11中の矢印方向に引き延ばされる。このとき、鍔部2bの縁部へと押し出された接着剤12の一部は、図6に示すように、周縁部に形成された段差11に蓄えられる。これにより、接着剤層の厚みが大きくなり、リード端子20a,20bと鍔部2bとの接着強度が数倍に向上する。
接着剤12は、図12(a)に示すように、例えば、リング状のメッシュ23が取り付けられた製版(テトロン)24を用いて鍔部2bに塗布する。メッシュ23の目開き寸法は、例えば80μm程度である。製版24の下にはドラム型コア5を配置し、製版24のメッシュ23以外の場所に接着剤12を配置する。そして、接着剤12をスキージ25によってスライド移動させメッシュ23上を通過させる。これにより、図12(a)に示すように、接着剤12はメッシュ23を通過して下に落下し、鍔部2bの面Sにリング状に塗布される。このときの接着剤12の層厚は製版24の厚みに相当し、例えば25μm程度である。
このように接着剤12がリング状に塗布されることにより、ドラム型コア5が例えば搬送する際の振動や揺れにより鍔部2bの周方向に回転した場合であっても、接着剤12が塗布されていない部位が金属板端子7a,7b上に位置してしまうといった事態を防止することができる。このため、鍔部2bと金属板端子7a,7bとの間に配される接着剤12の量を安定させることができる。また、例えば、円形等のメッシュを用いて鍔部2bの面Sに全面的に塗布すると、図12(c)に示すように、中央部分が凹み、接着剤12の層厚が均一にならないおそれがある。リング状のメッシュ23を用いることにより、図12(d)に示すように、層厚がほぼ均一となり、接着剤12の塗布量のばらつきを抑制することができる。
次に、リード端子20a,20bにドラム型コア5を接着した後、図7(b)に示すように、リードフレーム20をドラム型コア5が1ピッチおきに配列するように各部位を切断して二分する。リードフレーム20が二分された状態を図7(c)に示す。なお、図7(b),(c)は、ドラム型コア5が接着された側とは反対側(図7(a)の下側)から見た状態を示している。
次に、巻線機21により、図8(a)に示すように、ドラム型コア5の胴部3に巻線4を巻回した後、図8(b)に示すように、一対の巻線4の端末4a,4bを各々リード端子20a,20bの裏面側に引き回して切断する。
次に、図8(c)に示すように、リード端子20a,20bの裏面側(ドラム型コア5とは反対側)に鉛フリー半田22を浸ける(ディップする)半田揚げを行い、リード端子20a,20bと巻線4の端末4a,4bとをそれぞれ継線する(電気的、機械的に接続する)。
続いて、図9(a)に示すように、リード端子20a,20bの基端部位に(鉛フリー半田22有無の境界部位)にV字型の溝を形成するVカット加工を施す。そして、図9(b)に示すように、複数の外装コア6をドラム型コア5と同じ配列ピッチで整列させる。各外装コア6には、四隅に接着剤23を塗布する。この接着剤23は、リード端子20a,20bと接着するためのものであるが、製品間での高さの違い等の誤差を低減するため、上述した接着剤12と同じものを用いてもよい。
そして、図9(c)に示すように、整列させた外装コア6にそれぞれドラム型コア5に装着されるように組み付けた後、接着剤23を硬化させ、外装コア6とリード端子20a,20bとを接着する。その後、外装コア6とドラム型コア5との上面にフェライト粉末を塗布した後、その表面に、インダクタンス値、極性表示等を捺印する(図10(a)参照)。そして、図10(b)に示すように、Vカット加工された部位でリード端子20a,20bを切り離すことにより、図1に示す面実装型コイル部品1が複数個得られる。
以上のような本実施形態に係る面実装型コイル部品1は、金属板端子7a,7bの鍔部2bとの接着面Sにエンボス加工による凹凸パターンが形成されている。このため、接着剤12を介在させて金属板端子7a,7bと鍔部2bとを接着させたときの接着強度が向上する。さらに、接着剤12には、粒状フィラー13が含有されているため、金属板端子7a,7bと鍔部2bとの接着後の間隔が粒状フィラー13の粒径に保持される。これにより、製品間誤差が低減されるため、製品毎のコイル特性のばらつきが抑制される。なお、粒状フィラー13は、接着剤12の粘度調整としての機能をも有している。
また、金属板端子7a,7bの両端に位置する一対の縁部17a,17aおよび17b,17bが、金属板端子7a,7bの断面が略U字状となるようにそれぞれ折り曲げられている。このため、ドラム型コア5の実装面からの高さを精度良く保つことができると共に、容易な工程および簡単な構造でもって、巻線4の端末4a,4bを金属板端子7a,7bの裏面側に収納することができる。
ところで、本発明の面実装型コイル部品1によれば、巻線4の端末4a,4bを金属板端子7a,7bの裏面側に引き回したとき、巻線4の長さを一律に制御し、その長さ管理を安定して行うことができる。なぜなら、上述したように、接着剤12に粒状フィラー13が含有されていることよって、接着後の金属板端子7a,7bと鍔部2bとの間隔、つまりはドラム型コア5と実装面との間隔が各製品間で一律に保たれるからである。本発明の巻線4では、リードフレーム20上に形成されるどの面実装型コイル部品1でもほぼ同じ長さのものを使用している(例えば、10.028mmで統一。)。したがって、巻線4の長さが一律に制御され、その長さ管理が安定して行われることにより、各面実装型コイル部品1の抵抗成分もほぼすべて同じにすることができる。このため、製品間誤差(公差)が非常に小さい面実装型コイル部品1を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、鍔部2bにおける金属板端子7a,7bと接触する面Sの周縁部の全周に段差11を形成しているが、面Sの周縁部の一部に段差11を形成してもよい。
また、面Sの周縁部を面取りした構造としてもよい。これにより、段差11を形成した場合と同様に、金属板端子7a,7bと鍔部2bとが接着剤12を介して互いに押し付けられた際、接着剤12の余剰分が鍔部2bの縁部方向に押し出され、面取りされた部分と金属板端子7a,7bとに挟まれた領域に蓄えられる。このため、鍔部2bの周縁部付近に他の部位よりも接着剤層の厚みが大きくなる部分が形成されるため、金属板端子7a,7bと鍔部2bの接着強度がより向上される。
以下、実施例および比較例を挙げ、図13〜図20を参照して本発明に係る面実装型コイル部品の内容をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。以下に示す接着強度は、金属板端子が接着されていない鍔部を台座に固定し、その状態で、金属板端子が接着された鍔部の端部に台座と離隔する方向の引張り荷重を加え、金属板端子と鍔部とが剥離したときの荷重を測定することにより決定している。
なお、以下に示す実施例および比較例の面実装型コイル部品の各種寸法は以下の通りである。すなわち、外装コアでは、縦4.00mm、横4.00mm、高さ(厚み)1.80mmであり、ドラム型コアでは、円板状鍔部が径2.80mm、厚み0.35mm、円柱状胴部が径1.50mm、軸方向長さ1.50mmであり、金属板端子では、厚み0.30mmである。また、接着剤には粒状フィラーが含有されているが、見やすくするため図では省略している。
(比較例1)
図13は、比較例1に係る面実装型コイル部品の一部を示す部分拡大図であり、図14は、図13に示す面実装型コイル部品についての接着剤厚みと接着強度との関係を示す図ある。
本比較例1では、図13に示すような金属板端子33と鍔部31との接着面にエンボス加工が施されていない面実装型コイル部品を用いて、接着剤32の層厚L(μm)を変化させたときの接着強度(gf)の変化を調べた。
測定の結果、図14に示すように、接着剤の層厚Lが大きくなるにしたがい、接着強度は増加するが、接着剤の層厚Lが60μmを超えると増加量が少なくなり約300(gf)程度の接着強度で推移する。このため、接着剤の層厚Lは、60〜80μmに設定することが最適となることが確認された。
(実施例1)
図15は、実施例1係る面実装型コイル部品の一部を示す部分拡大図であり、図16は、図15に示す面実装型コイル部品についての段差と接着強度との関係を示す図ある。
本実施例1では、図15に示すような鍔部41の円周部に段差44が形成された面実装型コイル部品を用いて、段差幅D(mm)を変化させたときの接着強度(gf)の変化を測定した。なお、本実施例1においても、金属板端子43と鍔部41との接着面にエンボス加工は施されていない。また、接着剤42の層厚Lは、20μmとした。
測定の結果、図16に示すように、段差幅Dが大きくなるにしたがい、接着強度は増加するが、段差幅Dが0.10〜0.15mm程度になると増加量が少なくなり約300〜320(gf)程度の接着強度で推移することが確認された。
(実施例2)
図17は、実施例2に係る面実装型コイル部品の一部を示す部分拡大図であり、図18は、図17に示す面実装型コイル部品についてのエンボス加工密度(金属板端子の表面に対する凹部55の密度)と接着強度との関係を示す図ある。
本実施例2では、図17に示すように、金属板端子53と鍔部51との接着面にエンボス加工が施された(凹部55が形成された)面実装型コイル部品を用いて、エンボス加工密度(%)を変化させたときの接着強度(gf)の変化を測定した。なお、本実施例2では、鍔部51の円周部に段差は形成されていない。また、接着剤52の層厚Lは、20μmとした。
測定の結果、図18に示すように、エンボス加工密度(%)が高くなるにしたがい、接着強度は増加することが確認された。エンボス加工密度(%)は、4%で接着強度が300(gf)に近くなり、6%以降では300(gf)を超え、8%では310(gf)に達することが確認された。
(実施例3)
図19は、段差66とエンボス加工による凹部65とが形成された面実装型コイル部品の一部を示す部分拡大図であり、図20は、段差とエンボス加工による凹部との双方とも形成されていない面実装型コイル部品と、エンボス加工による凹部は形成されておらず段差幅0.15mmの段差が形成された面実装型コイル部品と、図19に示す面実装型コイル部品との接着強度を比較した図である。
図20に示すように、段差66とエンボス加工による凹部65との双方が形成された面実装型コイル部品では、段差のみが形成されたものより約80(gf)ほど接着強度が高くなり、段差とエンボス加工による凹部との双方とも形成されていないものと比較した場合には、2倍以上の接着強度が得られることが確認された。
本発明に係る面実装型コイル部品の外装コアを除いた状態を示す斜視図である。 図1に示す面実装型コイル部品の外装コアを除いた状態を示す斜視図である。 ドラム型コアと金属板端子とが接着された状態を示す透視平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図5(a)は凹部の平面図であり、図5(b)は凹部のV−V線断面図である。 図4中の領域Aを示す拡大図である。 本実施形態に係る面実装型コイル部品の製造工程を示す図である。 本実施形態に係る面実装型コイル部品の図7に続く製造工程を示す図である。 本実施形態に係る面実装型コイル部品の図8に続く製造工程を示す図である。 本実施形態に係る面実装型コイル部品の図9に続く製造工程を示す図である。 鍔部の接着剤が塗布された面を示す図である。 鍔部への接着剤塗布工程を示す図である。 本発明の比較例1に係る図である。 本発明の比較例1に係る図である。 本発明の実施例1に係る図である。 本発明の実施例1に係る図である。 本発明の実施例2に係る図である。 本発明の実施例2に係る図である。 本発明の実施例3に係る図である。 本発明の実施例3に係る図である。
符号の説明
1…面実装型コイル部品、2a,2b…鍔部、3…胴部、4…巻線、5…ドラム型コア、6…外装コア、7a,7b…金属板端子、10…凹部、11…段差、12…接着剤、13…粒状フィラー、17a,17b…縁部、20…リードフレーム、20a,20b…リード端子(金属板端子)、31…鍔部、32…接着剤、33…金属板端子、41…鍔部、42…接着剤、43…金属板端子、43…鍔部、44…段差、51…鍔部、52…接着剤、53…金属板端子、53…鍔部、55…凹部、65…凹部、66…段差。

Claims (12)

  1. 柱状の胴部と該胴部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するドラム型コアと、
    前記胴部に巻回された巻線と、
    前記鍔部の一方に接着剤を介して接着された実装面接続用の一対の金属板端子とを備え、
    前記金属板端子の前記鍔部との接着面にはエンボス加工が施されており、
    前記接着剤は粒状フィラーを含有していることを特徴とする面実装型コイル部品。
  2. 前記粒状フィラーは、前記エンボス加工により前記金属板端子の前記鍔部との接着面に形成された凹部よりも単位面積あたりの個数が多いことを特徴とする請求項1記載の面実装型コイル部品。
  3. 前記鍔部の前記金属板端子との接着面における周縁部の少なくとも一部には段差が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の面実装型コイル部品。
  4. 前記鍔部の前記金属板端子との接着面の周縁部は面取りされていることを特徴とする請求項1または2記載の面実装型コイル部品。
  5. 前記接着剤は、前記鍔部の前記金属板端子との接着面上にリング状に塗布されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の面実装型コイル部品。
  6. 前記金属板端子の縁部の一部が実装面側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の面実装型コイル部品。
  7. 柱状の胴部と該胴部の両端に設けられた一対の鍔部とを有するドラム型コアと、前記胴部に巻回された巻線と、前記鍔部の一方に接着された実装面接続用の一対の金属板端子とを備えた面実装型コイル部品の製造方法であって、
    (a)前記金属板端子の前記鍔部との接着面にエンボス加工を施す工程と、
    (b)粒状フィラーを含有した接着剤を用意する工程と、
    (c)前記鍔部と前記金属板端子とを前記接着剤を介して接着させる工程と、
    を含むことを特徴とする面実装型コイル部品の製造方法。
  8. 前記粒状フィラーは、前記エンボス加工により前記金属板端子の前記鍔部との接着面に形成された凹部よりも単位面積あたりの個数を多くすることを特徴とする請求項7記載の面実装型コイル部品の製造方法。
  9. 前記鍔部の前記金属板端子との接着面における周縁部の少なくとも一部に段差を形成することを特徴とする請求項7または8記載の面実装型コイル部品の製造方法。
  10. 前記鍔部の前記金属板端子との接着面の周縁部を面取りすることを特徴とする請求項7または8記載の面実装型コイル部品の製造方法。
  11. 前記接着剤を前記鍔部の前記金属板端子との接着面上にリング状に塗布することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項記載の面実装型コイル部品の製造方法。
  12. 前記金属板端子の縁部の一部を実装面側に折り曲げる工程を含むことを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項記載の面実装型コイル部品の製造方法。
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